JP2010201463A - ダイ - Google Patents

ダイ Download PDF

Info

Publication number
JP2010201463A
JP2010201463A JP2009049492A JP2009049492A JP2010201463A JP 2010201463 A JP2010201463 A JP 2010201463A JP 2009049492 A JP2009049492 A JP 2009049492A JP 2009049492 A JP2009049492 A JP 2009049492A JP 2010201463 A JP2010201463 A JP 2010201463A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
die
punch
workpiece
contact surface
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009049492A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5277024B2 (ja
Inventor
Yukio Takahashi
行雄 高橋
Hidekatsu Kawasaki
秀勝 川崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amada Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
Priority to JP2009049492A priority Critical patent/JP5277024B2/ja
Publication of JP2010201463A publication Critical patent/JP2010201463A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5277024B2 publication Critical patent/JP5277024B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

【課題】厚板を折曲げ対象とするダイにおいて、パンチと直接当接して原点位置決めを行うことのできるダイを提供する。
【解決手段】ダイ本体3に備えたV溝9の上部に、板状のワークWの折曲げ加工時にワークWと接触する傾斜した円滑なワーク接触面11A,11Bを前記V溝9内に突出して備えたダイ1であって、前記V溝9の底部に、パンチ先端を当接するためのV字形状のパンチ先端当接面15を備え、このパンチ先端当接面15における傾斜面15A,15Bは、前記ワーク接触面11A,11Bと同一平面の傾斜面17A,17Bに形成してあり、前記ワーク接触面11A,11Bの硬度よりも前記パンチ先端当接面15の硬度を小さくしてあり、前記ワーク接触面11A,11Bの幅寸法よりも前記パンチ先端当接面15における傾斜面15A,15Bの幅寸法を小さく形成してある。
【選択図】図1

Description

本発明はダイに係り、さらに詳細には、板厚が3.0mm〜12.0mm程度の厚板を折曲げ対象とするダイであって、ダイ本体に備えたV溝の底部に、上下の金型(パンチ,ダイ)の原点位置決め時に、パンチの先端部を当接するためのパンチ先端当接面を備えたダイに関する。
上下の金型(パンチ,ダイ)を備えたプレスブレーキによって板状のワークの折曲げ加工を行うとき、ダイに備えたV溝に対するワークの押し込み量を検知するために、ダイに対するパンチの相対的な位置の検出が行われている。ところで、ダイ上に載置したワークの上面にパンチ下端部が当接したことを検知し、この当接位置を基準としてダイのV溝に対するワークの押し込みを行ってワークの折曲げ加工を行う場合がある。プレスブレーキによるワークの折曲げ加工においては、プレスブレーキのフレームの撓みを考慮しなければならないので、より正確な折曲げ加工を行うには、ダイに対するパンチの相対的な位置を制御するために、プレスブレーキにおけるフレームの撓み(歪み)を考慮してパンチ,ダイの原点位置を予め設定する必要がある。
そこで、パンチとダイとを係合した状態において加圧し、プレスブレーキのフレームに予め所定の撓み(歪み)を生じさせた状態でのパンチ,ダイの係合位置をパンチ,ダイの原点位置とすることが行われている。ところが、上記方法は、折曲げ対象とする板状のワークが薄い場合(3.0mm以下の板材)に使用するパンチ,ダイの場合である。薄板を折曲げ対象とするダイにおけるV溝の傾斜面は全面に亘って研削加工してあるものの、厚板を折曲げ対象とするダイは、ダイ自体が大型化することは勿論のこと、V溝の加工精度向上及び加工の容易性等を考慮して、V溝の上部に円滑なワーク当接面を備えた構成であって、このワーク当接面の下側には逃げが形成してある。したがって、上記ダイにおけるV溝の底部へパンチの先端を係合して原点位置を設定することはできないものであった。
しかし、プレスブレーキのNC化が進むにつれて上下の金型を係合しての原点位置の設定が必要であるので、原点位置設定用の治具が提案されている(例えば特許文献1参照)。
実開昭57−189618号公報
上記特許文献1に記載の構成は、上面に小さなV溝を備えた治具を、厚板を対象とするダイにおけるV溝に係合し、このダイのV溝の底部と前記治具のV溝の底部とが同一の垂直面に一致するように設定し、この治具のV溝にパンチ先端を係合し、この係合した位置を仮原点として補正を行うものである。したがって、治具の管理が厄介であると共に、補正が厄介であるという問題がある。
本発明は、前述のごとき従来の問題に鑑みてなされたもので、ダイ本体に備えたV溝の上部に、板状のワークの折曲げ加工時にワークと接触する傾斜した円滑なワーク接触面を前記V溝内に突出して備えたダイであって、前記V溝の底部に、パンチ先端を当接するためのV字形状のパンチ先端当接面を備え、このパンチ先端当接面における傾斜面は、前記ワーク接触面と同一平面の傾斜面に形成してあることを特徴とするものである。
また、前記ダイであって、前記ワーク接触面の硬度よりも前記パンチ先端当接面の硬度を小さくしてあることを特徴とするものである。
また、前記ダイであって、前記ワーク接触面の幅寸法よりも前記パンチ先端当接面における傾斜面の幅寸法を小さく形成してあることを特徴とするものである。
本発明によれば、ダイ本体におけるV溝の底部に備えたパンチ先端当接面にパンチ先端を直接当接して原点位置の設定を行うことができる。したがって、前述したごとき従来の問題を解消することができるものである。
本発明の実施形態に係るダイ及び当該ダイとパンチとの係合状態を示す説明図である。
図1を参照するに、本発明の実施形態に係るダイ1は、プレスブレーキにおける下部テーブル(図示省略)に装着して厚板の折曲げ加工に使用されるものであって、ダイ本体3を備えている。上記ダイ本体3の下面には、プレスブレーキにおける下部テーブル又は下部テーブルに取付けたダイ支持部材(図示省略)への取付部5を備えており、上面には厚板であるワークWを載置支持する上面7が水平に形成してある。また、前記ダイ本体3の上面には、パンチPと協働して前記ワークWをV字形状に折曲げるためのV溝9が形成してある。
前記V溝9の上部には、前記ワークWの折曲げ加工時にワークWと接触する傾斜した円滑な一対のワーク接触面11A,11Bが対称形に形成してある。上記ワーク接触面11A,11Bの上縁は前記上面7に接続してある。そして、上記ワーク接触面11A,11Bの下側すなわちV溝9の底部側には、ワーク接触面11A,11Bの下縁に接続して窪んだ逃げ部13がそれぞれ形成してある。したがって、前記ワーク接触面11A,11Bは、逃げ部13を形成したことにより、V溝9内へ相対的に突出した形態である。
前記V溝9の底部には、パンチPの先端を直接当接するためのパンチ先端当接面15をV字形状に形成してある。このパンチ先端当接面15の一方の傾斜面15Aは、前記一方のワーク接触面11Aと同一平面17Aの傾斜面に形成してあり、他方の傾斜面15Bは、前記他方のワーク接触面11Bと同一平面17Bの傾斜面に形成してある。
そして、前記ワーク接触面11A,11Bは耐摩耗性の向上を図るために焼入れなどの表面処理が行われており、このワーク接触面11A,11Bの硬度は前記パンチ先端当接面15の硬度よりも大きくしてある。上記ワーク接触面11A,11B及びパンチ先端当接面(傾斜面15A,15Bを含む面)15はそれぞれ研削加工によって円滑な傾斜面に形成してある。そして、上記研削加工時の研削加工が容易であるように、またワークWとの接触面積が大きくなるように、前記ワーク接触面11A,11Bの傾斜方向の幅寸法は、前記パンチ先端当接面15における傾斜面15A,15Bの傾斜方向の幅寸法よりも大きく形成してある。
上記構成により、プレスブレーキにおける上部テーブルにパンチPを装着し、かつ下部テーブルにダイ本体3を装着して厚板(3.0mm〜12.0mmの板材)の折曲げ加工を行うに先立って、パンチPの先端部(下端部)を、ダイ本体3におけるV溝9の底部に備えたV字形状のパンチ先端当接面15に直接当接係合し、原点位置決めを行うときの所定の加圧力でもって加圧した状態に保持し、この状態において、例えばリニアエンコーダなどのごとき適宜の位置検出装置によって、ダイ1に対するパンチPの相対的な位置を検知することにより、パンチPとダイ1とを係合し加圧した状態での原点位置決めを行うことができるものである。
前記説明より理解されるように、ダイ本体3におけるV溝9の底部に備えたV字形状のパンチ先端当接面15に対してパンチPの先端部を直接当接して原点位置決めを行うものであるから、例えばパンチPの先端部の形状が異なる場合であっても容易に対応して原点位置決めを行うことができるものである。
また、前記ダイ本体3において、V溝9の底部に形成したV字形状のパンチ先端当接面15の硬度よりも、V溝9の上部に形成したワーク接触面11A,11Bの硬度を大きくしてあるから、例えばダイ本体3の母材として予め硬度を調質した調質材を使用する場合、前記ワーク接触面11A,11Bの部分のみの焼入れ等の処理を行えばよいこととなり、その製造が容易なものである。
また、ワーク接触面11A,11Bとパンチ先端当接面15の各傾斜面15A,15Bは同一の傾斜した平面17A,17Bにあり、しかもワーク接触面11A,11Bの傾斜方向の幅寸法よりも、パンチ先端当接面15の各傾斜面15A,15Bの傾斜方向の幅寸法が小さく形成してある。したがって、例えばそろばんの玉状の回転研削工具によってワーク接触面11A,11B及びパンチ先端当接面15の各傾斜面15A,15Bを同時に研削加工するとき、傾斜した平面17A,17Bの全面の研削を行う場合よりも負荷が小さいことは勿論のこと、前記研削工具の回転軸心からの径が大きくかつ次第に薄肉になる部分での研削負荷を小さく抑制することができるものである。
1 ダイ
3 ダイ本体
5 取付部
7 上面
9 V溝
11A,11B ワーク接触面
13 逃げ部
15 パンチ先端当接面
15A,15B 傾斜面
17A,17B 平面

Claims (3)

  1. ダイ本体に備えたV溝の上部に、板状のワークの折曲げ加工時にワークと接触する傾斜した円滑なワーク接触面を前記V溝内に突出して備えたダイであって、前記V溝の底部に、パンチ先端を当接するためのV字形状のパンチ先端当接面を備え、このパンチ先端当接面における傾斜面は、前記ワーク接触面と同一平面の傾斜面に形成してあることを特徴とするダイ。
  2. 請求項1に記載のダイであって、前記ワーク接触面の硬度よりも前記パンチ先端当接面の硬度を小さくしてあることを特徴とするダイ。
  3. 請求項1又は2に記載のダイであって、前記ワーク接触面の幅寸法よりも前記パンチ先端当接面における傾斜面の幅寸法を小さく形成してあることを特徴とするダイ。
JP2009049492A 2009-03-03 2009-03-03 ダイ Expired - Fee Related JP5277024B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009049492A JP5277024B2 (ja) 2009-03-03 2009-03-03 ダイ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009049492A JP5277024B2 (ja) 2009-03-03 2009-03-03 ダイ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010201463A true JP2010201463A (ja) 2010-09-16
JP5277024B2 JP5277024B2 (ja) 2013-08-28

Family

ID=42963484

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009049492A Expired - Fee Related JP5277024B2 (ja) 2009-03-03 2009-03-03 ダイ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5277024B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012125810A (ja) * 2010-12-15 2012-07-05 Toyota Motor Corp プレス装置およびプレス方法
JP2013018024A (ja) * 2011-07-11 2013-01-31 Toyota Motor Corp 電動式成形加工機及び、電動式成形加工機の作業原点確立方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57189618U (ja) * 1981-05-26 1982-12-01
JPH091243A (ja) * 1995-06-20 1997-01-07 Amada Metrecs Co Ltd ベンディング金型およびその金型に焼入れを行う金型焼入れ方法並びにその装置
JPH105874A (ja) * 1996-06-28 1998-01-13 Amada Metrecs Co Ltd プレスブレーキ用ダイおよびそのダイに被せるカバー並びにその取付け方法
JP2003191018A (ja) * 2001-12-25 2003-07-08 Amada Co Ltd 曲げ加工方法及びその装置
JP2007105765A (ja) * 2005-10-14 2007-04-26 Komatsu Sanki Kk プレスブレーキ用パンチおよびダイ

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57189618U (ja) * 1981-05-26 1982-12-01
JPH091243A (ja) * 1995-06-20 1997-01-07 Amada Metrecs Co Ltd ベンディング金型およびその金型に焼入れを行う金型焼入れ方法並びにその装置
JPH105874A (ja) * 1996-06-28 1998-01-13 Amada Metrecs Co Ltd プレスブレーキ用ダイおよびそのダイに被せるカバー並びにその取付け方法
JP2003191018A (ja) * 2001-12-25 2003-07-08 Amada Co Ltd 曲げ加工方法及びその装置
JP2007105765A (ja) * 2005-10-14 2007-04-26 Komatsu Sanki Kk プレスブレーキ用パンチおよびダイ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012125810A (ja) * 2010-12-15 2012-07-05 Toyota Motor Corp プレス装置およびプレス方法
JP2013018024A (ja) * 2011-07-11 2013-01-31 Toyota Motor Corp 電動式成形加工機及び、電動式成形加工機の作業原点確立方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5277024B2 (ja) 2013-08-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN201579314U (zh) 细长轴类工件检测和调直装置
JP2015093343A (ja) ワークのびびり防止治具
WO2009033485A3 (de) Poliervorrichtung und verfahren zum polieren einer werkstückoberfläche
TW200743561A (en) Plate-shaped blade and fixing jig
WO2007128431A3 (de) Maschine zum vermessen oder bearbeiten von werkstücken, insbesondere koordinatenmessgerät
JP5277024B2 (ja) ダイ
JP3161128U (ja) ワーク固定装置
JP2014097533A (ja) ワークを切削加工および/または成形加工により加工するための方法および工作機械
JP5096717B2 (ja) ワーク取付具及びワークの加工方法
JP5682998B2 (ja) フライス加工方法
JP2006263882A (ja) チャッキング装置
JP2013180339A (ja) プレスブレーキおよびワークの曲げ加工方法
CN104501710A (zh) 一种金属铸件的变形检测及矫正方法
CN206898180U (zh) 一种冲孔模具的冲孔防反装置
JP5314383B2 (ja) プレス曲げ機用金型
JP2016000415A (ja) バックゲージに対するワーク当接方法及びプレスブレーキ
JP2007105791A (ja) 抜き型
JP2016043376A (ja) 芯合わせ治具及び芯合わせ方法
JP2005297163A (ja) 打抜き刃
CN201049428Y (zh) 柔性变形刚性重复精确定位装置
CN203343766U (zh) 柴油机喷油器孔夹具
KR20170002240A (ko) 브이홈 가공기의 기준면 셋팅장치 및 그 셋팅방법
CN206614087U (zh) 一种应用于剪床的辅助定位装置
GB2463019A (en) Method of clamping a cast body during machining and a cast body therefor
PL1941969T3 (pl) Sposób i urządzenie do obróbki przedmiotów

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120113

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130415

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130507

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130520

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees