JP3551260B2 - 小型、軽量ヘミング金型 - Google Patents
小型、軽量ヘミング金型 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3551260B2 JP3551260B2 JP20939092A JP20939092A JP3551260B2 JP 3551260 B2 JP3551260 B2 JP 3551260B2 JP 20939092 A JP20939092 A JP 20939092A JP 20939092 A JP20939092 A JP 20939092A JP 3551260 B2 JP3551260 B2 JP 3551260B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- vertical mounting
- bending
- die
- horizontal step
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、鉄板を折曲して重ねつぶすことを簡便に実施可能とする、ブレーキプレス用の鉄板折曲金型の下型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より使用されているヘミング金型は約30年前より使われており図3の如く上下にしゅうどうする箇所を両側より挟みこむように囲っている、これは鉄板を重ねつぶす際に発生するスラスト荷重を受止める必要からであり、このスラスト荷重を受止めないと機械を破損させてしまうのである。しかしこの囲うことにより金型は大型化し、標準長さ835MMの金型1本の重さはなんと40KGとなってしまうのである、又金型高さも大きくなってしまい、通常の金型交換では図4の曲げ型のみを交換するだけでよいのだが、この従来のヘミング金型に交換する場合は1本が30KGあるダイホルダーも外してからでないと交換することが出来ないのである、この重くて面倒な作業を交換するごとに何本も上げ下げすることは大変な重労働で、皆が嫌うところであり、これを実に30年も続けていたとは驚く限りである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本発明はこの金型交換作業を困難にしている 重い、手間がかかるという欠点を除き、尚かつスラスト荷重を考慮した、強く 軽く 交換が簡単な金型を考えたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
図1を追いながら説明すれば、受け台(1)のミゾ(3)にストリッパーボルト(4)を通し、曲げ型(2)を上下のしゅうどうが出来るように取付ける、そのストリッパーボルトをスプリング(5)で支持することにより、曲げ型(2)を上下動可能としたことを特徴とする小型、軽量ヘミング金型。
【0005】
【作用】
図5を追いながら説明する、ダイホルダーに本発明の金型をボルトにて取付ける、曲げ型(2)の上に鉄板をのせて、受け台(1)と曲げ型(2)の間に曲げ型(2)でV字形に折曲した鉄板を入れる、上型を押しさげれば上側の鉄板はV字形に折曲し、同時に下側のV字形に折曲した鉄板を重ねつぶすこの手順を繰返せば折曲と重ねつぶしが同時に出来るのである。又この時に発生するスラスト荷重は受け台(1)で受け止める事が出来るのである。
【0006】
【実施例】
本発明を図1について説明すれば、
(イ) 曲げ型2にストリッパーボルト4を止めるネジ穴8をあける。
(ロ) 受け台1には、ストリッパーボルト4が挿通されると共に、ストリッパーボルト4が上下するミゾ3をあげる。
(ハ) ミゾ3の下側にスプリング5を入れる通し穴9をあける。
(ニ) スプリング5を入れる通し穴9の下側にスプリング5が抜け落ちない為のスクリュープラグ7用のネジを切る。
(ホ) この受け台1は、ミゾ3をあける面が一対の垂直取り付け面になっており、一方の垂直取り付け面の下端に水平の段部が設けてある。
(ヘ) この垂直取り付け面の水平の段部がある側に曲げ型2を配置し、水平の段部が無い側の垂直取り付け面にワッシャー6を配置し、ミゾ3にストリッパーボルト4を挿通して、このストリッパーボルト4とワッシャー6と曲げ型2が一体化されている。即ち、ワッシャー6と曲げ型2に取り付け面が挟持され、かつ、垂直取り付け面に沿って摺動できるように形成されている。
(ト) 曲げ型2は、上側にV溝が、また、下側にフラット面が設けてあり、下側に向かって摺動したとき、フラット面が受け台1の水平段部と突き合うようになされている。
(チ) スプリング5は、通し穴9の下側より入れ,スクリュープラグ7で止めることにより、スプリング5はストリッパーボルト4を押し上げるように慟いている。即ち、曲げ型2は常に上側に押し上げられている。
(リ) 受け台1の水平段部の下面には、ダイホルダーに取り付ける為のネジ穴10があけてある。
本発明の小型、軽量ヘミング金型は以上の構造であるから、鉄板の折り曲げと重ねつぶしが簡単にできる。即ち、曲げ型2の上側のV溝で折り曲げ加工を行い、曲げ型2のフラット面と受け台1の水平段部との間で重ねつぶし加工がなされる。プレス加工後は、スプリング5の力により曲げ型2は元の位置へ戻るのである。
【0007】
【発明の効果】
折曲、重ねつぶしが同時に出来るとともに、金型の重量が従来品の40KGから1/4の10KGと軽く、小型の為、ダイホルダーに取付け可能であり、通常の金型交換と同様の手順で、早く楽に金型交換できるものである、これにより、皆が嫌っていた30KGのダイホルダーと40KGの金型の上げおろし作業から解放されるのである。又、小さくて構造が簡素なので容易に製造ができることから、価格も大幅なコストダウンが計れるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の縦断面図
【図2】本発明の分解斜視図
【図3】従来のヘミング金型使用説明図
【図4】通常の金型交換の説明図
【図5】本発明の使用説明図
【符号の説明】
1 受け台
2 曲げ型
3 ミゾ
4 ストリッパーボルト
5 スプリング
6 ワッシャー
7 スクリュープラグ
8 ネジ穴
9 通し穴
10 ダイホルダー取付け用ネジ穴
【産業上の利用分野】
この発明は、鉄板を折曲して重ねつぶすことを簡便に実施可能とする、ブレーキプレス用の鉄板折曲金型の下型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より使用されているヘミング金型は約30年前より使われており図3の如く上下にしゅうどうする箇所を両側より挟みこむように囲っている、これは鉄板を重ねつぶす際に発生するスラスト荷重を受止める必要からであり、このスラスト荷重を受止めないと機械を破損させてしまうのである。しかしこの囲うことにより金型は大型化し、標準長さ835MMの金型1本の重さはなんと40KGとなってしまうのである、又金型高さも大きくなってしまい、通常の金型交換では図4の曲げ型のみを交換するだけでよいのだが、この従来のヘミング金型に交換する場合は1本が30KGあるダイホルダーも外してからでないと交換することが出来ないのである、この重くて面倒な作業を交換するごとに何本も上げ下げすることは大変な重労働で、皆が嫌うところであり、これを実に30年も続けていたとは驚く限りである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本発明はこの金型交換作業を困難にしている 重い、手間がかかるという欠点を除き、尚かつスラスト荷重を考慮した、強く 軽く 交換が簡単な金型を考えたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
図1を追いながら説明すれば、受け台(1)のミゾ(3)にストリッパーボルト(4)を通し、曲げ型(2)を上下のしゅうどうが出来るように取付ける、そのストリッパーボルトをスプリング(5)で支持することにより、曲げ型(2)を上下動可能としたことを特徴とする小型、軽量ヘミング金型。
【0005】
【作用】
図5を追いながら説明する、ダイホルダーに本発明の金型をボルトにて取付ける、曲げ型(2)の上に鉄板をのせて、受け台(1)と曲げ型(2)の間に曲げ型(2)でV字形に折曲した鉄板を入れる、上型を押しさげれば上側の鉄板はV字形に折曲し、同時に下側のV字形に折曲した鉄板を重ねつぶすこの手順を繰返せば折曲と重ねつぶしが同時に出来るのである。又この時に発生するスラスト荷重は受け台(1)で受け止める事が出来るのである。
【0006】
【実施例】
本発明を図1について説明すれば、
(イ) 曲げ型2にストリッパーボルト4を止めるネジ穴8をあける。
(ロ) 受け台1には、ストリッパーボルト4が挿通されると共に、ストリッパーボルト4が上下するミゾ3をあげる。
(ハ) ミゾ3の下側にスプリング5を入れる通し穴9をあける。
(ニ) スプリング5を入れる通し穴9の下側にスプリング5が抜け落ちない為のスクリュープラグ7用のネジを切る。
(ホ) この受け台1は、ミゾ3をあける面が一対の垂直取り付け面になっており、一方の垂直取り付け面の下端に水平の段部が設けてある。
(ヘ) この垂直取り付け面の水平の段部がある側に曲げ型2を配置し、水平の段部が無い側の垂直取り付け面にワッシャー6を配置し、ミゾ3にストリッパーボルト4を挿通して、このストリッパーボルト4とワッシャー6と曲げ型2が一体化されている。即ち、ワッシャー6と曲げ型2に取り付け面が挟持され、かつ、垂直取り付け面に沿って摺動できるように形成されている。
(ト) 曲げ型2は、上側にV溝が、また、下側にフラット面が設けてあり、下側に向かって摺動したとき、フラット面が受け台1の水平段部と突き合うようになされている。
(チ) スプリング5は、通し穴9の下側より入れ,スクリュープラグ7で止めることにより、スプリング5はストリッパーボルト4を押し上げるように慟いている。即ち、曲げ型2は常に上側に押し上げられている。
(リ) 受け台1の水平段部の下面には、ダイホルダーに取り付ける為のネジ穴10があけてある。
本発明の小型、軽量ヘミング金型は以上の構造であるから、鉄板の折り曲げと重ねつぶしが簡単にできる。即ち、曲げ型2の上側のV溝で折り曲げ加工を行い、曲げ型2のフラット面と受け台1の水平段部との間で重ねつぶし加工がなされる。プレス加工後は、スプリング5の力により曲げ型2は元の位置へ戻るのである。
【0007】
【発明の効果】
折曲、重ねつぶしが同時に出来るとともに、金型の重量が従来品の40KGから1/4の10KGと軽く、小型の為、ダイホルダーに取付け可能であり、通常の金型交換と同様の手順で、早く楽に金型交換できるものである、これにより、皆が嫌っていた30KGのダイホルダーと40KGの金型の上げおろし作業から解放されるのである。又、小さくて構造が簡素なので容易に製造ができることから、価格も大幅なコストダウンが計れるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の縦断面図
【図2】本発明の分解斜視図
【図3】従来のヘミング金型使用説明図
【図4】通常の金型交換の説明図
【図5】本発明の使用説明図
【符号の説明】
1 受け台
2 曲げ型
3 ミゾ
4 ストリッパーボルト
5 スプリング
6 ワッシャー
7 スクリュープラグ
8 ネジ穴
9 通し穴
10 ダイホルダー取付け用ネジ穴
Claims (1)
- ブレーキプレスのダイホルダに取付けるものであり、平行な一対の垂直取付面を有すると共に、一方の垂直取付面の下端に形成された水平段部を有し、かつ、下面にダイホルダ取付け用ネジ穴が設けられた受け台と、上端にV溝が設けられると共に下端にフラット面が設けられ、上記受け台の水平段部を有する側の垂直取付面に沿って摺動できるように形成され、下側に摺動したときは上記フラット面が上記水平段部と突き合うようになされた曲げ型と、上記水平段部を有しない側の垂直取付面に沿って摺動できるように形成され、上記曲げ型とストリッパーボルトにより結合して上記受け台の垂直取付面を挟持するスライドワッシャと、上記受け台に内蔵され、上記スライドワッシャと結合された曲げ型を押し上げるように働くスプリングとを備え、上記ダイホルダ取付け用ネジ穴を介してダイホルダに着脱自在に取付けて使用するようになされた小型、軽量ヘミング金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20939092A JP3551260B2 (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 小型、軽量ヘミング金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20939092A JP3551260B2 (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 小型、軽量ヘミング金型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0687028A JPH0687028A (ja) | 1994-03-29 |
JP3551260B2 true JP3551260B2 (ja) | 2004-08-04 |
Family
ID=16572114
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20939092A Expired - Fee Related JP3551260B2 (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 小型、軽量ヘミング金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3551260B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106825142A (zh) * | 2017-03-02 | 2017-06-13 | 安徽广深机电设备有限公司 | 一种板材折边机 |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4544568B2 (ja) * | 2003-08-29 | 2010-09-15 | 株式会社アマダ | ヘミングダイ |
JP4587713B2 (ja) * | 2004-06-14 | 2010-11-24 | 株式会社アマダ | ヘミングダイおよびヘミング金型装置 |
JP4856919B2 (ja) * | 2005-09-20 | 2012-01-18 | 株式会社アマダ | ヘミング金型 |
CN100349666C (zh) * | 2005-12-02 | 2007-11-21 | 姚中沃 | 一种圆型器皿的加框机的转盘组件 |
CN100349665C (zh) * | 2005-12-02 | 2007-11-21 | 姚中沃 | 圆型器皿的加框机 |
US9339859B2 (en) * | 2010-06-11 | 2016-05-17 | Thermal Structures, Inc. | Reciprocating devices for forming, folding, and/or hemming and methods therefor |
JP2020093304A (ja) * | 2014-04-01 | 2020-06-18 | 株式会社アマダ | プレスブレーキ用金型及びヘミング加工方法 |
JP2015199122A (ja) | 2014-04-01 | 2015-11-12 | 株式会社アマダホールディングス | プレスブレーキ用金型及びヘミング加工方法 |
JP6401620B2 (ja) * | 2015-01-21 | 2018-10-10 | 株式会社アマダホールディングス | 曲げ加工方法、バックゲージ装置、及びプレスブレーキ |
JP6010743B1 (ja) * | 2015-11-16 | 2016-10-19 | 東栄工業株式会社 | ヘミング金型 |
JP7486441B2 (ja) | 2021-01-20 | 2024-05-17 | 株式会社アマダ | 折曲げ加工方法 |
-
1992
- 1992-06-26 JP JP20939092A patent/JP3551260B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106825142A (zh) * | 2017-03-02 | 2017-06-13 | 安徽广深机电设备有限公司 | 一种板材折边机 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0687028A (ja) | 1994-03-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3551260B2 (ja) | 小型、軽量ヘミング金型 | |
CN108051315B (zh) | 折弯装置 | |
CN112742959B (zh) | 一种五金零件的冲压装置 | |
CN211757778U (zh) | 一种便于调节弯折角度的折弯机 | |
CN210358735U (zh) | 一种缓冲效果好的折边机 | |
CN211330812U (zh) | 一种板料折弯机 | |
JPH0747131Y2 (ja) | プレスブレーキのパンチ取付装置 | |
CN210996137U (zh) | 一种折弯机用辅助定位装置 | |
CN215824045U (zh) | 一种钢构件加工用折弯装置 | |
JPH10137852A (ja) | 折り曲げ、平押し金型 | |
CN220636069U (zh) | 一种用于生产滑台边轨的冲压模具 | |
FR2552710A1 (fr) | Presse a decouper avec support de cylindre hydraulique coulissant | |
JP2005059058A (ja) | プレス用曲げ金型装置 | |
CN220278050U (zh) | 一种冲压模头可换式冲压模具 | |
CN213470739U (zh) | 一种金属表面抛光设备 | |
CN215391759U (zh) | 一种线圈并头套加工工装器具 | |
CN211805684U (zh) | 一种用于多种尺寸金属件的快速固定加工平台 | |
CN214392001U (zh) | 一种便于使用的冲床 | |
ATE294650T1 (de) | Vorrichtung zum pressen eines blechs in eine bevorzugte form | |
CN214601610U (zh) | 一种扁铜线折弯装置 | |
CN218395462U (zh) | 一种改进型凹槽成型机构 | |
CN212341795U (zh) | 一种计算机前面板盖板加工用固定件 | |
CN221311962U (zh) | 一种钢卷开卷矫平装置 | |
CN210547269U (zh) | 具有调节定位的新型冲压成型装置 | |
CN218517539U (zh) | 一种模具缓冲装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040414 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |