JPH0619906Y2 - パイプ締結装置 - Google Patents

パイプ締結装置

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JPH0619906Y2
JPH0619906Y2 JP11188190U JP11188190U JPH0619906Y2 JP H0619906 Y2 JPH0619906 Y2 JP H0619906Y2 JP 11188190 U JP11188190 U JP 11188190U JP 11188190 U JP11188190 U JP 11188190U JP H0619906 Y2 JPH0619906 Y2 JP H0619906Y2
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JP
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pipe
tightening
hose fitting
fastening device
tubular
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JP11188190U
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文之輔 潮田
勝重 川島
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Nippon Speng Co Ltd
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Nippon Speng Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、パイプ締結装置、詳しくは、製鋼炉用ラン
スパイプなどパイプの長手方向に力の加わる環境下にあ
るパイプの締結装置に関する。
【従来の技術】
パイプ、特に製鉄所において転炉内に付着したスラグの
除去や、転炉への精練用酸素吹き込みなどに用いるラン
スパイプの酸素供給用ホースへの取付け等においては、
パイプの直径が比較的大きく、大きいものではその直径
が50mm前後にもなるため、家庭で使用される都市ガス
用、又は一般のガス溶接、ガス切断用に用いられるガス
器具の締付具を用いることはできない。 従来これら大直径パイプの取付けには、パイプの取付け
端部の外周におねじを設け、酸素ホース側のホース金具
にもめねじを設けてスパナ等によりねじ締めして固定し
ていた。 又、他の例として第4図に示すパイプ締付具では、これ
を一歩進めて、ホース金具104に酸素ホース102を
差し込み、固定金具106を用いて強固に一体としたホ
ース金具104の内部にねじを設け、弾力のあるゴム質
などよりなる締付リング118を挿入して構成し、ホー
ス金具104にかみ合うねじ部を持った締付プラグ11
0をねじ込むことにより、締付リング118を内方へ変
形させ、挿入されているパイプ100の外周を締付け
て、固定している。
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上記の方法は、締付ナットのねじ込みに手
間がかかることと、例えばランスパイプなどのように、
パイプに、第4図中矢印aで示すような長手方向の力が
かかる場合にパイプに対する固定力が比較的弱いため
に、気密性を低下させるおそれがあるなど、実作業で支
障をきたしていた。 本考案は、これらに鑑みて案出されたもので、操作が簡
便で且つ長手方向の引張りに対しても十分耐え得るパイ
プ締結装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
本考案に係るパイプ締結装置は、ホース取り付け具と、
弾力性を有する第1の締付チューブを内部に設けた第1
のパイプ締付体と、中央区分板と、パイプを長手方向の
外力にも耐えて固定するパイプ締付け用の固定ブロック
とこの固定ブロックを外周から締付けるための、弾力性
を有する第2の締付チューブとを内部に設けた第2の締
付体と、端部押板とをこの順序に同一軸線上に配置する
とともに相互に気密的に締結して構成し、前記の第1及
び第2の締付体の内部の前記第1及び第2の締付チュー
ブの外周に空気圧を導入して、第1及び第2の締付チュ
ーブ並びに固定ブロックを、挿入したパイプの外周に圧
着してパイプを締結するようにした装置である。
【作用】
本考案に係るパイプ締結装置は、上記のように構成され
ているので、パイプを本装置に挿入して第1及び第2の
締付体に圧縮空気を注入することにより、パイプは第1
のパイプ締付体においては第1の締付チューブにより、
又、第2のパイプ締付体においては及び固定ブロックか
ら外周を締付けられる。その際、前者においては弾力性
のチューブがパイプに密着するので気密性が維持され、
後者においては、摩擦係数の大きい材料により、パイプ
の長手方向の引き抜きに対抗する高い摩擦力が得られ、
これら両者が相俟って、パイプは円周方向及び長手方向
に強固に締結保持される。
【実施例】
以下、本考案をその一実施例について第1図〜第3図に
より詳細に説明する。 第1図は、ランスパイプに適用した場合の、本考案に係
るパイプ締結装置をパイプ締結前の状態を示す断面図で
ある。図中、200は締結対象のランスパイプ、202
はランスパイプ200に酸素を供給する酸素ホース、2
02Aはホース202固定用の金具である。4は本考案
に係るパイプ締結装置で、円筒状のホース取付具6と、
これに連結されるとともに他方から挿入されたパイプ2
00を締付けて保持するパイプ保持体8とから成り、こ
のパイプ保持体8は、円筒状の第1のパイプ締付体10
と、円板状の中間区分板12と、円筒状の第2のパイプ
締付体14と、円板状の側部押板16とを同一中心軸線
上に順次配置して構成したものである。更に、この構成
に加えて、この第1のパイプ締付体10の内部には円筒
状の第1の空洞部10Aを前記軸線と同心に設け、この
第1の空洞部10A内には、前記パイプ200の外径よ
り僅かに大きい内径を有する管状の、弾力性材料(本実
施例ではゴム質材料)からなる第1の締付チューブ18
を設けている。この第1の締付チューブ18の長手方向
両端には、図のように、軸線と垂直に外周方向へ張り出
したフランジ部を設けて、本装置組み立て時に第1のパ
イプ締付体10とそれぞれ隣接するホース取り付け具6
及び中間区分板13との間の気密性を保つためのパッキ
ンの役をさせるようにしている。又、第2のパイプ締付
体14の内部には円筒状の第2の空洞部14Aを前記軸
線と同心に設け、この第2の空洞部14A内には、前記
パイプ200の外径と同径の又はこれより僅かに小さい
内径を有する厚肉管状体を、円周方向に複数個(本例で
は4個)の小ブロックに縦割り分割した、滑り止め材料
からなる固定ブロック20を設けている。固定ブロック
20の材料は、木質、合成樹脂、アルミニウムなどの、
摩擦係数の大きい滑りにくい材料から選ぶ。パイプとの
摩擦力を増加させるために、固定ブロック20の内径面
にパイプの引き抜き方向に逆らうように目立てをしてお
くとよい。更に、固定ブロック20の内径部のランスパ
イプ200が挿入される側の端部には第1図にcとして
示すような大きな面とり又は傾斜を設けて、締結のため
ランスパイプ200を固定ブロック20に挿入した際に
この傾斜の作用により各小ブロックが外方に押されて固
定ブロック20が広がるように構成する。第2の空洞部
14A内部には、更に、固定ブロック20の外径より僅
かに大きい内径を有する管状の弾力性材料(本実施例で
はゴム質材料)からなる第2の締付チューブ22を設け
る。この第2の締付チューブ22には、前に述べた第1
の締付チューブ18と同じくフランジ部を設けている。
尚、ホース取付具6においては、ランスパイプ200が
挿入される側の端部に、パイプ端部を受けるための段穴
bを設けてある。更に、第1及び第2の空洞10A、1
4Aにはそれぞれ空気圧導入用の空気口24、26を設
ける。 以上のパイプ締結装置4構成部品を、第1図の28、3
0、32、及び34に示すボルト、ナットのような締結
具を用いて軸方向に気密的に強固に固着して組み立てる
ことにより、パイプ締結装置4を得る。この場合の気密
的とは、パイプ締結装置4のパイプ挿入部分と、第1及
び第2の空洞部10A、14Aとが外界に対して気密に
保たれる。すなわち、ランスパイプに供給される酸素や
第1及び第2の空洞部10A、14Aに注入される圧縮
空気が外に漏れないことを意味する。第2図は、第1図
のパイプ締結装置4をX−X断面でみた断面図である。 次に、本考案に係るパイプ締結装置によるパイプ締結の
操作について第3図を用いて説明する。前記のように構
成して組み立てたパイプ締結装置4の空気口24、26
に通常の空気源Pを通常の空気配管24A、26Aによ
り連通する。このパイプ締結装置4内に締結対象のラン
スパイプ200を挿入し、先端をホース取り付け具6の
段穴b面に密着させて保持する。然るのち、空気源Pよ
り開閉弁(図示しない)を介し、配管24A、26Aを
通して空気圧を加える。配管24Aから導入された空気
圧は注入口24を経て第1の空洞部10Aに背理、第1
の締付チューブ18をランスパイプ200のA部に圧着
してパイプを締付れる。配管26Aから導入された空気
圧は第2の空洞部14Aに入り第2の締付チューブ22
を介して固定ブロック20に押圧を加え、圧着された固
定ブロック20によってランスパイプ200のB部が強
固に締付けられる。 この場合、第1の締付チューブ18による締付けだけで
なく、滑りに対して抵抗力のある固定ブロック20によ
る締付けも加わるので、パイプの長手方向及び円周方向
に対する滑りも防止することができ、一般に外部から予
期しない力が加わっても、又、このランスパイプの作業
にありがちな長手方向の力(第3図aa)が存在して
も、パイプの抜け出しがなく、確実なパイプ締結状態が
得られる。尚、第1の締付チューブ18は弾力性のある
ゴム質のためパイプに密着するので第1図b面からパイ
プ200の外周に逃げるガス漏れを防止する。 上記のようにパイプ締結が確実になるほか、本考案に係
るパイプ締結装置を採用すれば、従来必要とした、人手
を要する締付け作業を行わずに、単に空気源からの開閉
弁にオン・オフ操作を加えるだけで、即座に強固な締結
状態が得られる。
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係るパイプ締結装置にお
いては、装置内に導入した空気圧により弾力性締付チュ
ーブ及び摩擦力の大きい滑り止め用固定ブロックをパイ
プのまわりに圧着して締付けることにより締結作用を得
るようにしているので、パイプの周方向、及び長手方向
のいずれの方向に加わる力にも対抗して強固な締結状態
が得られる。特に、従来技術ではパイプの長手方向の力
がかかる環境で対抗する固定能力が不足して支障があっ
たが、この点を解決できる効果は大きい。 又、同じく上記のように、空気圧の導入によって、人手
による面倒な締付け作業が不要になり、即座に強固な締
結が得られるので、従来煩わしかったパイプ締結作業が
容易となる。更には、本装置に空気源オン・オフ制御シ
ステムを組合せることにより、ランスパイプなど産業用
パイプ類の取り付け、着脱を不可欠とする工程において
パイプの供給、取付け、着脱等の作業の自動化と能率向
上を期待することができ、その工業的意義は極めて大き
い。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は、本考案の一実施例を示すもので、第1図
は、本考案に係るパイプ締結装置の長手方向断面図、第
2図は、第1図のX−X面で見た横断面図、第3図は、
パイプ締結時の長手方向断面図をそれぞれ示す。第4図
は、従来技術によるパイプ締結具の一例を示す断面図で
ある。 100,200……ランスパイプ、 102,202……酸素供給ホース、 4……パイプ締結装置、6……ホース取付具、 8……パイプ保持体、 10……第1のパイプ締付体、 10A……第1の空洞部、 12……中間区分板、 14……第2のパイプ締付体、 14A……第2の空洞部、16……端部押板、 18……第1の締付チューブ、 20……固定ブロック、 22……第2の締付チューブ、 118……締付リング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端にホース取付部と他端にパイプ取付部
    とを有する円筒形のホース取付具と、一端から挿入され
    たパイプを締付けて保持し他端を前記ホース取付具の前
    記パイプ取付部に取付けるようにしたパイプ保持体とか
    ら成り、このパイプ保持体は、内部に有する第1の空洞
    部に弾力性材料から成る管状の第1の締付チューブを前
    記パイプを囲むように設けた少なくとも1個の第1のパ
    イプ締付体と、中心部に前記パイプの挿入穴を有する少
    なくとも1個の中間区分板と、内部に有する第2の空洞
    部に、滑り止め材料から成り円周方向に複数個の小ブロ
    ックに縦割り分割された管状の固定ブロックを前記パイ
    プを囲むように設けるとともに弾力性材料から成る管状
    の第2の締付チューブをこの固定ブロックを囲むように
    設けた、少なくとも1個の第2のパイプ締付体と、中心
    部に前記パイプの挿入穴を有する端部押板とを同一軸線
    上に配置するとともに前記第1及び第2の空洞部外壁に
    空気圧導入用の第1及び第2の空気口をそれぞれ設けて
    構成し、このように構成した前記パイプ保持体に対して
    前記ホース取付具を同じく前記軸線上に配置するととも
    に前記軸線方向に相互に気密的に固定して成り、前記第
    1及び第2の空気口から空気圧を導入した際に、前記第
    1の締付チューブと、前記第2の締付チューブから圧着
    された前記固定ブロックとが前記パイプを締付けて固定
    するようにしたことを特徴とするパイプ締結装置。
JP11188190U 1990-10-25 1990-10-25 パイプ締結装置 Expired - Lifetime JPH0619906Y2 (ja)

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JP11188190U JPH0619906Y2 (ja) 1990-10-25 1990-10-25 パイプ締結装置

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JPH0468289U JPH0468289U (ja) 1992-06-17
JPH0619906Y2 true JPH0619906Y2 (ja) 1994-05-25

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007225005A (ja) * 2006-02-23 2007-09-06 Toray Ind Inc 伸縮管継手

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007225005A (ja) * 2006-02-23 2007-09-06 Toray Ind Inc 伸縮管継手

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JPH0468289U (ja) 1992-06-17

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