JPH06198937A - サーマルヘッド - Google Patents

サーマルヘッド

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JPH06198937A
JPH06198937A JP34898892A JP34898892A JPH06198937A JP H06198937 A JPH06198937 A JP H06198937A JP 34898892 A JP34898892 A JP 34898892A JP 34898892 A JP34898892 A JP 34898892A JP H06198937 A JPH06198937 A JP H06198937A
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JP
Japan
Prior art keywords
thermal head
electrode
common electrode
electrodes
common
Prior art date
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Pending
Application number
JP34898892A
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English (en)
Inventor
Tetsuharu Hyodo
徹治 兵頭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サーマルヘッドにおける高密度な多層配線
を、簡単な構造で、高信頼性で実現することができるサ
ーマルヘッドを提供する。 【構成】 基板1の端部に下から順次、異方性導電膜1
3、絶縁膜14、共通電極22,23,24、保護層1
6が積層された積層配線部材9が形設されており、発熱
抵抗体2の一端から延びる第1個別電極3は、異方性導
電膜13を介して共通電極23と電気的に接続されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置や画
像記録装置に用いられ、印画信号に基づいて感熱紙や熱
転写フィルムなどの記録媒体に感熱記録を行うためのサ
ーマルヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来のサーマルヘッドの一例を
示す平面図であり、図8は図7に示すサーマルヘッド5
0の電気的構成を示す回路図である。このサーマルヘッ
ド50は、アルミナなどから成る電気絶縁性の基板51
の上に、複数の、たとえば1728個の発熱抵抗体R1
〜R1728から成る発熱抵抗体列52が形成されてお
り、各発熱抵抗体R1〜R1728の一端から延びる第
1個別電極53は3本毎のブロックB1〜B576に区
分されて3本の共通電極62,63,64にそれぞれ接
続されている。各共通電極62〜64は、第1外部配線
基板69およびコネクタ70を介して、電源電圧VH
1,VH2,VH3がそれぞれ供給される。一方、各発
熱抵抗体R1〜R1728の他端から延びる第2個別電
極54は、それぞれダイオード素子56を経由して、多
層配線部68において、別のブロック同志で3本おきに
共通して結線され、各印画画素に対応するスイッチング
素子を内蔵した駆動回路58に接続されている。
【0003】駆動回路58は、シリアルデータから成る
印画信号を転送するシフトレジスタと、シフトレジスタ
からの出力を記憶する複数のラッチ回路と、各ラッチ回
路の出力および外部制御信号に基づいて発熱抵抗体に流
れる電流を制御する複数のスイッチング素子などを備え
ており、各駆動回路58への印画信号、外部制御信号や
電力は、第2外部配線基板60およびコネクタ61を介
して供給される。なお、基板51と第1外部配線基板6
9および第2外部配線基板60とは、はんだ付けなどに
よって接続されている。
【0004】このサーマルヘッド50の動作は、いわゆ
るダイオードマトリックス駆動方式であって、まず共通
電極62に電圧VH1を供給して各駆動回路58の各ス
イッチング素子を動作させると、各ブロックB1〜B5
76の第1番目の発熱抵抗体R1,R4,R7,…,R
1726が印画信号に基づいて選択的に発熱する。次
に、共通電極63に電圧VH2を供給して、各スイッチ
ング素子を動作させると、各ブロックB1〜B576の
第2番目の発熱抵抗体R2,R5,R8,…,R172
7が選択的に発熱する。次に、共通電極64に電圧VH
3を供給して各スイッチング素子を動作させると、各ブ
ロックB1〜B576の第3番目の発熱抵抗体R3,R
6,R9,…,R1728が選択的に発熱する。こうし
て一走査線分の感熱記録が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなダイオード
マトリクス駆動方式を行うサーマルヘッド50におい
て、発熱抵抗体列52に対して第1個別電極53側また
は第2個別電極54側の配線が多層配線となる必要があ
る。しかし、各個別電極の配線密度が1mmあたり8本
〜16本程度の高密度になり、従来のはんだ付けなどの
基板接続方法では、第1個別電極53に対して1対1で
対応する基板接続が困難であるため、第2個別電極54
側に多層配線部68を形成するとともに、第1個別電極
53側は、3本ずつ共通結線して第1外部配線基板69
との基板接続を行っている。
【0006】しかしながら、サーマルヘッド50自体が
高密度配線かつ大面積のデバイスであるため、基板51
に高精度の多層配線部68を大面積で設けることは、製
造歩留りを極端に低下させるという課題がある。そのた
め、サーマルヘッドの製造コスト上昇を招いている。
【0007】本発明の目的は、前述した課題を解決する
ため、サーマルヘッドにおける高密度な多層配線を、簡
単な構造でかつ高い信頼性で実現することができるサー
マルヘッドを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、電気絶縁性の
基板上に、複数の発熱抵抗体と、各発熱抵抗体の一端か
ら延びる複数の個別電極と、複数のリード共通電極を設
けるとともに、各個別電極を複数のグループに区分し、
積層配線部材に設けた共通電極を介して複数のリード共
通電極に共通に接続して成るサーマルヘッドであって、
前記共通電極と個別電極及びリード共通電極の電気的接
続が異方性導電膜で行われていることを特徴とするサー
マルヘッドである。
【0009】
【作用】本発明に従えば、各発熱抵抗体の一端から延び
る複数の個別電極と、各共通電極とを異方性導電膜を介
してグループに区分して接続するための積層配線部材を
備えることによって、高密度の多層配線を容易に実現す
ることができる。したがって、基板上で高密度でかつ大
面積の多層配線を形成する必要がなくなるため、サーマ
ルヘッドの製造歩留りを向上させることができる。
【0010】さらに、当該積層配線部材の各共通電極
と、基板上に形成されたリード共通電極とが当該異方性
導電膜を介して接続されることによって、各共通電極に
電力を供給するための配線を基板上に形成することがで
きるため、従来のように各共通電極を配線するための第
1外部配線基板およびコネクタを省略することが可能に
なる。
【0011】
【実施例】図1は、本発明の一実施例であるサーマルヘ
ッド20を示す平面図であり、図2は図1に示すサーマ
ルヘッド20の電気的構成を示す回路図である。このサ
ーマルヘッド20は、アルミナなどの電気絶縁性の基板
の上に、複数の、たとえば1728個の発熱抵抗体R1
〜R1728から成る発熱抵抗体列2が形成されてお
り、各発熱抵抗体R1〜R1728の一端の第1個別電
極3は、3本ずつそれぞれ各共通電極22,23,24
に接続されている。
【0012】一方、各発熱抵抗体R1〜R1728の他
端から延びる第2個別電極4は、それぞれダイオード素
子6を経由して配線部7において3本ずつ共通に結線さ
れ、各印画画素に対応するスイッチング素子を内蔵した
駆動回路8に接続されている。
【0013】駆動回路8は、シリアルデータから成る印
画信号を転送するシフトレジスタと、シフトレジスタか
らの出力を記憶する複数のラッチ回路と、各ラッチ回路
の出力および外部制御信号に基づいて各発熱抵抗体に流
れる電流を制御する複数のスイッチング素子などを備え
ており、各駆動回路8への印画信号、外部制御信号や電
力は、外部配線基板10およびコネクタ11を介して供
給される。
【0014】このサーマルヘッド20の動作は、いわゆ
るダイオードマトリクス駆動方式であって、まず共通電
極22に電圧VH1を供給して各駆動回路8の各スイッ
チング素子を動作させると、共通電極22に接続された
発熱抵抗体R1,R4,R7,…,R1726が印画信
号に基づいて選択的に発熱する。次に、共通電極23に
電圧VH2を供給して各スイッチング素子を動作させる
と、共通電極23に接続された発熱抵抗体R2,R5,
R8,…,R1727が選択的に発熱する。次に、共通
電極24に電圧VH3を供給して各スイッチング素子を
動作させると、共通電極24に接続された発熱抵抗体R
3,R6,R9,…,R1728が選択的に発熱する。
このような一走査線分の印画動作に併せて、発熱抵抗体
列2に感熱紙や熱転写フィルムなどの記録媒体を密着さ
せながらステップ搬送を行うことによって、一連の画像
が記録される。こうして1つのスイッチング素子で3つ
の発熱抵抗体を駆動することができるため、駆動回路の
部品点数を減らすことができる。
【0015】図3(a)は図1中個別電極3,4を通る
Y−Y線に沿った断面図であり、図3(b)は図1中リ
ード共通電極26を通るX−X線に沿った断面図であ
る。図3(a)において、基板1の右方端部に、下から
順次、異方性導電膜13、ポリイミドなどから成る絶縁
膜14、共通電極22,23,24、電気絶縁性材料か
ら成る保護層16が積層された積層配線部材9が形設さ
れており、発熱抵抗体2の一端から図中右方へ延びる第
1個別電極3は、異方性導電膜13を介して共通電極2
3と電気的に接続されている。
【0016】一方、発熱抵抗体2の他端から図中左方へ
延びる第2個別電極4および配線部7に対して、ダイオ
ード素子6がはんだバンプを介して搭載されており、さ
らに、配線部7と接地電極28に対して、駆動回路8が
はんだバンプを介して搭載されている。そして、外部配
線基板10が接地電極28、信号電極29およびリード
共通電極25〜27に対してはんだ接合などによって接
続されている。また、図3(b)において、積層配線部
材9の共通電極23とリード共通電極26とが、異方性
導電膜13を介して接続されている。
【0017】図4は、図1に示すサーマルヘッド20の
右上隅部を示す部分平面図である。基板1上に形成され
た多数の第1個別電極3およびリード共通電極25〜2
7が互いに平行に基板1の端部まで延びており、一方、
積層配線部材9の共通電極22〜24がこれらと直交す
るように配置されている。共通電極22〜24と第1個
別電極3およびリード共通電極25〜27との間には、
異方性導電膜13および図5に示すような絶縁膜14が
介在しており、絶縁膜14に多数形成されたスルーホー
ル31,32および異方性導電膜13によって所定位置
での電気的接続が行われている。
【0018】図6は、異方性導電膜13の構造およびそ
の接続方法を示す断面図である。異方性導電膜13は、
接着剤フィルム13bに導電性粒子13aを所定量分散
させたものであり、接着剤フィルム13bの材料とし
て、スチレン・ブタジエン・スチレン(SBS)、スチ
レン・エチレンブチレン・スチレン(SEBS)等のス
チレン系ブロックコポリマーなどの熱可塑系接着剤や、
エポキシ樹脂、ポリウレタン、アクリル樹脂などの熱硬
化系樹脂が用いられ、一方、導電性粒子13aとして、
カーボン、Ni、Ag、Au、はんだなどから成る微小
粒子や、エポキシ樹脂やポリスチレン樹脂などから成る
粒子の表面にNi、Auなどの金属薄膜を被覆した金属
膜被覆プラスチック粒子などが用いられる。
【0019】その接続方法は、まず図6(a)におい
て、基板40,43の表面にそれぞれ形成された電極4
1,42を対向させ、その間に異方性導電膜13を介在
させた後、次に図6(b)において両者の基板40,4
3を加圧、加熱することによって、電極41と電極42
の間に導電性粒子13aが介在して両者の電気的接続が
達成されるとともに、電極41,42以外の領域におい
て電気絶縁性が保たれる。
【0020】このように、多数の第1個別電極3および
リード共通電極25〜27が形成された基板1に、前述
のような積層配線部材9を装着するだけで、高密度で高
信頼性の多層配線を簡単に実現することができる。
【0021】
【発明の効果】以上詳説したように本発明によれば、基
板に積層配線部材を装着することによって、高密度な多
層配線を容易に実現することができるため、サーマルヘ
ッドの製造歩留りが向上し、製造コストの低減化が可能
になる。また、各共通電極への電力を供給するための配
線を基板上に形成することができるため、サーマルヘッ
ドの小形化、軽量化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるサーマルヘッド20を
示す平面図である。
【図2】図1に示すサーマルヘッド20の電気的構成を
示す回路図である。
【図3】図3(a)は図1中個別電極3,4を通るY−
Y線に沿った断面図であり、図3(b)は図1中リード
共通電極26を通るX−X線に沿った断面図である。
【図4】図1に示すサーマルヘッド20の右上隅部を示
す部分平面図である。
【図5】絶縁膜14の形状を示す部分平面図である。
【図6】異方性導電膜13の構造およびその接続方法を
示す断面図である。
【図7】従来のサーマルヘッドの一例を示す平面図であ
る。
【図8】図7に示すサーマルヘッド50の電気的構成を
示す回路図である。
【符号の説明】
1 基板 2 発熱抵抗体列 3 第1個別電極 4 第2個別電極 6 ダイオード素子 7 配線部 8 駆動回路 9 積層配線部材 10 外部配線基板 11 コネクタ 13 異方性導電膜 14 絶縁膜 16 保護層 20 サーマルヘッド 22,23,24 共通電極 25,26,27 リード共通電極 31,32 スルーホール

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気絶縁性の基板上に、複数の発熱抵抗
    体と、各発熱抵抗体の一端から延びる複数の個別電極
    と、複数のリード共通電極を設けるとともに、各個別電
    極を複数のグループに区分し、積層配線部材に設けた共
    通電極を介して複数のリード共通電極に共通に接続して
    成るサーマルヘッドであって、前記共通電極と個別電極
    及びリード共通電極の電気的接続が異方性導電膜で行わ
    れていることを特徴とするサーマルヘッド。
JP34898892A 1992-12-28 1992-12-28 サーマルヘッド Pending JPH06198937A (ja)

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JP34898892A JPH06198937A (ja) 1992-12-28 1992-12-28 サーマルヘッド

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