JPH0619844Y2 - 合成樹脂製品の締着装置 - Google Patents

合成樹脂製品の締着装置

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JPH0619844Y2
JPH0619844Y2 JP8118287U JP8118287U JPH0619844Y2 JP H0619844 Y2 JPH0619844 Y2 JP H0619844Y2 JP 8118287 U JP8118287 U JP 8118287U JP 8118287 U JP8118287 U JP 8118287U JP H0619844 Y2 JPH0619844 Y2 JP H0619844Y2
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JP
Japan
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synthetic resin
fastening device
fastening
mounting member
locking groove
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP8118287U
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English (en)
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JPS63190605U (ja
Inventor
俊哉 三枝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maruyama Manufacturing Co Inc
Original Assignee
Maruyama Manufacturing Co Inc
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は、合成樹脂材からなる取付部材の腕片の係止
溝に係止する締着具の支承部材への締着に際し、前記腕
片の拡開を未然に阻止可能な合成樹脂製品の締着装置に
関するものである。
(ロ)従来の技術 合成樹脂製品の接合に際しては、たとえば(i)第5,6
図にみるようなマフラーカバー1の側縁に一体に突出さ
れた取付部材2にU字形の係止溝3を形成し、この係止
溝3にビスのような止着具4を挿入し、マフラーカバー
1と他の部材たとえばシリンダーカバー5を、その支承
部材6を介し一体的に締着するか、もしくは(ii)第7図
にみるように一対の合成樹脂成形品11,12の一側縁
に夫々接合された取付部材13,14に円形もしくは細
長孔15,16を夫々穿設し、これら通孔15,16に
ビスのような締着具(図示しない)を挿入・締着させて
いる。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 前述のような(i)の場合にあつては、止着具4の挿入の
とき、腕片7が外方に拡開し、取付部材2の一部に亀裂
が生じ、このため止着具4が締着当初から弛緩状態下に
おかれ、使用の度重なるのに伴い止着具4が脱落する惧
れが多分にある。また(ii)の場合にあつては、通孔1
5,16を形成するために、成形用の型の数が増加し、
製品工程が複雑となり、また型相互に不要な「バリ」等
ができ、この「バリ」取りに余分の手間と時間とが必要
となる等の問題点がある。
この考案は、前述のような欠点に着目し提案されたもの
で、その目的とする所は、合成樹脂材からなる取付部材
の腕片の係止溝に係止する締着具の支承部材への締着に
際し、腕片の拡開を未然に阻止可能な合成樹脂製品の締
着装置を提供しようとするものである。
(ニ)問題点を解決するための手段 前述の目的達成のため、この考案に係る合成樹脂製品の
締着装置は、合成樹脂製品の取付部材に形成されたU字
状の係止溝および取付部材に重合せる支承部材に締着具
を係止するようにした締着装置において、前記支承部材
の適所に、前記取付部材の腕片の一部に係合する制止片
を突出・形成し、締着具の係止溝への係止に際し、腕片
の拡開を未然に阻止可能としたものである。
(ホ)作用 この考案において、取付部材の腕片の係止溝に締着具を
係止させることで支承部材に、前記取付部材を一体的に
締着・結合させるとき、取付部材の腕片は支承部材の制
止片により拡開を阻止される故、取付部材に亀裂が発生
したり、締着具自体が弛緩するような惧れもない。
(ヘ)実施例 以下第1図ないし第4図についてこの考案を実施例で説
明する。まづ第1実施例の第1,2図において、合成樹
脂製品としてマフラーカバーAとシリンダーカバーBと
を夫々例にとり述べるに、マフラーカバAの一側に一体
的に定着・突出せる取付部材21の中間にU字状の係止
溝dを形成する一方、シリンダーカバーBの一側に一体
的に定着せる支承部材22の端縁に、制止片23を一体
に突出・形成し、該制止片23の側縁sを前記取付部材
21の外側における腕片e1に当接・係合させ、しかして
ビスのような締着具jを前記係止溝dの底部に係止させ
ると共に、支承部材22の通孔h1に挿通・締着したと
き、腕片e1が締着具jの締着で外側(ここでは右側)に
拡開するのを阻止可能としてある。
次に第2実施例の第3,4図において、合成樹脂製品
A,Bとして第1実施例と同様な部材で述べるに、支承
部材32の端縁内側適所に制止片33を突出させ、該制
止片33を取付部材31の腕片e2の内壁面iの適所に上
下方向に沿い形成された凹所vに係入・接合させた点で
前記第1実施例と相達するが、その他の点は同一である
ので、その説明は省略する。
図中、gはマフラーカバーに穿設された通孔、h2は支承
部材32の通孔である。
この考案は前述のような構成であるから、第1実施例に
あつては、締着具jで取付部材21と支承部材22とを
一体的に結合したとき、取付部材21の腕片e1は支承部
材22の制止片23により外側への拡開を阻止されるた
め、取付部材21に亀裂が発生し、また締着具j自体が
弛緩するような惧れもない。
また第2実施例にあつては、支承部材32の制止片33
が取付部材31の凹所vに係入・接合されることで、締
着具jの締着の際、腕片e2が拡開されるのを阻止され、
取付部材31に亀裂が発生し、また締着具j自体が弛緩
するような惧れもない。
(ト)効果 この考案によれば、一方の合成樹脂製品の取付部材の拡
開を阻止する部材を、他方の製品もしくは支承部材側に
付設することで、型成形は必要最少限の分割で済み、ま
た製品自体の強度を充分に維持でき、なお、取付部材に
はU字状の係止溝が設けられているため、締着具をある
程度、弛緩することで取付部材側の合成樹脂製品たとえ
ばマフラーカバーを容易に支承部材側から離脱可能であ
り、しかも締着機構そのものは極めて簡単であるから、
安価・堅牢に製作可能である合成樹脂製品の利用が容易
になつた。
なお、実施例の説明としてマフラーカバー,シリンダー
カバーを例示したが、之に限らず、たとえばエアークリ
ーナーカバーとシリンダーカバー、気化器カバーとシリ
ンダーカバー等の製品相互の締着にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案品の第1実施例の平面図、第2図は仝上正
面図、第3図は仝上第2実施例の要部平面図、第4図は
仝上要部正面図、第5図は従来形式による締着手段の要
部平面図、第6図は仝上要部正面図、第7図は他の従来
形式による製品の要部正面図である。 A,B……合成樹脂製品、d……係止溝、e1,e2……腕
片、j……締着具、21,31……取付部材、22,3
2……支承部材、23,33……制止片

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂製品の取付部材に形成されたU字
    状の係止溝および取付部材に重合せる支承部材に締着具
    を締着するようにした締着装置において、前記支承部材
    22,32の適所に、前記取付部材21,31の腕片
    e1,e2の一部に係合する制止片23,33を突出・形成
    し、締着具jの係止溝dへの係止に際し、腕片e1,e2
    拡開を阻止可能とした合成樹脂製品の締着装置
  2. 【請求項2】制止片23・33は支承部材22,32の
    端縁もしくは中間に突出・形成されている実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の合成樹脂製品の締着装置
JP8118287U 1987-05-29 1987-05-29 合成樹脂製品の締着装置 Expired - Lifetime JPH0619844Y2 (ja)

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JPS63190605U JPS63190605U (ja) 1988-12-08
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