JPH0322064Y2 - - Google Patents

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JPH0322064Y2
JPH0322064Y2 JP1986010263U JP1026386U JPH0322064Y2 JP H0322064 Y2 JPH0322064 Y2 JP H0322064Y2 JP 1986010263 U JP1986010263 U JP 1986010263U JP 1026386 U JP1026386 U JP 1026386U JP H0322064 Y2 JPH0322064 Y2 JP H0322064Y2
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JP
Japan
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fender
clip
fender liner
liner
tongue
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JP1986010263U
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JPS62122780U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は車両のフエンダライナ取付構造に関す
る。
従来技術 車両の走行時にタイヤによつてはね上げられた
泥水がフエンダパネルに付着して発錆を招く恐れ
をなくすため、フエンダパネルの内側にフエンダ
ライナを取付けることは従来より周知である。
第6図および第7図はその一例を示し、車体の
一部を構成するフエンダパネル1の内側にフエン
ダライナ2が設けられ、該ライナ2がタイヤ30
の位置するタイヤハウス31を区画している。こ
のフエンダライナ2はたとえば合成樹脂により構
成されたパネルから成り、フエンダパネル1とフ
エンダエプロン12に固定されている。かかるフ
エンダライナ2はフエンダパネル1に対して次の
ように取付けられている。
第8図および第9図に示すようにフエンダパネ
ル1の車外側の縁部4がフランジ状に形成され、
この縁部4にクリツプ5aの第1板ばね部6aと
第2板ばね部7aが嵌着されている。またクリツ
プ5aの第2板ばね部7aと第3板ばね部8aの
間にフエンダライナ2の車外側外縁部9が差し込
まれ、ねじ10が第3板ばね部8aに一体に設け
られたナツト14aに螺着され、フエンダパネル
1とフエンダライナ2の両縁部4,9とクリツプ
5aが共締めされて、ライナ2がフエンダパネル
1に固定されている。クリツプ5aによる取付個
所は普通3乃至4個所である。
フエンダライナ2は上述の如くフエンダパネル
1に取付けられるが、この取付構造ではねじ10
を用いるため、部品点数が増大するだけでなく、
ねじの螺着作業に手間をとる欠点を免れなかつ
た。また、クリツプ5aの第2板ばね部7aをフ
エンダパネル1とフエンダライナ2の両縁部4,
9に嵌着するので、このばね部7aの厚さに相当
する深さの凹入部13をフエンダライナ2の縁部
9に形成する必要があるが、この凹入部13によ
つて第10図に示す如くクリツプ5aの近傍のフ
エンダライナ2と縁部4との間に隙間Gができ
る。このような隙間ができれば、ここから泥水等
が浸入してフエンダパネル1の内面、たとえば第
8図に符号11を付した部分に錆を生ぜしめる恐
れがある。
また、フエンダライナの縁部に一対のクリツプ
片を該ライナと一体に形成し、その一方の外側ク
リツプ片を薄肉部によつて開閉可能とし、両クリ
ツプ片の間にフエンダパネルの縁部を位置させ、
外側クリツプ片を閉じることにより、このクリツ
プ片と内側のクリツプ片を係合させ、フエンダラ
イナをフエンダパネルに取付けるフエンダライナ
取付構造も提案されている(実開昭58−147875号
公報)。この構成によると、ねじが不要であるた
め、部品点数を減少できるなどの利点が得られる
が、外側のクリツプ片と内側のクリツプ片を係合
させるとき、外側クリツプ片を薄肉部を中心とし
て回動させる必要があるため、操作性が多少劣る
点に問題がある。また薄肉部を形成し、ここを中
心として外側クリツプを回動できるように構成す
る必要があるため、薄肉部を形成できる材料、例
えばプラスチツク材料によつてフエンダライナを
構成しなければならず、フエンダライナの材質を
選択する際の自由度が狭められる。
目 的 本考案の目的は上記従来の欠点を全て除去した
フエンダライナ取付構造を提供することである。
構 成 本考案は上記目的を達成するため、フエンダラ
イナとフエンダパネルの車外側縁部を互いに重ね
合せて密着し、基部と該基部に対してほぼ平行に
突出する舌部とを有するクリツプの舌部をフエン
ダライナに形成された挿入孔に挿入してフエンダ
ライナとフエンダパネルの前記縁部を基部と舌部
の間に挟み付け、両縁部に穿設された貫通孔を通
して舌部と基部を互いに係止せしめると共に、前
記基部の幅を、前記舌部の幅、挿入孔の幅及び貫
通孔の幅よりも大きく形成した構成を提案する。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に従つて説明す
る。
第1図乃至第5図は本考案に係るフエンダライ
ナ取付構造の一例を示し、ここに示したフエンダ
ライナ2も第7図と同じくフエンダパネル1の内
側に位置し、その車内側縁部はフエンダエプロン
に固定されている。
フエンダパネル1とフエンダライナ2の車外側
の縁部4,9は重ね合されて互いに密着し、これ
ら縁部4,9はクリツプ5によつて固定される。
クリツプ5は特に第4図から明らかな如く、基
部6とこれに一体に形成された舌部7を有し、舌
部7は基部6に対してほぼ平行に突出している。
クリツプ5は合成樹脂またはばね鋼等のばね性を
有する材料から構成されている。
一方、フエンダライナ2には挿入孔15が形成
され、この孔15を通してクリツプ5の舌部7が
挿入され、これによつて舌部7と基部6が、フエ
ンダパネル1とフエンダライナ2の両縁部4,9
を挟み付けるように位置する。またこのとき、両
縁部4,9に穿設された貫通孔16,17が互い
に整合して位置し、第2図に明示する如くこれら
の貫通孔16,17に基部6が突設されたストツ
パ18,19と、舌部7に突設された爪20が突
入し、この爪20が両ストツパ18,19の間に
入り込んでストツパ18に係合する。このため基
部6と舌部7が両貫通孔16,17を通して互い
に係止され、クリツプ5の抜け出しが阻止される
と共に、フエンダパネル1とフエンダライナ2の
両縁部4,9がクリツプ5を介して互いに固定さ
れる。
クリツプ5の取付操作は、フエンダパネル1と
フエンダライナ2の両縁部4,9を重ね合せた
後、クリツプ5の舌部7を矢印Aで示す方向から
フエンダライナ2の挿入孔15に嵌め込み、該ク
リツプを矢印A方向に押し込むだけでよい。この
操作だけでストツパ18と爪20を互いに係止さ
せ、フエンダライナ2をフエンダパネル1に取付
けることができる。ねじ等を螺着する必要は全く
ないだけでなく、クリツプを回動させるような操
作も不要であつて、極めて簡単に作業を遂行でき
る。
またクリツプ5の取付後、両縁部4,9の間に
クリツプの一部が差し込まれることはないため、
両縁部4,9は互いに密着した状態を維持する。
換言すればフエンダライナ2にクリツプ差し込み
のための凹入部13(第10図)を形成する必要
はなく、第5図に明示するようにフエンダパネル
1とフエンダライナ2を共に平坦に形成し、これ
らを互いに密着させることができる。よつて第1
0図に示したような隙間Gはできず、泥水等がフ
エンダパネル1とフエンダライナ2の内部に侵入
し、パネル内面に錆を生ぜしめる欠点を防止でき
る。
また第4図に示したように、クリツプ5の舌部
7の幅d1、挿入孔15の幅d2および貫通孔1
6,17の幅d3よりも、基部6の幅wが大きく
形成されており、これによつてクリツプ5を取付
けたとき基部6が挿入孔15および貫通孔16,
17を外側から覆うことができるため、これらの
孔を通しての泥水の侵入をより確実に防止するこ
とができる。
またフエンダライナとクリツプが別部材である
ため、フエンダライナの一部をクリツプ片とし、
これを薄肉部にて回動可能に構成したときのよう
に、フエンダライナの材質の選択の余地が狭めら
れることはなく、フエンダライナの材質を自由に
選定できる。
第1図乃至第5図には1つのクリツプ5だけを
示したが、通常はホイールアーチに沿つて、たと
えば3乃至4個所程にクリツプ5を取付け、フエ
ンダライナ2を固定することは従来と同様であ
る。
効 果 本考案によれば、ねじを用いずに、しかもクリ
ツプを回動させるような操作を行うことなくフエ
ンダライナをフエンダパネルに取付けることがで
きるため、その作業性を著しく高めることができ
る。また、クリツプの舌部の幅、挿入孔の幅及び
貫通孔の幅よりも基部の幅の方を大きく形成した
ため、挿入孔や貫通孔を通して水が浸入すること
を阻止でき、しかもフエンダパネルとフエンダラ
イナとの間の隙間をなくすことができるので、泥
水等がフエンダパネルの内側に侵入すること、し
たがつてその発錆を抑制することができる。また
フエンダライナの材質を自由に選択することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るフエンダライナ取付構造
をタイヤハウス側から見た部分破断斜視図、第2
図は第1図の−線断面図、第3図は車外側か
らフエンダパネルの一部を破断した状態で見たと
きの斜視図、第4図はフエンダパネルとフエンダ
ライナおよびクリツプを分解して示し、かつクリ
ツプの舌部を破断して示した分解斜視図、第5図
は第1図の矢印方向に見た図、第6図は車両の
全体斜視図、第7図は第6図の矢印で示した部
分の破断斜視図、第8図は従来の取付構造の一例
を示す、第2図と同様な断面図、第9図は第8図
に示した取付構造の、第1図と同様な斜視図、第
10図はねじ取付後に第9図の矢印方向に見た
ときの図である。 1……フエンダパネル、2……フエンダライ
ナ、4,9……縁部、5……クリツプ、6……基
部、7……舌部、15……挿入孔、16,17…
…貫通孔、d1,d2,d3,w……幅。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フエンダライナ2とフエンダパネル1の車外側
    縁部9,4を互いに重ね合せて密着し、基部6と
    該基部6に対してほぼ平行に突出する舌部7とを
    有するクリツプ5の舌部7をフエンダライナ2に
    形成された挿入孔15に挿入してフエンダライナ
    2とフエンダパネル1の前記縁部9,4を基部6
    と舌部7の間に挟み付け、両縁部4,9に穿設さ
    れた貫通孔16,17を通して舌部7と基部6を
    互いに係止せしめると共に、前記基部6の幅w
    を、前記舌部7の幅d1、挿入孔15の幅d2及
    び貫通孔16,17の幅d3よりも大きく形成し
    たことを特徴とする車両のフエンダライナ取付構
    造。
JP1986010263U 1986-01-29 1986-01-29 Expired JPH0322064Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986010263U JPH0322064Y2 (ja) 1986-01-29 1986-01-29

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986010263U JPH0322064Y2 (ja) 1986-01-29 1986-01-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62122780U JPS62122780U (ja) 1987-08-04
JPH0322064Y2 true JPH0322064Y2 (ja) 1991-05-14

Family

ID=30796394

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986010263U Expired JPH0322064Y2 (ja) 1986-01-29 1986-01-29

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5027530A (ja) * 1973-07-10 1975-03-20

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58147875U (ja) * 1982-03-31 1983-10-04 日野自動車株式会社 フエンダライナの取付構造

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5027530A (ja) * 1973-07-10 1975-03-20

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JPS62122780U (ja) 1987-08-04

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