JPH0316788Y2 - - Google Patents

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JPH0316788Y2
JPH0316788Y2 JP15182486U JP15182486U JPH0316788Y2 JP H0316788 Y2 JPH0316788 Y2 JP H0316788Y2 JP 15182486 U JP15182486 U JP 15182486U JP 15182486 U JP15182486 U JP 15182486U JP H0316788 Y2 JPH0316788 Y2 JP H0316788Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、リヤスポイラの取付け構造に関
し、詳しくは、バツクドアが傾斜していても取付
け用ボルトをバツクドアに対して垂直に組付ける
ことなくリヤスポイラの取付けができるように
し、上記バツクドアの一部を構成するインナパネ
ルに形成されるべきボルト組付け用作業窓の位置
をインナパネルの上部側に変位させることを可能
にし、バツクドアが閉じられた状態において上記
インナパネルの内側に配置されるウエザストリツ
プが上記作業窓に重ならないようにしたものに関
する。
【従来の技術およびその問題点】
最近の自動車には、車体の抗力係数の低減や、
高速走行安定性の向上のために、ルーフ後縁から
後方に突出するリヤスポイラが設けられることが
あり、バツクドアを備える自動車においては、そ
のリヤウインド上部枠後面に取付けられることに
なる。 まず、この種のリヤスポイラの取付け手順の一
例を、第6図を引用して説明する。 すなわち、まず、リヤスポイラ取付け用ボルト
1が通される透孔2、および、この透孔2が設け
られた部位に溶接付けされたナツト3を備えるリ
テーナ4を、あらかじめリヤスポイラ5にバツク
ドア6におけるリヤウインド7の上部枠8の一部
を構成するアウタパネル9に対して平行となるよ
うに螺子止めしておき、次に、このリヤスポイラ
5を上記アウタパネル9に図示しないクリツプで
仮止めし、最後に、上記アウタパネル9と協働し
て上記上部枠8を構成するインナパネル10に開
けられた作業窓11から上記ボルト1をアウタパ
ネル9に形成された透孔12を通挿して上記ナツ
ト3に螺締し、組付けを完了する。 ところで、上記のようにリヤスポイラ5をバツ
クドア6に取付ける場合、バツクドア6は傾斜し
ていることから、これに対してリヤスポイラ5を
安定的に保持するためには、上記ボルト1のアウ
タパネル9に対する角度が直角になるようにしな
ければならない。そうすると、上記ナツト3に上
記ボルト1をインナパネル10側から螺締するた
めには、図示例のように上記作業窓11の形成位
置をインナパネル10の下部に設定しなければな
らなくなる。この場合、上記インナパネル10の
下部内側には、車体の封止性を一定に保持するた
めのウエザストリツプ13が配置されているた
め、このウエザストリツプ13と上記作業窓11
とがオーバラツプすることとなり、結果的にその
封止機能が損なわれるという問題があつた。 上記の問題に対する解決策としては、たとえ
ば、第7図において例示するように、上記アウタ
パネル9に略L字形に成形したリテーナ14をグ
ロメツト15および取付けビス16を介して取付
ける一方、上記リヤスポイラ5に透孔17aを有
する取付け座17を設け、この取付け座17に、
透孔18a,18aが形成され、かつナツト19
が接合されたスナツプ部材18を外装し、さら
に、ボルト20を上記透孔18a,17a,18
aから通挿し、これを上記ナツト19に螺締する
ことにより、上記リヤスポイラ5を上記アウタパ
ネル9に取付けるいつたことが考えられる。 しかしながら、この案に従うとリヤスポイラ固
定用のボルト20がリヤスポイラ5の外部に露出
することになるため、その見栄えが悪化するとい
う欠点がある。 そこで、上記アウタパネル9に段部を設け、ア
ウタパネル9の一部を傾斜角度を変えることによ
り、上記ボルト1をアウタパネル9に対して傾斜
した状態で組付けられるようにし、上記作業窓1
1がインナパネル10の上部に位置するように配
慮するといつた打開策が考えられるのであるが、
自動車の車種によつては、上記のリヤスポイラ5
が外装されないものもあり、したがつて、上記の
方策によると、2つの異なる構造を備えたバツク
ドアを作らなければならなくなり、製造コストの
面で非常に不利となる。 この考案は、以上の事情のもとで考え出された
もので、バツクドアが傾斜していても取付け用ボ
ルトをバツクドアに対して垂直に組付けることな
くリヤスポイラの取付けができるようにし、上記
バツクドアの一部を構成するインナパネルに形成
されるべきボルト組付け用作業窓の位置をインナ
パネルの上部側に変位させることを可能にし、上
記インナパネルの内側に配置されるウエザストリ
ツプと上記作業窓とが重ならないようにすること
ができるリヤスポイラの取付け構造を提供するこ
とをその課題としている。
【問題を解決するための手段】
上記の問題を解決するため、この考案では、次
の技術的手段を採用した。 すなわち、この考案にかかるリヤスポイラ取付
け構造は、バツクドアにおけるリヤウインドの上
部枠後面にリヤスポイラを取付けるためのもので
あつて、 上記上部枠のアウタパネルに透孔を、インナパ
ネルに作業窓を開設する一方、 上記透孔に挿入しうる小径部と、上記透孔より
大きい大径部と、小径部と大径部にかけて貫通す
る中央貫通孔と、上記小径部と大径部とが隣接す
る部位において小径部外周から大径部外周につな
がり、かつ上記中央貫通孔の軸線に対し、上記透
孔と上記作業穴をつなぐ線に対するアウタパネル
の傾斜角と同程度に傾斜する座面とを有するスペ
ーサ部材を、その小径部が上記アウタパネルの透
孔を通つて外部に突出し、かつ上記座面がアウタ
パネルの裏面に当接するように配置するととも
に、上記作業窓から上記スペーサ部材の中央貫通
孔を通挿したボルトを、上記アウタパネルの表面
側に配置したリヤスポイラのリテーナに螺合する
ことを特徴としている。
【作用および効果】
まず、あらかじめリヤスポイラをバツクドアに
おけるリヤウインドの上部枠後面に仮り止めして
おく。この状態で、インナパネルに配置された作
業窓からアウタパネルの透孔にスペーサ部材を通
挿した後、上記作業窓からボルトを入れ、これを
上記スペーサ部材の中央貫通孔に挿通し、さら
に、上記リヤスポイラのリテーナに螺合させる。 このとき、上記スペーサ部材は、上記透孔に挿
入しうる小径部と、上記透孔より大きい大径部と
を備え、さらに、上記中央貫通孔の軸線に対して
傾斜する座面をも有していることから、上記スペ
ーサ部材の上記透孔からアウタパネル側への過進
入が阻止されるとともに、上記スペーサ部材は、
上記アウタパネルに対して直角ではなく、斜交い
状に保持されることになる。このことは、上記ボ
ルトが上記アウタパネルに対して斜めに組付けら
れることを意味し、したがつて、この考案による
と、ボルトをアウタパネルに対して鉛直に組付け
ることなく、リヤスポイラをバツクドアに取付け
ることができる。 そのため、インナパネルにおける上記作業窓の
開設位置を、ウエザストリツプが当接する部位か
ら上方にずれた位置とすることが可能となる。 したがつて、ウエザストリツプの封止機能が損
なわれることなく、一定に維持される。
【実施例の説明】
以下、この考案の実施例を図面を参照して具体
的に説明する。 まず、第一の実施例を第1図ないし第4図にも
とづいて詳説する。 第1図は、リヤスポイラ21がバツクドア22
に取付けられている状態を示す。すなわち、この
リヤスポイラ21は、上記バツクドア22におけ
るリヤウインド23の上部枠23aの後面23b
にボルト24を介して組付けられる。 第2図に示すように、上記バツクドア22は、
インナパネル25とこれを覆う傾斜状のアウタパ
ネル26とを備える。一方、上記リヤスポイラ2
1の内側には、透孔27aを有するリテーナ27
が装着され、上記アウタパネル26に開けられた
透孔26aないし上記透孔27aから通挿された
上記ボルト24が螺合されるべき螺子穴28aを
もつナツト28が、その表面27bに溶接付けさ
れている。 そして、上記アウタパネル26の透孔26aに
は、スペーサ部材29が通挿される。このスペー
サ部材29は、第2図からよく分かるように、上
記透孔26aに挿入しうる小径部29aと、上記
透孔26aより大きい大径部29bと、これら両
径部29a,29bにかけて貫通する中央貫通孔
29cと、上記両径部29c,29bの隣接部位
において小径部外周から大径部外周につながり、
かつ、上記中央貫通孔29cの軸線に対して傾斜
する座面29dとを備えている。 すなわち、上記スペーサ部材29は、第2図な
いし第4図に詳示されているように、上記透孔2
6aに通挿され、かつ上記小径部29aを構成す
る板金製チユーブ30と、このチユーブ30の一
端部に外嵌され、かつ上記大径部29bを構成す
るある程度の肉厚をもつた筒状の樹脂製スペーサ
31とからなり、上記スペーサ31は、その座面
29dが上記アウタパネル26の裏面26bに当
接することにより、上記チユーブ30の透孔26
aからのアウタパネル26外への過進入を阻止
し、上記スペーサ部材29の位置を規定する機能
を果たす。さらに、上記スペーサ31には、上記
透孔26aの内縁適部において形成された凹部2
6cに嵌合し、かつ上記スペーサ部材29の回動
を規制するストツパ片31bが外周31aに形成
されており、さらに、このストツパ片31bの外
周面には、上記凹部26cの内縁部に形成された
切欠き部26dに嵌合し、上記スペーサ部材29
の透孔26a内での軸回り方向における位置を規
定する突起31cに突成されている。 さらに、上記インナパネル25における上記ア
ウタパネル26の透孔26aとオーバラツプする
部位には、作業窓32が開けられており、この作
業窓32から挿入されたボルト24が、上記スペ
ーサ部材29の中央貫通孔29cに通挿され、座
金33、および、回り止めワツシヤ34を介して
上記リテーナ27のナツト28の螺子穴28aに
螺合されるようになつている。 なお、図示例において、符号35は、車体をシ
ールするウエザストリツプを示し、また、36
(第1図)は、上記リヤスポイラ21を上記バツ
クドア22に仮り止めするためのクリツプを示
す。 次に、リヤスポイラ21の取付け手順を詳述す
る。 まず、あらかじめリテーナ27が螺子止めされ
ているリヤスポイラ21をクリツプ36でバツク
ドア22におけるリヤウインド23の上部枠後面
23aに仮り止めしておき、さらに、インナパネ
ル25に配置された作業窓32から上記スペーサ
部材29を挿通し、さらに、上記透孔26aに通
挿する。このとき、上記スペーサ部材29におけ
るストツパ片31b上の突起31cがその弾性に
より前記透孔26aの内縁を乗り越えることにな
る。そのため、上記突起31cは、上記スペーサ
部材29の上記透孔26aからの離脱を阻止する
役割を果たす。さらにこのとき、上記スペーサ部
材29のストツパ片31bが上記凹部26cに嵌
合することにより、スペーサ部材29の回動が規
制される一方、座面29dがアウタパネル26の
裏面26bに当接することにより、スペーサ部材
29の嵌合位置が規定され、こうして上記スペー
サ部材29は、アウタパネル26に対して斜交い
状に貫通した状態に保持される。その後、上記作
業窓32から回り止めワツシヤ34、座金33が
順不同に套嵌されたボルト24を入れ、これを上
記スペーサ部材29の中央貫通孔29cに挿通し
て、リテーナ27に配置されているナツト28の
螺子穴28aに螺締する。 こうして、第2図に例示されるように、リヤス
ポイラ21がバツクドア22に対して安定的に保
持されるとともに、ウエザストリツプ35が作業
窓32から突出することが防止される。 なお、上記スペーサ部材29は、たとえば、第
5図に示す第二の実施例のように、一体成形によ
り構成し、大径部29aと小径部29bとを一体
的に有するようにすることもできる。 この場合、上記スペーサ部材29の材料として
は、硬質樹脂などを採用するとよい。 そうすれば、組付け部品点数を少なくすること
ができ、作業能率の面で有利となる。 もちろん、この考案の範囲は、上記実施例に限
定されることはなく、たとえば、上記実施例にお
けるスペーサ部材29のストツパ片31bの形成
位置は、図示例以外の部位でもよく、要は、上記
スペーサ部材29をアウタパネル26の透孔26
aに適切に貫挿保持しうるようにされるものであ
る。 なお、いうまでもなく、上述したリヤスポイラ
の取付け構造は、本考案の範囲内でその他、修正
変更されうるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第一実施例における斜視
図、第2図は第1図の−線に沿う断面図、第
3図は第2図の矢視図、第4図はこの考案の第
一実施例におけるスペーサ部材の斜視図、第5図
はこの考案の第二実施例を示す断面図、第6図お
よび第7図は従来例の説明図である。 21……リヤスポイラ、22……バツクドア、
23……リヤウインド、23a……上部枠、23
b……上部枠後面、24……ボルト、25……イ
ンナパネル、26……アウタパネル、26a……
透孔、26b……裏面、27……リテーナ、29
……スペーサ部材、29a……大径部、29a…
…小径部、29c……中央貫通孔、29d……座
面、32……作業窓。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 バツクドアにおけるリヤウインドの上部枠後面
    にリヤスポイラを取付けるための構造であつて、 上記上部枠のアウタパネルに透孔を、インナパ
    ネルに作業穴を開設する一方、 上記透孔に挿入しうる小径部と、上記透孔より
    大きい大径部と、小径部と大径部にかけて貫通す
    る中央貫通孔と、上記小径部と大径部とが隣接す
    る部位において小径部外周から大径部外周につな
    がり、かつ上記中央貫通孔の軸線に対し、上記透
    孔と上記作業穴をつなぐ線に対するアウタパネル
    の傾斜角と同程度に傾斜する座面とを有するスペ
    ーサ部材を、その小径部が上記アウタパネルの透
    孔を通つて外部に突出し、かつ上記座面がアウタ
    パネルの裏面に当接するように配置するととも
    に、上記作業穴から上記スペーサ部材の中央貫通
    孔を通挿したボルトを、上記アウタパネルの表面
    側に配置したリヤスポイラのリテーナに螺合する
    ことを特徴とする、リヤスポイラの取付け構造。
JP15182486U 1986-10-02 1986-10-02 Expired JPH0316788Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP15182486U JPH0316788Y2 (ja) 1986-10-02 1986-10-02

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JP15182486U JPH0316788Y2 (ja) 1986-10-02 1986-10-02

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Publication Number Publication Date
JPS6357184U JPS6357184U (ja) 1988-04-16
JPH0316788Y2 true JPH0316788Y2 (ja) 1991-04-10

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ID=31069248

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JP15182486U Expired JPH0316788Y2 (ja) 1986-10-02 1986-10-02

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010036891A (ja) * 2008-08-04 2010-02-18 Dr Ing Hcf Porsche Ag 空気流案内装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010036891A (ja) * 2008-08-04 2010-02-18 Dr Ing Hcf Porsche Ag 空気流案内装置

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JPS6357184U (ja) 1988-04-16

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