JPH06198252A - 多段階重量選別機 - Google Patents

多段階重量選別機

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JPH06198252A
JPH06198252A JP35989592A JP35989592A JPH06198252A JP H06198252 A JPH06198252 A JP H06198252A JP 35989592 A JP35989592 A JP 35989592A JP 35989592 A JP35989592 A JP 35989592A JP H06198252 A JPH06198252 A JP H06198252A
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孝橋  徹
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光一 沖田
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Yamato Scale Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 多段階重量選別機において、物品を所定個数
づつ計量装置に供給する為の作業を作業者の代わりに分
散装置と供給装置に行わすこと。 【構成】 各計量ホッパAが基台11に設けられ、各計
量ホッパAに供給された物品の重量を重量検出器LCが
計量し、この計量値を選別部が読み込み選別し、振り分
け装置32が計量済み物品を選別結果に基づいて予め定
めた複数の収納箱Rに振り分ける多段階重量選別機にお
いて、定めた位置に供給される多数の物品を分散させる
分散フィーダ16を設け、夫々が分散フィーダ16によ
り分散される物品を受け入れて、受け入れた物品を対応
する各計量ホッパAに所定個数づつ送り出す直進フィー
ダEを設け、計量ホッパA内の物品を受け入れて該物品
を所定個数づつ振り分け装置32に搬送する集合シュー
トSを複数の計量ホッパAの下側位置に設け、振り分け
装置32を集合シュートSの下側位置に設けて成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、所定個数づつ供給さ
れた物品を計量し、この計量した物品を計量値と対応す
る予め定めた振り分け位置に振り分けて、物品の重量選
別をする多段階重量選別機に関する。
【0002】
【従来の技術】上記従来の多段階重量選別機には、特開
昭63−184022号公報に掲載されているものがあ
り、その重量選別機は、図12に示すように、物品をa
乃至fの6段階(ランク)に選別するもので、4つの容
器4a〜4dを有する計量部2と、この計量部2の各容
器4a〜4dに物品を供給する供給装置6と、計量部2
で計量の完了した物品を容器4a〜4dから受け取って
搬送する搬送装置8と、この搬送装置8における6つの
振り分け位置に設けた振り分け装置10a〜10fとを
備えている。この多段階重量選別機は、計量部2での計
量値に基づいて物品を選別し、その選別結果に従って各
振り分け装置10a〜10fを制御して、物品をその計
量値と対応する所定の振り分け場所に振り分けることが
できる。
【0003】供給装置6は、搬送コンベアに複数の容器
を取り付けたものであり、これらの容器は計量部2の容
器4a〜4dと同期して搬送される。即ち、搬送コンベ
アの容器と計量部2の容器4a〜4dとが物品供給位置
で相互に1個づつ順次出会うようになっている。計量部
2の各容器4a〜4dに物品を供給するときは、作業者
が搬送コンベアの各容器に所定個数づつ物品を手で供給
すればよく、これにより、各容器に供給された物品は、
容器に保持された状態で計量部2側に搬送されて、物品
供給位置で搬送コンベアの容器から計量部2の容器4a
〜4dに投入される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の多段階重量
選別機によると、計量部2の計量能力、搬送装置8の搬
送能力、振り分け装置10a〜10fの振り分け能力を
大きくするに従って供給装置6のコンベア速度を速くす
る必要があるが、コンベア速度が或る一定以上になると
コンベアに取り付けられている容器の移動速度が速くな
り、作業者が供給装置6の各容器に物品を供給すること
ができなくなり、その為に多段階重量選別機の処理能力
を或る一定以上に上げることができないという問題があ
る。そして、供給装置6のコンベア速度を速くすると、
作業者が各容器に物品を所定個数づつ投入することが困
難になり、投入ミスが起こるという問題もある。更に、
重量選別機の能力を上げるに従って供給装置6に物品を
投入する作業者の人数も増加させる必要があるという問
題もある。
【0005】本発明は、上記問題点を解決する多段階重
量選別機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、複数の計
量容器が円周に沿って本体に設けられており、各計量容
器に供給された物品の重量を計量部が計量し、計量して
得られた各物品の計量値を選別部が多段階に選別し、振
り分け装置が上記計量済み物品を上記選別結果に基づい
て予め定めた複数の振り分け位置に振り分ける多段階重
量選別機において、定めた位置に供給される多数の物品
を外周側に分散させる分散装置を上記本体に設け、夫々
が上記分散装置により分散される物品を受け入れてこの
受け入れた物品を対応する上記各計量容器側に所定個数
づつ送り出す供給装置を上記本体に設け、上記計量容器
内の物品を受け入れて該物品を上記所定個数づつ上記振
り分け装置に搬送する搬送部を上記複数の計量容器の下
側位置に設け、上記振り分け装置を上記搬送部の下側位
置に設けたことを特徴とするものである。
【0007】第2の発明は、第1の発明の多段階重量選
別機において、上記複数の計量容器を複数のグループに
分割し、上記計量容器の各グループごとに対応させて上
記振り分け装置を複数台設け、上記搬送部が、上記計量
容器内の物品を該計量容器の属する上記グループと対応
する上記振り分け装置に搬送する構成としたことを特徴
とするものである。
【0008】第3の発明は、物品の重量を重量測定装置
が測定し、測定された物品の各重量値を選別部が多段階
に選別し、振り分け装置がこれら測定済み物品を該選別
結果に基づいて予め定めた複数の振り分け位置に振り分
ける多段階重量選別機において、定めた位置に供給され
る多数の物品を外周側に分散させる分散装置を本体に設
け、夫々が該分散装置により分散される物品を受け入れ
てこの受け入れた物品を下記搬送部側に所定個数づつ送
り出す複数の供給装置を上記本体に設け、該供給装置側
から送り出される物品を上記所定個数づつ上記重量測定
装置に搬送する搬送部を上記供給装置の下側位置に設
け、上記重量測定装置及び上記振り分け装置を上記搬送
部の下側位置に設けた構成としたことを特徴とするもの
である。
【0009】第4の発明は、第3の発明の多段階重量選
別機において、上記複数の供給装置を複数のグループに
分割し、該供給装置の各グループごとに対応させて上記
重量測定装置及び上記振り分け装置を複数組設け、上記
搬送部が、上記供給装置側から送り出されてくる物品を
該供給装置の属する上記グループと対応する上記重量測
定装置の組に搬送する構成としたことを特徴とするもの
である。
【0010】第5の発明は、第1、2、3又は4の発明
の多段階重量選別機において、上記搬送部をシュートで
形成し、該シュートから排出される物品の排出タイミン
グを調整する複数のゲートを該シュートに設けた構成と
したことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】第1の発明によれば、ランダムに多数の物品が
分散装置に供給されると、分散装置は供給された物品を
分散させて、その分散方向の所定の各位置に設けられて
いる各供給装置に供給する。各供給装置は、分散装置に
より分散された物品を受け入れて、この受け入れた物品
を対応する各計量容器側に所定個数づつ供給する。そし
て、各計量容器に供給された所定個数の物品の重量を各
計量容器ごとに計量部が計量し、計量して得られた所定
個数づつの物品の計量値を選別部が読み込み選別する。
そして、搬送部が各計量容器から計量済の物品を受け入
れて、この受け入れた物品を所定個数づつ振り分け装置
に搬送し、振り分け装置がこれら計量済み物品を選別結
果に基づいて予め定めた複数の振り分け位置に振り分け
る。
【0012】第2の発明によれば、或るグループの計量
容器によって計量された物品は、当該グループと対応す
る所定の振り分け装置によって予め定めた複数の振り分
け位置に振り分けられる。つまり、計量部による時間当
たりの物品重量の計量回数(計量能力)が、1台の振り
分け装置による時間当たりの物品の振り分け回数(振り
分け能力)よりも大きい場合、振り分け装置を複数台設
けることにより、計量能力と振り分け能力とのバランス
をとることができる。
【0013】第3の発明によれば、ランダムに多数の物
品が分散装置に供給されると、分散装置は供給された物
品を分散させて、その分散方向の所定の各位置に設けら
れている各供給装置に供給する。各供給装置は、分散装
置により分散された物品を受け入れて、この受け入れた
物品を搬送部側に所定個数づつ送り出す。そして、搬送
部が、これら受け入れた物品を所定個数づつ重量測定装
置に搬送し、振り分け装置がこれら重量測定済み物品を
選別結果に基づいて予め定めた複数の振り分け位置に振
り分ける。
【0014】第4の発明によれば、或るグループの供給
装置によって搬送部に供給された物品は、当該グループ
と対応する所定の組の重量測定装置及び振り分け装置に
搬送部によって搬送される。つまり、分散装置及び供給
装置による時間当たりに物品を所定個数づつ送り出す回
数(送り出し能力)が、1組の重量測定装置及び振り分
け装置による時間当たりの物品の重量測定及び振り分け
回数(重量測定及び振り分け能力)よりも大きい場合、
重量測定装置及び振り分け装置を複数組設けることによ
り、送り出し能力と重量測定及び振り分け能力とのバラ
ンスをとることができる。
【0015】第5の発明によれば、1組が所定個数の物
品からなる各組の物品が、順次シュートを滑落して移動
する際に、各ゲートが物品を各組ごとに保持し、所定の
タイミングでシュートから排出させることができる。こ
れにより、各組の物品を正確なタイミングで、しかも各
組の物品が互いに混合しないように振り分け装置又は重
量測定装置に供給することができる。
【0016】
【実施例】第1実施例を8段階重量選別機を例にとって
説明する。図1は、この重量選別機の部分断面図であ
る。この重量選別機は、図1に示すように、固定基台1
1の略中央に分散フィーダ16(分散フィーダ16が請
求項1に記載の分散装置である。)を設けてあり、この
分散フィーダ16によって外側に分散された物品は、1
6台の直進フィーダE(E1 〜E16)(直進フィーダE
が請求項1に記載の供給装置である。)に供給される。
これら複数台の直進フィーダEは、物品を所定個数づつ
対応する16台の各計量ホッパA(A1 〜A16)に供給
する。各計量ホッパAによって重量が計量された物品
は、計量ホッパA1 、A2 、A3 、・・・、A16の順番
で、各計量ホッパAと対応して設けてある各集合シュー
トS(S1〜S16)(集合シュートSが請求項1に記載
の搬送部である。)に排出される。そして、これら集合
シュートSを通って排出される物品は、所定個数づつ振
り分け装置32上に排出されて、該所定個数の物品の合
計重量と対応する収納箱R(R1 〜R8 )にこの振り分
け装置32によって振り分けられて重量選別される。こ
れら直進フィーダE、計量ホッパA、集合シュートS
は、図1に示すように、固定基台11に固定して設けら
れており、振り分け装置32は床33に固定して設けら
れている。
【0017】つまり、この重量選別機は、物品の重量を
計量して、その重量が8つの重量ランクの内のどの重量
ランクに属するかを判定し、その判定結果に基づいてそ
の計量済み物品を対応する収納箱Rに排出し、これによ
り物品の重量選別を行う。
【0018】図1に示す17は、物品の溜めホッパであ
り、この重量選別機の固定基台11の中央部上面に取り
付けられている。図には示していないが、この溜めホッ
パ17の上方にはバケットコンベアの排出口が配置され
ており、このバケットコンベアは重量選別機の設置面と
同レベルに設置されている大きな貯槽に溜められている
被計量物品を引き上げてその排出口から排出し、物品を
溜めホッパ17にランダムに供給するものである。
【0019】溜めホッパ17内の物品は、溜めホッパ1
7の下側出口から排出されて分散フィーダ16の傘状体
18の上面の略中心位置に供給される。傘状体18の上
に供給された物品は、傘状体18を支持する分散用振動
器VMが振動したときに、傘状体18の中心から外周縁
側に送られ放射状に分散する。この傘状体18には、図
2に示すように、外周縁に沿って16個の排出口を設け
てあり、物品は各排出口に略均等に送られる。そして、
各排出口には、落下止めゲート40を設けてあり、この
ゲート40が開くと物品が下方の樋状体19上に落下す
る。この落下止めゲート40は、分散フィーダ用排出ゲ
ート駆動シリンダGX(GX1 〜GX16)によって開閉
駆動される。
【0020】分散フィーダ16の周囲には、図1に示す
ように、放射状に(360/16)°ごとに16台の直
進フィーダE(図1には1台の直進フィーダE1 を示
す。)が配置されており、各直進フィーダEは固定基台
11の上面に設けられている。各直進フィーダEは樋状
体19を備えており、中心側端部が傘状体18の外縁の
下側に位置し、先端側が各計量ホッパAの上側に位置し
ている。そして、各樋状体19は、物品が滑落し易いよ
うに、先端側が下になるように傾斜して設けてある。こ
の樋状体19の先端側に設けられている排出口20は、
図2に示すように、1個の物品が通過できる幅の寸法に
形成されている。分散フィーダ16により分散された物
品は、傘状体18の上面から樋状体19上に供給され、
滑落及び樋状体19を支持する直進用振動器V(V1
16)の振動によって、樋状体19の中心側の端部から
先端側に送られる。図1に示す21は、樋状体19の排
出口20を開閉するための投入ゲートであり、投入ゲー
ト21は各直進フィーダEの直進フィーダ用投入ゲート
駆動シリンダGA(GA1 〜GA16)により駆動されて
開閉する。
【0021】16台の各直進フィーダEの先端の下方に
は、図1に示すように16台の計量ホッパAが設けられ
ており、物品を保持して計量することができる。直進フ
ィーダEの振動用バイブレータVは、V1 〜V16の順番
で所定の時間間隔をおいて順に駆動して、各樋状体19
上の物品を排出口20側に送り出す。そして、投入ゲー
ト駆動シリンダGAが、図5に示すように、GA1 〜G
16の順番で所定の時間間隔tsecをおいて順に駆動
して、投入ゲート21を順に開放して対応する各計量ホ
ッパA(A1 〜A16)に物品を供給する。これらの計量
ホッパAには、夫々重量検出器LC(LC1 〜LC16
が設けられ、計量ホッパAに供給された物品の重量値を
検出する。これらの計量ホッパAの下方には、夫々集合
シュートS(S1 〜S16)を設けてある。そして、各計
量ホッパAに設けられている計量ホッパ用排出ゲート駆
動シリンダVAが、VA1 〜VA16の順番で所定の時間
間隔tsecをおいて順に駆動して、各計量ホッパAの
ゲート22を順に開放して対応する各集合シュートS
(S1 〜S16)に物品を排出する。
【0022】図3は、集合シュートS及び振り分け装置
32の平面図である。集合シュートSは、樋状であり、
16台設けてある。そして、この16台の集合シュート
Sは、放射状に配置して設けられており、各上端が対応
する計量ホッパAの下方に位置し、各下端が中心部に集
合している。この中心部には、1台の排出シュート12
を設けてある。この排出シュート12は、各集合シュー
トSを滑落してきた物品を受け入れて、この排出口34
から排出させる。
【0023】排出シュート12の下方には、図3に示す
ように、コンベア式振り分け装置32を設けてあり、排
出シュート12の排出口34から落下してくる物品をコ
ンベア13上で受け入れて、矢印27の方向へ搬送す
る。図に示す14は、ガイドである。ガイド14は、コ
ンベア13上に落下してきた物品が、コンベア13の搬
送方向以外の他の方向に分散しないようにするためのも
のである。
【0024】コンベア13上には、図3に示すように、
コンベア13の同図の左側の縁に沿って物品検出センサ
PHR(PHR1 〜PHR7 )と物品を振り分けるため
のエアー弁開閉マグネットVC(VC1 〜VC7 )を設
けてある。これら物品検出センサPHRとエアー弁開閉
マグネットVCは、PHR1 とVC1 、・・・、PHR
7 とVC7 が夫々組となり、各組のPHRとVCを夫々
所定の間隔を隔てて設けてある。そして、各エアー弁開
閉マグネットVCにはエアーノズルN(N1 〜N7 )が
設けられている。各エアーノズルNは、対応するエアー
弁開閉マグネットVCを介して加圧エアー供給源(図示
せず)と接続しており、対応するマグネットVCが開状
態となったときに加圧エアーを前方に噴射する。また、
コンベア13を間に介して各エアーノズルNと対向する
位置に物品を受け入れる収納箱R(R1 〜R7 )を設置
してある。更に、コンベア13の排出側の端部位置にも
収納箱R8 を設置してある。即ち、各収納箱R(R1
8 )は8つの各重量ランクと夫々対応している。
【0025】この多段階重量選別機は、図4に示す制御
装置25を備えている。図4は、制御装置25に接続す
る電気部品のブロック図である。重量検出器LC(LC
1 〜LC16)は、各計量ホッパAに供給された物品の重
量を検出し、その信号は制御装置25に入り、重量ラン
クが判定され、制御装置25内のメモリに一旦記憶され
る。物品検出センサPHA(PHA1 〜PHA16)は、
各直進フィーダEの物品供給側(分散フィーダ16の排
出口側)に配置されている。物品検出センサPHAは、
各樋状体19上に物品が所定量より不足しておれば、そ
の旨の信号を制御装置25に発信し、制御装置25は対
応する分散フィーダ用排出ゲート駆動シリンダGXにそ
の旨の信号を送り、ゲート40を開放させる。ゲート4
0が開放すると、物品が傘状体18上から樋状体19上
へ投下され、この投下された物品は排出口20側に向か
って滑落しながら移動する。この樋状体18上の物品を
計量ホッパAに投入するタイミングは、図5に示すとお
り予め決めてある。即ち、所定のタイミング(状態P)
となったときに、制御部25は、まず、直進フィーダ用
投入ゲート駆動シリンダGA1 を駆動させて投入ゲート
21を開放すると共に、樋状体18上の物品が速やかに
計量ホッパA1 に投入されるように直進フィーダ用振動
器V1 を駆動させる。そして、物品が樋状体18の排出
口20から排出されて、物品検出センサPHB1 がこの
物品を検出すると、駆動シリンダGA1 を駆動させて排
出口20を閉鎖すると共に、振動器V1 を停止させる。
この際、樋状体18の排出口20には、後続の物品が振
動器V1 による振動によって移動してきており、次の排
出まで待機している。ただし、2個の物品を1組として
計量ホッパA1 に投入する場合は、再度駆動シリンダG
1 を駆動させて、ゲート21を開閉させる。
【0026】次に、図5に示すように、駆動シリンダG
1 の動作終了後、投入ゲート駆動シリンダGA2 を駆
動させて、上記と同様にしてゲート21を開閉し、所定
個数の物品を計量ホッパA2 に投入する。以下、同様に
図5に示すように一定の時間間隔tを置きながら計量ホ
ッパA3 、A4 、・・・、A16、A1 、A2 、・・・と
順番に所定個数の物品を投入する。なお、物品検出セン
サPHB(PHB1 〜PHB16)は、図1に示すよう
に、各樋状体19の先端下面に取り付けられている。
【0027】物品レベルセンサPHCは、溜めホッパ1
7の側方に設けられており、溜めホッパ17内の物品の
レベルを検出して、その信号を制御装置25に出力す
る。つまり、溜めホッパ17内の物品のレベルを検出す
ることにより、傘状体18上の物品の層厚を或る一定範
囲内に保たれるように作動する。
【0028】計量ホッパ用排出ゲート駆動シリンダVA
(VA1 〜VA16)は、計量ホッパAの排出ゲート22
を開閉駆動する為のものである。制御装置25は、各計
量ホッパAに物品が投入されると、図5に示す或る一定
の安定時間が経過した後に物品の重量を計量し、計量デ
ータを取り込み各計量データごとに重量ランクを決定し
て、制御装置25内のメモリに一旦記憶する。そして、
計量が終了すると、その計量ホッパAと対応する排出ゲ
ート駆動シリンダVAを駆動させて排出ゲート22を開
閉して、この計量ホッパA内の物品を排出させる。計量
ホッパAから排出された物品は、その計量ホッパAと対
応する集合シュートSに乗り移り、集合シュートS及び
排出シュート12を通過してコンベア式振り分け装置3
2のコンベア13上に投下される。
【0029】なお、排出ゲート駆動シリンダVAは、図
5に示すように、所定の時間間隔をおいてVA1 、VA
2 、・・・、VA16、・・・の順番で順次駆動してお
り、これによって、各計量ホッパA1 、A2 、・・・、
16、・・・内の物品を所定の時間間隔tを置いて順次
コンベア13上に投下することができる。
【0030】物品検出センサPHR(PHR1 〜PHR
7 )は、コンベア13によって搬送されてくる物品を検
出し、この検出した物品の重量ランクが該物品検出セン
サPHRと対応しているとき、該物品を検出した物品検
出センサPHRと対応するエアー弁開閉マグネットVC
を開閉駆動させるためのものである。つまり、重量ラン
クの決定されている物品が、コンベア13によって搬送
されて、物品検出センサPHR1 〜PHR7 の前方を順
番に通過すると、各物品検出センサPHRは順次物品を
検出し、検出信号を制御装置25に出力する。すると、
制御装置25は、物品検出センサPHRからの信号を読
み込んで、物品の振り分け位置(該物品検出センサPH
R)と該物品の重量ランクデータとを比較する。両者が
対応している場合、即ち、例えば重量ランクR1 の物品
がPHR1 によって検出されたときは、該物品検出セン
サPHR(PHR1 )と対応するエアー弁開閉マグネッ
トVC(VC1 )を開閉駆動させて、該物品に加圧エア
ーを所定時間吹き付けて、該物品を収納箱R(R1 )内
へ押し込む。ただし、両者が対応していない場合は、後
段の物品検出センサPHRがその物品を検出するのを待
ち、検出された時点で物品の振り分け位置と該物品の重
量ランクデータとを比較する。なお、該物品の重量ラン
クデータがいずれの物品の振り分け位置とも対応してい
ない場合は、収納箱R8 に投入される。そして、次に別
の物品がコンベア13によって搬送されてきて、物品検
出センサPHR1 〜PHR7 の前方を順番に通過する
と、上記と同様にして、物品の振り分け位置と該物品の
重量ランクデータとを比較して振り分ける。そして、先
行する物品の重量ランクデータと後続の物品の重量ラン
クデータは、制御装置25内のメモリに記憶してあり、
物品が収納箱Rに投入された後に、その物品の重量ラン
クデータを消去する。
【0031】図6は、図4に示す制御装置25内の電気
回路のブロック図である。LC1 〜LC16は重量検出
器、AMP1 〜AMP16は増幅器、AS1 〜AS16はア
ナログスイッチ、A/DはA/D変換器であり、I/O
は入出力回路、CPUはマイクロプロセッサである。そ
して、メモリはROM、RAM、E2 ROMを備えてい
る。また、制御装置25には、重量、重量ランクデータ
等の監視、設定のための表示部と操作キーが付属してい
る。この制御装置25は、図5に示すタイムチャートの
状態P13にてアナログスイッチAS1 をONにして、重
量検出器LC1 の計量信号をA/D変換して計量動作を
行い、以下順番に状態P14、P15、P16、P1 、P2
・・・において、AS2 、AS3 、AS4 、AS5 、A
6 、・・・をONにして上記と同様に計量動作を行
う。
【0032】図5は、この多段階重量選別機における計
量ホッパAへの物品の投入、計量及び計量した物品の排
出のタイミングを示すタイミングチャートである。同チ
ャートに示すように、1計量サイクル時間は、Tsec
時間であり、これを16等分してtsecおきに状態P
をP1 、P2 、・・・、P16、P1 、・・・と順に変更
している。まず、制御装置25に計量スタート指令(こ
の指令は、オペレータが図6に示す制御装置25に設け
られている操作キーを操作して生成することができる
し、1つの計量サイクルが終了した時にCPUが自動的
に次のサイクルに移ることができるようにプログラムに
基づいて生成される。)が掛けられると、夫々の直進フ
ィーダEの投入ゲート21をE1 、E2 、E3 、・・・
の順に開放すべく投入ゲート駆動シリンダGAをG
1 、GA2 、GA3 、・・・の順に作動すると共に、
直進用振動器V(図示せず)がV1 、V2 、V3 、・・
・の順に作動する。これにより、計量ホッパAへ、
1 、A2 、A3 、・・・の順に物品の投入が開始され
る。つまり、投入ゲート駆動シリンダGA1 がP1 状態
で作動してP2 状態で物品を計量ホッパA1 へ投入し、
GA2 がP2 状態で作動してP3 状態で物品を計量ホッ
パA2 へ投入し、以下同様に同チャートに示すタイミン
グで各計量ホッパA内に物品を投入する。ただし、各計
量ホッパAに投入する物品の個数が例えば2個づつであ
れば、1個の物品が計量ホッパAに投入されるごとに、
対応する投入ゲート21を閉鎖すべく投入ゲート駆動シ
リンダGAを作動させると共に、対応する直進用振動器
Vを停止させて、2個の物品を投入する。そして、各計
量ホッパAに物品が投入された時から、夫々所定の安定
時間経過後に各計量ホッパA内の物品の重量を所定のt
secの時間間隔をおいて順に計量し、計量によって得
た各計量値をCPU内のメモリに取り込み、各計量値ご
とに重量ランク値を決定する。そして、これら決定した
各重量ランク値を同メモリ内部のレジスタにその決定し
た順に記憶する。つまり、計量ホッパA1 内の物品の重
量をP13状態で計量し、計量ホッパA2 内の物品の重量
をP14状態で計量し、以下同様に同チャートに示すタイ
ミングで各計量ホッパA内の物品の重量を計量する。
【0033】計量ホッパA内の物品の重量の計量が終了
すると、計量の終了した順番に直ちに計量ホッパ用排出
ゲート駆動シリンダVAをVA1 、VA2 、VA3 、・
・・の順に作動させる。これにより、計量ホッパA内の
物品をA1 、A2 、A3 、・・・の順に排出させて、各
物品を対応する集合シュートSへS1 、S2 、S3 、・
・・の順に排出させる。つまり、排出ゲート駆動シリン
ダVA1 がP14状態で作動し、VA2 がP15状態で作動
し、以下同様に同チャートに示すタイミングで各排出ゲ
ート駆動シリンダVAが作動する。このようにして、各
計量ホッパAから物品が順次排出されて、各計量ホッパ
Aごとに或る一定時間が経過すると各計量ホッパAごと
に順次今回の計量サイクルが終了し、同タイムチャート
に示すように次の計量サイクルが開始する。
【0034】一方、集合シュートSをS1 、S2
3 、・・・の順に通過する各物品は、振り分け装置3
2のコンベア13上に順次投下され、上述したように、
各物品の重量ランクと対応する夫々の収納箱Rに振り分
けられて重量選別が行われる。
【0035】第2実施例を図10を参照して説明する。
第2実施例の多段階重量選別機は、第1実施例の多段階
重量選別機において、計量ホッパA(A1 〜A16)、計
量ホッパ用排出ゲート駆動シリンダVA(VA1 〜VA
16)、重量検出器LC(LC1 〜LC16)を取り除き、
夫々の樋状体19の排出口20を各集合シュートS(S
1 〜S16)の上端部に対向させた構成である。そして、
図11に示すように、振り分け装置32の前段に、送り
込みコンベア26とコンベア式計量装置28とを設けて
ある。つまり、第1実施例では16台の計量ホッパAに
より物品の重量を計量する方式であるのに対して、第2
実施例では1台の計量装置28により物品の重量を計量
する方式である。これ以外は、第1実施例と同等であ
り、同等部分を同一の番号で示し、詳細な説明を省略す
る。
【0036】この重量選別機によると、図10に示すよ
うに、溜めホッパ17に投入された物品を分散フィーダ
16が分散して、16台の各直進フィーダEに供給す
る。そして、各直進フィーダEは、所定の時間間隔tを
置いて夫々と対応する各集合シュートSに物品を所定個
数づつ投入する。各集合シュートSに投入された物品は
順次所定の時間間隔tを置いて、図11に示す送り込み
コンベア26上に落下する。送り込みコンベア26は、
受け入れた物品を同図に示す矢印27の方向に搬送し
て、コンベア式計量装置28へ順次送り込む。コンベア
式計量装置28は、この送り込まれた各物品を計量コン
ベア29によって後段の振り分け装置32へ搬送する。
計量コンベア29によって搬送中の物品は、重量検出器
31によって重量が計量され、この計量信号は制御部2
5に入力される。そして、制御部25は、第1実施例と
同様にして、これら計量済み物品の計量値に基づいて重
量ランクを決定する。そして、振り分け装置32も第1
実施例と同様にして、計量済み物品をその重量ランクと
対応する収納箱Rに振り分ける。このようにして、物品
の重量選別を行うことができる。
【0037】第3実施例を図7を参照して説明する。こ
の実施例の多段階重量選別機は、第1実施例の多段階重
量選別機の集合シュートS(S1 〜S16)の排出部側
に、図7に示すゲート30、・・・及びこのゲート30
を開閉駆動する為のゲート駆動シリンダGY(GY1
GY16)を夫々設けたものであり、これ以外は第1実施
例と同等であり、詳細な説明を省略する。このゲート3
0及びゲート駆動シリンダGYを設けた理由を以下に説
明する。第1実施例において、物品が計量ホッパA1
16の順番で集合シュートS1 〜S16へ排出されると
き、集合シュートSの滑り具合に差があると、例えば集
合シュートS1 とS2 を滑落する2組の物品がコンベア
13上に落下するタイミングが重なる場合がある。これ
は、図5に示す各状態Pの時間間隔tが短いときに起こ
り易い。このような場合、両方の組の物品を正確に振り
分けることができないという問題がある。そこで、各集
合シュートSを滑落する物品をゲート30で一旦受け止
めて、時間調整をした後に、ゲート駆動シリンダGYを
GY1 〜GY16の順番に駆動させてゲート30を開閉
し、物品をコンベア13上に投下する。これによって、
各集合シュートSを滑落する物品を適切なタイミングで
コンベア13上に投下することができる。なお、ゲート
30の位置から集合シュートSの下端部までの長さは短
いので、この間で投下のタイミングがずれることがな
い。そして、ゲート駆動シリンダGY(GY1〜G
16)を駆動させてゲート30を開放するタイミング
は、図5に示すとおりである。
【0038】ただし、第3実施例では、第1実施例の多
段階重量選別機の各集合シュートS(S1 〜S16)の各
排出部側に、図7に示すゲート30、・・・及びこのゲ
ート30を開閉駆動する為のゲート駆動シリンダGY
(GY1 〜GY16)を夫々設けたが、図10に示す第2
実施例の多段階重量選別機の各集合シュートS(S1
16)の各排出部側に、図7に示すゲート30、・・・
及びこのゲート30を開閉駆動する為のゲート駆動シリ
ンダGY(GY1 〜GY16)を夫々設けた構成とするこ
とができる。この構成により、第3実施例と同様に集合
シュートSを滑落する物品を一旦受け止めて、各物品を
適切なタイミングで、所定の時間間隔tを置いて送り込
みコンベア26上に投下させることができる。
【0039】第4実施例の多段階重量選別機を図8及び
図9を参照して説明する。この実施例の重量選別機と第
1実施例の重量選別機と相違するところは、第1実施例
では、図3に示すように、計量ホッパA1 〜A16で計量
された物品を1台の振り分け装置32によって振り分け
る構成としたのに対して、第4実施例の重量選別機で
は、図8に示すように、計量ホッパA1 〜A8 (第1の
グループ)で計量された物品を振り分け装置32で振り
分けて、計量ホッパA9 〜A16(第2のグループ)で計
量された物品を別個の振り分け装置32’(振り分け装
置32と32’は同等のものである。)で振り分ける構
成としたところである。従って、この重量選別機は、図
8に示すように、集合シュートSのうちS1 〜S8 の排
出側には排出シュート12を設けてあり、S9 〜S16
排出側には別個の排出シュート12’を設けてある。そ
れ以外は第1実施例と同等であり、同等部分を同一の図
面符号で示し詳細な説明を省略する。
【0040】このように構成した理由は、図1に示す多
段階重量選別機の構成において、計量処理能力が高く、
即ち、時間間隔tが比較的短い場合、互いに隣接する集
合シュートSを通ってコンベア13上に落下する物品の
間隔が非常に接近することがあり、このような場合、物
品を正確に振り分けることができないことがあるからで
ある。つまり、図9のタイムチャートに示すように、各
計量ホッパAから各集合シュートSへ物品を排出するタ
イミングをGA1 (A1 )→GA9 (A9 )→GA
2 (A2 )→GA10(A10)→GA3 (A3 )→・・・
→GA16(A16)→GA1 (A1 )→・・・とすること
によって、隣接する集合シュートSを通って落下する物
品の時間間隔をtsecの2倍の2tsecに拡大する
ことができる。
【0041】ただし、計量ホッパAを2つのグループに
分けて、各グループの計量ホッパAで計量した物品の振
り分け処理を各グループと対応する振り分け装置32、
32’に分担させたが、計量ホッパAを3つ以上のグル
ープに分けて、各グループの計量ホッパAで計量した物
品の振り分け処理を各グループと対応する振り分け装置
に分担させる構成とすることができる。
【0042】そして、第4実施例では、計量ホッパA1
〜A16を第1と第2のグループに分割して、各グループ
の計量ホッパAで計量された物品を別個の振り分け装置
3232’で振り分ける構成としたが、第2実施例の多
段階重量選別機の直進フィーダE1 〜E8 を複数のグル
ープに分割し、直進フィーダEの各グループに対応させ
て、複数組の送り込みコンベア26、コンベア式計量装
置28及び振り分け装置32を設けた構成とすることが
できる。このように構成した理由は、図10に示す多段
階重量選別機の構成において、直進フィーダEの物品供
給能力が高く、即ち、集合シュートSを通って送り込み
コンベア26上に落下する物品の間隔が非常に接近する
ことにより、上記と同様に、物品を正確に振り分けるこ
とができないことがあるからである。つまり、例えば直
進フィーダEを2つのグループに分割した場合は、各直
進フィーダEから各集合シュートSへ物品を排出するタ
イミングをE1 →E9 →E2 →E10→E3 →・・・→E
16→E1 →・・・とすることによって、隣接する集合シ
ュートSを通って落下する物品の時間間隔を第2実施例
の2倍に拡大することができる。
【0043】また、第1乃至第4実施例において、振り
分け装置32の物品搬送手段をベルト式コンベア13と
したが、容器式コンベアとすることができる。この容器
式コンベアとは、図には示さないが、コンベアに複数の
容器を設けてあり、これら各容器に物品を保持した状態
で搬送する装置である。即ち、容器式コンベアを採用す
る振り分け装置によると、一つ一つの各容器に計量済み
物品を保持させた状態で、各状態P1 、P2 、P3 、・
・・の推移に同期して移動させて、物品の重量ランクと
重量ランク別の収納箱Rとが一致したときに、その容器
を傾斜、或いは反転等させることによりその物品を対応
する収納箱Rへ投入することができる。なお、この振り
分け装置に物品を供給する供給側の供給速度と、振り分
け装置のコンベア速度とのタイミングは、例えば容器式
コンベアの回転軸から同期パルスを取り、この同期パル
スを制御装置25にて読み込み、制御装置25の中で状
態P1 、P2 、P3 、・・・を作成し、この作成した状
態Pに基づいて供給側の速度を定めることができる。
【0044】更に、第1乃至第4実施例において、搬送
部を集合シュートSとしたが、集合シュートSとする代
わりに、例えば搬送コンベアを使用してもよい。つま
り、搬送コンベアによれば、物品を一定速度で搬送する
ことができるので、物品をコンベア13等に極めて正確
なタイミングで搬送することができる。
【0045】
【発明の効果】第1乃至第5の発明の多段階重量選別機
は、ランダムに供給される多数の物品を分散装置が分散
し、分散装置により分散された物品を複数の供給装置が
受け入れて、各供給装置が対応する計量容器に物品を所
定個数づつ供給することができるように構成されている
ので、従来のように、作業者が供給装置6の各容器に物
品を手で供給する必要がなく、従って、作業者の作業能
力に制限されずに重量選別機の処理能力を上げることが
できるという効果がある。そして、各供給装置が各計量
容器に物品を所定個数づつ供給するので、従来の作業者
による物品の供給個数のミスを防止できるという効果も
ある。更に、本発明は上記のように重量選別機の処理能
力を従来よりも上げることができるので、物品が重量選
別機に供給されてから所定の振り分け位置に振り分けら
れるまでの選別時間を従来よりも短縮することができ
る。これにより、例えば冷凍食品を重量選別する場合、
冷凍食品が解凍する前に速やかに振り分けるようにする
ことができるという効果がある。
【0046】そして、図12に示す従来の重量選別機で
は、供給装置6、計量部2及び搬送装置8の設置スペー
スを夫々別個に必要とするために、重量選別機全体の設
置スペースを広くとる必要がある。これに対して、第1
乃至第5の発明の多段階重量選別機を図1、図3、図
7、図8、図10、図11に示すように構成することに
より、例えば図1に示すように供給装置(分散フィーダ
16、直進フィーダE)、計量部(計量ホッパA)及び
搬送部(集合シュートS)を床面に対して縦に重ね合わ
すことができるので、多段階重量選別機の設置スペース
を従来よりも狭くすることができる効果がある。
【0047】また、第1乃至第5の発明において、計量
ホッパを固定基台11に対して固定し、又は重量測定装
置を床面に対して固定して設けた構成とすることによ
り、従来のように計量部2を回動させるための機構を必
要とせず、よって、構造を簡単にすることができ、装置
全体をコンパクトにすることができるという効果があ
る。更に、計量ホッパAを回動駆動していないので動力
の省力化及び計量精度の向上を図ることができるという
効果もある。
【0048】第2の発明によると、或る1つのグループ
の計量容器に対して1台の振り分け装置を対応させて設
けた構成としたことにより、この多段階重量選別機の計
量能力(時間当たりの物品重量の計量回数)と振り分け
能力(時間当たりの物品の振り分け回数)とのバランス
をとることができる。これにより、重量選別機に掛かる
費用に対する計量及び振り分け能力の向上を図ることが
できるという効果がある。
【0049】第4の発明によると、或る1つのグループ
の供給装置に対して1組の重量測定装置及び振り分け装
置を対応させて設けた構成としたことにより、この多段
階重量選別機の送り出し能力(分散装置及び供給装置が
時間当たりに物品を所定個数づつ送り出す回数)と重量
測定及び振り分け能力(時間当たりの物品の重量測定及
び振り分け回数)とのバランスをとることができる。こ
れにより、重量選別機に掛かる費用に対する計量及び振
り分け能力の向上を図ることができるという効果があ
る。
【0050】第5の発明によると、物品を一時保持でき
るゲートをシュートに設けたことにより、各組の物品を
正確なタイミングで、しかも各組の物品どうしが混合し
ないように振り分け装置又は重量測定装置に供給するこ
とができる。これにより、各組の物品の重量を正確に、
しかも、迅速に計量して振り分けることができるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例に係る多段階重量選別機
の部分縦断面図である。
【図2】同発明の第1実施例の直進フィーダの平面図で
ある。
【図3】同発明の第1実施例の集合シュート及び振り分
け装置の平面図である。
【図4】同発明の第1実施例の多段階重量選別機の電気
回路のブロック図である。
【図5】同発明の第1実施例の多段階重量選別機のタイ
ミングチャートである。
【図6】同発明の第1実施例の制御装置の詳細を示すブ
ロック図である。
【図7】同発明の第3実施例に係る多段階重量選別機の
部分縦断面図である。
【図8】同発明の第4実施例に係る多段階重量選別機の
部分縦断面図である。
【図9】同発明の第4実施例の多段階重量選別機のタイ
ミングチャートである。
【図10】同発明の第2実施例に係る多段階重量選別機
の部分縦断面図である。
【図11】同発明の第2実施例の集合シュート、重量測
定装置及び振り分け装置の平面図である。
【図12】従来の多段階重量選別機の平面図である。
【符号の説明】
A 計量ホッパ E 直進フィーダ S 集合シュート 11 固定基台 16 分散フィーダ 17 溜めホッパ 32 振り分け装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01G 15/00 A 7529−2F

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の計量容器が円周に沿って本体に設
    けられており、各計量容器に供給された物品の重量を計
    量部が計量し、計量して得られた各物品の計量値を選別
    部が多段階に選別し、振り分け装置が上記計量済み物品
    を上記選別結果に基づいて予め定めた複数の振り分け位
    置に振り分ける多段階重量選別機において、定めた位置
    に供給される多数の物品を外周側に分散させる分散装置
    を上記本体に設け、夫々が上記分散装置により分散され
    る物品を受け入れてこの受け入れた物品を対応する上記
    各計量容器側に所定個数づつ送り出す供給装置を上記本
    体に設け、上記計量容器内の物品を受け入れて該物品を
    上記所定個数づつ上記振り分け装置に搬送する搬送部を
    上記複数の計量容器の下側位置に設け、上記振り分け装
    置を上記搬送部の下側位置に設けたことを特徴とする多
    段階重量選別機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の多段階重量選別機にお
    いて、上記複数の計量容器を複数のグループに分割し、
    上記計量容器の各グループごとに対応させて上記振り分
    け装置を複数台設け、上記搬送部が、上記計量容器内の
    物品を該計量容器の属する上記グループと対応する上記
    振り分け装置に搬送する構成としたことを特徴とする多
    段階重量選別機。
  3. 【請求項3】 物品の重量を重量測定装置が測定し、測
    定された物品の各重量値を選別部が多段階に選別し、振
    り分け装置がこれら測定済み物品を該選別結果に基づい
    て予め定めた複数の振り分け位置に振り分ける多段階重
    量選別機において、定めた位置に供給される多数の物品
    を外周側に分散させる分散装置を本体に設け、夫々が該
    分散装置により分散される物品を受け入れてこの受け入
    れた物品を下記搬送部側に所定個数づつ送り出す複数の
    供給装置を上記本体に設け、該供給装置側から送り出さ
    れる物品を上記所定個数づつ上記重量測定装置に搬送す
    る搬送部を上記供給装置の下側位置に設け、上記重量測
    定装置及び上記振り分け装置を上記搬送部の下側位置に
    設けた構成としたことを特徴とする多段階重量選別機。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の多段階重量選別機にお
    いて、上記複数の供給装置を複数のグループに分割し、
    該供給装置の各グループごとに対応させて上記重量測定
    装置及び上記振り分け装置を複数組設け、上記搬送部
    が、上記供給装置側から送り出されてくる物品を該供給
    装置の属する上記グループと対応する上記重量測定装置
    の組に搬送する構成としたことを特徴とする多段階重量
    選別機。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3又は4に記載の多段階
    重量選別機において、上記搬送部をシュートで形成し、
    該シュートから排出される物品の排出タイミングを調整
    する複数のゲートを該シュートに設けた構成としたこと
    を特徴とする多段階重量選別機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0864396A2 (en) * 1997-03-10 1998-09-16 Profil Verbindungstechnik GmbH & Co. KG Supply system and method for the operation of a user
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