JP7079567B2 - 選別装置 - Google Patents

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Description

本発明は、選別装置に関し、特に物品検査された複数の物品を選別搬送コンベアにより並列搬送しつつ選別動作する選別装置に関する。
従来、各種物品を搬送中に検査する物品検査装置、例えば金属異物検出装置、X線異物検査装置、重量計測装置等において、コンベアに複数の物品を並列に投入したり並列する搬送レーンを設定したりして搬送中の複数の物品を略同時に検査できるようにすることで、省スペース化や検査の効率化を図ったものがある(例えば、特許文献1、2、3参照)。
そして、そのような物品検査装置による検査後に並列搬送される物品を、それぞれの検査結果に応じた搬送先に振り分けることができる選別装置が多用されている。
この種の選別装置としては、例えば並列する選別搬送コンベアの複数のコンベアベルトやプーリをモータ駆動される共通の駆動軸に同期駆動可能に結合した多連結合型のものが知られており、この装置では、1連(各列)ごとに選別搬送コンベアを上下方向に揺動させる駆動シリンダが設けられている(例えば、特許文献4参照)。
このような選別装置においては、選別装置による選別搬送区間を通過する物品の搬送速度(搬送距離/搬送時間)は、通常、選別装置の前段側および後段側の物品搬送速度に合わせた速度に設定されている。
特開2014-032023号公報 特開2003-139723号公報 特開2007-244986号公報 特許第5711011号公報
上述のような従来の選別装置にあっては、上流側での物品投入時やその後の搬送中に搬送物品にスリップが生じることで、選別装置への物品の投入タイミングが並列する選別搬送コンベア間で不規則にずれる場合がある。
また、検査装置より上流側での処理(例えば容器内への内容物の充填)を行うタイミングや投入距離が搬送レーン間でわずかにずれることにより、検査装置での略同時の物品検査が可能な範囲内ではあるものの、並列搬送により略同期搬送される物品が選別装置に投入されるタイミングが規則的にずれる場合もある。
しかしながら、従来の選別装置では、並列搬送される物品間に搬送タイミングのずれがあっても、そのタイミングを揃えることができないという問題があった。
そのため、後段に包装機等(例えば箱詰めのための包装機)が設置される場合に、並列搬送される物品を後段側に適時に搬出することができないという問題があった。
本発明は、かかる従来の問題を解消するものであり、並列する選別搬送コンベアへの前段からの搬入タイミングにずれがあったとしても、確実な選別動作と後段側への適時の搬出が可能な選別装置を提供することを目的とする。
本発明に係る選別装置は、上記目的達成のため、複数の検査済みの物品を同方向に並列搬送する複数列の選別搬送コンベアを有し、該選別搬送コンベアにより前段コンベアから搬入した前記物品を後段コンベアに搬出する並列搬送機構と、前記物品が前記選別搬送コ
ンベアの選別搬送区間内に搬入されたとき、前記物品を、複数の振分け方向のうち前記検査の結果に対応するいずれかの振分け方向を選択して前記選別搬送区間から搬出するように振分け動作する振分け機構と、上位の物品検査装置からの指令信号に従って、前記振分け機構の作動を制御するとともに、前記並列搬送機構の前記選別搬送コンベアの搬送速度を制御するコントローラと、を備えた選別装置であって、前記選別搬送コンベア中の前記選別搬送区間が、前記前段コンベアからの搬入速度に等しい速度で前記物品を前記選別搬送区間内に搬入する第1搬送区間と、前記物品を搬送しつつ前記検査の結果に対応する前記振分け方向として前記後段コンベア側に搬出すべき所定数の物品の並列搬送のタイミングを揃える第2搬送区間と、前記後段コンベアの搬送速度に等しい速度で前記物品を前記後段コンベアに搬出する第3搬送区間とを有し、前記並列搬送機構は、前記選別搬送コンベアの列ごとの搬送速度を変化させることができる複数の可変速モータを有しており、前記コントローラは、前記複数の物品についての前記検査の結果と、該検査の結果に対応する前記物品が前記選別搬送コンベアの各列の前記選別搬送区間内に搬入されるタイミングとに応じて、該検査の結果に対応する前記振分け方向として前記後段コンベア側に搬出すべき物品を搬送する前記複数列のうち特定列の選別搬送コンベアの搬送速度を、前記複数の可変速モータによって可変制御し、前記後段コンベアに対し前記特定列の選別搬送コンベアから前記特定列の物品を搬入時より揃ったタイミングで搬出することを特徴とするものである。
本発明の選別装置においては、前記コントローラは、前記選別搬送コンベアのうちいずれか1列の前記選別搬送区間に前記物品が搬入されてから搬出されるまでの搬送時間に対応する所定の選別搬送期間ごとに、前記選別搬送コンベアの列数に対応する所定数の前記物品の前記検査の結果に対応する選別信号を前記上位の物品検査装置から入力するとともに、前記所定数の前記物品が前記選別搬送区間に搬入されるそれぞれの搬入タイミングを検知し、前記検査の結果に対応する前記振分け方向として前記後段コンベア側に搬出すべき前記所定数の前記物品のうち前記選別搬送区間に最初に搬入された先行物品を定速搬送しつつ、前記所定数の前記物品のうち前記先行物品より後に前記選別搬送区間に搬入された後続物品を加速搬送する構成とすることもできる。また、前段コンベアからの搬入や後段コンベアへの搬出の動作が円滑化されるとともに、物品の搬送方向長さの大小による影響を受け難い搬送速度制御が可能となる。
本発明の選別装置においては、前記コントローラは、前記選別搬送コンベアのうちいずれか1列の前記選別搬送区間に前記物品が搬入されてから搬出されるまでの搬送時間に対応する所定の選別搬送期間ごとに、前記選別搬送コンベアの列数に対応する所定数の前記物品の前記検査の結果に対応する選別信号を前記上位の物品検査装置から入力するとともに、前記所定数の前記物品が前記選別搬送区間に搬入されるそれぞれの搬入タイミングを検知し、前記検査の結果に対応する前記振分け方向として前記後段コンベア側に搬出すべき前記所定数の前記物品のうち前記選別搬送区間に最初に搬入された先行物品を定速搬送しつつ、前記所定数の前記物品のうち前記先行物品より後に前記選別搬送区間に搬入された後続物品を加速搬送する構成とすることもできる。
このように構成すると、複数列の選別搬送コンベアで並列搬送される所定数の物品のいずれかにスリップ等による搬送遅れが生じたとしても、所定数の物品のうち先頭の物品を基準に他の物品を加速搬送して、所定数の物品の後段コンベア側への搬出タイミング(同じ搬送方向位置を通過するタイミング)を揃えることができる。
本発明の選別装置においては、あるいは、前記コントローラは、前記選別搬送コンベアのうちいずれか1列の前記選別搬送区間に前記物品が搬入されてから搬出されるまでの搬送時間に対応する所定の選別搬送期間ごとに、前記選別搬送コンベアの列数に対応する所定数の前記物品の前記検査の結果に対応する選別信号を前記上位の物品検査装置から入力するとともに、前記所定数の前記物品が前記選別搬送区間に搬入されるそれぞれの搬入タイミングを検知し、前記検査の結果に対応する前記振分け方向として前記後段コンベア側に搬出すべき前記所定数の前記物品のうち前記選別搬送区間に最初に搬入された先行物品を減速搬送しつつ、前記所定数の前記物品のうち前記先行物品より後に前記選別搬送区間に搬入された後続物品を定速搬送する構成としてもよい。
このように構成すると、各列の選別搬送コンベアへの物品の搬入間隔に或る程度の余裕がある場合に、複数列の選別搬送コンベアで並列搬送される所定数の物品のいずれかにスリップ等による搬送遅れが生じたとしても、所定数の物品のうち後続物品を基準に他の物品を減速搬送して、所定数の物品の後段コンベア側への搬出タイミングを選別搬送区間の上流側部分で揃えることができる。
本発明の選別装置においては、前記選別搬送コンベアの各列ごとに、前記前段コンベアからの前記物品の搬入を検出する物品検知センサを有し、前記コントローラは、前記物品検知センサの検知信号に基づいて、前記物品が前記選別搬送コンベアの各列の前記選別搬送区間内に搬入されるタイミングを検知する構成とすることができる。
この構成により、検知センサが検知する選別搬送コンベアの各列ごとの前段コンベアから物品が搬入されるタイミングに基づき、コントローラが選別搬送コンベアの搬送駆動の速度を制御することができる。
本発明によれば、並列する選別搬送コンベアへの前段からの搬入タイミングにずれがあったとしても、確実な選別動作と後段側への適時の搬出が可能な選別装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る選別装置を備えた重量選別システムの要部概略上面図である。 本発明の一実施形態に係る選別装置を備えた重量選別システムにおけるコンベア配置を示す概略正面図である。 本発明の一実施形態に係る選別装置を備えた重量選別システムの概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る選別装置における振分け部および選別駆動部の概略構成を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る選別装置を備えた重量選別システムにおける並列選別搬送コンベアの選別搬送区間に異なるタイミングで搬入された所定数の物品の搬送タイミングを所定数のうち選別搬送区間に最初に搬入された先行物品基準で調整する速度制御を説明するタイミングチャートである。 本発明の一実施形態に係る選別装置を備えた重量選別システムにおける多列の並列搬送区間に不良品が搬入された場合の動作説明図である。 本発明の他の実施形態に係る選別装置を備えた重量選別システムの要部概略上面図である。 本発明の一実施形態に係る選別装置を備えた重量選別システムにおける並列する選別搬送コンベアの選別搬送区間に異なるタイミングで搬入された所定数の物品の搬送タイミングをその所定数のうち選別搬送区間に最初でなく後から搬入された後続物品基準で調整する速度制御を説明するタイミングチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1ないし図6は、本発明の一実施形態に係る選別装置を備えた重量選別システムを示している。
まず、その構成について説明すると、本実施形態の重量選別システムは、図1ないし図4に示すように、物品検査装置および前段コンベアとして機能する計量コンベア1と、選別装置の主要部をなすダウンドロップ型の選別搬送コンベア2と、検査済み物品搬出用の後段コンベア3と、これらを支持する支持体4(詳細図示せず)とを備えている。
また、計量コンベア1には、被検査物である物品Wが、上流側の物品投入手段、例えば図示しない充填包装機から助走コンベア5を介して所定の投入間隔Pを隔てて順次投入されるようになっている。
図1に示すように、計量コンベア1および選別搬送コンベア2は、それぞれの搬送レーンが平行でかつそのレーン幅方向に隣り合うように、複数列、例えば図1中に示すように多列に並列配置されている。
図2および図3に示すように、各列の計量コンベア1は、例えば公知のロードセルや電磁平衡はかりのような荷重センサで構成された計量部11と、物品Wを搬送しつつ計量部11に対し物品Wの重量を荷重として加えることができる公知の秤量台付きの計量コンベア本体部12と、計量部11からの荷重信号を基に検査結果信号およびそれに対応する選別信号RJを生成する制御部13とを有しており、計量コンベア本体部12上を通過する物品Wの重量を計量部11で測定できるようになっている。
各列の計量コンベア1の計量部11で検出された荷重は制御部13に取り込まれるようになっており、制御部13は、各列の計量部11からの荷重信号を基に、例えば許容範囲内の正常な重量を有する物品Wを良品とし、重量に過不足がある物品Wを不良品として、異なる搬送先に振り分けるための選別信号(不良品の重量の過不足を分けたりランク分けを行ったりするための複数種の選別信号でもよい)を生成するようになっている。
複数列の選別搬送コンベア2は、それぞれ計量コンベア1による重量計測(所定の物品検査)がなされた複数の物品Wを同方向に並列搬送する機能を有しており、前段の計量コンベア1から搬入した所定数の物品Wを後段コンベア3に搬出する並列搬送機構6を構成している。そして、各列の選別搬送コンベア2は、計量コンベア1の制御部13からの選別信号に従って、例えば良品と不良品を異なる搬送先に振り分ける動作を実行するようになっている。
図3および図4に示すように、各列の選別搬送コンベア2は、搬送モータ21、駆動側支持軸22、駆動プーリ23、従動プーリ24、搬送ベルト25および軸支持フレーム26を含んで構成されている。また、各列の選別搬送コンベア2には、選別駆動アクチュエータ27を有する振分け機構28と、物品検知センサ29とが設けられている。
搬送モータ21は、可変速モータで構成されており、支持体4に支持されるとともに伝動ベルト等の回転伝動要素21aを介して駆動プーリ23に回転伝動可能に連結されることにより、この駆動プーリ23を介して搬送ベルト25を駆動することができる。
駆動側支持軸22は、例えば複数列の選別搬送コンベア2の駆動プーリ23を等間隔にかつ回転自在に支持しており、各列の駆動プーリ23が隣り合う各一対の搬送ベルト25の離間隙間内で回転伝動要素21aを介して搬送モータ21により駆動されるようになっている。なお、ここでは、駆動側支持軸22が共通支持軸となる多連結合形態であるが、駆動側支持軸22が複数に分割されたりさらに平行軸配置されたりした形態でもよい。
駆動側支持軸22と従動プーリ24の間には、列ごとに軸支持フレーム26が介装されており、この軸支持フレーム26は、駆動側支持軸22に対して従動プーリ24を軸平行に離間させつつ搬送ベルト25を周方向に走行可能に支持している。
また、軸支持フレーム26は、駆動側支持軸22に対し、この駆動側支持軸22側の端部を揺動支点として鉛直上下方向に揺動可能に支持されている。そして、軸支持フレーム26の中間部と支持体4との間には、軸支持フレーム26を上下方向に揺動させる選別駆動アクチュエータ27が介装されている。
この選別駆動アクチュエータ27は、例えば支持体4に対し図4中の左右方向に揺動可能に支持されたエアシリンダで構成されており、その作動流体であるエアの給排(圧搾空気の供給および排出)を制御することで、伸長および収縮動作可能となっている。また、選別駆動アクチュエータ27は、選別駆動制御部41によって図外の圧空源(動力源)からのエアの給排を制御されるようになっている。
軸支持フレーム26および選別駆動アクチュエータ27は、物品Wの検査結果に応じた選別のために搬送先の振分け動作を行う振分け機構28を構成している。
この振分け機構28は、計量コンベア1上で物品検査である重量計測がなされて選別搬送区間Z内に搬入された物品Wを、図2および図4に示す複数の振分け方向D1、D2のうち検査結果に対応するいずれかの方向に方向付けて、選別搬送区間Zから搬出(搬送経路外への排出を含む)する振分け動作を実行するようになっている。すなわち、振分け機構28は、物品Wが選別搬送区間Z内に搬入されたとき、その物品Wを複数の振分け方向のうちその物品Wの検査結果に対応するいずれかの方向に方向付けるように方向選択して、その物品Wを選択した振分け方向に搬出させる振分け動作を実行するようになっている。
また、振分け機構28は、計量コンベア1側からの選別信号入力を待つ運転中の待機時に、物品Wを複数の振分け方向のうち特定の振分け方向に振り分ける姿勢、例えば図2に実線で示すように良品の通過が可能な待機姿勢をとるように構成されている。
選別駆動制御部41は、詳細を図示しないが、例えば選別駆動アクチュエータ27へのエアの給排を制御する電磁切換え弁と、その電磁切換え弁の作動を制御するプログラマブルコントローラ等を含んで構成されており、計量コンベア1の制御部13からの選別信号RJと予め設定された選別駆動条件に従って、選別駆動アクチュエータ27により、選別搬送コンベア2を、図4中に実線およびD1方向で示す前述の待機姿勢としての第1姿勢と同図中に仮想線およびD2方向で示す不良品排出可能な第2姿勢とに変化させ、搬送先を振り分け得るようになっている。
選別搬送コンベア2は、第1姿勢をとるとき、前段の計量コンベア1から搬入される物品Wを搬入方向と同じD1方向に搬送して後段コンベア3側に受渡すことができる。また、選別搬送コンベア2は、第2姿勢をとるとき、前段の計量コンベア1から搬入される物品Wを後段コンベア3側への正常搬送経路から外れるD2方向に向けて図4中の下方側に排出し、図示しない受け箱等に収容することができる。
すなわち、選別駆動制御部41は、計量コンベア1の制御部13(上位の物品検査装置)からの指令信号に従って振分け機構28の作動を制御するようになっている。
物品検知センサ29は、例えば計量コンベア1から選別搬送コンベア2に物品Wが受け渡され、選別搬送コンベア2に投入される位置に、あるいは、それより上流側に設置されている。この物品検知センサ29の物品検知信号は、制御部13に取り込まれるようになっており、制御部13により、選別搬送コンベア2上にあるいは計量コンベア1上に物品Wが存在するか否かを判定することができる。なお、物品検知センサ29は、計量コンベア1で用いる物品検知センサを共用するようにしてもよい。
計量コンベア1の制御部13は、具体的なハードウェア構成を図示しないが、例えばCPU、ROM、RAM、及び入出力インターフェース回路等を含んで構成されており、ROMや他のメモリデバイスに格納された所定の計量(秤量)制御プログラムや重量選別のための搬送および振分けの制御プログラム等に従って、計量コンベア1の作動を制御するとともに、選別駆動制御部41と協働して選別搬送コンベア2の作動を制御するようになっている。
この制御部13は、前述の各種制御プログラムを実行することで、計量コンベア1による検査を制御する検査制御部31と、選別搬送コンベア2の選別動作を指令信号により制御する選別制御部32と、各種設定値や検査条件、品種情報、検査結果、来歴等を記憶する記憶部33との機能を発揮するように構成されている。また、制御部13には、検査結果その他の各種情報を表示する表示部35と、各種設定値その他の手動操作入力が可能な入力部36とが併設されている。
検査制御部31は、予め設定された品種ごとの設定パラメータや自機の仕様(例えば選別搬送区間Zの長さに対応する機長)に応じて計量コンベア1の作動を制御するとともに、計量コンベア1の計量部11による計量値の算出処理や、検査結果となる重量値の合否判定処理等を実行するようになっている。
選別制御部32は、選別搬送コンベア2の搬送モータ21を駆動する搬送駆動信号や物品Wごとの検査結果に対応する選別信号を生成して、選別信号に対応する検査済みの物品Wが選別搬送区間Z内に到達するタイミングでその選別信号を選別駆動制御部41に出力し、その物品Wが選別搬送区間Z内に搬入されてから後段コンベア3に受け渡されるまでの期間中、搬送モータ21の速度および選別駆動アクチュエータ27の作動を選別駆動制御部41により制御させる選別搬送要求信号Mcおよび選別信号RJを出力できるようになっている。また、選別制御部32は、後述する特定列の搬出タイミングを選別搬送コンベア2の搬送速度制御により揃える搬出タイミング制御を実行するモードと実行しないモードとの切替えやその制御条件を品種に応じて設定できるようになっている。
記憶部33は、前述のROMや他のメモリデバイスで構成され、例えば自機の仕様から定まる固定された設定パラメータを記憶するとともに、物品となる物品Wの品種ごとの生産速度(搬送速度)や許容重量範囲、その他の検査条件、前述の搬出タイミング制御等が設定されたとき、それらの設定値情報を記憶するようになっている。
このような制御部13において、選別信号RJは、検査結果信号がNG信号であって振分け機構28を第1姿勢から第2姿勢に移行させる必要があるときに立ち上がるようになっている。
もっとも、検査結果に対応する振分け方向をD1方向およびD2方向の2方向にするのでなく、例えば重量超過物品と重量不足物品を分けるよう3方向にしたり、ランク分けのためにより多くの振分け方向を設定したりする場合には、選別搬送区間Zを搬送方向に隣り合う複数の選別搬送コンベアによって形成し、下流側の第2姿勢の選別搬送コンベアでの不良品排出のために上流側の選別搬送コンベアを第1姿勢に維持するようなことは可能である。また、第1姿勢と第2姿勢の間での姿勢変化ごとに振分信号を発生させて、双方向の振分け動作をアクチュエータ駆動することや、3つ以上の搬送先に対応する多方向の振分け動作を行うべく複数種の選別信号を生成することも可能である。
一方、選別駆動制御部41は、前述のように選別制御部32からの指令信号に従って、選別信号RJに応じ振分け機構28の動作を制御するとともに、選別搬送要求信号Mcに応じ搬送モータ21による選別搬送コンベア2の選別搬送速度を可変制御する、第1のコントローラ機能を有している。
選別駆動制御部41は、また、選別制御部32から切り離されたときでも、自機の列ごとの物品検知センサ29からの物品検知信号Dt(搬入検知信号)で特定される各列の物品搬入タイミングに基づいて、搬送モータ21による選別搬送コンベア2の搬送駆動の速度を制御することができる第2のコントローラの機能を併有している。
さらに、前述の通り、多列の選別搬送コンベア2で構成される並列搬送機構6は、多列の選別搬送コンベア2の列ごとの搬送速度を変化させることができる複数の可変速の搬送モータ21を有しているので、多列の選別搬送コンベア2に向けて計量コンベア1による検査済みの複数の物品Wが供給されるとき、選別駆動制御部41は、制御部13からの列数分の各列の選別搬送要求信号Mcおよび物品検知センサ29の検知信号を基に、各列の選別搬送コンベア2の搬送速度制御を対応する搬送モータ21の速度制御により実行する。
具体的には、選別駆動制御部41は、前述の第1のコントローラ機能により、制御部13からの選別搬送要求信号Mcのパルス幅や電圧からそれに応じた所定の搬送速度となるように搬送モータ21を制御する。あるいは、選別駆動制御部41は、第2のコントローラの機能により、列ごとの物品検知センサ29の検知信号から、あるいは単一の物品検知センサ29の検知信号と制御部13その他の上流側の装置から予め入力したタイミング(時間差)信号とから、列ごとの物品Wの投入タイミングを検知し、そのタイミングに応じて各列の選別搬送コンベア2の搬送速度を制御することも可能である。このような機能により、選別駆動制御部41は、各列の物品Wの検査後の経過時間から各列の物品Wが選別搬送区間Zに達すると予想される期間内に、物品検知センサ29によって物品Wの搬入が検出されるか否かを物品検知新号Dtの立上りで判定するとともに、その搬入の有無およびタイミングと制御部13から入力される選別信号RJとに応じて、多列の選別搬送コンベア2を有する並列搬送機構6を制御することができる。
また、選別駆動制御部41は、計量コンベア1側から列数分の所定数の物品Wが供給されるとき、所定数の物品Wを選別搬送区間Zに搬入させ、それら複数の物品Wの搬入のタイミングに応じて各列の選別搬送コンベア2の搬送速度を制御することにより、複数の物品Wの並列搬送のタイミング(搬送方向同位置を通過するタイミング)を調整した上で、後段コンベア3に対して複数の物品Wを搬入時よりも揃ったタイミングで受け渡し可能に搬出させることができるようになっている。ここでいう搬入時よりも揃ったタイミングとは、特定列の物品Wの搬送方向位置のばらつきが選別搬送区間Z内で縮小され、特定列の物品Wが選別搬送区間Zを出るときのタイミングのばらつきがこれらの物品Wが選別搬送区間Z内に入るときのタイミングのばらつきよりも抑えられていることを意味する。
具体的には、計量コンベア1側から列数分の所定数の物品Wが供給されるとき、これら所定数の物品Wは、上流側の充填機等により略同時期に投入され並列搬送される一群をなすものの、その投入タイミングのずれやその後の搬送中のスリップ等により搬送方向の位置がばらついたものとなり得る。
典型的には、例えば図1および図5に示すように、充填機等による投入順の違いや同時充填射出後の投入径路長の違い等によって、4列の物品Wの投入タイミングは列順に規則的にずれる場合がある。
この場合、選別駆動制御部41は、計量コンベア1側からの各列の検査済みの物品Wについての検査の結果と、その検査結果に対応する物品Wが各列の選別搬送区間Z内に搬入されるタイミングとに応じて、投入された検査済みの物品Wのうち後段コンベア3に搬出すべき良品の物品Wを搬送する特定列の選別搬送コンベア2、図5中では4列の選別搬送コンベア2の搬送速度V(L1)、V(L2)、V(L3)、V(L4)を、対応する列数分の可変速の搬送モータ21によってそれぞれ可変制御するようになっている。
また、制御部13および選別駆動制御部41において、選別搬送コンベア2による選別搬送区間Zは、図1に示すように、計量コンベア1からの搬入速度に等しい速度で物品Wを選別搬送区間Z内に搬入する第1搬送区間Z1と、物品Wを並列搬送しつつその搬送中の所定数の物品Wの並列搬送のタイミングを揃える第2搬送区間Z2と、並列搬送のタイミング揃った所定数の物品Wを後段コンベア3の搬送速度に等しい速度で後段コンベア3に搬出する第3搬送区間Z3とに区画設定されている。
ここで、第1搬送区間Z1は、物品Wの重心が計量コンベア1上から選別搬送コンベア2上に移動するのに足りる搬送時間として、第3搬送区間Z3は、物品Wの重心が選別搬送コンベア2上から後段コンベア3に移動するのに足りる搬送時間として、それぞれ設定されている。
そして、選別駆動制御部41は、計量コンベア1側から複数列の選別搬送コンベア2の列数に対応する所定数の物品Wが供給されるとき、所定数の物品Wの検査の結果に対応する選別信号RJを計量コンベア1から入力するとともに、所定数の物品Wが選別搬送区間Zに搬入されるそれぞれの搬入タイミングを対応する所定列の物品検知センサ29の検知信号Dtから検知し、例えば図5に示すような制御を実行するようになっている。
すなわち、複数列の選別搬送コンベア2のうちいずれか1列の選別搬送区間Zに物品Wが搬入されてから搬出されるまでの搬送時間に対応する所定の選別搬送期間TAごとに、所定数の物品Wのうち選別搬送区間Zに最初に搬入された時刻t1の検知信号Dt(L1)に対応する先行物品Wを速度制御期間TP1中に略定速搬送しつつ、所定数の物品Wのうち先行物品Wより後に選別搬送区間Zに搬入された時刻t2、t3、t4の検知信号Dt(L2)、Dt(L3)、Dt(L4)に対応する3つの後続物品Wを、それぞれの搬入タイミングに応じた速度差ΔVa、ΔVb、ΔVcおよび速度制御期間TP2、TP3、TP4で加速搬送する。
具体的には、まず、第1列の先頭の物品W(L1)が選別搬送区間Zに最初に搬入された時点を時刻t1とし、その時点から後続物品Wが選別搬送区間Zに搬入される時刻t2、t3、t4までの経過時間をそれぞれTa、Tb、Tcとする。また、第2列から第4列の後続物品W(L2)、W(L3)、W(L4)が選別搬送区間Z中で増速搬送される速度をそれぞれV2、V3、V4とし、それぞれの増速前の各列の搬送速度をV1とする。この場合、増速比率V2/V1は、概ねTP1/(TP1-Ta)、増速比率V3/V1は、概ねTP1/(TP1-Tb)、増速比率V4/V1は、概ねTP1/(TP1-Tc)に設定することができ、これらの増速比率に応じた速度差ΔVa、ΔVb、ΔVcを設定することができる。速度制御期間TP2、TP3、TP4は、それぞれ概ね(TP1-Ta)、(TP1-Tb)、(TP1-Tc)に対応するものとなる。
ここで、速度制御期間TP1は、選別搬送区間Z中の第2搬送区間Z2に対応する期間であり、選別搬送期間TAの開始時刻t0より後に始まり、選別搬送期間TAの終了時刻t6より前に終了する。
また、速度差ΔVa、ΔVb、ΔVcは、先行物品Wの検知信号Dt(L1)の立上りから各検知信号Dt(L2)、Dt(L3)、Dt(L4)の立上りまでの経過時間に比例して大きくなり、速度制御期間TP2、TP3、TP4は、開始時刻t2、t3、t4が順次遅れているにもかかわらず速度制御期間TP1の終了時刻t5でそれぞれ共に終了するように、速度制御期間TP1より短い時間に設定されている。なお、ここでの速度制御期間TP2、TP3、TP4や速度差ΔVa、ΔVb、ΔVcの比は、速度制御期間TP1の終了時刻t5を早めるか否かによって、適宜選択できる。
さらに、速度制御期間TP1中における略定速搬送とは、前段の計量コンベア1と後段コンベア3の搬送速度に差がない場合には、一定速度であるが、前段の計量コンベア1と後段コンベア3の搬送速度に差がある場合には、一定の時間変化率で搬送速度V(L1)を徐々に変化させる速度漸増または速度漸減の制御とし得ることを意味する。以下、同様の意味で、単に定速搬送の語を用いる。
次に、動作について説明する。
上述のように構成された本実施形態の選別装置を備えた重量選別システムにおいては、上流からの、あるいは図示しない運転ボタンの操作による検査開始信号に基づいて、制御部13で計量コンベア1の搬送駆動信号が生成されるとともに、選別搬送コンベア2の選別駆動制御部41に対して搬送モータ21による搬送駆動を要求する選別搬送要求信号Mcが出力される。このとき、選別駆動制御部41は、選別搬送要求信号Mcのパルス幅や電圧に応じた所定の搬送速度Vとなるように搬送モータ21を制御する。
そして、計量コンベア1に順次投入される物品Wが、所定の検査方式で重量計測されて各物品Wの重量が許容範囲内か否かが検査され、その検査結果に応じた選別信号RJが制御部13によって生成される。
このとき、計量コンベア1の制御部13では、各物品Wについての重量の合否判定結果を表す検査結果信号が、例えばOKまたはNG信号のような信号形態で生成されるとともに、その検査結果信号に対応する物品Wが選別搬送区間Zに到達するときに振分け機構28をその検査結果信号に対応する振分け方向に向けるように、選択的にかつ適時に選別信号RJが生成され、選別駆動制御部41に出力される。
いま、例えば多列の選別搬送コンベア2に搬入される複数の物品Wについての検査結果信号がそれぞれOK信号であり、それぞれのOK信号の発生から想定される到達期間内に対応する搬送レーンの物品検知センサ29で良品の物品Wが順次検知され、振分け機構28は良品搬出が可能な待機姿勢である第1姿勢に保持されているものとする。
また、図1に示すように、同図中に実線で示す4列分の物品Wのうち最も先頭側(図1中の右側)に位置する先行物品W(L1)が選別搬送区間Zに搬入された後、次の後続物品W(L2)が選別搬送区間Zに搬入され、さらに後続する後続物品W(L3)、W(L4)が順に選別搬送区間Zに搬入されるものとする。
この場合、制御部13からの選別搬送要求信号Mcおよび選別信号RJを受けた選別駆動制御部41により、複数列の選別搬送コンベア2の搬送速度が列ごとに調整されて、複数の物品W(L1)~W(L4)が同図中に複数種の仮想線(二点鎖線、破線、点線、一点鎖線)で示すように相互の搬送方向位置を接近させ、所定列数分、例えば4つの物品Wの重心が第2搬送区間Z2を通過するまでには、それらの並列搬送のタイミングが同図中に一点鎖線で示すように揃えられる。
このとき、図5に示すように、選別搬送区間Zに搬入された先行物品W(L1)が速度制御期間TP1中に略定速搬送されるとともに、3つの後続物品Wが、それぞれの搬入タイミングに応じた速度差ΔVa~ΔVcおよび速度制御期間TP2~TP4で加速搬送され、4つの物品Wの重心が第2搬送区間Z2を通過する時刻t5に達するまでに、それら4つの物品Wの並列搬送のタイミングが図1中に一点鎖線の仮想線で示すように揃えられる。
一方、いま、例えば多列の選別搬送コンベア2に搬入される複数の物品Wについての検査結果信号が一部の物品WについてNG信号であり、他の物品WについてそれぞれOK信号であったとする。
この場合、それぞれの検査結果信号の発生から想定される到達期間内に、対応する搬送レーンの物品検知センサ29で良品または不良品の物品Wが順次検知されるとともに、それらの検査結果に対応する選別信号RJが選別駆動制御部41に入力される。
そして、例えば図6に示す第1列目(同図中の最上方の列)の選別搬送コンベア2については、振分け機構28は不良品の排出落下が可能な第2姿勢となり、OK信号に対応する選別信号RJが入力される第2~4列目については、振分け機構28は良品搬出が可能な第1姿勢に保持される。
この場合、制御部13からの選別搬送要求信号Mcおよび選別信号RJを受けた選別駆動制御部41により、複数列の選別搬送コンベア2の搬送速度が列ごとに調整されて、第2姿勢となった第1列目の選別搬送コンベア2については、例えば計量コンベア1と同一速度の定速搬送状態となる。そして、良品搬送可能な第1姿勢に保持される第2列ないし第4列の選別搬送コンベア2については、複数の物品W(L2)~W(L4)が同図中に複数種の仮想線(二点鎖線、破線、点線、一点鎖線)で示すように、相互の搬送方向位置を接近させ、所定列数分の物品Wの重心が第2搬送区間Z2を通過するまでに、それらの並列搬送のタイミングが同図中に一点鎖線で示すように揃えられる。
この場合の搬送制御は、選別搬送区間Zに搬入された第2列目の先行物品W(L2)が速度制御期間TP2中に定速搬送されるとともに、2つの後続物品Wが、それぞれの搬入タイミングに応じた速度差ΔVb、ΔVcおよび速度制御期間TP3、TP4で加速搬送され、3つの物品Wの重心が第2搬送区間Z2を通過する時刻t5に達するまでに、それらの並列搬送のタイミングが同図中に一点鎖線で示すように揃えられることになる。
また、第2列目以降のいずれかにNGが生じたときは、その列の選別搬送コンベア2が第2姿勢となって定速搬送状態となり、残りの3列について物品Wの並列搬送のタイミングが揃えられることになる。すなわち、並列搬送のタイミングを揃えるための搬送速度制御は、良品の物品Wについてのみ実行すればよい。
もっとも、本実施形態では、時刻t5を早目に設定することで、第2姿勢にて物品Wを排出落下させるときの速度を通常と同程度にできる場合、NG信号の発生の有無およびその発生レーンの位置にかかわらず、搬送制御自体は第5図に示した場合と同様に実行することも可能である。
このように、本実施形態の選別装置およびそれを備えた重量選別システムにおいては、複数列の選別搬送コンベア2への前段からの搬入タイミングにずれがあっても、少なくとも後段コンベア3側に搬出すべき特定列の選別搬送コンベア2についてそのタイミングのずれを抑えるように物品Wの搬送速度を調整することができる。したがって、確実な選別動作と後段側への適時の搬出が可能な選別装置およびそれを備えた重量選別システムとなる。
また、本実施形態では、選別駆動制御部41が、所定数の物品Wのうち選別搬送区間Zに最初に搬入された先行物品Wを定速搬送しつつ、所定数の物品Wのうち先行物品Wより後に選別搬送区間Zに搬入された後続物品Wを加速搬送する。したがって、複数列の選別搬送コンベア2で並列搬送される所定数の物品Wのいずれかにスリップ等による搬送遅れが生じたとしても、所定数の物品Wのうち先頭の物品Wを基準に他の物品Wを加速搬送して、所定数の物品Wの後段コンベア側への搬出タイミングを揃えることができる。
さらに、本実施形態では、選別搬送コンベア2の選別搬送区間Zが、前段の計量コンベア1からの搬入速度に等しい速度で物品Wを選別搬送区間Z内に搬入する第1搬送区間Z1と、後段コンベア3の搬送速度に等しい速度で物品Wを後段コンベア3に搬出する第3搬送区間Z3とを有しているので、計量コンベア1からの搬入や後段コンベア3への搬出の動作が円滑化されるとともに、第2搬送区間Z2内での搬送速度制御が物品Wの搬送方向長さの大小による影響を受け難いものにできる。よって、前述のように、NG信号の発生の有無およびその発生レーンの位置にかかわらず、搬送制御自体は第5図に示した場合と同様に実行することも可能になり、物品Wの搬送方向長さが比較的大きい場合にも的確な搬送タイミング調整および選別動作を実行させることができる。
このように、本実施形態によれば、複数の選別搬送コンベア2への前段からの搬入タイミングにずれがあったとしても、確実な選別動作と後段側への適時の搬出が可能な選別装置を提供することができ、それを用いたコンパクトな選別性能に優れた重量選別システムを提供することができる。
なお、上述の一実施形態では、所定数の物品Wのうち選別搬送区間Zに最初に搬入された先行物品Wを速度制御期間TP1中に略定速搬送しつつ、3つの後続物品Wを、それぞれの搬入タイミングに応じた速度差ΔVa~ΔVcおよび速度制御期間TP2~TP4で加速搬送する先行物品基準の搬送速度制御としていたが、後続物品Wのいずれか、例えば最後に選別搬送区間Zに到達する後続物品基準の搬送速度制御とすることもできる。また、選別信号RJの入力を待つ運転中の待機時に不良品排出可能な第2姿勢で待機するようにする場合は、少なくとも自重で、さらにばね等の付勢手段を設けることにより不良品の排出落下が可能な待機姿勢をとることができ、その場合には、選別搬送コンベア2を良品通過側に移行した後に、または選別搬送コンベア2を良品通過側に移行させながら、選別搬送速度を可変制御することもできる。
(他の実施形態)
図7および図8は、後続物品基準の搬送速度制御を行うようにした他の実施形態に係る選別装置を示すものである。
なお、本実施形態は、上述の一実施形態と類似する選別装置および重量選別システムの構成を有しているので、同一構成については図1ないし図6に示した対応する構成要素の符号を用いつつ、以下、相違点についてのみ、図7および図8を用いて説明する。
両図に示すように、本実施形態においては、選別駆動制御部41は、計量コンベア1側から複数列の選別搬送コンベア2の列数に対応する所定数の物品Wが供給されるとき、所定数の物品Wの検査の結果に対応する選別信号RJを計量コンベア1から入力するとともに、所定数の物品Wが選別搬送区間Zに搬入されるそれぞれの搬入タイミングを対応する所定列の物品検知センサ29の検知信号Dtから検知し、例えば図8に示すような制御を実行するようになっている。
すなわち、複数列の選別搬送コンベア2のうちいずれか1列の選別搬送区間Zに物品Wが搬入されてから搬出されるまでの搬送時間に対応する所定の選別搬送期間TAごとに、所定数の物品Wのうち選別搬送区間Zに最後に搬入された検知信号Dt(L4)に対応する後続物品W(L4)を速度制御期間TP4中に略定速搬送できるように、所定数の物品Wのうち後続物品W(L4)より先行して選別搬送区間Zに搬入された検知信号Dt(L1)、Dt(L2)、Dt(L3)に対応する3つの後続物品Wを、それぞれの搬入タイミングに応じた速度差ΔVe、ΔVf、ΔVgおよび速度制御期間TP1、TP2、TP3の条件で減速搬送する。
ここで、速度差ΔVe、ΔVf、ΔVgが、最後の後続物品Wの検知信号Dt(L4)の立上りを基準として各検知信号Dt(L1)、Dt(L2)、Dt(L3)の立上りが先行する時間に比例して大きくなるように設定されている。
具体的には、例えば図7、図8に示すように、先頭の物品W(L1)が選別搬送区間Zに最初に搬入された時刻t1から最後の後続物品W(L4)が選別搬送区間Zに搬入される時刻t4までの経過時間をTe、第2番目の物品W(L2)が選別搬送区間Zに搬入された時刻t2から最後の後続物品W(L4)が選別搬送区間Zに搬入されるまでの経過時間をTf、第3番目の物品W(L3)が選別搬送区間Zに搬入された時刻t3から最後の後続物品W(L4)が選別搬送区間Zに搬入されるまでの経過時間をTgとし、第1列から第3列の物品W(L1)、W(L2)、W(L3)が選別搬送区間Z中で減速搬送される速度V(L1)、V(L2)、V(L3)をそれぞれV11、V12、V13とし、その減速前の各列の搬送速度をV1とすると、減速比率V11/V1は、概ね(TP1-Te)/TP1、減速比率V12/V1は、概ね(TP1-Tf)/TP1、減速比率V13/V1は、概ね(TP1-Tg)/TP1に設定でき、これらの減速比率に応じた速度差ΔVe、ΔVf、ΔVgが設定できる。この場合、速度制御期間TP1~TP4は、それぞれ概ね(TP1-Te)に対応するものとなる。なお、ここでの速度制御期間TP1、TP2、TP3や速度差ΔVe、ΔVf、ΔVgの比も、一実施形態の場合と同様に、速度制御期間TP1の終了時刻t5を早めるか否かによって、適宜選択できる。
本実施形態においても、複数列の選別搬送コンベア2のうちいずれか1列の選別搬送区間Zに物品Wが搬入されてから搬出されるまでの搬送時間に対応する所定の選別搬送期間TAごとに、複数列の選別搬送コンベア2の列数に対応する所定数の物品Wの検査の結果に対応する選別信号RJを計量コンベア1の制御部13から入力するとともに、所定数の物品Wが選別搬送区間Zに搬入されるそれぞれの搬入タイミングを検知し、所定数の物品Wのうち選別搬送区間Zに最初に搬入された先行物品Wを減速搬送しつつ、所定数の物品Wのうち先行物品Wより後に選別搬送区間Zに搬入された後続物品Wを略定速搬送する。
したがって、各列の選別搬送コンベア2への物品の搬入間隔に或る程度の余裕がある場合に、複数列の選別搬送コンベア2で並列搬送される所定数の物品Wのいずれかにスリップ等による搬送遅れが生じたとしても、所定数の物品Wのうち後続物品Wを基準に他の先行する物品Wを減速搬送して、所定数の物品Wの後段コンベア3側への搬出タイミングを上流側の搬入間隔に対応させたものにすることができ、さらに、選別搬送区間Zの上流側寄りの部分で搬送タイミング(同じ搬送方向位置を通過するタイミング)を揃えることができるので、選別排出動作等が要求される列の選別搬送コンベア2に対し速度制御を行ったとしても、その選別動作への影響を抑えることができる。
なお、上述の各実施形態においては、略同時に検査され並列搬送される同一グループの複数の物品Wのうち選別搬送区間Zに最初に搬入される先行物品を基準として後続物品の搬送速度を加速制御するか、あるいは、同一グループの複数の物品Wのうち選別搬送区間Zに最後に搬入される後続物品を基準として先行する他の物品の搬送速度を減速制御するものとしたが、選別搬送区間Zに複数の後続物品のうち選別搬送区間Zに最後に搬入される後続物品以外のものを基準として、それより先行する物品についての減速制御と、それより後の後続物品の加速制御とを組み合わせることも考えられる。また、選別搬送区間Zの上流側で後続物品を基準として先行する他の物品の減速制御を行い、全列の物品搬送タイミングを揃えた後に、全列の加速制御を行って、搬送遅れをなくすことも考えられる。
また、上述の各実施形態においては、選別搬送コンベア2をダウンドロップ型としていたが、ダウンドロップ型の下流側にアップアウト型を設けたものであってもよいし、重量不足の不良品を排出するダウンドロップ型の下流側に重量過多の不良品を排出するもう一つのダウンドロップ型の選別搬送コンベアを配置したものであってもよい。
さらに、上述の各実施形態では、上位の検査装置を計量コンベア1としていたが、重量計測式のものに限定されないことはいうまでもなく、例えば特許文献1に記載のように、複数の検査レーンごとに検査ができるようにした金属検出式の異物検出装置、前掲の特許文献2に記載のように、X線透過画像を搬送レーン相当の帯状領域に分割して複数の物品の同時検査を可能にしたX線異物検査装置、あるいは、特許文献3に記載のように、判定時の分割領域サイズを最適化するようにして不良品を確実に排除しつつ無駄な選別排出を低減させるようにした重量計測装置のような、他方式の検査装置を上位の検査装置として、これに選別装置を付設したり、上位の検査装置や物品投入手段と選別装置の間に他のコンベア等の搬送手段が介在し得ることも勿論である。多列の選別搬送コンベア2の列数(連数)が任意であることはいうまでもない。
以上説明したように、本発明の選別装置は、並列する選別搬送コンベアへの前段からの搬入タイミングにずれがあっても、確実な選別動作と後段側への適時の搬出が可能な選別装置を提供できるものである。かかる本発明は、物品検査された複数の物品を並列する複数列の選別搬送コンベアにより並列搬送しつつ選別動作する選別装置全般に有用である。
1 計量コンベア(前段コンベア、物品検査装置)
2 選別搬送コンベア
3 後段コンベア
5 助走コンベア
6 並列搬送機構
11 計量部
12 計量コンベア本体部
13 制御部
21 搬送モータ(可変速モータ)
21a 回転伝動要素
22 駆動側支持軸
23 駆動プーリ
24 従動プーリ
25 搬送ベルト
26 軸支持フレーム
27 選別駆動アクチュエータ
28 振分け機構
29 物品検知センサ
31 検査制御部
32 選別制御部
33 記憶部
41 選別駆動制御部(コントローラ)
D1、D2 振分け方向
L1、L2、L3、L4 搬送レーン
t0 開始時刻
t1 時刻(先行物品の搬入時点)
t2、t3、t4 時刻(後続物品の搬入時点)
t5 終了時刻(速度制御期間の終了時点)
t6 終了時刻(選別搬送期間の終了時点)
TA 選別搬送期間
TP1、TP2、TP3、TP4 速度制御期間
W 物品
Z1 第1搬送区間
Z2 第2搬送区間
Z3 第3搬送区間
ΔVa、ΔVb、ΔVc 速度差
ΔVe、ΔVf、ΔVg 速度差

Claims (4)

  1. 複数の検査済みの物品を同方向に並列搬送する複数列の選別搬送コンベアを有し、該選別搬送コンベアにより前段コンベアから搬入した前記物品を後段コンベアに搬出する並列搬送機構と、
    前記物品が前記選別搬送コンベアの選別搬送区間内に搬入されたとき、前記物品を、複数の振分け方向のうち前記検査の結果に対応するいずれかの振分け方向を選択して前記選別搬送区間から搬出するように振分け動作する振分け機構と、
    上位の物品検査装置からの指令信号に従って、前記振分け機構の作動を制御するとともに、前記並列搬送機構の前記選別搬送コンベアの搬送速度を制御するコントローラと、を備えた選別装置であって、
    前記選別搬送コンベア中の前記選別搬送区間が、前記前段コンベアからの搬入速度に等しい速度で前記物品を前記選別搬送区間内に搬入する第1搬送区間と、前記物品を搬送しつつ前記検査の結果に対応する前記振分け方向として前記後段コンベア側に搬出すべき所定数の物品の並列搬送のタイミングを揃える第2搬送区間と、前記後段コンベアの搬送速度に等しい速度で前記物品を前記後段コンベアに搬出する第3搬送区間とを有し、
    前記並列搬送機構は、前記選別搬送コンベアの列ごとの搬送速度を変化させることができる複数の可変速モータを有しており、
    前記コントローラは、前記複数の物品についての前記検査の結果と、該検査の結果に対応する前記物品が前記選別搬送コンベアの各列の前記選別搬送区間内に搬入されるタイミングとに応じて、該検査の結果に対応する前記振分け方向として前記後段コンベア側に搬出すべき物品を搬送する前記複数列のうち特定列の選別搬送コンベアの搬送速度を、前記複数の可変速モータによって可変制御し、前記後段コンベアに対し前記特定列の選別搬送コンベアから前記特定列の物品を搬入時より揃ったタイミングで搬出することを特徴とする選別装置。
  2. 前記コントローラは、前記選別搬送コンベアのうちいずれか1列の前記選別搬送区間に前記物品が搬入されてから搬出されるまでの搬送時間に対応する所定の選別搬送期間ごとに、前記選別搬送コンベアの列数に対応する所定数の前記物品の前記検査の結果に対応する選別信号を前記上位の物品検査装置から入力するとともに、前記所定数の前記物品が前記選別搬送区間に搬入されるそれぞれの搬入タイミングを検知し、
    前記検査の結果に対応する前記振分け方向として前記後段コンベア側に搬出すべき前記所定数の前記物品のうち前記選別搬送区間に最初に搬入された先行物品を略定速搬送しつつ、前記所定数の前記物品のうち前記先行物品より後に前記選別搬送区間に搬入された後続物品を加速搬送することを特徴とする請求項1に記載の選別装置。
  3. 前記コントローラは、前記選別搬送コンベアのうちいずれか1列の前記選別搬送区間に前記物品が搬入されてから搬出されるまでの搬送時間に対応する所定の選別搬送期間ごとに、前記選別搬送コンベアの列数に対応する所定数の前記物品の前記検査の結果に対応する選別信号を前記上位の物品検査装置から入力するとともに、前記所定数の前記物品が前記選別搬送区間に搬入されるそれぞれの搬入タイミングを検知し、
    前記検査の結果に対応する前記振分け方向として前記後段コンベア側に搬出すべき前記所定数の前記物品のうち前記選別搬送区間に最初に搬入された先行物品を減速搬送しつつ、前記所定数の前記物品のうち前記先行物品より後に前記選別搬送区間に搬入された後続物品を略定速搬送することを特徴とする請求項1に記載の選別装置。
  4. 前記選別搬送コンベアの各列ごとに、前記前段コンベアからの前記物品の搬入を検出する物品検知センサを有し、
    前記コントローラは、前記物品検知センサの検知信号に基づいて、前記物品が前記選別搬送コンベアの各列の前記選別搬送区間内に搬入されるタイミングを検知することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の選別装置。
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