JPH0619718Y2 - 自動車のドアアウタハンドル - Google Patents

自動車のドアアウタハンドル

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JPH0619718Y2
JPH0619718Y2 JP1986130212U JP13021286U JPH0619718Y2 JP H0619718 Y2 JPH0619718 Y2 JP H0619718Y2 JP 1986130212 U JP1986130212 U JP 1986130212U JP 13021286 U JP13021286 U JP 13021286U JP H0619718 Y2 JPH0619718 Y2 JP H0619718Y2
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JP
Japan
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door
button
handle
handle body
thumb
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JP1986130212U
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JPS6337766U (ja
Inventor
昭夫 藤沢
清志 今野
Original Assignee
日野自動車工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、ハンドル本体と、該本体に摺動可能に取付け
られたボタンとを有し、前記ハンドル本体は、操作者の
親指以外の指が掛けられる把持部と、該把持部の各端部
に一体に連設された脚部とを有し、前記把持部がドアの
外板面から離間した状態で、前記脚部がドアの外板面に
固着され、前記ボタンが操作者の親指で押圧操作される
ことによって、ドアのロックが解除される自動車のドア
アウタハンドルに関するものである。
従来技術 上記形式のドアアウタハンドルは従来より周知であり、
操作者がハンドル本体の把持部に親指以外の4本の指を
掛け、親指でボタンを押すと共に、ハンドル本体を手前
に引くことによってドアを開けることができる。
従来のこの種のハンドルは、そのボタンが、ドア開放操
作時にハンドル本体を引く方向と逆向きのほぼ水平方向
に摺動するように、ハンドル本体に装着されていた。操
作者は親指でボタンを車室内側へ向けて水平方向に押圧
し、ドアのロックを解除する。
ところで、大型トラックのような車高の高い自動車で
は、ドアアウタハンドルも高い位置に設けられているの
で、操作者は腕を高く挙げてボタンの操作を行う必要が
ある。ところが、腕を高く挙げながら、親指以外の4本
の指でハンドル本体の把持部を握り、かつ親指でボタン
を車室内側に向けて水平に押し込むには、指をねじった
状態にして不自然な向きに向けなければならず、その操
作は大変やりずらい。
また逆に、車高が特に低い自動車においては、ドアアウ
タハンドルも低い位置に設けられるので、操作者は腕を
下方に下げてボタン操作を行う必要があるが、この場合
も親指以外の4本の指を把持部に掛け、かつ親指でボタ
ンを車室内側に押し込むとき、指の向きが不自然となる
ため、その操作は大変やりにくい。
ハンドル本体の内側部分にボタンを配置し、該ボタンを
ハンドル本体の長手方向と平行な向きに摺動させてドア
のロックを解除するドアアウタハンドルも公知である
が、この構成によると、ハンドル本体のサイズがその長
手方向に大型化するほか、操作者が親指以外の指でボタ
ンを操作しなければならないため、その操作性が低下す
る欠点を免れない。
このように、親指以外の4本の指を掛ける把持部を備え
たハンドル本体と、親指で押圧されるボタンとを有する
形式のドアアウタハンドルは、そのいずれの形式のもの
も、操作性に劣る点に共通の欠点があった。
目的 本考案の目的は、冒頭に記載した形式のドアアウタハン
ドルにみられる上述した特有の問題点を簡単な構成によ
って解決し、操作性が高く、しかもハンドル本体が大型
化する不具合を阻止できる自動車のドアアウタハンドル
を提供することにある。
構成 本考案は、上記目的を達成するため、冒頭に記載した形
式のドアアウタハンドルにおいて、ボタンが、ドアの開
放操作時にハンドル本体を引く方向に対してほぼ直交
し、かつハンドル本体における把持部の長手方向に対し
てもほぼ直交する向きに摺動可能にハンドル本体の外側
部分に取付けられている構成を提案する。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に従って説明し、併せて従
来のドアアウタハンドルの欠点を図面に即してより具体
的に明らかにする。
第1図は自動車の一例として車高の高い大型トラックを
示す。このトラックの車体1にはドア2が矢印A方向に
回動自在に枢着され、かかるドア2には本考案に係るド
アアウタハンドル3が設けられている。
ドアアウタハンドル3は第2図及び第3図に明示するよ
うに、ドア2の外板面4に固着されたハンドル本体6
と、該本体6に摺動可能に取付けられたボタン7を有し
ており、ハンドル本体6は、操作者の親指以外の4本の
指が掛けられる把持部61と、この把持部61の各端部
に一体に連設された脚部62とを有し、把持部61がド
ア2の外板面4から離間した状態で、両脚部62がドア
2の外板面4に固着されている。ドア2を開くには、第
1図に示す如く、操作者Pが車外にて腕を伸ばし、第2
図に鎖線で示す如く、親指以外の指でハンドル本体6の
把持部61を握り、親指でボタン7を押圧操作すること
によって、ドア2のロックを解除し、ドア2を矢印A方
向に引けばよい。
ここで、これらの詳細を説明するに先立ち、従来のドア
アウタハンドルについて第6図を参照して説明してお
く。第6図から明らかなように、従来のドアアウタハン
ドル3aも、矢印A方向に回動可能なドア2の外板面4
に固着されたハンドル本体6aと、ボタン7aとを有し
ている。ハンドル本体6aは、把持部61aと脚部62
aとから構成され、これらの脚部62aがドア2の外板
面4に固着されているが、ボタン7aは、車室内側へ向
けて水平方向に摺動可能にハンドル本体6aに支持され
ている。
このハンドル3aを操作する操作者は、第1図の場合と
同様にハンドル本体6aの把持部61aを4本の指で握
り、親指でボタン7aを押圧すればよいが、その際、操
作者は、ボタン7aをドア2の開放時にハンドル本体6
aを引く方向、即ち矢印Aと逆のB方向に車室内側へ向
けて親指で押し込む。このとき、ハンドル3aは高い個
所に位置しているので、操作者は腕を高く挙げながらボ
タン7aを押圧することになるが、このような姿勢でボ
タン7aを車室内側へ水平に押し込むことは、親指の高
さを高く保つ必要があるだけでなく、指をねじった状態
にして不自然な向きに向けなければならないため、大変
操作しずらい。
そこで、本考案に係るドアアウタハンドルにおいては、
ボタンが、ドアの開放操作時にハンドル本体を引く方向
に対してほぼ直交し、かつハンドル本体における把持部
の長手方向に対してもほぼ直交する向きに摺動可能にハ
ンドル本体の外側部分に取付けられている。
第2図及び第3図に示した実施例では、ボタン7がほぼ
上下方向(矢印C,D方向)に摺動する向きに、ハンド
ル本体6の下側の部分に取付けられている。このように
ボタン7がハンドル本体6を引く方向に対して直交する
向きである上下方向に摺動可能であるため、操作者は高
い位置に設けられたボタン7を親指で下から上方に押し
込むことによりボタン7を操作することができる。即
ち、親指を従来よりも低い位置でボタン7に当て、しか
も指を自然な姿勢に保ちながらボタン7の操作を行うこ
とができ、ボタン7の操作性を高めることができのであ
る。
また、ボタン7は、ハンドル本体6における把持部61
の長手方向に対しても直交する向きである上下方向に摺
動可能であり、しかもハンドル本体6の外側部分に取付
けられているので、操作者は、第2図に示すように、親
指以外の4本の指をハンドル本体6の把持部61に掛
け、親指をハンドル本体6の外に出し、この親指でボタ
ン7を押圧操作できるので、その操作を楽に行うことが
できる。また、ハンドル本体6の長手方向のサイズを小
型化できる利点も得られる。
先に述べたように、ハンドル本体の内側部分にボタンを
配置し、これをハンドル本体における把持部の長手方向
と平行な方向に作動させてドアロックを解除するドアア
ウタハンドルも提案されているが、この構成によると、
操作者は、親指以外の4本の指をハンドル本体の把持部
に掛け、これらの指のうちのボタンに対向した指、例え
ば人差指をボタンに押し当てて該ボタンを押圧操作しな
ければならず、その操作性が著しく低下する。またボタ
ンをハンドル本体の内側に配置すると、この内側に、操
作者の4本の指を入れるスペースのほか、ボタンが位置
するスペースも確保しなければならないため、ハンドル
本体がその長手方向に大型化する欠点を免れない。本考
案に係る構成では、このような問題を一挙に解決できる
のである。
第2図に示したボタン7を、ハンドル本体6に支持する
ための具体的な構成は、第3図に例示する通りである。
即ち、ボタン7の基部8が、ハンドル本体6の壁部12
に形成された貫通孔9に上下方向に摺動自在に嵌合し、
またこの基部8にはボルト10の下部が螺着されてい
る。ボルト10にはストッパとしての機能を果すナット
11が螺着され、ハンドル本体6の壁部12とボタン7
の下部底面との間に圧縮コイルばね13が圧設されてい
る。ボルト10の端部にはリンク14の一方のアームが
当接し、該リンク14はドア2に枢ピン15を介して回
動可能に支持されている。リンク14の他方のアームに
はロッド16が係止されている。
ボタン7が外力の加えられていない自然状態にあると
き、ばね13によってボタン7は下方に付勢され、ナッ
ト11が壁部12に当接することにより、ボタン7は第
3図に実線で示す位置に保持される。
前述のように操作者がボタン7を押し上げると、該ボタ
ン7はばね13の作用に抗して上方に摺動し、これに伴
ってボルト10も第3図に鎖線で示す如く上方に移動す
る。このとき、ボルト10の頭部に当接したリンク14
が枢ピン15のまわりを時計方向に回動し、ロッド16
を第3図の左方に引く。これによって図示していないロ
ック装置が作動し、車体1に対するドア2のロックが解
除される。よって、ハンドル本体6を操作者側、即ち車
外側に引けば、そのままドア2を開くことができる。ボ
タン7から手を離した状態でドア2を閉じれば、自動的
にドアがロックされることは従来と変りはない。
第4図は、第2図に示したハンドル本体6をほぼ90°
回転させた状態でドア2の外板面4に固着し、ボタン7
を本体の前後方向E,Fに摺動させるようにハンドル本
体6に支持した実施例を示す。このようにしても、ボタ
ン7はハンドル本体6を引く方向Aに対しほぼ直交する
方向E,Fに作動するので、ドアアウタハンドル3の位
置が高くとも、操作者は親指以外の4本の指を把持部6
1に掛け、親指によってボタン7を容易に操作すること
ができる。
逆に、例えばスポーツ車の如く車高の低い自動車では、
そのドアアウタハンドルの高さも低いので、第5図に例
示する如く、ハンドル3におけるハンドル本体6の上部
にボタン7を設け、これを下方G(この方向もハンドル
本体6を引く方向Aに対して直交している)に押下し、
ドア2のロックを解除するように構成すればよい。この
構成により、操作者は腕を下の伸ばしながら、親指以外
の4本の指を把持部61に掛け、楽な姿勢で親指によっ
てボタン7の押下操作を行い、ドア2を開くことができ
る。
また第4図及び第5図に示した実施例においても、ボタ
ン7が、ハンドル本体6における把持部61の長手方向
に対してもほぼ直交する向きに摺動可能にハンドル本体
6の外側部分に取付けられているので、第1図乃至第3
図に示した実施例と全く同様に、操作者は親指でボタン
7を楽に操作でき、その操作性を高めることができるだ
けでなく、ハンドル本体6の長手方向のサイズを小型化
できる利点が得られる。
以上の実施例では、ドア2を車外側に回動させて該ドア
2の開く例を示したが、ドアの開放操作時に、ドアを先
ず車外側に引き、次いでこれを車体の前方又は後方にス
ライドさせる形式のドアに対しても、上記のようにドア
を車外側に引く方向(矢印A方向に相当する)に対して
ほぼ直交し、かつハンドル本体における把持部の長手方
向に対してもほぼ直交する向きにボタンを摺動可能にハ
ンドル本体の外側部分に支持することができる。
本考案は、トラックだけでなく、他の型式の自動車、例
えばバス又は他の自動車のドアにも適用できるものであ
る。
効果 本考案によれば、ボタンが、ドアの開放操作時にハンド
ル本体を引く方向に対してほぼ直交し、かつハンドル本
体における把持部の長手方向に対してもほぼ直交する向
きに摺動可能にハンドル本体の外側部分に取付けられて
いるので、ドアアウタハンドルが高い位置、又は低い位
置に設けられていても、操作者は親指以外の指をハンド
ル本体の把持部に掛け、かつ親指によってボタンを楽な
姿勢で容易に押圧操作することができる。しかもハンド
ル本体を小型化でき、コストの低減とデザイン上の自由
度の拡大を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るドアアウタハンドルを備えた自動
車の一例を示す斜視図、第2図は第1図に示したドアア
ウタハンドルの拡大斜視図、第3図は第2図のIII−III
線断面図、第4図及び第5図は他の実施例をそれぞれ示
す斜視図、第6図は従来のドアアウタハンドルの一例を
示す、第2図と同様な斜視図である。 2…ドア、3…ドアアウタハンドル 4…外板面、6…ハンドル本体 7…ボタン、61…把持部 62…脚部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハンドル本体と、該本体に摺動可能に取付
    けられたボタンとを有し、前記ハンドル本体は、操作者
    の親指以外の指が掛けられる把持部と、該把持部の各端
    部に一体に連設された脚部とを有し、前記把持部がドア
    の外板面から離間した状態で、前記脚部がドアの外板面
    に固着され、前記ボタンが操作者の親指で押圧操作され
    ることによって、ドアのロックが解除される自動車のド
    アアウタハンドルにおいて、 前記ボタンが、ドアの開放操作時にハンドル本体を引く
    方向に対してほぼ直交し、かつハンドル本体における把
    持部の長手方向に対してもほぼ直交する向きに摺動可能
    にハンドル本体の外側部分に取付けられていることを特
    徴とするドアアウタハンドル。
JP1986130212U 1986-08-28 1986-08-28 自動車のドアアウタハンドル Expired - Lifetime JPH0619718Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986130212U JPH0619718Y2 (ja) 1986-08-28 1986-08-28 自動車のドアアウタハンドル

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JPS6337766U JPS6337766U (ja) 1988-03-11
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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4891095U (ja) * 1972-02-07 1973-11-01
JPS6083161U (ja) * 1983-11-14 1985-06-08 アイシン精機株式会社 自動車用アウトサイドハンドル

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JPS6337766U (ja) 1988-03-11

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