JPH0619677Y2 - 防水シート - Google Patents

防水シート

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JPH0619677Y2
JPH0619677Y2 JP8583988U JP8583988U JPH0619677Y2 JP H0619677 Y2 JPH0619677 Y2 JP H0619677Y2 JP 8583988 U JP8583988 U JP 8583988U JP 8583988 U JP8583988 U JP 8583988U JP H0619677 Y2 JPH0619677 Y2 JP H0619677Y2
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JP
Japan
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ridges
water
waterproof sheet
ridge
sheet
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JP8583988U
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JPH0211898U (ja
Inventor
孝寛 星野
Original Assignee
東洋物産株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はトンネル等の建設工事において使用する防水シ
ートに関するものである。
〔従来の技術〕
トンネルの建設に際しては、アーチ状に掘削した地山の
表面に直接又は前記地山の表面に施工した一次覆工の表
面に防水シートを貼着し、その上に二次覆工を施工する
のが通常である。これはトンネル建設後に漏水事故が起
こるのを未然に防止するためである。
従来、防水シートとしては、合成樹脂フィルムシートの
片面に不織布を貼着して該不織布の層を通水層としたも
のや、合成樹脂フィルムシートの片面に適宜間隔を置い
て突条を多数設けそれら突条間を通水路としたものが多
く用いられている。
〔考案が解決しようとする課題〕
而して、上記前者の不織布を貼着したものは、縦,横,
斜めのいずれの方向にも一応通水するので、貼着作業時
に方向性を考慮する必要がなく、従って作業の対応性に
は優れているが、通水量不足を惹起するするという致命
的な問題点があるばかりか、高価に付くという難点もあ
る。
即ち、通水層として不織布を貼着したものの不織布の厚
みは通常3mmであるが、これをトンネルの一次覆工の表
面に貼着してその上に二次覆工を施工すると、施工時、
防水シートの表面に2〜3kg/cm2の圧力が加わって前記
不織布は圧縮され、その厚みが1〜1.2mm程度となっ
て、通水性が低下し、砂と同等の通水性(103ml/cm2)と
なるため、あまり有効に排水することができず、通水量
の不足問題が起こるのである。
一方、突条を多数設けたものは、通常、突条がシートの
長さ方向に沿って設けられているので、トンネルのアー
チ方向に貼着される場合はよいが、長さ方向にはその方
向性のある排水性のため、施工不可能になるという問題
点がある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上述のような従来技術の問題点を解決すること
のできる合成樹脂フィルムシートを用いた防水シートを
提供することを目的としてなされたもので、その構成
は、合成樹脂フィルムシートの片面に、中央部に直線状
又は曲線状の長い斜めの突条を設けると共にその両側に
平行に順次短い突条を設け全体として四角形状の斜線模
様を形成した突条群体と、該突条群体と突条の向きが逆
の突条群体とを、上下左右に適宜間隔を置き通水路を形
成して設けたことを特徴とするものである。
〔考案の作用〕
本考案防水シートは、これを突条群体側をトンネル側に
して貼着すると、トンネルから水が出た場合、その水は
突条間を通って通水路を通り、そのまま又は更に突条
間,通水路を順次通って流下し、外部へ排出されるか
ら、トンネルへの貼着時に特に方向性を考慮する必要が
ないので、トンネルのアーチ方向,長さ方向いずれの方
向にも容易に貼着することができる。
〔実施例〕
次に本考案の実施の一例を図により説明する。
1は合成樹脂フィルムシート、2,2′はその片面に上
下左右に適宜間隔を置き通水路3,3′を形成して一体
に設けた突条群体で、以上により本考案防水シートの一
例が構成されるのであるが、突条群体2,2′は、突条
の向きが逆になっており、それぞれ中央部に長い直線状
の斜めの突条2a,2a′を2本適宜間隔で前記シート1の
片面に一体に形成し、それら突条2a及び2a′の外側に平
行に順次短い突条2b,2c・・・・・2h、2b′,2c′・・・・・2h′を
設け、全体として四角状の斜線模様となるように形成さ
れている。尚、突条群体2,2′の各突条の間は通水路
3と3′に連通する通水路4,4′となる。
上記のように構成される防水シートは、これをアーチ状
に掘削された地山又はトンネルの一次覆工の表面に突条
群体側を向けて貼着するのであるが、貼着後、前記地山
等から水が出ると、該水は通水路3,3′,4,4′を
通って次第に流下し、下部から外部へ排出される。即
ち、通水路4,4′は通水路3に連通する部分と通水路
3′に連通する部分とに分かれるが、いずれにせよ流下
する水は適宜該当する通水路を通って最終的には下部に
流下し、そこから外部へ排出されるのである。
この水の流下は防水シートの貼着角度が上記と異なって
いても略同じ状態で行なわれ、従って、従来の長さ方向
にのみ突条を設けた防水シートと異なり、貼着時にその
方向性を配慮する必要がなく、トンネルのアーチ方向,
長さ方向いずれの方向にも貼着して、防水作用を果たす
ことができる。
尚、上記実施例においては、突条を直線状のものとした
が、曲線状その他のものであってもよい。
而して、直立した壁に従来の突条を多数設けた防水シー
ト,通水層に不織布を用いた防水シート及び本考案防水
シートをそれぞれ1mの高さに貼着し、加圧状態におけ
る通水試験を行なったところ、下表に示すとおりであっ
た。
上記試験に用いた従来の防水シートは、その合成樹脂フ
ィルムシートの厚さが0.4mm,突条の高さ0.45mm,突条
の間隔4mm、不織布の厚さ3mmとし、本考案防水シート
はフィルムシートの厚さ及び突条の間隔を上記と同じに
すると共に通水路の巾5mmとし、突条の高さは0.45mmの
ものと0.7mmのものを用いた。
試験方法は、各防水シートの上から500mlの水を供給
し、該水が防水シートを通過する時間を測定した。
〔考案の効果〕 本考案は上述の通りであって、合成樹脂フィルムシート
製でしかも通水層に不織布を用いた高価な防水シートと
同等の作用とその数倍〜数十倍の排水効果を得られるも
のであり、トンネルの防水シートとして好適である。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施の一例を示すもので、第1図は通水側
を表にして延展した状態の正面図、第2図は第1図のII
−II線断面拡大図である。 1……合成樹脂フィルムシート、2,2′……突条群
体、3,3′……通水路、4,4′……突条群体の通水

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂フィルムシートの片面に、中央部
    に直線状又は曲線状の長い斜めの突条を設けると共にそ
    の両側に平行に順次短い突条を設け全体として四角形状
    の斜線模様を形成した突条群体と、該突条群体と突条の
    向きが逆の突条群体とを、上下左右に適宜間隔を置き通
    水路を形成して設けたことを特徴とする防水シート。
JP8583988U 1988-06-30 1988-06-30 防水シート Expired - Lifetime JPH0619677Y2 (ja)

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JP8583988U JPH0619677Y2 (ja) 1988-06-30 1988-06-30 防水シート

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JPH0211898U JPH0211898U (ja) 1990-01-25
JPH0619677Y2 true JPH0619677Y2 (ja) 1994-05-25

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