JPH0540322U - 面排水材 - Google Patents

面排水材

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JPH0540322U
JPH0540322U JP9784391U JP9784391U JPH0540322U JP H0540322 U JPH0540322 U JP H0540322U JP 9784391 U JP9784391 U JP 9784391U JP 9784391 U JP9784391 U JP 9784391U JP H0540322 U JPH0540322 U JP H0540322U
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water
groove
drainage material
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譲二 日野林
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Takiron Co Ltd
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Takiron Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 広い面積の排水が可能な面排水材を提供する
ことを目的とする。 【構成】 略中央下方に溝1を有し、溝1から斜め上方
にV字状の集水板2が延出し、溝1及び集水板2の表側
全面に透水布3が設けられた構成とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、グランドの周辺の地中や道路の側部地中に埋設して使用される面排 水材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、グランドやゴルフ場等の排水には暗渠排水管が多用されている。ま た、近年、種々の面排水材も使用されるようになってきた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の暗渠排水管では、管の直径に近い巾しか集水できない場 合が多く、暗渠排水管の配設されていない周辺部の水はすみやかに排水できない という問題があった。また、該管を多数埋設するのは、作業上も煩瑣であり、工 事費もきわめて高くなるという問題があった。
【0004】 一方、近年使用されているトンネルや擁壁の裏面に使用される所謂裏込用排水 材は面状ではあるが、グランドやゴルフ場の排水には未だ使用例は多くない。そ の理由は、面状排水材の表層から透水した水がその面内を流れ勾配の付けられた 方向に流れて行くが、該排水材から洩出する水も多く、しかも吸水量が多くなる と、排水通路がないため、水はけが悪くなるという問題があるからである。 本 考案は上記問題に鑑みてなされたもので、吸水面積が広く、しかも排水能力の高 い面排水材を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の面排水材は、略中央下方に形成された溝部と、該溝部からその両側斜 め上方に延出された凹凸を有する集水板と、該溝部及び該集水板の上側全面を覆 った透水布からなるものである。そして、集水板として表面又は表裏両面交互に 、多数のコップ状の独立突部が賦形されたシートを用いることがより望ましいも のである。
【0006】
【作用】
本考案の面排水材は、凹凸を有する集水板が略中央下方に形成された溝部を中 心に両側に大きく拡がっているため、土中に浸透してくる水を受ける面積が広く 、集水板の表面が透水布で覆われているため、水は容易に該布を通過し、該板の 凹凸部分の隙間を流れて略中央に設けられた溝部に集められる。また地中に浸透 する雨水が多い場合でも、溝部を勢いよく流れて水はけは良いが、更に雨水が多 い場合でも、溝部を中心に集水板を含むV型溝となって溝部の上も雨水がそのま ま水路となり得るのである。また、透水布が溝部及び集水板の上側全面に覆われ ているので、土砂が直接溝部に入り込み、水路を塞ぐ心配がない。
【0007】 更に、集水板を表面又は表裏両面交互に多数のコップ状の独立した突部が賦形 されたシートを集水板に用いた場合は、本考案の面排水材はきわめて軽量となり 、耐土圧強度のある集水板となるので、埋設位置の深い所にも好適に使用できる ものである。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳述する。
【0009】 図1は本考案の一実施例の面排水材Aの正面図であって、1は溝部、2は集水 板、3は透水布である。
【0010】 該溝部1は集水板3の略中央下方に位置し、円筒状のもので、上方には流入口 が多数設けられている。また、集水板2は凹凸のある板状のもので、凹部は水の 通路として使用できる形状になっており、凸部は該集水板2の上面を覆っている 透水布3が該板2に密着して水の通路を塞がないように支えとなっているもので ある。該溝部1及び集水板2はポリ塩化ビニルやポリエチレン、ポリプロピレン 等の合成樹脂製である。また、溝部1及び集水板2は一体的にシートを賦形する ことによって得るのが望ましい。具体的には、厚さが0.5mm程度の長尺ポリ エチレン製シートを中央部が溝状となるように略U字状に熱圧成形し、その両側 は凹凸が生じるようにシートを加熱中に型押しして造られるもので、凸部の高さ は5〜50mmで、集水板2の一方の巾は30〜100cm、長さは1〜4m程 度が輸送上、保管上さらに施工上望ましいものである。上記のように、溝部1と 集水板2とは一体のシートより造られるのがより望ましいが、本考案はこれに限 定されるものではない。
【0011】 図2は本考案の他の実施例を示す溝部1及び集水板2の要部断面図である。図 面によれば溝部1は合成樹脂管の頂部にスリットが開設され、該スリットに集水 板2の端部21が差し込まれたもので、集水板2,2の間の溝部1の流入口10 には、該流入口10が塞がらないように格子部材11が嵌合されている。このよ うに、本考案においては面排水材の溝部1及び集水板2はそれぞれ別部材を組み 合わせて使用してもよい。
【0012】 また、集水板2の傾斜角度は特に限定されるものではないが、少なくとも集水 板2に到達した水が中央に向かって流れる程度の角度を持っているものでなけれ ばならない。
【0013】 また、上記溝部1や集水板2には少なくとも上側全面に透水布3が設けられて いる。透水布3は繊維製の不織布や織布であって、水を通し土砂の流入を防ぐこ とができるものであれば使用可能である。透水布3は集水板2にただ置くだけで なく接着剤によって接着してもよく、該布3の上から熱を加えて集水板2の凸部 に熱融着してもよい。また透水布3を上側面だけでなく周全体に亘って覆うよう にしてもよいことは言うまでもない。
【0014】 図3は図1の平面図である。図3において、集水板2,2の間の部分、すなわ ち溝部1の頂部にあたる部分は、集水板2の端に水平方向の突部14,15がそ れぞれ設けられ、該突部14,15が相互に支えになって隙間16を形成するよ うになっている。この隙間16から、集水板2に到達した雨水が溝部1に流入す るものである。
【0015】 また、図4は図2の部分平面図である。図4において22は台形の独立した凸 部であり、合成樹脂製平板シートを熱圧成形したものである。透水布(不図示) は該凸部に接触するように表側全体に覆い被せられ、凸部でない間の部分を雨水 は溝部に向かって流下するものである。また、本考案の面排水材はグランドの周 囲の従来側溝が埋設されている場所や、ゴルフ場、道路の両端等の地表面から十 数cm〜1m程度の深さに埋設されるものである。
【0016】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案はグランドやゴルフ場、道路の端等の 地中に埋設した場合、従来の暗渠排水管の排水できる面積よりはるかに広い面積 の排水がすみやかにできるという顕著な効果を奏する。また、本考案の面排水材 は、溝部を中心に集水板がV字形状をしているため、集水板に集められた雨水は 洩れ出ることなく排水されるので、地上面が早く乾くという優れた効果を有する 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の面排水材の一実施例を示す正面図であ
る。
【図2】本考案の面排水材の他の実施例を示す要部正面
図である。
【図3】図1の部分切欠平面図である。
【図4】図2の平面図である。
【符号の説明】
A 面排水材 1 溝部 2 集水板 3 透水布

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】略中央下方に形成された溝部と、該溝部か
    らその両側斜め上方に延出された凹凸を有する集水板
    と、該溝部及び該集水板の上側全面を覆った透水布から
    なる面排水材。
  2. 【請求項2】表面又は表裏両面交互に、多数のコップ状
    の独立突部が賦形されたシートからなる請求項1の集水
    板。
JP1991097843U 1991-10-31 1991-10-31 面排水材 Expired - Lifetime JP2538958Y2 (ja)

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JP2538958Y2 JP2538958Y2 (ja) 1997-06-18

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011012472A (ja) * 2009-07-02 2011-01-20 Landes Co Ltd スリット付側溝
KR20180083051A (ko) * 2017-01-12 2018-07-20 심상구 자연유하식 산지 빗물 집수 시스템

Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5233685U (ja) * 1975-08-07 1977-03-09
JPS6123067U (ja) * 1984-07-13 1986-02-10 三國工業株式会社 液体燃料燃焼装置

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