JPH0528284B2 - - Google Patents

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JPH0528284B2
JPH0528284B2 JP62238099A JP23809987A JPH0528284B2 JP H0528284 B2 JPH0528284 B2 JP H0528284B2 JP 62238099 A JP62238099 A JP 62238099A JP 23809987 A JP23809987 A JP 23809987A JP H0528284 B2 JPH0528284 B2 JP H0528284B2
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JP
Japan
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drainage
shaped
water
drainage pipe
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JP62238099A
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JPS6480617A (en
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Akio Yamamoto
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ゴルフ場のグリーンやグラウンド等
の被排水場所の全体を均一にかつ速やかに排水可
能とするとともに、施工性、経済性にも優れる暗
渠排水工法に関するものである。
(従来技術及び発明が解決しようとする課題) 集排水機能を具えた円形有孔管や円形網状管等
の円形パイプ状暗渠集排水管を用いる。従来一般
的に採用れている暗渠排水工は、第11図に示す
ごとく、基盤aを掘削することによつて並設され
た深い掘削溝b……内に、円形パイプ状暗渠集排
水管cを所要の排水勾配で配設し、かつ該円形パ
イプ状暗渠集排水管cを、掘削溝b内に充填され
た砂利、玉石、砂等のフイルタ資材からなるフイ
ルタ層dによつて覆われた状態とし、該基盤a上
に表層土eを被せることにより施工されていた。
今、該暗渠排水工法がゴルフ場びおけるグリー
ンの暗渠排水工に応用されたばあいを例にとる
と、次のような各種の問題があつた。
円形パイプ状暗渠集排水管cを敷設するため
には、該暗渠集排水管の排水性能を考慮したば
あい、掘削溝bを深く形成せざるを得ず、又掘
削溝が深いことから排水勾配の管理も面倒とな
り、このようなことの故に、施工に多大の手間
を要して工期の長期化及び施工コストの増大を
招く問題があつた。
施工後においては、地表水が暗渠集排水管に
集水されるまでの時間が長く、表層上(芝床
土)eの全体が水で飽和された状態となつたよ
うなばあいには、グリーンが使用可能な状態と
なるまでに長い時間を要するという問題があつ
た。
なお、「地表水が暗渠集排水管に集水される
までの時間が長い」ことの原因は、暗渠集排水
管が、間隔をおいて掘削された掘削溝b内に深
く埋設されており、かつフイルタ層dは該暗渠
集排水管cの敷設部分にしか設けられていない
点、及び暗渠集排水管cが、円形有孔管や円形
網状管等の円形パイプ状に形成されている点に
ある。然して、これらの故に、フイルタ層dの
存在によつて地表水が直下型に地下浸透する
(第11図において示す太い点線の矢印参照)
暗渠集排水管敷設部付近fにおいてはともか
く、フイルタ層が存在せず、従つて地表水が暗
渠集排水管に向かつて側方流動型に地下浸透す
る(第11図において示す実線の矢印参照、な
お第11図において示す細い点線は水位曲線を
示す)暗渠集排水管cの中間部分gにおいて
は、地表水の集排水に長い時間を要することと
なるからである。又、第12図に示すごとく、
暗渠集排水管cの集水口hがフイルタ層dの底
部分に集約された状態では設けられていない故
に、フイルタ層dの底部分に滞水した浸透水を
効率よく集排水することができないからであ
る。
グリーン上の降雨水は、前記のごとく、暗渠
集排水管敷設部付近fにおいては直下型に地下
浸透するが、暗渠集排水管の中間部分gにおい
ては暗渠集排水管cに向かつて側方流動型に地
下浸透するため、暗渠集排水管の中間部gにお
ける排水に要する時間は、暗渠集排水管敷設部
付近fにおける排水に要する時間よりも長いも
のとならざるを得ず、従つてグリーン表面の湿
潤状態にムラが生じ、グリーン上での競技に支
障をきたす問題があつた。又、このようにグリ
ーン表面の湿潤状態にムラが生ずることから、
保水性や通気性等の問題からして芝の生育にム
ラが生ずるとともに、芝の刈り込み時期の判定
が困難となる等、芝の生育管理や芝の刈り込み
管理の面においても問題があつた。
本発明は、かかる問題点を一挙に解決可能とす
る暗渠集排水工法の提供を目的とするものであ
る。
(問題点を解決するための手段) 本発明の暗渠集排水工法(以下工法という)
は、軸線方向に延びる水路3が並設された集排水
機能を有する平板状をなす板状暗渠集排水管1
を、略水平な基盤面に敷かれた防水シート材25
上に、所要間隔をおいて略水平状態に載設し、そ
の後、各板状暗渠集排水管上に砂利、玉石、砂等
のフイルタ資材を被せ、隣合う板状暗渠集排水管
が、連結したフイルタ層2によつて覆われるごと
くなすことを特徴とするものである。
(作用) 然して本発明の工法によるときには、表層土2
8の下側全体に亘り空隙率の大きいフイルタ層2
が存在し、かつ平板状をなす板状暗渠集排水管1
の集水口10がフイルタ層2の底部分26に集約
された状態で配置されるため、地表水(降雨水)
は、第1図に示すごとく、フイルタ層2における
空隙部の空気が水に置き替えられつつフイルタ層
2の全体において直下型に速やかに地下浸透し、
フイルタ層2の底部分26に滞水し始める。そし
てフイルタ層2の底部分26に滞水した浸透水
は、板状暗渠集排水管1の各集水口10……から
該板状暗渠集排水管1内に順次流入(第3図にお
いて示す矢印参照)し、管内を流下して排出され
る。
(実施例) 以下本発明の工法を、それかゴルフ場のグリー
ンにおける暗渠排水工に応用されたばあいを例に
とり図面に基づいて説明する。
第1〜2図において本発明の工法は、隣合う板
状暗渠集排水管1,1が連続したフイルタ層2に
よつて覆われるごとくなすものである。ここに板
状暗渠集排水管1は、軸線方向に延びる水路3が
並設された集排水機能を有する平板状をなし、本
実施例においては、フイルタ機能を有する網状フ
イルタ材5で被覆された樋状体マツト6の単体あ
るいはその複数積層体(第1〜2図においては2
層の積層体が示されている)を以て形成されてい
る。
該樋状体マツト6は、本実施例においては、第
4図に示すごとく、軸線方向に延びる前記水路3
(第2図参照)を形成するための樋状体7を遊嵌
状に順次接続してなる。該樋状体7は、全体が合
成樹脂の一体成形品であり、第5〜6図に示すご
とく、中央壁9の両端を逆方向に巻込むことによ
り、水路となる隣合う二つの空室部3a,3bを
形成し、かつ該巻込端と中央壁9との間に集水口
10となる集水口10a,10bを形成してなる
断面S字形樋主体の前記中央壁9に、両巻込端間
において、両側に突出するよう突条11,11を
設け、又空室部3a,3bの外面には、互いに係
合しうる係止突条12と係止条溝13とを設けて
なる。該係止突条12は、第6図に示すごとく、
突条15の先端部両側に係合部16,16を膨設
した横断面略T字状を呈する。又係止条溝13
は、係止突条12の先端側部分17が余裕をもつ
て嵌入した状態となりうる溝部19を、対向する
一対の突出片20,20によつて形成するととも
に、該各突出片20,20の先端部には、前記係
止部16,16と係合しうる半円弧状に湾曲した
係止片21,21が対向するように連設されてい
る。なお係止突条12の突出長さは、係止条溝1
3の溝深さよりも稍大きく設定されている。然し
て、第6図に示すごとく、係止突条12の先端側
部分17を、例えば両突出片20,20の弾性作
用に抗して係止条溝13内に遊挿すると、係止部
16と係止片21との係合によつて係止突条12
は係止条溝13から離脱不能となり、これによつ
て樋状体7,7相互は遊嵌状に接続されることと
なり、所要の樋状体マツト6が形成されることと
なる。
なお樋状体マツト6が形崩れするのを防止する
ために、樋状体7,7相互を粘着テープ(図示せ
ず)を以て連結しておくのがよい。
然して、本発明の工法は、本実施例において
は、まず第1〜2図に示すごとく、均一に締固め
られたグリーン基盤22上の所要部位を浅くすき
取ることによつて、板状暗渠集排水管1を納める
ための所要排水勾配を有する掘削機(浅溝)23
を形成する。なお第1図においては、隣合う浅溝
23の上端縁が一致するばあいが示されている。
次いで、このように形成された各浅溝23……に
は、第1〜2図に示すごとく防水シート材25を
敷き、板状暗渠集排水管1を略水平状態で納め
る。なお該防水シート材25は基盤22の表面全
体に敷かれることもある。その後、各板状暗渠集
排水管1……上に、砂利、玉石、砂等のフイルタ
資材を被せ、板状暗渠集排水管1が、フイルタ層
2の底部分26に位置するごとくフイルタ層2に
よつて囲まれた状態とする。なおフイルタ層2の
厚さは、グリーンにおける土質等の状態に応じ、
少なくとも、隣合う板状暗渠集排水管1,1が連
続したフイルタ層2によつて覆われるごとく所要
に設定する(第1図参照)。然る後、フイルタ層
2の上面全体をフイルタ機能を有するフイルタネ
ツト27で覆い、該フイルタネツト27上に芝床
土28の客土を行い、芝を張り付ける。
このように構成されたグリーン29(第1図、
第7図参照)においては、表層土(芝床土)28
の下側全体に亘り、空隙率の大きいフイルタ層2
が存在し、かつ幅広の平板状をなす板状暗渠集排
水管1の集水口10がフイルタ層2の底部分26
に集約された状態で配置されることとなるため、
地表水(降雨水)は、第1図において矢印で示す
ごとく、フイルタ層2における空隙部の空気が水
に置き替えられつつフイルタ層2の全体において
直下型に速やかに浸透し、フイルタ層2の底部分
26に滞水し始める。そしてフイルタ層2の底部
分26に滞水した浸透水は、板状暗渠集排水管1
の各集水口10……(第2〜4図参照)から該板
状暗渠集排水管1内に流入し、管内を流下して本
管31に放出され、該本管31を流下して排出さ
れる(第7図参照)。
特に本実施例におけるごとく、フイルタ層2と
芝床土28との間にフイルタネツト27が介在せ
しめられるばあいには、該フイルタネツト27
は、水の浸透時におけるフイルタ層2中への芝床
土の混入(フイルタ層の目詰まり)を極力防止す
る。
(その他) 本発明の工法において使用する板状暗渠集排水
管1は、要は、軸線方向に延びる水路3を具えた
集排水機能を有する平板状をなすものであればそ
の形態は任意であり、前記実施例において示した
ものの他、第8〜10図に示すもの等を挙げるこ
とができる。なお第9図において示す符号32
は、S字状をなす樋状体相互を連結するジヨイン
トテープである。
(発明の効果) 本発明の工法は、軸線方向に延びる水路が並設
された集排水機能を有する平板状をなす板状暗渠
集排水管を、略水平な地表に敷かれた防水シート
材上に、所要間隔をおいて略水平状態に載設し、
各板状暗渠集排水管上に砂利、玉石、砂等のフイ
ルタ資材を被せ、隣合う板状暗渠集排水管が、連
続したフイルタ層によつて覆われるごとくなす。
そのため表層土の下側全体に亘り、空隙率の大
きい略等層さのフイルタ層が存在することとな
り、かつ板状暗渠集排水管の集水口がフイルタ層
の底部分に集約されて幅広に配置された状態とな
される。それ故地表水は、フイルタ層の全体にお
いて直下型に速やかに地下浸透して板状暗渠集排
水管に集まり、効率的に集排水されることとな
る。従つて、被排水場所の全体が短時間のうちに
略均一に排水されることとなり、雨上がり後のゴ
ルフ場のグリーンやグランド等は短時間のうちに
使用可能な状態となる。
又被排水場所表面がゴルフ場グリーン表面等の
芝面であるばあいには、浸透水は直下型に均一に
速く地下浸透するために、グリーン表面の湿潤状
態にムラが生じず、従つて芝の生育にムラが生じ
ず、前記したごとき、芝の生育管理や芝の刈り込
み管理上の問題も解消されることとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の工法の一実施例を示す断面
図、第2図はその一部分を示す斜視図、第3図は
板状暗渠集排水管の集水作用を説明する説明図、
第4図は網状フイルタ材で被覆された樋状体マツ
トを示す斜視図、第5図は樋状体を示す斜視図、
第6図は樋状体相互の連結状態を示す側面図、第
7図はゴルフ場グリーンにおける暗渠集排水構造
を示す平面図、第8〜10図は板状暗渠集排水管
の他の例を示す断面図、第11図は従来の工法を
例示する断面図、第12図は円形パイプ状暗渠集
排水管の集水作用を説明する説明図である。 1……板状暗渠集排水管、2……フイルタ層、
3……水路、25……防水シート材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 軸線方向に延びる水路3が並設された集排水
    機能を有する平板状をなす板状暗渠集排水管1
    を、略水平な基盤面に敷かれた防水シート材25
    上に、所要間隔をおいて略水平状態に載設し、そ
    の後、各板状暗渠集排水管上に砂利、玉石、砂等
    のフイルタ資材を被せ、隣合う板状暗渠集排水管
    が、連続したフイルタ層2によつて覆われるごと
    くなすことを特徴とする暗渠排水工法。
JP23809987A 1987-09-22 1987-09-22 Construction of underdrainage Granted JPS6480617A (en)

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JP23809987A JPS6480617A (en) 1987-09-22 1987-09-22 Construction of underdrainage

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JPS6480617A JPS6480617A (en) 1989-03-27
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Families Citing this family (4)

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WO1991016496A1 (en) * 1990-04-13 1991-10-31 Yotaro Takahashi Method of controlling and purifying flowout of pesticide and the like in golf links and system therefor
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JPS6113045A (ja) * 1984-06-28 1986-01-21 Nippon Funmatsu Gokin Kk 複合フライホイルの製造方法

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