JPH06196704A - 薄膜半導体装置 - Google Patents

薄膜半導体装置

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JPH06196704A
JPH06196704A JP23204393A JP23204393A JPH06196704A JP H06196704 A JPH06196704 A JP H06196704A JP 23204393 A JP23204393 A JP 23204393A JP 23204393 A JP23204393 A JP 23204393A JP H06196704 A JPH06196704 A JP H06196704A
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JP
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thin film
hydrogen
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sin
film
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JP23204393A
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English (en)
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Yoshifumi Yaoi
善史 矢追
Youko Shiyouya
洋子 勝冶
Shuhei Tsuchimoto
修平 土本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 SiN:Hからの熱拡散法による水素パッシ
ベーション処理によりトランジスタ特性を速やかに十分
良好なものとする。 【構成】 歪点が850℃以下の硝子基板の熱膨張係数
は3×10-6deg-1〜6×10-6deg-1であるため
に、室温において、SiN:Hの膜応力はシリコンウエ
ハを用いるよりも同程度の応力かもしくは圧縮応力を示
す。しかし、水素の活性化アニール処理により、Si
N:Hの膜応力は室温における応力と変わらないかもし
くは引っ張り応力側に移行する。よって、室温において
SiN:H膜中のボイド等の欠陥の発生やSiN:H膜
の剥がれ等が生じていなければ、水素を活性層に熱アニ
ールにより拡散させる際にも問題は生じない。その結
果、水素パッシベーション処理後のトランジスタ特性
を、速やかに十分良好なものとすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶ディスプレイやイ
メージセンサなどに用いられ、低温プロセスで作製する
薄膜トランジスタ装置などの薄膜半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、活性層として多結晶シリコン、微
結晶シリコンまたは非結晶質シリコンを用いた電界効果
トランジスタでは、活性層における欠陥により多数のト
ラップ準位や界面準位が存在し、これが、移動度やしき
い値電圧を悪化させる原因となっていた。そこで、特性
改善の手段として、活性層における欠陥を水素により終
端化させることにより欠陥密度を減少させる、いわゆる
水素パッシベーション法がとられている。
【0003】この水素パッシベーション法として、現
在、トランジスタを基板温度300℃〜400℃で水素
プラズマにさらすことにより活性層に水素を導入する方
法(以下、水素プラズマ法と略記)や、活性層に水素イ
オンを打ち込んだ後に熱アニールする方法(以下、水素
イオン注入法と略記)、トランジスタを水素を含む窒化
シリコン(以下、SiN:Hと略記)で被覆した後に熱
アニールすることにより窒化シリコンから活性層に水素
を拡散させる方法(以下、SiN:Hからの熱拡散法と
略記)の3つの方法が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の水
素プラズマ法や水素イオン注入法においては、活性層へ
の水素導入時に活性層の損傷は避けられない。また、特
に、水素プラズマ法を用い、ゲート電極をシリコン系材
料で形成するプレナー型構造を作製する場合、水素パッ
シベーションの速度が遅く、スループットの点からも問
題がある。
【0005】そこで、水素パッシベーション法として
は、SiN:Hからの熱拡散法が有力視されている。一
般に、Si基板上に作製した薄膜トランジスタの場合、
室温で圧縮応力を示すSiN:Hを用いることにより高
い水素パッシベーション効果が得られると言われている
(G.P.Pollack et al.”Hydro
gen Passivasion of Polysi
licon MOSFET’s from a pla
sma Nitride Source”IEEE E
lectron Device Lett.vol.E
DL−5,NO.11 November 198
4)。しかし、絶縁性基板として例えば石英のような熱
膨張係数が5×10-7deg-1程度のものを用いた場
合、上記のようなSiN:Hを用いても水素パッシベー
ション処理後のトランジスタ特性が十分に改善されない
という問題があった。
【0006】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、SiN:Hからの熱拡散法による水素パッシベー
ション処理によりトランジスタ特性を速やかに十分良好
なものとすることができる薄膜半導体装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の薄膜半導体装置
は、絶縁性基板上に薄膜半導体を含んで、一部または全
面に水素を含む窒化シリコン層を形成し、該薄膜半導体
に該窒化シリコン層中の水素を導入する熱処理工程を経
て製造される薄膜半導体装置であって、該基板に歪点が
850℃以下の絶縁性物質を用いるものであり、そのこ
とにより上記目的が達成される。
【0008】また、本発明の薄膜半導体装置は、絶縁性
基板上に薄膜半導体を含んで、一部または全面に水素を
含む窒化シリコン層を形成し、該薄膜半導体に該窒化シ
リコン層中の水素を導入する熱処理工程を経て製造され
る薄膜半導体装置であって、該基板に熱膨張係数が2.
6×10-6deg-1以上の絶縁性物質を用いるものであ
り、そのことにより上記目的が達成される。
【0009】
【作用】石英基板上に作製した薄膜トランジスタをSi
N:Hからの熱拡散法により水素パッシベーション処理
してもトランジスタ特性が十分に改善されない原因とし
ては、SiN:Hから活性層中の水素拡散のための熱ア
ニールの際にSiN:H膜中にボイド等の欠陥が発生
し、そこから水素が脱離することにより、活性層に水素
が導入される効率が低下していることが考えられる。
【0010】SiN:Hは、成膜パラメータにより膜応
力が様々に変化するが、一般に、シリコンウエハ(熱膨
張係数:3×10-6deg-1程度)に対し、室温で圧縮
応力を示すSiN:Hの方が引っ張り応力を示すSi
N:Hよりも高い水素化効果が得られると言われてお
り、これは、室温において圧縮応力を示すSiN:Hの
方が、引っ張り応力を示すSiN:Hよりも水素に対す
るトラップ効果が高く、水素がSiN:H膜内から大気
中へ放出される割合が少ないためであると考えられる。
【0011】例えば、基板として石英(熱膨張係数:5
×10-7deg-1程度)を用いた場合、室温において、
SiN:Hの膜応力はシリコンウエハを用いるよりも引
っ張り応力を示す。しかし、水素の活性化アニール処理
は通常400〜450℃で行われるため、熱膨張係数が
3×10-6deg-1程度であるSiN:Hの膜応力は室
温における応力よりも圧縮応力側に移行する。よって、
SiN:H膜中のボイドなどの欠陥の発生やSiN:H
膜のはがれ等の原因となる。
【0012】ところが、歪点が850℃以下の絶縁基板
の熱膨張係数は3×10-6deg-1から6×10-6de
-1であるために、室温において、SiN:Hの膜応力
はシリコンウエハを用いるよりも同程度の応力かまたは
圧縮応力を示す。しかし、水素の活性化アニール処理に
より、SiN:Hの膜応力は室温における応力と変わら
ないかまたは引っ張り応力側に移行する。よって、室温
においてSiN:H膜中のボイド等の欠陥の発生やSi
N:H膜の剥がれ等が生じていなければ、水素を活性層
に熱アニールにより拡散させる際にも問題は生じない。
その結果、水素パッシベーション処理後のトランジスタ
特性を、速やかに十分良好なものとすることができる。
【0013】また同様に、絶縁基板として熱膨張係数が
2.6×10-6deg-1以上のものを用いれば、熱膨張
係数が2.6×10-6deg-1以下の絶縁基板を用いた
ものより、SiN:Hから活性層への水素の供給速度が
早く、短い飽和時間で良好なトランジスタ特性が得られ
る。
【0014】
【実施例】以下に本発明の実施例について説明する。
【0015】まず、第1の実施例について説明する。第
1の実施例の薄膜トランジスタ装置における製造工程
は、図1のaに示すように、洗浄した歪点670℃(熱
膨張係数4×10-6deg-1)のアルミノホウケイ酸ガ
ラス基板1の上に、二酸化シリコン膜2を常圧CVD装
置にて約500nm成膜し、その後二酸化シリコン膜2
を緻密にするために不活性ガス雰囲気中で約12時間ア
ニールする。
【0016】そして、図1のbに示すように、プラズマ
CVD装置を用い、基板温度450℃でSiH4を成膜
しながら、熱とプラズマにて分解して、非晶質シリコン
膜を約100nm堆積させる。その後、不活性ガス雰囲
気中に600℃で約24時間程度のアニールを行い多結
晶シリコンとし、ホトリソグラフィーにより島状パター
ンの多結晶シリコン層3を形成する。
【0017】続いて、図1のcに示すように、常圧CV
D装置にてゲート絶縁膜4となる二酸化シリコン膜を約
100nm成膜した後に、二酸化シリコンを緻密にする
あめに不活性ガス雰囲気中で約12時間アニールする。
【0018】さらに、図1のdに示すように、減圧CV
D装置にてゲート電極5となる多結晶シリコンを約30
0nm堆積した後、ホトリソグラフィーにより所定の形
状に加工する。
【0019】この後、図1のeに示すように、全面にP
イオンを2×1015ions/cm2程度注入し、60
0℃で20時間程度活性化アニールすることにより、ゲ
ート電極5およびソース、ドレイン部6となる多結晶シ
リコンの低抵抗化を行う。
【0020】さらに、図1のfおよび図2に示すよう
に、ソース、ドレイン部6と電極とが接続するようにコ
ンタクトホール7を形成し、次いで、アルミニウム電極
8を約300nm堆積した後、これをホトリソグラフィ
ーにより所定の形状に加工する。その後、440℃、3
0分程度のアニールを行うことにより、ゲート電極5お
よびソース、ドレイン部6とアルミニウム電極8とがオ
ーミック接触を得る。
【0021】さらに、図1のgおよび図2に示すよう
に、プラズマCVD法により基板温度300℃でSiH
4とNH3との混合ガスをプラズマにより分解して、窒化
シリコン膜9を約400nm堆積した。この窒化シリコ
ン膜9は1〜30%の水素を含んでいる。さらに、電極
と電気的に接触できるように窒化シリコン膜9にコンタ
クトホール10を形成し、最後に窒化シリコン中に含有
する水素を活性層である多結晶シリコンへ拡散させるた
めに、400〜550℃の範囲の温度でアニールを行い
(以下、このプロセスを水素拡散アニールと略記)、第
1の実施例の薄膜トランジスタ装置の製造を完了する。
【0022】また、同時に、比較例として、基板に石英
を用い、上記プロセスと同様にして薄膜トランジスタを
作製した。
【0023】図3から図6に、水素拡散アニールの温度
を440℃として、本実施例により得られた薄膜トラン
ジスタ特性と、比較例として、本実施例と同一のプロセ
スを用い石英基板(歪点1000℃、熱膨張係数5×1
-7deg-1)上に作製した薄膜トランジスタとの特性
の違いを示す。
【0024】図3中、本実施例による薄膜トランジスタ
の電界効果移動度の水素拡散アニール時間依存性を実線
で、比較例による薄膜トランジスタの結果を破線で示
す。また、図4中、本実施例による薄膜トランジスタの
しきい値電圧の水素拡散アニール時間依存性を実線で、
比較例による薄膜トランジスタの結果を破線で示す。さ
らに、図5および図6は、それぞれ本実施例による薄膜
トランジスタと比較例による薄膜トランジスタの水素拡
散アニール8時間後のドレイン電流のゲート電圧依存性
(チャネル長:5μm、チャネル幅:50μm、ドレイ
ン/ソース間電圧:0.5V、アニール時間:8時間)
を示す。
【0025】図3より、本実施例による薄膜トランジス
タの電界効果移動度は約60分で飽和傾向を示すのに対
し、比較例による薄膜トランジスタの電界効果移動度が
飽和傾向を示すのは約120分経過後であることが分か
る。また、飽和後の特性(アニール8時間後)も本実施
例による薄膜トランジスタの電界効果移動度が29.1
cm2/V・sであるのに対し、比較例による薄膜トラ
ンジスタの電界効果移動度は、23.43cm2/V・
sである。
【0026】また、図4よりしきい値については、飽和
傾向を示す時間が本実施例と比較例との薄膜トランジス
タについて共に約120分と大きな違いは見られないこ
とが分かる。しかし、飽和後の特性については本実施例
による薄膜トランジスタのしきい値電圧が12.0Vで
あるのに対し、比較例では14.2Vである。
【0027】以上の図3〜図6より、基板としてアルミ
ノホウケイ酸ガラスを用いた本実施例の薄膜トランジス
タの方が、明らかに石英を用いた比較例のものより各々
の特性の飽和傾向を示すまでの時間が短く、かつ飽和後
の特性も優れていることがわかる。
【0028】次に、第2の実施例について説明する。第
2の実施例の薄膜トランジスタ装置における製造工程
は、図7のaに示すように、洗浄した熱膨張係数2.6
×10-6deg-1以上の3種類の高歪点ガラス基板11
(以下、A,B,Cと呼称)の上に2酸化シリコン膜1
2を常圧CVD装置にて約500nm成膜した後に、2
酸化シリコンを緻密にするために不活性ガス雰囲気中で
約12時間アニールする。
【0029】そして、図7のbに示すように、減圧CV
D装置にて基板温度450℃でSi26を熱で分解する
ことにより非晶質シリコン膜を約100nm堆積させた
後、不活性ガス雰囲気中にて600℃で約24時間程度
のアニールを行い多結晶シリコンとする。この後、ホト
リソグラフィー技術を用いることにより島状パターンの
多結晶シリコン層13を形成する。
【0030】続いて、図7のcに示すように、常圧CV
D装置にてゲート絶縁膜14となる2酸化シリコン膜を
常圧CVD装置にて100nm成膜した後に、2酸化シ
リコンを緻密にするために不活性ガス雰囲気中で約12
時間アニールする。
【0031】さらに、図7のdに示すように、減圧CV
D装置にてゲート電極15となる多結晶シリコンを約3
00nm堆積した後、これをホトリソグラフィー技術を
用いることにより所定の形状に加工する。
【0032】この後、図7のeに示すように、全面にP
イオンを2×1015ions/cm 2程度注入し、60
0℃で20時間程度活性化アニールすることにより、ゲ
ート電極15およびソース、ドレイン部16となる多結
晶シリコンの低抵抗化を行う。
【0033】さらに、図7のfおよび図8に示すよう
に、ソース、ドレイン部16と電極とが接続されるよう
にコンタクトホール17を形成し、次いで、アルミニウ
ム電極18を約300nm堆積した後、これをホトリソ
グラフィー技術を用いることにより所定の形状に加工す
る。この後、440℃、30分程度のアニールを行うこ
とにより、ゲート電極15およびソース、ドレイン部1
6とアルミニウム電極18とがオーミック接触を得る。
【0034】さらに、図7のgおよび図8に示すよう
に、プラズマCVD法により基板温度300℃でSiH
4とNH3との混合ガスをプラズマにより分解することに
より、窒化シリコンを約400nm堆積した。この窒化
シリコン膜は、1〜30%の水素を含んでいる。さら
に、電極と電気的に接触できるように窒化シリコン膜1
9にコンタクトホール20を形成し、最後に窒化シリコ
ン中に含有する水素を活性層である多結晶シリコンへ拡
散させるために400〜550℃の範囲の温度でアニー
ルを行い、第2の実施例における薄膜トランジスタ装置
の製造を完了する。
【0035】図9〜図13は、水素拡散アニールの温度
を490℃として、第2の実施例により得られたトラン
ジスタ特性とこの実施例と同一のプロセスを用いて石英
およびSi基板上に作製したトランジスタとの特性の違
いを示したものである。図9には、しきい値電圧の水素
拡散アニール時間依存性の基板による差異を示す。ま
た、図10および図11においては、各々水素拡散アニ
ールを0.5時間行った際の熱膨張係数としきい値電圧
との関係および水素拡散アニール後のゲート電極(P添
加多結晶シリコン)中の水素プロファイルを示す。さら
に、図12および図13には、それぞれ第2の実施例に
より得られたトランジスタ、この実施例と同一のプロセ
スを用いて石英基板上に作製したトランジスタのドレイ
ン電流のゲート電圧依存性(チャネル長:50μm、チ
ャネル幅50μm、ドレイン/ソース間電圧:0.5
V、アニール時間:0.5時間)を示した。なお、表1
には、第2の実施例において用いた高歪点ガラスおよび
石英基板、Siウエハの熱膨張係数を示している。
【0036】
【表1】
【0037】以上の図9〜図13により、基板として熱
膨張係数2.6×10-6deg-1以上のものを用いたも
のの方が、熱膨張係数が2.6×10-6deg-1以下で
ある石英を用いたものより短い飽和時間で良好な特性が
得られることが分かる。また、図11より、トランジス
タ特性の基板による差異の原因が、SiN:Hから活性
層への水素の供給速度の差異による結果であることがわ
かる。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、歪点が8
50℃以下のガラス基板を用いることにより、水素拡散
アニールの際のSiN:H膜中におけるボイド等の欠陥
の発生やSiN:H膜の剥がれ等が防止され、その結
果、水素パッシベーション処理後のトランジスタ特性
を、速やかに十分に良好なものとすることができる。
【0039】また同様に、基板として熱膨張係数が2.
6×10-6deg-1以上のものを用いることにより、S
iN:Hからの熱拡散法による水素パッシベーション処
理でトランジスタ特性を、速やかに良好なものとするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における薄膜トランジス
タ装置の各製造工程を示す断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例における薄膜トランジス
タ装置の平面図である。
【図3】本発明の第1の実施例と比較例との各々の薄膜
トランジスタ装置における電界効果移動度の水素拡散ア
ニール時間依存性を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施例と比較例との各々の薄膜
トランジスタ装置におけるしきい値電圧の水素拡散アニ
ール時間依存性を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施例における薄膜トランジス
タのドレイン電流のゲート電圧依存性を示す図である。
【図6】従来の薄膜トランジスタのドレイン電流のゲー
ト電圧依存性を示すである。
【図7】本発明の第2の実施例における薄膜トランジス
タ装置の各製造工程を示す断面図である。
【図8】本発明の第2の実施例における薄膜トランジス
タ装置の平面図である。
【図9】本発明の第2の実施例と比較例との各々の薄膜
トランジスタ装置におけるしきい値電圧のアニール時間
依存性を示す図である。
【図10】本発明の第2の実施例の薄膜トランジスタに
おけるしきい値電圧の基板の熱膨張係数依存性を示す図
である。
【図11】本発明の第2の実施例の薄膜トランジスタに
おけるゲート電極中の水素プロファイルを示す図であ
る。
【図12】本発明の第2の実施例により得られた薄膜ト
ランジスタ(基板:高歪点ガラスA)の特性を示す図で
ある。
【図13】本発明の第2の実施例と同一のプロセスを用
いて石英基板上に作製した薄膜トランジスタの特性を示
す図である。
【符号の説明】
1,11 ガラス基板 2,12 バファ層(二酸化シリコン) 3,13 活性層(多結晶シリコン層) 4,14 ゲート絶縁膜(二酸化シリコン) 5,15 ゲート電極(多結晶シリコン) 6,16 ソース/ドレイン部 7,17 コンタクトホール 8,18 A1電極 9,19 層間絶縁膜(窒化シリコン) 10,20 コンタクトホール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性基板上に薄膜半導体を含んで、一
    部または全面に水素を含む窒化シリコン層を形成し、該
    薄膜半導体に該窒化シリコン層中の水素を導入する熱処
    理工程を経て製造される薄膜半導体装置であって、該基
    板に歪点が850℃以下の絶縁性物質を用いる薄膜半導
    体装置。
  2. 【請求項2】 絶縁性基板上に薄膜半導体を含んで、一
    部または全面に水素を含む窒化シリコン層を形成し、該
    薄膜半導体に該窒化シリコン層中の水素を導入する熱処
    理工程を経て製造される薄膜半導体装置であって、該基
    板に熱膨張係数が2.6×10-6deg-1以上の絶縁性
    物質を用いる薄膜半導体装置。
JP23204393A 1992-09-25 1993-09-17 薄膜半導体装置 Pending JPH06196704A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6277722B1 (en) 1999-06-24 2001-08-21 Hyundai Electronics Method for forming poly metal gate
US7271041B2 (en) 2002-07-19 2007-09-18 Nec Lcd Technologies, Ltd. Method for manufacturing thin film transistor
JP2012212880A (ja) * 2011-03-23 2012-11-01 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置の作製方法

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