JPH06196253A - セラミックヒータ - Google Patents
セラミックヒータInfo
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- JPH06196253A JPH06196253A JP34441692A JP34441692A JPH06196253A JP H06196253 A JPH06196253 A JP H06196253A JP 34441692 A JP34441692 A JP 34441692A JP 34441692 A JP34441692 A JP 34441692A JP H06196253 A JPH06196253 A JP H06196253A
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- heating resistor
- lead wire
- ceramic heater
- ceramic
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Abstract
け取着し、セラミックヒータに発熱体としての機能を長
期間にわたり発揮させることができるセラミックヒータ
を提供することにある。 【構成】セラミック基体1内に発熱抵抗体2を埋設する
とともに該発熱抵抗体2の両端部にセラミック基体1に
設けた開口Bを通してリード線3を取着して成るセラミ
ックヒータであって、前記セラミック基体1の開口B側
壁にリード線3が挿入される凹部5を設けた。
Description
抵抗体を埋設してなるセラミックヒータに関するもので
ある。
び図5に示すように酸化アルミニウム質焼結体、ステア
タイト質焼結体等の耐熱性セラミックスから成る基体11
内にタングステン、モリブデン等から成る発熱抵抗体12
を所定パターンに埋設するとともに該発熱抵抗体12の両
端部を基体11に切欠部Aを設けて露出させ、切欠部A内
で露出する発熱抵抗体12の両端にニッケル等から成るリ
ード線13を半田等のロウ材を介しロウ付け取着すること
によって形成されており、リード線13を介して発熱抵抗
体12に一定の電力を印加し、発熱抵抗体12にジュール発
熱を起こさせることによって発熱体として機能する。
11が酸化アルミニウム質焼結体からなる場合、酸化アル
ミニウム(Al 2 O 3 ) 、シリカ(SiO2 ) 、カルシア(Ca
O) 、マグネシア(MgO) 等に適当な有機溶剤、溶媒を添
加混合して泥漿状となすとともにこれを従来周知のドク
ターブレード法やカレンダーロール法によりシート状に
成形してセラミックグリーンシートを得、次に前記セラ
ミックグリーンシートに適当な打ち抜き加工を施すとと
もにタングステン、モリブデン等の高融点金属粉末に適
当な有機溶剤、溶媒を添加混合して得た発熱体ペースト
を従来周知のスクリーン印刷法により所定パターンに印
刷塗布し、しかる後、これらを複数枚積層し、約1600℃
の高温で焼成することによって製作される。
12へのリード線13のロウ付けは、露出している発熱抵抗
体12の中央部にリード線13の一端を当接位置合わせする
とともに両者を半田等のロウ材でロウ付けすることによ
って行われる。
Aは基体11と成るセラミックグリーンシートに予め打ち
抜き加工法により孔を開けておくことによって発熱抵抗
体12の両端部に形成される。
来のセラミックヒータにおいては発熱抵抗体12の露出す
る領域の面積が狭いこと及びリード線13の径が細いこと
等から露出する発熱抵抗体12にリード線13をロウ付け取
着する際、発熱抵抗体12の露出する領域の中央部にリー
ド線13を正確に位置合わせすることが困難でリード線13
が発熱抵抗体12の端部に取着されることがあり、リード
線13が発熱抵抗体12の端部に取着されるとリード線13の
発熱抵抗体12に対するロウ付け強度が弱くなり、リード
線13に外力が印加されると該リード線13が発熱抵抗体12
より外れ、セラミックヒータとしての機能が喪失すると
いう欠点を有していた。
で、その目的はリード線を露出する発熱抵抗体に強固に
ロウ付け取着し、セラミックヒータに発熱体としての機
能を長期間にわたり発揮させることができるセラミック
ヒータを提供することにある。
内に発熱抵抗体を埋設するとともに該発熱抵抗体の両端
部にセラミック基体に設けた開口を通してリード線を取
着して成るセラミックヒータであって、前記セラミック
基体の開口側壁にリード線が挿入される凹部を設けたこ
とを特徴とするものである。
の両端を露出させる開口の側壁に凹部を設け、該凹部内
にリード線を挿入させることからリード線は凹部によっ
て露出する発熱抵抗体の上面中央部に位置合わせされ、
その結果、発熱抵抗体とリード線とのロウ付け取着は極
めて強固となり、リード線を介して発熱抵抗体にジュー
ル発熱を起こさせるための所定電力を長期間にわたり確
実に印加することが可能となる。
する。図1 乃至図3 は本発明のセラミックヒータの一実
施例を示し、1 は基体、2 は発熱抵抗体、3 はリード線
である。
ステアタイト質焼結体等の耐熱性セラミックスから成
り、例えば、酸化アルミニウム質焼結体からなる場合に
は酸化アルミニウム(Al 2 O 3 ) 、シリカ(SiO2 ) 、カ
ルシア(CaO) 、マグネシア(MgO) 等に適当な有機溶剤、
溶媒を添加混合して泥漿状となすとともにこれを従来周
知のドクターブレード法やカレンダーロール法によりシ
ート状に成形してセラミックグリーンシートを得、次に
前記セラミックグリーンシートに適当な打ち抜き加工を
施すとともに複数枚積層し、高温( 約1600℃) で焼成す
ることによって製作される。
設されており、発熱抵抗体2 を支持するとともに発熱抵
抗体2 を大気から遮断し、発熱抵抗体2 が大気中に含ま
れる水分等によって腐食を受けるのを有効に防止する作
用を為す。
熱抵抗体2 はそれ自体が有する電気抵抗によって一定の
電力が印加されると所定の温度にジュール発熱し、セラ
ミックヒータを発熱体として要求される所定温度に昇温
させる。
デン等の金属材料から成り、該タングステン等の金属粉
末に適当な有機溶剤、溶媒を添加混合して得た発熱抵抗
体ペーストを基体1 と成るセラミックグリーンシートに
予め従来周知のスクリーン印刷法より所定パターンに印
刷塗布しておくことによって基体1 の内部に埋設され
る。
の端部に導出されており、該端部に導出された両端は基
体1 に設けた開口Bにより露出され、リード線3が半田
等のロウ材4を介してロウ付け取着される。
Bは発熱抵抗体2 とリード線3 とをロウ付けさせる領域
を形成する作用を為し、基体1 となるセラミックグリー
ンシートに予め打ち抜き加工法により孔をあけておくこ
とによって基体1 の端部に形成される。
径に対応した大きさの凹部5 が形成されており、開口B
内において発熱抵抗体2 とリード線3 とをロウ付けする
際、開口Bの側壁に形成した凹部5 内にリード線3 を挿
入させればリード線3 を露出する発熱抵抗体2 の上面中
央部に正確に位置合わせでき、これによってリード線3
を発熱抵抗体2 にロウ材4 を介し極めて強固にロウ付け
取着することが可能となる。
ウ付けされるリード線3 はニッケル等の金属から成り、
該リード線3 は発熱抵抗体2 を外部電気回路に接続させ
るとともに外部電気回路より発熱抵抗体2 に所定の温度
にジュール発熱を起こすに必要な一定の電力を供給する
作用を為す。
上面中央部に開口Bの側壁に設けた凹部5 を利用して正
確に当接させるとともにその当接部に溶融する半田等の
ロウ材4 を供給することによって発熱抵抗体2 に強固に
ロウ付け取着される。
ればリード線3 を介して発熱抵抗体2 に一定の電力を供
給し、発熱抵抗体2 を一定の温度にジュール発熱させる
ことによって発熱体として機能する。
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば種
々の変更は可能であり、例えば上述の実施例では露出す
る発熱抵抗体2 に半田等のロウ材を介してリード線3 を
取着したが、その取着を開口B内に樹脂やガラス等を充
填することによって補強したり、開口B内に耐熱性の材
料を充填するとともにこれを絶縁板で覆うことによって
補強してもよい。この場合、発熱抵抗体2 とリード線3
との取着がより強固となり、好適である。
等のロウ材を介してリード線3 を取着したが発熱抵抗体
2 上にリード線3 を当接させるとともにその当接を開口
B内に樹脂やガラス等を充填し維持することによって取
着してもよい。
抵抗体の両端を露出させる開口の側壁に凹部を設け、該
凹部内にリード線を挿入させることからリード線は凹部
によって露出する発熱抵抗体の上面中央部に位置合わせ
され、その結果、発熱抵抗体とリード線とのロウ付け取
着は極めて強固となり、リード線を介して発熱抵抗体に
ジュール発熱を起こさせるための所定電力を長期間にわ
たり確実に印加することが可能となる。
面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】セラミック基体内に発熱抵抗体を埋設する
とともに該発熱抵抗体の両端部にセラミック基体に設け
た開口を通してリード線を取着して成るセラミックヒー
タであって、前記セラミック基体の開口側壁にリード線
が挿入される凹部を設けたことを特徴とするセラミック
ヒータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34441692A JP3228581B2 (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | セラミックヒータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34441692A JP3228581B2 (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | セラミックヒータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06196253A true JPH06196253A (ja) | 1994-07-15 |
JP3228581B2 JP3228581B2 (ja) | 2001-11-12 |
Family
ID=18369087
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34441692A Expired - Lifetime JP3228581B2 (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | セラミックヒータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3228581B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6376811B2 (en) * | 2000-02-03 | 2002-04-23 | Ngk Insulators, Ltd. | Heating apparatus |
WO2005117493A1 (ja) * | 2004-05-27 | 2005-12-08 | Kyocera Corporation | セラミックヒータとそれを用いた酸素センサ及びヘアアイロン |
JP2010044071A (ja) * | 2008-08-11 | 2010-02-25 | Heraeus Sensor Technology Gmbh | 300℃型流量センサ |
JP2011508950A (ja) * | 2007-12-29 | 2011-03-17 | サン−ゴバン セラミックス アンド プラスティクス,インコーポレイティド | セラミック加熱素子 |
WO2023210434A1 (ja) * | 2022-04-27 | 2023-11-02 | 京セラ株式会社 | 加熱装置 |
-
1992
- 1992-12-24 JP JP34441692A patent/JP3228581B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (8)
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GB2429892A (en) * | 2004-05-27 | 2007-03-07 | Kyocera Corp | Ceramic heater,and oxygen sensor and hair iron using the ceramic heater |
GB2429892B (en) * | 2004-05-27 | 2008-05-21 | Kyocera Corp | Ceramic heater,and oxygen sensor and hair iron using the ceramic heater |
JP2011034979A (ja) * | 2004-05-27 | 2011-02-17 | Kyocera Corp | セラミックヒータ及びそれを用いたヘアアイロン |
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Publication number | Publication date |
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JP3228581B2 (ja) | 2001-11-12 |
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