JPH07125277A - サーマルヘッドの製造方法 - Google Patents

サーマルヘッドの製造方法

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JPH07125277A
JPH07125277A JP27239493A JP27239493A JPH07125277A JP H07125277 A JPH07125277 A JP H07125277A JP 27239493 A JP27239493 A JP 27239493A JP 27239493 A JP27239493 A JP 27239493A JP H07125277 A JPH07125277 A JP H07125277A
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electrode
common electrode
conductive material
protective film
reinforcing
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JP27239493A
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English (en)
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Katsumasa Kutsuzawa
功昌 沓澤
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Kyocera Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】サーマルヘッドを短時間で製作するとともに、
共通電極における電圧降下を有効に防止することが可能
なサーマルヘッドの製造方法を提供する。 【構成】電気絶縁性基板1の上面に、蓄熱層2と、複数
個の発熱抵抗体3と、該各発熱抵抗体3に接続される個
別電極4及び共通電極5と、該共通電極5上に被着され
る補強電極と、前記発熱抵抗体3及び補強電極を被覆す
る保護膜とが被着されて成るサーマルヘッドであって、
前記補強電極及び保護膜が、共通電極5上に補強電極と
なる導電材料6aを厚膜手法により取着する工程と、前
記導電材料6a及び発熱抵抗体3上に、前記導電材料6
aより低い軟化点を有する保護膜となるガラス材料7a
を厚膜手法により取着する工程と、前記導電材料6a及
びガラス材料7aを導電材料6aの軟化点より低くガラ
ス材料7aの軟化点より高い温度で同時に焼成する工程
により形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はワードプロセッサやファ
クシミリ等のプリンタ機構として組み込まれるサーマル
ヘッドの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ワードプロセッサ等のプリンタ機
構として組み込まれるサーマルヘッドは、図3(a)及
び(b)に示す如く、アルミナセラミックス製の電気絶
縁性基板11上に、厚さ約15〜60μmの高融点ガラ
スから成る蓄熱層12と銀等から成る補強電極16とを
夫々被着させるとともに、前記蓄熱層12上に窒化タン
タル等から成る複数個の発熱抵抗体13と該各発熱抵抗
体13の両端に接続される個別電極14及び共通電極1
5を該共通電極15が前記補強電極16と接続されるよ
うにして被着させ、更に前記発熱抵抗体13、個別電極
14及び共通電極15をガラスから成る保護膜17で覆
った構造を有しており、外部電気信号に対応させて個別
電極14と共通電極15との間に所定の電力を印加し、
発熱抵抗体13を選択的にジュール発熱させるとともに
該発熱した熱を感熱紙等に伝導させ、感熱紙等に所定の
印字画像を形成することによってサーマルヘッドとして
機能する。
【0003】尚、前記共通電極15に接続される補強電
極16は、共通電極15に大きな電流を流した際、共通
電極15で大きな電圧降下が発生するのを有効に防止す
るためのものであり、厚さ15μm〜32μmの銀等か
ら成る導電材料によって形成されている。
【0004】また前記保護膜17は発熱抵抗体13や共
通電極15等を大気中の水分等の接触による酸化腐食や
感熱紙等の摺接による摩耗から保護するためのものであ
り、厚さ約15〜60μmの高融点ガラス等によって形
成されている。
【0005】更にこの従来のサーマルヘッドは、通常、
以下の方法によって製作される。
【0006】(a)まず、アルミナセラミックス製の電
気絶縁性基板11を準備し、該電気絶縁性基板11の上
面に、高融点ガラス等から成るガラス材料をスクリーン
印刷等の厚膜手法により取着させるとともにこれを約1
000℃〜1200℃の温度で焼成することによって蓄
熱層12を被着させる。
【0007】(b)次に、前記電気絶縁性基板11の蓄
熱層12が被着された面と同一面に、銀等から成る導電
材料をスクリーン印刷等の厚膜手法により取着させると
ともにこれを600℃〜800℃の温度で焼成すること
によって補強電極16を被着させる。
【0008】(c)次に、前記蓄熱層12と補強電極1
6の上面に、窒化タンタル及びアルミニウムをスパッタ
リング法等の薄膜形成技術によって順次被着させ、更に
該被着させた窒化タンタル及びアルミニウムをフォトリ
ソグラフィー技術によって所定パターンに加工し、発熱
抵抗体13と個別電極14及び共通電極15とを形成す
る。
【0009】(d)最後に、前記発熱抵抗体13と個別
電極14及び共通電極15の上面に、高融点ガラス等か
ら成るガラス材料をスクリーン印刷等の厚膜手法により
取着させるとともにこれを約1000℃〜1200℃の
温度で焼成することによって保護膜17を被着させ、こ
れによってサーマルヘッドが完成する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来のサーマルヘッドは、前記蓄熱層12、補強電極16
及び保護膜17が、一般にスクリーン印刷等の厚膜手法
を採用し、ガラス材料、導電材料を電気絶縁性基板11
上の所定位置に取着させるとともにこれらをそれぞれ所
定の温度で焼成することによって形成されているため、
サーマルヘッドを製作するのに少なくとも3度の焼成を
繰り返す必要があり、サーマルヘッドの製作に長時間を
要する欠点を有していた。
【0011】また上記欠点を解消するために、電気絶縁
性基板11の同一上面に直接被着される蓄熱層12と補
強電極16とを同時焼成によって形成し、焼成の数を少
なくすることが考えられる。
【0012】しかしながら、蓄熱層12と補強電極16
とを同時焼成によって形成するには、前記蓄熱層12と
なるガラス材料及び補強電極16となる導電材料に熱を
印加し、この両者を空気中に露出させた状態で前記導電
材料の軟化点より高い高融点ガラスの焼成温度(約10
00℃〜1200℃)で焼成する必要があり、このた
め、前記導電材料は空気と接する表面が前記焼成時の熱
の印加によって激しく酸化され補強電極16の表面に厚
みの厚い酸化膜が形成されて補強電極16の電気抵抗値
が大きくなるとともに該酸化膜によって共通電極15と
補強電極16との界面抵抗が大きくなり、その結果、補
強電極16で共通電極15の電圧降下を有効に防止する
ことが不可となる欠点が誘発される。
【0013】
【発明の目的】本発明は上記欠点に鑑み案出されたもの
で、その目的は、焼成の回数を少なくしてサーマルヘッ
ドを短時間で製作するとともに、補強電極で共通電極に
おける電圧降下を有効に防止することが可能なサーマル
ヘッドの製造方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるサーマル
ヘッドの製造方法は、電気絶縁性基板の上面に、蓄熱層
と、該蓄熱層上に配列される複数個の発熱抵抗体と、該
各発熱抵抗体の両端に接続される個別電極及び共通電極
と、該共通電極上に被着される補強電極と、前記発熱抵
抗体及び補強電極を被覆する保護膜とが被着されて成る
サーマルヘッドであって、前記補強電極及び保護膜が下
記(a)乃至(c)の工程により形成されることを特徴
とする。
【0015】(a)共通電極上に、補強電極となる導電
材料を厚膜手法により取着する工程と、(b)前記共通
電極上に取着された導電材料及び発熱抵抗体上に、前記
導電材料より低い軟化点を有する保護膜となるガラス材
料を厚膜手法により取着する工程と、(c)前記導電材
料及びガラス材料を、導電材料の軟化点より低く、ガラ
ス材料の軟化点より高い温度で同時に焼成する工程。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
詳細に説明する。
【0017】図1(a)は本発明の製造方法によって製
作したサーマルヘッドを示す斜視図、(b)は(a)の
X−X線断面図であり、1は電気絶縁性基板、2は蓄熱
層、3は発熱抵抗体、4は個別電極、5は共通電極、6
は補強電極、7は保護膜である。
【0018】前記電気絶縁性基板1はアルミナセラミッ
クス等の電気絶縁性材料から成り、その上面で発熱抵抗
体3等を支持する作用を為す。
【0019】前記電気絶縁性基板1は、アルミナ、シリ
カ、マグネシア等のセラミックス原料粉末に適当な有機
溶剤、溶媒を添加混合して泥漿状と成すとともにこれを
従来周知のドクターブレード法やカレンダーロール法等
を採用することによってセラミックグリーンシートを形
成し、しかる後、前記セラミックグリーンシートを所定
形状に打ち抜き加工するとともに高温で焼成することに
よって製作される。
【0020】また前記電気絶縁性基板1の上面には、高
融点ガラス(例えば、酸化鉛を含有しないガラス)から
成る蓄熱層2が15μm〜60μmの厚みに被着形成さ
れており、該蓄熱層2は発熱抵抗体3の発する熱を適当
な温度となるように蓄積し、サーマルヘッドの熱応答特
性を良好に保つ作用を為す。
【0021】前記蓄熱層2は、高融点ガラスから成るガ
ラス材料に適当な有機溶剤、有機樹脂を添加混合して得
たガラスペーストを電気絶縁性基板1の上面にスクリー
ン印刷等によって15μm〜60μmの厚みに印刷塗布
し、次に前記ガラスペースト中に含まれる有機溶剤の一
部を蒸発させ、しかる後、これを約1000℃〜120
0℃の高温で焼成し、有機成分(有機溶剤、有機樹脂)
を除去することによって電気絶縁性基板1の上面に被着
形成される。
【0022】また前記蓄熱層2の上面には、窒化タンタ
ル等から成る複数個の発熱抵抗体3が被着配列されてお
り、該各発熱抵抗体3の一端には個別電極4が個別に接
続され、各発熱抵抗体3の他端には共通電極5が共通に
接続されている。
【0023】前記発熱抵抗体3は例えば窒化タンタル等
から成っており、それ自体が所定の電気抵抗率を有して
いるため、個別電極4及び共通電極5を介して電力が印
加されるとジュール発熱を起こし、印字画像を形成する
のに必要な所定の温度、例えば200℃乃至350℃の
温度に発熱する。
【0024】また前記発熱抵抗体3の両端に接続される
個別電極4及び共通電極5はアルミニウム等の金属から
成っており、該個別電極4及び共通電極5は発熱抵抗体
3にジュール発熱を起こさせるために必要な所定の電力
を印加する作用を為す。
【0025】前記複数個の発熱抵抗体3、個別電極4及
び共通電極5は、従来周知のスパッタリング法及びフォ
トリソグラフィー技術を採用することによって蓄熱層2
の上面に所定パターン、所定厚み(発熱抵抗体3は0.
01μm乃至0.5μmの厚み、個別電極4及び共通電
極5は0.5μm乃至2.0μmの厚み)に被着され
る。
【0026】前記共通電極5の上面にはまた、金、銀、
銅等の金属とガラスとを含む導電材料より成る補強電極
6が15μm〜32μmの厚みに被着されており、該補
強電極6は前記共通電極5に電気的に接続されることに
よって、共通電極5に大電流が流れる際、共通電極5に
おける電圧降下を有効に防止する作用を為す。
【0027】また前記共通電極5に接続される補強電極
6及び複数個の発熱抵抗体3の上面には、前記補強電極
6を形成する導電材料より低い軟化点を有するガラス材
料、例えば前記導電材料が銀とガラスとから成り軟化点
が約600℃である場合、約490℃の軟化点を有する
低融点ガラス(酸化鉛の含有率を60%としたガラス)
等から成る保護膜7が15μm〜60μmの厚みに被着
されている。
【0028】前記保護膜7は大気中に含まれる水分等の
接触による酸化腐食や感熱紙等の摺接による摩耗から発
熱抵抗体3等を保護する作用を為す。
【0029】かくして上述したサーマルヘッドは、個別
電極4と共通電極5との間に外部電気信号に対応させて
所定の電力を印加し、発熱抵抗体3を選択的にジュール
発熱させるとともに該発熱した熱を感熱紙等に伝導さ
せ、感熱紙等に所定の印字画像を形成することによって
サーマルヘッドとして機能する。
【0030】次に上述したサーマルヘッドにおいて、補
強電極6と保護膜7とを形成する方法について図2を用
いて説明する。
【0031】先ず、図2(a)に示す如く、上面に、蓄
熱層2、発熱抵抗体3、個別電極4及び共通電極5が被
着された電気絶縁性基板1を準備する。
【0032】次に、図2(b)に示す如く、前記電気絶
縁性基板1の共通電極5上に補強電極6となる導電材料
6aを取着させる。
【0033】前記導電材料6aは金、銀、銅等の金属及
びガラスから成っており、該銀粉末及びガラスフリット
に適当な有機溶剤、有機樹脂を添加混合して得た導電性
ペーストを厚膜手法である従来周知のスクリーン印刷等
によって共通電極5上面の所定領域に例えば15μm〜
32μmの厚みに印刷塗布し、しかる後、前記導電性ペ
ースト中に含まれる有機溶剤の一部を蒸発させることに
よって共通電極5上に取着される。尚、前記導電材料6
aに含有させる金属に銀を使用する場合、導電材料6a
の軟化点は約600℃となる。
【0034】次に、図2(c)に示す如く、前記共通電
極5上に取着された導電材料6a及び複数個の発熱抵抗
体3上に、前記導電材料6aより低い軟化点を有する保
護膜7となるガラス材料7aを取着させる。
【0035】前記ガラス材料7aは、例えば酸化鉛を5
〜60%含有する低融点ガラスから成っており、該低融
点ガラス粉末に適当な有機溶剤、有機樹脂を添加混合し
て得たガラスペーストを厚膜手法であるスクリーン印刷
等によって導電材料6a及び複数個の発熱抵抗体3の上
面に15μm〜60μmの厚みに印刷塗布し、しかる
後、前記ガラスペースト中に含まれる有機溶剤の一部を
蒸発させることによって導電材料6a及び発熱抵抗体3
の上面に取着される。
【0036】そして最後に、前記導電材料6a及びガラ
ス材料7aを、導電材料6aの軟化点より低く、ガラス
材料7aの軟化点より高い温度、例えば導電材料6aの
軟化点が約600℃、ガラス材料7aの軟化点が約49
0℃である場合には、480℃〜580℃の温度で同時
に焼成し、導電材料6aを補強電極6に、ガラス材料7
aを保護膜7とすれば、図1に示す製品としてのサーマ
ルヘッドが完成する。
【0037】この場合、補強電極6及び保護膜7は同時
焼成によって形成されるため、焼成の数を1回少なくす
ることができ、これによってサーマルヘッドの製造工程
を簡略化するとともにサーマルヘッドを短時間で製作す
ることが可能になる。
【0038】また前記補強電極6となる導電材料6a
は、その上面がガラス材料7aの取着によって空気と接
しない状態となっていること及び焼成温度が導電材料6
aの軟化点より低い温度であることから、補強電極6の
表面は焼成時の熱によって激しく酸化されることはな
く、その結果、補強電極6の電気抵抗を小さく抑え、か
つ補強電極6と共通電極5との間の界面抵抗を小さくし
て補強電極6で共通電極5における電圧降下を有効に防
止することが可能となる。
【0039】更に前記補強電極6は、その表面に保護膜
7との馴染みを悪くするような酸化膜の形成が殆どない
ため、補強電極6の表面に保護膜7を強固に被着させる
ことができ、サーマルヘッドを作動させた際に保護膜7
に感熱紙等の摺接による大きな外力が作用しても、該外
力によって保護膜7が補強電極6から外れることもな
い。
【0040】尚、前記導電材料6aとガラス材料7aを
同時焼成して補強電極6と保護膜7を形成する際、導電
材料6a中に残存する有機溶剤等が気化し、これがガラ
ス材料7a内に入り込んで保護膜7にピンホール等を形
成しようとしても、前記ガラス材料6aはその軟化点よ
り高い温度で焼成され、焼成中は常に軟化しているた
め、気体はそのまま軟化しているガラス材料7aを通過
して大気中に排出され、保護膜7にピンホール等が形成
されることはない。
【0041】また本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々
の変更、改良等が可能であり、例えば図1に示したサー
マルヘッドについて、発熱抵抗体3と保護膜7との間に
サイアロン等から成る拡散防止層6を例えば0.2μm
の厚みに介在させておけば、印字時、保護膜7中に含ま
れる酸素が発熱抵抗体3中に拡散するのを拡散防止層6
で有効に遮断し、発熱抵抗体3の電気抵抗値を長期にわ
たり一定に保ことができる極めて高信頼性のサーマルヘ
ッドを得ることができる。従って、発熱抵抗体3と保護
膜7との間にサイアロン等から成る拡散防止層6を介在
させておくことが好ましい。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、補強電極及び保護膜は
同時焼成によって形成されるため、焼成の数を1回少な
くすることができ、これによってサーマルヘッドの製造
工程を簡略化するとともにサーマルヘッドを短時間で製
作することが可能になる。
【0043】また本発明によれば、補強電極となる導電
材料は、その上面がガラス材料の取着によって空気と接
しない状態となっていること及び焼成温度が導電材料の
軟化点より低い温度であることから、補強電極の表面は
焼成時の熱によって激しく酸化されることはなく、その
結果、補強電極の電気抵抗を小さく抑え、かつ補強電極
と共通電極との間の界面抵抗を小さくして補強電極で共
通電極における電圧降下を有効に防止することが可能と
なる。
【0044】更に本発明によれば、補強電極は、その表
面に保護膜との馴染みを悪くするような酸化膜の形成が
殆どないため、補強電極の表面に保護膜を強固に被着さ
せることができ、サーマルヘッドを作動させた際に保護
膜に感熱紙等の摺接による大きな外力が作用しても、該
外力によって保護膜が補強電極から外れることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の製造方法によって製作したサ
ーマルヘッドを示す斜視図、(b)は(a)のX−X線
断面図である。
【図2】(a)乃至(c)は本発明の製造方法を説明す
るための各工程毎の断面図である。
【図3】(a)は従来のサーマルヘッドの斜視図、
(b)は(a)のY−Y線断面図である。
【符号の説明】
1・・・電気絶縁性基板 2・・・蓄熱層 3・・・発熱抵抗体 4・・・個別電極 5・・・共通電極 6・・・補強電極 6a・・導電材料 7・・・保護膜 7a・・ガラス材料

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気絶縁性基板の上面に、蓄熱層と、該蓄
    熱層上に配列される複数個の発熱抵抗体と、該各発熱抵
    抗体の両端に接続される個別電極及び共通電極と、該共
    通電極上に被着される補強電極と、前記発熱抵抗体及び
    補強電極を被覆する保護膜とが被着されて成るサーマル
    ヘッドであって、 前記補強電極及び保護膜が下記(a)乃至(c)の工程
    により形成されることを特徴とするサーマルヘッドの製
    造方法。 (a)共通電極上に、補強電極となる導電材料を厚膜手
    法により取着する工程と、(b)前記共通電極上に取着
    された導電材料及び発熱抵抗体上に、前記導電材料より
    低い軟化点を有する保護膜となるガラス材料を厚膜手法
    により取着する工程と、(c)前記導電材料及びガラス
    材料を、導電材料の軟化点より低く、ガラス材料の軟化
    点より高い温度で同時に焼成する工程。
JP27239493A 1993-10-29 1993-10-29 サーマルヘッドの製造方法 Pending JPH07125277A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008213316A (ja) * 2007-03-05 2008-09-18 Tdk Corp サーマルヘッド、印画装置、およびサーマルヘッドの製造方法
US8233019B2 (en) 2009-01-09 2012-07-31 Tdk Corporation Thermal head

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