JPH11312571A - セラミックヒーター - Google Patents

セラミックヒーター

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JPH11312571A
JPH11312571A JP11890498A JP11890498A JPH11312571A JP H11312571 A JPH11312571 A JP H11312571A JP 11890498 A JP11890498 A JP 11890498A JP 11890498 A JP11890498 A JP 11890498A JP H11312571 A JPH11312571 A JP H11312571A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ceramic heater
electrode
resistance heating
electrodes
heating element
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP11890498A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumishige Miyata
文茂 宮田
Tatsuya Kamiyama
達也 神山
Shigeko Okuda
誠子 奥田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ibiden Co Ltd
Original Assignee
Ibiden Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11312571A publication Critical patent/JPH11312571A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セラミックヒーターを各種装置に装着する際
に必要となる、ソケットの差し込みにおける、端子と電
極との合致を確実に行うことのできる、新規な構造のセ
ラミックヒーターを提供する。 【解決手段】 芯材とこの芯材を被覆する絶縁性シート
との間に抵抗発熱体を埋設し、該芯材の周上の略180 °
離間した両側でそれぞれ軸方向に延びる、抵抗発熱体の
両端部に、それぞれ接続した電極を、絶縁性シートの切
欠きを介して外側に露出して成り、少なくとも電極部分
の断面は、両電極間の径を短軸および両電極間の径と直
交する径を長軸とする、楕円状にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、セラミックス中
に抵抗発熱体を埋設したセラミックヒーターに関する。
【0002】
【従来の技術】セラミックヒーターは、自動車用の酸素
センサーやグローシステムに、また半導体加熱用ヒータ
ー並びに石油ファンヒーター等の石油気化器用熱源とし
て、広範囲に使用されている。
【0003】図1(a) に示すように、セラミックヒータ
ー10は、芯材11とこの芯材11に接着層12を介して巻き付
けた絶縁性シート13との間に抵抗発熱体14を埋設し、該
抵抗発熱体14の両端部を絶縁性シート13の外側に設けた
電極15とそれぞれ接続して成る。この抵抗発熱体14の端
部と電極15とは、絶縁性シート13の電極15下に設けたス
ルーホールを介して接続されている。そして、電極15に
外部から給電することによって、抵抗発熱体14が発熱す
る結果、ヒーターとして機能する仕組みとなっている。
【0004】例えば、酸素センサーにおいて、セラミッ
クヒーター10は、図2に示すように、酸素センサーの素
子16の内側に装着されて、ここで発熱することによって
素子16の環境温度を一定に保持して、その機能低下を回
避する役目を担っている。このセラミックヒーター10の
装着に当たっては、セラミックヒーター10の電極15が、
酸素センサーのヒーター用端子17に、確実に接触するこ
とが肝要であり、この接触によって電極15への給電が可
能になるのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、セラミック
ヒーター10の装着は、酸素センサーのヒーター用端子17
に向かってセラミックヒーター10の電極15側を差し込む
ことで行うが、この差し込み動作によってセラミックヒ
ーター10の電極15を端子17に確実に合致させることが難
しいところに問題があった。
【0006】すなわち、図3に示すように、セラミック
ヒーター10の電極15を受ける端子17は、金属性の板ばね
対から成り、該板ばね間にヒーター10の電極15部分が差
し込まれた際、電極15を挟み付けることによって保持す
る、形式が一般的である。一方、在来のセラミックヒー
ター10の断面は、図1(b) および(c) に示すように、ほ
ぼ円形であるため、このヒーター10を端子17に向けて単
に差し込んだ場合に、必ずしも電極15が端子17と対面す
る位置にあるとは限らない。
【0007】従って、従来は、電極15の軸方向の延長位
置にマーク18を印刷する等して、電極位置を特定した上
で、差し込みを行う、煩雑な作業を必要としていた。
【0008】そこで、この発明は、セラミックヒーター
を各種装置に装着する際に必要となる、ソケットの差し
込みにおける、端子と電極との合致を確実に行うことの
できる、新規な構造のセラミックヒーターを提供しよう
とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、芯材とこの
芯材を被覆する絶縁性シートとの間に抵抗発熱体を埋設
し、該芯材の周上の略180 °離間した両側でそれぞれ軸
方向に延びる、抵抗発熱体の両端部に、それぞれ接続し
た電極を、絶縁性シートの切欠きを介して外側に露出し
て成り、少なくとも電極部分の断面が、両電極間の径を
短軸および両電極間の径と直交する径を長軸とする、楕
円状であることを特徴とするセラミックヒーターであ
る。
【0010】とりわけ、楕円の短軸aに対する長軸bの
比b/aが1をこえかつ1.5 未満であることが、実施に
当たり有利である。
【0011】
【発明の実施の形態】さて、この発明に従うセラミック
ヒーターについて、図4を参照して詳しく説明する。す
なわち、このセラミックヒーターは、芯材1とこの芯材
1を被覆する絶縁性シート2との間に抵抗発熱体3を埋
設し、芯材1の周上で略180 °離間した両側でそれぞれ
軸方向に延びる、抵抗発熱体3の両端部に、それぞれ電
極4を接続し、絶縁性シート2に形成した切欠き5を介
して、各電極4を外側に露出して成る。ちなみに、従来
は必須であった抵抗発熱体と電極との間を連絡するスル
ーホールは不要になる。
【0012】また、セラミックヒーターの発熱域のある
一端部の端面を図5におよび電極4側の他端部の端面を
図6に、それぞれ示すように、芯材1を被覆する絶縁性
シート2の周長を芯材1の周長に比べて短くして、絶縁
性シート2の側端縁間にスリット6を形成し、かつ絶縁
性シート2の厚みをスリット6に向かって漸減させて成
形した。特に、電極4側では、その電極4を外側に露出
するための切欠き5を設け、かつ絶縁性シート2の厚み
を切欠き5に向かって漸減させることによって、電極4
の設置域における断面を、楕円状としたところに特徴が
ある。
【0013】そして、セラミックヒーターの電極設置域
の断面は、図6に示すように、短軸aが両電極4間の径
に、そして長軸bが両電極4間の径と直交する径にな
る、楕円状に成形することが肝要である。すなわち、こ
の発明のセラミックヒーターを、図2に示した酸素セン
サーに装着した状態を、図7に示すように、酸素センサ
ーのヒーター用端子17に向かってセラミックヒーターの
電極4側を差し込むと、端子17相互間に働く挟持力によ
って、その挟持力の向きにセラミックヒーターの短径が
揃う位置にて、セラミックヒーターの差し込み姿勢が安
定するため、セラミックヒーターの短径上にある電極4
が端子17と確実に合致することになるのである。
【0014】ここで、少なくとも電極4の設置域におけ
る断面は、楕円の短軸aに対する長軸bの比b/aが1
をこえかつ1.5 未満であることが、推奨される。なぜな
ら、比b/aが通常の1である場合は、ソケット中でセ
ラミックヒーターと電極4とが位置ずれを起こして、両
者の導通が得られなくなる。一方、比b/aが1.5 以上
になると、電極4が端子17に接触するのが困難になる。
【0015】ちなみに、図1に示した在来のセラミック
ヒーターと、図4に示したセラミックヒーターとの断面
形状を比較した結果について、表1に示す。
【0016】
【表1】
【0017】次に、この発明に従うセラミックヒーター
の製造手順の一例について説明する。すなわち、図8に
示すように、離型フィルム7上において、タングステ
ン、モリブデン、タンタル、ニオブおよびチタン等の高
融点金属のうちから選ばれる少なくとも1種による導電
ペーストを所定のパターンに印刷、そして乾燥して抵抗
発熱体3を形成し、その後同図(b) に示すように、抵抗
発熱体3の端部に導電ペーストを印刷、そして乾燥して
電極4を形成する。次いで、同図(c) に示すように、電
極4を除く抵抗発熱体3上に、アルミナ、窒化アルミニ
ウム、ムライトまたはコージェライトなどのセラミック
スラリーを印刷、そして乾燥して絶縁性グリーンシート
8を形成する。次に、離型フィルム7から、抵抗発熱体
3及び電極4が一体となった絶縁性グリーンシート8を
剥離し、その剥離面、すなわち抵抗発熱体3が形成され
た面を内側にして、同図(d) に示すように、芯材1に絶
縁性グリーンシート8を巻き付ける。その後、成形体を
焼成して図4に示した製品が得られる。
【0018】上記の製造方法では、絶縁シートを印刷に
よって形成するため、図8(c) に示したように、セラミ
ックスラリーの印刷そして乾燥の過程でシート周縁が自
然にだれて、乾燥後のシートの周縁は全て円くなる結
果、シートの厚みが各端部に向かって漸減することにな
るから、この発明で所期した断面形状のセラミックヒー
ターが得られるのである。
【0019】
【発明の効果】この発明によって、セラミックヒーター
をソケットに差し込んだ際に、該ソケットの端子とセラ
ミックヒーターの電極とが、確実かつ容易に合致するた
め、種々の装置への装着が簡便なセラミックヒーターを
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のセラミックヒーターの構造を示す図であ
る。
【図2】酸素センサーにおけるセラミックヒーターの装
着状態を示す図である。
【図3】図2のIII −III 線に沿う断面図である。
【図4】この発明に従うセラミックヒーターを示す斜視
図である。
【図5】セラミックヒーターの先端側の端面を示す図で
ある。
【図6】セラミックヒーターの電極側の端面を示す図で
ある。
【図7】この発明に従うセラミックヒーターをソケット
に差し込んだ状態を示す図である。
【図8】セラミックヒーターの製造工程を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 芯材 2 絶縁性シート 3 抵抗発熱体 4 電極 5 切欠き 6 スリット 7 離型フィルム 8 絶縁性グリーンシート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯材とこの芯材を被覆する絶縁性シート
    との間に抵抗発熱体を埋設し、該芯材の周上の略180 °
    離間した両側でそれぞれ軸方向に延びる、抵抗発熱体の
    両端部に、それぞれ接続した電極を、絶縁性シートの切
    欠きを介して外側に露出して成り、少なくとも電極部分
    の断面が、両電極間の径を短軸および両電極間の径と直
    交する径を長軸とする、楕円状であることを特徴とする
    セラミックヒーター。
  2. 【請求項2】 請求項1において、楕円の短軸aに対す
    る長軸bの比b/aが1をこえかつ1.5 未満であること
    を特徴とするセラミックヒーター。
JP11890498A 1998-04-28 1998-04-28 セラミックヒーター Withdrawn JPH11312571A (ja)

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