JPH061960Y2 - 軒先瓦の段積み構造 - Google Patents

軒先瓦の段積み構造

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JPH061960Y2
JPH061960Y2 JP14512387U JP14512387U JPH061960Y2 JP H061960 Y2 JPH061960 Y2 JP H061960Y2 JP 14512387 U JP14512387 U JP 14512387U JP 14512387 U JP14512387 U JP 14512387U JP H061960 Y2 JPH061960 Y2 JP H061960Y2
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JP14512387U
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和貴 今村
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Kubota Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は軒先瓦の段積み構造に関し、詳しくは屋根軒
先を段積瓦により装飾する場合の軒先瓦の段積み構造に
関する。
〔従来の技術〕
従来、石綿スレート瓦など平板状瓦で屋根を葺くことが
広く行なわれているが、この場合、屋根面の外観は単に
平板状瓦を葺き並べるにすぎないので、和瓦や洋瓦など
のように起伏に富んだ屋根外観とはならず重厚味に欠け
ると言った欠点が有った。
そこで、屋根軒先において第４図に示すように野地面Ａ
に段部Ｂを設け、この段部Ｂに巾Ｓの異なる平板状屋根
材Ｃを段積みし、軒先端面Ｄに厚み感を持たせることが
行なわれることが有る。
〔従来技術の問題点〕
しかしながら、上記手段において、第４図に図示したよ
うに軒先端面において膨出した曲面を形成する場合、瓦
を積重する都度段積み瓦を切断する必要が有り、施工が
非常に面倒となる問題が有った。
一方、第５図に示すように瓦を切断することなく唯軒先
方向へ瓦Ｃをずらせることによって段積みすれば上述し
たような欠点はない反面、段積みの際、瓦の位置決定が
面倒で、最終的に釘打固定する際に瓦が衝撃でずれ、せ
っかく形成したカーブがくずれてしまうことも往々にし
てある問題が有った。
〔考案が解決する問題点〕
この考案は上記問題点に鑑み、軒先に重厚感を持たせる
ため、瓦を段積みする場合に、容易に段重ね作業が出来
しかも固定も容易に行なえる軒先瓦の段積み構造を提供
することを目的としてなされたものである。
〔問題点を解決する技術〕
即ち、この考案の軒先瓦の段積み構造は屋根軒先部にお
いて屋根面に形成される下地段部の立上がり段面に軒先
に屋根材によって形成されるべき立体端面と同一端面形
状をなすスペーサ部材が適宜間隔毎に配設され、屋根材
がその一端を前記スペーサ端面に当接させて積み重ねら
れて成ることを特徴とするものである。
〔実施例〕
次にこの考案を実施例により説明する。
第１図はこの考案の実施例の断面図、第２図，第３図は
実施例の一部破断斜視図である。
この考案の軒先瓦の段積み構造は屋根軒先部１において
屋根面に形成される下地段部２の立上がり段面２Ａに、
軒先３に屋根材４によって形成されるべき立体端面４′
と同一端面形状５Ａをなすスペーサ５が適宜間隔毎に配
設され、屋根材４…４がその一端４Ａスペーサ５の端面
５Ａに当接させて積み重ねられて構成さている。
上記実施例としてスペーサ５は第２図に示すように軒先
段面にＬ字金具５Ｂなどにより固定される。
なお、スペーサ５は板状のものに限らず第３図に示すよ
うに長尺体５′であっても良い。
〔作用〕
この考案を実施するには、まず、軒先断面２Ａにスペー
サ５又は５′を固定し、このスペーサ端面５Ａに屋根材
４を切断することなくそのままの形状で一端４Ａをスペ
ーサ５の端面５Ａに当接して段積みしていけば、軒先端
面にスペーサ端面５Ａと同一形状の立体端面４Ｂが形成
され、最終的な釘打時（図示の６）においてもスペーサ
５により支持されて屋根材４…４がずれてしまうことも
無い。
〔効果〕
この考案は以上説明したように、軒先端面に屋根材の段
積み端面を形成する場合、スペーサを軒先段面に固定す
るのみで目的の立体形状に葺き上げることが出来、屋根
材の切断の要なくきわめて簡単に葺き並べることが出来
る。
【図面の簡単な説明】
第１図はこの考案の実施例の断面図、第２図，第３図は
実施例の一部破断斜視図、第４図、及び第５図は従来例
の断面図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】屋根軒先部において屋根面に形成される下
    地段部の立上がり段面に軒先に屋根材によって形成され
    るべき立体端面と同一端面形状をなすスペーサ部材が適
    宜間隔毎に配設され、屋根材がその一端を前記スペーサ
    端面に当接させて積み重ねられて成ることを特徴とする
    軒先瓦の段積み構造。
JP14512387U 1987-09-22 1987-09-22 軒先瓦の段積み構造 Expired - Lifetime JPH061960Y2 (ja)

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JPS6449514U JPS6449514U (ja) 1989-03-28
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