JPH0619567U - 机の天板 - Google Patents

机の天板

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JPH0619567U
JPH0619567U JP2952092U JP2952092U JPH0619567U JP H0619567 U JPH0619567 U JP H0619567U JP 2952092 U JP2952092 U JP 2952092U JP 2952092 U JP2952092 U JP 2952092U JP H0619567 U JPH0619567 U JP H0619567U
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修二 山田
隆志 宮原
義久 宮本
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株式会社淀川製鋼所
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 机の天板の主面板を構成する金属板1に予め
化粧コート層2を塗装しておく。化粧コート層2をプレ
コートした金属板1を定尺切断したのち、該金属板1の
下側裏面に補強桟3を接着剤4で接合する。 【効果】 金属板1の上側表面には、従来のメラミン化
粧板に代えて化粧コート層2を塗装する仕様としたの
で、安価に量産できる。化粧コート層2をプレコートし
た金属板1は、定尺寸法に簡単に切断できる。金属板1
の下側裏面には補強桟3を従来の溶接に代えて接着する
仕様としたので、溶接する際の後処理などを一切省略で
き、製作工程を簡略化できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、金属板を主体としてこれの下側裏面に補強桟が一体に接合された机 の天板に関し、金属板に対して補強桟を従来の溶接に代えて接着剤で接合一体化 したものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の金属製天板は、従来一般に図4に示すごとく金属板1の上側表面にゴ ム系接着剤11を介してメラミン化粧板10を接合一体化し、金属板1の下側裏 面にこれの長手方向にわたって数本の補強桟3を幅方向に所定の間隔を置いてス ポット溶接していた。符号Pがその溶接箇所を示す。 メラミン化粧板10を用いるのは、机の天板表面には規格上、所望の硬度と耐 摩耗性とを要し、耐インキ汚染性、耐マジック汚染性などを要するが、これらの 要求に広く応じられるものだからである。但し、メラミン化粧板10はこれ単体 では使用できないので金属板1を貼り合わせ、更に不足する強度を補強桟3で補 っていた。
【0003】 この場合、金属板1に対する補強桟3の溶接は、スポット溶接によっており、 溶接強度を確保するために絶縁材であるメラミン化粧板10を後付けし、溶接箇 所におけるメラミン化粧板10の熱変形の防止をも図っていた。 すなわち、まず金属板1の下側裏面に補強桟3をスポット溶接したのち、溶接 痕などの錆止めのために金属板1の裏面を全面にわたって後塗装し、次に金属板 1の上側裏面にメラミン化粧板10を接合していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、補強桟3を溶接する従来形式は、溶接後に金属板1の下側裏面を後塗 装する余分な工程を要する。 補強桟3をスポット溶接したとき、金属板1には溶接箇所の上側表面に凹凸が 生じるので、該当部分を平滑に研磨処理する工程も入って来る。 更にメラミン化粧板10を用いたときの特有の不利な条件として、金属板1の 上側表面に接着剤11を塗布してメラミン化粧板10を接合した状態下で長時間 のプレス養生をしなければならない、という問題がある。また、硬質のメラミン 化粧板10は金属板1ごと同時に切断してエッジを揃えるのが困難であり、実際 は金属板1から突出するメラミン化粧板10の外周縁をカットしてエッジを揃え ており、このトリミング工程も面倒である。熱膨張率の違いを調整するために、 金属板1にメラミン化粧板10をゴム系接着剤11で接合しているが、なお伸び 率の違いでメラミン化粧板10が金属板1に対して浮いたり、共に反ったりしや すく、かつ高温高湿度下では金属板1と該化粧板10との端面どうしが、製造時 や製造後にずれる不都合が生じる。
【0005】 しかるに最近は、溶接に勝るとも劣らない接着強度を持つ接着剤が開発されて いる。 そこで本考案の目的は、金属板に補強桟をスポット溶接に代えて接着剤で接合 する形式とし、以て従来の金属板裏面側の後塗装や金属板表面の平滑処理などを 省略し、製作工程の簡略化により安価に製作できる机の天板を得るにある。 本考案の他の目的は、メラミン化粧板を用いることによるデメリットを一挙に 解消できる机の天板を得るにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る机の天板は、図1に示すごとく上側表面に化粧コート層2が予め 塗装されている金属板1の下側裏面に、補強桟3が接着剤4を介して一体に接合 されていることを要件とする。 又は本考案に係る机の天板は、図2に示すごとく上側表面にプラスチック製の 化粧フィルム6が予め接着剤7を介してラミネートされている金属板1の下側裏 面に、補強桟3が接着剤4を介して一体に接合されていることを要件とする。 更に本考案に係る机の天板は、図3に示すごとく上側表面にメラミン化粧板1 0が予め接着剤11を介して一体に接合されている金属板1の下側裏面に、補強 桟3が接着剤4を介して一体に接合されていることを要件とする。
【0007】
【考案の効果】
上側表面に化粧コート層2が予め塗装された金属板1は、長尺素材から天板の 規格寸法にそのまま切断できる。しかも、定尺切断した金属板1の下側裏面には 補強桟3を接着剤4で接合するだけであるから、従来の溶接方式による面倒な後 処理工程(後塗装や平滑処理など)が一切不要となる。従って安価に量産できる 利点を有する。 上側表面にプラスチック製の化粧フィルム6が予め接着剤7を介してラミネー トされた金属板1を用いるときも同様である。そして、金属板1の上側表面にこ れら化粧コート層2や化粧フィルム6を被覆処理する形式は、メラミン化粧板に よるよりも安価で量産に適っている。 また金属板1の上側表面にメラミン化粧板10を接合する形式を踏襲する場合 にも、金属板1の下側裏面に補強桟3を溶接ではなく接着するので、溶接による ときの無駄な工程を省略して安価に量産できる。
【0008】
【実施例】
(実施例1) 図1は本考案に係る「机の天板」の第1実施例を示しており、1は天板主体と なる金属板であり、これの上側表面には化粧コート層2が予め塗装されており、 金属板1の下側裏面には補強桟3が接着剤4を介して一体に接合されている。な お、符号5は天板の下側に補強桟3を介して取り付けられる脚を示す。 金属板1は、リン酸亜鉛系化成処理を施した厚さ0.8mmの亜鉛メッキ鋼板から なり、天板の材料として前後に長い四角形に切断する。
【0009】 化粧コート層2は金属板1の上側表面にプライマー層2a、印刷インキ層2b 次いで表面クリヤー層2cを順に塗工して積層形成してなり、総厚が30〜40 μmに設定されている。更に金属板1の下側裏面にエポキシ樹脂系のサービスコ ート層(図外)を錆止めのために塗装してある。即ち、金属板1の素材である亜 鉛メッキ鋼板の上側表面に化粧コート層2を、下側裏面にサービスコート層をそ れぞれプレコートした後、金属板1を天板の規格寸法となるよう定尺切断してい る。
【0010】 補強桟3は、図1の縦断正面視で上開きに開口する前後に長いコ字形の主体部 3aを有し、この主体部3aの上端左右に鍔3b・3bを横外側方に向けてそれ ぞれ連出した断面ハット形に鋼板を折り曲げ加工して形成されている。 補強桟3は定寸切断後の金属板1に対してこれの左右幅方向に所定の間隔を置 いて配置し、金属板1の下側裏面に各補強桟3の鍔3b・3bの上面を接着剤4 を介して接着する。この補強桟3は金属板1の前後長手方向にわたって走ってい る。
【0011】 化粧コート層2のプライマー層2aは、ポリエステル樹脂、硬化剤としてのア ミノプラスト樹脂、顔料および有機溶剤を主成分とするプライマー塗料を調整し 、連続的に繰り出されて来る亜鉛めっき鋼板(金属板1)の上側表面に該プライ マー塗料をロールコータで塗工したのち、PMT200℃で40秒間焼付け処理 することにより形成した。
【0012】 化粧コート層2の印刷インキ層2bは、アクリル樹脂、硬化剤としてのアミノ プラスト樹脂、着色顔料、硬質体質顔料および有機溶剤を主成分とするインキを 調整し、連続的に繰り出されて来る亜鉛めっき鋼板のプライマー層2a上に該イ ンキをグラビア印刷法にて模様印刷したのち、PMT200℃で60秒間焼付け 処理することにより形成した。
【0013】 化粧コート層2の表面クリヤー層2cは、アクリル樹脂、硬化剤としてのアミ ノプラスト樹脂、硬質体質顔料、シリコーンオイルおよび高沸点エーテルアルコ ール類を含む有機溶剤を主成分とするクリヤー塗料を調整し、このクリヤー塗料 を金属板1の印刷インキ層2b上にロールコータで塗工したのち、PMT241 ℃で60秒間焼付け処理することにより形成した。 前記接着剤4には金属板1の下側裏面のサービスコート層と接着適性(剪断強 さ150Kgf/cm2 以上、剥離強さ3.1Kgf/cm2 以上を指す。)を有する二液 型ウレタン樹脂系を用い、これを補強桟3の両鍔3b・3bにこれの長手方向に わたって線状に塗布したのち、金属板1に補強桟3を該接着剤4にて接着した。
【0014】 しかるときは、金属板1上の化粧コート層2の表面は鉛筆硬度で9H以上の硬 度を有し、塗膜表面に付着のインキなどの拭い取り性を有効に発揮し、かつ表面 平滑性も確保でき、机の天板として満足するものが得られた。
【0015】 (実施例2) 図2は本考案に係る「机の天板」の第2実施例を示しており、金属板1の上側 表面に模様印刷がなされたプラスチック製の化粧フィルム6が接着剤7を介して ラミネートされており、その他の構成は第1実施例と同様にした。この場合も、 予め0.1〜0.3mmの化粧フィルム6がプレラミネートされた金属板1に補強桟3 を後付けすることになる。化粧フィルム6は印刷フィルム6aに表面透明フィル ム6bを積層したものである。
【0016】 (実施例3) 図3は本考案に係る「机の天板」の第3実施例を示しており、これでは図4に 示す従来例と同様に、金属板1の上側表面に厚さ0.8〜1.0mmのメラミン化粧板 10がゴム系接着剤11を介して一体に接合されており、その他の構成は第1実 施例と同様である。但し、予めメラミン化粧板10を接合した金属板1の下側裏 面に補強桟3が接着剤4を介して後付けされる点に特徴を有する。この場合のメ ラミン化粧板10は特殊な紙にメラミン等の樹脂を含浸させてホットプレスした 従来公知のものである。
【0017】 なお金属板1は鋼板に限られず、ステンレス板やアルミニウム合金板などから なるものでもよい。また補強桟3も角筒状にするなど任意に変更できる。
【提出日】平成4年5月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】 化粧コート層2の表面クリヤー層2cは、アクリル樹脂、硬化剤としてのアミ ノプラスト樹脂、硬質体質顔料、シリコーンオイルおよび高沸点エーテルアルコ ール類を含む有機溶剤を主成分とするクリヤー塗料を調整し、このクリヤー塗料 を金属板1の印刷インキ層2b上にロールコータで塗工したのち、PMT241 ℃で60秒間焼付け処理することにより形成した。 前記接着剤4には金属板1の下側裏面のサービスコート層と接着適性(剪断強 さ150Kgf/cm以上、剥離強さ20Kgf/25mm以上を指す。)を 有する二液型ウレタン樹脂系を用い、これを補強桟3の両鍔3b・3bにこれの 長手方向にわたって線状に塗布したのち、金属板1に補強桟3を該接着剤4にて 接着した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す要部の縦断正面図で
ある。
【図2】本考案の第2実施例を示す要部の縦断正面図で
ある。
【図3】本考案の第3実施例を示す要部の縦断正面図で
ある。
【図4】従来例の要部の縦断正面図である。
【符号の説明】
1 金属板 2 化粧コート層 3 補強桟 4 接着剤

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上側表面に化粧コート層2が予め塗装さ
    れている金属板1の下側裏面に、補強桟3が接着剤4を
    介して一体に接合されていることを特徴とする机の天
    板。
  2. 【請求項2】 上側表面にプラスチック製の化粧フィル
    ム6が予め接着剤7を介してラミネートされている金属
    板1の下側裏面に、補強桟3が接着剤4を介して一体に
    接合されていることを特徴とする机の天板。
  3. 【請求項3】 上側表面にメラミン化粧板10が予め接
    着剤11を介して一体に接合されている金属板1の下側
    裏面に、補強桟3が接着剤4を介して一体に接合されて
    いることを特徴とする机の天板。
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Citations (5)

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