JPH08199768A - 化粧板 - Google Patents

化粧板

Info

Publication number
JPH08199768A
JPH08199768A JP1323595A JP1323595A JPH08199768A JP H08199768 A JPH08199768 A JP H08199768A JP 1323595 A JP1323595 A JP 1323595A JP 1323595 A JP1323595 A JP 1323595A JP H08199768 A JPH08199768 A JP H08199768A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
coat layer
transferred
base coat
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1323595A
Other languages
English (en)
Inventor
Senichi Okuyama
専一 奥山
Hideki Takiguchi
英喜 滝口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IG Technical Research Inc
Original Assignee
IG Technical Research Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IG Technical Research Inc filed Critical IG Technical Research Inc
Priority to JP1323595A priority Critical patent/JPH08199768A/ja
Publication of JPH08199768A publication Critical patent/JPH08199768A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Finishing Walls (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 デザイン性、立体感、耐候性、等の諸特性を
向上させた化粧板を提供することである。 【構成】 金属板2に接着剤ともなるベースコート層6
を設け、このベースコート層6上に任意模様を転写して
転写模様7を形成し、その後でオーバコート層8を施し
て焼成し、次にこの転写模様7とマッチしたエンボス模
様9を施した化粧板1である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建築物、構築物の内壁、
外壁の表面材として使用される化粧板に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に金属板、特に0.27〜0.8m
mの板厚の板材は内、外装材の表面材として使用されて
いる。しかも表面は単なるカラー塗膜、もしくはプリン
ト鋼板あるいは単なるエンボス加工を施したものであっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カラー
鋼板の場合は防錆、耐候性が主で単色のため意匠性に欠
ける不利があった。また、プリント鋼板の場合は、単色
のイメージを排除し、意匠性のアップを図っているが、
鋼板に直接印刷のため模様、色に大きな制限があり、自
由な模様、多色印刷が不可能であった。さらに、直接印
刷のため立体感にも欠ける不利があった。しかも、退色
性があり、数年で模様等が不鮮明になる不利も避けられ
なかった。また、カラー鋼板に単なるエンボス加工を施
した板体等では立体感の強化にならず、さらに美観を損
ねる不利があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような欠点
を除去するため、金属板のプライマーコート層(下塗
層)上に接着剤も兼ねるベースコート層を設け、このベ
ースコート層上に任意の色彩、模様を形成したパターン
を転写し、この転写面を含む全面にフッ素コート(つや
有り、つや無し)等を施し、さらに転写模様にマッチし
たエンボス加工を施して耐食性、耐汚染性、および退色
性の防止と鮮明で多色模様からなる立体感に富む化粧面
として意匠性と美観をも大幅に改善した化粧板を提案す
るものである。
【0005】
【実施例】以下に、図面を用いて本発明に係る化粧板の
一実施例について図面を用いて詳細に説明する。図1〜
図5は上記発明に係る化粧板を示す説明図であり、1は
化粧板、2は金属板、3は亜鉛被膜、4は化成被膜、5
はプライマーコート層、6はベースコート層、7は転写
模様、8はオーバコート層、9はエンボス模様で凹部1
0と凸部11から形成したものである。なお、図1、図
2は化粧板1の平面図、図3はエンボス模様9を示す端
面図、図4および図5は化粧板1の材料構成の概略を示
す部分拡大断面図である。
【0006】さらに説明すると、金属板板2は鉄、ガル
バリウム鋼板、ガルファン、アルミニウム、ステンレ
ス、銅、チタン、等の1種からなるものである。プライ
マーコート層5は下塗塗膜で防錆機能を有し、ポリエス
テル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエ
ステル樹脂、フェノール樹脂等の変性も含めた1種から
なり、約5〜10ミクロン厚位(ドライ)に設ける。
【0007】ベースコート層6は約3〜5ミクロン厚
(ドライ)であり、主に転写模様を接着する接着剤とし
て機能するものであり、プライマーコート層5と転写模
様7との接着性のよい樹脂成分である。
【0008】転写模様7は主成分としてインクにより模
様が形成され、インクは顔料、染料、樹脂(アクリル樹
脂、フッ素樹脂、等)と溶剤の数種から構成したもので
ある。その厚さは2〜5ミクロンで、模様が転写された
フィルム(図示せず)から模様(パターン)がベースコ
ート層6上に転写されるものである。
【0009】オーバコート層8は化粧面全面を被覆し、
転写模様7の保護と、耐候性、耐汚染性、耐水性、耐食
性を強化するものであり、かつ、転写模様7との密着性
がよいものである。
【0010】また、図5は化粧板1の材料構成を示すも
のでプライマーコート層5上に上塗層5aを形成し、こ
の上塗層5a上に図1と同様にベースコート層6、転写
模様7、オーバコート層8の順に形成した化粧板1であ
る。すなわち、上塗層5aはポリエステル樹脂、アクリ
ル樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ウレ
タン樹脂、その他耐候性のある周知樹脂の1種以上を約
5〜10ミクロン厚位(ドライ)で形成したものであ
る。
【0011】図1、図2は本発明に係る化粧板の一実施
例であり、転写模様7がエンボス模様9との助長効果を
説明するための平面図であり、図1は転写模様7がスタ
ッコパターンの化粧板1、図2は長手方向に方向性のあ
る転写模様7を形成した化粧板1の場合である。
【0012】さらに説明すると、方向性のない転写模様
7aの場合はエンボス模様9が転写模様7より大きい模
様とし、方向性のある転写模様7bでは方向性のある波
等、山筋状等の方向性のある模様のエンボス模様9を施
すものである。この場合も転写模様7、エンボス模様9
であると立体感が助長される。換言すると、凹部10、
凸部11の境界部分、もしくは凸部11、凹部10の一
部に転写模様7が存在すると色の相対関係でより段差等
が強化されるものである。なお、例えば図4に示す転写
模様7にゴルフボールの球状の凹部10のエンボス模様
9の加工を施すと、逆効果となり、転写模様7、エンボ
ス模様9とも相殺して美観をひどく損ねた化粧面とな
る。これは方向が不一致のためである。
【0013】次に製造方法を簡単に説明すると、例えば
図4に示す化粧板1は亜鉛鉄板を金属板2とし、これに
プライマーコート層5を塗布し、乾燥、焼付けし、次に
ベースコート層6を塗布し、その上に転写模様7を転写
した後、オーバコート層8を塗布して約150〜230
℃の各合成樹脂からなる塗料にマッチした焼付温度で焼
成し、徐冷して金属板2を得るものである。また、図5
に示す金属板2では上塗層5aまでを2コート2ベーク
したカラー鋼板を使用し、このカラー鋼板上に前記した
工程でベースコート層6〜オーバコート層8まで同様の
工程により金属板2を得るものである。
【0014】次に、この金属板2に対し、エンボスロー
ルにより、図3に示すように深さ0.3〜1mm程度の
エンボス模様9を施し、凹部10、凸部11を形成して
化粧板1を得るものである。
【0015】以上説明したのは本発明に係る化粧板にの
一実施例にすぎず、ステンレス板、チタン板、ガルバリ
ウム鋼板、等では亜鉛層、化成被膜4は不要であり、こ
れら基材上にベースコート層6〜オーバコート層8の順
に塗布すればよいものである。また、ベースコート層6
を凹凸状に形成し、その凸部11にのみ転写模様7を転
写し、その後にオーバコート層8を全面に被着して化粧
板1を形成することもできる。
【0016】さらに、化粧板1は図6(a)〜(g)、
図7(a)〜(e)、図8(a)〜(c)、図9(a)
〜(c)に示すようなサンドイッチパネルPの表面材A
として使用されるものであり、化粧板1を図のように所
定形状に加工すればよいものである。また、Bは芯材、
Cは裏面材である。
【0017】
【発明の効果】上述したように本発明に係る化粧板1に
よれば、転写模様とエンボス模様の相乗効果により立
体感が大きく助長される。転写模様とエンボス模様を
各種選択することにより、多種、多様の模様が形成でき
る。多層積層のため耐候性、耐久性、防錆、耐汚染性
にすぐれる。等の特徴、効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る化粧板の代表的な一例を示す平面
図である。
【図2】本発明に係る化粧板の代表的な一例を示す平面
図である。
【図3】本発明に係る化粧板の一部を拡大して示す部分
拡大断面図である。
【図4】本発明に係る化粧板の一部を拡大して示す部分
拡大断面図である。
【図5】本発明に係る化粧板のその他の実施例を示す部
分拡大断面図である。
【図6】本発明に係る化粧板を表面材としたサンドイッ
チパネルのその他の実施例を示す説明図である。
【図7】本発明に係る化粧板を表面材としたサンドイッ
チパネルのその他の実施例を示す説明図である。
【図8】本発明に係る化粧板を表面材としたサンドイッ
チパネルのその他の実施例を示す説明図である。
【図9】本発明に係る化粧板を表面材としたサンドイッ
チパネルのその他の実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
A 表面材 B 芯材 C 裏面材 P サンドイッチパネル 1 化粧板 2 金属板 3 亜鉛被膜 4 化成被膜 5 プライマーコート層 5a 上塗層 6 ベースコート層 7 転写模様 7a 方向性のない転写模様 7b 方向性のある転写模様 8 オーバコート層 9 エンボス模様 10 凹部 11 凸部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属板に任意模様を転写して転写模様を
    形成し、該転写模様の立体感を助長するエンボス模様を
    形成したことを特徴とする化粧板。
JP1323595A 1995-01-31 1995-01-31 化粧板 Pending JPH08199768A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1323595A JPH08199768A (ja) 1995-01-31 1995-01-31 化粧板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1323595A JPH08199768A (ja) 1995-01-31 1995-01-31 化粧板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08199768A true JPH08199768A (ja) 1996-08-06

Family

ID=11827538

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1323595A Pending JPH08199768A (ja) 1995-01-31 1995-01-31 化粧板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08199768A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006007618A (ja) * 2004-06-25 2006-01-12 Matsushita Electric Works Ltd 金属建材の架飾方法
JP2006009434A (ja) * 2004-06-25 2006-01-12 Matsushita Electric Works Ltd 金属建材の架飾方法
JP2014111885A (ja) * 2012-11-12 2014-06-19 Nisshin Steel Co Ltd 外壁用役物の製造方法及び外壁用役物
JP2017172208A (ja) * 2016-03-24 2017-09-28 アイジー工業株式会社 外装材

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006007618A (ja) * 2004-06-25 2006-01-12 Matsushita Electric Works Ltd 金属建材の架飾方法
JP2006009434A (ja) * 2004-06-25 2006-01-12 Matsushita Electric Works Ltd 金属建材の架飾方法
JP2014111885A (ja) * 2012-11-12 2014-06-19 Nisshin Steel Co Ltd 外壁用役物の製造方法及び外壁用役物
JP2017172208A (ja) * 2016-03-24 2017-09-28 アイジー工業株式会社 外装材

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2104617T3 (es) Procedimiento para fabricar paneles de plastico con superficies abollonadas resistentes a la intemperie para exteriores y paneles de plastico resistentes a la intemperie para exteriores.
JPH08199768A (ja) 化粧板
JP4087573B2 (ja) 釣り・スポーツ用品
US4595621A (en) Simulated embossing on floor covering
JP5357919B2 (ja) 塗装金属体の塗装法
JP5339097B2 (ja) 化粧材及びそれを用いたドア並びに化粧材の製造方法
JPH08199766A (ja) 化粧板
JP3827566B2 (ja) 外壁用化粧板及びその製造方法
JP4752090B2 (ja) 化粧材及びそれを用いたドア
JPS602990B2 (ja) タイル様化粧板
JP2002337300A (ja) 木目調化粧板及びその製造方法
JP2003041746A (ja) 外壁用化粧板及びその製造方法
JPH07257098A (ja) 立体感を有する意匠塗装金属板およびその製造方法
JPWO2003020520A1 (ja) 装飾部材及びその製造方法
JP2000095248A (ja) 金属光沢を有するフィルム貼着缶体
JPH10216625A (ja) 車両のツートーン塗装方法および車両のツートーン塗装構造
JPS6148415B2 (ja)
JPH0960254A (ja) 化粧板
JP4357649B2 (ja) 化粧材及びその製造方法
JPH03253437A (ja) 着色モール及びその製造方法
JP3071721B2 (ja) 化粧金属板
JPH0357235U (ja)
JPH03120040A (ja) 化粧金属板
JP3039534B2 (ja) 化粧板
KR20020085567A (ko) 엠보싱 처리 장식용 금속판 및 그 제조 방법