JPH06194939A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

Info

Publication number
JPH06194939A
JPH06194939A JP4346708A JP34670892A JPH06194939A JP H06194939 A JPH06194939 A JP H06194939A JP 4346708 A JP4346708 A JP 4346708A JP 34670892 A JP34670892 A JP 34670892A JP H06194939 A JPH06194939 A JP H06194939A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developer
toner
developing
chamber
blade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4346708A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3219508B2 (ja
Inventor
Tetsuya Kobayashi
哲也 小林
Masuaki Saito
益朗 斎藤
Naoki Enomoto
直樹 榎本
Tatsuya Kobayashi
逹也 小林
Akihiko Uchiyama
明彦 内山
Hiroshi Sasame
裕志 笹目
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP34670892A priority Critical patent/JP3219508B2/ja
Priority to US08/171,707 priority patent/US5369478A/en
Publication of JPH06194939A publication Critical patent/JPH06194939A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3219508B2 publication Critical patent/JP3219508B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/08Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
    • G03G15/0806Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer on a donor element, e.g. belt, roller
    • G03G15/081Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer on a donor element, e.g. belt, roller characterised by the developer handling means after the supply and before the regulating, e.g. means for preventing developer blocking

Abstract

(57)【要約】 【目的】 一成分現像剤を使用する装置で潜像を現像す
る場合の現像画像の濃度の立ち上がり現象を防止する。 【構成】 現像スリーブ5に当接して回転するトナー供
給ローラ7の周速をVs、トナー層厚規制ブレード8の
処で反転して戻って行くトナーの移動を案内するトナー
案内面9′とトナー供給ローラ7の最近接距離をdとし
たとき、d/Vsが0.02以上、0.1以下となるよ
うに、d、Vsを設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は静電潜像を一成分現像剤
を用いて現像する現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一成分現像剤(以下、トナーと称す)を
使用する従来の現像装置を図7に示す。電子写真感光ド
ラム1に対向する開口部2が設けられ、非磁性トナーを
収容する現像容器12、3を備える。
【0003】現像容器12には、トナーを担持しながら
感光ドラム1に向けて搬送する導電性の現像スリーブ5
が収容されている。現像スリーブ5は、その外周面の一
部が開口部2から外部に突出するように現像容器12に
配置されている。現像スリーブ5は感光ドラム1と50
〜500μmの最小間隙をおいて対向され、現像スリー
ブ5に担持されているトナーを感光ドラム1に向けて供
給し、静電潜像を現像するための現像部Dが形成されて
いる。また、現像容器12には搬送手段6で搬送された
トナーを現像スリーブ5に供給するための供給ローラ7
が収容されている。
【0004】現像スリーブ5には、直流電圧に交流電圧
を重畳している現像バイアス電圧が印加される。現像バ
イアス電圧は、バイアス電源10から発生される。
【0005】容器3からのトナーの出口には、現像スリ
ーブ5に担持され、現像部Dに搬送されるトナーの層厚
を規制する弾性ブレード8が配置されている。ブレード
8の一端は現像容器12に固定され、カウンター方向に
スリーブ5に当接されている。容器3へのトナーの戻り
口には、現像容器12の下部から外部へのトナー吹き出
しを防止するための吹き出し防止シート11が設けられ
ている。
【0006】現像時、搬送手段6はトナーを矢印方向に
回転する供給ローラ7に向けて搬送し、トナーは供給ロ
ーラ7で現像スリーブ5に塗布される。現像スリーブ5
は図中矢印が示す方向に回転され、現像スリーブ5に担
持されているトナーは、ブレード8でスリーブ、ドラム
間の最小間隙よりも薄い層厚に規制された後に上記現像
領域Dに送られる。現像領域Dにおいては、現像バイア
スによって振動電界が形成され、該電界の力によりトナ
ーは感光ドラム1上の潜像が形成されている部位に向け
て飛翔する。
【0007】
【発明が解決しようとしている課題】ところでトナー
は、供給ローラ7によって現像スリーブ5に摺り付けら
れる時にも、スリーブ5との摩擦で帯電するが、トナー
は主として、ブレード8とスリーブ5との当接部(ニッ
プ部)においてスリーブ5との摩擦により、或いは更に
ブレード8との摩擦により、潜像を現像可能な状態まで
摩擦帯電される。
【0008】ところが、現像室3内でトナーの循環運動
が良好に行われない場合、図8に示すように、初期には
画像濃度が低く、画像形成動作を続けるに従って画像濃
度が高くなって行く、所謂濃度の立ち上がり現像という
現象が発生する。これは現像容器内のトナー循環が緩慢
であるため規制ブレード先端部近傍Aにトナーが滞留す
ることでトナーの過度のチャージアップが起こり、この
過度チャージアップトナーが新たなトナーへの摩擦電荷
付与を妨げ十分な摩擦電荷を保持できないことにより濃
度低下が発生する。そして連続画像形成を行うことで摩
擦電荷付与が妨げられたトナーも滞留を繰り返すことで
次第に十分な摩擦電荷を持ち濃度が上昇し図8に示すよ
うな濃度の立ち上がり現象が起こる。また、A領域にト
ナー滞留が起こることで連続画像形成を長期間行うとト
ナー劣化が促進されカブリ発生、濃度低下等の弊害を生
じてしまう。
【0009】本発明の目的は、上記不具合を解決した現
像装置を提供するものである。
【0010】即ち、本発明の目的は、一成分現像剤を用
い、カブリ、濃度の経時変化の無い、信頼性に優れた高
品位な画像形成が可能な現像装置を提供することであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の現像装置は、一
成分現像剤を担持して静電潜像を現像する現像部に搬送
する回転現像剤担持体と、現像剤担持体が現像部に搬送
する現像剤の層厚を規制する規制部材と、現像剤担持体
回転方向に関して規制部材の上流側の位置で現像剤担持
体に当接し、現像剤担持体に一成分現像剤を供給する、
現像剤担持体と同方向に回転する現像剤供給部材とを有
する現像装置に於いて、上記規制部材の先端よりも上方
に、上記規制部材によって現像部方向への通過を阻止さ
れた一成分現像剤の反転方向への移動を案内する現像剤
案内面を備えており、上記現像剤供給部材の周速をVs
(mm/sec)、上記現像剤供給部材と現像剤案内面
の最近接距離をd(mm)とすると、0.02≦d/V
s≦0.1であることを特徴とする現像装置である。
【0012】
【実施例】図4は、本発明の現像装置を用いた電子写真
装置の説明図である。
【0013】容器12は、非磁性一成分現像剤(非磁性
トナー)を収容した第2室4と、現像スリーブの長手方
向に長いスリット状開口13を介してこの第2室4と連
通している第1室3とを有している。
【0014】第2室内のトナーは、先端に弾性シートを
貼着したクランク状のトナー送り部材6を矢印方向に低
速で回転させてトナーを送ることにより、スリット状開
口13を通して第1室3内に供給される。
【0015】第1室3は開口2を有し、この開口2の位
置に矢印方向に回転する現像スリーブ5が配置されてい
る。スリーブ5の第1室3外に露出している周面は電子
写真感光ドラム1に対向している。そして第1室3でス
リーブ5に供給されたトナーを担持して、ドラム1にト
ナーを供給し、ドラム1が担持している静電潜像を現像
する現像部Dに搬送する。現像部Dに於いて、スリーブ
5とドラム1の最小間隙は50〜500μmである。
【0016】現像スリーブ5はアルミニウムやステンレ
ス銅製であり、表面に金やカーボン、白金、セラミック
等を塗布し、抵抗を下げたもの、またはそれら塗布材料
をそのまま一体成形したものを用いても良い。また、ス
リーブではなく、中実の現像ローラを用いても良い。
【0017】現像スリーブ5には現像バイアス電源10
より、直流電圧成分に交流電圧成分を重畳させた現像バ
イアス電圧が印加されている。これにより現像部Dには
振動電界が形成される。
【0018】第1室3にはトナー搬送手段6で第1室3
内に搬送されたトナーを現像スリーブ5に供給するため
の供給ローラ7が,現像スリーブ5に,現像スリーブ5
の上昇回転部に於いて当接するように収容されている。
このときトナーの供給、塗布を良好に行わせるために、
供給ローラ7はスポンジで作成されるか、ローレット状
加工またはブラシ状加工が施されている方が好ましい。
【0019】上記供給ローラ7は図示矢印の如く、現像
スリーブ5の回転方向と同方向に回転されている。即
ち、スリーブ5とローラ7の当接部、即ちニップ部で
は、スリーブ5の周面とローラ7の周面は逆方向に移動
する。
【0020】前記スリット状開口13を通って供給ロー
ラ7の上面部に供給されたトナーは、供給ローラ7の回
転によって、供給ローラ7の周速と略等しい速度で移動
して現像スリーブ5に付与される。
【0021】尚、ローラ7は現像スリーブ5にトナーを
付与するばかりでなく、現像部Dを追加して現像スリー
ブ5上に残存したトナー層をスリーブ5上から除去する
機能も有している。即ち、ローラ7は、スリーブ5とロ
ーラ7間の前記ニップ部の、スリーブ5の回転入口側で
上記残存トナー層を除去し、スリーブ5の回転出口側で
スリーブ5にトナーを付与する。いずれにせよ、上記ス
リーブ上の残存するトナー層には現像により生じた像状
の履歴が存在するが、上記の如く残存トナー層を除去す
ることにより、現像画像にゴースト像が生ずることを防
止できる。
【0022】第1室3には、供給ローラ7で現像スリー
ブ5に供給されたトナーの層厚を規制する規制ブレード
8が設けられている。
【0023】このブレード8は一端側が後述のトナー案
内部材9に固定されており、他端側、即ち自由端側の腹
の面が、現像スリーブ5の上昇回転部に於いて、現像ス
リーブ5に弾性的に当接している。
【0024】ブレード8の先端、即ち自由端は案内部材
9のトナー案内面9′より下方に位置しており、ブレー
ド8はスリーブ5にカウンター方向に当接している。即
ち、スリーブ5の回転方向に関し、ブレード8の自由端
は固定端の上流側に位置している。
【0025】ブレード8はリン青銅薄板やステンレス鋼
薄板の弾性を有する金属板ばねまたはPET薄板の弾性
を有する合成樹脂板を基板とし、少なくとも現像スリー
ブ5への当接部にウレタンゴム、シリコーンゴム等のゴ
ム弾性体を有するものが好ましいが、ゴム弾性体のない
上記基板に相当するものだけのもの、あるいは上記基板
を無くしたゴム等の弾性体のみで構成してもかまわな
い。
【0026】いずれにせよ、如上の弾性ブレード8によ
り、現像部Dに搬送されるトナーの層厚が前記スリー
ブ、ドラム間の最小間隙よりも薄くなるように規制され
る。即ち、この実施例では所謂非接触現像が行われる。
トナーは現像部Dに於いて前記振動電界によりドラム1
上に飛翔せしめられ、潜像に付着する。
【0027】但し、本発明はスリーブ上にスリーブ、ド
ラム間の最小間隙よりも厚いトナー層を形成してそのト
ナー層をドラムに接触させる。所謂接触現像方式の装置
にも適用できる。
【0028】尚、トナーは、供給ローラ7でスリーブ5
に摺り付けられる時もスリーブ5との摩擦で帯電する
が、主として、スリーブ5とブレード8とのニップ部を
通過する際に、スリーブ5との摩擦により、或いは更に
ブレード8との摩擦により、潜像を現像するのに十分な
摩擦電荷を得る。
【0029】画像形成プロセスを説明すると、感光ドラ
ム1は矢印方向に回転し帯電ローラ14で一様に帯電さ
れた後に、レーザー、LED等の発光素子により画像情
報に基づいた光束15の露光が行われ感光ドラム1上に
静電潜像が形成される。静電潜像は前記現像スリーブ5
によって可視像化される。可視像化された感光ドラム1
上のトナー像は転写ローラ16により転写材17上に転
写され、定着器18により転写材上に定着され永久像を
得る。転写工程終了後の感光ドラム1上の残トナーはク
リーナ19によりかきとられる。
【0030】尚、本実施例では上記現像装置、感光ドラ
ム1、クリーナ19、帯電ローラ14が外枠20内に一
体的に内包されたプロセスカートリッジを用いた。この
プロセスカートリッジは、電子写真装置本体に設けたガ
イド21に沿って、この本体に着脱できる。従って、現
像容器12内のトナーが消費され終ると、使用済のカー
トリッジがガイド21に沿って本体から抜き出され、新
たなカートリッジがガイド21に沿って本体内に挿入さ
れる。
【0031】図1に第1室3の部分を拡大図示する。
【0032】トナー案内部材9は、ブレード8の先端よ
りも上方に、ブレード8によりブレード8とスリーブ5
間のニップの通過を阻止された(即ち現像部Dの方への
通過を阻止された)トナーを、ブレード8から遠ざかる
方向に移動するように案内するトナー案内面9′を有し
ている。
【0033】トナー案内面9′は、ブレード8の位置か
らスリット状開口13の上縁部の位置まで延在してい
る。
【0034】第2室4から、前記の如くスリット状開口
13の下縁近傍を通して第1室3に供給されたトナー
は、供給ローラ7の回転による搬送力を受けて、第1室
3内を矢印aに示すように移動する。
【0035】そして前記ニップの通過を阻止されたトナ
ーは、矢印aの移動方向とは逆の方向b、即ち反転方向
bに移動する。案内面9′は、このようなトナーの横方
向への移動を案内し、トナーは案内面9′に案内されつ
つ、スリット状開口13の上縁近傍から再び第2室4に
戻る。
【0036】観察して見ると、第1室3内のトナーの動
きは供給ローラ7の回転によって支配され、ブレード8
先端部近傍のトナー移動速度は、供給ローラ7の周速度
Vsとほぼ等しい速度であることがわかった。
【0037】ここで、前期したようにブレード8先端部
近傍にトナーがいつまでも滞留してしまうと、過度にチ
ャージアップしたトナーが発生し濃度の立ち上がり現象
及びカブリが発生してしまうために、ブレード8先端部
近傍の、前記ニップの通過を阻止されたトナーは速やか
にトナー収納容器である第2室4側に戻す必要がある。
【0038】而して発明者達は、案内面9′と供給ロー
ラ7の周面との間の最小間隔、即ち最近接距離をd(m
m)、供給ローラ7の周速をVs(mm/sec)とし
た時、d/Vsの値が0.02以上、0.1以下の範囲
にあるようにdとVsを設定すれば、ブレード8先端部
近傍でのトナーの滞留が防止され、トナーは案内面9′
に案内されて速やかに第2室4に戻ることを見出した。
図5に初期濃度から飽和濃度に至るまでのA4版紙で
のプリント枚数nと(d/Vs)の関係を示す。飽和濃
度は光学反射濃度値1.5以上で変動幅が0.05未満
の状態に達したときの濃度を言う。
【0039】図5よりd/Vsが0.1以下において5
0枚以内で濃度の立ち上がりが完了していることが解
る。
【0040】d/Vsが0.1よりも大きい場合濃度の
立ち上がりが激しく、d/Vs=1においては700枚
で所定濃度に達した。これはブレード8の先端部近傍に
トナーが滞留してしまい、或いはトナーが一旦は反転し
ても第2室4に戻る前に矢印a方向のトナーの動きの内
に取り込まれてしまい、ローラ7の上部からブレード8
付近の狭い領域で滞留状に循環するだけとなり、トナー
の過度のチャージアップを招来するからである。
【0041】一方、d/Vsが0.02以下では初期濃
度も1.48のプリントが得られたが、ブレード8方向
へのトナー移動が速すぎ、トナー収容容器側へトナーが
戻りきらず再び供給ローラ7の回転にともなって押し戻
され、結果としてブレード8先端部でトナーの滞留を招
きカブリ、濃度低下等の不具合が発生してしまった。
【0042】以上説明したように、濃度の立ち上がり現
象を防ぎ、かつトナーの過度のチャージアップ現象を防
止するためには、d/Vsが0.02≦d/Vs≦0.
1なる関係を満たすことで、濃度の安定したカブリの無
い良好なプリント画像が得られる。図6にd/Vsが
0.1と0.5の時のプリント枚数と画像濃度値の推移
を示したグラフを示す。図6においてラインAがd/V
s=0.1のとき、ラインBは従来例のd/Vs=0.
5のときのものであり、本実施例により濃度の立ち上が
りが改善されたことが示されている。
【0043】次の実施例にあっては画像形成を行った場
合に、均一な画像特に均一なベタ画像が得られるもので
ある。また本実施例は画像形成プロセスの高速化にも適
している。
【0044】前述したように、第1室3に送り込まれた
トナーは供給ローラ7により現像スリーブ5に供給さ
れ、ブレード8により規制され現像スリーブ5上に均一
なトナー層が形成される。一方、トナー層形成に寄与し
なかったトナーはブレード8の裏側を経由し、更にトナ
ー案内面9′を経由して再び第2室4側に戻される。こ
のとき、0.02≦d/Vs≦0.1の関係を満たせ
ば、前記したように濃度の立ち上がり現象を防止するこ
とができる。
【0045】ところで、特に高速で画像形成を行った場
合、現像スリーブ1回目は濃く2回転目以降は、それよ
りも薄い画像が形成されてしまうということを防止する
ためには、前述の0.02≦d/Vs≦0.1の関係を
満たすとともに、現像スリーブ5が1回転する間に第1
室3に取り込まれたトナーがトナー収容容器に戻ること
が望ましい。そしてこれは、{(d+La+Lb)/V
s}<(πR/Vd)となるようにd,La,Lb,V
s,R,Vdを設定することで達成される。
【0046】ここで、Lbはトナー供給ローラ7と現像
スリーブ5との当接部と、スリット状開口13の下縁と
の間の水平方向の距離(mm)であり、Vdは現像スリ
ーブ5の周速度(mm/sec)、Rは現像スリーブ5
の直径(mm)である。
【0047】上記の関係式を満たすことで、濃度の均一
性が保たれると共に、高速で画像形成を行った場合にお
いても十分にベタ濃度の追従性が得られる。つまり、ス
リーブ5が1回転する間に供給ローラ7とトナー案内面
9′間の空間のトナーの入れ換えが可能となる。
【0048】図3に本発明に係る現像装置の第3の実施
例を示す。
【0049】本実施例において、第2の実施例で示した
現像装置に準ずる部分については、その符号を同一化す
ることで詳細な説明を省略する。
【0050】図3において、ブレード8のトナーと摺擦
する側の表面がトナーと逆極性に摩擦帯電する材質によ
り被覆されていることを特徴としている。この被覆層2
2はそれ自身がトナーと逆極性に帯電するものであり、
トナーにより強く摩擦電荷付与が行えるためブレード8
とスリーブ5のニップ部で瞬間的に十分な摩擦電荷付与
を行う必要がある一成分現像方式には最適である。この
瞬間的なトナー摩擦帯電を立ち上げが達成されること
で、濃度の立ち上がりが現象が殆ど無くなる。
【0051】この濃度の立ち上がりは現象はライン幅の
変化にも大きく影響し、図6のラインAで示す濃度の立
ち上がりを示す現像装置で200μmのライン画像を形
成したときに、イニシャルのライン幅から50枚目(立
ち上がり完了時)のライン幅の変化量は約20μmであ
り、高精細画像形成を目的とした現像装置においては許
容し難い変動量である。従って、高精細画像を要求する
場合、濃度の立ち上がり現象を無くすことが必要とな
り、第1室内でのトナーの滞留を防止し更にブレード部
での瞬間的な摩擦電荷付与を達成させる必要がある。従
って、被覆層22を設けることで濃度の立ち上がり現象
が防止できる。
【0052】また、使用環境により影響を受け易いトナ
ーの帯電能力を被覆層22により向上させることが可能
となり、使用環境範囲を広げられる。
【0053】本実施例では負帯電特性のトナーを使用し
ているが、被覆層22として正帯電特性の材料であるナ
イロン、アクリル、セロファン、ビニルアルコール等の
材料を溶剤中に分散させて、塗布したものを用いた。本
実施例では塗布成形により被覆層22を形成したが、上
記正帯電特性材料をシート状に成形したものをブレード
8の弾性体上に接着しても同様な効果が得られた。
【0054】また、トナーに正帯電特性のものを用いた
場合は、被覆層22として負帯電特性の材料であるPT
FE、ポリイミド、PVdF、シリコーン等の材料を用
いブレード8の弾性体上に塗布若しくはシート状のもの
を接着して使用、若しくはシリコーン等はゴム成形を行
い基盤上に直接接着することで、本実施例と同様な効果
が得られる。
【0055】尚、トナー案内面9′は水平面に対して略
平行、或いは、スリーブから離れて行く方向に関して水
平面に対し上り斜面とするようにすることが好ましい。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、供給ローラで現像剤担
持体に供給されたトナーがトナー層厚規制部材の近傍で
滞留することを防止できるから、濃度の立ち上がり現象
が防止できると共に、カブリ、トナー劣化に伴う濃度低
下現象等の不具合が解決できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部説明図。
【図2】本発明の他の実施例の要部説明図。
【図3】本発明の更に他の実施例の要部説明図。
【図4】本発明を利用した電子写真装置の説明図。
【図5】d/Vsと飽和濃度立ち上がりプリント枚数の
説明図。
【図6】d/Vsと濃度立ち上がりプリント枚数の説明
図。
【図7】従来例の説明図。
【図8】従来例の濃度立ち上がり現象の説明図。
【符号の説明】
3 第1室 4 第2室 5 現像スリーブ 7 トナー供給ローラ 8 トナー規制ブレード 9′トナー案内図 13 スリット状開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 逹也 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 内山 明彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 笹目 裕志 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一成分現像剤を担持して静電潜像を現像
    する現像部に搬送する回転現像剤担持体と、現像剤担持
    体が現像部に搬送する現像剤の層厚を規制する規制部材
    と、現像剤担持体回転方向に関して規制部材の上流側の
    位置で現像剤担持体に当接し、現像剤担持体に一成分現
    像剤を供給する、現像剤担持体と同方向に回転する現像
    剤供給部材とを有する現像装置に於いて、上記規制部材
    の先端よりも上方に、上記規制部材によって現像部方向
    への通過を阻止された一成分現像剤の反転方向への移動
    を案内する現像剤案内面を備えており、上記現像剤供給
    部材の周速をVs(mm/sec)、上記現像剤供給部
    材と現像剤案内面の最近接距離をd(mm)とすると、
    0.02≦d/Vs≦0.1であることを特徴とする現
    像装置。
  2. 【請求項2】 前記現像剤担持体、規制部材、現像剤供
    給部材及び現像剤案内面の配置された第1室と、この第
    1室とスリット状開口を介して連通されており、一成分
    現像剤が収容される第2室と、第2室に配置されてお
    り、第2室内の現像剤を上記スリット状開口を通して第
    1室に供給する現像剤送り部材とを備えており、前記現
    像剤案内面は、前記規制部材によって現像部方向への通
    過が阻止された現像剤が上記第2室に戻るように案内す
    る請求項1に記載の現像装置。
  3. 【請求項3】 前記現像剤担持体の周速をVd(mm/
    sec)、直径をR(mm)、現像剤案内面の幅をLa
    (mm)、現像剤担持体と現像剤供給部材の当接部と前
    記スリット状開口下部との間の距離をLb(mm)とす
    ると、{(d+La+Lb)/Vs}<(πR/Vd)
    である請求項2に記載の現像装置。
  4. 【請求項4】 前記規制部材は現像剤担持体にカウンタ
    ー方向に当接された弾性ブレードである請求項1乃至3
    に記載の現像装置。
  5. 【請求項5】 前記規制部材は、現像部での像担持体と
    現像剤担持体の最小間隙よりも薄い厚みに一成分現像剤
    層厚を規制する請求項1乃至4に記載の現像装置。
  6. 【請求項6】 前記現像剤担持体には振動バイアス電圧
    が印加される請求項5に記載の現像装置。
JP34670892A 1992-12-25 1992-12-25 現像装置 Expired - Lifetime JP3219508B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34670892A JP3219508B2 (ja) 1992-12-25 1992-12-25 現像装置
US08/171,707 US5369478A (en) 1992-12-25 1993-12-22 Developing apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34670892A JP3219508B2 (ja) 1992-12-25 1992-12-25 現像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06194939A true JPH06194939A (ja) 1994-07-15
JP3219508B2 JP3219508B2 (ja) 2001-10-15

Family

ID=18385277

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34670892A Expired - Lifetime JP3219508B2 (ja) 1992-12-25 1992-12-25 現像装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5369478A (ja)
JP (1) JP3219508B2 (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3060823B2 (ja) * 1993-05-28 2000-07-10 富士ゼロックス株式会社 現像装置
JPH08220883A (ja) * 1995-02-14 1996-08-30 Tec Corp 現像装置
JPH08328381A (ja) * 1995-06-02 1996-12-13 Canon Inc 弾性ブレード及び現像装置
JP3218182B2 (ja) * 1996-05-21 2001-10-15 シャープ株式会社 現像剤層形成装置
JP3048222B2 (ja) * 1996-05-27 2000-06-05 キヤノン株式会社 現像剤規制部材及び現像装置
US5875378A (en) * 1996-12-20 1999-02-23 Lexmark International, Inc. Toner cartridge with hopper exit agitator
JP3749372B2 (ja) * 1998-02-26 2006-02-22 シャープ株式会社 一成分トナーの現像装置
US6374065B1 (en) 1999-09-06 2002-04-16 Canon Kabushiki Kaisha Speed ratio between an image holding member and a developer carrier varies according to an image ratio
US6263180B1 (en) * 1999-09-29 2001-07-17 Xerox Corporation Charge metering blade with polyurethane base and low surface energy coating thereon
US6745695B2 (en) * 2000-05-17 2004-06-08 Nexpress Solutions Llc Printing machine with friction driven image cylinder
US6516174B1 (en) * 2001-07-17 2003-02-04 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Developing apparatus having developer regulating blade
JP2004012542A (ja) * 2002-06-03 2004-01-15 Canon Inc 現像剤規制部材、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
ES2370405T3 (es) * 2004-11-17 2011-12-15 Dentsply International, Inc. Láminas de plástico para termoconformado de productos dentales.
US7890031B2 (en) * 2007-08-10 2011-02-15 Ricoh Company, Ltd. Developing device and process cartridge used in image forming apparatus
JP5709946B2 (ja) 2012-09-14 2015-04-30 キヤノン株式会社 現像剤補給装置及び画像形成装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02197865A (ja) * 1989-01-27 1990-08-06 Canon Inc 多色電子写真装置
US5177537A (en) * 1989-12-20 1993-01-05 Canon Kabushiki Kaisha Developing apparatus with elastic regulating member urged to a developer carrying member
US5170213A (en) * 1990-03-26 1992-12-08 Japan Imaging System, Inc. Developer unit utilizing a non-magnetic single component developer
US5202729A (en) * 1990-10-26 1993-04-13 Canon Kabushiki Kaisha Developing apparatus having a coated developing roller
US5183964A (en) * 1992-01-03 1993-02-02 Eastman Kodak Company Toner charge control
US5307127A (en) * 1992-02-28 1994-04-26 Canon Kabushiki Kaisha Developing apparatus using one component toner with improved flowability

Also Published As

Publication number Publication date
US5369478A (en) 1994-11-29
JP3219508B2 (ja) 2001-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3219508B2 (ja) 現像装置
US5477006A (en) Developing device having developing roller and conductive member
US5689783A (en) Elastic blade and developing device using the same
US6819901B1 (en) Developing method and a developing device for image forming apparatus
JPH1184834A (ja) 一成分トナーの現像装置
US6963701B2 (en) Image forming device with bias applying power source for transfer roller
JPH0922184A (ja) 静電潜像現像装置
JPH0511584A (ja) 一成分系乾式現像装置のトナー薄層ブレード
JP2000338776A (ja) 現像装置
JPH08227219A (ja) 一成分現像装置
JPH01170969A (ja) 現像装置
JP2001051496A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JPH1184843A (ja) 現像装置
JP3138085B2 (ja) 画像形成装置
JPH06308810A (ja) 画像形成装置
JP2912793B2 (ja) 現像装置並びに現像方法並びに画像形成装置
JP2937703B2 (ja) 現像装置およびこの現像装置を備える画像形成装置
JPH056083A (ja) 現像装置
JP2001051497A (ja) 現像装置及びカラー画像形成装置
JPH06118785A (ja) 現像装置
JPH0695484A (ja) 現像装置
JP3507276B2 (ja) 画像形成装置
JPH09179402A (ja) 現像装置
JPS63142375A (ja) 現像装置
JPH0862974A (ja) 一成分現像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010717

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070810

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080810

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080810

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090810

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090810

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100810

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110810

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120810

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120810

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130810

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130810

Year of fee payment: 12