JPH0619485B2 - 圧電型レンズ駆動装置 - Google Patents
圧電型レンズ駆動装置Info
- Publication number
- JPH0619485B2 JPH0619485B2 JP60257141A JP25714185A JPH0619485B2 JP H0619485 B2 JPH0619485 B2 JP H0619485B2 JP 60257141 A JP60257141 A JP 60257141A JP 25714185 A JP25714185 A JP 25714185A JP H0619485 B2 JPH0619485 B2 JP H0619485B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- driving device
- lens driving
- piezoelectric
- displacement
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Lens Barrels (AREA)
- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は圧電型レンズ駆動装置に係り、特にカメラや光
学式ディスク装置などに用いられるレンズの駆動装置に
関する。
学式ディスク装置などに用いられるレンズの駆動装置に
関する。
一般に、レンズ駆動装置は、焦点距離すなわち倍率を変
化させるように、カメラ内のレンズまたはレンズ要素を
運動させる手段として使用される。従来、このような運
動は、通常は回転型の電動機を含むサーボ装置により行
なわれている。
化させるように、カメラ内のレンズまたはレンズ要素を
運動させる手段として使用される。従来、このような運
動は、通常は回転型の電動機を含むサーボ装置により行
なわれている。
上述した従来の回転型電動機を使用するサーボ装置は、
カメラにおけるレンズ要素を運動させるため大型とな
り、速度も遅く、またかなりの電力を必要とする。
カメラにおけるレンズ要素を運動させるため大型とな
り、速度も遅く、またかなりの電力を必要とする。
また、他の種類の光学装置に対するレンズ運動用サーボ
装置における回転型電動機以外の電動機を使用すること
もある。例えば、米国特許である3,997,715号には、ビ
デオ・ディスク再生装置の集束装置に使用するためのコ
イル型駆動装置を含むリニア・モータの使用について開
示している。
装置における回転型電動機以外の電動機を使用すること
もある。例えば、米国特許である3,997,715号には、ビ
デオ・ディスク再生装置の集束装置に使用するためのコ
イル型駆動装置を含むリニア・モータの使用について開
示している。
カメラにおけるコイル型のリニア・モータの使用に関連
する１つの問題は、露出の間適正な焦点位置にレンズを
保持するための待機時間に比較的大きな消費電力を要す
ることである。
する１つの問題は、露出の間適正な焦点位置にレンズを
保持するための待機時間に比較的大きな消費電力を要す
ることである。
本発明の目的は、かかる従来の欠点を除去し、小型で、
消費電力の小さい圧電型レンズ駆動装置を提供すること
にある。
消費電力の小さい圧電型レンズ駆動装置を提供すること
にある。
本発明の構成は、圧電効果により一軸方向の伸縮変位を
得る第１の手段と、前記第１の手段における変位を拡大
した一軸方向の変位を得る第２の手段と、前記第２の手
段における一軸方向に略直交する光学軸方向にレンズま
たはレンズ要素を移動させる第３の手段とを備えたこと
を特徴とする。
得る第１の手段と、前記第１の手段における変位を拡大
した一軸方向の変位を得る第２の手段と、前記第２の手
段における一軸方向に略直交する光学軸方向にレンズま
たはレンズ要素を移動させる第３の手段とを備えたこと
を特徴とする。
次に本発明について図面を参照して詳細に説明する。
第１図は本発明の実施例の圧電型レンズ駆動装置が用い
られた写真機を示すブロック図である。同図において、
本写真機は、一点鎖線の輪郭によって示された、光を遮
蔽するハウジングを有し、かつ各部を支持する筐体部１
に含まれている。
られた写真機を示すブロック図である。同図において、
本写真機は、一点鎖線の輪郭によって示された、光を遮
蔽するハウジングを有し、かつ各部を支持する筐体部１
に含まれている。
この写真機は、本機から距離ｄの位置に配置された被写
体Ｏの映像Ｉを、レンズ３を介して、フィルム２上に形
成する。支持体４は、フィルム２を支持固定する。今、
レンズ３の焦点面に配置して保持されるフィルム２は、
被写体Ｏの距離ｄが変化する時、レンズ３の焦点面は、
支持体４により画成される面と一致しなくなる。そのた
め、異なる被写体Ｏ１の距離を許容するために、レンズ
３またはレンズ要素はフィルムの支持体４に対して移動
させて、レンズ３の焦点面をフィルムの支持体４により
画成される面と一致させる機構を有する。写真機からよ
り遠い被写体Ｏ２に対しては、レンズ３は前進方向Ｎ
に、より近い被写体に対しては後進方向Ｆに移動する。
また、距離ｄにおける被写体Ｏに対する所望の焦点調整
量を表わす焦点信号を生成する自動焦点検出器５と、こ
の自動焦点検出器５からの焦点信号に応答して所要のレ
ンズ調整を行なうため、可動するレンズ３に結合された
レンズ駆動装置７と、このレンズ駆動装置７に対して所
望の電圧を印加するレンズ駆動回路６と、レンズ駆動回
路６に供給するカメラ用電源８とが必要である。
体Ｏの映像Ｉを、レンズ３を介して、フィルム２上に形
成する。支持体４は、フィルム２を支持固定する。今、
レンズ３の焦点面に配置して保持されるフィルム２は、
被写体Ｏの距離ｄが変化する時、レンズ３の焦点面は、
支持体４により画成される面と一致しなくなる。そのた
め、異なる被写体Ｏ１の距離を許容するために、レンズ
３またはレンズ要素はフィルムの支持体４に対して移動
させて、レンズ３の焦点面をフィルムの支持体４により
画成される面と一致させる機構を有する。写真機からよ
り遠い被写体Ｏ２に対しては、レンズ３は前進方向Ｎ
に、より近い被写体に対しては後進方向Ｆに移動する。
また、距離ｄにおける被写体Ｏに対する所望の焦点調整
量を表わす焦点信号を生成する自動焦点検出器５と、こ
の自動焦点検出器５からの焦点信号に応答して所要のレ
ンズ調整を行なうため、可動するレンズ３に結合された
レンズ駆動装置７と、このレンズ駆動装置７に対して所
望の電圧を印加するレンズ駆動回路６と、レンズ駆動回
路６に供給するカメラ用電源８とが必要である。
第２図は本実施例の圧電型レンズ駆動装置を示す正面図
である。第３図は第２図の駆動装置の断面図である。こ
れら同図において、圧電素子９の変位量を機械的に２段
階で増幅する変位拡大装置１０とレンズ本体３ｃとを有
する圧電型レンズ駆動装置が示されている。レンズ３
は、第３図の断面図にも示すように、胴部の１組のレン
ズ要素３ａ，３ｂと、レンズ本体３ｃの焦点調整作用を
行なうように相対的に固定され鏡胴に取付られたレンズ
要素とからなる。
である。第３図は第２図の駆動装置の断面図である。こ
れら同図において、圧電素子９の変位量を機械的に２段
階で増幅する変位拡大装置１０とレンズ本体３ｃとを有
する圧電型レンズ駆動装置が示されている。レンズ３
は、第３図の断面図にも示すように、胴部の１組のレン
ズ要素３ａ，３ｂと、レンズ本体３ｃの焦点調整作用を
行なうように相対的に固定され鏡胴に取付られたレンズ
要素とからなる。
変位拡大装置１０においては、圧電素子９に電圧を印加
すると、矢印Ａ，Ｂの方向に、蝶つがい１１ａ，１１ｂ
を介して、レバー１２ａ，１２ｂを押し広げる。この動
きにより、蝶つがい１１ｃ，１１ｄを支点として、テコ
の原理でレバー１２ａ，１２ｂの点Ｘ，Ｙを矢印Ｐ，Ｑ
の方向に変位させる。その先端に座屈バネ１３ａ，１３
ｂが接続されており、それを押し縮める。座屈バネ１３
ａ，１３ｂが座屈することにより、レンズ本体３ｃが、
第３図の点線で示すように、変位する。
すると、矢印Ａ，Ｂの方向に、蝶つがい１１ａ，１１ｂ
を介して、レバー１２ａ，１２ｂを押し広げる。この動
きにより、蝶つがい１１ｃ，１１ｄを支点として、テコ
の原理でレバー１２ａ，１２ｂの点Ｘ，Ｙを矢印Ｐ，Ｑ
の方向に変位させる。その先端に座屈バネ１３ａ，１３
ｂが接続されており、それを押し縮める。座屈バネ１３
ａ，１３ｂが座屈することにより、レンズ本体３ｃが、
第３図の点線で示すように、変位する。
圧電素子９として積層型素子を用いると、電圧１００Ｖ
を印加することにより、１０μｍ変位する。次に、レバ
ー１１ａ，１１ｂの先端Ｘ，Ｙの変位量は、テコの原理
より５倍位拡大され、５０μｍ位変位する。さらに座屈
バネ１３ａ，１３ｂを用いて拡大することにより、約４
倍位拡大され、レンズ本体３ｃは0.2mm位変位する。
を印加することにより、１０μｍ変位する。次に、レバ
ー１１ａ，１１ｂの先端Ｘ，Ｙの変位量は、テコの原理
より５倍位拡大され、５０μｍ位変位する。さらに座屈
バネ１３ａ，１３ｂを用いて拡大することにより、約４
倍位拡大され、レンズ本体３ｃは0.2mm位変位する。
本実施例の圧電型レンズ駆動装置の大きさは、２０mm×
３５mm×４mm位であり、従来の回転機を用いた駆動装置
に比べて、約５分の１位になっている。
３５mm×４mm位であり、従来の回転機を用いた駆動装置
に比べて、約５分の１位になっている。
以上説明したように、本発明によれば、圧電素子及び変
位拡大機構をレンズ駆動装置に適用することにより、小
型な駆動装置を得ることが出来、また圧電素子を用いて
いるために待機時の消費電力がほとんど必要としないと
いう効果が得られる。また、本発明によれば、大きな変
位が得られるから、被写体の大幅な移動範囲に対して追
従できる焦点調整ができる。また、各手段が平面的に配
置できるため、スペースを有効に利用でき、形状が大き
くならないという効果が得られる。
位拡大機構をレンズ駆動装置に適用することにより、小
型な駆動装置を得ることが出来、また圧電素子を用いて
いるために待機時の消費電力がほとんど必要としないと
いう効果が得られる。また、本発明によれば、大きな変
位が得られるから、被写体の大幅な移動範囲に対して追
従できる焦点調整ができる。また、各手段が平面的に配
置できるため、スペースを有効に利用でき、形状が大き
くならないという効果が得られる。
第１図は本発明の一実施例の圧電型レンズ駆動装置が用
いられた写真機を示すブロック図、第２図は本発明の一
実施例の圧電型レンズ駆動装置を示す正面図、第３図は
第２図の圧電型レンズ駆動装置の断面図である。 １……筐体部、２……フィルム、３……レンズ、４……
フィルムの支持体、５……自動焦点検出器、６……レン
ズ駆動回路、７……レンズ駆動装置、８……カメラ用電
源、９……圧電素子、１０……変位拡大装置、１１……
蝶つがい、１２……レバー、１３……座屈バネ。
いられた写真機を示すブロック図、第２図は本発明の一
実施例の圧電型レンズ駆動装置を示す正面図、第３図は
第２図の圧電型レンズ駆動装置の断面図である。 １……筐体部、２……フィルム、３……レンズ、４……
フィルムの支持体、５……自動焦点検出器、６……レン
ズ駆動回路、７……レンズ駆動装置、８……カメラ用電
源、９……圧電素子、１０……変位拡大装置、１１……
蝶つがい、１２……レバー、１３……座屈バネ。
Claims (1)
- 【請求項１】圧電効果により一軸方向の伸縮変位を得る
第１の手段と、前記第１の手段における変位を拡大した
一軸方向の変位を得る第２の手段と、前記第２の手段に
おける一軸方向に略直交する光学軸方向にレンズまたは
レンズ要素を移動させる第３の手段とを備えたことを特
徴とする圧電型レンズ駆動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60257141A JPH0619485B2 (ja) | 1985-11-15 | 1985-11-15 | 圧電型レンズ駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60257141A JPH0619485B2 (ja) | 1985-11-15 | 1985-11-15 | 圧電型レンズ駆動装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62116910A JPS62116910A (ja) | 1987-05-28 |
| JPH0619485B2 true JPH0619485B2 (ja) | 1994-03-16 |
Family
ID=17302283
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60257141A Expired - Lifetime JPH0619485B2 (ja) | 1985-11-15 | 1985-11-15 | 圧電型レンズ駆動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0619485B2 (ja) |
Families Citing this family (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0616519B2 (ja) * | 1988-02-03 | 1994-03-02 | 日本電気株式会社 | ワイヤクランプ装置 |
| JPH03168610A (ja) * | 1989-11-28 | 1991-07-22 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 光偏向装置 |
| JPH0758481A (ja) * | 1993-08-13 | 1995-03-03 | Nec Corp | 半導体集積回路用ユニット |
| JP4335800B2 (ja) * | 2002-06-05 | 2009-09-30 | ノキア コーポレーション | 圧電アクチュエーターを備えたデジタルカメラシステム |
| KR100638722B1 (ko) | 2005-02-02 | 2006-10-30 | 삼성전기주식회사 | 렌즈 이송장치 |
| JP5090706B2 (ja) * | 2006-10-16 | 2012-12-05 | 並木精密宝石株式会社 | アクチュエータ |
| JP5090707B2 (ja) * | 2006-10-16 | 2012-12-05 | 並木精密宝石株式会社 | レンズアクチュエータ |
| JP4952289B2 (ja) * | 2007-02-19 | 2012-06-13 | コニカミノルタオプト株式会社 | 駆動装置、撮像ユニットおよび撮像装置 |
| JP2008211864A (ja) * | 2007-02-23 | 2008-09-11 | Konica Minolta Opto Inc | 駆動装置、撮像ユニットおよび撮像装置 |
| JP5292529B2 (ja) * | 2008-04-15 | 2013-09-18 | 並木精密宝石株式会社 | レンズアクチュエータ |
| JPWO2009128464A1 (ja) * | 2008-04-15 | 2011-08-04 | 並木精密宝石株式会社 | レンズアクチュエータ用変位拡大機構 |
| JP2009258299A (ja) * | 2008-04-15 | 2009-11-05 | Namiki Precision Jewel Co Ltd | 傾斜型変位拡大機構を用いたレンズアクチュエータ |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS51114940A (en) * | 1975-03-28 | 1976-10-09 | Geometric Data Corp | Fine focus adjustment device |
| JPS59177736A (ja) * | 1983-03-25 | 1984-10-08 | Olympus Optical Co Ltd | 二次元駆動装置 |
-
1985
- 1985-11-15 JP JP60257141A patent/JPH0619485B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62116910A (ja) | 1987-05-28 |
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