JPH06194684A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH06194684A
JPH06194684A JP34711092A JP34711092A JPH06194684A JP H06194684 A JPH06194684 A JP H06194684A JP 34711092 A JP34711092 A JP 34711092A JP 34711092 A JP34711092 A JP 34711092A JP H06194684 A JPH06194684 A JP H06194684A
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JP
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light
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liquid crystal
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crystal display
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JP34711092A
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Tadanori Hishida
忠則 菱田
Yuji Yamamoto
裕司 山本
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遮光手段が形成される透光性基板の表面を梨
子地状とし、良好な表示を得ることができ、かつ遮光手
段の密着性が向上した液晶表示装置を提供する。 【構成】 基板11の領域27は梨子地化処理されて、
遮光層14が形成される。遮光層14の表面14aを含
む基板11の表面11aには、カラーフィルタ15およ
び対向電極16がこの順に形成される。また、基板12
の表面12aには、TFT素子28と画素電極24とが
形成される。前記基板11の表面11aと基板12の表
面12aとは、液晶層13を介して配置され、前記基板
11の領域27は、基板12のTFT素子28に対応し
た領域とされる。したがって、遮光層14の密着性を向
上することができ、さらに入射光を散乱させて良好な表
示を得ることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示装置に関し、
特にブラックマトリクスと称される遮光手段を有するア
クティブマトリクス型の液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置は、電極を有する一対の透
光性基板間に液晶分子を配向させて介在したものであ
り、前記液晶分子の配向状態を電気的に制御して光を透
過/遮断し、画像表示を行う。このような液晶表示装置
は、電子式卓上計算機(電卓)やデジタル時計などの表
示手段として幅広く実用化されるとともに、今日ではラ
ップトップコンピュータ、テレビ受像機およびワードプ
ロセッサなどの表示手段として急速に普及されている。
液晶表示装置の急速な普及に伴い、表示の大容量化およ
びカラー化が要求され、たとえば単純マトリクス駆動に
比べて高精細であり、高画質な表示が可能であるアクテ
ィブマトリクス駆動が要求される。
【0003】カラー表示化に際しては、たとえば液晶表
示素子の画像に対してR(赤)、G(緑)、B(青)の
画素が1対1で対応して配置されるカラーフィルタが設
けられる。前記R,G,Bの画素の間には、必要に応じ
てブラックマトリクスと称される遮光手段が形成され
る。この遮光手段は、画素電極以外の領域、たとえばT
FT(Thin Film Transistor)方式のTFT素子、走査
線、および信号線に対応した領域に形成され、非選択電
圧印加時の光を遮断して液晶表示素子のコントラストを
向上するものである。このような遮光手段には、大別し
て染色材料と金属膜との2つが用いられるが、染色材料
は微細加工性に欠けるという欠点を有しているので、金
属膜が用いられる傾向がある。
【0004】図5は、従来の液晶表示装置8の遮光層4
を示す断面図である。遮光手段である遮光層4は、金属
酸化物膜2−金属膜3−金属酸化物膜2の3層構造を有
している。液晶表示装置8は、透光性基板1と、図示し
ない対向基板との間に液晶層7を介在したものである。
対向基板上には、たとえば画素電極と、前述したような
TFT素子、走査線、および信号線とが形成されてい
る。透光性基板1の液晶層7側表面1a上であって、前
記対向基板に形成されたTFT素子、走査線および信号
線に対応した領域には、金属酸化物膜2、金属膜3、お
よび金属酸化物膜2がこの順に積層されて3層構造を有
する遮光層4が形成される。この遮光層4の一部表面を
含む基板1の表面1a上には、カラーフィルタ(R)5
a、カラーフィルタ(G)5b、および図示しないカラ
ーフィルタ(B)を含むカラーフィルタ5が形成され、
さらにカラーフィルタ5の表面と遮光層4の表面とに
は、前記対向基板に形成された画素電極に対応した対向
電極6が形成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図5に示した遮光層4
として金属膜を1層だけ設けると、表示面、たとえば基
板1の液晶層7とは反対側表面1bから入射した光のう
ち、遮光層4に入射した光は、該遮光層4で反射する。
このため、コントラストの低下が生じ、視認性が悪くな
るという問題が生じる。また、たとえば図示しない対向
基板側に設けられるバックライトから入射した光のう
ち、遮光層4に入射した光は、該遮光層4で反射して、
そのいくらかが対向基板上に形成されたTFT素子に入
射する。
【0006】TFT素子の、たとえばa−Siで実現さ
れる半導体層は、光導電性を有するために非選択電圧印
加時(非導通時)において光が入射すると、完全な非導
通状態でなくなり、電位が変化する。すなわち、TFT
素子を通過するリーク電流が大きくなる。このため、ク
ロストークが生じてコントラストの低下を引起こした
り、輝度むらが生じるなどの不都合が生じる。
【0007】以上のようなことから、近年、遮光手段の
低反射率化が望まれており、たとえば前述したような図
5に示される3層構造から成る遮光層4を用いる例が特
開平2−144525に開示されている。この場合、遮
光層4に起因して生じる反射は、最上層および最下層に
形成される金属酸化物膜2によって抑制される。また、
特開昭64−29802には、遮光手段を金属酸化物膜
と金属膜との2層構造とした例が開示されている。
【0008】しかしながら、上述したような金属酸化物
膜と金属膜との積層体を遮光手段として用いた場合、次
のような問題が生じる。すなわち、遮光手段上に形成さ
れるカラーフィルタおよび電極の製造時にうける熱履歴
が異なるので、ガラスなどで実現される透光性基板と遮
光手段との間や金属酸化物膜と金属膜との間で剥離が生
じる。また、遮光手段をエッチングによってパターン化
する際のエッチング速度が異なるので、オーバハングが
生じ、剥離しやすくなるという問題が生じる。
【0009】本発明の目的は、遮光手段が形成される基
板の表面を梨子地状として入射光を散乱させ、良好な表
示を得ることができ、かつ遮光手段の密着性が向上した
液晶表示装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、一方表面に、
薄膜素子と画素電極とを規則的に形成した第1透光性基
板と、一方表面に、対向電極と前記画素電極に対応した
開口部を有する遮光手段とを形成した第2透光性基板
と、前記第1透光性基板の一方表面と、前記第2透光性
基板の一方表面との間に挟持される液晶層と、前記第1
あるいは第2透光性基板に対して光を照射する照明手段
とを備えた液晶表示装置において、前記第2透光性基板
の一方表面であって、前記遮光手段が形成された領域が
梨子地状であることを特徴とする液晶表示装置である。
【0011】また本発明は、一方表面に、薄膜素子と画
素電極とを規則的に形成した第1透光性基板と、一方表
面に、対向電極と前記画素電極に対応した開口部を有す
る遮光手段とを形成した第2透光性基板と、前記第1透
光性基板の一方表面と、前記第2透光性基板の一方表面
との間に挟持される液晶層と、前記第1あるいは第2透
光性基板に対して光を照射する照明手段とを備えた液晶
表示装置において、前記第2透光性基板の一方表面が梨
子地状であることを特徴とする液晶表示装置である。
【0012】さらにまた本発明は、一方表面に、薄膜素
子と画素電極とを規則的に形成した第1透光性基板と、
一方表面に、対向電極と前記画素電極に対応した開口部
を有する遮光手段とを形成した第2透光性基板と、前記
第1透光性基板の一方表面と、前記第2透光性基板の一
方表面との間に挟持される液晶層と、前記第1あるいは
第2透光性基板に対して光を照射する照明手段とを備え
た液晶表示装置において、前記第2透光性基板の一方表
面とは反対側の他方表面が梨子地状であることを特徴と
する液晶表示装置である。
【0013】
【作用】本発明に従えば、第1透光性基板の一方表面に
は、薄膜素子と画素電極とが規則的に形成される。ま
た、第2透光性基板の一方表面の遮光手段が形成される
領域が梨子地化処理され、対向電極と遮光手段とが形成
される。このような第1透光性基板と第2透光性基板と
の間には液晶層が介在され、さらにたとえば第1透光性
基板側には照明手段が配置される。したがって、遮光手
段と第2透光性基板との接触面積が増大して密着性が向
上し、熱履歴によって生じる剥離を低減することができ
る。また、第2透光性基板側からの入射光が梨子地化処
理面で散乱するのでコントラストの低下を防ぐことがで
きるとともに、照明手段からの入射光も梨子地化処理面
で散乱するので薄膜素子に与える悪影響を低減して良好
な表示を得ることができる。
【0014】また、前記遮光手段が形成される第2透光
性基板の一方表面は、その全面が梨子地化処理される。
したがって、遮光手段と第2透光性基板との接触面積が
増大して密着性が向上し、また入射光が梨子地化処理面
で散乱するので良好な表示が得られるとともに、梨子地
化処理を容易に行うことが可能となる。
【0015】さらに、前記遮光手段が形成される第2透
光性基板の一方表面とは反対側の他方表面が梨子地化処
理される。したがって、第2透光性基板側からの入射光
が梨子地化処理面で散乱するのでコントラストの低下を
防ぐことができる。
【0016】
【実施例】図1は、本発明の一実施例であるアクティブ
マトリクス型の液晶表示装置10の構成を示す断面図で
ある。液晶表示装置10は、透光性基板11,12、液
晶層13および照明手段26を含んで構成される。透光
性基板11,12は、たとえばガラスで実現され、液晶
層13はたとえばネマティック液晶で実現される。照明
手段26は、たとえば冷陰極放電管で実現される。透光
性基板11には、後述する遮光層14、カラーフィルタ
15および対向電極16が形成され、透光性基板12に
は、後述するTFT素子28および画素電極24が形成
される。このような基板11,12の表面には配向膜が
塗布され、液晶分子を配向させる配向処理、たとえばラ
ビング処理が施され、互いの処理面が対向するように配
置されるるともに、該基板11,12間に液晶層13が
介在される。また、前記照明手段26は、透光性基板1
2の液晶層13とは反対側表面12b側に配置される。
【0017】透光性基板11の液晶層13側表面11a
上であって、後述する透光性基板12に形成される画素
電極24以外に対応した領域、すなわちゲート電極1
7、ソース電極22、およびドレイン電極23を含んで
構成されるTFT素子28に対応した領域27には、た
とえばサンドブラスト法によって梨子地化処理が施され
る。すなわち、基板11の表面11a上の前記領域27
以外にレジストがパターン形成された後、領域27に石
英砂が高圧空気とともに吹付けられる。石英砂が吹付け
られた領域27の表面には、梨子地状の凹凸が形成され
る。その後、レジストを除去することによって、基板1
1の領域27のみが梨子地化される。
【0018】梨子地化処理が施された基板11の表面1
1aには、クロム(Cr)などの金属がスパッタリング
法によって形成された後、フォトエッチング処理によっ
てパターン化され、前記梨子地化処理が施された領域2
7上に遮光層14が形成される。続いて、遮光層14の
一部表面を含む基板11の表面11aに、カラーフィル
タ(R)15a、カラーフィルタ(G)15bおよび図
示しないカラーフィルタ(B)を含むカラーフィルタ1
5が形成される。該カラーフィルタ15は、たとえば分
散法、染色法、印刷法、電着法によって形成され、表示
素子の複数の画素に対して、R(赤)、G(緑)、B
(青)の画素が1対1で対応して形成される。さらに、
カラーフィルタ15上と遮光層14の表面上とに、たと
えばITO(Indium Tin Oxide)で実現される対向電極
16が、後述する基板12に形成される画素電極24に
対応して、スパッタリング法およびフォトエッチング処
理によってパターン形成される。
【0019】透光性基板12の液晶層13側表面12a
上には、タンタル(Ta)で実現されるゲート電極17
がスパッタリング法およびフォトエッチング処理によっ
てパターン形成される。さらに該ゲート電極17の表面
は、陽極酸化法によって五酸化タンタル(Ta25)と
される。続いて、ゲート電極17を含む基板12の表面
12aにSi34から成るゲート絶縁膜18と、a−S
iから成る半導体層19と、Si34から成るエッチン
グストッパ膜20とが、この順にスパッタリング法によ
って連続形成された後、エッチングストッパ膜20がフ
ォトエッチング処理によってパターン形成される。
【0020】次に、n+−a−Siから成るソース側コ
ンタクト層21aおよびドレイン側コンタクト層21b
がスパッタリング法によって形成され、先に形成された
半導体層19と、同時にリソグラフィによってパターン
形成される。さらに、チタン(Ti)で実現されるソー
ス電極22およびドレイン電極23がスパッタリング法
およびフォトエッチング処理によってパターン形成され
た後、ITOで実現される画素電極24がスパッタリン
グ法およびフォトエッチング処理によってパターン形成
される。続いて、Si34で実現される保護膜25がス
パッタリング法およびフォトエッチング処理によってパ
ターン形成される。
【0021】このようにして形成されたゲート電極1
7、ソース電極22およびドレイン電極23を含むTF
T素子28と、画素電極24とによって1画素が構成さ
れ、その複数が透光性基板12の表面12a上に規則的
に配置される。
【0022】図2は、前述した遮光層14を拡大して示
す断面図である。梨子地化処理が施された基板11の表
面11aの領域27上に形成される遮光層14は、厚み
が約0.1μmと非常に薄いので、遮光層14の表面1
4aには、図2に示されるような基板11の梨子地化処
理に基づく凹凸が生じる。
【0023】液晶表示装置10の表示面、すなわち基板
11の表面11b側から入射した光29のうち遮光層1
4に入射した光29は、基板11の梨子地化処理面で乱
反射する。したがって、従来において生じた遮光層表面
での反射が抑制され、コントラストの低下を防止するこ
とが可能となる。一方、照明手段26から照射された光
30のうち、遮光層14に入射した光30は、遮光層1
4の表面14aに形成された凹凸によって乱反射する。
したがって、基板12に形成されたTFT素子28に入
射する光を低減して、TFT素子28の半導体層19に
与える悪影響を低減することが可能となる。
【0024】以上のように本実施例によれば、遮光層1
4が形成される基板11の領域27が梨子地化処理され
る。したがって、基板11と遮光層14との接触面積が
増大し、両者の密着性が向上する。このため、カラーフ
ィルタ15や、対向電極16を形成する際の熱履歴によ
る剥離が低減される。また、表示面から入射した光29
は、梨子地化処理面で乱反射するため、高コントラスト
とすることが可能となる。さらに、遮光層14の表面1
4aには、基板11の梨子地化処理に基づいて凹凸が形
成されるので、照明手段26から入射した光30を乱反
射してTFT素子28の半導体層19に与える悪影響を
低減することが可能となり、クロストーク、輝度むらな
どを低減することが可能となる。このため、図5に示さ
れる3層構造を有する遮光層4を用いる必要がなくな
り、エッチング処理によるオーバハングが生じることの
ない遮光層14を用いて、遮光層14の剥離をさらに低
減させることが可能となる。
【0025】図3は、本発明の第2の実施例である液晶
表示装置31の構成を示す断面図である。第2の実施例
による液晶表示装置31は、前述した第1の実施例によ
る液晶表示装置10の基板11の表面11a全面を梨子
地化処理したものであり、これ以外は第1の実施例と同
様にして液晶表示装置31を作成した。
【0026】基板11の梨子地化処理が施された表面1
1aであって、図示しない基板12に形成されたTFT
素子28に対応した領域27には、クロム(Cr)で実
現される遮光層14がスパッタリング法およびフォトエ
ッチング処理によってパターン形成される。遮光層14
の表面を含む基板11の表面11aには、カラーフィル
タ15が形成され、さらにその上には対向電極16が形
成される。このような基板11は、図示しない基板12
と液晶層13を介して配置される。
【0027】以上のように本実施例によれば、遮光層1
4が形成される基板11の表面11a全面が梨子地化処
理される。したがって、第1の実施例と同様の効果が得
られるとともに、梨子地化処理を容易に実施することが
可能となる。
【0028】図4は、本発明の第3の実施例である液晶
表示装置32の構成を示す断面図である。第3の実施例
による液晶表示装置32は、前述した第1の実施例によ
る液晶表示装置10の基板11の表面11aとは反対側
の表面11b全面を梨子地化処理したものであり、これ
以外は第1の実施例と同様にして液晶表示装置32を作
成した。
【0029】基板11の表面11aであって、図示しな
い基板12に形成されたTFT素子28に対応した領域
27には、クロム(Cr)で実現される遮光層14がス
パッタリング法およびフォトエッチング処理によってパ
ターン形成される。遮光層14の表面を含む基板11の
表面11aには、カラーフィルタ15が形成され、さら
にその上には対向電極16が形成される。このような基
板11は、図示しない基板12と液晶層13を介して配
置される。
【0030】以上のように本実施例によれば、基板11
の遮光層14が形成される表面11aとは反対側の表面
11bが梨子地化処理される。したがって、表示面から
入射した光29が基板11の梨子地化処理された表面1
1bで乱反射し、表示面での反射を低減してコントラス
トを向上することが可能となる。なお本実施例は、遮光
層14が形成される表面11aとは反対側の表面11b
を梨子地化処理するものであり、遮光層14と基板11
との密着性を向上することは不可能である。このため、
両者の密着性に問題のない場合において実施され、上述
したような効果を得ることができる。
【0031】なお、第1〜第3の実施例では基板11の
梨子地化処理をサンドブラスト法で行う例について説明
したけれども、梨子地化処理の方法はこれに限るもので
はなく、たとえばコロナ放電処理によって行う例も本発
明の範囲に属するものである。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、第2透光
性基板の一方表面のうち遮光手段が形成される領域が梨
子地状とされるので、遮光手段と第2透光性基板との接
触面積が増大して密着性が向上し、熱履歴による剥離を
低減することができる。また、表示面から入射した光
は、梨子地状表面で散乱するのでコントラストの低下を
防ぐことができ、さらに照明手段から入射した光をも散
乱して薄膜素子に与える悪影響を低減し、クロストーク
や輝度むらのない良好な表示を得ることが可能となる。
このため、遮光手段としてエッチングによるオーバハン
グが生じる恐れのない遮光手段を用いることが可能とな
り、遮光手段の剥離をさらに低減することが可能とな
る。
【0033】また本発明によれば、遮光手段が形成され
る第2透光性基板の一方表面は、その全面が梨子地状と
される。したがって、前記効果とともに、梨子地化処理
を容易に実施することが可能となる。さらに本発明によ
れば、遮光手段が形成される第2透光性基板の一方表面
とは反対側の他方表面が梨子地状とされる。したがっ
て、表示面から入射した光を散乱してコントラストの低
下を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である液晶表示装置10
の構成を示す断面図である。
【図2】液晶表示装置10の遮光層14を拡大して示す
断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例である液晶表示装置31
の構成を示す断面図である。
【図4】本発明の第3の実施例である液晶表示装置32
の構成を示す断面図である。
【図5】従来の液晶表示装置8の遮光層4を示す断面図
である。
【符号の説明】
10,31,32 液晶表示装置 11,12 透光性基板 11a,11b,12a,12b 表面 13 液晶層 14 遮光層 15 カラーフィルタ 16 対向電極 24 画素電極 26 照明手段 28 TFT素子 29,30 光

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方表面に、薄膜素子と画素電極とを規
    則的に形成した第1透光性基板と、 一方表面に、対向電極と前記画素電極に対応した開口部
    を有する遮光手段とを形成した第2透光性基板と、 前記第1透光性基板の一方表面と、前記第2透光性基板
    の一方表面との間に挟持される液晶層と、 前記第1あるいは第2透光性基板に対して光を照射する
    照明手段とを備えた液晶表示装置において、 前記第2透光性基板の一方表面であって、前記遮光手段
    が形成された領域が梨子地状であることを特徴とする液
    晶表示装置。
  2. 【請求項2】 一方表面に、薄膜素子と画素電極とを規
    則的に形成した第1透光性基板と、 一方表面に、対向電極と前記画素電極に対応した開口部
    を有する遮光手段とを形成した第2透光性基板と、 前記第1透光性基板の一方表面と、前記第2透光性基板
    の一方表面との間に挟持される液晶層と、 前記第1あるいは第2透光性基板に対して光を照射する
    照明手段とを備えた液晶表示装置において、 前記第2透光性基板の一方表面が梨子地状であることを
    特徴とする液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 一方表面に、薄膜素子と画素電極とを規
    則的に形成した第1透光性基板と、 一方表面に、対向電極と前記画素電極に対応した開口部
    を有する遮光手段とを形成した第2透光性基板と、 前記第1透光性基板の一方表面と、前記第2透光性基板
    の一方表面との間に挟持される液晶層と、 前記第1あるいは第2透光性基板に対して光を照射する
    照明手段とを備えた液晶表示装置において、 前記第2透光性基板の一方表面とは反対側の他方表面が
    梨子地状であることを特徴とする液晶表示装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996003673A1 (fr) * 1994-07-21 1996-02-08 Citizen Watch Co., Ltd. Dispositif d'affichage a cristaux liquides
WO2012011403A1 (ja) * 2010-07-23 2012-01-26 シャープ株式会社 液晶表示装置

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