JP2000347219A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2000347219A
JP2000347219A JP2000088632A JP2000088632A JP2000347219A JP 2000347219 A JP2000347219 A JP 2000347219A JP 2000088632 A JP2000088632 A JP 2000088632A JP 2000088632 A JP2000088632 A JP 2000088632A JP 2000347219 A JP2000347219 A JP 2000347219A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄膜トランジスタのチャネル部に相当する対
向基板上の領域に、遮光膜を形成することなく、高開口
率で明るい表示が得られ、周囲光が強い状況下であって
もバックライトを点灯した状況下であっても、安定した
スイッチング素子特性を有することができる透過反射両
用型の液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 外光を反射する反射部と背面光源からの
光を透過する透過部とを1画素内に構成する画素領域が
形成されてなる液晶表示装置において、スイッチング素
子に構成されるチャネル部上に形成される絶縁膜の表面
を平坦に形成し、反射部領域の該スイッチング素子部以
外の領域に形成される絶縁膜の表面を凹凸に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、OA機器や携帯情
報機器などに用いられる液晶表示装置に関し、特に、画
素領域が透過領域と反射領域とに分割された透過反射両
用型の液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶表示装置は、薄型で低消費電
力であるという特徴を生かして、ワードプロセッサやパ
ーソナルコンピュータなどのOA機器、電子手帳などの
携帯情報機器、あるいは液晶モニターを備えたカメラ一
体型VTRなどに広く用いられている。
【0003】このような液晶表示装置には、画素電極に
ITO(Indium Tin Oxide)などの透
明導電性薄膜を用いた透過型の液晶表示装置と、画素電
極に金属などの反射電極を用いた反射型の液晶表示装置
とがある。
【0004】本来、液晶表示装置は、CRT(ブラウン
管)やEL(エレクトロルミネッセンス)などとは異な
り、自ら発光する自発光型の表示装置ではないため、透
過型の液晶表示装置の場合には、液晶表示装置の背後に
蛍光管などの照明装置、所謂バックライトを配置して、
そこから入射される光によって表示を行っている。ま
た、反射型の液晶表示装置の場合には、外部からの入射
光を反射電極によって反射させることによって表示を行
っている。
【0005】ここで、透過型の液晶表示装置の場合は、
上述のようにバックライトを用いて表示を行うために、
周囲の明るさにさほど影響されることなく、明るくて高
コントラストを有する表示を行うことができるという利
点を有しているものの、通常バックライトは液晶表示装
置の全消費電力のうち50%以上を消費することから、
消費電力が大きくなってしまうという問題を有してい
る。
【0006】また、反射型の液晶表示装置の場合は、上
述のようにバックライトを使用しないために、消費電力
を極めて小さくすることができるという利点を有してい
るものの、周囲の明るさなどの使用環境あるいは使用条
件によって表示の明るさやコントラストが左右されてし
まうという問題を有している。
【0007】このように、反射型の液晶表示装置におい
ては、周囲の明るさなどの使用環境、特に外光が暗い場
合には視認性が極端に低下するという欠点を有してお
り、また、一方の透過型の液晶表示装置においても、こ
れとは逆に外光が非常に明るい場合、例えば晴天下など
での視認性が低下してしまうというような問題を有して
いた。
【0008】そこで、こうした問題点を解決するための
手段として、反射型と透過型との両方の機能を合わせ持
った液晶表示装置が、例えば特願平9−201176号
などにより提案されている。
【0009】この液晶表示装置は、1つの表示画素に外
光を反射する反射部とバックライトからの光を透過する
透過部とを作り込むことにより、周囲が真っ暗の場合に
は、バックライトからの透過部を透過する光を利用して
表示を行なう透過型の液晶表示装置として、また、外光
が暗い場合には、バックライトからの透過部を透過する
光と光反射率の比較的高い膜により形成した反射部によ
り反射する光との両方を利用して表示を行う両用型の液
晶表示装置として、さらに、外光が明るい場合には、光
反射率の比較的高い膜により形成した反射部により反射
する光を利用して表示を行う反射型の液晶表示装置とし
て用いることができるというような構成の透過反射両用
型の液晶表示装置である。
【0010】これにより、周囲の光が暗い場合にはバッ
クライトを用い、周囲の光が明るい場合にはバックライ
トを用いずに周囲光を利用することが可能になるため、
従来の透過型の液晶表示装置よりも周囲の光が明るい場
合にバックライトを使わない分低消費電力であり、ま
た、従来の反射型の液晶表示装置よりも周囲の光が暗い
場合にバックライトを用いることで視認性に優れ、透過
型と反射型との両方で明るく色純度の高いカラー表示を
常に実現することが可能となっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成の透過反射両用型の液晶表示装置は、周囲光と
バックライトとの2種類の光源を利用するため、光によ
ってスイッチング素子がダメージを受けてしまうという
問題を有していた。
【0012】このように光がスイッチング素子に与える
影響については、透過型の液晶表示装置または反射型の
液晶表示装置において、これまで様々な解決手段が検討
されているが、反射型と透過型との両方の機能を合わせ
持った液晶表示装置、即ち、周囲光とバックライトとの
2種類の光源の組み合わせによって生じるスイッチング
素子へのダメージについては、これまで全く考慮されて
おらず、解決手段についても検討されていなかった。
【0013】このような光がスイッチング素子に与える
影響について、従来の反射型液晶表示装置における解決
手段を参考にして、以下に説明する。
【0014】まず、特開平5−323371号公報に
は、層間絶縁膜としての凹凸形状が形成された感光性樹
脂を形成し、この感光性樹脂の上層に光反射層としての
Alなどからなる反射電極を有した反射型液晶表示装置
が開示されている。なお、本公報に開示された反射型液
晶表示装置は、スイッチング素子の上層に反射電極が配
置されていない構造となっている。
【0015】また、特開平6−75237号公報にも、
層間絶縁膜としての凹凸形状が形成された感光性樹脂を
形成し、この感光性樹脂の上層に光反射層としてのAl
などからなる反射電極を有した反射型液晶表示装置が開
示されている。なお、本公報に開示された反射型液晶表
示装置は、スイッチング素子の上層の層間絶縁膜にも凹
凸が形成されており、かつ反射電極も配置された構造と
なっている。
【0016】ここで、上述した特開平5−323371
号公報に開示された反射型液晶表示装置をそのまま透過
反射両用型の液晶表示装置に適用した場合について述べ
る。
【0017】図15は、この透過反射両用型の液晶表示
装置を示す平面図であり、図16は、その断面図であ
る。
【0018】図15および図16に示すように、この透
過反射両用型基板19には、光反射機能を有する材料か
らなる反射電極12と、光透過機能を有する材料からな
る透明電極9とが形成されている。また、対向するカラ
ーフィルタ基板20には、カラーフィルタ15と透明電
極14とが形成されている。そして、これら両方の基板
19、20の間には液晶層13が挟持されており、両方
の基板19、20の外側には、必要に応じて位相差板1
7や偏光板18などが配置されている。さらに、この透
過反射両用型基板19の最も外側には、バックライト2
6も配置されている。
【0019】ここで、図16に示すように、スイッチン
グ素子である薄膜トランジスタ25の上層には、反射電
極12が配されていないため、ソース/ドレイン間の容
量増加は生じず、かつスイッチング素子のチャネル部5
にバックチャネル電荷が発生しないこと、バックライト
26からの光が薄膜トランジスタの上層に形成された反
射電極12の影響を受けないことなどの理由から、安定
した薄膜トランジスタ25のOFF抵抗が得られるとい
う利点を有している。
【0020】しかしながら、その反面で、反射電極12
の面積が小さくなってしまうため、開口率が減少して明
るさが減少してしまうという問題点を有している。
【0021】また、薄膜トランジスタ25が形成された
基板19だけでは、薄膜トランジスタ25のチャネル部
5を周囲光から遮光することができないため、基板20
のカラーフィルタ15に薄膜トランジスタ25のチャネ
ル部5を遮光するための遮光膜を配さなければならず、
コストが高くなってしまうという問題点も有している。
【0022】さらに、カラーフィルタ15に遮光膜を設
ける場合には、両基板19、20の貼り合わせズレの発
生を考慮して、遮光部の大きさを十分に大きくとる必要
があり、一般にこの貼り合わせずれは±5μm程度発生
する可能性があることから、この遮光層は、遮光したい
領域の面積よりも片側5μm以上のマージンを見込んで
設計しておく必要があり、さらに開口率が減少して明る
さが減少してしまうという問題も有している。
【0023】次に、上述した特開平6−75237号公
報に開示された反射型液晶表示装置をそのまま透過反射
両用型の液晶表示装置に適用した場合について述べる。
【0024】図17は、この透過反射両用型の液晶表示
装置を示す平面図であり、図18は、その断面図であ
る。図17および図18に示すように、薄膜トランジス
タ25の上層の層間絶縁膜11には凹凸が形成されてお
り、かつ反射電極12が配されているため、反射電極1
2の面積を大きくすることが可能となり、開口率が向上
して明るい表示を行うことが可能となっている。
【0025】さらに、薄膜トランジスタ25の上方に配
置された反射電極12は、周囲光に対して薄膜トランジ
スタ25のチャネル部5を遮光する機能を有することに
なるため、周囲光で表示を行う反射型表示においては、
薄膜トランジスタ25に対する光による悪影響を防止す
ることができるという利点を有している。
【0026】しかしながら、透過反射両用型の液晶表示
装置に特有の問題点として、バックライト26からの光
が、反射電極12の液晶層13とは反対側の面(裏面)
で拡散反射してしまい、薄膜トランジスタ25のチャネ
ル部5に入射してOFF特性を劣化させるという問題が
ある。
【0027】本発明は、上述したような問題点に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、薄膜ト
ランジスタのチャネル部に相当する対向基板上の領域
に、遮光膜を形成することなく、高開口率で明るい表示
が得られ、周囲光が強い状況下であってもバックライト
を点灯した状況下であっても、安定したスイッチング素
子特性を有することができる透過反射両用型の液晶表示
装置を提供することにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶表示装置
は、液晶層を介在して互いに対向配置される一対の基板
のうち、一方側の基板の液晶層側表面には、他方側の基
板からの外光を反射する反射部と背面光源からの光を透
過する透過部とを1画素内に構成する画素領域が形成さ
れてなり、該他方側の基板の液晶層側表面には、ほぼ全
面にわたって透光性を有する共通電極が形成されて構成
される液晶表示装置において、前記一方側の基板上の反
射部領域には前記画素領域に表示のための電圧を印加す
るスイッチング素子と該スイッチング素子を覆う絶縁膜
と反射電極とが形成されているとともに、前記透過部領
域には透明電極が形成されてなり、前記スイッチング素
子に構成されるチャネル部上に形成される前記絶縁膜は
その表面が平坦に形成されているとともに、前記反射部
領域の該スイッチング素子部以外の領域に形成される該
絶縁膜はその表面が凹凸に形成されていることを特徴と
しており、そのことにより、上記目的は達成される。
【0029】なお、このときのスイッチング素子は、デ
ータ信号を供給する複数のデータ信号線と走査信号を供
給する複数の走査信号線とを電気的に接続して形成され
るとともに、前記反射部領域に形成された反射電極は、
前記絶縁膜を挟んで該データ信号線と走査信号線と一部
重畳して構成されてなり、前記反射電極と重畳して構成
される前記データ信号線上に形成された前記絶縁膜は、
その表面が平坦に形成されていることが好ましい。
【0030】また、このときのチャネル部を含むスイッ
チング素子上に形成された前記絶縁膜は、その表面が平
坦に形成されていることが好ましい。
【0031】前記スイッチング素子の前記チャネル部上
に形成される前記絶縁膜の高さは、前記反射部領域の該
スイッチング素子部以外の領域に形成される該絶縁膜の
平均高さよりも高い構成としてもよい。
【0032】あるいは、前記反射部領域の前記スイッチ
ング素子部に形成される前記絶縁膜の高さは、前記反射
部領域の該スイッチング素子部以外の領域に形成される
該絶縁膜の表面の凹凸の凸部の高さを越えない構成とし
てもよい。
【0033】以下、本発明の作用について説明する。
【0034】本発明の液晶表示装置によれば、スイッチ
ング素子部を含む各反射部領域全域に反射電極が形成さ
れていることから、スイッチング素子に構成されるチャ
ネル部は反射電極(光遮光層)により覆われることとな
り、そのためチャネル部への外部からの光(周囲光)の
進入を防ぐことが可能となり、スイッチング素子のOF
F特性の低下を防ぐことが可能となっている。
【0035】また、スイッチング素子(チャネル部)上
に形成された絶縁膜は、その表面が平坦に形成されてい
ることにより、バックライトを点灯したときには、バッ
クライトからの光が、反射電極の液晶層とは反対側の面
で反射しても散乱しにくくなり、スイッチング素子のチ
ャネル部に入射する光量を少なくすることが可能となっ
ている。したがって、周囲光の強い状況下であっても、
バックライトを点灯した状況下であっても、安定したス
イッチング特性を得ることが可能となっている。
【0036】また、本発明によれば、前記スイッチング
素子は、データ信号を供給する複数のデータ信号線と走
査信号を供給する複数の走査信号線とを電気的に接続し
て形成されるとともに、前記画素領域に形成された反射
電極は、前記絶縁膜を挟んで前記データ信号線と走査信
号線と一部重畳して構成されてなり、前記反射電極と重
畳して構成される前記データ信号線上に形成された前記
絶縁膜は、その表面が平坦に形成されていることによ
り、反射電極の面積を大きくすることができ、高開口率
を実現することが可能となっている。しかも、このデー
タ信号線上の絶縁膜には凹凸が形成されていないことか
ら、パターン不良による反射電極とデータ信号線との導
通を防止することが可能となっている。
【0037】また、チャネル部を含むスイッチング素子
上に形成された前記絶縁膜、すなわち、スイッチング素
子を構成するチャネル部、ゲート電極、ソース電極、ド
レイン電極を含むスイッチング素子上に形成された絶縁
膜の表面を平坦にすることにより、背面光源(バックラ
イト)を点灯したときに、背面光源(バックライト)か
らの光が反射電極の液晶層とは反対側の面で反射しても
散乱しにくくなり、スイッチング素子のチャネル部に入
射する光量を、いっそう少なくすることが可能となって
いる。
【0038】したがって、反射部と透過部とを1画素内
に構成する画素領域が形成される透過反射両用型の液晶
表示装置においては、周囲光の強い状況下であっても、
バックライトを点灯した状況下であっても、よりいっそ
う安定したスイッチング特性を得ることが可能となって
おり特に有効である。
【0039】また、チャネル部上の層間絶縁膜の表面を
平坦にするために、例えば、層間絶縁膜に凹凸を形成す
るためのパターニングをチャネル部上の層間絶縁膜に対
しては行わないプロセスを採用すると、チャネル部上に
形成される層間絶縁膜の高さ(例えば、図8の高さ24
D)が、その他の領域に形成される凹凸を有する層間絶
縁膜の平均高さ(例えば図8の23D’)よりも高い構
成を容易に実現できる。これは、後に詳述するように、
凹凸を形成した領域の層間絶縁膜は、パターニングによ
って膜減りするのに対し、平坦部の層間絶縁膜は膜減り
しないからである。
【0040】上記の構成は、チャネル部上の層間絶縁膜
の厚さ(例えば、図8中の24)は、従来のスイッチン
グ素子上の層間絶縁膜の表面にも凹凸が形成された場合
のチャネル部上の層間絶縁膜の平均厚さ(図19の平均
厚さ23)よりも厚いので、チャネル部5に入射する光
量をいっそう低下させることができる。
【0041】さらに、この構成を採用すると、チャネル
部上の層間絶縁膜が薄すぎる場合に発生する、ソース/
ドレイン間の容量の増大や、クロストークの発生等の問
題を防止できる。また、バックチャネル電荷の影響によ
る、スイッチング素子のOFF特性の低下を防ぐことが
できるとともに、安定したスイッチング素子特性を得る
こともできる。勿論、上述のプロセスを用いて、スイッ
チング素子の全体にわたって平坦な層間絶縁膜を形成す
ると、より効果的である。
【0042】上記の例では、チャネル部上(またはスイ
ッチング素子上)に形成される層間絶縁膜の高さだけ
が、他の領域の層間絶縁膜の高さよりも高い。すなわ
ち、チャネル部上の領域だけ、液晶層の厚さが薄いこと
になる。このように、液晶層の厚さが薄い領域に導電性
ダストが存在すると、反射電極と対向電極との短絡(あ
るいは電流のリーク)による表示不良がおきる可能性が
高くなる。このダストによる不良を抑制するためには、
反射部領域のスイッチング素子部に形成される層間絶縁
膜の高さが、他の領域に形成される層間絶縁膜の表面の
凹凸の凸部の高さを越えない構成(例えば、図9および
図12参照)を採用することが好ましい。勿論、この構
成を採用する場合にも、少なくとも、チャネル部5上の
層間絶縁膜11の厚さは十分に確保しおく。
【0043】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1は、本発明
の実施の形態1における透過反射両用型の液晶表示装置
の画素領域部分の構成を示した平面図である。また、図
2は、本発明の実施の形態1における透過反射両用型の
液晶表示装置の画素領域部分の構成を示した断面図であ
る。
【0044】本実施の形態1における透過反射両用型の
液晶表示装置は、図2に示すように、透過反射両用基板
19上にスイッチング素子として薄膜トランジスタ25
が形成されている。そして、この薄膜トランジスタ25
を含む透過反射両用基板19上には、層間絶縁膜として
凹凸形状を有する感光性樹脂11、AlとMoとの積層
膜からなる反射電極12、ITOからなる透明電極9が
それぞれ形成されている。なお、本実施の形態1におい
ては、この反射電極と透明電極とが本発明における透過
部と反射部とを構成して画素領域を形成している。
【0045】また、この透過反射両用基板19に対向す
るカラーフィルター基板20上には、透明電極14とカ
ラーフィルタ層15とが形成されている。そして、これ
ら両基板19、20の間には、液晶層13が設けられて
おり、両基板19、20のそれぞれの外側には、位相差
板17と偏光板18とが配置されているとともに、透過
反射両用基板19の最も外側には、バックライト26が
配置されている。
【0046】なお、本実施の形態1では、表示モードと
して偏光モードを使用しているが、これに限定されるも
のではなく、例えばゲストホストモードを使用すれば、
位相差板17や偏光板18を省略することが可能とな
る。
【0047】この透過反射両用型基板19には、図1お
よび図2に示すように、ガラスなどからなる絶縁性の基
板1上に、液晶駆動用素子として薄膜トランジスタ25
が形成された構成となっている。即ち、ガラスなどから
なる絶縁性の基板1上には、走査信号線であるゲートバ
スライン21とこのゲートバスライン21から分岐され
たゲート電極2としてのTa、ゲート絶縁層3としての
SiNx、半導体層4としてのa−Si、n型半導体層
6としてのn型a−Si、データバスライン22とこの
データバスライン22から分岐されたソース電極7とし
てのTa7aとITO7bとの積層膜、ドレイン電極8
としてのTa8aとITO8bとの積層膜などがそれぞ
れ成膜されて構成されており、この薄膜トランジスタ2
5はスイッチング素子として機能している。
【0048】そして、この薄膜トランジスタ25を構成
するドレイン電極8の延長部は、ITO8bのみで形成
されており、このITO8bが画素電極の一部を構成す
る透明電極9として機能している。また、同様に画素電
極の一部を構成する反射電極12は、コンタクトホール
10を介してドレイン電極8に接続されており、透明電
極9とは層間絶縁膜11を介して形成されている。
【0049】なお、本実施の形態1では、図2に示すよ
うに、層間絶縁膜11の表面が、薄膜トランジスタ25
のチャネル部5上の領域を除いて、複数の凸凹が不規則
に形成された形状となっている。また、薄膜トランジス
タ25のチャネル部5上の領域にまで反射電極12が形
成された構成となっている。
【0050】このような構成とすることにより、本実施
の形態1では、反射電極12が薄膜トランジスタ25に
対して、周囲光に対する遮光膜として機能することにな
り、カラーフィルタ15の薄膜トランジスタ26に対向
する領域には、別途遮光膜を形成する必要がなくなる。
また、薄膜トランジスタ25のチャネル部5上の層間絶
縁膜11は平坦なので、バックライトからの光が、反射
電極12の裏面で散乱されにくく、チャネル部5に入射
する光量を少なくできる。したがって、周囲光の強い状
況下であっても、バックライトを点灯した状況下であっ
ても、安定したスイッチング特性を得ることが可能とな
っている。
【0051】また、薄膜トランジスタ25のチャネル部
5上の層間絶縁膜11には凹凸が形成されていないこと
から、実施の形態2で詳述するように、チャネル部5上
で膜減りが起こらない。従って、チャネル部5上の層間
絶縁膜11の厚さは、従来のスイッチング素子上の層間
絶縁膜の表面にも凹凸が形成された場合のチャネル部上
の層間絶縁膜の平均厚さよりも厚いので、チャネル部5
に入射する光量をいっそう低下させることができる。
【0052】さらに、チャネル部5と反射電極12との
間で十分な膜厚(例えば2μm以上)を維持することが
でき、ソース/ドレイン間の容量を減少させて縦クロス
トークの発生を抑えることが可能となる。また、このよ
うな構成とすることにより、バックチャネル電荷の影響
によるスイッチング素子のOFF特性の低下も防止され
るので、安定したスイッチング特性で液晶を駆動するこ
とが可能となる。
【0053】(実施の形態2)図3は、本発明の実施の
形態2における透過反射両用型の液晶表示装置の画素部
分の構成を示した断面図である。また、図4は、図3に
示した透過反射両用型の液晶表示装置における透過反射
両用基板19の製造工程を示したプロセス断面図であ
り、特に層間絶縁膜11上に形成される凹凸形状を有す
る反射電極10の形成工程を説明するものである。
【0054】本実施の形態2における透過反射両用型の
液晶表示装置は、図3に示すように、層間絶縁膜11の
表面が、薄膜トランジスタ25上の領域を除いて、複数
の凸凹が不規則に形成された形状となっている点が、上
述の実施の形態1とは異なっているが、その他の構成に
ついては、上述の実施の形態1と同じである。
【0055】本実施の形態2における透過反射両用型の
液晶表示装置は、例えば、以下のようにして製造され
る。
【0056】図4(a)に示すように、まず、薄膜トラ
ンジスタ25が形成された絶縁性基板1上の表面に、ポ
ジ型光感光性樹脂11(製品名:OFPR−800:東
京応化工業社製)を1〜5μmの厚さに塗布する。本実
施の形態2では4μmで成膜した。
【0057】そして、この状態で、図5に示すようなフ
ォトマスク30を配置して、40mJで第1の露光を行
った。このときのフォトマスク30のパターンは、薄膜
トランジスタ25に対応する部分31を完全に遮光し、
またコンタクトホール10に対応する部分32を完全な
透過部とし、円形遮光部33を複数配置した構成となっ
ている。なお、この円形遮光部33は、直径が5〜10
μm、隣り合う中心間隔が8〜20μmとなるようにラ
ンダムに配置した。なお、ここでは透明電極9に対応す
る領域34には、円形遮光部33を配置していないが、
後の工程で透明電極9は除去されるため円形遮光部33
を配置していてもかまわない。そして、このようなフォ
トマスク30と薄膜トランジスタ25が形成された絶縁
性基板1との位置合わせを行った後に露光を行った。
【0058】次に、上述したように露光を行った状態
で、図4(b)に示すように、フォトマスク35を配置
して、240mJで第2の露光を行った。このときのフ
ォトマスク35のパターンは、図6に示すように、コン
タクトホール10に対応する部分32と透明電極9に対
応する部分34のみを完全な透過部とし、それ以外の領
域については遮光部37とした構成となっている。そし
て、このようなフォトマスク35と絶縁性基板1との位
置合わせを行った後に露光を行った。
【0059】その後、絶縁性基板1上の光感光性樹脂1
1をTMAH(テトラメチルアンモニウムハイドロオキ
サイド:東京応化工業社製)により現像した。ここで、
図4(c)に示すように、第1の露光により光が照射さ
れた領域(凹凸が形成される領域)の光感光性樹脂11
は、露光強度が弱かったために、完全に除去された領域
は存在せず、凹凸が形成されていない薄膜トランジスタ
25上の膜厚から50〜90%膜減りした状態で凹凸形
状が形成される。また、第2の露光により光が照射され
た領域(コンタクトホール部10と透明電極9とに対応
する領域)の光感光性樹脂11は、露光強度が強かった
ために、完全に除去された状態となる。そして、200
℃で60分間の加熱処理を行うことにより、熱だれ現象
によって光感光性樹脂11の凹凸形状が変形して、光感
光性樹脂11上の凹凸形状は角がとれて滑らかな凹凸形
状となる。
【0060】その後、図4(d)に示すように、滑らか
な凹凸が形成された光感光性樹脂11上に、反射電極1
2としてのAlとMoとの積層膜をスパッタリング法に
よって200nm程度の膜厚に形成し、1つの画素領域
において1つの薄膜トラジスタ25に対して1つの反射
電極12が対応するようにパターニングを行った。ここ
で、本実施の形態2における反射電極12は、図1に示
すように、ゲートバスライン21およびソースバスライ
ン22と一部重畳して構成されており、さらに、このと
きのソースバスライン22上に形成された光感光性樹脂
11上には、上述した凹凸が形成されないような構成と
した。
【0061】なお、ゲートバスライン21上に形成され
た光感光性樹脂11については、ゲートバスライン21
上にゲート絶縁膜が形成されていることから、凹凸形成
時にパターン不良が発生しても反射電極12と導通する
心配がないため、凹凸は形成しておく方が望ましい。
【0062】また、この反射電極12は、コンタクトホ
ール10を介して薄膜トランジスタ25のドレイン電極
8と接続されているとともに、光感光性樹脂11上に形
成された滑らかな凹凸に沿って形成されることになるた
め、この反射電極12の表面もまた、表示に寄与する表
面に光感光性樹脂11の凹凸に応じた不規則な円形の凹
凸を有することになる。
【0063】このような図4(a)〜(d)に示した工
程によって、滑らかで高密度な凹凸形状を有する反射電
極12を形成することができ、正反射成分が少なくペー
パーホワイト表示が可能な反射電極12と透明電極9と
を1つの画素領域内に構成する透過反射両用型基板19
が完成する。
【0064】なお、実施の形態1の液晶表示装置で用い
られる図2に示した透過反射両用型基板19は、図4
(a)に示した工程において、フォトマスク30とし
て、薄膜トランジスタ25に対応して設けられている遮
光部31を薄膜トランジスタ25のチャネル部5だけを
遮光するように変更したフォトマスクを用いることによ
って、上記の工程と同様の工程で作製され得る。
【0065】次に、透過反射両用型基板19とカラーフ
ィルタ基板20との貼り合わせを行い、液晶13を注入
した後、位相差板17、偏光板18、バックライト26
を配置することにより、図3に示すような本実施の形態
2における透過反射両用型の液晶表示装置は完成する。
【0066】実施の形態2の液晶表示装置の薄膜トラン
ジスタ25は、その上方に形成された反射電極12によ
って周囲光から遮光されているため、特別に遮光層を設
ける必要が無く、カラーフィルター15の薄膜トランジ
スタ25に対向する領域に、赤、青、緑などの着色層が
配置されたカラーフイルター15を採用することによっ
て、開口率を向上させてコストを削減することができ
る。
【0067】また、チャネル部5を含む薄膜トランジス
タ25上の層間絶縁膜11の表面は平坦なので、バック
ライトからの光が、反射電極12の裏面で散乱されにく
く、チャネル部5に入射する光量をさらに少なくでき
る。したがって、周囲光の強い状況下であっても、バッ
クライトを点灯した状況下であっても、安定したスイッ
チング特性を得ることが可能となっている。
【0068】ここで、本実施の形態2における液晶表示
装置にバックライト26を用いた場合の薄膜トランジス
タ25のチャネル部5に与える光による影響について検
討を行った結果を説明する。
【0069】図7は、本実施の形態2における透過反射
両用型の液晶表示装置のバックライトを点灯して高温通
電した状態で通電時間を変えながら、薄膜トランジスタ
25のオフ特性であるVglの変動の様子を示した図面
である。なお、比較のため、図18に示すような従来の
液晶表示装置の構造(薄膜トランジスタの上方の光感光
性樹脂表面を凹凸にした構造)でも同様の測定を行い、
その結果も併せて示した。
【0070】図7に示したように、本実施の形態2にお
いては、バックライト26を用いた場合、反射電極12
の液晶層13とは反対の面で拡散反射するバックライト
26からの光が、薄膜トランジスタ25のチャネル部5
に与える影響を抑えられ、薄膜トランジスタ25のOF
F特性の低下が防止されていることがわかる。
【0071】さらに、本実施の形態2の液晶表示装置に
おいては、凹凸を形成するためのパターニングを薄膜ト
ランジスタ25上の層間絶縁膜11に行わないことによ
って、その領域に表面を平坦にしているので、薄膜トラ
ンジスタ23上の層間絶縁膜11の膜減りが防止され、
その結果、薄膜トランジスタ25上の層間絶縁膜11の
厚さは、薄膜トランジスタ上の層間絶縁膜の表面にも凹
凸が形成された従来の構成の層間絶縁膜の平均厚さより
も厚いので、チャネル部5に入射する光量をいっそう低
下させる効果も得られている。
【0072】ここで、層間絶縁膜11の膜減りについて
説明する。
【0073】層間絶縁膜11に凹凸状の表面を形成する
ために、光感光性樹脂層をパターニングする際に、フォ
トマスクの微細パターンに対応した光反応を受けている
光感光性樹脂層の領域と、微細なパターンが形成されて
いない一様な光反応を受けている光感光性樹脂層の領域
とで、露光工程における光の回りこみの影響や、現像工
程におけるパターニングの進行度が異なる。すなわち、
前者の場合は微細パターンであるために、後者に比べ
て、露光工程における光の回りこみの影響が大きく、ま
た、現像液が染み込みやすく、膜が消失(溶解)されて
いくスピードが速くなってしまうために、膜減りがおこ
る。
【0074】従って、図19に示すように、薄膜トラン
ジスタ25の上層の層間絶縁膜11にも凹凸を形成する
と、薄膜トランジスタ25のチャネル部5に相当する領
域の層間絶縁膜11の平均膜厚23(平均高さ23D)
は、凹凸を形成しない場合よりも、膜減りによって薄く
(低く)なる。薄膜トラジスタ25(特にチャネル部
5)上の層間絶縁膜11が膜減りによって薄くなり過ぎ
ると、ソース/ドレインにおいて短絡が発生したり、ソ
ース/ドレイン間の容量が増加することによってシャド
ーイングが生じることがある。また、チャネル部5上の
層間絶縁膜11の平均膜厚23が薄くなり過ぎると、チ
ャネル部5と反射電極12との間の距離が小さくなるた
め、バックチャネル側に誘起された電荷(バックチャネ
ル電荷)が注入されることによって、薄膜トランジスタ
25のOFF時のもれ電流が増加して、表示のコントラ
スト比が低下してしまうという問題が生じることもあ
る。
【0075】これに対し、薄膜トランジスタ25上の層
間絶縁膜11に対して凹凸を形成するためのパターニン
グを行わないプロセスを採用すると、図8に示したよう
に、薄膜トランジスタ25上の層間絶縁膜11の表面を
平坦にできるとともに、パターニングによる膜減りがお
こらない分だけ、層間絶縁膜11の高さ24D(膜厚2
4)が高い(厚い)構成を容易に実現できる。すなわ
ち、図8に示したように、薄膜トランジスタ25上以外
の領域に形成される層間絶縁膜11は、凹凸を形成すた
めのパターニングによって、図19に示した層間絶縁膜
11(平均高さ23D,平均膜厚23)と同様に、平均
高さ23D’(平均膜厚23’)まで膜減りするのに対
し、薄膜トランジスタ25上の層間絶縁膜11には膜減
りが起こらない。その結果、薄膜トランジスタ25上に
形成される層間絶縁膜11の高さ24Dが、薄膜トラン
ジスタ25上以外の領域に形成される層間絶縁膜11の
平均高さ23D’よりも高い構成が得られる。
【0076】図8に示した、薄膜トランジスタ25上に
形成される層間絶縁膜11の高さ24Dが、薄膜トラン
ジスタ25以外の領域に形成される層間絶縁膜11の平
均高さ23D’よりも高い構成を採用すると、薄膜トラ
ンジスタ25上の層間絶縁膜11の厚さ24が増すこと
によって、チャネル部5に入射する光量をいっそう低下
させることができる。
【0077】さらに、薄膜トランジスタ25のチャネル
部5と反射電極12との間の膜厚を十分に大きくとるこ
とができるため、ソース/ドレイン間の容量の増大や、
クロストークの発生等の問題を防止できる。また、バッ
クチャネル電荷の影響によるスイッチング素子のOFF
特性の低下を防ぐことができるので、安定したスイッチ
ング素子特性を得ることができる。
【0078】実施の形態1のようにチャネル部5上の層
間絶縁膜11の膜減りを防止する構成よりも、実施の形
態2のように、薄膜トランジスタ25の全体にわたっ
て、層間絶縁膜11の膜減りを防ぐ構成を採用する方が
より効果的である。なお、薄膜トランジスタ25上の層
間絶縁膜11および反射電極12は、その表面が平坦に
形成されている範囲がゲート電極2よりも外側へ各方向
3μm以上の範囲で形成することが好ましい。また、ソ
ースバスライン22上の層間絶縁膜11に凸凹を形成し
ない構成とすることにより、パターン不良による反射電
極12とソースバスライン22との導通を防止すること
も可能となっている。
【0079】また、層間絶縁膜11の高さは、反射モー
ドで表示を行う反射領域の液晶層の厚さ(リタデーショ
ン)が所定の値となるように(例えば、透過領域の液晶
層の厚さの1/2)設計され、凹凸を形成するためのパ
ターニングにおける膜減りを見込んで形成される。上述
のプロセスを用いて平坦部を形成すると、この層間絶縁
膜の高さやセルギャップの設計値や製造プロセスを変更
することなく、チャネル部5上の層間絶縁膜11だけを
厚くすることができるという利点もある。
【0080】なお、本願明細書において、層間絶縁膜の
「厚さ(膜厚)」と層間絶縁膜の「高さ」という用語を
用いる。例えば、図19の参照符号23で示したよう
に、「厚さ」は、層間絶縁膜自身の厚さを指し、「高
さ」はある基準面(例えば、図示したように、液晶パネ
ル全面に亘って平坦なガラス基板の表面)から層間絶縁
膜の表面までの高さ(距離)を指す。層間絶縁膜材料の
物性に由来する機能(電気絶縁性や光透過性)と層間絶
縁膜の厚さとの関係は、それぞれの機能を果たす領域の
層間絶縁膜自身の「厚さ」と本質的な関係を有するが、
異なる領域に形成された層間絶縁膜自身の厚さを比較す
ることが困難であること、および実際の表面構造(セル
ギャップに影響する)は、層間絶縁膜の高さであること
から、わかり易さのために、これらを併用する。また、
層間絶縁膜の表面に凹凸がある場合、厚さまたは高さの
平均値を用いる場合と、凸部の厚さまたは高さ(最大
値)を用いる場合がある。層間絶縁膜の厚さが問題にな
る場合には、もっぱら平均値に意味があり、表面構造が
問題になる場合には、最大値が意味を持つからである。
【0081】(実施の形態3)図9は、本発明の実施の
形態3における透過反射両用型の液晶表示装置の画素部
分の構成を示した断面図である。また、図10は、図9
に示した透過反射両用型の液晶表示装置における透過反
射両用基板19の製造工程を示したプロセス断面図であ
り、特に層間絶縁膜11上に形成される凹凸形状を有す
る反射電極10の形成工程を説明するものである。
【0082】本実施の形態3における透過反射両用型の
液晶表示装置は、図10(a)に示すように、まず、薄
膜トランジスタ25が形成された絶縁性基板1上の表面
に、ポジ型光感光性樹脂11(製品名:OFPR−80
0:東京応化工業社製)を1〜5μmの厚さに塗布す
る。本実施の形態3では3.7μmで成膜した。
【0083】そして、この状態で、図11に示すような
フォトマスク30aを配置して、40mJで第1の露光
を行った。このときのフォトマスク30aのパターン
は、薄膜トランジスタ25に対応する部分31aを完全
な透過部、またコンタクトホール10に対応する部分3
2を完全な透光部とし、円形遮光部33を複数配置した
構成となっている。なお、この円形遮光部33は、直径
が10〜12μm、隣り合う中心間隔が2〜10μmと
なるようにランダムに配置した。なお、ここでは透明電
極9に対応する領域34には、円形遮光部33を配置し
ていないが、後の工程で透明電極9は除去されるため円
形遮光部33を配置していてもかまわない。そして、こ
のようなフォトマスク30aと薄膜トランジスタ25が
形成された絶縁性基板1との位置合わせを行った後に露
光を行った。
【0084】次に、上述したように露光を行った状態
で、図10(b)に示すように、フォトマスク35を配
置して、240mJで第2の露光を行った。このときの
フォトマスク35のパターンは、図6に示したように、
コンタクトホール10に対応する部分32と透明電極9
に対応する部分34のみを完全な透過部とし、それ以外
の領域については遮光部17とした構成となっている。
そして、このようなフォトマスク35と絶縁性基板1と
の位置合わせを行った後に露光を行った。
【0085】その後、絶縁性基板1上の光感光性樹脂1
1をTMAH(テトラメチルアンモニウムハイドロオキ
サイド:東京応化工業社製)により現像した。ここで、
図10(c)に示すように、第1の露光により光が照射
された領域(凹凸が形成される領域)の光感光性樹脂1
1は、露光強度が弱かったために、完全に除去された領
域は存在せず、第1の露光時に光が照射されなかった領
域の樹脂膜厚から50〜90%膜減りした状態で凹凸形
状が形成される。また、第1の露光により光が照射され
た領域のうち、薄膜トランジスタ25に対応する部分3
1aでは、第1の露光時に光が照射されなかった領域の
樹脂膜厚から凹凸の凹部と同等かそれ以上の膜減りした
状態となる。また、第2の露光により光が照射された領
域(コンタクトホール部10と透明電極9とに対応する
領域)の光感光性樹脂11は、露光強度が強かったため
に、完全に除去された状態となる。そして、200℃で
60分間の加熱処理を行うことにより、熱だれ現象によ
って光感光性樹脂11の凹凸形状が変形して、光感光性
樹脂11上の凹凸形状は角がとれて滑らかな凹凸形状と
なる。
【0086】その後、図10(d)に示すように、滑ら
かな凹凸が形成された光感光性樹脂11上に、反射電極
12としてのA1とMoとの積層膜をスパッタリング法
によって200nm程度の膜厚に形成し、1つの画素領
域において1つの薄膜トランジスタ25に対して1つの
反射電極12が対応するようにパターニングを行った。
ここで、本実施の形態3における反射電極12は、図1
に示した反射電極12と同様に、ゲートバスライン21
およびソースバスライン22と一部重畳して構成されて
いる構成とした。
【0087】また、この反射電極12は、コンタクトホ
ール10を介して薄膜トランジスタ25のドレイン電極
8と接続されているとともに、光感光性樹脂11上に形
成された滑らかな凹凸に沿って形成されることになるた
め、この反射電極12の表面もまた、表示に寄与する表
面に光感光性樹脂11の凹凸に応じた不規則な円形の凹
凸を有することになる。
【0088】このような図10(a)〜(d)に示した
工程によって、滑らかで高密度な凹凸形状を有する反射
電極12を形成することができ、正反射成分が少なくペ
ーパーホワイト表示が可能な反射電極12と透明電極9
とを1つの画素領域内に構成する透過反射両用型基板1
9が完成する。
【0089】そして、透過反射両用型基板19とカラー
フィルタ基板20との貼り合わせを行い、液晶13を注
入した後、位相差板17、偏光板18、バックライト2
6を配置することにより、図9に示すような本実施の形
態2における透過反射両用型の液晶表示装置は完成す
る。
【0090】上述のようにして得られる、本実施の形態
における透過反射両用型の液晶表示装置では、薄膜トラ
ンジスタ25上の層間絶縁膜11の高さD1が、第1の
露光で光を照射することによって、凹凸形成部の凸部の
高さD2より低くなっている。従って、薄膜トランジス
タ25上の層間絶縁膜11に第1の露光で光を照射しな
い場合(実施の形態2、図4参照)に比べて、薄膜トラ
ンジスタ25上での反射電極12と対向電極14との間
隙が広くなり、薄膜トランジスタ25上の液晶層は、他
の領域の液晶層よりも厚くなるので、導電性ダストによ
る短絡を低減することが可能となる。導電性のダスト
は、液晶パネルの製造工程において雰囲気から浸入する
場合や、液晶パネル内の導電性材料(例えばITO)が
剥離することによって液晶層に混入する場合などがあ
る。
【0091】上記の例では、薄膜トランジスタ25上の
層間絶縁膜11(平坦な表面を有する領域)を他の領域
に形成されている層間絶縁膜11の凹凸部の凸部よりも
低く(D1<D2)しているが、薄膜トランジスタ25
上の層間絶縁膜11の高さD1が他の領域の層間絶縁膜
11の高さD2を越えなければ、すなわち、D1≦D2
の関係を満足すれば、導電性ダストによる短絡を抑制す
る効果が得られる。
【0092】本実施の形態3においては、バックライト
26を用いた場合、反射電極12の液晶層13とは反対
の面で拡散反射するバックライト26からの光が、薄膜
トランジスタ25のチャネル部5に与える影響を抑える
ことが可能となっており、薄膜トランジスタ25のOF
F特性の低下を防ぐことが可能となる。
【0093】なお、このときの薄膜トランジスタ25上
の層間絶縁膜11および反射電極12は、その表面が平
坦に形成されている範囲がゲート電極2よりも外側へ各
方向3μm以上の範囲で形成することが好ましい。
【0094】上記の説明においては、図3に示した実施
形態2の液晶表示装置における薄膜トランジスタ25上
に形成された層間絶縁膜11の平坦部の高さを低くした
構成を例示した。同様にして、図12に示すように、図
2に示した実施形態2の液晶表示装置における薄膜トラ
ンジスタ25のチャネル上に形成された層間絶縁膜11
の平坦部の高さを低くした構成を実現することができ
る。
【0095】図12に示した実施の形態3の他の液晶表
示装置に用いられる透過反射両用型基板19は、図13
(a)〜(d)に示した工程で作製することができる。
図13(a)〜(d)はそれぞれ、上述した図10
(a)〜(d)に対応する。
【0096】図13(a)に示した第1の露光工程にお
いて、図10(a)で用いたフォトマスク30aに代え
て、図14に示したフォトマスク30bを用い、その後
の工程を図10(b)〜(d)を参照しながら説明した
工程と実質的に同じ工程を実行することによって、図1
2に示した透過反射両用型基板19を作製することがで
きる。図14に示したフォトマスク30bは、図11に
示したフォトマスク30aの薄膜トランジスタ25に対
応する開口部31aに代えて、薄膜トランジスタ25の
チャネル5に対応する開口部31bを有する。このよう
にして作製された透過反射両用型基板19を用い、以下
上述したのと同様にして、図12に示した実施の形態3
の液晶表示装置が得られる。
【0097】図12に示した実施の形態3の液晶表示装
置においても、薄膜トランジスタ25上(チャネル5
上)に形成された層間絶縁膜11の平坦部の高さD1
は、他の領域(凹凸)が形成された領域)の層間絶縁膜
11の高さD2よりも低い。また、薄膜トランジスタ2
5上の他の領域には、薄膜トランジスタ25以外の領域
と同様の凹凸が形成されているので、薄膜トランジスタ
25上の層間絶縁膜11の高さ(凸部の高さ)は、その
他の領域の層間絶縁膜11の凹凸形状の凸部の高さを越
えない。従って、導電性ダストが薄膜トランジスタ25
上に存在しても、反射電極と対向電極との間の短絡の発
生を抑制することができる。
【0098】
【発明の効果】以上のように、本発明の液晶表示装置に
よれば、スイッチング素子部を含む各画素領域に反射電
極が形成されていることから、スイッチング素子に構成
されるチャネル部への外部からの光の進入を防ぐことが
可能となり、スイッチング素子に対向する領域のカラー
フィルターに遮光膜を形成する必要がなくなり、高開口
率で明るい表示を得ることが可能になるとともに、コス
トダウンも可能になっている。
【0099】また、スイッチング素子上に形成された絶
縁膜は、その表面が平坦に形成されていることから、背
面光源を用いた時の入射光が反射電極により散乱してス
イッチング素子に構成されるチャネル部に与える影響を
抑えることが可能になっており、スイッチング素子のO
FF特性の低下を防ぐことが可能になっている。
【0100】さらに、データ信号線上に形成される絶縁
膜に凸凹を形成しない構成を採用すると、パターン不良
による反射電極とデータ信号線との導通が防止され良品
率を向上させることが可能になっている。
【0101】また、スイッチング素子のチャネル部上に
形成される絶縁膜の高さが、反射部領域のスイッチング
素子部以外の領域に形成される絶縁膜の平均高さよりも
高い構成を採用すると、チャネル部と反射電極との間の
絶縁膜の平均膜厚が厚くなるので、ソース/ドレイン間
の容量を減少させることが可能になり、クロストークの
発生を抑えることができる。さらに、バックチャネル電
荷によるスイッチング素子のOFF抵抗の低下を防ぐこ
とができるとともに、安定したスイッチング素子特性を
得ることができる。
【0102】また、スイッチング素子部に形成される絶
縁膜の高さを、スイッチング素子部以外の領域に形成さ
れる絶縁膜の表面の凹凸の凸部の高さを越えない構成を
採用すると、スイッチング素子部上に導電性ダストが存
在しても、反射電極と対向電極との間の短絡の発生を抑
制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における液晶表示装置の
平面図である。
【図2】本発明の実施の形態1における液晶表示装置の
断面図である。
【図3】本発明の実施の形態2における液晶表示装置の
断面図である。
【図4】本発明の実施の形態2における液晶表示装置の
製造工程を示す断面図である。
【図5】本発明の実施の形態2における液晶表示装置の
製造工程で使用するフォトマスクを示す図面である。
【図6】本発明の実施の形態2における液晶表示装置の
製造工程で使用するフォトマスクを示す図面である。
【図7】本発明の実施形の態2と従来技術とを比較した
液晶表示装置のスイチング素子特性を示す図面である。
【図8】本発明における液晶表示装置の断面図である。
【図9】本発明の実施の形態3における液晶表示装置の
断面図である。
【図10】本発明の実施の形態3における液晶表示装置
の製造工程を示す断面図である。
【図11】本発明の実施の形態3における液晶表示装置
の製造工程で使用するフォトマスクを示す図面である。
【図12】本発明の実施の形態3における他の液晶表示
装置の断面図である。
【図13】本発明の実施の形態3における他の液晶表示
装置の製造工程を示す断面図である。
【図14】本発明の実施の形態3における他の液晶表示
装置の製造工程で使用するフォトマスクを示す図面であ
る。
【図15】従来技術における液晶表示装置の平面図であ
る。
【図16】従来技術における液晶表示装置の断面図であ
る。
【図17】従来技術における液晶表示装置の平面図であ
る。
【図18】従来技術における液晶表示装置の断面図であ
る。
【図19】従来技術における液晶表示装置の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 絶縁性基板 2 ゲート電極(Ta) 3 ゲート絶縁膜(SiNx) 4 半導体層(a−Si) 5 TFTチャネル部 6 n型半導体層(n型a−Si) 7 ソース電極 7a ソース金属電極層 7b ソース透明電極層 8 ドレイン電極 8a ドレイン金属電極層 8b ドレイン透明電極層 9 透明電極(材料) 10 コンタクトホール 11 層間絶縁膜(光感光性樹脂) 12 反射電極(材料) 13 液晶層 14 透明電極(対向側) 15 カラーフィルター 16 カラーフィルター側基板 17 位相差板 18 偏光板 19 透過反射両用型基板 20 カラーフィルター基板 21 ゲートバスライン 22 ソースバスライン 23 TFT上に凸凹を配した場合の平均膜厚 24 TFT上に凸凹を配さない場合の平均膜厚 25 スイッチング素子(薄膜トランジスタ) 26 背面光源(バックライト)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶層を介在して互いに対向配置される
    一対の基板のうち、一方側の基板の液晶層側表面には、
    他方側の基板からの外光を反射する反射部と背面光源か
    らの光を透過する透過部とを1画素内に構成する画素領
    域が形成されてなり、該他方側の基板の液晶層側表面に
    は、ほぼ全面にわたって透光性を有する共通電極が形成
    されて構成される液晶表示装置において、 前記一方側の基板上の反射部領域には前記画素領域に表
    示のための電圧を印加するスイッチング素子と該スイッ
    チング素子を覆う絶縁膜と反射電極とが形成されている
    とともに、前記透過部領域には透明電極が形成されてな
    り、 前記スイッチング素子に構成されるチャネル部上に形成
    される前記絶縁膜はその表面が平坦に形成されていると
    ともに、前記反射部領域の該スイッチング素子部以外の
    領域に形成される該絶縁膜はその表面が凹凸に形成され
    ていることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記スイッチング素子は、データ信号を
    供給する複数のデータ信号線と走査信号を供給する複数
    の走査信号線とを電気的に接続して形成されるととも
    に、前記反射部領域に形成された反射電極は、前記絶縁
    膜を挟んで該データ信号線と走査信号線と一部重畳して
    構成されてなり、前記反射電極と重畳して構成される前
    記データ信号線上に形成された前記絶縁膜は、その表面
    が平坦に形成されていることを特徴とする請求項1に記
    載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記チャネル部を含むスイッチング素子
    上に形成された前記絶縁膜は、その表面が平坦に形成さ
    れていることを特徴とする請求項1または2に記載の液
    晶表示装置。
  4. 【請求項4】 前記スイッチング素子の前記チャネル部
    上に形成される前記絶縁膜の高さは、前記反射部領域の
    該スイッチング素子部以外の領域に形成される該絶縁膜
    の平均高さよりも高い、請求項1から3のいずれかに記
    載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 前記反射部領域の前記スイッチング素子
    部に形成される前記絶縁膜の高さは、前記反射部領域の
    該スイッチング素子部以外の領域に形成される該絶縁膜
    の表面の凹凸の凸部の高さを越えない、請求項1から3
    のいずれかに記載の液晶表示装置。
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