JP3056855B2 - 反射型液晶パネル - Google Patents

反射型液晶パネル

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は入射光を反射して表示す
る反射型液晶パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、反射型液晶パネルは、図2に示す
ようにアレイ基板1上に画素に対応して多数の反射電極
2のアレイ形成し、透明対向基板11上に透明電極12
を形成し、これら電極を対面させてこれら電極間に液晶
層14を挟持させ封止した構造を有している。液晶層へ
の印加電界は透明電極12と反射電極2との間の電位差
に比例することから、画素電極となる反射電極2aに、
輝度信号に対応した電位を与える回路が反射電極下に形
成されている。一般には回路に薄膜トランジスタTFT を
駆動素子3として使用する。図2では逆スタガ型a−S
i TFTを示すが、p−Si TFTも用いられる。また、他
の例として基板にSi基板を用いてトランジスタ回路を
形成することもある。
【0003】反射電極2としては、反射率の高い金属が
使用され、加工性の点でアルミニウムが適している。
【0004】透明対向基板を経て入射した光は液晶層を
通過し、反射電極で反射された後、再び液晶層を通過し
て透明対向基板11を透過して出射する。このとき、反
射電極間の間隙部分9aは各画素相互の絶縁を保つため
に従来はアルミニウム膜をエッチングしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、入射し
た光の一部がこの間隙部分9aから漏れ込み、トランジ
スタ部分に達する。この光がトランジスタ活性層4に入
射すると、トランジスタの漏洩電流を増大するため、動
作上必要な漏洩電流の限界を越えることがあり、所望の
表示ができないことがある。
【0006】そのため、この間隙部分に対応する透明基
板11部分にブラックマトリクス13を形成して、入射
光Liが間隙部分に達するのを防ぐようにしているが、
液晶層14の厚みが5μm程度あるため、液晶層での散
乱光や拡散光が間隙部分を通過する。このブラックマト
リクスの面積を増大しても完全な光遮蔽はできず、ま
た、一方、これにより実効表示部の面積が大幅に減少し
てしまう。
【0007】本発明の目的は、このような不都合を解消
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、透明な第1の
基板面に配置された透明電極と、この透明電極に対向し
前記第2の基板面に配列されて、それぞれ駆動素子を有
する複数の反射電極と、透明電極と反射電極間に配置さ
れた液晶層とからなる反射型液晶パネルにおいて、反射
電極はアルミニウムを主成分とする薄膜により形成さ
れ、各反射電極間にアルミニウム陽極酸化領域が介在し
てなる反射型液晶パネルにある。
【0009】
【作用】本発明によれば、アルミニウム反射電極間を陽
極酸化領域で埋める構造であるので、入射光がこの陽極
酸化領域で遮蔽されて反射電極下の駆動素子に達するこ
とがなく、不所望な動作をすることがない。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を図1により説明する。
【0011】図1は駆動素子として逆スタガ型a−Si
TFTを用いた反射型液晶パネルを示すもので、アレイ基
板1上に逆スタガ型a−Si TFT3をマトリクス状に配
置する。TFT 3はゲート電極3a、ゲート絶縁膜3b、
ゲート電極3aに対応して設けられたアモルファスSi
半導体膜4、絶縁膜5およびソース、ドレイン用n´S
i膜6を順次、積層して構成される。ソース、ドレイン
用n´Si膜6の一方には金属配線膜7が接続され、こ
の金属配線膜7と TFT3を絶縁膜8で被覆する。絶縁膜
8の一部を開口して、他方のソース、ドレイン用n´S
i膜6を露出し、絶縁膜8上にアルミニウム薄膜2を蒸
着する。アルミニウム薄膜は絶縁膜8の開口を通じて他
方のソース、ドレイン用n´Si膜6に接続される。
【0012】さて、本実施例では、アルミニウム薄膜2
を陽極酸化領域10で仕切っており、各TFT 3ごとに電
気的に絶縁された反射電極2aのアレイが形成される。
陽極酸化領域10はアルミニウム薄膜を陽極酸化法によ
って酸化アルミニウムに変成させる。これはアルミニウ
ム薄膜2を形成した後、画素を形成する反射電極2aと
なる部分の表面にレジストをフォトリソグラフィ法にて
形成し、アルミニウム薄膜を陽極として酸化液に浸液す
ることにより得られる。これにより、アルミニウム薄膜
は画素電極として絶縁分割されアレイ状に分布する。
【0013】このレジストに代わり誘電膜やポリイミド
などのパッシベーション膜を用いると、陽極酸化後のレ
ジスト膜の剥離処理を省略することができるので製造を
簡単にすることができる。また、酸化液にあらかじめ顔
料を混合し陽極酸化と同時に酸化膜内に色素をいれて黒
色処理をすることも有効である。
【0014】陽極酸化膜10は反射電極2aを相互に絶
縁するとともに、入射光が電極下に漏洩して、TFT の漏
洩電流の増大を防止する。640×400画素の液晶表
示では画素表示時間を各画素ごとに約16mSec保持する
ことが必要であるが、オフ時の漏洩電流は1pA以下が
要求され、本実施例ではこの制限を十分に満足すること
ができる。
【0015】この反射電極2aに対面して透明対抗基板
11上に形成したITOなどの透明電極12を配置す
る。これら電極2a、12間を約5μmの間隔に保持
し、この間に液晶層14を配置する。
【0016】液晶層14は透明電極12とTFT 3を通じ
て選択的に電圧の供給される反射電極との間で、電位を
受けて入射光を散乱または透過し、その状態が画素ごと
に制御されて、画像表示を行う。
【0017】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、画素電
極間の間隙部分が完全に酸化アルミニウムで充填されて
いるので、画素電極下部に光が漏洩することを防止す
る。したがって高い照度の光がパネルに当てられても駆
動素子でトランジスタの電気的特性に変化が生じず、オ
フ状態のトランジスタに漏洩電流が流れることがなく画
素電極の電位を確保し、画面のコントラストの低下を招
くことがない。
【0018】しかも有効な画素電極の面積は、従来のブ
ラックマトリクスによる遮蔽のように画素電極上に被さ
ることがないので、有効表示面積の減少がなく開口率の
低下が防止できる。また、透明対向基板側にブラックマ
トリクを形成する必要がないので対向電極側は透明電極
と配向膜だけを一様に形成できて画素電極との位置合わ
せが不要になり生産性が著しく向上する。
【0019】さらに陽極酸化部の表面は平滑でないの
で、ここに当たる入射光は表面で乱反射されて散乱する
ので画素電極間の間隙部分での不要反射によるコントラ
スト低下も防止できる。この陽極酸化部を黒色などの光
吸収帯にすれば、ブラックマトリクスの効果が期待でき
る。
【0020】このように本発明によれば、強度の強い光
を当ててもコントラストの低下がなく、また製造容易で
開口率の高い明るい液晶表示パネルが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の一部断面図。
【図2】従来の反射型液晶パネルの一部断面図。
【符号の説明】
1…アレイ基板(第2の基板)、 2…アルミニウム
薄膜、2a…反射電極、3…トランジスタ、3a…ゲー
ト電極、 3b…ゲート絶縁膜、4…ア
モルファスSi半導体膜、6…ソース、ドレイン用n´
Si膜、7…金属配線膜、 8…絶縁
膜、10…陽極酸化領域、 11…透明対
向基板、12…透明電極、 14…液
晶層

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明な第1の基板面に配置された透明電
    極と、この透明電極に対向し前記第2の基板面に配列さ
    れて、それぞれ駆動素子を有する複数の反射電極と、前
    記透明電極と反射電極間に配置された液晶層とからなる
    反射型液晶パネルにおいて、前記反射電極はアルミニウ
    ムを主成分とする薄膜により形成され、各反射電極間に
    アルミニウム陽極酸化領域が介在してなる反射型液晶パ
    ネル
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