JPH06194664A - ラビング装置 - Google Patents

ラビング装置

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Publication number
JPH06194664A
JPH06194664A JP34650692A JP34650692A JPH06194664A JP H06194664 A JPH06194664 A JP H06194664A JP 34650692 A JP34650692 A JP 34650692A JP 34650692 A JP34650692 A JP 34650692A JP H06194664 A JPH06194664 A JP H06194664A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubbing
rubbing cloth
cloth
film
alignment film
Prior art date
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Pending
Application number
JP34650692A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Yoshino
正雄 吉野
Keiichi Shimizu
圭一 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP34650692A priority Critical patent/JPH06194664A/ja
Publication of JPH06194664A publication Critical patent/JPH06194664A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラビング布の汚れや繊維毛の磨耗を少なくし
てその寿命を延ばし、ラビング布の頻繁な交換を不要と
することができるラビング装置を提供する。 【構成】 基板A上に形成した配向膜aの膜面を一方向
にラビングするラビング装置において、一対のローラ1
1,12間に、無端状に形成したラビング布13を掛け
渡し、このラビング布13の表面を前記配向膜aの膜面
に接触させ、前記ローラ11,12の回転により前記ラ
ビング布13を一方向に無端走行させて前記膜面をラビ
ングする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基板の上に形成された
配向膜の膜面を一方向にラビングするラビング装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子に用いる透明基板の電極形
成面に形成される配向膜は、ポリイミド樹脂等の配向材
で形成されており、この配向膜の膜面には、液晶分子を
所定の方向に配列させるための配向処理が施されてい
る。
【0003】この配向処理は、配向膜の膜面を一方向に
ラビングする方法で行なわれており、このようなラビン
グの処理には、従来、図3に示されるラビング装置が用
いられている。
【0004】このラビング装置は、ローラ1の外周面
に、綿布等の布地2aにレーヨン、ナイロン等の繊維毛
2bを植毛したラビング布2を巻き付けてなる。そして
ステージ3の上に、配向膜aを形成した基板Aをその配
向膜形成面を上にして載置し、この基板A上の配向膜a
の膜面にラビング布2を接触させ、ローラ1を一方向に
回転させながら配向膜aの膜面に沿って平行移動させる
ことにより、ラビング布2の表面で配向膜aの膜面を一
方向に擦ってラビングするものであり、このような処理
がステージ3の上に順次載置される各基板Aの配向膜a
に対して施される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなラビング装
置においては、ローラ1の回転に応じてラビング布2の
表面の各部が配向膜aに繰り返して接触する。ところが
従来においては、ラビング布2が単一のローラ1の外周
面に巻き付けられているだけでその全長の長さが短く、
このためローラ1の回転に応じてラビング布2の表面が
配向膜aの膜面に頻繁に接触してその回数が多くなる。
【0006】配向膜aをラビングする際には、ラビング
布2の表面が配向膜aの膜面に擦れ合うから、これに応
じて配向膜aの材料のポリイミド樹脂膜等の表面がラビ
ング布2で僅かずつ削られ、その削られた樹脂がラビン
グ布2に付着してラビング布2が徐々に汚れ、またラビ
ング布2の繊維毛2bも徐々に磨耗する。
【0007】したがって、ラビング布2の表面と配向膜
aの膜面との接触する回数が多いと、ラビング布2が早
期に汚れ、また繊維毛2bが早期に磨耗し、この結果、
ラビングされる配向膜aの膜面がそのラビング布2の汚
れや繊維毛2bの磨耗により変化して配向膜aに配向不
良が生じる原因となる。そしてこのような配向不良の発
生を未然に防ぐには、ラビング布2を新たなものと頻繁
に交換しなければならなくなり、作業効率が低下してし
まう。
【0008】本発明はこのような点に着目してなされた
もので、その目的とするところは、ラビング布の汚れや
繊維毛の磨耗を少なくしてその寿命を延ばし、ラビング
布の頻繁な交換を不要とすることができるラビング装置
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような目的
を達成するために、基板上に形成した配向膜の膜面を一
方向にラビングするラビング装置において、一対のロー
ラ間に、無端状に形成したラビング布を掛け渡し、この
ラビング布の表面を前記配向膜の膜面に接触させ、前記
ローラの回転により前記ラビング布を一方向に無端走行
させて前記膜面をラビングするようにしたものである。
【0010】
【作用】このような構成においては、ラビング布が無端
状に形成されて一対のローラ間に掛け渡されており、こ
のためラビング布の全長区間の長さが長く、したがって
ローラの回転に応じるラビング布の各部と配向膜の膜面
との接触する回数が減少する。このためラビング布の汚
れや繊維毛の磨耗が少なくなり、ラビング布の寿命が延
び、したがってラビング布を頻繁に交換するような必要
がなく、作業効率が向上する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について図1および図
2を参照して説明する。
【0012】図1には、本発明の第1の実施例によるラ
ビング装置を示してある。このラビング装置は、フレー
ム10を備え、このフレーム10に一対のローラ11,
12がそれぞれ回転自在に設けられ、これらローラ1
1,12間に、無端状に形成されたラビング布13が掛
け渡されている。
【0013】前記フレーム10は、基板Aを載置するス
テージ14の上方に配置し、このステージ14の上面に
沿って水平に移動することが可能で、また前記一対のロ
ーラ11,12は上下に一定の間隔をあけて配置し、一
方のローラ11がモータ等の駆動源(図示せず)により
駆動されて一方向に回転し、この回転でラビング布13
が一方向に無端走行するように構成されている。そして
前記ラビング布13は、綿布等の布地13aにレーヨ
ン、ナイロン等の繊維毛13bを植毛してなり、一定の
張力を保つようにローラ11,12間に掛け渡されてい
る。
【0014】前記フレーム10には、無端状に形成され
たラビング布13の途中に接触してラビング布13に発
生した静電気を除去する除電ユニット15、およびラビ
ング布13に付着した異物を吸引して除去するクリーン
ユニット16が設けられている。次に、このように構成
されたラビング装置により配向膜aの膜面にラビングを
施す手順について説明する。
【0015】まず、配向膜aを形成した基板Aをその配
向膜形成面を上にしてステージ14の上に載置し、この
基板Aを真空吸着等の手段でステージ14に固定する。
こののちローラ11を駆動してラビング布13を一方向
に無端走行させながら、フレーム10をステージ14の
上面に沿って水平に平行移動させ、この水平移動の間に
ラビング布13の表面の一部を配向膜aの膜面に接触さ
せる。このような動作により、配向膜aの膜面がその一
端側から他端側に向ってラビング布13の表面で一方向
に擦られてラビングされる。
【0016】ラビング布13は、従来のように単一のロ
ーラの外周面に巻き付けられているのではなく、無端状
に形成され、一対のローラ11,12間に掛け渡されて
いるものであり、このためその全長区間の長さが長く、
したがってローラ11,12の回転に応じるラビング布
13の各部と配向膜aの膜面との接触する回数が減少す
る。
【0017】このためラビング布13の汚れや繊維毛1
3bの磨耗が少なくなり、つまりラビング布13の寿命
が延び、したがってラビング布13を頻繁に交換するよ
うな必要がなく、作業効率が向上する。
【0018】さらに本実施例においては、ラビング布1
3の途中にクリーンユニット16が設けられ、このクリ
ーニュニット16によりラビング布13に付着した異物
が除去されるから、ラビング布13の汚れがより一層少
なくなり、その寿命が延びてラビング布13の交換の期
間を長くすることができる。
【0019】またラビング布13で配向膜aの膜面を擦
ってラビングする際には、その摩擦でラビング布13に
静電気が発生し、この静電気で配向膜aが破壊するよう
なことがあるが、本実施例においては、ラビング布13
の途中に除電ユニット15が設けられているから、ラビ
ング布13に静電気が発生してもこれが除電ユニット1
5により直ちに除去され、したがって静電気による配向
膜aの破壊が防止される利点がある。
【0020】図2には、本発明の第2の実施例を示して
あり、この第2の実施例のラビング装置においては、ス
テージ14の上方にフレーム10が固定して設けられて
いる。そしてこのフレーム10に一対のローラ11,1
2が左右方向に離間して設けられ、これらローラ11,
12間に、無端状に形成されたラビング布13が掛け渡
されている。
【0021】ラビング布13の内側には、上下動可能な
押え板17が水平に設けられ、またラビング布13の途
中には、前記第1の実施例と同様の除電ユニット15お
よびクリーンユニット16が設けられている。
【0022】ラビングを施す際には、配向膜aを形成し
た基板Aをステージ14の上に載置して固定し、ローラ
11,12間に掛け渡されたラビング布13の下部側の
水平部分を前記配向膜aの膜面の全体に対向させるとと
もに、押え板17によりそのラビング布13の水平部分
を配向膜aの膜面の全体に一定の圧力で接触させる。そ
してこの状態でローラ11,12を一方向に回転させて
ラビング布13を一方向に無端走行させ、配向膜aの膜
面にラビングを施す。
【0023】この場合においては、前記第1の実施例と
同様の効果を奏するとともに、さらに配向膜aの膜面の
全体にラビング布13が接触した状態でラビングが行わ
れるから、ラビング布13を一定区間走行させるだけで
配向膜aの膜面の全域に一度に効率よくラビングを施す
ことができ、したがって特に大型の基板Aの配向膜aの
膜面をラビングする場合に有利となる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ラ
ビング布を無端状に形成し、このラビング布を一対のロ
ーラ間に掛け渡して無端走行させるようにしたから、ラ
ビング布の全長区間の長さが長くなり、ローラの回転に
応じるラビング布の各部と配向膜の膜面との接触する回
数を減少させることができ、このためラビング布の汚れ
や繊維毛の磨耗が少なくなり、ラビング布の寿命を延ば
すことができ、したがってラビング布を頻繁に交換する
ような必要がなく、効率的なラビングを行なうことがで
きる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるラビング装置を示
す側面図。
【図2】本発明の第2の実施例によるラビング装置を示
す側面図。
【図3】従来のラビング装置を示す側面図。
【符号の説明】
11,12…ローラ 13…ラビング布 A…基板 a…配向膜

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に形成した配向膜の膜面を一方向に
    ラビングするラビング装置において、一対のローラ間
    に、無端状に形成したラビング布を掛け渡し、このラビ
    ング布の表面を前記配向膜の膜面に接触させ、前記ロー
    ラの回転により前記ラビング布を一方向に無端走行させ
    て前記膜面をラビングすることを特徴とするラビング装
    置。
JP34650692A 1992-12-25 1992-12-25 ラビング装置 Pending JPH06194664A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34650692A JPH06194664A (ja) 1992-12-25 1992-12-25 ラビング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34650692A JPH06194664A (ja) 1992-12-25 1992-12-25 ラビング装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06194664A true JPH06194664A (ja) 1994-07-15

Family

ID=18383887

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34650692A Pending JPH06194664A (ja) 1992-12-25 1992-12-25 ラビング装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH06194664A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6853426B2 (en) 2001-03-14 2005-02-08 Hitachi, Ltd. Method for manufacturing liquid crystal display
JP5250161B1 (ja) * 2013-03-08 2013-07-31 妙中パイル織物株式会社 ラビング布用クリーナ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6853426B2 (en) 2001-03-14 2005-02-08 Hitachi, Ltd. Method for manufacturing liquid crystal display
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