JPH0654039U - ラビング装置 - Google Patents

ラビング装置

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JPH0654039U
JPH0654039U JP8873092U JP8873092U JPH0654039U JP H0654039 U JPH0654039 U JP H0654039U JP 8873092 U JP8873092 U JP 8873092U JP 8873092 U JP8873092 U JP 8873092U JP H0654039 U JPH0654039 U JP H0654039U
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JP
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rubbing
stage
rollers
roller
rubbing cloth
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正雄 吉野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラビング布が劣化して新たなラビング布と切
り替える際に、そのラビング処理の作業をほとんど中断
することなく効率よくその切り替えを達成して作業能率
の向上を図ることができるラビング装置を提供する。 【構成】 基板Aを載置するステージ10と、このステ
ージ10の上方に配置した回動可能なホルダー11と、
このホルダー11におけるその回動の同一円周上に取り
付けられた回転自在な複数のローラー15a〜15d
と、これらローラー15a〜15dの外周面に着脱可能
に取り付けられたラビング布16とを具備し、前記ホル
ダー11の回動により前記複数のローラー15a〜15
dのうちのいずれか一つのローラー15aを前記ステー
ジ10の直上に移行させて配置し、このローラー15a
のラビング布16の表面を前記ステージ10の上に載置
された基板Aの配向膜aの膜面に接触させ、前記ローラ
ー15aの回転によりその膜面をラビングする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、基板の上に形成された配向膜の膜面を一方向にラビングするラビン グ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示素子に用いる透明基板の電極形成面に形成される配向膜は、ポリイミ ド樹脂等の配向材で形成されており、この配向膜の膜面には、液晶分子を所定の 方向に配列させるための配向処理が施されている。
【0003】 この配向処理は、配向膜の膜面を一方向にラビングする方法で行なわれており 、このようなラビングの処理には、従来、図2に示されるラビング装置が用いら れている。
【0004】 このラビング装置は、ローラー1の外周面に、綿布等の布地2aにレーヨン、 ナイロン等の繊維毛2bを植毛したラビング布2を巻き付けてなる。そしてステ ージ3の上に、配向膜aを形成した基板Aをその配向膜形成面を上にして載置し 、この基板Aの配向膜aの膜面にラビング布2を接触させ、ローラー1を一方向 に回転させながら配向膜aの膜面に沿って平行移動させることにより、ラビング 布2の表面で配向膜aの膜面を一方向に擦ってラビングするものであり、このよ うな処理がステージ3の上に順次載置される各基板Aの配向膜aに対して施され る。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
このようなラビング装置においては、ローラー1の回転に応じてラビング布2 の表面の各部が配向膜aに繰り返して接触する。そしてこの接触によりラビング 布2の表面が配向膜3の膜面に擦れ合うから、これに応じて配向膜aの材料のポ リイミド樹脂膜等の表面がラビング布2で僅かながら削られ、その削られた樹脂 がラビング布2に付着してラビング布2が徐々に汚れ、またラビング布2の繊維 毛2bも徐々に磨耗する。
【0006】 このようにラビング布2が劣化してくると、配向膜aの膜面のラビング状態が そのラビング布2の汚れや繊維毛2bの磨耗で変化し、配向膜aに配向不良が生 じる原因となる。
【0007】 このため従来においては、定期的あるいは任意にラビング布2をローラー1の 外周面から取り外して新たなラビング布2と交換し、これにより配向膜aに対す る配向不良の発生を未然に防ぐようにしている。
【0008】 しかしながら、ラビング布2の交換の作業は面倒で時間がかかり、また熟練を 要し、このためそのラビング布2の交換の都度、ラビング処理の作業が中断し、 作業効率が低下してしまう。
【0009】 本考案はこのような点に着目してなされたもので、その目的とするところは、 ラビング布が劣化して新たなラビング布と切り替える際に、そのラビング処理の 作業をほとんど中断することなく効率よくその切り替えを達成して作業能率の向 上を図ることができるラビング装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案はこのような目的を達成するために、基板の上に形成された配向膜の膜 面を一方向にラビングするラビング装置において、基板を載置するステージと、 このステージの上方に配置した回動可能なホルダーと、このホルダーにおけるそ の回動の同一円周上に取り付けられた回転自在な複数のローラーと、これらロー ラーの外周面に着脱可能に取り付けられたラビング布とを具備し、前記ホルダー の回動により前記複数のローラーのうちのいずれか一つを前記ステージの直上に 移行させて配置し、このローラーのラビング布の表面を前記ステージの上に載置 された基板の配向膜の膜面に接触させ、前記ローラーの回転によりその膜面をラ ビングするようにしたものである。
【0011】
【作用】
配向膜の膜面をラビングする際には、まず配向膜が形成された基板をその配向 膜形成面を上にしてステージの上に載置する。そしてホルダーを回動し、このホ ルダーに取り付けられている複数のローラーのうちのいずれか一つのローラーを ステージの直上に移行させて配置させる。
【0012】 この状態で前記ローラーを回転させながらこのローラーに取り付けられている ラビング布の表面に前記配向膜の膜面を接触させる。これにより配向膜の膜面が 前記ラビング布の表面で一方向に擦られてラビングされる。
【0013】 このようにして複数枚の基板の配向膜に順次ラビングの処理を施す。そして前 記ローラーのラビング布がある程度劣化した際には、ホルダーを再び回動させ、 前記ローラーをステージの直上から離脱させるとともに、他の一つのローラーを ステージの直上に移行させ、次にこのローラーに取り付けられている未使用の新 規なラビング布を用いて順次複数枚の基板の配向膜に対してラビングの処理を行 なう。
【0014】 このように、ラビング布が劣化して新たなラビング布に切り替える際に、単に ホルダーを回動して必要なローラーをステージの直上に移行させるだけでよく、 したがってラビング処理の作業がほとんど中断せず、ほぼ連続的にその作業を継 続でき、ラビングの作業効率が確実に向上する。
【0015】
【実施例】
以下、本考案の一実施例について図1を参照して説明する。
【0016】 基板Aを載置するステージ10は水平方向にスライド可能に設けられ、このス テージ10の上方にほぼ十字状に形成されたホルダー11が支軸12を介して回 動可能に設けられている。
【0017】 このホルダー11は支軸12を中心に回動するもので、その回動の同一円周上 には均等的に複数、例えば4本の回転軸13が回転自在に設けられ、これら回転 軸13を駆動するモータ14がホルダー11の背面に取り付けられている。
【0018】 ホルダー11の前面側に突出した各回転軸13の端部にはそれぞれローラー1 5a,15b,15c,15dが取り付けられ、これらローラー15a,15b ,15c,15dの外周面にラビング布16がそれぞれ着脱可能に巻き付けられ ている。これらラビング布16は、綿布等の布地16aにレーヨン、ナイロン等 の繊維毛16bを植毛してなる。
【0019】 ホルダー11には、前記各ローラー15a,15b,15c,15dがステー ジ10の直上の位置に順次移行して配置するようにその回動角度を規制する規制 機構17が設けられている。 次に、このように構成されたラビング装置により配向膜aの膜面をラビングす る手順について説明する。
【0020】 まず、配向膜aを形成した基板Aをその配向膜形成面を上にしてステージ10 の上に載置する。そしてホルダー11を支軸12を中心に回動させてこのホルダ ー11に取り付けられている複数のローラー15a,15b,15c,15dの うちの一つのローラー15aをステージ10の直上に配置させる。
【0021】 この状態で前記ローラー15aをモータ14により回転させるとともに、ステ ージ10を一方向に水平移動させ、このステージ10の上に配置した基板Aの配 向膜aを前記ローラー15aのラビング布16の表面に接触させる。これにより 配向膜aの膜面がその一端側から他端側に向って前記ラビング布16の表面で一 方向に擦られてラビングされる。
【0022】 このようにして複数枚の基板Aの配向膜aに順次ラビングの処理を施す。そし てローラー15aのラビング布16がある程度劣化した際には、ホルダー11を 再び回動させ、前記ローラー15aをステージ10の直上から離脱させるととも に、他の一つのローラー15bをステージ10の直上に移行させ、次にこのロー ラー15bに巻き付けられている未使用の新規なラビング布16を用いて順次複 数枚の基板Aの配向膜aに対してラビングの処理を行なう。
【0023】 一方、ステージ10の直上から離脱したローラー15aに巻き付けられている 使用済みのラビング布16は、例えば前記ローラー15bによるラビング処理の 作業中に取り外し、新規なラビング布16と交換する。
【0024】 このようにして各ローラー15a,15b,15c,15dに巻き付けられて いるラビング布16を順次用いて多数枚の基板Aに対してその配向膜aの膜面に ラビングの処理を施す。
【0025】 このような処理工程によれば、ラビング布16が劣化して新たなラビング布1 6に切り替える際に、単にホルダー11を回動して必要なローラー15a〜15 bをステージ10の直上に移行させるだけでよく、したがってラビング処理の作 業がほとんど中断せず、ほぼ連続的にその作業を継続でき、ラビングの作業効率 が確実に向上する。
【0026】 ところで、基板Aの上に形成された配向膜aの材料が異なる場合には、その基 板Aごとに配向膜aの材料に応じた布質のラビング布16を使用する必要がある が、このような場合においては、その各材料ごとの配向膜aに適合するラビング 布16を予めローラー15a,15b,15c,15dに取り付けておき、その 配向膜aをラビングする際にそれに対応するローラー15a,15b,15c, 15dを選択してステージ10の直上に配置させることにより、その都度ラビン グ布16を交換することなく、効率よくその配向膜aの材料に応じた所定のラビ ングを施すことができる。
【0027】 なお、前記実施例においては、ホルダーに4つのローラーを設ける例を示した が、このような場合に限らず、例えばホルダーに2つのローラーを設けてこれを 交互に用いるようにすることも可能である。
【0028】 また各ローラーを回転させる駆動源としては、前記実施例のようにその各ロー ラーに個々に設ける場合のほかに、例えば一つの駆動源を設け、ステージの直上 に移行したローラーにクラッチ機構を介してその動力を伝えて回転させるような 構成を採用することも可能である。
【0029】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、各ローラーに設けられた複数のラビング 布を用いて中断なくほぼ連続的に多数の基板の配向膜の膜面を順次ラビングする ことができ、したがって作業効率が確実に向上し、能率的な処理を達成すること ができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るラビング装置を示す側
面図。
【図2】従来のラビング装置を示す側面図。
【符号の説明】
10…ステージ 11…ホルダー 15a,15b,15c,15d…ローラー 16…ラビング布

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板の上に形成された配向膜の膜面を一方
    向にラビングするラビング装置において、 基板を載置するステージと、このステージの上方に配置
    した回動可能なホルダーと、このホルダーにおけるその
    回動の同一円周上に取り付けられた回転自在な複数のロ
    ーラーと、これらローラーの外周面に着脱可能に取り付
    けられたラビング布とを具備し、前記ホルダーの回動に
    より前記複数のローラーのうちのいずれか一つを前記ス
    テージの直上に移行させて配置し、このローラーのラビ
    ング布の表面を前記ステージの上に載置された基板の配
    向膜の膜面に接触させ、前記ローラーの回転によりその
    膜面をラビングすることを特徴とするラビング装置。
JP8873092U 1992-12-25 1992-12-25 ラビング装置 Expired - Lifetime JP2580951Y2 (ja)

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JPH0654039U true JPH0654039U (ja) 1994-07-22
JP2580951Y2 JP2580951Y2 (ja) 1998-09-17

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