JP2001212942A - ブラシおよびブランケット胴洗浄装置 - Google Patents
ブラシおよびブランケット胴洗浄装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ブランケット胴の汚れを掻き取る能力を高く
するとともに、洗浄液の保液能力を高くし、ブランケッ
ト胴の汚れを効率よく取り除けるブラシ11を提供する。 【解決手段】 円筒状の芯体12の外面に、ループ状に突
出する複数のループ状ブラシ毛14を備える。芯体12を回
転させ、洗浄液をループ状ブラシ毛14に与えることによ
り、ループ状ブラシ毛14がブランケット胴に対して線接
触しながら汚れを掻き取る。ループ状ブラシ毛14によ
り、汚れの掻き取り能力を高くできるとともに、洗浄液
の保液能力を高くでき、汚れを効率よく取り除ける。
するとともに、洗浄液の保液能力を高くし、ブランケッ
ト胴の汚れを効率よく取り除けるブラシ11を提供する。 【解決手段】 円筒状の芯体12の外面に、ループ状に突
出する複数のループ状ブラシ毛14を備える。芯体12を回
転させ、洗浄液をループ状ブラシ毛14に与えることによ
り、ループ状ブラシ毛14がブランケット胴に対して線接
触しながら汚れを掻き取る。ループ状ブラシ毛14によ
り、汚れの掻き取り能力を高くできるとともに、洗浄液
の保液能力を高くでき、汚れを効率よく取り除ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、掻き取り能力の高
いブラシ、およびこのブラシを用いたブランケット胴洗
浄装置に関する。
いブラシ、およびこのブラシを用いたブランケット胴洗
浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、印刷機のブランケット胴を洗浄
するブランケット胴洗浄装置では、ブランケット胴の外
周面に対してブラシを接触させ、ブランケット胴とブラ
シとを互いに反対方向にそれぞれ回転させてブランケッ
ト胴をブラシで擦るとともに、ブラシに洗浄液を与えな
がら、ブランケット胴に付着しているインクや紙粉など
の汚れを取り除いている。
するブランケット胴洗浄装置では、ブランケット胴の外
周面に対してブラシを接触させ、ブランケット胴とブラ
シとを互いに反対方向にそれぞれ回転させてブランケッ
ト胴をブラシで擦るとともに、ブラシに洗浄液を与えな
がら、ブランケット胴に付着しているインクや紙粉など
の汚れを取り除いている。
【0003】従来のブラシでは、毛先が1本ずつ突出す
る線状ブラシ毛を複数本ずつ束にし、これら複数の束を
円筒状の芯体の外周面に配置している。つまり、ブラン
ケット胴の洗浄時には、複数の線状ブラシ毛の毛先がブ
ランケット胴に点接触しながら、ブランケット胴の汚れ
を取り除いている。
る線状ブラシ毛を複数本ずつ束にし、これら複数の束を
円筒状の芯体の外周面に配置している。つまり、ブラン
ケット胴の洗浄時には、複数の線状ブラシ毛の毛先がブ
ランケット胴に点接触しながら、ブランケット胴の汚れ
を取り除いている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ブラシでは、線状ブラシ毛の毛先がブランケット胴に点
接触するだけなので、ブランケット胴の汚れを効率よく
掻き取ることができず、十分な掻き取り能力が得られ
ず、洗浄に要する時間が長くかかる問題を有している。
ブラシでは、線状ブラシ毛の毛先がブランケット胴に点
接触するだけなので、ブランケット胴の汚れを効率よく
掻き取ることができず、十分な掻き取り能力が得られ
ず、洗浄に要する時間が長くかかる問題を有している。
【0005】また、線状ブラシ毛では、洗浄液を与えて
も、洗浄液を保持する保液能力が低く、この点でもブラ
ンケット胴の汚れを効率よく取り除くことができない問
題を有している。
も、洗浄液を保持する保液能力が低く、この点でもブラ
ンケット胴の汚れを効率よく取り除くことができない問
題を有している。
【0006】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、例えば汚れなどの掻き取り能力が高いとともに、
洗浄液を与えた場合には保液能力が高く、汚れなどを効
率よく取り除くことができるブラシ、およびこのブラシ
を用いたブランケット胴洗浄装置を提供することを目的
とする。
ので、例えば汚れなどの掻き取り能力が高いとともに、
洗浄液を与えた場合には保液能力が高く、汚れなどを効
率よく取り除くことができるブラシ、およびこのブラシ
を用いたブランケット胴洗浄装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のブラシ
は、筒状の芯体と、この芯体の外面からループ状に突出
する複数のループ状ブラシ毛とを具備しているものであ
る。
は、筒状の芯体と、この芯体の外面からループ状に突出
する複数のループ状ブラシ毛とを具備しているものであ
る。
【0008】そして、筒状の芯体の外面からループ状に
突出する複数のループ状ブラシ毛を備えたことにより、
ループ状ブラシ毛が接触する被接触物に対して線接触が
可能となり、例えば汚れなどの掻き取り能力が高くなる
とともに、洗浄液を与えた場合には保液能力が高くな
り、汚れなどを効率よく取り除ける。
突出する複数のループ状ブラシ毛を備えたことにより、
ループ状ブラシ毛が接触する被接触物に対して線接触が
可能となり、例えば汚れなどの掻き取り能力が高くなる
とともに、洗浄液を与えた場合には保液能力が高くな
り、汚れなどを効率よく取り除ける。
【0009】請求項2記載のブラシは、請求項1記載の
ブラシにおいて、ループ状ブラシ毛は、芯体の周方向に
臨んでループ状に突出するものである。
ブラシにおいて、ループ状ブラシ毛は、芯体の周方向に
臨んでループ状に突出するものである。
【0010】そして、ループ状ブラシ毛が芯体の周方向
に臨んでループ状に突出することにより、汚れなどを掻
き取りやすくなる。
に臨んでループ状に突出することにより、汚れなどを掻
き取りやすくなる。
【0011】請求項3記載のブラシは、請求項1または
2記載のブラシにおいて、ループ状ブラシ毛は、並列に
連続して形成される複数のループ部を有し、このループ
状ブラシ毛の複数のループ部の基端を一体に保持する保
持部を具備しているものである。
2記載のブラシにおいて、ループ状ブラシ毛は、並列に
連続して形成される複数のループ部を有し、このループ
状ブラシ毛の複数のループ部の基端を一体に保持する保
持部を具備しているものである。
【0012】そして、ループ状ブラシ毛には並列に連続
して複数のループ部を形成し、これら複数のループ部の
基端を保持部で一体に保持することにより、ループ状ブ
ラシ毛を容易に形成可能となるとともに、ループ状ブラ
シ毛の芯体への配置を容易に可能となる。
して複数のループ部を形成し、これら複数のループ部の
基端を保持部で一体に保持することにより、ループ状ブ
ラシ毛を容易に形成可能となるとともに、ループ状ブラ
シ毛の芯体への配置を容易に可能となる。
【0013】請求項4記載のブラシは、請求項1ないし
3いずれか記載のブラシにおいて、ループ状ブラシ毛
は、芯体の周方向の複数箇所で芯体の軸方向に沿って配
置されているものである。
3いずれか記載のブラシにおいて、ループ状ブラシ毛
は、芯体の周方向の複数箇所で芯体の軸方向に沿って配
置されているものである。
【0014】そして、ループ状ブラシ毛を芯体の周方向
の複数箇所で芯体の軸方向に沿って配置したことによ
り、芯体の回転によりループ状ブラシ毛で汚れなどを確
実に掻き取れる。
の複数箇所で芯体の軸方向に沿って配置したことによ
り、芯体の回転によりループ状ブラシ毛で汚れなどを確
実に掻き取れる。
【0015】請求項5記載のブラシは、請求項1ないし
3いずれか記載のブラシにおいて、ループ状ブラシ毛
は、芯体の外面に螺旋状に配置されているものである。
3いずれか記載のブラシにおいて、ループ状ブラシ毛
は、芯体の外面に螺旋状に配置されているものである。
【0016】そして、ループ状ブラシ毛を芯体の外面に
螺旋状に配置したことにより、芯体の回転によりループ
状ブラシ毛で汚れなどを確実に掻き取れる。
螺旋状に配置したことにより、芯体の回転によりループ
状ブラシ毛で汚れなどを確実に掻き取れる。
【0017】請求項6記載のブラシは、請求項1ないし
5いずれか記載のブラシにおいて、芯体の外面から突出
するループ状ブラシ毛の間に、芯体の外周面から毛先が
1本ずつ突出する複数の線状ブラシ毛を具備しているも
のである。
5いずれか記載のブラシにおいて、芯体の外面から突出
するループ状ブラシ毛の間に、芯体の外周面から毛先が
1本ずつ突出する複数の線状ブラシ毛を具備しているも
のである。
【0018】そして、芯体の外面から突出するループ状
ブラシ毛の間に、芯体の外周面から毛先が1本ずつ突出
する複数の線状ブラシ毛を備えたことにより、ループ状
ブラシ毛と線状ブラシ毛との両方の作用により、掻き取
り能力が向上する。
ブラシ毛の間に、芯体の外周面から毛先が1本ずつ突出
する複数の線状ブラシ毛を備えたことにより、ループ状
ブラシ毛と線状ブラシ毛との両方の作用により、掻き取
り能力が向上する。
【0019】請求項7記載のブランケット胴洗浄装置
は、請求項1ないし6いずれか記載のブラシを用いてブ
ランケット胴を洗浄するものである。
は、請求項1ないし6いずれか記載のブラシを用いてブ
ランケット胴を洗浄するものである。
【0020】そして、請求項1ないし6いずれか記載の
ブラシを用いてブランケット胴を洗浄することにより、
ブランケット胴を短時間で確実に洗浄可能となる。
ブラシを用いてブランケット胴を洗浄することにより、
ブランケット胴を短時間で確実に洗浄可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照して説明する。
面を参照して説明する。
【0022】図1はブラシの中間省略した斜視図、図2
はブラシのブラシ体を中間省略した側面図を示す。ブラ
シ11は、芯体12、およびこの芯体12の外面に配置された
ブラシ体13を有している。
はブラシのブラシ体を中間省略した側面図を示す。ブラ
シ11は、芯体12、およびこの芯体12の外面に配置された
ブラシ体13を有している。
【0023】芯体12は、例えば合成樹脂や金属などの剛
性を有する材質によって、両端が開口する円筒状に形成
されている。
性を有する材質によって、両端が開口する円筒状に形成
されている。
【0024】ブラシ体13は、芯体12の外面からループ状
に突出する複数のループ状ブラシ毛14、およびこのルー
プ状ブラシ毛14を保持する保持部15を有している。ルー
プ状ブラシ毛14は、例えば化学繊維などの弾性および柔
軟性を有する材質の糸状材によって構成され、1本ある
いは複数本がループ状に湾曲されてループ部16が形成さ
れるとともにこのループ部16が並列に連続されて複数の
ループ部16が形成され、これら複数のループ部16の基端
16aが保持部15によって一体に保持されるとともに、ル
ープ部16の先端16bが自由端として構成されている。保
持部15は、例えば合成樹脂やゴム、あるいは布材などの
材質で、ループ部16aの基端を挟み込んで固定したり、
合成樹脂やゴムなどの場合にはインサート成形により一
体化して固定している。
に突出する複数のループ状ブラシ毛14、およびこのルー
プ状ブラシ毛14を保持する保持部15を有している。ルー
プ状ブラシ毛14は、例えば化学繊維などの弾性および柔
軟性を有する材質の糸状材によって構成され、1本ある
いは複数本がループ状に湾曲されてループ部16が形成さ
れるとともにこのループ部16が並列に連続されて複数の
ループ部16が形成され、これら複数のループ部16の基端
16aが保持部15によって一体に保持されるとともに、ル
ープ部16の先端16bが自由端として構成されている。保
持部15は、例えば合成樹脂やゴム、あるいは布材などの
材質で、ループ部16aの基端を挟み込んで固定したり、
合成樹脂やゴムなどの場合にはインサート成形により一
体化して固定している。
【0025】そして、ブラシ体13は、芯体12の周方向の
複数箇所、本実施の形態では8箇所に、芯体12の軸方向
に沿って配置されており、保持部15を介して芯体12の外
面に固定されている。ブラシ体13のループ状ブラシ毛14
は、芯体12の周方向に臨んでループ状に突出する状態と
なる。
複数箇所、本実施の形態では8箇所に、芯体12の軸方向
に沿って配置されており、保持部15を介して芯体12の外
面に固定されている。ブラシ体13のループ状ブラシ毛14
は、芯体12の周方向に臨んでループ状に突出する状態と
なる。
【0026】次に、図3はブラシを用いたブランケット
胴洗浄装置の側面図、図4はブランケット胴洗浄装置の
一部を切り欠いた平面図を示す。ブランケット胴Bは、
オフセット印刷機に用いられるもので、円筒状で軸方向
に長尺に形成されている。
胴洗浄装置の側面図、図4はブランケット胴洗浄装置の
一部を切り欠いた平面図を示す。ブランケット胴Bは、
オフセット印刷機に用いられるもので、円筒状で軸方向
に長尺に形成されている。
【0027】ブランケット胴洗浄装置21は、フレーム22
を有し、このフレーム22の両側には側枠23,24が配設さ
れ、これら側枠23,24が複数の連結部材25によって互い
に連結されている。側枠23,24の相対向する内面には同
軸上に軸受26,27がそれぞれ配設されているとともに、
これら各軸受26,27には軸体28,29の外端側がそれぞれ
同軸上で回転自在に軸支されている。これら軸体28,29
の相対向する内端側にはブラシ11の芯体12の内側に両端
から差し込み結合される結合部30,31が形成されてい
る。すなわち、ブラシ11と軸体28,29とが同軸上に並ん
で一体に回転可能になっている。
を有し、このフレーム22の両側には側枠23,24が配設さ
れ、これら側枠23,24が複数の連結部材25によって互い
に連結されている。側枠23,24の相対向する内面には同
軸上に軸受26,27がそれぞれ配設されているとともに、
これら各軸受26,27には軸体28,29の外端側がそれぞれ
同軸上で回転自在に軸支されている。これら軸体28,29
の相対向する内端側にはブラシ11の芯体12の内側に両端
から差し込み結合される結合部30,31が形成されてい
る。すなわち、ブラシ11と軸体28,29とが同軸上に並ん
で一体に回転可能になっている。
【0028】一端の軸体28には円周方向に沿って環状の
溝部32を有する軸方向ガイド33が一体的に回転するよう
に取り付けられ、この軸方向ガイド33の溝部32にローラ
34が転動可能に嵌合され、このローラ34が側枠23に取り
付けられたレバー35に対して回転自在に軸支されてい
る。
溝部32を有する軸方向ガイド33が一体的に回転するよう
に取り付けられ、この軸方向ガイド33の溝部32にローラ
34が転動可能に嵌合され、このローラ34が側枠23に取り
付けられたレバー35に対して回転自在に軸支されてい
る。
【0029】他端の軸体29には、軸体29の回転を許容す
るベアリング36を介して支持部37が配設され、この支持
部37が連結部材38を介してフレーム22側に連結されてい
る。したがって、支持部37は非回転状態に保たれる。こ
の支持部37には、ブラシ11の下面側および上面側を覆う
断面略円弧状のカバー39,40がそれぞれ連結されてい
る。各カバー39,40の両端は軸方向ガイド33および軸体
29に支え部41,42を介して回転自在に支持されている。
るベアリング36を介して支持部37が配設され、この支持
部37が連結部材38を介してフレーム22側に連結されてい
る。したがって、支持部37は非回転状態に保たれる。こ
の支持部37には、ブラシ11の下面側および上面側を覆う
断面略円弧状のカバー39,40がそれぞれ連結されてい
る。各カバー39,40の両端は軸方向ガイド33および軸体
29に支え部41,42を介して回転自在に支持されている。
【0030】他端の軸体29には、プーリ43が固定され、
このプーリ43に対向するプーリ44が駆動軸45に固定され
たモータ46が側枠24に固定され、両プーリ43,44にベル
ト47が張設されている。そして、モータ46の駆動によ
り、軸体29を介してブラシ11が回転される。
このプーリ43に対向するプーリ44が駆動軸45に固定され
たモータ46が側枠24に固定され、両プーリ43,44にベル
ト47が張設されている。そして、モータ46の駆動によ
り、軸体29を介してブラシ11が回転される。
【0031】そして、ブランケット胴洗浄装置21による
ブランケット胴Bの洗浄について説明する。
ブランケット胴Bの洗浄について説明する。
【0032】ブランケット胴Bを図3の実線矢印方向に
回転させるとともに、ブラシ11を図3の破線矢印方向に
回転させ、つまり、ブランケット胴Bとブラシ11とを互
いに反対方向に回転させ、フレーム22全体をブランケッ
ト胴Bに接近させることにより、ブラシ11をブランケッ
ト胴Bに接触させる。
回転させるとともに、ブラシ11を図3の破線矢印方向に
回転させ、つまり、ブランケット胴Bとブラシ11とを互
いに反対方向に回転させ、フレーム22全体をブランケッ
ト胴Bに接近させることにより、ブラシ11をブランケッ
ト胴Bに接触させる。
【0033】ブラシ11とブランケット胴Bとを互いに反
対方向にそれぞれ回転させながらブラシ11でブランケッ
ト胴Bを擦るとともに、ブラシ11に対しては図示しない
洗浄液供給手段から洗浄液を与え、これらブラシ11と洗
浄液との作用により、ブランケット胴Bに付着している
インクや紙粉などの汚れを取り除く。
対方向にそれぞれ回転させながらブラシ11でブランケッ
ト胴Bを擦るとともに、ブラシ11に対しては図示しない
洗浄液供給手段から洗浄液を与え、これらブラシ11と洗
浄液との作用により、ブランケット胴Bに付着している
インクや紙粉などの汚れを取り除く。
【0034】このとき、ブラシ11のループ状ブラシ毛14
の各ループ部16が芯体12の周方向に臨んでループ状に突
出していて、このループ状ブラシ毛14の各ループ部16の
先端16bがブランケット胴Bに対して線接触するので、
各ループ部16でブランケット胴Bの汚れを掻き取ること
ができる。しかも、各ループ部16には洗浄液が保液され
やすく、十分な量の洗浄液を均一にブランケット胴Bに
与えることができる。
の各ループ部16が芯体12の周方向に臨んでループ状に突
出していて、このループ状ブラシ毛14の各ループ部16の
先端16bがブランケット胴Bに対して線接触するので、
各ループ部16でブランケット胴Bの汚れを掻き取ること
ができる。しかも、各ループ部16には洗浄液が保液され
やすく、十分な量の洗浄液を均一にブランケット胴Bに
与えることができる。
【0035】このように、ループ状ブラシ毛14を有する
ブラシ11は、ブランケット胴Bの汚れの掻き取り能力が
高いとともに、洗浄液の保液能力が高く、ブランケット
胴Bの汚れを短時間に効率よく取り除くことができる。
ブラシ11は、ブランケット胴Bの汚れの掻き取り能力が
高いとともに、洗浄液の保液能力が高く、ブランケット
胴Bの汚れを短時間に効率よく取り除くことができる。
【0036】さらに、ループ状ブラシ毛14を芯体12の周
方向の複数箇所で芯体12の軸方向に沿って配置したこと
により、芯体12の回転によりループ状ブラシ毛14で汚れ
を短時間で確実に掻き取ることができる。
方向の複数箇所で芯体12の軸方向に沿って配置したこと
により、芯体12の回転によりループ状ブラシ毛14で汚れ
を短時間で確実に掻き取ることができる。
【0037】さらに、従来のように線状ブラシ毛の毛先
の断面が角張っている場合や、線状ブラシ毛の腰(剛
性)が強い場合には、毛先でブランケット胴Bに擦り傷
を付けるおそれがあるが、ループ状ブラシ毛14を有する
ブラシ11を用いることにより、ループ状ブラシ毛14の腰
(剛性)が強くても、ブランケット胴Bに擦り傷が付く
のを防止できる。
の断面が角張っている場合や、線状ブラシ毛の腰(剛
性)が強い場合には、毛先でブランケット胴Bに擦り傷
を付けるおそれがあるが、ループ状ブラシ毛14を有する
ブラシ11を用いることにより、ループ状ブラシ毛14の腰
(剛性)が強くても、ブランケット胴Bに擦り傷が付く
のを防止できる。
【0038】また、ブラシ11自体については、ループ状
ブラシ毛14により並列に連続して複数のループ部16を形
成し、これら複数のループ部16の基端16aを保持部15で
一体に保持することにより、ループ状ブラシ毛14を容易
に形成できるとともに、ループ状ブラシ毛14の芯体12へ
の配置を容易にできる。
ブラシ毛14により並列に連続して複数のループ部16を形
成し、これら複数のループ部16の基端16aを保持部15で
一体に保持することにより、ループ状ブラシ毛14を容易
に形成できるとともに、ループ状ブラシ毛14の芯体12へ
の配置を容易にできる。
【0039】また、ブラシ11は、図5に示すように、ル
ープ状ブラシ毛14を有するブラシ体13を、芯体12の外面
に螺旋状に配置してもよく、この場合にも、芯体12の回
転によりループ状ブラシ毛14でブランケット胴Bの汚れ
を確実に掻き取ることができる。
ープ状ブラシ毛14を有するブラシ体13を、芯体12の外面
に螺旋状に配置してもよく、この場合にも、芯体12の回
転によりループ状ブラシ毛14でブランケット胴Bの汚れ
を確実に掻き取ることができる。
【0040】また、ブラシ11は、図6に示すように、芯
体12の外面から突出するループ状ブラシ毛14の間に、芯
体12の外周面から毛先が1本ずつ突出する複数の線状ブ
ラシ毛51を備えてもよく、この場合には、ループ状ブラ
シ毛14と線状ブラシ毛51との両方の作用により、ブラン
ケット胴Bの汚れの掻き取り能力を向上できる。なお、
ループ状ブラシ毛14と線状ブラシ毛51とを混合する構成
は、図1や図5に示すブラシ11にも適用できる。
体12の外面から突出するループ状ブラシ毛14の間に、芯
体12の外周面から毛先が1本ずつ突出する複数の線状ブ
ラシ毛51を備えてもよく、この場合には、ループ状ブラ
シ毛14と線状ブラシ毛51との両方の作用により、ブラン
ケット胴Bの汚れの掻き取り能力を向上できる。なお、
ループ状ブラシ毛14と線状ブラシ毛51とを混合する構成
は、図1や図5に示すブラシ11にも適用できる。
【0041】なお、ブラシ11の芯体12は、円筒状に限ら
ず、例えば8角形などの多角形でもよい。
ず、例えば8角形などの多角形でもよい。
【0042】また、ブラシ11は、ブランケット胴Bを洗
浄するブランケット胴洗浄装置21に限らず、他の被洗浄
物を洗浄する洗浄装置にも用いることができ、同様の作
用効果を得ることができる。
浄するブランケット胴洗浄装置21に限らず、他の被洗浄
物を洗浄する洗浄装置にも用いることができ、同様の作
用効果を得ることができる。
【0043】
【発明の効果】請求項1記載のブラシによれば、筒状の
芯体の外面からループ状に突出する複数のループ状ブラ
シ毛を備えたので、ループ状ブラシ毛が接触する被接触
物に対して線接触が可能となり、例えば汚れなどの掻き
取り能力を高くできるとともに、洗浄液を与えた場合に
は保液能力を高くでき、汚れなどを効率よく取り除くこ
とができる。
芯体の外面からループ状に突出する複数のループ状ブラ
シ毛を備えたので、ループ状ブラシ毛が接触する被接触
物に対して線接触が可能となり、例えば汚れなどの掻き
取り能力を高くできるとともに、洗浄液を与えた場合に
は保液能力を高くでき、汚れなどを効率よく取り除くこ
とができる。
【0044】請求項2記載のブラシによれば、請求項1
記載のブラシの効果に加えて、ループ状ブラシ毛が芯体
の周方向に臨んでループ状に突出するので、汚れなどを
掻き取りやすくできる。
記載のブラシの効果に加えて、ループ状ブラシ毛が芯体
の周方向に臨んでループ状に突出するので、汚れなどを
掻き取りやすくできる。
【0045】請求項3記載のブラシによれば、請求項1
または2記載のブラシの効果に加えて、ループ状ブラシ
毛には並列に連続して複数のループ部を形成し、これら
複数のループ部の基端を保持部で一体に保持するので、
ループ状ブラシ毛を容易に形成できるとともに、ループ
状ブラシ毛の芯体への配置を容易にできる。
または2記載のブラシの効果に加えて、ループ状ブラシ
毛には並列に連続して複数のループ部を形成し、これら
複数のループ部の基端を保持部で一体に保持するので、
ループ状ブラシ毛を容易に形成できるとともに、ループ
状ブラシ毛の芯体への配置を容易にできる。
【0046】請求項4記載のブラシによれば、請求項1
ないし3いずれか記載のブラシの効果に加えて、ループ
状ブラシ毛を芯体の周方向の複数箇所で芯体の軸方向に
沿って配置したので、芯体の回転によりループ状ブラシ
毛で汚れなどを確実に掻き取ることができる。
ないし3いずれか記載のブラシの効果に加えて、ループ
状ブラシ毛を芯体の周方向の複数箇所で芯体の軸方向に
沿って配置したので、芯体の回転によりループ状ブラシ
毛で汚れなどを確実に掻き取ることができる。
【0047】請求項5記載のブラシによれば、請求項1
ないし3いずれか記載のブラシの効果に加えて、ループ
状ブラシ毛を芯体の外面に螺旋状に配置したので、芯体
の回転によりループ状ブラシ毛で汚れなどを確実に掻き
取ることができる。
ないし3いずれか記載のブラシの効果に加えて、ループ
状ブラシ毛を芯体の外面に螺旋状に配置したので、芯体
の回転によりループ状ブラシ毛で汚れなどを確実に掻き
取ることができる。
【0048】請求項6記載のブラシによれば、請求項1
ないし5いずれか記載のブラシの効果に加えて、芯体の
外面から突出するループ状ブラシ毛の間に、芯体の外周
面から毛先が1本ずつ突出する複数の線状ブラシ毛を備
えたので、ループ状ブラシ毛と線状ブラシ毛との両方の
作用により、掻き取り能力を向上できる。
ないし5いずれか記載のブラシの効果に加えて、芯体の
外面から突出するループ状ブラシ毛の間に、芯体の外周
面から毛先が1本ずつ突出する複数の線状ブラシ毛を備
えたので、ループ状ブラシ毛と線状ブラシ毛との両方の
作用により、掻き取り能力を向上できる。
【0049】請求項7記載のブランケット胴洗浄装置に
よれば、請求項1ないし6いずれか記載のブラシを用い
てブランケット胴を洗浄するので、ブランケット胴を短
時間で確実に洗浄できる。
よれば、請求項1ないし6いずれか記載のブラシを用い
てブランケット胴を洗浄するので、ブランケット胴を短
時間で確実に洗浄できる。
【図1】本発明の一実施の形態を示すブラシの中間省略
した斜視図である。
した斜視図である。
【図2】同上ブラシのブラシ体を中間省略した側面図で
ある。
ある。
【図3】同上ブラシを用いたブランケット胴洗浄装置の
側面図である。
側面図である。
【図4】同上ブランケット胴洗浄装置の一部を切り欠い
た平面図である。
た平面図である。
【図5】本発明の他の実施の形態を示すブラシの中間省
略した斜視図である。
略した斜視図である。
【図6】本発明のさらに他の実施の形態を示すブラシの
中間省略した斜視図である。
中間省略した斜視図である。
11 ブラシ 12 芯体 14 ループ状ブラシ毛 15 保持部 16 ループ部 21 ブランケット胴洗浄装置 51 線状ブラシ毛 B ブランケット胴
Claims (7)
- 【請求項1】 筒状の芯体と、 この芯体の外面からループ状に突出する複数のループ状
ブラシ毛とを具備していることを特徴とするブラシ。 - 【請求項2】 ループ状ブラシ毛は、芯体の周方向に臨
んでループ状に突出することを特徴とする請求項1記載
のブラシ。 - 【請求項3】 ループ状ブラシ毛は、並列に連続して形
成される複数のループ部を有し、 このループ状ブラシ毛の複数のループ部の基端を一体に
保持する保持部を具備していることを特徴とする請求項
1または2記載のブラシ。 - 【請求項4】 ループ状ブラシ毛は、芯体の周方向の複
数箇所で芯体の軸方向に沿って配置されていることを特
徴とする請求項1ないし3いずれか記載のブラシ。 - 【請求項5】 ループ状ブラシ毛は、芯体の外面に螺旋
状に配置されていることを特徴とする請求項1ないし3
いずれか記載のブラシ。 - 【請求項6】 芯体の外面から突出するループ状ブラシ
毛の間に、芯体の外周面から毛先が1本ずつ突出する複
数の線状ブラシ毛を具備していることを特徴とする請求
項1ないし5いずれか記載のブラシ。 - 【請求項7】 請求項1ないし6いずれか記載のブラシ
を用いてブランケット胴を洗浄することを特徴とするブ
ランケット胴洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000027782A JP2001212942A (ja) | 2000-02-04 | 2000-02-04 | ブラシおよびブランケット胴洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000027782A JP2001212942A (ja) | 2000-02-04 | 2000-02-04 | ブラシおよびブランケット胴洗浄装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001212942A true JP2001212942A (ja) | 2001-08-07 |
Family
ID=18553307
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000027782A Pending JP2001212942A (ja) | 2000-02-04 | 2000-02-04 | ブラシおよびブランケット胴洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001212942A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE202006015429U1 (de) * | 2006-10-09 | 2008-02-21 | Innowatec Dipl.-Ing. Grieger & Englert Gmbh & Co. Kg | Vorrichtung zum Reinigen eines Druckzylinders |
JP2010058505A (ja) * | 2008-09-03 | 2010-03-18 | Heidelberger Druckmas Ag | 印刷機の洗浄装置を動作させる方法 |
CN111575979A (zh) * | 2020-05-30 | 2020-08-25 | 尹秋贵 | 一种污渍强力清洗器 |
JP2022176108A (ja) * | 2021-05-12 | 2022-11-25 | 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 | 吸口体およびこれを備えた電気掃除機 |
-
2000
- 2000-02-04 JP JP2000027782A patent/JP2001212942A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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DE202006015429U1 (de) * | 2006-10-09 | 2008-02-21 | Innowatec Dipl.-Ing. Grieger & Englert Gmbh & Co. Kg | Vorrichtung zum Reinigen eines Druckzylinders |
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JP7496383B2 (ja) | 2021-05-12 | 2024-06-06 | 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 | 吸口体およびこれを備えた電気掃除機 |
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