JPH0619375A

JPH0619375A - 廃トナー回収装置

Info

Publication number: JPH0619375A
Application number: JP19282192A
Authority: JP
Inventors: Chiyako Hatsuyama; 千矢子初山
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 1992-06-29
Filing date: 1992-06-29
Publication date: 1994-01-28

Abstract

(57)【要約】【目的】廃トナー回収容器中の廃トナーを、廃トナー
回収容器を設置したままで他のトナー廃棄手段にスムー
ズに移し替える。【構成】廃トナー回収容器８に、廃トナーＴを移し替
えるための廃トナー排出口７を設ける。廃トナー排出口
７を開閉する第１開閉部材９と第２開閉部材１０を設け
る。トナー排出を促進する補助部材１６を、第２開閉部
材１０と連動するように配置する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は複写機等の画像形成装置
における廃トナー回収装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】画像形成装置においては、一般に、転写
工程終了後に感光体ドラムに残留したトナーを除去する
クリーナに、廃トナーを回収する回収容器が着脱可能に
装備され、該廃トナー容器が廃トナーで満杯になったと
きに新しいものと交換するようにしてある。

【０００３】かかる廃トナー回収機構としては、図８に
一例を示す如く、クリーナ本体ａの廃トナー排出口部ｂ
に着脱レバーｃを設け、該着脱レバーｃを一方向に回動
させることにより廃トナー排出口部ｂから回収容器ｄを
外し、又、着脱レバーｃを他方向に回動させることによ
り回収容器ｄを廃トナー排出口部ｂに装着するようにし
たものが従来より知られているが、回収容器ｄの取り付
け、取り外し操作の際にトナーで手を汚す虞があった。

【０００４】そのため、回収容器の交換に際して、回収
容器をクリーナ本体から引き出すと、シャッター開閉手
段によりシャッターが廃トナー排出口部を閉じる一方、
栓開閉手段により栓が開口部に取り付けられるように
し、又、新しい回収容器をクリーナ本体に装着すると栓
開閉手段により開口部から栓が外される一方、シャッタ
ー開閉手段により廃トナー排出口部を閉じていたシャッ
ターが開かれるようにして、着脱レバーの回動操作や回
収容器の開口部に栓をする際に手を触れずに済むように
したものが提案されている（特開昭６４−５９２８２
号）。しかし、この方式の場合には、廃トナー回収容器
が使い捨てになるため、省資源の点から見て問題があ
る。

【０００５】この問題を解決するために、拡張した場合
にトナー収容部の容量よりも充分大きい容量を有し且つ
折り畳んで小さくできる袋を、クリーナのトナー収容部
の排出口部に、折り畳み状態の解除及び着脱可能に取り
付けるようにした方式が提案されている（実開平２−１
４２８５９号）。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】ところが、上記実開平
２−１４２８５９号に示されている方式の場合には、ト
ナー収容部のトナー排出口への廃トナー回収袋の取り付
け時及び抜脱時にトナーで機内及び手を汚す虞があり、
又、トナーは自重で落下するだけなので、廃トナーが固
まっていたりするとトナーをスムーズに移し替えること
ができない、という問題がある。

【０００７】そこで、本発明は、廃トナー回収容器を機
械本体に設置したまま取り外すことなく、廃トナー回収
容器中の廃トナーを他のトナー廃棄手段にスムーズに移
し替えることができるようにして、機内及び周辺部の汚
染の防止を図り、廃トナー回収容器を使い捨てにしなく
ても済むようにすることができるような廃トナー回収装
置を提供しようとするものである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、画像形成装置で用いる廃トナー回収装置
において、廃トナー回収容器に、廃トナー排出口と該排
出口を開閉する開閉部材を設け、且つ該開閉部材に連動
してトナー排出を促す補助部材を備えた構成とする。

【０００９】又、補助部材を、開閉部材の内側面に設け
た１個以上の突起部材とした構成とするとよい。

【００１０】更に、補助部材を、廃トナー回収容器の内
側に配設した弾性体からなる袋状部材とした構成として
もよい。

【００１１】

【作用】開閉部材によって廃トナー排出口を開くと、開
閉部材と連動する補助部材のトナー排出作用により廃ト
ナーは他のトナー廃棄手段にスムーズに移し替えられ
る。

【００１２】又、補助部材として突起部材を用いると、
廃トナーが固まっていてもそれを崩して流動性をよくす
ることができる。

【００１３】更に、補助部材として袋状部材を用いる
と、廃トナーを上下、左右から排出口に集めることがで
きるようになる。

【００１４】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図１の（イ）（ロ）及び図２は本発明の一実施例
を示すもので、感光体１上の転写残トナーを掻き落すよ
うにしたクリーニングブレード２と、該クリーニングブ
レード２にて掻き落した廃トナーＴを搬送するようにし
た螺旋状のトナー搬送体３とをクリーナ本体４内に装備
させたクリーナ５を有する画像形成装置において、上記
クリーナ本体４のトナー排出部６に、前後方向の一側下
部に廃トナー排出口７を設けた廃トナー回収容器８を接
続設置する。

【００１５】上記廃トナー回収容器８には、上記廃トナ
ー排出口７を２重に開閉する昇降ゲート式の第１開閉部
材９と前後動式の第２開閉部材１０を設ける。上記第２
開閉部材１０は、廃トナー排出口７に対応させ立板部１
０ａと容器底部に対応させる底板部１０ｂとからなり側
面から見てＬ字状をしており、底板部１０ｂの後端を、
容器８内に上方より差し入れた操作部材１１の下端に接
続して、第１開閉部材９の上昇時に、該操作部材１１を
容器８の上面部に設けた傾斜ガイド１２に沿わせて前方
（矢印Ａ方向）へ移動させることにより、第２開閉部材
１０が廃トナー排出口７を通り抜けて外方に移動させら
れるようにすると共に、外方への移動時に、底板部１０
ｂの後端部付近に設けた係止片１３を容器８の廃トナー
排出口７近傍における内底部に設けた支持ピン１４に係
合させることにより、図２に示す如く、第２開閉部材１
０の立板部１０ａ側が下方へ回動させられるようにす
る。なお、第１開閉部材９の開閉状態は図示しない係止
部材にて保持されるようにしてある。

【００１６】又、上記第１開閉部材９と第２開閉部材１
０の開作動時に廃トナー排出口７からの廃トナーＴの排
出を促進させるために、第２開閉部材１０の底板部１０
ｂの後端と容器８のトナー受入部１５との間に、弾性体
からなるシート状の１枚の補助部材１６を配置し、第２
開閉部材１０の開閉動作に連動して変位させられるよう
にし、更に、上記廃トナー回収容器８の廃トナー排出口
７の周縁部に、トナー廃棄手段としての柔軟な袋１７を
取り付けるための爪部１８を形成し、該爪部１８に、輪
ゴムの如き弾性部材によって袋１７を着脱可能に取り付
けられるようにする。

【００１７】廃トナー回収容器８内の廃トナーＴを回収
する場合には、先ず、柔軟な袋１７を、廃トナー排出口
７を覆うようにかぶせて、廃トナー排出口７の周縁部の
爪部１８に袋１７を止め、次に、第１開閉部材９を引き
上げ、続いて、操作部材１１を矢印Ａに示す如く前方へ
移動させることにより第２開閉部材１０を外方へ変位さ
せて廃トナー排出口７を開く。これにより廃トナー回収
容器８内の廃トナーＴは図２に示す如く廃トナー排出口
７より排出されて袋１７内に入れられるが、この際、第
２開閉部材１０と連動して補助部材１６が上方へ変位さ
せられるため、トナー排出が促進される。袋１７に廃ト
ナーＴが詰め込まれた後、操作部材１１を反矢印Ａ方向
へ移動させて第２開閉部材１０を元の位置に戻すことに
より廃トナー排出口７を閉鎖し、続いて、第１開閉部材
９を押し下げた後、袋１７を取り外す。取れ外した袋１
７は図３に示す如く、開口部を弾性部材１９等を用いて
封止する。これにより、廃トナー回収容器８はそのまま
として廃トナーＴを回収することができる。

【００１８】上記において、廃トナー排出口７を開閉す
るために第１開閉部材９と第２開閉部材１０とを用いて
いるので、廃トナーＴを排出した後、第２開閉部材１０
を閉じてから第１開閉部材９を閉じることで、周辺部の
トナー汚染を防止することができる。

【００１９】次に、図４の（イ）（ロ）は本発明の他の
実施例を示すもので、開閉部材９の上下動作のみにて廃
トナー排出口７を開閉させるようにし、且つ開閉部材９
の内側面下部に、トナー排出を促す補助部材として１個
以上の棒状の突起部材２０を張り出させたものである。
なお、図４において、図１と同一部分には同一符号が付
してある。

【００２０】図４の実施例の場合には、開閉部材９の内
側面に棒状の突起部材２０が設けてあるため、開閉部材
９を引き上げたときに廃トナーＴを掻き崩すことができ
るので、廃トナーＴの流動性をよくして回収性を高める
ことができる。又、上記実施例に比して構造が簡単にな
る利点もある。

【００２１】又、図５の（イ）（ロ）及び図６は本発明
の更に他の実施例を示すもので、図１に示したものと同
様な構成において、シート状の補助部材１６に代えて、
容器８のトナー受入部１５に対応する受入口２３と、廃
トナー排出口７に対応する開口２１とを有する弾性体製
の袋状の補助部材２２を用いたものである。

【００２２】かかる実施例の場合には、第２開閉部材１
０の動きと連動して補助部材２２が上下、左右方向に変
形するので、廃トナーＴを廃トナー排出口７に容易に集
めることができる。

【００２３】なお、上記実施例では、回収周期を長くす
るために廃トナー回収容器８をクリーナ５とは別体に設
けた場合を示したが、図７に示す如く、クリーナ５と一
体に構成するようにしてもよい。図７において、２４は
ファーブラシ、２５はトナー回収角棒を示す。

【００２４】

【発明の効果】以上述べた如く、本発明の廃トナー回収
装置によれば、廃トナー回収容器中の廃トナーを排出す
る排出口及びその排出口を開閉する開閉部材をもち、該
開閉部材と連動してトナー排出を促進させるための補助
部材を備えた構成を有するので、廃トナー回収容器を機
械本体に設置したまま廃トナーを他の廃棄手段にスムー
ズに移し替えることができて、機内及び周辺部の汚染を
防止することができ、且つ廃トナー回収容器を使い捨て
にすることなく繰り返し使用することができて省資源化
を図ることができ、又、補助部材として突起部材を用い
ることにより、廃トナーが固まっていても、突起部材が
開閉部材と連動することでトナーを掻き崩して廃トナー
の流動性をよくすることができると共に、簡単な構成で
トナー回収を行うことができ、更に、補助部材として袋
状部材を用いることにより、廃トナー回収容器内の廃ト
ナーを上下、左右方向から排出口へ集めることができて
移し替えを楽に行うことができる、等の優れた効果を発
揮する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の廃トナー回収装置の一実施例を示すも
ので、（イ）は概略切断正面図、（ロ）は概略切断側面
図である。

【図２】図１の（ロ）の状態からの作動状態を示す概略
切断側面図である。

【図３】トナー廃棄手段としての袋を示す概略図であ
る。

【図４】本発明の他の実施例を示すもので、（イ）は概
略切断側面図、（ロ）は要部の斜視図である。

【図５】本発明の更に他の実施例を示すもので、（イ）
は概略切断側面図、（ロ）は袋状の補助部材を示す概要
図である。

【図６】図５の（イ）の状態からの作動状態を示す概略
切断側面図である。

【図７】クリーナ一体型の例を示す概要図である。

【図８】従来の廃トナー回収機構の一例を示す概略図で
ある。

【符号の説明】

７廃トナー排出口８廃トナー回収容器９第１開閉部材１０第２開閉部材１６補助部材１７袋２０突起部材２２補助部材

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】画像形成装置で用いる廃トナー回収装置
において、廃トナー回収容器に、廃トナー排出口と該排
出口を開閉する開閉部材を設け、且つ該開閉部材に連動
してトナー排出を促す補助部材を備えた構成を有するこ
とを特徴とする廃トナー回収装置。
【請求項２】補助部材を、開閉部材の内側面に設けた
１個以上の突起部材とした請求項１記載の廃トナー回収
装置。
【請求項３】補助部材を、廃トナー回収容器の内側に
配設した弾性体からなる袋状部材とした請求項１記載の
廃トナー回収装置。