JPH06193145A - 構造物の吊上げ・接合用の柱の構造及び構造物の吊上 げ・接合方法 - Google Patents

構造物の吊上げ・接合用の柱の構造及び構造物の吊上 げ・接合方法

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JPH06193145A
JPH06193145A JP35799792A JP35799792A JPH06193145A JP H06193145 A JPH06193145 A JP H06193145A JP 35799792 A JP35799792 A JP 35799792A JP 35799792 A JP35799792 A JP 35799792A JP H06193145 A JPH06193145 A JP H06193145A
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Norie Yukimura
憲衛 幸村
Mitsuhiro Sasaki
光博 佐々木
Keiji Katayama
圭二 片山
Junichi Watanabe
渡辺  純一
Hisao Harigai
久男 針谷
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Tokyu Construction Co Ltd
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Tokyu Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 仮設柱を不要とし、施工コストの低減、工期
の短縮及び接合作業の簡易化を図ることができる構造物
の吊上げ・接合用の柱の構造及び構造物の吊上げ・接合
方法を提供する。 【構成】 構造物を吊上げて接合する柱の構造におい
て、支持部11と、支持部11の上部に張出させ、吊上
げた構造物を載置する棚部12と、支持部11の上部に
一体に設け、吊上げた構造物を接合する接合部14とよ
りなる、構造物の吊上げ・接合用の柱の構造である。ま
た、上記構造の柱を利用した構造物の吊上げ・接合方法
において、接合部14の上部に設置した吊上げ装置21
により、構造物を所定の高さまで吊上げた後、構造物を
棚部12に載置し、さらに構造物と接合部14とを接合
する、構造物の吊上げ・接合方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、格納庫、工場等の大空
間建築物の屋根等の構造物を吊上げ、それを柱に接合す
るための技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】格納庫、工場、イベントホール、体育館
等の大空間建築物の屋根等の構造物を構築する場合に
は、従来からリフトアップ工法が用いられている。リフ
トアップ工法は、上記の屋根等の構造物を接合して建物
を構成するための本設柱のほかに、仮の柱を設け、この
仮設柱により構造物をリフトアップした後に、本設柱に
構造物を接合する工法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術には、
次のような問題点が存在する。 <イ>仮設柱の施工が必要なため、施工コストが高くな
るとともに、工期の長期化を招くことになる。
【0004】<ロ>構造物を本設柱に接合する際に、仮
設柱から本設柱に構造物を移動する必要があるため、接
合作業が困難となる。
【0005】
【本発明の目的】本発明は、上記のような問題点を解決
するためになされたもので、仮設柱を不要とし、施工コ
ストの低減、工期の短縮及び接合作業の簡易化を図るこ
とができる構造物の吊上げ・接合用の柱の構造及び構造
物の吊上げ・接合方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、構造物
を吊上げて接合する柱の構造において、支柱部と、支柱
部の上部に張出させ、吊上げた構造物を載置する棚部
と、支柱部の上部に一体に設け、吊上げた構造物を接合
する接合用柱部とよりなる、構造物の吊上げ・接合用の
柱の構造である。また、上記構造の柱を利用した構造物
の吊上げ・接合方法において、接合用柱部の上部に設置
した吊上げ装置により、構造物を所定の高さまで吊上げ
た後、構造物を棚部に載置し、さらに構造物と接合用柱
部とを接合する、構造物の吊上げ・接合方法である。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明の一実施
例について説明する。 [1]柱の構造 図1に示すように、本発明の柱1は、構造物を接合して
建物を構成するための本設柱であり、下から順に支持部
11、棚部12、接合部14の一体構造の鉄筋コンクリ
−ト柱である。
【0008】<イ>支持部 支持部11は、主に構造物の重量を支持するための部分
であるため、所要の剛性が得られるように断面寸法等を
設計し、構築する。この支持部11は、図2に示すよう
に、地上で組み立てた屋根等の構造物3を吊上げた状態
において、構造物3との間に最低限の吊り上げのための
間隙L1を確保できるように構築する。
【0009】<ロ>棚部 図1に示すように、支持部11の上部には、棚部12
を、構造物3の吊上げ側にほぼ水平方向に張出させて形
成する。この棚部12の中間部には空間部13を設け
る。この空間部13は、構造物3の一部が吊上げ時に通
過できる寸法に設計する。所定の高さまで吊上げた構造
物3は、この棚部12上に載置され、構造物3の鉛直荷
重が棚部12を介して支持部11に伝達される。
【0010】<ハ>接合部 接合部14は、支持部11の上部に一体に設けた柱部材
であり、支持部11よりも小さい断面寸法を有する。図
2に示すように、支持部11と接合部14との構造物3
の吊上げ側の面の位置は、L2だけ接合部14の面が後
退するように設計する。従って、吊上げ状態の構造物3
と支持部11との隙間L1よりも、接合部14との隙間
L3の方が大きい寸法となる。この隙間L3は、構造物
3と接合部14との接合作業ができるだけのスペースを
確保したものである。そして、構造物3と接合部14と
を接合すると、構造物3の水平荷重が接合部14を介し
て柱1に伝達される。
【0011】[2]施工方法 次に、上記のように構成した柱1を利用した構造物の吊
上げ、接合方法について説明する。 <イ>吊上げ装置・吊り治具の設置 接合部14の上部に架台2を設置する。架台2は、構造
物3の吊上げ側及びその反対側に突出させて設置し、吊
上げ側の上部には吊上げ装置21を設置する。吊上げ装
置21にはリフティングジャッキ等を用い、架台2を貫
通させて鋼棒等の吊り材22を垂下させる。吊上げ装置
21は架台2上に1台設け、台数を少なくしてコストダ
ウン及び管理しやすいようにする。そのためには、図2
に示すように、1点で吊り上げることができるように、
特殊な吊り治具31を構造物3に装着する。2点吊りの
場合は、両方の吊上げ装置の調整が難しくなるが、この
ように1点吊りにすると調整が不要となり、吊上げ作業
が容易になる。なお、構造物3の吊上げ時に柱1が吊上
げ側に転倒あるいは変形しないように、架台2の吊上げ
側の反対側に、鋼棒等の反力ロッド23を設ける。この
反力ロッド23は、上端を架台2に固定し、下端を棚部
12の反対側に突設した固定部24に固定する。
【0012】<ロ>構造物の吊上げ 柱1は、格納庫等の建物の側壁部の支柱となるため、側
壁部の構築予定位置に複数構築する。次に、対向する柱
1間の地上部において、建物の屋根となる鉄骨トラス構
造等の構造物3を組み立てる。また、構造物3の柱1側
端部の上端に吊り治具31を装着し、この吊り治具31
に吊上げ装置21から垂下させた吊り材22の下端を連
結する。そして、吊上げ装置21を稼働させて、構造物
3を柱1に沿って吊上げる。このとき、柱1の支持部1
1と構造物3との間隙L1は、吊上げに必要な最小限の
寸法が確保され、また接合部14との間隙L3は、接合
に必要な寸法が確保されることになる。
【0013】<ハ>構造物の接合 構造物3が棚部12間の空間部13を通過し、構造物3
の下端を棚部12よりも高い位置まで吊上げる。そし
て、図3に示すように、棚部12間に受梁5を架け渡
し、その受梁5上等に構造物3を載置する。これによっ
て、構造物3の鉛直荷重を棚部12に預けることができ
る。次に、構造物3と接合部14に、それぞれ鋼板等の
接合部材4、41を取り付ける。そして、これらの接合
部材4、41を連結し、構造物3と接合部4とを一体に
接合することによって、構造物3の水平荷重を接合部1
4に伝達することができる。なお、接合部材4は、構造
物3の吊上げ作業前に予め取り付けておいてもよい。
また、接合部材4は構造物3と接合部14を接合できる
機能を有すればよいため、鋼板のほか、その他の種々の
構造を採用することもできる。
【0014】
【本発明の効果】本発明は以上説明したようになるた
め、次のような効果を得ることができる。 <イ>本設柱により構造物の吊上げを行うことができる
ため、仮設柱が不要となる。従って、施工コストの低減
と工期の短縮を図ることができる。
【0015】<ロ>構造物の吊上げ・接合作業を本設柱
のみで連続して行うことができるため、従来のような仮
設柱から本設柱への移動作業が不要である。そのため、
構造物を本設柱へ接合する作業を簡易化することができ
る。
【0016】<ハ>構造物の鉛直荷重は棚部により受け
ることができ、また構造物の水平荷重は接合部により受
けることができる。そのため、構造物と本設柱との接合
強度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の柱の斜視図
【図2】 構造物の吊上げ工程の説明図
【図3】 構造物の接合工程の説明図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 針谷 久男 厚木市妻田1158厚木そりだハイツ1415

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造物を吊上げて接合する柱の構造にお
    いて、 支柱部と、 支柱部の上部に張出させ、吊上げた構造物を載置する棚
    部と、 支柱部の上部に一体に設け、吊上げた構造物を接合する
    接合用柱部とよりなる、 構造物の吊上げ・接合用の柱
    の構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の柱を利用した構造物の吊
    上げ・接合方法において、 接合用柱部の上部に設置した吊上げ装置により、構造物
    を所定の高さまで吊上げた後、 構造物を棚部に載置し、 さらに構造物と接合用柱部とを接合する、 構造物の吊上げ・接合方法。
JP04357997A 1992-12-25 1992-12-25 構造物の吊上げ・接合用の柱及び構造物の吊上げ方法 Expired - Fee Related JP3106270B2 (ja)

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