JP2923850B2 - 構造物構築用最上階フレームのリフトアップ方法及び装置 - Google Patents
構造物構築用最上階フレームのリフトアップ方法及び装置Info
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- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical compound C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 3
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- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は構造物構築用最上階
フレームのリフトアップ方法及び装置、特に、全天候型
構築工法によりビル等の高層構造物を構築する場合の構
造物構築用最上階フレームのリフトアップ方法及び装置
に関するものである。
フレームのリフトアップ方法及び装置、特に、全天候型
構築工法によりビル等の高層構造物を構築する場合の構
造物構築用最上階フレームのリフトアップ方法及び装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ビル等の高層構築物の全天候型の
構築工法として、先ず、最上階となるフレームを地上部
で組み立て、この最上階フレームをリフトアップ装置に
より上昇せしめ、最上階フレーム下面に取り付けられた
クレーンを利用して1階部分の柱や梁の建て込みを行な
い、1階部分の施工終了後に上記最上階フレームを更に
上昇せしめ、2階部分の建て込みを行ない、以下同様に
して順次上層階の建て込みを行なう工法が提案されてお
り、上記最上階フレームのリフトアップ装置としては、
上記最上階フレームを貫通突出する仮設支柱を用いない
タイプのものが特開平7−286368号公報に示され
ている。
構築工法として、先ず、最上階となるフレームを地上部
で組み立て、この最上階フレームをリフトアップ装置に
より上昇せしめ、最上階フレーム下面に取り付けられた
クレーンを利用して1階部分の柱や梁の建て込みを行な
い、1階部分の施工終了後に上記最上階フレームを更に
上昇せしめ、2階部分の建て込みを行ない、以下同様に
して順次上層階の建て込みを行なう工法が提案されてお
り、上記最上階フレームのリフトアップ装置としては、
上記最上階フレームを貫通突出する仮設支柱を用いない
タイプのものが特開平7−286368号公報に示され
ている。
【0003】図17は上記従来の最上階フレームのリフ
トアップ装置を示し、1は最上階フレーム、2は高層構
築物(図示せず)に既に建て込まれている本設柱、3は
上記本設柱2に溶接等により固定された梁ブラケット、
4,4は上記本設柱2の上部に対向する最上階フレーム
1の下面に互いに離間して垂設された仮設の柱フレー
ム、4a,4aは上記柱フレーム4,4に夫々上下に離
間して形成したピン受孔、5,5は上記柱フレーム4,
4の下端部の夫々対向する位置に貫通して設けられた水
平方向内方に突出自在な支持ストッパー、6は上記柱フ
レーム4,4間を上下方向に移動自在な油圧ジャッキ、
6a,6bは上記ピン受孔4a,4aに夫々挿入自在な
るよう上記油圧ジャッキ6のシリンダー及びピストンロ
ッドの両側に夫々突出自在に設けたピンである。
トアップ装置を示し、1は最上階フレーム、2は高層構
築物(図示せず)に既に建て込まれている本設柱、3は
上記本設柱2に溶接等により固定された梁ブラケット、
4,4は上記本設柱2の上部に対向する最上階フレーム
1の下面に互いに離間して垂設された仮設の柱フレー
ム、4a,4aは上記柱フレーム4,4に夫々上下に離
間して形成したピン受孔、5,5は上記柱フレーム4,
4の下端部の夫々対向する位置に貫通して設けられた水
平方向内方に突出自在な支持ストッパー、6は上記柱フ
レーム4,4間を上下方向に移動自在な油圧ジャッキ、
6a,6bは上記ピン受孔4a,4aに夫々挿入自在な
るよう上記油圧ジャッキ6のシリンダー及びピストンロ
ッドの両側に夫々突出自在に設けたピンである。
【0004】上記従来の最上階フレームのリフトアップ
装置は上記のような構成であるから、上記仮設の柱フレ
ーム4,4の下部間に上記本設柱2の上部を介挿せしめ
ると共に、上記支持ストッパー5を水平方向内方に突出
せしめ、これを上記本設柱2の梁ブラケット3の上部に
載置係合せしめれば、これによって上記最上階フレーム
1を上記柱フレーム4,4を介して上記本設柱2上に支
持できるようになる。
装置は上記のような構成であるから、上記仮設の柱フレ
ーム4,4の下部間に上記本設柱2の上部を介挿せしめ
ると共に、上記支持ストッパー5を水平方向内方に突出
せしめ、これを上記本設柱2の梁ブラケット3の上部に
載置係合せしめれば、これによって上記最上階フレーム
1を上記柱フレーム4,4を介して上記本設柱2上に支
持できるようになる。
【0005】従って、この状態で図18に示すように上
記油圧ジャッキ6と上記本設柱2間に新たな新設柱7を
挿入せしめ、この新設柱7を上記本設柱2に溶接等によ
り接続せしめる。
記油圧ジャッキ6と上記本設柱2間に新たな新設柱7を
挿入せしめ、この新設柱7を上記本設柱2に溶接等によ
り接続せしめる。
【0006】次いで、上記油圧ジャッキ6のピストンロ
ッドが最大に伸長された状態でこのピストンロッドから
これに対向する上記柱フレーム4,4のピン受孔4a,
4aにピン6b,6bを差し込み、上記シリンダーのピ
ン6a,6aをピン受孔4a,4aから抜き取る。
ッドが最大に伸長された状態でこのピストンロッドから
これに対向する上記柱フレーム4,4のピン受孔4a,
4aにピン6b,6bを差し込み、上記シリンダーのピ
ン6a,6aをピン受孔4a,4aから抜き取る。
【0007】この状態において、上記油圧ジャッキ6を
操作して上記ピストンロッドをシリンダー内に引き込
み、これによって上記柱フレーム4に相対的に上記シリ
ンダーを下降せしめ、この位置で上記シリンダーのピン
6a,6aを上記柱フレーム4の対応するピン受孔4a
に差し込み、上記ピストンロッドのピン6b,6bを上
記柱フレーム4のピン受孔4aから抜き取る。
操作して上記ピストンロッドをシリンダー内に引き込
み、これによって上記柱フレーム4に相対的に上記シリ
ンダーを下降せしめ、この位置で上記シリンダーのピン
6a,6aを上記柱フレーム4の対応するピン受孔4a
に差し込み、上記ピストンロッドのピン6b,6bを上
記柱フレーム4のピン受孔4aから抜き取る。
【0008】次いで、上記油圧ジャッキ6を操作して再
びピストンロッドを最大に伸長し、ピストンロッドのピ
ン6b,6bをこれに合致する上記柱フレーム4のピン
受孔4aに差し込み、以下このような操作を繰り返し
て、上記油圧ジャッキ6をそのピストンロッドの下面が
上記新設柱7の上端に接するまで上記柱フレーム4と相
対的に下降せしめ、上記油圧ジャッキ6のピストンロッ
ドがシリンダー内に引き込まれている状態で上記シリン
ダーのピン6aを対応する柱フレーム4のピン受孔4a
に差し込み、上記ピストンロッドのピン6bを対応する
ピン受孔4aから抜き取る。
びピストンロッドを最大に伸長し、ピストンロッドのピ
ン6b,6bをこれに合致する上記柱フレーム4のピン
受孔4aに差し込み、以下このような操作を繰り返し
て、上記油圧ジャッキ6をそのピストンロッドの下面が
上記新設柱7の上端に接するまで上記柱フレーム4と相
対的に下降せしめ、上記油圧ジャッキ6のピストンロッ
ドがシリンダー内に引き込まれている状態で上記シリン
ダーのピン6aを対応する柱フレーム4のピン受孔4a
に差し込み、上記ピストンロッドのピン6bを対応する
ピン受孔4aから抜き取る。
【0009】この状態では上記最上階フレーム1は上記
油圧ジャッキ6及び柱フレーム4を介して、新設柱7の
上面で支持されることになるから、図19に示すように
上記柱フレーム4の支持ストッパー5を上記本設柱2の
梁ブラケット3から引き込む。
油圧ジャッキ6及び柱フレーム4を介して、新設柱7の
上面で支持されることになるから、図19に示すように
上記柱フレーム4の支持ストッパー5を上記本設柱2の
梁ブラケット3から引き込む。
【0010】次いで、上記油圧ジャッキ6を操作して、
上記ピストンロッドを伸長せしめると、上記最上階フレ
ーム1は上記新設柱7に相対的にピストンロッドの伸長
分だけ上昇することになる。
上記ピストンロッドを伸長せしめると、上記最上階フレ
ーム1は上記新設柱7に相対的にピストンロッドの伸長
分だけ上昇することになる。
【0011】以下上記動作を繰り返して、図20に示す
ように、上記柱フレーム4,4の支持ストッパー5が上
記新設柱7の梁ブラケット8の上部に載置係合できる位
置まで上記油圧ジャッキ6を上記柱フレーム4,4に対
して相対的に移動せしめ、上記支持ストッパー5を上記
新設柱7の梁ブラケット8上に載置係合せしめれば、上
記最上階フレーム1を上記梁ブラケット8により支持せ
しめることができるから、以下同様にして上記油圧キャ
ッキ6を操作してこれを上記柱フレーム4,4に対して
相対的に上方に移動せしめることにより、上記油圧ジャ
ッキ6と上記新設柱7間にさらに新しい柱を接続できる
ようになり、この動作を繰り返すことにより最上階まで
の施工を行なうことができる。
ように、上記柱フレーム4,4の支持ストッパー5が上
記新設柱7の梁ブラケット8の上部に載置係合できる位
置まで上記油圧ジャッキ6を上記柱フレーム4,4に対
して相対的に移動せしめ、上記支持ストッパー5を上記
新設柱7の梁ブラケット8上に載置係合せしめれば、上
記最上階フレーム1を上記梁ブラケット8により支持せ
しめることができるから、以下同様にして上記油圧キャ
ッキ6を操作してこれを上記柱フレーム4,4に対して
相対的に上方に移動せしめることにより、上記油圧ジャ
ッキ6と上記新設柱7間にさらに新しい柱を接続できる
ようになり、この動作を繰り返すことにより最上階まで
の施工を行なうことができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上記従来
の最上階フレームのリフトアップ装置は、最上階フレー
ム1の下面から垂設した柱フレーム4,4が本設柱2の
上部に位置するため、上記本設柱2の上部に対向する最
上階フレーム1の下面に設けた天井走行クレーンにより
直に新設柱を吊り込むことが困難であった。また、最上
階フレームの柱フレームが柱まわりに設置されるので、
柱フレームの内側のラインより外に揚重するためにはク
レーンそのものがブーム旋回やブーム伸縮を行なう必要
があり、そのため天井クレーンの自重が重くなり、従っ
てこの天井クレーンを支える最上階フレームの構造体も
重くなるという欠点があった。
の最上階フレームのリフトアップ装置は、最上階フレー
ム1の下面から垂設した柱フレーム4,4が本設柱2の
上部に位置するため、上記本設柱2の上部に対向する最
上階フレーム1の下面に設けた天井走行クレーンにより
直に新設柱を吊り込むことが困難であった。また、最上
階フレームの柱フレームが柱まわりに設置されるので、
柱フレームの内側のラインより外に揚重するためにはク
レーンそのものがブーム旋回やブーム伸縮を行なう必要
があり、そのため天井クレーンの自重が重くなり、従っ
てこの天井クレーンを支える最上階フレームの構造体も
重くなるという欠点があった。
【0013】また、上記リフトアップ装置の柱フレーム
4,4間に新設柱7を挿入し、設置する作業は極めて困
難であった。
4,4間に新設柱7を挿入し、設置する作業は極めて困
難であった。
【0014】本発明は上記の欠点を除くようにしたもの
である。
である。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の構造物構築用最
上階フレームのリフトアップ装置は、最上階フレーム端
部下面から斜め内側に傾斜せしめた仮設の支持フレーム
と、この支持フレームの下端に設けた高層構築物の本設
柱に係合可能な支持部と、この支持部にその下部を傾動
自在に取り付け、その上部を上記本設柱上に建て込んだ
新設柱に係合自在ならしめた、上記最上階フレームのジ
ャッキアップ装置とより成る。
上階フレームのリフトアップ装置は、最上階フレーム端
部下面から斜め内側に傾斜せしめた仮設の支持フレーム
と、この支持フレームの下端に設けた高層構築物の本設
柱に係合可能な支持部と、この支持部にその下部を傾動
自在に取り付け、その上部を上記本設柱上に建て込んだ
新設柱に係合自在ならしめた、上記最上階フレームのジ
ャッキアップ装置とより成る。
【0016】上記ジャッキアップ装置は、一端を上記本
設柱に係合し、他端を上記新設柱に係合可能ならしめた
ピストンロッドとピストンシリンダーとより成る伸縮手
段である。
設柱に係合し、他端を上記新設柱に係合可能ならしめた
ピストンロッドとピストンシリンダーとより成る伸縮手
段である。
【0017】本発明の構造物構築用最上階フレームのリ
フトアップ方法は、最上階フレーム端部下面から斜め内
側に傾斜せしめた支持フレームを上記高層構築物の本設
柱によって支持する工程と、上記本設柱上に新設柱を設
置固定する工程と、上記支持フレームの下部にその下部
を傾動自在に枢支したジャッキアップ装置を垂立してそ
の上部を上記新設柱に係合せしめる工程と、上記ジャッ
キアップ装置を縮めて上記支持フレームを介して上記最
上階フレームを上記新設柱に相対的に上昇せしめ上記支
持フレームを上記新設柱によって支持せしめる工程と、
上記ジャッキアップ装置を上記新設柱から離脱して傾斜
せしめる工程と、上記新設柱上に更に新設柱を設置固定
する工程とより成る。
フトアップ方法は、最上階フレーム端部下面から斜め内
側に傾斜せしめた支持フレームを上記高層構築物の本設
柱によって支持する工程と、上記本設柱上に新設柱を設
置固定する工程と、上記支持フレームの下部にその下部
を傾動自在に枢支したジャッキアップ装置を垂立してそ
の上部を上記新設柱に係合せしめる工程と、上記ジャッ
キアップ装置を縮めて上記支持フレームを介して上記最
上階フレームを上記新設柱に相対的に上昇せしめ上記支
持フレームを上記新設柱によって支持せしめる工程と、
上記ジャッキアップ装置を上記新設柱から離脱して傾斜
せしめる工程と、上記新設柱上に更に新設柱を設置固定
する工程とより成る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下図面によって本発明の実施例
を説明する。
を説明する。
【0019】本発明においては、最上階フレームの下面
に垂設せしめるリフトアップ装置を用いる代わりに、図
1〜図3に示すように最上階フレーム1をその端部下面
から下方に斜め内側に延びる仮設の傾斜支持フレーム9
によって既設の本設柱2の1階分下層側の本設柱2の梁
ブラケット3上に支持せしめる。
に垂設せしめるリフトアップ装置を用いる代わりに、図
1〜図3に示すように最上階フレーム1をその端部下面
から下方に斜め内側に延びる仮設の傾斜支持フレーム9
によって既設の本設柱2の1階分下層側の本設柱2の梁
ブラケット3上に支持せしめる。
【0020】上記傾斜支持フレーム9の最下部には梁ブ
ラケット3を貫通可能な孔10を有するフランジ11
と、このフランジ11の下側で上記梁ブラケット3上に
載置される位置と上記孔10を開放する位置に水平方向
に移動自在な下部クランプ12とを有する台座13を設
け、この台座13上にジャッキアップ装置14を配置す
る。
ラケット3を貫通可能な孔10を有するフランジ11
と、このフランジ11の下側で上記梁ブラケット3上に
載置される位置と上記孔10を開放する位置に水平方向
に移動自在な下部クランプ12とを有する台座13を設
け、この台座13上にジャッキアップ装置14を配置す
る。
【0021】上記ジャッキアップ装置14は図2に示す
ように、水平方向に互いに離間して対向する2本のリフ
トアップシリンダー15,15と、上記リフトアップシ
リンダー15,15から下方に突出し、下端が上記台座
13のフランジ11の上面に枢支ピン16を介して傾動
自在に枢支されるピストンロッド17,17と、上記2
本のリフトアップシリンダー15,15に沿って上下に
移動自在な上部クランプ18とにより構成する。
ように、水平方向に互いに離間して対向する2本のリフ
トアップシリンダー15,15と、上記リフトアップシ
リンダー15,15から下方に突出し、下端が上記台座
13のフランジ11の上面に枢支ピン16を介して傾動
自在に枢支されるピストンロッド17,17と、上記2
本のリフトアップシリンダー15,15に沿って上下に
移動自在な上部クランプ18とにより構成する。
【0022】また、上記上部クランプ18は図3に示す
ように、台板19と、この台板19に形成した新設柱7
を挿通できる孔20と、上記各リフトアップシリンダー
15,15を挿通できる孔21と、上記リフトアップシ
リンダー15,15の外周の一方の側面に夫々上下方向
に一定のピッチで互いに離間して設けられたピン受孔2
2に進退自在に挿入できるロックピン23と、上記各リ
フトアップシリンダー15,15の他方の側面に形成さ
れた上下に延びるラック24に係合するピニオン25
と、その駆動モーター26とにより構成する。
ように、台板19と、この台板19に形成した新設柱7
を挿通できる孔20と、上記各リフトアップシリンダー
15,15を挿通できる孔21と、上記リフトアップシ
リンダー15,15の外周の一方の側面に夫々上下方向
に一定のピッチで互いに離間して設けられたピン受孔2
2に進退自在に挿入できるロックピン23と、上記各リ
フトアップシリンダー15,15の他方の側面に形成さ
れた上下に延びるラック24に係合するピニオン25
と、その駆動モーター26とにより構成する。
【0023】なお、図1及び図4に示すように最上階フ
レーム1の下面に固定レール27と、横行移動レール2
8とを配置し、この横行移動レール28に沿って天井走
行式ホイスト29を走行自在とし、このホイスト29に
より新設柱の建て込みを行なうようにする。
レーム1の下面に固定レール27と、横行移動レール2
8とを配置し、この横行移動レール28に沿って天井走
行式ホイスト29を走行自在とし、このホイスト29に
より新設柱の建て込みを行なうようにする。
【0024】本発明の構造物構築用最上階フレームのリ
フトアップ装置は上記のような構成であるから、第一の
段階として、上記台座13の下部クランプ12を閉じて
これを既設の例えばN+1階用の本設柱2の一階分下層
の例えばN階用の本設柱2の梁ブラケット3上に載置す
ることによって上記最上階フレーム1を上記傾斜支持フ
レーム9を介してN階用の本設柱2により支持し、図1
に示すように、上記ジャッキアップ装置14を上記傾斜
支持フレーム9側に傾斜せしめた状態で上記ホイスト2
9によりN+2階用の新設柱7を上記N+1階用の本設
柱2の上部まで移動せしめ、図5に示すように上記N+
2階用の新設柱7を上記N+1階用の本設柱2に溶接等
により固定せしめた後、上記ホイスト29を上記新設柱
7の上部から離間する位置まで移動せしめる。
フトアップ装置は上記のような構成であるから、第一の
段階として、上記台座13の下部クランプ12を閉じて
これを既設の例えばN+1階用の本設柱2の一階分下層
の例えばN階用の本設柱2の梁ブラケット3上に載置す
ることによって上記最上階フレーム1を上記傾斜支持フ
レーム9を介してN階用の本設柱2により支持し、図1
に示すように、上記ジャッキアップ装置14を上記傾斜
支持フレーム9側に傾斜せしめた状態で上記ホイスト2
9によりN+2階用の新設柱7を上記N+1階用の本設
柱2の上部まで移動せしめ、図5に示すように上記N+
2階用の新設柱7を上記N+1階用の本設柱2に溶接等
により固定せしめた後、上記ホイスト29を上記新設柱
7の上部から離間する位置まで移動せしめる。
【0025】第二の段階として、図6及び図7に示すよ
うに上記ジャッキアップ装置14をジャッキアップ傾動
装置(図示せず)により上記新設柱7に並立するように
直立せしめる。
うに上記ジャッキアップ装置14をジャッキアップ傾動
装置(図示せず)により上記新設柱7に並立するように
直立せしめる。
【0026】第三の段階として、図8及び図9に示すよ
うに、上記駆動モーター26を駆動してピニオン25と
ラック24を介して上記上部クランプ18を上記リフト
アップシリンダー15,15に対して相対的に下降せし
め、上記N+2階用の新設柱7を上記上部クランプ18
の台板19の孔20に貫通せしめ、上記上部クランプ1
8の下面が上記N+2階用の新設柱7の梁ブラケット8
の上部に載置係合されて上記上部クランプ18が上記N
+2階用の新設柱7の梁ブラケット8上に支持されるよ
うになった状態で上記ロックピン23を上記ピン受孔2
2に挿入せしめ、上記上部クランプ18を上記リフトア
ップシリンダー15,15に固定せしめる。
うに、上記駆動モーター26を駆動してピニオン25と
ラック24を介して上記上部クランプ18を上記リフト
アップシリンダー15,15に対して相対的に下降せし
め、上記N+2階用の新設柱7を上記上部クランプ18
の台板19の孔20に貫通せしめ、上記上部クランプ1
8の下面が上記N+2階用の新設柱7の梁ブラケット8
の上部に載置係合されて上記上部クランプ18が上記N
+2階用の新設柱7の梁ブラケット8上に支持されるよ
うになった状態で上記ロックピン23を上記ピン受孔2
2に挿入せしめ、上記上部クランプ18を上記リフトア
ップシリンダー15,15に固定せしめる。
【0027】第四の段階として、上記N+1階用の本設
柱2の梁ブラケット3を通過できるよう上記台座13の
下部クランプ12を開き、図10及び図11に示すよう
に、上記ピストンロッド17,17をリフトアップシリ
ンダー15,15内に引き込めば、上記台座13のフラ
ンジ11、傾斜支持フレーム9を介して最上階フレーム
1が上記新設柱7に対して相対的に上昇するから、図1
2及び図13に示すように、上記N+1階用の本設柱2
の梁ブラケット3上に上記台座13の下部クランプ12
を載置係合できる位置まで上昇せしめ、上記下部クラン
プ12を閉じ、これを上記N+1階用の本設柱2の梁ブ
ラケット3上に載置係合せしめ、上記N+1階用の本設
柱2により台座13及び上記傾斜支持フレーム9を介し
て上記最上階フレーム1を支持できるようにする。
柱2の梁ブラケット3を通過できるよう上記台座13の
下部クランプ12を開き、図10及び図11に示すよう
に、上記ピストンロッド17,17をリフトアップシリ
ンダー15,15内に引き込めば、上記台座13のフラ
ンジ11、傾斜支持フレーム9を介して最上階フレーム
1が上記新設柱7に対して相対的に上昇するから、図1
2及び図13に示すように、上記N+1階用の本設柱2
の梁ブラケット3上に上記台座13の下部クランプ12
を載置係合できる位置まで上昇せしめ、上記下部クラン
プ12を閉じ、これを上記N+1階用の本設柱2の梁ブ
ラケット3上に載置係合せしめ、上記N+1階用の本設
柱2により台座13及び上記傾斜支持フレーム9を介し
て上記最上階フレーム1を支持できるようにする。
【0028】第五の段階として、図14及び図15に示
すように、上記シリンダーロッド17,17を伸長し、
上記上部クランプ18のロックピン23を上記ピン受孔
22から引き抜き、図16に示すように上記駆動モータ
ー26によって上部クランプ18を上記リフトアップシ
リンダー15,15に対して相対的に上方に移動せし
め、上記N+2階用の新設柱7から離脱せしめた後、上
記枢支ピン16を支点として上記ジャッキアップ装置1
4を傾斜せしめる。
すように、上記シリンダーロッド17,17を伸長し、
上記上部クランプ18のロックピン23を上記ピン受孔
22から引き抜き、図16に示すように上記駆動モータ
ー26によって上部クランプ18を上記リフトアップシ
リンダー15,15に対して相対的に上方に移動せし
め、上記N+2階用の新設柱7から離脱せしめた後、上
記枢支ピン16を支点として上記ジャッキアップ装置1
4を傾斜せしめる。
【0029】これにより、上記新設柱7上にさらに新し
い新設柱を建て込むことができるようになるから、以下
上記動作を繰り返すことにより最上階までの施工を行な
うことができる。
い新設柱を建て込むことができるようになるから、以下
上記動作を繰り返すことにより最上階までの施工を行な
うことができる。
【0030】なお、上記最上階フレーム1は仮設の上屋
又は屋根階であっても良い。
又は屋根階であっても良い。
【0031】
【発明の効果】本発明の構造物構築用最上階フレームの
リフトアップ方法及び装置によれば、新設柱の建込み時
にこの建込み位置からジャッキアップ装置14を退避で
きるので建て込みが容易であり、また、最上階フレーム
1の下面に通常の天井走行ホイストクレーンを配置して
新設柱の建込みが可能となるので、天井クレーンを軽量
化することができ、その結果最上階フレームを軽量化で
きるという大きな利益がある。
リフトアップ方法及び装置によれば、新設柱の建込み時
にこの建込み位置からジャッキアップ装置14を退避で
きるので建て込みが容易であり、また、最上階フレーム
1の下面に通常の天井走行ホイストクレーンを配置して
新設柱の建込みが可能となるので、天井クレーンを軽量
化することができ、その結果最上階フレームを軽量化で
きるという大きな利益がある。
【図1】本発明の構造物構築用最上階フレームのリフト
アップ装置の説明用正面図である。
アップ装置の説明用正面図である。
【図2】本発明の構造物構築用最上階フレームのリフト
アップ装置の要部の側面図である。
アップ装置の要部の側面図である。
【図3】本発明の構造物構築用最上階フレームのリフト
アップ装置の要部の平面図である。
アップ装置の要部の平面図である。
【図4】本発明の構造物構築用最上階フレームのリフト
アップ装置の最上階フレームの説明用底面図である。
アップ装置の最上階フレームの説明用底面図である。
【図5】本発明の構造物構築用最上階フレームのリフト
アップ方法の説明用正面図である。
アップ方法の説明用正面図である。
【図6】本発明の構造物構築用最上階フレームのリフト
アップ方法の説明用正面図である。
アップ方法の説明用正面図である。
【図7】本発明の構造物構築用最上階フレームのリフト
アップ方法の説明用側面図である。
アップ方法の説明用側面図である。
【図8】本発明の構造物構築用最上階フレームのリフト
アップ方法の説明用正面図である。
アップ方法の説明用正面図である。
【図9】本発明の構造物構築用最上階フレームのリフト
アップ方法の説明用側面図である。
アップ方法の説明用側面図である。
【図10】本発明の構造物構築用最上階フレームのリフ
トアップ方法の説明用正面図である。
トアップ方法の説明用正面図である。
【図11】本発明の構造物構築用最上階フレームのリフ
トアップ方法の説明用側面図である。
トアップ方法の説明用側面図である。
【図12】本発明の構造物構築用最上階フレームのリフ
トアップ方法の説明用正面図である。
トアップ方法の説明用正面図である。
【図13】本発明の構造物構築用最上階フレームのリフ
トアップ方法の説明用側面図である。
トアップ方法の説明用側面図である。
【図14】本発明の構造物構築用最上階フレームのリフ
トアップ方法の説明用正面図である。
トアップ方法の説明用正面図である。
【図15】本発明の構造物構築用最上階フレームのリフ
トアップ方法の説明用側面図である。
トアップ方法の説明用側面図である。
【図16】本発明の構造物構築用最上階フレームのリフ
トアップ方法の説明用正面図である。
トアップ方法の説明用正面図である。
【図17】従来の構造物構築用最上階フレームのリフト
アップ装置の説明用正面図である。
アップ装置の説明用正面図である。
【図18】従来の構造物構築用最上階フレームのリフト
アップ方法の説明用正面図である。
アップ方法の説明用正面図である。
【図19】従来の構造物構築用最上階フレームのリフト
アップ方法の説明用正面図である。
アップ方法の説明用正面図である。
【図20】従来の構造物構築用最上階フレームのリフト
アップ方法の説明用正面図である。
アップ方法の説明用正面図である。
1 最上階フレーム 2 本設柱 3 梁ブラケット 4 柱フレーム 4a ピン受孔 5 支持ストッパー 6 油圧ジャッキ 6a ピン 6b ピン 7 新設柱 8 梁ブラケット 9 傾斜支持フレーム 10 孔 11 フランジ 12 下部クランプ 13 台座 14 ジャッキアップ装置 15 リフトアップシリンダー 16 枢支ピン 17 ピストンロッド 18 上部クランプ 19 台板 20 孔 21 孔 22 ピン受孔 23 ロックピン 24 ラック 25 ピニオン 26 駆動モーター 27 固定レール 28 横行移動レール 29 ホイスト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04G 21/14 E04B 1/35
Claims (3)
- 【請求項1】 最上階フレーム端部下面から斜め内側に
傾斜せしめた仮設の支持フレームと、この支持フレーム
の下端に設けた高層構築物の本設柱に係合可能な支持部
と、この支持部にその下部を傾動自在に取り付け、その
上部を上記本設柱上に建て込んだ新設柱に係合自在なら
しめた、上記最上階フレームのジャッキアップ装置とよ
り成ることを特徴とする構造物構築用最上階フレームの
リフトアップ装置。 - 【請求項2】 上記ジャッキアップ装置が、一端を上記
本設柱に係合し、他端を上記新設柱に係合可能ならしめ
たピストンロッドとピストンシリンダーとより成る伸縮
手段であることを特徴とする請求項1記載の構造物構築
用最上階フレームのリフトアップ装置。 - 【請求項3】 最上階フレーム端部下面から斜め内側に
傾斜せしめた支持フレームを上記高層構築物の本設柱に
よって支持する工程と、 上記本設柱上に新設柱を設置固定する工程と、 上記支持フレームの下部にその下部を傾動自在に枢支し
たジャッキアップ装置を垂立してその上部を上記新設柱
に係合せしめる工程と、 上記ジャッキアップ装置を縮めて上記支持フレームを介
して上記最上階フレームを上記新設柱に相対的に上昇せ
しめ上記支持フレームを上記新設柱によって支持せしめ
る工程と、 上記ジャッキアップ装置を上記新設柱から離脱して傾斜
せしめる工程と、 上記新設柱上に更に新設柱を設置固定する工程とより成
ることを特徴とする構造物構築用最上階フレームのリフ
トアップ方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6393996A JP2923850B2 (ja) | 1996-02-27 | 1996-02-27 | 構造物構築用最上階フレームのリフトアップ方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6393996A JP2923850B2 (ja) | 1996-02-27 | 1996-02-27 | 構造物構築用最上階フレームのリフトアップ方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09228641A JPH09228641A (ja) | 1997-09-02 |
JP2923850B2 true JP2923850B2 (ja) | 1999-07-26 |
Family
ID=13243829
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6393996A Expired - Fee Related JP2923850B2 (ja) | 1996-02-27 | 1996-02-27 | 構造物構築用最上階フレームのリフトアップ方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2923850B2 (ja) |
-
1996
- 1996-02-27 JP JP6393996A patent/JP2923850B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09228641A (ja) | 1997-09-02 |
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