JPH06192780A - 高耐熱・高耐摩耗性アルミニウム合金および高耐熱・高耐摩耗性アルミニウム合金粉末 - Google Patents

高耐熱・高耐摩耗性アルミニウム合金および高耐熱・高耐摩耗性アルミニウム合金粉末

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JPH06192780A
JPH06192780A JP34673992A JP34673992A JPH06192780A JP H06192780 A JPH06192780 A JP H06192780A JP 34673992 A JP34673992 A JP 34673992A JP 34673992 A JP34673992 A JP 34673992A JP H06192780 A JPH06192780 A JP H06192780A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】製品材料として耐熱性、耐摩耗性を有し鍛造
性、耐クリープ性を改善する。 【構成・作用】重量%で、Ni:2〜15%、Si:
0.2〜15%、Fe:0.6〜8.0%と、Cu:
0.6〜5.0%およびMg:0.5〜3%の1種また
は2種ただしCu+Mg≦6%と、Zr:0.3〜3%
およびMo:0.3〜3%の1種または2種ただしZr
+Mo≦4%と、B:0.05〜10%とを含み、残部
が不可避不純物とAlからなり、粉末冶金法またはアト
マイズ法で製造されたアルミニウム合金またはアルミニ
ウム合金粉末。このアルミニウム合金のマトリックスに
は窒化物、硼化物を添加分散させて耐摩耗性を向上させ
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バルブスプリングリテ
ナー、インテークバルブ、ピストン等の自動車、航空機
等のエンジン部品に適用して有用な、靱性、耐摩耗性と
ともに高温強度、耐クリープ特性に優れる高耐熱・高耐
摩耗性アルミニウム合金およびアルミニウム基複合材料
に関する。
【0002】
【従来の技術】アルミニウム合金は、軽量で加工性に優
れているので、古くから航空機あるいは自動車の構造用
材料として用いられている。従来のアルミニウム合金の
うち、耐熱性に優れるものとしては、JIS2024、
2018等のAl−Cu−Mg系合金が知られている。
【0003】また、Niを5重量%(以下、単に%とい
う。)以上含むAl−Ni系合金(軽金属学会主催、A
l合金の粉末冶金技術シンポジウム(昭和62年3月9
日開催)予稿集第58頁、第70頁)が提案されてい
る。同様に、特開平2−149629、特開平2−14
9631、特開平2−149632、特開平2−149
633号公報には、Niを8%以上含み、鋳造法で製造
したAl−Ni−Si−Cu−Mg系合金からなる「耐
摩耗性及び熱伝導性に優れた低熱膨張アルミニウム合
金」が開示されている。
【0004】さらに、特公平2−56401号公報に
は、7.7〜15%のNiと、15〜25%のSiとを
含み、Si結晶粒の大きさを15μm以下としたAl−
Ni−Si系合金粉末からなる「耐熱耐摩耗性高力アル
ミニウム合金粉末」が開示されている。また、アルミニ
ウム合金は、鋼と比較して、アルミニウム合金または鋼
と摺動した場合、非常に焼付きを生じやすい。このた
め、かかる摺動特性を改善すべく、アルミニウム合金中
に硼素(B)を0.4〜5.5%含有させた鋳造アルミ
ニウム合金(特開昭54−88819号公報)、アルミ
ニウム合金中にBを0.5〜10%含有させた鋳造アル
ミニウム合金(特開昭63−247334号公報)が開
示されている。なお、アルミニウム合金中にBを0.0
5%程度Tiとともに添加し微細化した鋳造アルミニウ
ム合金も知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】自動車用エンジンには
高出力と軽量化が要求され、このためエンジン部品用の
材料は、常温で引張強度が500MPa、300℃で1
60MPa以上必要とされる。さらに、鋼部品と摺動し
た場合に焼付かず、フレッチング疲労現象を起こさない
特性が要求される。
【0006】ここに、焼付き現象とは、機械摺動部材の
摺動特性を示す現象であって、高荷重下で摺動を繰り返
した場合、相手部品に一部が凝着し、相互の摩擦係数が
急激に上昇し、固着する現象である。また、フレッチン
グ疲労現象とは、やはり機械摺動部材の摺動特性を示す
現象であって、油潤滑下であっても高荷重下で摺動を繰
り返した場合、相手部品に一部が凝着し、この部位を起
点として疲労破壊する現象である。
【0007】かかる観点からは、上記JIS2024、
2018等のAl−Cu−Mg系合金は、常温での引張
強度は優れるものの、200℃の高温では引張強度が高
々300MPa、300℃の高温では引張強度が150
MPaであり、近年の自動車等のエンジン部品にこれら
Al−Cu−Mg系合金を適用することはできない。ま
た、上記のAl−Ni系合金及びAl−Ni−Si−C
u−Mg系合金では、組織中に生成されたNiAl3
属間化合物により、耐熱性及び耐摩耗性が改善されてい
るものの、鋳造法により製品を製造することとなるた
め、製品における金属間化合物の粒径などが大きくな
り、常温で高々380MPa、300℃の高温では引張
強度が160MPaに低下することが明らかとなった。
このため、かかるアルミニウム合金でも、近年の自動車
等のエンジン部品として適用することが困難である。
【0008】一方、上記のAl−Ni−Si系合金粉末
では、焼結法により製品を製造することとなる。すなわ
ち、一定組成の合金原料を溶解、噴霧して上記Al−N
i−Si系合金粉末とし、このAl−Ni−Si系合金
粉末を冷間予備成形、押出、鍛造することにより製品が
得られる。このため、このAl−Ni−Si系合金粉末
では、NiAl3 金属間化合物の粒径が数μm以下であ
り、耐摩耗性に優れるとともに、引張強度も常温で51
0MPa、250℃で345MPaが得られる。しか
し、一般に自動車等のエンジン部品では充分な押出比
(押出前後の断面積比)を取れない場合もある。
【0009】また、上記特開昭54−88819号公報
等記載の鋳造アルミニウム合金では、硼素(B)は単体
としては存在していないと考えら、十分な摺動特性を発
揮していない。すなわち、鋳造法では、アルミニウム合
金のマトリックス中に固溶するB量は少なく、常温では
殆ど溶解せず、また溶湯中にせっかく溶解したBが徐冷
されればほとんどAlB12などの硼素化合物に変化し、
これにより十分な摺動特性を発揮しえないと考えられ
る。
【0010】さらに、セラミックス粒子や繊維を分散さ
せたMMC(金属基複合材料)は、一般に高温強度が高
いが、鍛造性、伸びが低い。また鍛造性を良くしようと
すると、逆に高温強度が低下する。そこで高温強度と鍛
造性を両立させるには、適切なアルミニウム合金のマト
リックスを選定することが必要である。本発明は、上記
従来の実情に鑑みてなされたものであって、鍛造性、安
定した耐摩耗性および特に高温での引張強度、降伏強度
に優れる製品を製造できるアルミニウム合金および合金
粉末を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者は、高Niおよ
び高Siのアルミニウム合金にFeおよびCuの少なく
とも1種を配合することにより優れた耐熱アルミニウム
合金が得られることを知り、かかる合金について研究を
進めた。また、急冷凝固(アトマイズ)法において、溶
解温度を高めにし多量のBを溶解させた後、急速冷却す
ることにより、溶解限度以上の単体Bを含む合金粉末が
得られるのではないかとの予測に基づき開発を進めた。
そして特定の組成割合のアルミニウム合金をマトリック
スとして、これに窒化物、硼化物の粒子を分散させたア
ルミニウム合金は、高温度での引張強度および伸度に優
れ、鍛造性、耐摩耗性が高いことを発見・確認したもの
である。
【0012】本発明の高耐熱・高耐摩耗性アルミニウム
合金は、重量%で、Ni:2〜15%、Si:0.2〜
15%、Fe:0.6〜8.0%と、Cu:0.6〜
5.0%およびMg:0.5〜3%の1種または2種た
だしCu+Mg≦6%と、Zr:0.3〜3%およびM
o:0.3〜3%の1種または2種ただしMo+Zr≦
4%と、B:0.05〜10%とを含み、残部が不可避
不純物とAlからなり、粉末冶金法により製造されてい
ることを特徴とする。
【0013】本発明のアルミニウム合金は、Ti:0.
5〜4.0重量%(以下、特にことわりのないかぎり%
は重量%を意味する。)を含むことができる。さらに、
本発明のアルミニウム合金のマトリックス100重量%
とし、窒化物、硼化物の粒子の1種または2種以上が合
計で0.5〜10%該マトリックスに分散させたものと
することができる。
【0014】本発明の高耐熱・高耐摩耗性アルミニウム
合金粉末は、重量%で、Ni:2〜15%、Si:0.
2〜15%、Fe:0.6〜8.0%と、Cu:0.6
〜5.0%およびMg:0.5〜3%の1種または2種
ただしCu+Mg≦6%と、Zr:0.3〜3%および
Mo:0.3〜3%の1種または2種ただしMo+Zr
≦4%と、B:0.05〜10%とを含み、残部が不可
避不純物とAlからなり、アトマイズ法により製造され
ていることを特徴とする。
【0015】このアルミニウム合金粉末においても、T
i:0.5〜4.0%を含むことができる。このアルミ
ニウム合金は、上記の組成のアルミニウム合金マトリッ
クスを溶解、噴霧して微粉末を形成する。生成した微粉
末を加圧成形した後、焼結するという粉末冶金法により
製造できる。また、混合粉末をケースに入れ、この状態
で冷間予備成形(CIP)、熱間押出する方法もある。
また、窒化物、硼化物を添加する場合は、上記の微粉末
に添加混合して混合粉末とし、この混合粉末を加圧成形
した後、焼結するという粉末冶金法により製造できる。
【0016】アルミニウム合金粉末は、上記の組成のア
ルミニウム合金マトリックスを溶解して溶湯とし、是を
急速冷却するというアトマイズ法で粉末状とすることで
製造される。本発明の耐熱アルミニウム合金のマトリッ
クスを構成するアルミニウム以外の元素の配合割合およ
び作用を以下に説明する。なお、%はマトリックスを1
00%としたものである。
【0017】〔Ni:2〜15%〕Niは、Alととも
に、NiAl3 等の金属間化合物をつくる。これら金属
間化合物は高温でも安定であり、合金の耐摩耗性と高温
強度に寄与する。特にNiAl3 金属間化合物は硬さも
より低く、靱性により富む。このため、Niは高温強度
を確保するアルミニウム合金マトリックスの硬化剤とし
て2%以上添加することが必要である。またNiが15
%を超えるとアルミニウム合金マトリックスの高温強度
は確保できるが粗大結晶の析出により加工性、伸びが低
下し鍛造性が低下するので好ましくない。
【0018】〔Si:0.2〜15%〕Al中に微細な
Siを分散させた合金は、高温強度、耐摩耗性に優れる
ことは、A390合金等で知られている。急冷凝固粉末
冶金法によりアルミニウム合金をを製造する場合には、
Siを15%を超えて配合すると、アルミニウム合金製
品に粗大な初晶Siが晶出して好ましくない。
【0019】Siの量が0.2%未満では添加効果が認
められないので好ましくない。 〔Fe:0.6〜8.0%〕一般にはFeの添加は好ま
しくなく、含まれていても0.5%以下であることが望
ましいとされている。しかし、発明者らの実験結果で
は、Feを配合することにより、得られるアルミニウム
合金マトリックスの常温強度及び300℃の高温強度が
向上することが判明した。Feが0.6%未満の配合で
は、アルミニウム合金マトリックスの常温強度及び30
0℃の高温強度向上の効果が少なく、Feを8%を超え
て配合すると、アルミニウム合金マトリックスが脆くな
る。
【0020】〔Cu:0.6〜5.0%〕Cuは、耐熱
アルミニウム合金に時効硬化を付与し、アルミニウム合
金マトリックスを強化する。Cuが0.6%以上の配合
でアルミニウム合金マトリックスの常温強度向上の効果
があり、Cuを5%を超えて配合すると、粗大な晶出物
が生成し、アルミニウム合金マトリックスの高温強度を
低下させる。但し、Cuと下述のMgとは、少なくとも
1種が含有され、Mg及びCuの合計量が6%以下であ
れば、アルミニウム合金マトリックスの鍛造性が保持で
きる。
【0021】〔Mg:0.5〜3.0%〕一般にMg
は、Cu同様、Al合金を強化する成分として知られて
いる。Mgの量が3%を超えると粗大化合物が析出して
鍛造性が低下するので好ましくない。但し、上述のCu
とMgとは少なくとも1種が配合され、その合計量が6
%以下であれば添加効果を保持することができる。
【0022】〔Zr:0.3〜3.0%〕Zrは、高温
強度および耐クリープ性を改善する添加元素として知ら
れている。即ち、本発明のアルミニウム合金マトリック
スにZr:0.3〜3.0%を配合すると、アルミニウ
ム合金マトリックスの靱性が効果的に向上する。Zrが
0.3%未満の添加では靱性向上の効果が少なく、Zr
を3.0%を超えて添加すると粗大な金属間化合物(Z
rAl3 )を晶出し、望ましくない。
【0023】〔Mo:0.3〜3.0%〕MoもまたZ
rと同様に、同じ添加量で耐熱性を改善できる元素であ
るが、本発明では、Zr,Moのうちの少なくとも1種
を4%以下添加することで上記鍛造性、耐クリープ特性
を確保することができる。そして、ZrとMoは少なく
とも1種以上添加されれば良く、MoとZrの合計量が
4%以下とする必要があるる。4%を超えるとかえって
鍛造性が低下するので好ましくない。
【0024】〔Ti:0.5〜4.0%〕Tiは、Zr
同様、高温強度を改善する添加元素として知られている
が、発明者らの実験結果では、アルミニウム合金マトリ
ックスの300℃での降伏強度を向上させることが判明
した。Tiの配合割合は0.5〜4.0%である。Ti
の配合が0.5%未満では高温における降伏強度の向上
効果が少なく、Tiの配合が4.0%を超えて添加する
とアルミニウム合金マトリックスの靱性を低下させるの
で、望ましくない。
【0025】〔B単体:合金中には0.05〜10.0
%、粉末中には0.05〜2%〕B単体は、その添加量
とともにアルミニウム合金マトリックスの摺動特性は向
上する傾向にある。しかし、添加量が0.05%未満で
は摺動特性の向上が認められない。急冷凝固法では、溶
解温度を高めにし、多量のBを溶解させた後、急速冷却
すれば、溶解度以上のBを含む合金粉末が得られる。た
だし、Zrなどの他の元素が同時に含有されていれば、
急冷凝固法による合金粉末を製造する場合でも、Bが硼
化物になりやすい。なお、合金中でBが単体で存在する
か否かはTEM(透過型電子顕微鏡)などにより確認で
きる。
【0026】アルミニウム溶湯中に溶解するB量は73
0℃で0.22%、1100℃で1.7%である。この
ため急冷凝固法により、本発明のアルミニウム合金粉末
を得るには、1100℃以上のアルミニウム溶湯を必要
とするので、実用上粉末中のB量は2%以下である。こ
うして得られるアルミニウム合金粉末を焼結法により合
金とする。
【0027】また、アルミニウム合金粉末に後からB粉
末を添加して押出しによるアルミニウム合金を作製する
場合は、溶解温度の制約はないので、多量に添加するこ
とが可能であるが、合金中に10%を超えるB粉末を添
加すると、合金の強度と靱性とを低下させるので、合金
中のB量は10%以下である。B粉末の粒径は、耐フレ
ッチング性と相手攻撃性を考慮すると10μm以下とす
るのが好ましい。
【0028】混合法でBを添加する場合、Bの平均粒径
は相手攻撃性から10μm以下が好ましい。また、0.
5μm以下なら混合時に偏析が生じるので0.5μm以
上が好ましい。 〔窒化物、硼化物:合計で0.5〜10%〕窒化物、硼
化物の粒子を耐熱アルミニウム合金マトリックスに分散
させことにより得られるアルミニウム合金の耐摩耗性が
向上する。この窒化物、硼化物の量が0.5%未満の場
合は、添加による耐摩耗性の効果が認められない。また
添加量が10%を超えると、アルミニウム合金の引張強
度、伸び、機械加工性が著しく低下するので好ましくな
い。
【0029】窒化物としては、たとえば、AlN、Ti
N、ZrN、BNなどが挙げられる。硼化物としては、
たとえば、TiB、NiB、MgB2 などが挙げられ
る。この窒化物、硼化物の粒径は、微粉末で平均粒径が
0.5〜20μmであることが好ましい。0.5μmよ
り小さいと粉末同志が凝集し機械的強度が劣化するので
好ましくない。また20μmより大きいと、摺動時に粒
子が割れたり脱落したりして耐摩耗性の効果が少なくな
るからである。特にこれらの粒子の相手材への攻撃性を
考慮して10μm以下とすることが好ましい。また混合
時の偏析などを防止する意味から0.5μm以上である
ことが好ましい。
【0030】この窒化物、硼化物は、1種または2種以
上が上記の組成の耐熱アルミニウム合金に混合され粉末
冶金法で処理されることで、アルミニウム合金が製造で
きる。
【0031】
【実施例】以下、本発明を具体化した実施例および比較
例を示すとともに本発明をさらに詳細に説明する。な
お、実施例および比較例の組成を表1、表2に特性値を
表3、表4に示す。表1、表2のアルミニウム合金マト
リックス組成の列に示す元素の前の数字は、マトリック
ス100%中に占めるその元素の%量である。窒化物お
よび硼化物の添加物列のそれぞれの窒化物および硼化物
の前に記載された数字は、アルミニウム合金を100%
としたときの窒化物および硼化物の%量を示す。
【0032】表1に示す組成のアルミニウム合金マトリ
クスの溶湯をアトマイズ法により粉末化した後、100
メッシュの篩により分級した。
【0033】
【表1】 No.1〜5および8は、所定量のBを溶湯に溶解して
形成した。さらにNo3、4、5、8については、粒径
1〜20μmの窒化物、硼化物の微粉末を所定量上記の
アルミニウム合金マトリクス粉末に混合して混合粉末と
した。
【0034】実施例No6、7はアルミニウム合金マト
リックス粉末に所定量のBを粒径5μmの粉末を混合し
て合金粉末とした。これらの混合粉末を純Alの底付き
チューブに装填して真空条件下、面圧3ton/cm2
で冷間予備成形し、φ30mm×L80mmのプリフォ
ーム体を製作した。これらプリフォーム体を450℃で
30分間加熱し、比較的大きな押出比「10」で熱間押
出加工を行い、直径10mmの棒状の表1に示すNo1〜
8の8種類のアルミニウム合金を得た。また、各アルミ
ニウム合金粉末を金型に充填して450℃、面圧3to
n/cm2 で真空ホットプレスし、得られた成形体から
40×40mmの摺動試験用アルミニウム合金を切り出
した。これらの実施例の各アルミニウム合金には、Bが
耐熱アルミニウム合金マトリックス中に溶解しNo3、
4、5、8については窒化物、硼化物が均一に分散して
いる。
【0035】表2に示す比較例No11は、実施例No
1のBを含まないアルミニウム合金マトリックス組成の
溶湯をアトマイズ法により粉末化した混合粉末であり、
No12は実施例No2のBを含まないアルミニウム合
金マトリックス組成の溶湯をアトマイズ法により粉末化
した混合粉末であり、No13は実施例No4〜7の
B、窒化物および硼化物を含まないアルミニウム合金マ
トリックス組成の溶湯をアトマイズ法により粉末化した
混合粉末である。No14はAl−Si−Cu−Mgの
組成のアルミニウム合金マトリックスの溶湯をアトマイ
ズ法により粉末化した混合粉末に15%の炭化珪素のウ
イスカーを添加したものである。No15はAl−Cu
−Mg−Mn組成のアルミニウム合金マトリックスの溶
湯をアトマイズ法により粉末化した混合粉末に粒径2.
6μmの炭化珪素の微粉末を20%混合して混合粉末と
した。No16はAl−Si−Cu−Mg組成のアルミ
ニウム合金マトリックスの溶湯をアトマイズ法により粉
末化した混合粉末に粒径2.6μmの炭化珪素の微粉末
を20%混合して混合粉末とした。No17はAl−N
i−Si−Cu組成のアルミニウム合金マトリックスの
溶湯をアトマイズ法により粉末化した混合粉末に粒径
7.3μmの窒化アルミニウムを添加したものである。
【0036】これらの各混合粉末を純Alの底付きチュ
ーブに装填して真空条件下、面圧3ton/cm2 で冷
間予備成形し、φ30mm×L80mmのプリフォーム
体を製作した。これらプリフォーム体を450℃で30
分間加熱し、比較的大きな押出比「10」で熱間押出加
工を行い、直径10mmの棒状の表4に示すNo11〜1
7の7種類のアルミニウム合金を得た。
【0037】
【表2】 〔評価1〕実施例のNo1〜No8 のアルミニウム合金
の試料について、室温での引張強度と伸びを、150℃
および300℃での引張強度と降伏強度および伸びの測
定を行った。結果を表3に示す。
【0038】表3に示すように、実施例のNo1〜8 の
アルミニウム合金は、いづれも室温における引張強度
(σ)が500MPaを超え、150℃においても45
0MPaを超えている。さらに、300℃における引張
強度も160MPaを超え降伏強度もNo7(Bの添加
量が多いため)を除いて140MPa以上である。そし
て伸びも4%以上である。したがって、本実施例の各試
料は耐熱強度が向上していることを示している。
【0039】
【表3】 比較例のNo11〜17についても、表4に示すように
実施例と同様に各試料について室温での引張強度と伸び
を、150℃および300℃での引張強度と降伏強度お
よび伸びの測定を行った。
【0040】
【表4 】 比較例No1 1〜13は、硼素を含まない以外は実施例
のNo1、No2およびNo6のアルミニウム合金マト
リックス組成と同じであり室温の引張強度(σ)は50
0Mpaを超え、150℃においても450MPaを超
えており、さらに300℃においても本実施例と同じレ
ベルの強度を示している。したがって、この比較例No
1 1〜13は実施例No1、No2およびNo6のアル
ミニウム合金マトリクス組成とBを含まない以外は同じ
で、強度的にはほぼ同じレベルであり硼素単体を添加し
たことによる強度への著しい悪影響は認められない。
【0041】実施例No1〜8は150℃の引張強度が
450MPa以上あり、優れた耐熱強度を示している。
これは比較例No11〜13からも理解できるようにア
ルミニウム合金マトリックスの成分が適切で有るためで
ある。さらに、300℃での引張強度も150MPa以
上で優れた高温強度特性を示しておりこのアルミニウム
合金マトリックスの組成成分が適切であるためである。
一方、比較例No14も300℃の引張強度が153M
Paと高いが、これは炭化珪素のウイスカーが15%添
加されているためであるが、炭化珪素のウイスカー添加
量が多いため鍛造性、機械加工性が悪く実用的ではな
い。さらに比較例No17は300℃の引張強度は28
3MPaと高いが伸びが0.2%と著しく低く、実用上
は制限される。しかし、本発明の各実施例は300℃の
伸びがいずれも4%以上あり、引張強度と伸びとのバラ
ンスのとれた材料である。
【0042】実施例No2、3、比較例No12の30
0℃の降伏強度はいずれも180MPa以上で優れてい
る。これはTiを1%含んでいるためであり、比較例N
o13の降伏強度と比較すれば明らかである。一方比較
例No17の300℃の降伏強度も高いが、これはSi
が多いため伸度も0.2%と低く鍛造性、機械加工性が
悪く実用的ではない。
【0043】実施例No1〜8の比摩耗量はいずれも、
10-8、10-9のオーダーで優れている。特にBのみな
らず他の硬質粒子である窒化物、硼化物を添加したもの
が優れている。比較例No11は硼素(B)を含まない
ので比摩耗量が10-7と大きい。No15、16は炭化
珪素の粉末が多量に添加されているので、比摩耗量が1
-7と大きい。
【0044】〔評価2〕フレッチングの評価法は、摺動
試験用アルミニウム合金を鋼(窒化処理したJIS43
0ステンレス)製の平板により、100℃、面圧1.2
MPaの荷重、5Hzの速さで10分間繰り返し叩き、
摺動試験用アルミニウム合金上の凝着発生面積率(%)
を観察することで判定した。
【0045】実施例No1〜8はいずれもアルミニウム
の凝着発生面積が25%以下で優れた耐フレッチング性
を示す。特にBの他に窒化物、硼化物したもの、Bの添
加量の多いものが優れている。一方、比較例No11〜
14のBを含まない場合は、アルミニウム凝着発生面積
が50%以上あり耐フレッチング性が低い。したがって
Bの添加が有効であることを示している。
【0046】したがって、強度、耐熱性、鍛造性、耐摩
耗性、耐フレッチング性のバランスのとれたアルミニウ
ム合金とするには、マトリックスに硼素単体を添加した
組成とすることおよび窒化物、硼化物を特定することが
必要である。上記の評価により、実施例No1〜8の組
成のアルミニウム合金マトリックスを溶湯から得た合金
粉末およびその合金は、軽量であるとともに、耐摩耗
性、鍛造性、常温および高温での引張強度に優れてい
る。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のアルミニ
ウム合金および合金粉末は、所定量のNi、Si、F
e、CuおよびMg、ZrおよびMoを含有したアルミ
ニウム合金をマトリックスとして使用しているため、軽
量であるとともに、窒化物、硼化物の粒子がマトリック
ス中に分散しているので耐摩耗性が優れ、かつ窒化物、
硼化物の粒子が分散されていないマトリックスからなる
アルミニウム合金とほぼ類似した強度を有する。
【0048】したがって、本発明のアルミニウム合金お
よび合金粉末で例えば自動車等のエンジン部品であるバ
ルブスプリングリテナー、インテークバルブ、コンロッ
ド、ピストンなどの軽量化に寄与できる。さらにこのア
ルミニウム基複合材料は、安定した耐摩耗性、靱性、鍛
造性を剛性、熱膨張特性、常温強度及び高温強度を発揮
することができるため、近年の高出力化の要請に確実に
答え、かつ軽量化が図れるので低燃費化したエンジン部
品とすることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三浦 宏久 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 山田 泰弘 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 道岡 博文 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 楠井 潤 大阪市中央区久太郎町三丁目6番8号 東 洋アルミニウム株式会社内 (72)発明者 田中 昭衛 大阪市中央区久太郎町三丁目6番8号 東 洋アルミニウム株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量%で、Ni:2〜15%、Si:
    0.2〜15%、Fe:0.6〜8.0%と、Cu:
    0.6〜5.0%およびMg:0.5〜3%の1種また
    は2種ただしCu+Mg≦6%と、Zr:0.3〜3%
    およびMo:0.3〜3%の1種または2種ただしMo
    +Zr≦4%と、B:0.05〜10%とを含み、残部
    が不可避不純物とAlからなり、粉末冶金法により製造
    されていることを特徴とする高耐熱・高耐摩耗性アルミ
    ニウム合金。
  2. 【請求項2】 さらにTi:0.5〜4.0%を含む請
    求項1記載の高耐熱・高耐摩耗性アルミニウム合金。
  3. 【請求項3】 請求項1および請求項2記載の高耐熱・
    高耐摩耗性アルミニウム合金をマトリックとし、該マト
    リックスを含むマトリックス全体を100重量%とした
    とき窒化物、硼化物の粒子の1種または2種以上が合計
    で0.5〜10重量%該マトリックスに分散しているこ
    とを特徴とする高耐熱・高耐摩耗性アルミニウム合金。
  4. 【請求項4】 重量%で、Ni:2〜15%、Si:
    0.2〜15%、Fe:0.6〜8.0%と、Cu:
    0.6〜5.0%およびMg:0.5〜3%の1種また
    は2種ただしCu+Mg≦6%と、Zr:0.3〜3%
    およびMo:0.3〜3%の1種または2種ただしMo
    +Zr≦4%と、B:0.05〜10%とを含み、残部
    が不可避不純物とAlからなり、アトマイズ法により製
    造されていることを特徴とする高耐熱・高耐摩耗性アル
    ミニウム合金粉末。
  5. 【請求項5】 さらにTi:0.5〜4.0%を含む請
    求項4記載の高耐熱・高耐摩耗性アルミニウム合金粉
    末。
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US10190535B2 (en) 2015-08-13 2019-01-29 Hyundai Motor Company Hypereutectic aluminum-silicon-based alloy having superior elasticity and wear resistance
RU2752489C1 (ru) * 2020-12-26 2021-07-28 Общество с ограниченной ответственностью "Институт легких материалов и технологий" Порошковый материал с высокой теплопроводностью

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