JPH06192619A - 3液常温乾燥型航空機用水性塗料 - Google Patents

3液常温乾燥型航空機用水性塗料

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Publication number
JPH06192619A
JPH06192619A JP4357394A JP35739492A JPH06192619A JP H06192619 A JPH06192619 A JP H06192619A JP 4357394 A JP4357394 A JP 4357394A JP 35739492 A JP35739492 A JP 35739492A JP H06192619 A JPH06192619 A JP H06192619A
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JP
Japan
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titanium dioxide
water
urethane resin
weight
resin
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4357394A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Tachibana
哲弥 立花
Koji Takada
耕治 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Tokushu Toryo Co Ltd
Japan Airlines Co Ltd
Original Assignee
Nihon Tokushu Toryo Co Ltd
Japan Airlines Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 水性ウレタン樹脂(樹脂固形分:30重量
%、オレスター UD100N:三井東圧化学社製)
に、二酸化チタンを分散しペーストとしてなる白エナメ
ルに、エチレンイミンの誘導体(クロスリンカー CX
−100:ICIレジン社製)とシランカップリング剤
(KBM 403:信越化学工業社製)とからなる塗料
組成物となした。 【効果】 本発明になる水性塗料は、大気汚染、作業環
境を改善し、かつ強靱で柔軟性のある塗膜物性を有する
塗膜を形成するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は3液常温乾燥型航空機用
水性塗料に関し、詳細には危険物に該当しない水性塗料
を使用することにより大気汚染、作業環境を改善し、か
つ強靱で柔軟性のある塗膜物性を有する塗膜を形成する
3液常温乾燥型航空機用水性塗料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から航空機用塗料としては、危険物
に該当する溶剤型二液ポリウレタン塗料が使用されてい
るというのが現状である。
【0003】しかしながらかかる溶剤型の塗料では、溶
剤の揮発により作業環境が好ましくなく、また危険物ゆ
え貯蔵、取扱いに注意を要するものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、作業
環境を改善し、貯蔵、取扱いが良好な危険物に該当しな
い塗料となし、更には塗膜物性面においても、耐衝撃柔
軟性に優れる航空機用塗料の開発にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決せんと
して、本発明者らは鋭意研究の結果、白エナメルを主剤
として使用し、これに硬化剤としてエチレンイミンの誘
導体、更にシランカップリング剤を使用することによ
り、非溶剤化、かつ優れた塗膜物性を顕現しうる塗料を
可能としたものであり、本発明の要旨は、以下に存す
る。
【0006】水性ウレタン樹脂、二酸化チタンからなる
白エナメルを主剤とし、硬化剤としてエチレンイミンの
誘導体とシランカップリング剤とを使用してなることを
特徴とする3液常温乾燥型航空機用水性塗料。
【0007】水性ウレタン樹脂と二酸化チタンからなる
白ペーストを水性ウレタン樹脂に分散してなる白エナメ
ルを主剤とし、硬化剤としてエチレンイミンの誘導体と
シランカップリング剤とを使用してなることを特徴とす
る3液常温乾燥型航空機用水性塗料。
【0008】水と二酸化チタンからなる白ペーストを水
性ウレタン樹脂に分散してなる白エナメルを主剤とし、
硬化剤としてエチレンイミンの誘導体とシランカップリ
ング剤とを使用してなることを特徴とする3液常温乾燥
型航空機用水性塗料。にある。
【0009】本発明において使用する白エナメルとは、
水性ウレタン樹脂と二酸化チタンからなるものであり、
白エナメルとなすために水性ウレタン樹脂と二酸化チタ
ンからなる白ペーストを水性ウレタン樹脂にディスパ分
散したり、水と二酸化チタンからなる白ペーストを水性
ウレタン樹脂にディスパ分散した後、主剤として使用す
ることは好ましく推奨できる。
【0010】水性ウレタン樹脂は、高分子ポリウレタン
樹脂のコロイド分散体を水希釈したものや自己乳化タイ
プのエマルジョンの使用が好ましく、樹脂固形分は20
〜45%程度のものを使用し、樹脂固形分で塗料組成物
全量の20〜40重量%程度の配合が好ましい。尚、水
性ウレタン樹脂は、常温で乾燥するものが適用範囲が広
がり好ましい。
【0011】二酸化チタンは、主剤全量の2〜15重量
%を配合することを必要とし、2重量%未満の場合、耐
化学薬品性に劣るという不具合があり、逆に15重量%
を超える配合では光沢不良のおそれがあり好ましくな
い。尚、2回塗りの場合のベース塗装の場合には、隠蔽
力向上のため4重量%以上となすことが好ましい。
【0012】硬化剤として用いるエチレンイミンの誘導
体とは、例えば、液状多官能性アジリジン架橋剤を0.
2〜6%配合することが推奨される。それにより耐水
性、耐薬品性、耐摩耗性、耐湿性の向上を図ることがで
きる。
【0013】また、シランカップリング剤は、反応性助
剤として使用するものであり、その配合量は3%以下が
好ましく、接着性の向上、物理的強度の向上等の改質効
果を顕現するものである。
【0014】使用し得る充填材としては、硫酸バリウ
ム、タルク、炭酸カルシウム、クレー、アルミナ、シリ
カ、ヒル石、白土を利用し得る。その他、カーボンブラ
ック、ベンガラ、オキサイドエロー、フタロシアニンブ
ルー、フタロシアニングリーン等の着色顔料、ハジキ防
止剤、レベリング向上剤、消泡剤、界面活性剤、硬化促
進剤、架橋剤、帯電防止剤、顔料分散剤、タレ防止剤、
増粘剤等の添加剤を配合しても良い。
【0015】本発明になる水性塗料を調整せんとすれ
ば、塗料組成物を溶剤と共にディスパー、3本ロール、
ボールミル、ポットミル、スチールミル、ペブルミル、
アトライター、サンドミル、サンドグラインダー、ロー
ルミル、羽根付き高速撹拌機等の混合分散機に仕込み、
均一に混合分散させることにより調整することができ
る。
【0016】例えば金属部位に塗装する場合、化成処理
又はエッチングプライマー(ウオッシュプライマー)を
塗布し、更に中間プライマー(エポキシプライマー)を
塗布した面に本発明になる3液型水性塗料を1〜2回塗
装し、常温乾燥する。塗装方法は、通常のエアスプレ
ー、静電エアスプレー、エアレススプレー、ホットエア
スプレー、ホットエアレススプレー、ローラー、ハケ等
が適用され、乾燥膜厚として、20〜100μ程度が好
ましい。尚、FRPへの塗装に際しては、エッチングプ
ライマー等の塗布は必要ない。
【0017】
【実施例】本発明の理解に供するため、以下に実施例を
記載する。いうまでもなく、本発明は以下の実施例に限
定されるものではない。
【0018】
【実施例1】水性ウレタン樹脂(樹脂固形分:30重量
%、オレスター UD100N:三井東圧化学社製)9
3重量%に、二酸化チタン7重量%を分散しペーストと
してなる白エナメル100重量部に、エチレンイミンの
誘導体(クロスリンカー CX−100:ICIレジン
社製)2.5重量部とシランカップリング剤(KBM4
03:信越化学工業社製)0.8重量部とからなる塗料
組成物1となした。
【0019】
【実施例2】水性ウレタン樹脂(樹脂固形分:35重量
%、サンキュアー 895:Sann−cor Industries, In
c.社製)31重量%と二酸化チタン9重量%からなる白
ペーストを同様の水性ウレタン樹脂60重量%に分散し
ペーストとしてなる白エナメル100重量部に、エチレ
ンイミンの誘導体(クロスリンカー CX−100:I
CIレジン社製)2.5重量部とシランカップリング剤
(KBM 403:信越化学工業社製)0.8重量部と
からなる塗料組成物2となした。
【0020】
【実施例3】水3.5重量%と二酸化チタン5.5重量
%からなる白ペーストを、水性ウレタン樹脂(樹脂固形
分:33重量%、ネオレッツ R−960:ICIレジ
ン社製)91重量%に分散しペーストとしてなる白エナ
メル100重量部に、エチレンイミンの誘導体(クロス
リンカー CX−100:ICIレジン社製)2.7重
量部とシランカップリング剤(KBM 403:信越化
学工業社製)0.9重量部とからなる塗料組成物3とな
した。
【0021】
【比較例】ポリエステルポリオール(65%セロソルブ
アセテート soln.、Desmophen 651:バイエル社製)5
0重量%、二酸化チタン40重量%、セロソルブアセテ
ート10重量%からなる主剤100重量部に対して、イ
ソシアネート(75%酢酸ブチル soln.、Desmodur N7
5:バイエル社製)55重量%、酢酸ブチル45重量%
からなる硬化剤70重量部からなる2液型溶剤系塗料組
成物となした。
【0022】
【試験方法】アルミ合金のテストピースにウオッシュプ
ライマーおよびエポキシプライマーを塗布後、比較例及
び実施例1〜3になる塗料組成物を乾燥膜厚で30μm
を2回塗布、乾燥後、ガードナー耐衝撃試験機 IG−
1120型試験機を用いて耐衝撃柔軟性を試験した。
【0023】
【試験結果】比較例の2液型溶剤系塗料組成物を塗布し
た場合の塗膜は40インチポンドの衝撃でクラックを生
じたが、実施例1〜3になる塗料組成物を塗布したテス
トピースの塗膜はそれぞれ80インチポンドの衝撃に耐
えるものであった(数値は大きい程効果は良好)。
【0024】
【発明の効果】本発明になる水性塗料は、大気汚染、作
業環境を改善し、かつ強靱で耐衝撃柔軟性のある塗膜物
性を有する塗膜を形成するものであることが明らかとな
った。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水性ウレタン樹脂、二酸化チタンからな
    る白エナメルを主剤とし、硬化剤としてエチレンイミン
    の誘導体とシランカップリング剤とを使用してなること
    を特徴とする3液常温乾燥型航空機用水性塗料。
  2. 【請求項2】 水性ウレタン樹脂と二酸化チタンからな
    る白ペーストを水性ウレタン樹脂に分散してなる白エナ
    メルを主剤とし、硬化剤としてエチレンイミンの誘導体
    とシランカップリング剤とを使用してなることを特徴と
    する3液常温乾燥型航空機用水性塗料。
  3. 【請求項3】 水と二酸化チタンからなる白ペーストを
    水性ウレタン樹脂に分散してなる白エナメルを主剤と
    し、硬化剤としてエチレンイミンの誘導体とシランカッ
    プリング剤とを使用してなることを特徴とする3液常温
    乾燥型航空機用水性塗料。
JP4357394A 1992-12-24 1992-12-24 3液常温乾燥型航空機用水性塗料 Withdrawn JPH06192619A (ja)

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JP4357394A JPH06192619A (ja) 1992-12-24 1992-12-24 3液常温乾燥型航空機用水性塗料

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JP4357394A Withdrawn JPH06192619A (ja) 1992-12-24 1992-12-24 3液常温乾燥型航空機用水性塗料

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005002238A (ja) * 2003-06-12 2005-01-06 Nippon Tokushu Toryo Co Ltd 航空機用遮熱塗料

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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