JPH06191738A - プリンタ用巻取り軸 - Google Patents
プリンタ用巻取り軸Info
- Publication number
- JPH06191738A JPH06191738A JP34887292A JP34887292A JPH06191738A JP H06191738 A JPH06191738 A JP H06191738A JP 34887292 A JP34887292 A JP 34887292A JP 34887292 A JP34887292 A JP 34887292A JP H06191738 A JPH06191738 A JP H06191738A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- printing paper
- winding
- winding shaft
- mold
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
- Winding Of Webs (AREA)
- Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は印字紙を巻取る為の巻取り軸におい
て、印字紙の挿入性と巻取り品質、及び生産性の向上を
目的とする。 【構成】金型コア2a内に配置され熱伝導率が高い液が
封入された冷却パイプ2bの端部を、水流パイプ2dに
接触させ、高温状態にある金型コア2aの冷却時間を短
くし、樹脂の温度冷却が早めて樹脂の熱収縮が加速させ
て、軸を中空にする。
て、印字紙の挿入性と巻取り品質、及び生産性の向上を
目的とする。 【構成】金型コア2a内に配置され熱伝導率が高い液が
封入された冷却パイプ2bの端部を、水流パイプ2dに
接触させ、高温状態にある金型コア2aの冷却時間を短
くし、樹脂の温度冷却が早めて樹脂の熱収縮が加速させ
て、軸を中空にする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンピュータ端末、キャ
ッシュレジスタ、計測機等に使用し、インパクト又はノ
ンインパクト方式により印字するプリンタ用巻取り軸に
関する。
ッシュレジスタ、計測機等に使用し、インパクト又はノ
ンインパクト方式により印字するプリンタ用巻取り軸に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術の代表例を図8・図9を使って
説明する。図8は巻取り軸と印字紙の説明図を示すもの
で、印字紙103を巻取る為の軸部101bと印字紙1
03の先端103aが挿入されるスリット溝101aと
印字紙103の片側片をガイドするフランジ部101h
と巻取り軸の回転伝達を受ける伝達部101iと巻取り
軸をプリンタ本体に引掛ける為の引掛け部101mより
構成されている。又、図9は巻取り軸の軸部101bと
印字紙の側面を示すものであり、これらの巻取り軸は固
定金型と移動金型により成形されていた。
説明する。図8は巻取り軸と印字紙の説明図を示すもの
で、印字紙103を巻取る為の軸部101bと印字紙1
03の先端103aが挿入されるスリット溝101aと
印字紙103の片側片をガイドするフランジ部101h
と巻取り軸の回転伝達を受ける伝達部101iと巻取り
軸をプリンタ本体に引掛ける為の引掛け部101mより
構成されている。又、図9は巻取り軸の軸部101bと
印字紙の側面を示すものであり、これらの巻取り軸は固
定金型と移動金型により成形されていた。
【0003】しかし前述の従来技術では次の様な課題を
有していた。 (1)印字紙の挿入性が悪い。印字紙の挿入性を低下さ
せている理由は2つ有り、1つは図9のスリット溝10
1aは変形防止用の補強壁101jがあってもスリット
溝の溝幅が小さくなる変形があり、そのためスリット溝
101aの変形を矯正するため溝に矯正治具を挿入して
広くする2次工程で矯正しても、長時間経過後には変形
された状態に戻り易く、図8の矢印イ方向にいくに従っ
て細くなってしまうものである。
有していた。 (1)印字紙の挿入性が悪い。印字紙の挿入性を低下さ
せている理由は2つ有り、1つは図9のスリット溝10
1aは変形防止用の補強壁101jがあってもスリット
溝の溝幅が小さくなる変形があり、そのためスリット溝
101aの変形を矯正するため溝に矯正治具を挿入して
広くする2次工程で矯正しても、長時間経過後には変形
された状態に戻り易く、図8の矢印イ方向にいくに従っ
て細くなってしまうものである。
【0004】この為印字紙の先端103aはスリット溝
101aに対して直角に挿入しづらく、フランジ部のな
い方向である軸部101bの端面矢印ハ方向からスライ
ドさせて挿入させていた。もう1つは図9の軸部101
bの内側にスリット溝101aの変形防止用の補強壁1
01jが有り、スリット溝101aの変形量を少なくす
る為に補強壁101jがスリット溝101aに回転方向
で近付ける程(矢印ロ方向)、印字紙の先端103aが
当たってしまい挿入しづらくなる。
101aに対して直角に挿入しづらく、フランジ部のな
い方向である軸部101bの端面矢印ハ方向からスライ
ドさせて挿入させていた。もう1つは図9の軸部101
bの内側にスリット溝101aの変形防止用の補強壁1
01jが有り、スリット溝101aの変形量を少なくす
る為に補強壁101jがスリット溝101aに回転方向
で近付ける程(矢印ロ方向)、印字紙の先端103aが
当たってしまい挿入しづらくなる。
【0005】(2)巻取り品質が悪いものが発生する。
図10にて、スリット溝101aが矢印イ方向にいくに
従って細く変形している為、軸部101bの径101k
が先端にいく程細くなっていく。この為印字紙103の
巻取り状態は、矢印イ方向にいくに従ってゆるくなり、
結果的に巻取り後の径103bと幅103cが大きくな
り他の部品等に当接し、巻取らなければならない最中に
巻取りがストップしてしまう問題が発生し易い。
図10にて、スリット溝101aが矢印イ方向にいくに
従って細く変形している為、軸部101bの径101k
が先端にいく程細くなっていく。この為印字紙103の
巻取り状態は、矢印イ方向にいくに従ってゆるくなり、
結果的に巻取り後の径103bと幅103cが大きくな
り他の部品等に当接し、巻取らなければならない最中に
巻取りがストップしてしまう問題が発生し易い。
【0006】(3)生産性が悪い。図9にて巻取り軸を
製造する為の金型温度に比例し、巻取軸の原料である樹
脂温度が下がり、金型内で熱収縮が収まるとスリット溝
101aの変形はしづらくなる。しかしこの方法は成形
時間が長くなり(4分以上)、生産性は大幅に低下す
る。この為、樹脂の熱収縮が収まらない内に巻取り軸を
金型から取出した後、二次作業としてスリット溝101
aに矯正治具4を入れ、樹脂の熱収縮が収まるまで約3
0分間自然冷却をした後、矯正治具4を取り外し変形防
止を行っておりその結果コストが高かった。
製造する為の金型温度に比例し、巻取軸の原料である樹
脂温度が下がり、金型内で熱収縮が収まるとスリット溝
101aの変形はしづらくなる。しかしこの方法は成形
時間が長くなり(4分以上)、生産性は大幅に低下す
る。この為、樹脂の熱収縮が収まらない内に巻取り軸を
金型から取出した後、二次作業としてスリット溝101
aに矯正治具4を入れ、樹脂の熱収縮が収まるまで約3
0分間自然冷却をした後、矯正治具4を取り外し変形防
止を行っておりその結果コストが高かった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような欠
点を解決するためになされたものであり、その目的とす
るところは、巻取り品質が良好で高く、更には印字紙の
挿入性がよく、又更には二次作業がなく生産性の向上し
た巻取り軸を搭載したプリンタを提供することにある。
点を解決するためになされたものであり、その目的とす
るところは、巻取り品質が良好で高く、更には印字紙の
挿入性がよく、又更には二次作業がなく生産性の向上し
た巻取り軸を搭載したプリンタを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のプリンタ用巻取
り軸は、インパクト及びノンインパクトプリンタの印字
紙を巻取る為の巻取り軸において、巻取り軸は、金型コ
ア内に配置された冷却パイプの端部が水流パイプに接触
して冷却される金型により成形され、印字紙の一端が挿
入されるスリットを備え印字紙が巻装される巻取り軸の
軸部が、断面の内壁同志を連結する補強壁が廃止され中
心部が連続した空間部を備えていることを特徴とする。
り軸は、インパクト及びノンインパクトプリンタの印字
紙を巻取る為の巻取り軸において、巻取り軸は、金型コ
ア内に配置された冷却パイプの端部が水流パイプに接触
して冷却される金型により成形され、印字紙の一端が挿
入されるスリットを備え印字紙が巻装される巻取り軸の
軸部が、断面の内壁同志を連結する補強壁が廃止され中
心部が連続した空間部を備えていることを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明の巻取り軸を製造する為の金型構造は、
金型のコア内にある冷却パイプに熱伝導率が高い液が封
入されており、高温状態にあるコアの周りにある樹脂と
低温状態にある水流パイプとの温度上の橋渡しをする役
目を担っていることから、この冷却パイプの効果によっ
て金型コア周りにある樹脂の温度冷却が早まり、結果的
に樹脂の熱収縮が加速され、短時間で変化の少ない安定
した状態となる。
金型のコア内にある冷却パイプに熱伝導率が高い液が封
入されており、高温状態にあるコアの周りにある樹脂と
低温状態にある水流パイプとの温度上の橋渡しをする役
目を担っていることから、この冷却パイプの効果によっ
て金型コア周りにある樹脂の温度冷却が早まり、結果的
に樹脂の熱収縮が加速され、短時間で変化の少ない安定
した状態となる。
【0010】
【実施例】本発明の実施例における巻取り軸と印字紙の
平面図を図1に示す。本発明による巻取り軸は、印字
紙3を巻取る為の軸部1b,印字紙3の先端3aを挿
入する為のスリット溝1a,印字紙3の片側片をガイ
ドするフランジ部1h,巻取り軸の回転伝達を受ける
伝達部1i,巻取り軸をプリンタ本体に引掛ける為の
引掛け部1jより一体で構成されている。
平面図を図1に示す。本発明による巻取り軸は、印字
紙3を巻取る為の軸部1b,印字紙3の先端3aを挿
入する為のスリット溝1a,印字紙3の片側片をガイ
ドするフランジ部1h,巻取り軸の回転伝達を受ける
伝達部1i,巻取り軸をプリンタ本体に引掛ける為の
引掛け部1jより一体で構成されている。
【0011】この構成にあって、プリンタによって印字
紙を巻取る為には準備作業として、印字紙の先端3aを
巻取り軸のスリット溝1aに挿入し、矢印ニ方向へ1巻
き回転させてから、プリンタ本体に引掛け部1jを引掛
けて準備を行う。更に印字された印字紙は、プリンタ本
体の駆動源より歯車又はベルト等で伝達されて、矢印ニ
方向へ回転する巻取り軸によって巻取る動作になってい
る。
紙を巻取る為には準備作業として、印字紙の先端3aを
巻取り軸のスリット溝1aに挿入し、矢印ニ方向へ1巻
き回転させてから、プリンタ本体に引掛け部1jを引掛
けて準備を行う。更に印字された印字紙は、プリンタ本
体の駆動源より歯車又はベルト等で伝達されて、矢印ニ
方向へ回転する巻取り軸によって巻取る動作になってい
る。
【0012】一方本発明による巻取り軸を製造する為の
金型構造を、図7の断面図を使って説明する。金型コア
2a内にある冷却パイプ2bの端部は、水流パイプ2d
に接触している。かかる冷却パイプ2bは金型コア2a
に固定されている。冷却パイプ2b内は熱伝導率が高い
液が封入されており、高温状態にあるコア2aの周りに
ある樹脂(図1の軸部1b)と低温状態にある水流パイ
プ2dとの、温度上の橋渡しをする役目を担っている。
この冷却パイプ2bの効果によって金型コア2aの周り
にある樹脂の温度冷却が早まり、結果的に樹脂の熱収縮
が加速する為、短時間で変化の少ない安定した状態とな
る。
金型構造を、図7の断面図を使って説明する。金型コア
2a内にある冷却パイプ2bの端部は、水流パイプ2d
に接触している。かかる冷却パイプ2bは金型コア2a
に固定されている。冷却パイプ2b内は熱伝導率が高い
液が封入されており、高温状態にあるコア2aの周りに
ある樹脂(図1の軸部1b)と低温状態にある水流パイ
プ2dとの、温度上の橋渡しをする役目を担っている。
この冷却パイプ2bの効果によって金型コア2aの周り
にある樹脂の温度冷却が早まり、結果的に樹脂の熱収縮
が加速する為、短時間で変化の少ない安定した状態とな
る。
【0013】この金型構造にあって、本発明による巻取
り軸を製造する為の過程とポイントを述べる。液状態に
ある巻取り軸の原料樹脂は、金型のノズル部2eより注
入され、巻取り軸1部分に充填する。充填をしながら原
料樹脂は、金型によって冷却が始まり約20秒で固体状
態となる。固体状態となると即、樹脂の熱収縮が終了し
て巻取り軸の各部寸法が安定するのでは無く、樹脂の温
度が100℃以上の状態から40℃以下にならなければ
安定した状態にはならない。従って原料樹脂が金型に充
填した後、いかに速く樹脂を冷却させるかがポイントに
なってくる。しかし原料樹脂を充填させる前から金型を
冷却し過ぎると、原料樹脂が充填する前に固まってしま
い製造できなくなる為、金型温度を常に管理する必要が
ある。
り軸を製造する為の過程とポイントを述べる。液状態に
ある巻取り軸の原料樹脂は、金型のノズル部2eより注
入され、巻取り軸1部分に充填する。充填をしながら原
料樹脂は、金型によって冷却が始まり約20秒で固体状
態となる。固体状態となると即、樹脂の熱収縮が終了し
て巻取り軸の各部寸法が安定するのでは無く、樹脂の温
度が100℃以上の状態から40℃以下にならなければ
安定した状態にはならない。従って原料樹脂が金型に充
填した後、いかに速く樹脂を冷却させるかがポイントに
なってくる。しかし原料樹脂を充填させる前から金型を
冷却し過ぎると、原料樹脂が充填する前に固まってしま
い製造できなくなる為、金型温度を常に管理する必要が
ある。
【0014】以上により図1の、印字紙の先端3aを挿
入するスリット溝1aは、図7の金型コア2a内の冷却
パイプ2bによって、短時間で巻取り軸部1bの原料で
ある樹脂の熱収縮が安定する為、図1の軸部1bの内壁
内壁同志を1本又は数本でつなぐ補強壁を廃止しても、
スリット溝1aは変形せず平行状態になっている。この
結果、スリット溝1aの幅が先端からフランジ部1hに
かかる根元まで平行状態になっている為、印字紙3はフ
ランジ部1hをガイドしながら、スリット溝1aに対し
直角に挿入することができ、挿入作業が簡単になる。
入するスリット溝1aは、図7の金型コア2a内の冷却
パイプ2bによって、短時間で巻取り軸部1bの原料で
ある樹脂の熱収縮が安定する為、図1の軸部1bの内壁
内壁同志を1本又は数本でつなぐ補強壁を廃止しても、
スリット溝1aは変形せず平行状態になっている。この
結果、スリット溝1aの幅が先端からフランジ部1hに
かかる根元まで平行状態になっている為、印字紙3はフ
ランジ部1hをガイドしながら、スリット溝1aに対し
直角に挿入することができ、挿入作業が簡単になる。
【0015】図2は図1の巻取り軸1の軸部1bと印字
紙の側面図を示す。内壁1c内1本又は数本でつなぐ補
強壁を廃止して筒状態にしたことにより、印字紙の先端
3aが長い場合でも従来品にあった補強壁に突き当たる
ことが無く、内壁1cに沿って印字紙の先端3aが回っ
ていく為、長さ方向の規制が緩和され挿入性は向上す
る。また印字紙の先端3aの挿入角度についても補強壁
が無い分だけθを広げることができる為、挿入性は向上
する。
紙の側面図を示す。内壁1c内1本又は数本でつなぐ補
強壁を廃止して筒状態にしたことにより、印字紙の先端
3aが長い場合でも従来品にあった補強壁に突き当たる
ことが無く、内壁1cに沿って印字紙の先端3aが回っ
ていく為、長さ方向の規制が緩和され挿入性は向上す
る。また印字紙の先端3aの挿入角度についても補強壁
が無い分だけθを広げることができる為、挿入性は向上
する。
【0016】図3は本発明の第2実施例の巻取り軸の軸
部分と印字紙の側面図であるが、図1・図2の実施例と
異なる点は、スリット溝1aの部分に受け皿部1dを追
加することにより、印字紙の先端3aのガイド部分を大
きくして、挿入性を向上することも可能にした。尚、ス
リット溝1aと受け皿部1dは、軸部1b上に1カ所以
上設定した方が挿入性は更に向上していく。
部分と印字紙の側面図であるが、図1・図2の実施例と
異なる点は、スリット溝1aの部分に受け皿部1dを追
加することにより、印字紙の先端3aのガイド部分を大
きくして、挿入性を向上することも可能にした。尚、ス
リット溝1aと受け皿部1dは、軸部1b上に1カ所以
上設定した方が挿入性は更に向上していく。
【0017】図4は本発明の第3実施例の巻取り軸の軸
部分の側面図であるが、図1〜図3に示した実施例と異
なる点は、スリット溝1aに受け皿部1dを追加したこ
とに加え、内壁1c内に補強リブ1eを数カ所追加した
ことにある。図2の肉厚1fを薄くしていった場合、肉
厚1fの機械的強度が落ちていく為、印字紙を巻取るト
ルクの強さに負けてしまい、スリット溝1aが変形する
ことがある。軽量化を考慮した場合、肉厚1fはできる
だけ薄い方が好ましい為、変形防止として補強リブ1e
を数カ所追加する。この時、印字紙の挿入性を落とさな
い様、補強リブ1eの根元アール1gを可能な限り大き
くすることは言う迄もない。また補強リブ1eは巻取り
時の変形防止対策の外に、図7の金型から巻取り軸1を
取出す際の、エジェクタピン2cを受ける役目も果たす
ことが可能である。尚、補強リブ1eの形状について図
4では半円形状であるが、三角形状等あらゆる形状の対
応が可能である。
部分の側面図であるが、図1〜図3に示した実施例と異
なる点は、スリット溝1aに受け皿部1dを追加したこ
とに加え、内壁1c内に補強リブ1eを数カ所追加した
ことにある。図2の肉厚1fを薄くしていった場合、肉
厚1fの機械的強度が落ちていく為、印字紙を巻取るト
ルクの強さに負けてしまい、スリット溝1aが変形する
ことがある。軽量化を考慮した場合、肉厚1fはできる
だけ薄い方が好ましい為、変形防止として補強リブ1e
を数カ所追加する。この時、印字紙の挿入性を落とさな
い様、補強リブ1eの根元アール1gを可能な限り大き
くすることは言う迄もない。また補強リブ1eは巻取り
時の変形防止対策の外に、図7の金型から巻取り軸1を
取出す際の、エジェクタピン2cを受ける役目も果たす
ことが可能である。尚、補強リブ1eの形状について図
4では半円形状であるが、三角形状等あらゆる形状の対
応が可能である。
【0018】図5は本発明の更に他の実施例で巻取り軸
の軸部分の側面図であるが、プリンター用巻取り軸の軸
部分1bは円形状のものが大半であるが、本発明によれ
ば、図5に示す様な多角形状のものであっても効果が得
られることはいうまでもないことである。
の軸部分の側面図であるが、プリンター用巻取り軸の軸
部分1bは円形状のものが大半であるが、本発明によれ
ば、図5に示す様な多角形状のものであっても効果が得
られることはいうまでもないことである。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、下記
の効果を出すことができる。
の効果を出すことができる。
【0020】(1)印字紙の挿入性が向上する。スリッ
ト溝の溝幅が平行になっているので、印字紙はフランジ
部をガイドとして、スリット溝1aに対して直角に挿入
することができ、挿入作業が簡単になる。又、変形防止
用補強壁を廃止して筒状態にしたことにより、印字紙の
先端が長い場合でも、従来品にあった補強壁に突き当た
ることが無く、内壁に沿って印字紙の先端が回っていく
為、長さ方向の規制が緩和され、挿入性が向上するもの
である。(2)巻取り品質が向上する。スリット溝1a
の幅は2次加工によるものではなく内部歪がないもので
あるので長時間経過しても変化しなく、軸部の径1kも
根元と先端で同一径となり、印字紙は軸部に対して均一
に巻かれ、巻取径3bと幅3cは従来品よりも小さく巻
かれる。
ト溝の溝幅が平行になっているので、印字紙はフランジ
部をガイドとして、スリット溝1aに対して直角に挿入
することができ、挿入作業が簡単になる。又、変形防止
用補強壁を廃止して筒状態にしたことにより、印字紙の
先端が長い場合でも、従来品にあった補強壁に突き当た
ることが無く、内壁に沿って印字紙の先端が回っていく
為、長さ方向の規制が緩和され、挿入性が向上するもの
である。(2)巻取り品質が向上する。スリット溝1a
の幅は2次加工によるものではなく内部歪がないもので
あるので長時間経過しても変化しなく、軸部の径1kも
根元と先端で同一径となり、印字紙は軸部に対して均一
に巻かれ、巻取径3bと幅3cは従来品よりも小さく巻
かれる。
【0021】(3)生産性が向上する。スリット幅を一
様にする二次作業がなくなる上、図7の冷却パイプ2b
によって成形時間が大幅に短縮でき、当社の実測結果で
は、二次作業の廃止により無人成形・長時間稼働が可能
となった上、成形時間が4割短くできた為、生産性は従
来の2倍以上向上させることができコストダウンの効果
に大きく寄与できた。
様にする二次作業がなくなる上、図7の冷却パイプ2b
によって成形時間が大幅に短縮でき、当社の実測結果で
は、二次作業の廃止により無人成形・長時間稼働が可能
となった上、成形時間が4割短くできた為、生産性は従
来の2倍以上向上させることができコストダウンの効果
に大きく寄与できた。
【0022】(4)軽量化ができる。
【0023】更に、軸部内に有った補強壁を廃止したこ
とにより、補強壁の分だけ軽量化ができた。その分イナ
ーシャが小さくなり、巻取り応答性がよくなった。
とにより、補強壁の分だけ軽量化ができた。その分イナ
ーシャが小さくなり、巻取り応答性がよくなった。
【図1】本発明の実施例の1を示す巻取り軸と印字紙の
平面図。
平面図。
【図2】本発明の実施例の1を示す巻取り軸の軸部分と
印字紙の側面図。
印字紙の側面図。
【図3】本発明の第2の実施例を示す巻取り軸の軸部分
と印字紙の側面図。
と印字紙の側面図。
【図4】本発明の第3の実施例を示す巻取り軸の軸部分
だけの側面図。
だけの側面図。
【図5】本発明の第4の実施例を示す巻取り軸の軸部分
だけの側面図。
だけの側面図。
【図6】本発明の実施例の1を示す巻取り軸にて印字紙
を巻取った後の断面図。
を巻取った後の断面図。
【図7】本発明の実施例1〜5の巻取り軸を製造する為
の説明図であり、金型と金型内の巻取り軸の断面図。
の説明図であり、金型と金型内の巻取り軸の断面図。
【図8】従来技術の巻取り軸と印字紙の説明図。
【図9】従来技術の例を示す巻取り軸の軸部分と印字紙
の側面図。
の側面図。
【図10】従来技術の例を示す巻取り軸にて印字紙を巻
取った後の断面図。
取った後の断面図。
1 本発明による巻取り軸 1a スリット溝 1b 軸部 1c 軸部の内壁 1d 受け皿部 1e 補強リブ 1f 軸部の肉厚 1g 補強リブの根元アール 1h フランジ部 1i 伝達部 1j 補強壁 1m 引掛け部 2 金型 2a 金型コア 2b 冷却パイプ 2c エジェクタピン 2d 水流パイプ 2e ノズル部 3 印字紙 3a 印字紙の先端 3b 巻取り後の径 3c 巻取り後の幅 4 矯正治具 101a 従来技術の巻取り軸のスリット溝 101b 軸部 101c 軸部の内壁 101h フランジ部 101i 伝達部 101j 補強壁 101k 軸部の径 101m 引掛け部 103 印字紙 103a 印字紙の先端 103b 巻取り後の径 103c 巻取り後の幅
Claims (1)
- 【請求項1】 インパクト及びノンインパクトプリンタ
の印字紙を巻取る為の巻取り軸において、 前記巻取り軸は、金型コア内に配置された冷却パイプの
端部が水流パイプに接触して冷却される金型により成形
され、前記印字紙の一端が挿入されるスリットを備え前
記印字紙が巻装される巻取り軸の軸部が、断面の内壁同
志を連結する補強壁が廃止され中心部が連続した空間部
を備えていることを特徴とするプリンタ用巻取り軸。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34887292A JPH06191738A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | プリンタ用巻取り軸 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34887292A JPH06191738A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | プリンタ用巻取り軸 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06191738A true JPH06191738A (ja) | 1994-07-12 |
Family
ID=18399961
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34887292A Pending JPH06191738A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | プリンタ用巻取り軸 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06191738A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6991391B2 (en) * | 1999-06-08 | 2006-01-31 | Sony Corporation | Roll-like printing paper, video printer using such roll-like printing paper and method of detecting remaining quanity of printing paper |
-
1992
- 1992-12-28 JP JP34887292A patent/JPH06191738A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6991391B2 (en) * | 1999-06-08 | 2006-01-31 | Sony Corporation | Roll-like printing paper, video printer using such roll-like printing paper and method of detecting remaining quanity of printing paper |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH06191738A (ja) | プリンタ用巻取り軸 | |
JP4164163B2 (ja) | 金属の連続鋳造用鋳型 | |
US4984751A (en) | Spool for strip-form recording substrates, in particular for photographic films | |
JPH0592219A (ja) | 薄肉引抜管の曲がり矯正方法 | |
DE4117763C2 (de) | Motorgehäuse aus thermoplastischem Kunstharz und Verfahren zur Herstellung desselben | |
JPH11254483A (ja) | スプール射出成形用金型 | |
JP4019476B2 (ja) | 連続鋳造における鋳片冷却方法 | |
JP3240874B2 (ja) | 電子写真感光体用円筒状支持体の製造方法 | |
JP3397183B2 (ja) | 非対称u型鋼矢板の熱間圧延方法 | |
JP2555978Y2 (ja) | 光ファイバー製造用ガイドローラー | |
JPH0417727B2 (ja) | ||
JPH06254616A (ja) | 形状の優れた厚鋼板の冷却方法およびその装置 | |
KR920007844Y1 (ko) | 박판제조장치용 스타터스트립장치 | |
JP3192778B2 (ja) | 射出成形用金型の温度制御方法 | |
JP2629273B2 (ja) | テープカセット | |
JP2724394B2 (ja) | 回転子の製造方法 | |
JPH01104446A (ja) | 双ロール式連鋳機の始動方法 | |
JP3323059B2 (ja) | 管状体 | |
JP3266063B2 (ja) | 金属帯の巻取方法 | |
JP2567366Y2 (ja) | ワイヤソー用のメインローラ | |
JPH0569011A (ja) | 管傾斜圧延方法 | |
JPH04270035A (ja) | 双ロール式薄板連続鋳造におけるダミーシート | |
JPS623686B2 (ja) | ||
JPS638866B2 (ja) | ||
JP2580646Y2 (ja) | スリーブ保護構造 |