JP2555978Y2 - 光ファイバー製造用ガイドローラー - Google Patents

光ファイバー製造用ガイドローラー

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JP2555978Y2
JP2555978Y2 JP7605291U JP7605291U JP2555978Y2 JP 2555978 Y2 JP2555978 Y2 JP 2555978Y2 JP 7605291 U JP7605291 U JP 7605291U JP 7605291 U JP7605291 U JP 7605291U JP 2555978 Y2 JP2555978 Y2 JP 2555978Y2
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JP
Japan
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optical fiber
guide roller
groove
producing
guide rollers
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JP7605291U
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弘明 滝本
政浩 高城
寛 菅沼
祐二 久保
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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  • Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は光ファイバーの線引き装
置に用いる光ファイバーが最初に接触する光ファイバー
製造用ガイドローラーに関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバーの製造装置においては、図
11に示すように、線引機01によって線引後、樹脂被
覆された光ファイバー02は光ファイバー01の軸方向
への送りを案内するガイドローラー03を経由して巻取
り機(図示せず)へ送られ、その後巻き取られている。
従来のガイドローラーは、図5に示すように、一対の鍔
04A,04Aを有し溝の底05Aが平らなガイドロー
ラー03Aか、あるいは図6に示すように鍔が無いガイ
ドローラー03Bのようなものが一般に知られている
(実開昭63−162840号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術に係る図6に示すガイドローラー03Bでは送行中に
光ファイバー02が溝から非常に外れ易く、従って転が
りの原因となっている。また、図5に示す溝の底05A
が平らなガイドローラー03Aにおいては、周溝の溝部
にて光ファイバー02がガイドローラーの回転軸方向に
動く為、光ファイバーの線引時に捻れを生じるという問
題がある。これは図7に示す溝の底5Cの平らな部分が
長い形状のガイドローラー03Cの場合でも同様であ
り、底の平らな部分(平である必要は無く、曲面であっ
てもよい)が長いほど生じる捻れも大きくなるという問
題がある。
【0004】この捻れは回転に対称なファイバーでは判
明出来ないが、回転に対称でないファイバー、例えば偏
波保持光ファイバーなどではその断面構造からその捻れ
が判明できる。ここで偏波保持光ファイバーの一例を図
8に示す。同図に示す偏波保持光ファイバーはクラッド
06の中心部にコア07があり、線対称になるように応
力付与部08が2つある構成である。別の例を図9に示
すと、第2クラッド09の中心部にコア07があり、線
対称になるように第1クラッド010がある構成のもの
があり、その他いろいろな種類が提案されている。
【0005】次に、周溝の溝部に光ファイバー02がガ
イドローラー03Dの回転軸方向に動く様子を、図10
に示す。ガイドローラー03Dが回転中に図中の矢印R
のように光ファイバー02が移動すると、光ファイバー
02に捻れが発生する。ただしこのガイドローラーが光
ファイバーを線引し樹脂を塗布した光ファイバーが最初
に接触するガイドローラーでないならば、線引中のファ
イバーを捻る事はなく、捻れはファイバーがある長さだ
け直線状態で自由になれば捻れは解放される。一方この
ガイドローラーが光ファイバーを線引し樹脂を塗布した
光ファイバーが最初に接触するガイドローラーであるな
らば、捻れは樹脂を塗布する前のガラスが溶融状態にて
起こり、その捻れは解放されることは無く、冷却され、
固化してしまい解放される場合が無くなる。
【0006】このように、捻れた状態で固化した場合、
光ファイバーの長手方向に複屈折の主軸の方向か大きく
変化してしまう。そのため、この部分に曲げ等の外乱が
加えられた場合には、直交2偏波間でのモード結合が発
生し易くなり、クロストークの劣化を引き起こすという
問題がある。
【0007】本考案は以上述べた事情に鑑み、光ファイ
バーの製造に際して光ファイバーを案内する場合に、光
ファイバーに捻れを発生させることがない光ファイバ製
造用ガイドローラーを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本考
案に係る光ファイバー製造用ガイドローラーの構成は、
周面に設けられた周溝にて光ファイバーの送りを案内す
るガイドローラーにおいて、上記周溝の断面形状を略V
字形とし、該周溝と光ファイバーとが少なくとも二以上
で当接し且つ該周溝がガイドローラーの回転軸方向への
光ファイバーの動きを規制してなることを特徴とする。
【0009】
【作用】前記構成の光ファイバ製造用ガイドローラーを
用いて光ファイバーの送りを案内する際には、溝の少な
くとも二以上で光ファイバー周面と当接することとな
り、ガイドローラーの回転軸方向に光ファイバーが動か
なくなり、該光ファイバーに捻れが発生することがなく
なる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の好適な実施例を図面を参照し
て説明する。
【0011】図1は本実施例に係る光ファイバー製造用
ガイドローラーの概略図である。同図に示すように、ガ
イドローラー10の周面に断面V字型の周溝11を設け
たものであり、周溝11の壁部11a,11bと案内す
る光ファイバー12とが少なくとも二以上で当接してな
り、該光ファイバー12がガイドローラ10の回転軸方
向への動きを規制している。尚、光ファイバー12の直
径は0.25mmと小さいので、実際のガイドローラーの加
工上、溝の底については図1に示すようには完全に尖ら
ないが、図2(A),(B)に示すように溝11の底近
傍で光ファイバー12に触れて、これにより光ファイバ
ー12がガイドローラー10の回転軸方向へ動かないよ
うにすればよい。
【0012】また、ガイドローラー10の同溝11の壁
部11a,11bの形状は図1に示すような直線状とす
る必要はなく、図3に示すガイドローラー20のように
周溝21の壁部21a,21bの形状が曲線となってい
てもよい。さらに、図4に示すガイドローラー30のよ
うに周溝31の壁部31a,31bの形状が左右非対称
とするものであってもよい。
【0013】
【考案の効果】以上実施例と共に述べたように、本考案
に係る光ファイバー製造用ガイドローラーは、案内する
光ファイバーがガイドローラーの回転軸方向に動かない
ように周溝内の少なくとも二以上で当接してなるので、
光ファイバーに捻れを生じさせることが無くなる。従っ
て特に偏波保持光ファイバーにおいてはその特性が害さ
れず、製造歩留りの向上に大きく寄与することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るガイドローラーの部分概略図で
ある。
【図2】本実施例に係るガイドローラーの部分拡大図で
ある。
【図3】本実施例に係るガイドローラー部分拡大図であ
る。
【図4】本実施例に係るガイドローラーの部分拡大図で
ある。
【図5】従来技術に係るガイドローラーの部分概略図で
ある。
【図6】従来技術に係るガイドローラーの部分概略図で
ある。
【図7】従来技術に係るガイドローラーの部分拡大図で
ある。
【図8】偏波保持光ファイバーの概略図である。
【図9】偏波保持光ファイバーの概略図である。
【図10】光ファイバーがガイドローラー内の転がる状
態を示す概略図である。
【図11】光ファイバーの線引き状態を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
10,20,30 ガイドローラ 11 周溝 11a,11b,21a,21b,31a,31b 壁
部 12 光ファイバー

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周面に設けられた周溝にて光ファイバー
    の送りを案内するガイドローラーにおいて、 上記周溝の断面形状を略V字形とし、該周溝と光ファイ
    バーとが少なくとも二以上で当接し且つ該周溝がガイド
    ローラーの回転軸方向への光ファイバーの動きを規制し
    てなることを特徴とする光ファイバー製造用ガイドロー
    ラー。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光ファイバー製造用ガイ
    ドローラーにおいて、 該光ファイバー製造用ガイドローラーは、光ファイバー
    を線引きし樹脂を塗布し硬化してなる光ファイバーが最
    初に接触するガイドローラーであることを特徴とする光
    ファイバー製造用ガイドローラー。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の光ファイバー製造
    用ガイドローラーにおいて、 光ファイバーが偏波保持光ファイバーであることを特徴
    とする光ファイバー製造用ガイドローラー。
JP7605291U 1991-09-20 1991-09-20 光ファイバー製造用ガイドローラー Expired - Lifetime JP2555978Y2 (ja)

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JPH0527027U JPH0527027U (ja) 1993-04-06
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JP5469154B2 (ja) * 2011-11-18 2014-04-09 株式会社フジクラ 光ファイバのマーク検出装置及びその検出方法
JP2019137599A (ja) * 2018-02-15 2019-08-22 住友電気工業株式会社 ガイドローラ及び光ファイバ線引装置
JP7380410B2 (ja) * 2020-05-01 2023-11-15 住友電気工業株式会社 ガイドローラ及び光ファイバ線引装置

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