JPH06191458A - 自動二輪車の吸気装置 - Google Patents

自動二輪車の吸気装置

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JPH06191458A
JPH06191458A JP4356815A JP35681592A JPH06191458A JP H06191458 A JPH06191458 A JP H06191458A JP 4356815 A JP4356815 A JP 4356815A JP 35681592 A JP35681592 A JP 35681592A JP H06191458 A JPH06191458 A JP H06191458A
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JP
Japan
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intake
motorcycle
viewed
cylinders
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Pending
Application number
JP4356815A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Nakagawa
光雄 中川
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 気化器等の吸気部品をできるだけ狭い巾内に
配置して、メインフレームを曲りの少ない単純な構成の
ものとする。 【構成】 ヘッドパイプ1から後方へ延びる左右1対の
メインフレーム5の下方に、複数のシリンダを車巾方向
に並列に配置したエンジン13を搭載し、各シリンダに対
応する複数の吸気通路17を、一部の吸気通路171 の延出
方向と他の吸気通路172 の延出方向とが側方から見て互
いに角度θをなすよう前後に振り分けて配置し、各吸気
通路17に設けられる気化器等の吸気部品18を、これらの
吸気部品の少なくとも一部181 、182 が前後方向に見て
重なり合うように配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシリンダを車巾方向に配
列した並列多気筒エンジンを有する自動二輪車に関し、
特にかかる自動二輪車における吸気装置に関する。
【0002】
【従来技術】このような自動二輪車が特開昭60−215424
号公報に示されている。この自動二輪車は、ヘッドパイ
プから後方へ延びる左右1対のメインフレームを備え、
その下方に4個のシリンダを車巾方向に並列に配置した
エンジンが搭載されている。そして各シリンダの後面か
らそれぞれ吸気管が上方へ延び、エンジンの上方に配置
されたエアクリーナの後部下面に差し込まれている。
【0003】これらの吸気管は、それぞれ各シリンダに
対応しているので、シリンダと同様に車体巾方向に並列
している。その上、各吸気管にはそれぞれ気化器が設け
られており、これらの気化器も車体巾方向に並列して配
置されている。
【0004】この結果、気化器配置部分の全体巾が広く
なるので、その外側を通過する左右のメインフレーム
は、該部分において外側へ張り出し、相互に間隔を広げ
られている。一方気化器配置部分の後方の車体側面は、
搭乗者が足を沿わせるニーグリップ部となるので、この
部分における車体巾は適度に狭くなければならない。従
って、気化器部分において外側へ張り出されたメインフ
レームは、該部分を過ぎた所で再び内側へ曲げられ、左
右のメインフレームの間隔を狭められている。
【0005】一般に、左右1対のメインフレームと、シ
リンダを車体巾方向に並列した多気筒エンジンとを有す
る自動二輪車においては、上記のようなフレーム構成が
採用され、機種によっては、ニーグリップ部の巾を少し
でも狭くするために、さらにパイプから成るメインフレ
ームの内側に漬し部分を設ける場合もあった。
【0006】
【解決しようとする課題】しかし、メインフレームに上
記のような曲げや漬しを導入すると、メインフレームの
製作工数が増し、また強度、剛性を確保するための手段
を要するので、コストが上昇する。
【0007】そこで本発明は、前記気化器のような吸気
部品をできるだけ狭い巾内に設置して、メインフレーム
を曲り等の少ない単純な構成のものとすることができる
自動二輪車の吸気装置を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】このため本発
明においては、ヘッドパイプから後方へ延びる左右1対
のメインフレームの下方に、複数のシリンダを車巾方向
に並列に配置したエンジンを搭載し、前記各シリンダに
それぞれ対応する複数の吸気通路を前記左右1対のメイ
ンフレーム間に配置した自動二輪車において、前記複数
の吸気通路を、一部の吸気通路の延出方向と他の吸気通
路の延出方向とが側方から見て互いに角度をなすよう前
後に振り分けて配置し、各吸気通路に設けられる吸気部
品を、これらの吸気部品の少くとも一部が前後方向に見
て重なり合うように配置する。
【0009】本発明によれば、複数の吸気通路が、側方
から見てすべて重なり合うように配列されず、一部の吸
気通路は他の吸気通路に対し或る角度を挟んで異なる方
向に延びるように配列される。この結果、前記一部の吸
気通路の吸気部品と前記他の吸気通路の吸気部品とは互
いに前後に離隔することとなるので、これらの吸気部品
を前後方向に見て互いに重なり合うように配置すること
ができる。
【0010】すなわち、車体巾方向外側の吸気部品を、
その内側の吸気部品と干渉することなく、内側へずらし
て配置することができ、かくして吸気部品配置部分の全
体巾を狭くすることができる。
【0011】従って、メインフレームの、吸気部品を回
避するための外側への曲りや、ニーグリップ部に適応さ
せるための内側への曲りを小さくでき、メインフレーム
の曲げ加工が簡単になる。また曲げ加工が少なくなるこ
とでメインフレームの強度、剛性が向上する。
【0012】
【実施例】図1は本発明による吸気装置を備えた自動二
輪車の全体側面図である。1はヘッドパイプで、これに
枢支されたフロントフオーク2が下方へ延び、下端に前
輪3が軸支されている。4はハンドルである。
【0013】ヘッドパイプ1から左右1対のメインフレ
ーム5が斜下向きに後方へ延びている。メインフレーム
5の後端にはピポットプレート6が一体に固着されて下
向きに延びており、該ピポットプレート6の下端近くに
ピホット軸7を介してリヤフオーク8が上下に揺動可能
に枢着されている。リヤフオーク8はピポットプレート
6から後方へ延出し、その後端に後輪9が軸支されてい
る。ピポットプレート6の上部にシートレール10が固定
されて後方へ延び、シート11を支持している。
【0014】ヘッドパイプ1にはまたダウンチューブ12
が固着され、メインフレーム5の前端下部から下方へ向
かって延びている。そしてこのダウンチューブ12と前記
メインフレーム5およびピポットプレート6によって囲
まれた空間にエンジン13がこれらのフレーム部材12、
5、6に取付けられて搭載さている。エンジン13は水冷
式の直列多気筒型エンジンでシリンダブロック14A内に
車体巾方向に互いに平行に配列された4個のシリンダ14
(図3)を有し、シリンダブロック14Aの前方にラジエ
ータ15が配設されている。
【0015】エンジン13の上方において左右のメインフ
レーム5間にエアクリーナ16が設けられており、該エア
クリーナ16から吸気管17および気化器18から成る吸気通
路を介して各シリンダ14にそれぞれ吸気が供給される。
19は排気管で、シリンダブロック14Aの前面からエンジ
ン13の下方を通って後方へ延び、マフラ20に接続さてい
る。
【0016】図2は図1の前記吸気通路近傍の拡大図
で、図3はその上面図である。以下、これらの図により
吸気通路の構成を説明する。
【0017】前述のように4個のシリンダ14が車体巾方
向に並列さており、各シリンダ14からそれぞれ吸気管17
が後方へ向かって延出している。すなわち総計4本の吸
気管171 、172 、173 、174 が延出している(図3)。
図2にはそのうち最も左側に位置する吸気管171 とその
内側に隣接する吸気管172 とが示されているが、同図か
ら分かるように、吸気管171 はほぼ水平に後方へ向かっ
て延出しているのに対し吸気管172 はこの吸気管171
対し角度θを挟んで後上方へ向かって延出している。換
言すれば、吸気管171 の延出方向と吸気管172 の延出方
向とは側方から見て互いに角度θをなすよう前後に振り
分けられている。
【0018】そしてこの結果、吸気管171 に設けられた
気化器181 を吸気管172 に設けられた気化器182 より後
方に位置させることができるので、図2に示すように、
気化器181 と気化器182 を、側方から見てこれらが重な
り合わないように配置してある。しかも図3に示すよう
に、気化器181 の位置を車体巾方向内側、気化器182
後方位置へずらして、前後方向に見た時気化器181 と気
化器182 とが互いに重なり合うように配置してある。
【0019】吸気管173 、174 およびこれらに設けられ
た気化器183 、184 についても同様で、吸気管173 の延
出方向と吸気管174 の延出方向とは側方からみて互いに
角度θをなすよう前後に振り分けられており、気化器18
3 と気化器184 とは前後方向に見た時互いに重なり合う
ように配置さている。
【0020】気化器181 〜184 を上記のように配置する
ことにより、シリンダブロック14Aとエアクリーナ16と
の間の空間に、比較的狭い巾範囲内において、これらす
べての気化器を配置することができる。すなわち気化器
181 の外側と気化器184 の外側との間の巾Wを狭くする
ことができる。
【0021】ところで、左右のメインフレーム5、5の
後端に連接されるピポットプレート6、6は、その外側
に、シート11に着座した搭乗者の足が添わされるので、
これに適合した間隔で配設されているが、前記気化器配
置の巾Wは、左右のピポットプレート6、6の内側間の
巾wよりも狭くなされている。従って、ピポットプレー
ト6から前方へ伸びるメインフレーム5は、気化器181
または気化器184 を避けるために途中で外側へ弯曲する
必要はなく、直線状に前方へ延びている。シリンダブロ
ック14Aの巾はメインフレーム5、5間の巾より広い
が、これはメインフレーム5、5の下方に位置するの
で、問題はない。
【0022】このようにして、本実施例におけるメイン
フレーム5、5はピポットプレート6、6からこれと同
じ巾で前方へ延びるので、搭乗者のニーグリップの妨げ
となることはない。また、直線状をなすので曲げ加工が
大巾に減少し、製作工数およびコストが低減する。さら
にフレームの強度、剛性上からも有利である。
【0023】気化器181 〜184 の配置は必ずしも上記実
施例に限らず、例えば図4の(2) 〜(5) に示すような他
の種々の配置により巾Wを狭くすることもできる。図4
の(1) は上記実施例の気化器配置を示す。なお、図4中
の各図(1) 〜(5) において、それぞれ上方が自動二輪車
の前方に相当し、1点鎖線は自動二輪車の車体中心線を
示す。
【0024】さらに、本発明は上記実施例のように4気
筒エンジンを供えた自動二輪車に限られるものではな
く、任意の多気筒エンジンを有する自動二輪車に広く適
用できる。また、吸気通路に気化器以外の吸気部品例え
ば燃料噴射装置等を有するものにも適用可能なことは言
うまでもない。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、吸気部品が狭い巾範囲
内に配置されるので、メインフレームを曲がりの少ない
直線状のものとすることができ、メインフレームの加工
工数およびコストが低減するとともに、強度、剛性が向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による吸気装置を備えた自動二輪車の全
体側面図である。
【図2】図1の一部拡大図である。
【図3】図2の上面図である。
【図4】気化器の各種配置例を示す上面図である。
【符号の説明】
1…ヘッドパイプ、2…フロントフオーク、3…前輪、
4…ハンドル、5…メインフレーム、6…ピポットプレ
ート、7…ピホット軸、8…リヤフオーク、9…後輪、
10…シートレール、11…シート、12…ダウンチューブ、
13…エンジン、14…シリンダ、15…ラジエータ、16…エ
アクリーナ、17…吸気管、18…気化器、19…排気管、20
…マフラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドパイプから後方へ延びる左右1対
    のメインフレームの下方に、複数のシリンダを車巾方向
    に並列に配置したエンジンを搭載し、前記各シリンダに
    それぞれ対応する複数の吸気通路を前記左右1対のメイ
    ンフレーム間に配置した自動二輪車において、前記複数
    の吸気通路を、一部の吸気通路の延出方向と他の吸気通
    路の延出方向とが側方からみて互いに角度をなすよう前
    後に振り分けて配置し、各吸気通路に設けられる吸気部
    品を、これらの吸気部品の少くとも一部が前後方向に見
    て重なり合うように配置したことを特徴とする自動二輪
    車の吸気装置。
JP4356815A 1992-12-23 1992-12-23 自動二輪車の吸気装置 Pending JPH06191458A (ja)

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JP4356815A JPH06191458A (ja) 1992-12-23 1992-12-23 自動二輪車の吸気装置

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JP4356815A Pending JPH06191458A (ja) 1992-12-23 1992-12-23 自動二輪車の吸気装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7703423B2 (en) 2004-11-18 2010-04-27 S & S Cycle, Inc. Vehicle and propulsion system including an internal combustion engine

Cited By (4)

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US7703423B2 (en) 2004-11-18 2010-04-27 S & S Cycle, Inc. Vehicle and propulsion system including an internal combustion engine
US8011333B2 (en) 2004-11-18 2011-09-06 S & S Cycle, Inc. Vehicle and propulsion system including an internal combustion engine
US8511273B2 (en) 2004-11-18 2013-08-20 S & S Cycle, Inc. Cylinder head of an internal combustion engine
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