JPH06190983A - 樹脂被覆紙 - Google Patents
樹脂被覆紙Info
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- JPH06190983A JPH06190983A JP35800692A JP35800692A JPH06190983A JP H06190983 A JPH06190983 A JP H06190983A JP 35800692 A JP35800692 A JP 35800692A JP 35800692 A JP35800692 A JP 35800692A JP H06190983 A JPH06190983 A JP H06190983A
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Abstract
0分、密度0.960 g/cm3以上の高密度ポリエチレン樹脂9
0〜65重量部と、メルトフロ−レ−ト0.2 g/10分〜2 g
/10分、密度0.935 g/cm3以下、分子量50万以上の割合
が10重量%以上、臨界剪断速度0.5(1/秒)以下の低密度
ポリエチレン樹脂又は中密度ポリエチレン樹脂10〜35重
量部を溶融混合した樹脂組成物からなり、該樹脂組成物
の臨界剪断速度が10(1/秒)以下である樹脂層を基紙の
片面に有する樹脂被覆紙。 【効果】 樹脂層の成形加工性が良好で、樹脂層と基紙
との接着性に優れ、ゲルの少ないポリエチレン系樹脂被
覆紙が提供される。
Description
チレン系樹脂組成物からなる樹脂層で被覆した樹脂被覆
紙に関するものである。詳しくは、樹脂層の成形加工が
良好で、樹脂層と紙基体との接着性に優れ、さらに樹脂
層にゲルの少ないポリエチレン系樹脂被覆紙に関するも
のである。
基紙という)上にフィルム形成能のある樹脂を溶融して
押出し、被覆することは広く行なわれており、これを用
いた食品用容器、包装材料、剥離紙、印刷用紙、写真用
支持体等の樹脂被覆紙はよく知られている。
して被覆する場合は、ポリエチレン系樹脂の融点よりも
かなり高い温度で行なわれている。例えば、低密度ポリ
エチレンの融点は105〜110℃付近であり、高密度
ポリエチレンの融点は120〜130℃付近であるのに
対し、Tダイ法による溶融押出し温度は、薄膜塗布を行
なうために300℃付近で行なう必要がある。
モノマ−の重合体としての直鎖状炭素鎖の他に、炭素-
炭素二重結合のような不飽和結合や、メチル基あるいは
それ以上の炭素骨格を結合した側鎖状の炭素鎖を含むこ
とが知られている。ポリエチレンに対し、300℃付近
での温度は加工適正面からは適度な温度であるが、分子
レベルでは活性化を促進させる範囲であり、実際の長時
間操業では、溶融ポリエチレン系樹脂の流動変化等の要
因により、分子中の不飽和結合や側鎖状の炭素付近でラ
ジカルが発生し易い状態になり、ラジカルが連鎖反応し
て橋かけ反応を起し、フィルムとなって押出されたとき
にゲル状の欠陥となって現れることがしばしばある。こ
のゲルは樹脂被覆紙表面の突起となって外観を損ない、
機能的にも種々の障害となる。
が存在すると、その部分の印刷不良や基紙との接着不良
による剥離等を生じる。また、剥離紙ではゲルの存在が
樹脂層上へのシリコ−ン等の離型剤塗布工程で品質不良
を招く場合が多い。さらに写真用支持体の場合には、ゲ
ルの存在そのものが写真画像としての質を低下させた
り、正常な写真画像を形成できない場合は、写真印画紙
としての商品価値を喪失することが多い。このため、充
分なゲル防止対策を講ずることが必要である。
て、押出し加工温度を下げて操業する方法があるが、そ
の場合、ポリエチレン系樹脂と紙との接着性が低下する
ため、所要の接着性を維持するためには加工速度が制限
され生産性が低下する。また、短い周期で押出機の分解
掃除を行なえば効果はあるものの生産性の低下は避けら
れない。
において、このゲルの生成を防止するために酸化防止剤
を添加することにより効果を挙げている場合がある。し
かし、基紙上にポリエチレン系樹脂を押出し被覆する場
合に、ゲルを防止するため酸化防止剤を添加することは
基紙とポリエチレン系樹脂の接着を悪化させるため一般
的にはあまり行なわれていない。
等が要求される剥離紙等では、樹脂層に融点の高い高密
度ポリエチレンを用いているが、該樹脂被覆紙を製造す
る際、サ−ジングあるいはドロ−レゾナンスの程度によ
る流動の不安定性、ネックイン、ドロ−ダウン性による
膜切れ等の成形加工性がなお不充分である。特に、基紙
の走行速度150m/分以上である高速条件で生産した
場合には、上記の問題に加え、樹脂層と基紙との接着性
が悪化して樹脂層が剥離し易くなるという問題があっ
た。上述のように、従来、樹脂層の成形加工が良好で樹
脂層と基紙との接着性に優れ、かつ樹脂層中のゲル発生
を極力防止したポリエチレン系樹脂被覆紙を得ることは
実際上困難であった。
ン系樹脂被覆紙における叙上の問題を解決し、樹脂層の
成形加工が良好で、樹脂層と基紙との接着性に優れ、樹
脂層のゲル生成を極力防止して樹脂被覆紙としての性能
を損なうことのないポリエチレン系樹脂被覆紙を生産性
を低下させることなく得ることを目的とするものであ
る。
達成するため検討を重ねた結果、基紙の片面にポリエチ
レン系樹脂を主成分とする樹脂層を有する樹脂被覆紙に
おいて、樹脂として特定の高密度ポリエチレン樹脂と低
密度ポリエチレン樹脂もしくは中密度ポリエチレン樹脂
との溶融混合組成物からなり、かつその臨界剪断速度を
特定のものとすることにより所期の樹脂被覆紙が得られ
ることを見い出し本発明に到達した。
リエチレン系樹脂を主成分とする樹脂組成物からなる樹
脂層を有する樹脂被覆紙において、樹脂層がメルトフロ
−レ−トが10.0g/10分〜40.0g/10分、
密度が0.960g/cm3以上である高密度ポリエチ
レン樹脂90重量部〜65重量部と、メルトフロ−レ−
トが0.2g/10分〜2g/10分、密度が0.93
5g/cm3以下、分子量50万以上の割合が10重量
%以上、臨界剪断速度が0.5(1/秒)以下である低密
度ポリエチレン樹脂もしくは中密度ポリエチレン樹脂1
0重量部〜35重量部とを溶融混合したポリエチレン系
樹脂組成物からなり、かつ該溶融混合した樹脂組成物の
臨界剪断速度が10(1/秒)以下であることを特徴とす
る樹脂被覆紙に存する。ここで、臨界剪断速度とは、コ
−ン・プレ−ト型回転式粘度計を用い、後述する方法に
より240℃において測定した剪断応力と第一法線応力
差が等しくなる点における剪断速度のことをいう。
樹脂被覆紙における樹脂層に用いられる高密度ポリエチ
レン樹脂は、そのメルトフロ−レ−ト(以下、MFRと
いう)が10.0g/10分〜40.0g/10分、好
ましくは10.0g/10分〜30.0g/10分の範
囲であり、密度が0.960g/cm3以上、好ましく
は0.962g/cm3以上のものである。上記の物性
を有する高密度ポリエチレン樹脂(以下、HDPEとい
う)としては、HDPE単独の外、エチレンを主成分と
し、これとプロピレン、ブテン等の低級α−オレフィン
との共重合体あるいはこれらの混合物等が擧げられる。
り低い場合は、基紙と樹脂層との接着性、成形加工性等
が劣化し、40.0g/10分より高いと樹脂の混合
性、成形加工性等が悪くなる。また、密度が0.960
g/cm3より低い場合は、裁断性等の二次加工性が悪
化し好ましい結果が得られない。樹脂のMFR及び密度
が上記の範囲であれば、各種のMFR、密度、分子量、
分子量分布のものを単独で又は混合して使用することが
できる。
レン樹脂もしくは中密度ポリエチレン樹脂(以下、LD
PEという)は、そのMFRが0.2g/10分〜2g
/10分、好ましくは0.2g/10分以上1.0g/
10分未満の範囲であり、密度が0.935g/cm3
以下、好ましくは0.930g/cm3以下であり、分
子量50万以上の割合が10重量%以上、好ましくは1
2重量%以上であり、臨界剪断速度が0.5(1/秒)以
下、好ましくは0.4(1/秒)以下のものである。
も低いと、樹脂の混合性、基紙と樹脂層との接着性、成
形加工性等が悪化し、2g/10分より高いと成形加工
性が悪くなる。また、密度が0.935g/cm3より
高いと基紙と樹脂層との接着性、成形加工性等が悪くな
り好ましい結果が得られない。また、樹脂の分子量50
万以上の割合が10重量%より少ないと成形加工性、特
にネックインが大きくなり好ましくない。ここで、分子
量の測定は、ウォ−タ−ズ社製150−C(カラム:東
ソ−社製GMH−XL HT 8mmφ×30cm×3
本、溶媒:1,2,4-トリクロロベンゼン、温度:135
℃、流量:1ml/分)を用いるGPC法により行なっ
た。
(1/秒)以下であることが必要であり、これより大きい
と成形加工性、樹脂層のゲル発生等の問題が生じる。図
1は、剪断応力及び第一法線応力差と、剪断速度との関
係を表わす図表であり、図1における縦軸は剪断応力及
び第一法線応力差を示し、横軸は剪断速度を示す。ま
た、図1中の線aは剪断応力を示し、線bは第一法線応
力差を示す。
−ン・プレ−ト型回転式粘度計(レオメトリック社製 レ
オメトリックメカニカルスペクトロメ−タ−、コ−ン・
プレ−ト直径:25mm、角度:0.1rad、温度2
40℃)を用いて行ない、図1において、剪断応力と第
一法線応力差が等しくなる点(線aと線bとの交差点)に
おける剪断速度である。剪断応力及び第一法線応力は次
式より求められる。 剪断応力=(粘度)×(臨界剪断速度) 第一法線応力=(第一法線応力差係数)×(臨界剪断速度)
2
は、90重量部〜65重量部の前記物性を有するHDP
Eと、10重量部〜35重量部の前記物性を有するLD
PEとを、予め溶融混合して調製したポリエチレン系樹
脂組成物からなるコンパウンド樹脂が用いられる。そし
て、その臨界剪断速度が10(1/秒)以下であることが
必要であり、特に8(1/秒)以下のものが好適である。
臨界剪断速度が10(1/秒)より大きいとゲルが生成し
易く好ましくない。
被覆時の高い樹脂温度下における樹脂の粘弾性的性質に
起因するものと考えられ、上記10(1/秒)以下の臨界
剪断速度で樹脂の性質が粘性的から弾性的になることに
よって、ゲル化の機会減少、ゲルの粉砕及び混練等によ
りゲルの抑制が発現されるものと思われる。
する方法としては、単純溶融混合法、多段溶融混合法等
を用いることができる。例えば、バンバリ−ミキサ−、
加圧ニ−ダ−、加熱ロ−ル練り機、押出機、二軸押出機
等が使用される。なお、HDPEとLDPEを予め溶融
混合することなく、乾燥混合のままの状態で溶融被覆用
押出機を用いて押出被覆した場合には、基紙と樹脂層と
の接着性、樹脂の混合性、成形加工性等が悪くなる。
には、本発明の効果を損なわない範囲で、紫外線防止
剤、熱安定剤、帯電防止剤、酸化防止剤、光安定剤、滑
剤、核剤、着色剤等の各種添加剤を適宜加えることがで
きる。これらの添加剤は、使用するHDPE又はLLD
PEに予め加えるか、溶融混合時に加えるか、あるいは
これらの樹脂に高濃度に添加した所謂マスタ−バッチを
予め調製し、このマスタ−バッチを溶融押出被覆時に該
樹脂に添加してもよい。
天然パルプを主成分とする天然パルプ紙、天然パルプと
合成繊維とからなる混抄紙、合成パルプ、合成繊維、あ
るいは合成樹脂フィルムからなる合成紙の何れでもよ
い。また、基紙には、サイズ剤、紙力増強剤、填料、定
着剤,pH調整剤、着色剤、蛍光増白剤等の各種の添加
剤を含有させることができる。
する基紙上に上記ポリエチレン系樹脂組成物を溶融押出
機を用い、そのスリットダイからフィルム状に流延して
被覆する、いわゆる溶融押出し被覆法が採用される。溶
融押出温度は、通常280℃ないし340℃であるのが
好ましく、また、ポリエチレン系樹脂組成物を基紙に被
覆する前に、基紙にコロナ放電処理、火炎処理等の活性
化処理を施すことが好ましい。樹脂層の厚みとして特に
制限はないが、5ミクロンないし50ミクロン程度の厚
さに塗布したものが一般的である。
説明するが、本発明はその要旨を超えない限りこれ等の
実施例に限定されるものではない。
のHDPE(後記する表1のA)71重量部と、MFR
0.6g/10分、密度0.924g/cm3、分子量
50万の割合が15重量%以上、臨界剪断速度が0.0
6(1/秒)のLDPE(表1のe)29重量部とを予め溶
融混合し、これを樹脂温度320℃で押出機より坪量1
70g/m2の平滑性の高い紙に厚さ25μmとなるよ
う押出塗工して作製した。
方法としては、樹脂被覆部分の横方向の長さを測定して
ネックインの程度を評価すると共に、溶融樹脂膜のスジ
の発生の程度、ドロ−ダウン性の程度による膜切れ発生
の有無、サ−ジング又はドロ−レゾナンスによる流動の
不安定性等の成形加工性について総合的に評価した。評
価基準としては、○:良好、△:やや悪いが実用上問題
がない程度、×:悪く実用上問題がある程度、を表わ
す。
価方法としては、試料を基紙層と樹脂層とに剥離し、剥
離した樹脂層に付着した基紙層の面積率を測定すること
により、基紙と樹脂層との接着性を評価した。評価基準
としては、○:面積率が100%で良好、△:面積率が
100%未満で80%以上であり、接着性がやや悪いが
実用上問題がない程度、×:面積率が80%未満であ
り、接着性が悪く実用上問題がある程度、を表わす。
は、設定温度320℃、1時間あたり2.5kgとなる
条件下で8時間フィルム状に押出した後の0.01m2
のフィルム中における0.1mm以上のゲルの個数を測
定し、初期の値と比較することによりゲルを評価した。
評価基準としては、○:8時間後のゲルの個数が初期値
と変わらない、×:8時間後のゲルの個数が初期値より
増加した程度、を表わす。
は、試料を市販のギロチンカッタ−で裁断した切り口の
状態の毛羽立ちの程度による裁断性の評価、樹脂被覆紙
の樹脂層面を相互に重ね擦り合わせた場合の樹脂層表面
の傷の程度による耐摩擦性、樹脂被覆紙の腰等の二次加
工性について総合的に評価した。評価基準としては、
○:良好、△:やや悪いが実用上問題がない程度、×:
悪く実用上問題がある程度、を表わす。本実施例に用い
たHDPE及びLDPEの物性を表1に示し、また、得
られた樹脂被覆紙につき上記評価方法により得られた評
価結果を表2に示す。
に、夫々表1に示すHDPEとLDPEを組合せた種々
の樹脂組成物を用い、実施例1と同様にして樹脂被覆紙
を得た。それらにつき上記評価方法による評価結果を表
2に示す。
PEの組合せの代りに、夫々表1に示すHDPEとLD
PEを組合せた種々の樹脂組成物を用いた以外は、実施
例1と同様にして樹脂被覆紙を得た。それらにつき上記
評価方法による評価結果を表3に示す。また、比較例9
では、実施例1と同一の種類及び組成のHDPE及びL
DPEの樹脂組成物を使用し、これを溶融混合すること
なく、そのまま乾燥混合したもの用いた以外は、実施例
1と同様にして樹脂被覆紙を得た。その上記評価方法に
よる評価結果を表3に示す。
HDPE90重量部〜65重量部と、LDPE10重量
部〜35重量部を配合した樹脂組成物で、かつその臨界
剪断速度が10(1/秒)以下の樹脂層を有する樹脂被覆
紙(実施例1〜9)は、成形加工性及び接着性が良好であ
り、かつゲルが少なく優れた品質のものであることが理
解される。
備しない場合、例えば、HDPEの含有量が90重量部
より多い場合(比較例1〜2)には、成形加工性、接着性
が悪くゲルも多い。HDPEの含有量が65重量部より
少ない場合(比較例3)には二次成形加工性が劣り、ま
た、LDPEの臨界剪断速度が0.5(1/秒)より大き
い場合(比較例4〜7)にはゲルが多く、LDPE中の分
子量50万以上の割合が10重量%より少ない場合(比
較例5〜8)には成形加工性が不良である。
の臨界剪断速度が10.0(1/秒)より大きい場合(比
較例1、2及び4〜7)にはゲルが多い。また、HDP
EとLDPEの組成物を溶融混合せずに、そのまま乾燥
混合した場合(比較例9)には成形加工性が悪く好ましい
結果が得られない。
良好で、樹脂層と基紙との接着性に優れ、ゲルの少ない
ポリエチレン系樹脂被覆紙が提供される。
係を表わす図表であり、縦軸は剪断応力及び第一法線応
力差を示し、横軸は剪断速度を示す。
−ン・プレ−ト型回転式粘度計(レオメトリック社製 レ
オメトリックメカニカルスペクトロメ−タ−、コ−ン・
プレ−ト直径:25mm、角度:0.1rad、温度2
40℃)を用いて行ない、図1において、剪断応力と第
一法線応力差が等しくなる点(線aと線bとの交差点)に
おける剪断速度である。剪断応力及び第一法線応力差は
次式で表わされる。 剪断応力=(粘度)×(剪断速度) 第一法線応力差=(第一法線応力差係数)×(剪断速度)2
被覆時の高い樹脂温度下における樹脂の粘弾性的性質に
起因するものと考えられ、臨界剪断速度で樹脂の性質が
粘性的から弾性的になることによって、ゲル化の機会減
少、ゲルの粉砕及び混練等によりゲルの抑制が発現され
るものと思われる。
のHDPE(後記する表1のA)70重量部と、MFR
0.6g/10分、密度0.924g/cm3、分子量
50万の割合が15重量%以上、臨界剪断速度が0.0
6(1/秒)のLDPE(表1のe)30重量部とを予め溶
融混合し、これを樹脂温度320℃で押出機より坪量1
70g/m2の平滑性の高い紙に厚さ25μmとなるよ
う押出塗工して作製した。
Claims (1)
- 【請求項1】 紙基体の片面にポリエチレン系樹脂を主
成分とする樹脂組成物からなる樹脂層を有する樹脂被覆
紙において、樹脂層が、メルトフロ−レ−トが10.0
g/10分〜40.0g/10分、密度が0.960g
/cm3以上である高密度ポリエチレン樹脂90重量部
〜65重量部と、メルトフロ−レ−トが0.2g/10
分〜2g/10分、密度が0.935g/cm3以下、
分子量50万以上の割合が10重量%以上、臨界剪断速
度が0.5(1/秒)以下である低密度ポリエチレン樹
脂もしくは中密度ポリエチレン樹脂10重量部〜35重
量部とを溶融混合したポリエチレン系樹脂組成物からな
り、かつ該溶融混合した樹脂組成物の臨界剪断速度が1
0(1/秒)以下であることを特徴とする樹脂被覆紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04358006A JP3126079B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 樹脂被覆紙 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04358006A JP3126079B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 樹脂被覆紙 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06190983A true JPH06190983A (ja) | 1994-07-12 |
JP3126079B2 JP3126079B2 (ja) | 2001-01-22 |
Family
ID=18457062
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04358006A Expired - Fee Related JP3126079B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 樹脂被覆紙 |
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JP (1) | JP3126079B2 (ja) |
Cited By (4)
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---|---|---|---|---|
JP2010215892A (ja) * | 2009-01-28 | 2010-09-30 | Adeka Corp | ポリオレフィン系樹脂組成物 |
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-
1992
- 1992-12-25 JP JP04358006A patent/JP3126079B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN110105647A (zh) * | 2018-04-13 | 2019-08-09 | 株式会社旭包装 | 聚乙烯片材、复合片材和聚乙烯片材的制造方法 |
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