JPH06190972A - 合成樹脂製防曇板の製造方法 - Google Patents

合成樹脂製防曇板の製造方法

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JPH06190972A
JPH06190972A JP4346037A JP34603792A JPH06190972A JP H06190972 A JPH06190972 A JP H06190972A JP 4346037 A JP4346037 A JP 4346037A JP 34603792 A JP34603792 A JP 34603792A JP H06190972 A JPH06190972 A JP H06190972A
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fusible
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 合成樹脂製防曇板の防曇性能の持続性を大幅
に向上する。熱融着性フィルムと、セルロース系樹脂の
フィルムまたはフィルム状塗膜との接着性または密着性
を増大する。熱加工時においてあるいは熱加工後に経時
的に、層間剥離、部分的な白化や失透の現象が生じな
い、透明性にすぐれた合成樹脂製防曇板を製造する。 【構成】 セルロース系樹脂フィルム1 を熱融着性フィ
ルム2 に接着して積層フィルム3 とした後、または熱融
着性フィルム2 の片面に塗料を塗布し、セルロース系樹
脂を主成分とするフィルム状塗膜を形成してフィルム状
積層体とした後に、積層フィルム3 またはフィルム状積
層体をケン化処理する。ケン化処理後の積層フィルム3
またはフィルム状積層体を合成樹脂基板5 上に、これら
の熱融着性フィルム2 面を基板5 側として重ね合わせ
て、両者を加熱一体化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、合成樹脂製防曇板の
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、建物の窓、温室、カーポートの
屋根などに使用される合成樹脂製の透明板としては、ア
クリル樹脂板、ポリカーボネート樹脂板、硬質塩化ビニ
ル樹脂板などの透明性に優れた熱可塑性樹脂板が多く使
用されている。
【0003】しかし、これらの透明板は、高温、多湿の
場所、あるいは温度差、湿度差の大きい場所で使用する
と、その表面に結露が生じた。例えば、上記の透明板を
温室の屋根板として使用した場合、温室外の温度が温室
内の温度より著しく低いときには、屋根板の内面に結露
が生じ、表面が曇るため、温室内への日光の照射が妨げ
られ、栽培中の植物の成育を遅らせるばかりでなく、ひ
どいときには、結露水が水滴となって落下して、栽培中
の植物を腐敗させたり、病害を与えるなどの悪影響を及
ぼすという問題があった。
【0004】そこで従来より、上記のような透明板に防
曇性能を付与する方法が種々提案されており、例えば透
明板の表面に、防曇に適した界面活性剤または界面活性
剤を含む塗料を塗布したり、あるいは界面活性剤を透明
板自体に予め練り込んでおくなどの方法が行なわれた。
しかし、これら従来法による防曇板は、界面活性剤が雨
などにより洗い流されるため、いずれも防曇効果の持続
性に乏しいという問題があった。
【0005】このような問題を解決するために、従来、
セルローストリアセテートフイルムをケン化処理して得
られる結露防止性能を有するフイルムと、熱融着性フイ
ルムとを熱硬化性接着剤を用いて貼り合わせて得た積層
フイルムを、プラスチックシート状物あるいは金属、ガ
ラス等の板状物に熱融着により積層してなる積層シート
が提案された(例えば特開昭62−18253号公報参
照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この先
提案の積層シートよりなる合成樹脂製防曇板によれば、
確かに結露防止性能の持続性は改善されるが、この防曇
板に、折曲げ加工や波付け加工などの熱加工を施すと、
熱加工時あるいは経時的にセルロース系樹脂フィルムと
熱融着性フィルムの層間が剥離して、部分的に白化しか
つ失透する現象が生じるという問題が新たに生じた。
【0007】この発明者は、上記の点に鑑み鋭意研究を
重ねた結果、上記のような現象は、熱加工時におけるセ
ルロース系樹脂フィルムと熱融着性フィルムとの接着強
度の低下により生じるものであり、またこれは、セルロ
ース系樹脂フイルムを最初にケン化処理して結露防止性
能を有するフイルムを形成しているため、該フイルムの
ケン化処理された表面は接着性が低くなっていることに
起因するものであることを究明し、そしてこの点を解消
するために、セルロース系樹脂フィルムを先にケン化処
理することなく、セルロース系樹脂フィルムをそのまゝ
熱融着性フィルムに熱硬化性接着剤を介して貼り合わせ
て積層フィルムを形成し、その後、この積層フィルムの
セルロース系樹脂フィルムの表面にケン化処理を施すこ
とにより、熱加工時のセルロース系樹脂フィルムと熱融
着性フィルムとの接着強度の低下および両フィルムの層
間剥離、部分的な白化や失透の問題を解決し得ることを
見い出し、この発明を完成するに至った。
【0008】この発明の目的は、上記の従来技術の問題
を解決し、防曇性能の持続性を大幅に向上し、しかも熱
融着性フィルムとセルロース系樹脂のフィルムまたはフ
ィルム状塗膜との接着性または密着性が非常に大きく、
熱加工時にもその接着強度や密着度の低下を引き起こす
ことがなく、熱加工時においてあるいは熱加工後に経時
的に層間剥離が生じたり、部分的な白化や失透の現象が
生じたりすることが全くない、透明性にすぐれた合成樹
脂製防曇板を製造し得る方法を提供しようとするにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、まず第1発明は、セルロース系樹脂
フィルムと熱融着性フィルムとを熱硬化性接着剤を介し
て貼り合わせることにより積層フィルムを形成し、つい
でこの積層フィルムのセルロース系樹脂フィルム側の表
面にケン化処理を施し、さらにケン化処理後の積層フィ
ルムを合成樹脂基板上に、その熱融着性フィルム面を基
板側として重ね合わせて、両者を加熱一体化することを
特徴とする合成樹脂製防曇板の製造方法を要旨としてい
る。
【0010】また、セルロース系樹脂の薄層は、塗膜に
よっても形成することができ、これがこの発明の第2発
明を構成している。
【0011】すなわち、第2発明は、熱融着性フィルム
の片面に、セルロース系樹脂を主成分とする塗料を塗布
して、セルロース系樹脂を主成分とするフィルム状塗膜
と熱融着性フィルムとよりなるフィルム状積層体を形成
し、ついでこのフィルム状積層体のセルロース系樹脂を
主成分とするフィルム状塗膜側の表面にケン化処理を施
し、さらにケン化処理後のフィルム状積層体を合成樹脂
基板上に、その熱融着性フィルム面を基板側として重ね
合わせて、両者を加熱一体化することを特徴とする合成
樹脂製防曇板の製造方法を要旨としている。
【0012】上記第1発明において、セルロース系樹脂
フィルムとしては、ケン化処理により防曇性能を発現す
ることのできる、例えばセルロースジアセテート、セル
ローストリアセテート、セルロースアセテートブチレー
ト等からなるフィルムが好適に使用でき、その厚さは、
例えば10〜80μm、好ましくは20〜50μmであ
る。ここで、セルロース系樹脂フィルムの厚さが10μ
m未満であれば、フィルムが極薄となるため、その製造
が困難であるとともに、熱融着性フィルムとの接着が難
しい。また80μmを越えると、防曇効果の増大が期待
できないばかりか、返って材料費が高くついて、経済的
でなくなるので、好ましくない。
【0013】また熱融着性フィルムとしては、アクリル
系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポ
リエチレン−酢酸ビニル系樹脂、ポリウレタン系樹脂な
どの熱可塑性樹脂のフィルムが用いられる。この熱可塑
性樹脂フィルムの融点は、例えば80〜200℃であ
り、またその厚さは、例えば10〜100μm、好まし
くは20〜50μmである。
【0014】またセルロース系樹脂フィルムと熱融着性
フィルムとを貼り合わせる接着剤としては、ポリウレタ
ン樹脂系接着剤、ポリアクリル樹脂系接着剤、ポリエス
テル樹脂系接着剤、エポキシ樹脂系接着剤、アクリルウ
レタン樹脂系接着剤等の溶剤型熱硬化性接着剤が好適に
使用される。
【0015】これらセルロース系樹脂フィルムと熱融着
性フィルムとの積層手段としては、通常使用される積層
手段、すなわちロールラミネート法、あるいはホットプ
レス法などを用いる。
【0016】また上記積層フィルムのケン化処理は、積
層フィルムをアルカリ水溶液に浸漬して行なう。ここ
で、ケン化処理に用いられるアルカリ水溶液としては、
水酸化ナトリウム、または水酸化カリウムもしくはこれ
らの混合物を主剤とする水溶液であって、約50℃前後
に加熱したものを使用する。積層フィルムは、このよう
なアルカリ水溶液に、例えば3〜60分間浸漬してケン
化処理する。
【0017】ケン化処理後の積層フィルムを加熱により
一体化する合成樹脂基板としては、例えばポリメチルメ
タクリレート、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル等の
熱可塑性合成樹脂からなる板状体を使用する。この板状
体は、通常透明であるが、場合によっては半透明であっ
ても良い。なお、これら合成樹脂基板のケン化処理済み
積層フィルムと接合されない側の外表面には、例えば紫
外線遮断用の耐候性フィルムがラミネートされるなど、
その他各種の表面処理が施されていても良い。
【0018】また、上記合成樹脂基板と、ケン化処理済
み積層フィルムとの加熱一体化は、例えば合成樹脂を押
出成形により板状に押し出し、これと同時に積層フィル
ムを、その熱融着性フィルム面を合成樹脂基板に接合す
るように、ロールによって熱圧着する押出ラミネート
法、あるいはまた予め板状に成形された合成樹脂基板に
積層フィルムを、その熱融着性フィルム面を基板側とし
て重ね合わせ、加熱加圧するホットプレス法などが好適
である。
【0019】また上記第2発明において、熱融着性フィ
ルムの片面に塗布する塗料の主成分であるセルロース系
樹脂としては、例えばセルロースジアセテート、セルロ
ーストリアセテート、セルロースアセテートブチレー
ト、セルロースアセテートプロピオネート等があげられ
る。
【0020】なお上記塗料には、セルロース系樹脂のほ
か、バインダー成分として、セルロース系樹脂と相溶性
のある、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、
メタクリル酸を組み合わせたアクリルラッカーなどのア
クリル系塗料用樹脂を、また一液硬化型および二液硬化
型の溶剤タイプのウレタン系塗料用樹脂を、また低粘度
のエポキシ樹脂塗料あるいは有機溶剤による溶液エポキ
シ系塗料用樹脂を選択的に上記セルロース樹脂と混合し
て使用することが可能である。
【0021】塗料成分としての有機溶剤は、セルロース
系樹脂、またはセルロース系樹脂とバインダー成分とし
ての各樹脂の種類、あるいはこれらの配合割合、塗料の
粘度、塗布方法などの塗布条件に適した種類と量を選択
すれば良い。
【0022】また塗料中のセルロース系樹脂の含有率
は、固形成分比率にして50重量%以上であり、これよ
り少ないと、塗膜をケン化処理した後の防曇性が不充分
となる。とくにセルロース系樹脂の含有率は、65重量
%以上であるのが好ましい。
【0023】第2発明においては、熱融着性フィルムの
片面に、上記のセルロース系樹脂を主成分とする塗料を
塗布して、セルロース系樹脂を主成分とするフィルム状
塗膜と熱融着性フィルムとよりなるフィルム状積層体を
形成するのであるが、ここで、熱融着性フィルムとして
は、前述したものと同様の熱可塑性樹脂のフィルムを用
いる。
【0024】また、塗料の塗布方法としては、スプレー
法、ロールコーター法、グラビア印刷法、オフセット印
刷法などがあげられる。塗膜の厚さは、乾燥後の塗膜厚
さにして、5〜50μm、好ましくは10〜30μmで
ある。ここで、セルロース系樹脂を主成分とする塗料の
塗膜の厚さが5μm未満であれば、表面ケン化処理によ
る防曇性能の発現が乏しく、充分な防曇効果が得られな
い。また50μmを越えると、膜厚が厚すぎて、塗装に
よる塗膜の形成が面倒であり、また防曇効果の増大が期
待できないばかりか、返って材料費が高くついて、経済
的でなくなるので、好ましくない。
【0025】なお、第2発明においては、熱融着性フィ
ルムの片面に塗料を塗布して、セルロース系樹脂を主成
分とするフィルム状塗膜を直接形成するので、上記第1
発明の場合のようなセルロース系樹脂フィルムと熱融着
性フィルムとを貼り合わせる硬化性接着剤は、不要とな
る。
【0026】つぎに、熱融着性フィルムの片面に、セル
ロース系樹脂を主成分とするフィルム状塗膜が形成され
たフィルム状積層体のケン化処理は、上記第1発明の積
層フィルムの場合と全く同様に、フィルム状積層体をア
ルカリ水溶液に浸漬して行なう。
【0027】また、ケン化処理後のフィルム状積層体を
接合する合成樹脂基板は、上記第1発明の場合と全く同
様のものを用いれば良く、さらに合成樹脂基板にケン化
処理済みフィルム状積層体を加熱一体化する方法も、押
出ラミネート法、あるいはまたホットプレス法など、上
記第1発明の場合と同様の方法を用いれば良い。
【0028】
【作用】上記において、この発明の方法により製造され
た合成樹脂製防曇板は、その表面がケン化処理によって
防曇性能を付与されたセルロース系樹脂フィルムまたは
セルロース系樹脂を主成分とするフィルム状塗膜で構成
されているので、防曇性能の持続性が高いのは、勿論で
あるが、セルロース系樹脂フィルムを熱融着性フィルム
に接着して積層フィルムとした後に、あるいはまた熱融
着性フィルムの片面に塗料を塗布して、セルロース系樹
脂を主成分とするフィルム状塗膜を形成してフィルム状
積層体とした後に、これらの積層フィルムのセルロース
系樹脂フィルムまたはフィルム状積層体の塗膜をケン化
処理しているため、熱融着性フィルムとセルロース系樹
脂のフィルムまたはフィルム状塗膜との接着性または密
着性がケン化処理によって阻害されることがなく、両層
の接着強度の低下や密着度の低下を引き起こさない。こ
のため防曇板の熱加工時においてあるいは熱加工後に経
時的に、層間剥離、あるいは部分的な白化や失透の現象
を生じることがない。
【0029】
【実施例】つぎに、この発明の実施例を図面を参照して
詳しく説明する。
【0030】実施例1 図1を参照すると、セルロース系樹脂フィルムとして厚
さ25μmのセルローストリアセテートフィルム(1)
と、熱融着性フィルムとして厚さ25μm、融点120
℃のアクリル樹脂フィルム(2) を用意し、これらを溶剤
型熱可塑性ポリエステル系樹脂接着剤(4) を用いて、ロ
ールラミネート法により貼り合わせ、積層フィルム(3)
を得た(図1イ参照)。
【0031】つぎに、この積層フィルム(3) を、水酸化
ナトリウム300重量部、エチルアルコール100重量
部および水1000重量部からなるアルカリ水溶液を約
50℃に調整したケン化処理溶液中に、50分間浸漬し
て、セルローストリアセテートフィルム(1) 側の表面を
ケン化処理した。
【0032】ついで、合成樹脂基板として、押出成形さ
れる厚さ1.5mmの透明なポリカーボネート樹脂基板
(5) を用い、押出ラミネート法により、このポリカーボ
ネート樹脂基板(5) 上に、ケン化処理済み積層フィルム
(3) を、その熱融着性フィルム(2) 面を基板(5) 側とし
て重ね合わせて加熱一体化し、防曇板(10)を得た(図1
ロ参照)。
【0033】このようにして得られた防曇板(10)につい
て、下記の性能テストを実施した。
【0034】まず、上記防曇板(10)のセルロース系樹脂
フィルム(1) 面、すなわち防曇性表面について呼気テス
トを行なった。呼気テストは、加熱一体化直後、および
60℃の温水に24時間浸漬した後の2通りの条件で行
ない、室温下で試験片に約5cmの距離から息を吹きか
けたときの試験片の表面状態を観察した。結果は表1に
示すとおり、いずれの条件についても表面に曇りは生じ
なかった。
【0035】つぎに、防曇板(10)のセルロース系樹脂フ
ィルム(1) と熱融着性フィルム(2)との間の層間剥離テ
ストを行ない、接着強度を測定した。ここで、接着強度
の測定は、幅25mmの試験片を用い、引張り速度30
0mm/分、180度剥離による引張り試験法により行
なった。結果は表1に示すとおり、2.0kg以上の値
を示した。
【0036】また、上記防曇板(10)の熱加工テストを、
加熱折曲げ加工によって行なった。
【0037】すなわち、防曇板(10)を部分的に180℃
で、10分間加熱し、ついで防曇板(10)の加熱部分を、
曲率半径10mmで、セルロース系樹脂フィルム(1) 面
が外側となるように90°折り曲げた後、常温まで冷却
した。結果は表1に示すとおり、防曇板(10)の折曲げ部
分に白化や失透は見られず、かつセルロース系樹脂フィ
ルム(1) と熱融着性フィルム(2) との間の層間剥離は認
められなかった。
【0038】さらに、上記防曇板(10)の熱加工テスト
を、加熱成形加工を実施することによって行った。すな
わち、上記防曇板(10)を、真空成形機(イタリア国、L
EMA社製)を用いて、160℃で、10分間加熱し
て、曲率半径80mm、および直径75mmのレンズ体
を成形した。結果は表1に示すように、セルロース系樹
脂フィルム(1) と熱融着性フィルム(2) との間の層間剥
離は認められず、また型の再現性が良好なレンズ体が得
られた。
【0039】比較例1 比較のために、セルロース系樹脂フィルムとして、実施
例1で用いたものと同じセルローストリアセテートフィ
ルムを用意し、このフィルムを、実施例1と同じケン化
処理溶液中に50分間浸漬して、フィルムの表面をケン
化処理した。
【0040】つぎに、このようにケン化処理したセルロ
ーストリアセテートフィルムを、実施例1で用いたもの
と同様のアクリル樹脂フィルムの片面に貼り合わせ、積
層フィルムを得た。ついで、この積層フィルムを、実施
例1と同じ透明なポリカーボネート樹脂基板に、実施例
1の場合と同じ方法により加熱一体化して、従来の防曇
板を得た。
【0041】このようにして得られた従来の防曇板につ
いて、実施例1の場合と同様にして、呼気テスト、層間
剥離テストおよび熱加工テストを行なった。得られた結
果は、それぞれ表1に示すとおり、呼気テストでは、従
来の防曇板は、実施例1と同様に表面に曇りを生じなか
ったが、層間剥離テストでは、接着強度が1.1kgと
実施例1に比べ低い値を示した。また、熱加工テストで
は、従来の防曇板は、加熱折曲げ加工および加熱成形加
工のいずれにおいても、セルロース系樹脂フィルムと熱
融着性フィルムとの間で層間剥離を生じた。とくに前者
の加熱折曲げ加工では、折曲げ部分が白化をともなって
いた。
【0042】なお、透明なポリカーボネート樹脂板の単
品について、上記実施例1の場合と同様に、温水浸漬
前、および60℃の温水に24時間浸漬した後の2つの
条件で、呼気テストを行なったところ、浸漬前、および
浸漬後のいずれにおいても曇りを生じた。
【0043】実施例2 図2を参照すると、熱融着性フィルムとして厚さ25μ
m、融点120℃のアクリル樹脂フィルム(2) を用意
し、この熱融着性フィルム(2) の片面に、セルロース系
樹脂を主成分とする塗料を塗布し、セルロース系樹脂を
主成分とするフィルム状塗膜(11)と熱融着性フィルム
(2) とよりなるフィルム状積層体(13)を形成した(図2
イ参照)。
【0044】ここで、セルロース系樹脂を主成分とする
塗料としては、セルロース系樹脂としてブチル基37重
量%、アセチル基13重量%のセルローストリアセテー
トブチレートを80重量%と、バインダーとしてアクリ
ル酸メチル20重量%とを、メチルイソブチルケトン:
キシレン:酢酸ブチル=3:3:4の混合溶剤に固形分
比20重量%となるように溶解し、調合した塗料Aを使
用した。
【0045】またこの塗料Aは、上記アクリル樹脂フィ
ルム(2) の表面に、リバースロールコーターを用いて、
乾燥膜厚が20μmとなるように均一に塗布し、フィル
ム状塗膜(11)とした。
【0046】つぎに、上記フィルム状積層体(13)を、水
酸化ナトリウム300重量部、エチルアルコール100
重量部および水1000重量部からなるアルカリ水溶液
を約50℃に調整したケン化処理溶液中に、50分間浸
漬して、セルロース系樹脂を主成分とするフィルム状塗
膜(11)側の表面をケン化処理した。
【0047】ついで、合成樹脂基板として、押出成形さ
れる厚さ1.5mmの透明なポリカーボネート樹脂基板
(5) を用い、押出ラミネート法により、このポリカーボ
ネート樹脂基板(5) 上に、ケン化処理済みフィルム状積
層体(13)を、その熱融着性フィルム(2) 面を基板(5) 側
として重ね合わせて加熱一体化し、防曇板(20)を得た
(図2ロ参照)。
【0048】このようにして得られた防曇板(20)につい
て、下記の性能テストを実施した。
【0049】まず、上記防曇板(20)のセルロース系樹脂
を主成分とするフィルム状塗膜(11)面、すなわち防曇性
表面について、加熱一体化直後、および60℃の温水に
24時間浸漬した後の2つの条件で、呼気テストを行な
った。なお、呼気テストは、室温下で試験片に約5cm
の距離から息を吹きかけたときの試験片の表面状態を観
察した。結果は表1に示すとおり、いずれの条件につい
ても表面に曇りは生じなかった。
【0050】つぎに、防曇板(20)のセルロース系樹脂を
主成分とするフィルム状塗膜(11)と熱融着性フィルム
(2) との密着度テスト(層間剥離テスト)を行なった。
ここで、密着度テストは、合成樹脂製防曇板(20)を、6
0℃、相対湿度90%の雰囲気中に500時間放置した
後、JIS K−5400の碁盤目試験に準じて、塗膜
表面に切り目をつけた上にセロハンテープを貼り付け、
これを引き剥がすことにより、塗膜の剥離状態を観察し
た。結果は表1に示すとおり、塗膜の剥離は、全く認め
られなかった。
【0051】また、上記防曇板(20)について熱加工テス
トを、上記実施例1の場合と同様に、加熱折曲げ加工に
よって行なった。すなわち、防曇板(20)を部分的に18
0℃で、10分間加熱し、ついで防曇板(20)の加熱部分
を、曲率半径10mmで、セルロース系樹脂を主成分と
するフィルム状塗膜(11)面が外側となるように90°折
り曲げた後、常温まで冷却した。結果は表1に示すとお
り、防曇板(20)の折曲げ部分に白化や失透は見られず、
かつセルロース系樹脂を主成分とするフィルム状塗膜(1
1)と熱融着性フィルム(2) との間の層間剥離は認められ
なかった。
【0052】さらに、上記防曇板(20)について熱加工テ
ストを、加熱成形加工を実施することによって行った。
すなわち、上記防曇板(20)を、真空成形機(イタリア
国、LEMA社製)を用いて、160℃で、10分間加
熱して、曲率半径80mm、および直径75mmのレン
ズ体を成形した。結果は表1に示すように、セルロース
系樹脂を主成分とするフィルム状塗膜(11)と熱融着性フ
ィルム(2) との間の層間剥離は認められず、また型の再
現性が良好なレンズ体が得られた。
【0053】
【表1】
【0054】
【発明の効果】この発明による合成樹脂製防曇板の製造
方法は、上述のように、まず第1発明は、セルロース系
樹脂フィルムと熱融着性フィルムとを熱硬化性接着剤を
介して貼り合わせることにより積層フィルムを形成し、
ついでこの積層フィルムのセルロース系樹脂フィルム側
の表面にケン化処理を施し、さらにケン化処理後の積層
フィルムを合成樹脂基板上に、その熱融着性フィルム面
を基板側として重ね合わせて、両者を加熱一体化するも
のであり、また第2発明は、セルロース系樹脂の薄層を
塗膜によって構成したもので、熱融着性フィルムの片面
に、セルロース系樹脂を主成分とする塗料を塗布して、
セルロース系樹脂を主成分とするフィルム状塗膜と熱融
着性フィルムとよりなるフィルム状積層体を形成し、つ
いでこのフィルム状積層体のセルロース系樹脂を主成分
とするフィルム状塗膜側の表面にケン化処理を施し、さ
らにケン化処理後のフィルム状積層体を合成樹脂基板上
に、その熱融着性フィルム面を基板側として重ね合わせ
て、両者を加熱一体化するものである。
【0055】この発明の方法により製造された合成樹脂
製防曇板は、その表面がケン化処理によって防曇性能を
付与されたセルロース系樹脂フィルムまたはセルロース
系樹脂を主成分とするフィルム状塗膜で構成されている
ので、防曇性能の持続性が高いのは、勿論であるが、セ
ルロース系樹脂フィルムを熱融着性フィルムに接着して
積層フィルムとした後に、あるいはまた熱融着性フィル
ムの片面に塗料を塗布して、セルロース系樹脂を主成分
とするフィルム状塗膜を形成してフィルム状積層体とし
た後に、これらの積層フィルムのセルロース系樹脂フィ
ルムまたはフィルム状積層体の塗膜をケン化処理してい
るため、熱融着性フィルムとセルロース系樹脂のフィル
ムまたはフィルム状塗膜との接着性または密着性がケン
化処理によって阻害されることがなく、両層の接着強度
の低下や密着度の低下を引き起こすことがないものであ
る。従って発明の方法により製造された合成樹脂製防曇
板は、加熱曲げ加工や波付け加工などの熱加工時におい
てあるいは熱加工後に経時的に、層間剥離を生じたり、
あるいは部分的な白化や失透の現象を生じることがな
く、透明性にすぐれているという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1発明の方法を工程順に説明する
ためのもので、図1イはセルロース系樹脂フィルムと熱
融着性フィルムとを熱硬化性接着剤を介して貼り合わせ
た積層フィルムの断面図、図1ロは、ケン化処理後の積
層フィルムを合成樹脂基板に加熱一体化により接合した
防曇板の断面図である。
【図2】この発明の第2発明の方法を工程順に説明する
ためのもので、図2イは熱融着性フィルムの片面に、セ
ルロース系樹脂を主成分とする塗料を塗布してフィルム
状塗膜を形成してなるフィルム状積層体の断面図、図2
ロは、ケン化処理後のフィルム状積層体を合成樹脂基板
に加熱一体化により接合した防曇板の断面図である。
【符号の説明】
1 セルロース系樹脂フィルム 2 熱融着性フィルム 3 積層フィルム 4 熱硬化性接着剤 5 合成樹脂基板 10,20 合成樹脂製防曇板 11 セルロース系樹脂を主成分とするフィル
ム状塗膜 13 フィルム状積層体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08J 7/12 CEP Z 7310−4F

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セルロース系樹脂フィルム(1) と熱融着
    性フィルム(2) とを熱硬化性接着剤(4) を介して貼り合
    わせることにより積層フィルム(3) を形成し、ついでこ
    の積層フィルム(3) のセルロース系樹脂フィルム(1) 側
    の表面にケン化処理を施し、さらにケン化処理後の積層
    フィルム(3) を合成樹脂基板(5) 上に、その熱融着性フ
    ィルム(2) 面を基板(5) 側として重ね合わせて、両者を
    加熱一体化することを特徴とする合成樹脂製防曇板の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 熱融着性フィルム(2) の片面に、セルロ
    ース系樹脂を主成分とする塗料を塗布して、セルロース
    系樹脂を主成分とするフィルム状塗膜(11)と熱融着性フ
    ィルム(2) とよりなるフィルム状積層体(13)を形成し、
    ついでこのフィルム状積層体(13)のセルロース系樹脂を
    主成分とするフィルム状塗膜(11)側の表面にケン化処理
    を施し、さらにケン化処理後のフィルム状積層体(13)を
    合成樹脂基板(5) 上に、その熱融着性フィルム(2) 面を
    基板(5) 側として重ね合わせて、両者を加熱一体化する
    ことを特徴とする合成樹脂製防曇板の製造方法。
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