JPH0619070Y2 - 半導体圧力センサの直線性補償回路 - Google Patents

半導体圧力センサの直線性補償回路

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JPH0619070Y2
JPH0619070Y2 JP1988050921U JP5092188U JPH0619070Y2 JP H0619070 Y2 JPH0619070 Y2 JP H0619070Y2 JP 1988050921 U JP1988050921 U JP 1988050921U JP 5092188 U JP5092188 U JP 5092188U JP H0619070 Y2 JPH0619070 Y2 JP H0619070Y2
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pressure sensor
semiconductor pressure
circuit
current
pressure
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JP1988050921U
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Inventor
啓治 伊津野
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フィリップスセンサテクノロジー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、半導体歪ケージに印加された圧力を検出す
る、半導体圧力センサの検出出力を直線化する際に有用
な補償回路に関するものである。
〔従来の技術〕
半導体の歪を電気信号に変換して圧力を測定する半導体
圧力センサは、優れた検出感度を備えており、各種工業
分野において計測,プロセス制御等に欠くことができな
いものとされている。
第3図はかかる半導体圧力センサの一例を示したもの
で、N形単結晶のシリコン基板Cの上には、拡散技術に
よって4辺のP形歪ゲージR,R,R,Rが形
成され、このうちR,Rは比較的中心部付近に、R
,Rは外側部に配置されている。そして、これらは
ホイートストンブリッジ回路に接続されている。
この半導体圧力センサは、シリコン基板Cの周辺を固定
し、表面または裏面側から直接,または、ダイヤフラム
Dを介して圧力が加えられると、中央部と外側部の変位
の差によって歪が生じ、この歪力がP形歪ゲージR
の抵抗変化となり、ブリッジ回路の平衡条件がくず
れる。
そこで、体4図に示すように歪ゲージR,R
,Rの対向する2点A,Bから電流Iを供給し、
他の対向する2点C,Dを出力端子とすれば、圧力Pに
比例した出力電圧Eoutが得られることになる。
出力電圧Eoutは圧力Pが印加されたときの各歪ゲージ
,R,R,Rの抵抗値をr,r,r
とすると、 ここで、Rはセンサの合成抵抗であり、 となり、圧力Pが印加された時の理想等価抵抗変化をR
(P)とすれば、 Eout=R(P)・I・R……(2) となる。
R(P)が印加された圧力に対して正比例して変化すれば
出力電圧もまた正比例して変化するものである。また、
ブリッジ抵抗を示すRもr,r,r,rの合
成抵抗である以上R(P)が理想的な変化をしない場合、
変動することになるが、変化率そのものが小さいので、
この原象は無視することができる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、実際の半導体圧力センサの場合は、圧力Pが
加えられたとき抵抗値が増加する歪ゲージR,R
抵抗増加率と、同じく圧力が加えられたときに抵抗値が
現象する歪ゲージR,Rの抵抗減少率が異なってお
り、また、歪の大きさも場所も異なるため、実際上、印
加された圧力Pに対して出力電圧Eoutが完全に比例し
ない。
すなわち、第5図に示すように、半導体圧力センサの定
格出力Eout(max)と0点の間(Vspan)を結ぶ基準線Lに
対して出力電圧の特性曲線は、一般に曲線Cで示すよう
に変化し、ΔEout/ΔPが一定値にならない。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、かかる問題点を低減することを目的としてな
されたもので、出力電圧を所定の割合で電流値に変換す
る電圧−電流変換手段と,この電圧−電流変換手段から
出力される電流を半導体圧力センサに供給される電流の
一部分としてフィードバックする回路手段を設けること
により、印加圧力変化に対する出力電圧の変化がリニア
ライズされるようにしたものである。
〔作用〕 圧力を加えたときに検出される出力電圧は、半導体圧力
センサに供給されている電流値に比例するから、出力電
圧を所定の割合で電流値に変換し、この電流を電流側に
フィードバックすることによって出力特性をリニアライ
ズさせることができる。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例を示す半導体圧力センサの直
線性補償回路を示すものである。
この図において、r,r,r,rは前述したホ
イートストンブリッジ回路に接続した歪ゲージR,R
,R,Rの抵抗値を示す。
及びAは出力端子C,及びDに正相入力端子が接
続され、その逆相入力端子に100%の負帰還がかけら
れている演算増幅器であって、電圧ホロワー回路とて動
作している。
一方の演算増幅器Aの出力にはドライブ用のトランジ
スタQのベース電極が接続され、このドライブ用のトラ
ンジスタのエミッタ電極には補償抵抗Rが接続されて
いる。
そして、ブリッジ回路のA点には定電流源Sが接続さ
れ、電流Iが供給されると共に、ブリッジ回路のC
点,D点には、圧力Pが印加されたときの出力電圧E
outが取り出されるようになされている。
本考案の直線性補償回路は上記のように構成されること
によって、以下に説明するように出力電圧Eoutの直線
性が改善される。
前記したように歪ゲージが形成されており、シリコン基
板に圧力Pが印加されると、この回路の場合は、前記第
(2)式から、 Eout=R(P)・(I−I)・R……(3) となる出力電圧が得られる。
実際の出力電圧は第5図に示したような曲線となってお
り、これらの曲線は次式の近似式によって表わすことが
できる。
out′=R(P)′・I・R……(4) ここで、Aは誤差の大きさを示すものであり、個々のセ
ンサによってその大きさが異なる。補償抵抗Rに流れ
る電流Iは、I=Eout′/rとなり、I=(I
−I)であるから前記第(4)式は Eout′=R(P)′・(I=Eout′/r)・R
…(6) したがってr=Aとなるように設定すると、 Eout′=R(P)・I・R となり、誤差をキャンセルすることができる。
下表は圧力定格出力を100(Kgf/cm2)としたときの
出力信号Eoutと、この出力電圧Eoutが基準線からずれ
ている量をエラー(%)として調査したデータで、補償
回路がある場合とない場合を対比したものである。
また、第2図(a),及び第2図(b)は上記表のエラ
ー%と圧力Pの関係を示すグラフ化したものである。
これらの表,及びグラフから理解できるように、本考案
の直線性補償回路を付加した半導体圧力センサは、エラ
ー(%)が補償回路を付加していないものに比較して1
桁以上改善されており、実際上、エラー(%)を測定す
ることがきわめて困難な小さい値にすることができた。
なお、補償電流Iを形成するトランジスタQは、例え
ば電界効果トランジスタを使用してもよく、演算増幅器
,Aで十分な電流を引き出すことができるときは
省略することもできる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案の半導体圧力センサは、出
力信号に対応する電流値を形成する高インピーダンス出
力の電圧−電流変換手段と、この電圧−電流変換手段に
よって出力される電流をブリッジ回路の電流源にフィー
ドバックする回路手段を備えることによって、半導体歪
ゲージに印加される歪の不均一,または抵抗変化のバラ
ツキ等にかかわる出力信号の非直線を著しく改善するこ
とができるという効果を奏する。
また、帰還回路は簡単な回路で構成することができるた
めセンサ内に配置することが容易であり、また、帰還電
流はきわめて少ない値に設定しても大きな効果が得られ
るため、センサの特性に与える影響を少なくすることが
でき、高精度の圧力検出を行うことができるという利点
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す半導体圧力センサの直
線性補償回路図、第2図(a),(b)は圧力とエラー
(%)の対比を示すグラフ、第3図は半導体圧力センサ
の模式図、第4図は圧力検出の原理を示す回路図、第5
図は従来の圧力−出力電圧の関係を示すグラフである。 図中、A,Aは演算増幅器、Rは補償抵抗、Sは
定電流源を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホイートストンブリッジ回路に接続された
    4個の半導体歪ケージの対向する第1,及び第2の接続
    点から一定電流を供給する定電流源(S)と、このホイ
    ートストンブリッジ回路の第3,及び第4の接続点から
    出力信号を検出する半導体圧力センサとを備え、前記出
    力信号を高インピーダンス入力アンプで電流値に変換
    し、補償抵抗(R)に供給する電圧−電流変換手段
    と、前記補償抵抗に流れる電流が前記定電流源(S)か
    ら引き出されるようにする帰還回路とを設けたことを特
    徴とする半導体圧力センサの直線性補償回路。
JP1988050921U 1988-04-18 1988-04-18 半導体圧力センサの直線性補償回路 Expired - Lifetime JPH0619070Y2 (ja)

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JPH01154441U JPH01154441U (ja) 1989-10-24
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JPS60111936A (ja) * 1983-11-22 1985-06-18 Suzuki Motor Co Ltd 圧力センサの補正装置

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