JPH0618975Y2 - 化粧役物の取り付け構造 - Google Patents
化粧役物の取り付け構造Info
- Publication number
- JPH0618975Y2 JPH0618975Y2 JP1988097562U JP9756288U JPH0618975Y2 JP H0618975 Y2 JPH0618975 Y2 JP H0618975Y2 JP 1988097562 U JP1988097562 U JP 1988097562U JP 9756288 U JP9756288 U JP 9756288U JP H0618975 Y2 JPH0618975 Y2 JP H0618975Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exterior material
- makeup
- accessory
- wall
- back surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Finishing Walls (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は化粧役物の取り付け構造に関するものであ
る。さらに詳しくは、この考案は、外装材の取り付けが
容易で、しかもその取り付け部の美観性を向上させるこ
とのできる無機質化粧役物の取り付け構造に関するもの
である。
る。さらに詳しくは、この考案は、外装材の取り付けが
容易で、しかもその取り付け部の美観性を向上させるこ
とのできる無機質化粧役物の取り付け構造に関するもの
である。
(従来の技術) 従来より、断熱性、遮音性、耐震性、耐衝撃性等の諸性
能に優れた外装材としてセメント系無機質板が知られて
いる。このセメント系無機質板からなる外装材は、これ
らの諸性能とともに意匠性、化粧性等にも優れているた
め、今後さらに様々な場所に多用されていくものと期待
されている。これらの無機質板を外装材として使用する
に際しては、建物外壁部に釘打ち固定されるが、その相
互の接続部には、防水、化粧等のために、金属板を当接
して、釘打めする方法や、セメント系無機質板からなる
役物を介在させて取り付けることが行われている。
能に優れた外装材としてセメント系無機質板が知られて
いる。このセメント系無機質板からなる外装材は、これ
らの諸性能とともに意匠性、化粧性等にも優れているた
め、今後さらに様々な場所に多用されていくものと期待
されている。これらの無機質板を外装材として使用する
に際しては、建物外壁部に釘打ち固定されるが、その相
互の接続部には、防水、化粧等のために、金属板を当接
して、釘打めする方法や、セメント系無機質板からなる
役物を介在させて取り付けることが行われている。
たとえばこのような取り付けは、第2図に示したよう
に、外装板(ア)(イ)の間に無機質化粧役物(ウ)を
介在させ、外装材(ア)の下端部をこの役物(ウ)の上
端縁部(エ)に当接し、また下方の外装材(イ)の上端
部をこの役物(ウ)の下端縁部(オ)の直下に配置さ
せ、両者の間の隙間に防水、化粧性等ためのコーキング
(カ)を施すものが知られている。
に、外装板(ア)(イ)の間に無機質化粧役物(ウ)を
介在させ、外装材(ア)の下端部をこの役物(ウ)の上
端縁部(エ)に当接し、また下方の外装材(イ)の上端
部をこの役物(ウ)の下端縁部(オ)の直下に配置さ
せ、両者の間の隙間に防水、化粧性等ためのコーキング
(カ)を施すものが知られている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、これら従来の外装材相互の接続において
は、金属板を用いる場合には、無機質外装材の質感や化
粧性を損うこととなり、また第2図に示したような無機
質化粧役物(ウ)を用いる例においては、質感や化粧性
は良好であるものの、役物(ウ)を外装材(ア)(イ)
の間に介在させるため、役物(ウ)の下端縁部(オ)直
下にコーキング(カ)を施すことが必要であり、このた
めに役物(ウ)と外装材(ア)(イ)との取り付け作業
がめんどうであって、仕上がりも良好なものではなかっ
た。また、コーキング(カ)の脱落という事態も避けら
れなかった。
は、金属板を用いる場合には、無機質外装材の質感や化
粧性を損うこととなり、また第2図に示したような無機
質化粧役物(ウ)を用いる例においては、質感や化粧性
は良好であるものの、役物(ウ)を外装材(ア)(イ)
の間に介在させるため、役物(ウ)の下端縁部(オ)直
下にコーキング(カ)を施すことが必要であり、このた
めに役物(ウ)と外装材(ア)(イ)との取り付け作業
がめんどうであって、仕上がりも良好なものではなかっ
た。また、コーキング(カ)の脱落という事態も避けら
れなかった。
この考案は、以上の通りの事情に鑑みてなされたもので
あり、無機質化粧役物の質感や化粧性の特長を生かすと
ともに、従来のこれら役物の欠点を改善し、外装材との
取り付け作業を容易とし、しかも防水性や美観性を向上
させることのできる改良された無機質化粧役物を提供す
ることを目的としている。
あり、無機質化粧役物の質感や化粧性の特長を生かすと
ともに、従来のこれら役物の欠点を改善し、外装材との
取り付け作業を容易とし、しかも防水性や美観性を向上
させることのできる改良された無機質化粧役物を提供す
ることを目的としている。
(課題を解決するための手段) この考案は、上記した通りの課題を解決するために、建
物外壁部に当接する裏面部を少なくとも上下に有し、こ
の裏面部の外壁部への当接により外壁部との間に空間が
形成される無機質化粧役物であって、下端縁部には、外
装材の上端部を挿入する切り込み部を配設し、この切り
込み部に外装材上端部を挿入し、かつ化粧役物上端縁部
に外装材下端部を当接するとともに、前記化粧役物裏面
部を外装材の裏面とともに外壁部へ当接しつつ面一とし
て固定してなることを特徴とする化粧役物の取り付け構
造を提供するものである。
物外壁部に当接する裏面部を少なくとも上下に有し、こ
の裏面部の外壁部への当接により外壁部との間に空間が
形成される無機質化粧役物であって、下端縁部には、外
装材の上端部を挿入する切り込み部を配設し、この切り
込み部に外装材上端部を挿入し、かつ化粧役物上端縁部
に外装材下端部を当接するとともに、前記化粧役物裏面
部を外装材の裏面とともに外壁部へ当接しつつ面一とし
て固定してなることを特徴とする化粧役物の取り付け構
造を提供するものである。
(作用) この考案の化粧役物の取り付け構造においては、化粧役
物の切り込み部に外装材を挿入するだけであるので、従
来のように隙間のコーキング施工は全く必要がない。
物の切り込み部に外装材を挿入するだけであるので、従
来のように隙間のコーキング施工は全く必要がない。
コーキングの手間を省くことができ、簡単に外装材の取
り付けができ、しかもコーキングの脱落による防水性や
化粧性の低下を心配する必要もない。また、建物外壁部
への接合に際して、化粧役物の裏面部と外装材裏面とが
面一となって外壁部に当接し、安定に固定することがで
きる。そして、化粧役物固定後には、外壁部との間に空
間を形成することができ、この空間により通気路が確保
され、外壁部の耐久性、耐候性等を安定に保持すること
が可能となる。
り付けができ、しかもコーキングの脱落による防水性や
化粧性の低下を心配する必要もない。また、建物外壁部
への接合に際して、化粧役物の裏面部と外装材裏面とが
面一となって外壁部に当接し、安定に固定することがで
きる。そして、化粧役物固定後には、外壁部との間に空
間を形成することができ、この空間により通気路が確保
され、外壁部の耐久性、耐候性等を安定に保持すること
が可能となる。
(実施例) 以下、添付した図面に沿って、この考案の実施例を説明
する。
する。
第1図は、この考案の一例を示したものである。
この例においては、押し出し法によって成形した無機質
化粧役物(1)は、段差状に形成した立体的な表面を有
し、また、建物外壁部への固定時にそれに当接する裏面
部(10)を上下に一対設けている。その結果、外壁部
と化粧役物(1)との間には空間(9)が形成されるこ
とになる。このような形状は、化粧役物(1)の軽量化
にも有効となる。また、化粧役物(1)の下端縁部に
は、これと接続する外装材(3)の上端部(4)を挿入
するための切り込み部(2)を形成している。
化粧役物(1)は、段差状に形成した立体的な表面を有
し、また、建物外壁部への固定時にそれに当接する裏面
部(10)を上下に一対設けている。その結果、外壁部
と化粧役物(1)との間には空間(9)が形成されるこ
とになる。このような形状は、化粧役物(1)の軽量化
にも有効となる。また、化粧役物(1)の下端縁部に
は、これと接続する外装材(3)の上端部(4)を挿入
するための切り込み部(2)を形成している。
たとえば以上の構成を有する化粧役物を用いて外装材を
建物外壁部に取り付ける場合には、上側の外装材(5)
の下端部(6)に化粧役物(1)の上端縁部(7)に当
接させるとともに、裏面部(10)を外壁部表面に当接
させる。そして、下側の外装材(3)の上端部(4)を
化粧役物(1)の下端縁部に設けた切り込み部(2)に
挿入しつつ、その裏面を外壁部に当接させる。そして、
化粧役物(1)および外装材(3)(5)をそれぞれ外
壁部に釘打ち等により固定する。この時、外装材(3)
(5)の裏面および化粧役物(1)の裏面部(10)は
建物外壁部表面に当接し、面一となる。また、化粧役物
(1)と外壁部との間には空間(9)が形成されること
から、この空間(9)を通気路として利用することがで
きる。外壁部の耐久性、耐候性等を安定に保持すること
が可能となる。しかも、化粧役物(1)表面は段差状の
立体感を有するため、取付により外観を損なうことはな
く、外装材(3)(5)相互の接続部の美観性を向上さ
せることができる。表面塗装によってさらに意匠性の向
上を図ることも可能である。
建物外壁部に取り付ける場合には、上側の外装材(5)
の下端部(6)に化粧役物(1)の上端縁部(7)に当
接させるとともに、裏面部(10)を外壁部表面に当接
させる。そして、下側の外装材(3)の上端部(4)を
化粧役物(1)の下端縁部に設けた切り込み部(2)に
挿入しつつ、その裏面を外壁部に当接させる。そして、
化粧役物(1)および外装材(3)(5)をそれぞれ外
壁部に釘打ち等により固定する。この時、外装材(3)
(5)の裏面および化粧役物(1)の裏面部(10)は
建物外壁部表面に当接し、面一となる。また、化粧役物
(1)と外壁部との間には空間(9)が形成されること
から、この空間(9)を通気路として利用することがで
きる。外壁部の耐久性、耐候性等を安定に保持すること
が可能となる。しかも、化粧役物(1)表面は段差状の
立体感を有するため、取付により外観を損なうことはな
く、外装材(3)(5)相互の接続部の美観性を向上さ
せることができる。表面塗装によってさらに意匠性の向
上を図ることも可能である。
なお、接続時に、下側の外装材(3)の上端部(4)と
化粧役物(1)の切り込み部(2)の内方との間に若干
の隙間(8)が形成されることもあり得るが、その場合
にも化粧役物(1)の切り込み部(2)によって外装材
(3)の上端部(4)を確実に覆うことができるため、
隙間(8)にコーキング施工を行わなくとも防水性が低
下することはなく、また、美観が損なわれることもな
い。コーキング処理の手間が省け、しかも防水性は良好
となる。
化粧役物(1)の切り込み部(2)の内方との間に若干
の隙間(8)が形成されることもあり得るが、その場合
にも化粧役物(1)の切り込み部(2)によって外装材
(3)の上端部(4)を確実に覆うことができるため、
隙間(8)にコーキング施工を行わなくとも防水性が低
下することはなく、また、美観が損なわれることもな
い。コーキング処理の手間が省け、しかも防水性は良好
となる。
もちろん、この考案は以上の例によって限定されるもの
ではない。また、この考案の取り付け構造においては、
外装材は必ずしもセメント系無機質板である必要はな
く、石材、金属、木材、樹脂等からなるものであっても
よい。
ではない。また、この考案の取り付け構造においては、
外装材は必ずしもセメント系無機質板である必要はな
く、石材、金属、木材、樹脂等からなるものであっても
よい。
(考案の効果) 以上詳しく説明した通り、この考案の化粧役物の取り付
け構造によって、外装材との接続を極めて容易に施工す
ることができ、しかも仕上がりも良好で、従来のように
コーキング施工のわずらわしさはなく、またその脱落に
よる防水性や、化粧性の低下も心配ない。
け構造によって、外装材との接続を極めて容易に施工す
ることができ、しかも仕上がりも良好で、従来のように
コーキング施工のわずらわしさはなく、またその脱落に
よる防水性や、化粧性の低下も心配ない。
化粧役物と外装材との取り付け部の美観性を一層向上さ
せることができる。
せることができる。
第1図は、この考案の一実施例を示した要部斜視図であ
る。 第2図は、従来の化粧役物の例を示した要部斜視図であ
る。 1…化粧役物 2…切り込み部 3,5…外装材 4…外装材上端部 6…外装材下端部 7…化粧役物上端縁部 8…隙間 9…空間 10…裏面部
る。 第2図は、従来の化粧役物の例を示した要部斜視図であ
る。 1…化粧役物 2…切り込み部 3,5…外装材 4…外装材上端部 6…外装材下端部 7…化粧役物上端縁部 8…隙間 9…空間 10…裏面部
Claims (1)
- 【請求項1】建物外壁部に当接する裏面部を少なくとも
上下に有し、この裏面部の外壁部への当接により外壁部
との間に空間が形成される無機質化粧役物であって、下
端縁部には、外装材の上端部を挿入する切り込み部を配
設し、この切り込み部に外装材上端部を挿入し、かつ化
粧役物上端縁部に外装材下端部を当接するとともに、前
記化粧役物裏面部を外装材の裏面とともに外壁部へ当接
しつつ面一として固定してなることを特徴とする化粧役
物の取り付け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988097562U JPH0618975Y2 (ja) | 1988-07-22 | 1988-07-22 | 化粧役物の取り付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988097562U JPH0618975Y2 (ja) | 1988-07-22 | 1988-07-22 | 化粧役物の取り付け構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0218834U JPH0218834U (ja) | 1990-02-07 |
JPH0618975Y2 true JPH0618975Y2 (ja) | 1994-05-18 |
Family
ID=31323113
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988097562U Expired - Lifetime JPH0618975Y2 (ja) | 1988-07-22 | 1988-07-22 | 化粧役物の取り付け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0618975Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5255602U (ja) * | 1975-10-20 | 1977-04-21 |
-
1988
- 1988-07-22 JP JP1988097562U patent/JPH0618975Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0218834U (ja) | 1990-02-07 |
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