JP2530623Y2 - サッシ枠の固定構造 - Google Patents

サッシ枠の固定構造

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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はサッシ枠の固定構造、更に詳しくは従来釘あ
るいは木ネジで、方形状に開口させた開口部に固定して
いたサッシ枠を、接着部材を用いて固定したサッシ枠の
固定構造に関するものである。
[従来の技術] 従来から各種住宅においては、壁面等に方形状に開口
させた開口部を設け、この開口部にサッシ枠が固定さ
れ、更にこのサッシ枠を用いて窓等が形成されていた。
このような従来のサッシ枠の固定に関しては、例えば
第3図に示したような固定構造がとられていた。
この図に示したサッシ枠10の固定構造は、壁面に2つ
の縦枠材21、上枠材、下枠材の各々の枠材によって形成
された開口部20を形成し、その開口部20にサッシ枠10を
固定するものである。
更に具体的には、前述した枠材の内、縦枠材21の部分
を例にして説明すると、この縦枠材21の室内側及び室外
側には、おのおのベニヤ板22が貼られ、かつ、この室外
側のベニヤ板22及び縦枠材21にサッシ枠10が固定される
ように形成されている。
また、ここでサッシ枠10のうち縦枠材21に固定される
部分は、引き違い窓を用いてサッシ窓を形成するための
2つのサッシ窓が入るための2つの縦扉枠11と、この縦
扉枠11から扉の移動方向とは逆方向に直角に延設された
外部衝接片12とから形成されている。またここで外部衝
接片12が縦枠材21に固定された室外側のベニヤ板22に衝
接し、かつ、この外部衝接片12より室内側に相当する縦
扉枠11の外面が内部衝接片13として縦枠材21に固定され
るものである。
また更に、縦枠材21と室外側のベニヤ板22とにサッシ
枠10が圧接された後は、縦扉枠11としての内面衝接片を
介してサッシ枠10が木ネジ30により縦枠材21に固定され
ると共に、外部衝接片12側では、ベニヤ板22と外部衝接
片12との間に防水シート31を敷き、かつ、その防水シー
ト31の外側から釘32により外部衝接片21をベニヤ板22を
介して縦枠材21に固定するものである。
また、実際の施工時にあっては、このように縦枠材21
及び室外側のベニヤ板22にサッシ枠10を固定した後、更
に室内側にあっては、室内側のベニヤ板22に沿って内壁
33を固定し、かつ、この内壁33に内側に飾り材34を配し
て室内側の開口部20を形成するものである。
また更に、室外側にあっては、室外側のベニヤ板22と
外部衝接片12とを間に介装した防水シート31の更に上
に、室外側のベニヤ板22全体を覆う防水シート31をかぶ
せ、更に、その防水シー31外部にコンクリート製の外壁
35を形成すると共に、この外壁35端部とサッシ枠10との
間に適宜目地材36を介装させて、全体が形成されるもの
である。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来のサッシ枠の固定構造
を採用すると、サッシ枠10自体を枠材によって形成され
た開口部20に固定するための作業が複雑となるだけでな
く、その固定時に木ネジ30あるいは釘32を用いて固定す
るために、この固定部分から雨水あるいは水分等が侵入
し、木材の腐食、あるいは外壁35の壁割れ等の発生原因
となっていた。
そこで本考案は、このような釘あるいは木ネジ等の固
着手段を取らずに、接着剤を用いた圧着によりサッシ枠
を開口部に固定するように形成したサッシ枠の固定構造
を提供して、固定作業の簡略化を図ると共に、固定後の
水分の侵入あるはい壁割れ等を防止したサッシ枠の固定
構造を提供することを、その目的とする。
[課題を解決するための手段] 前述した課題を解決するために、本考案は、方形状に
開口させた開口部にサッシ枠を固定するための固定構造
であって、サッシ枠を、開口部の内周面に位置する内面
衝接片と、開口部の室外側に相当する開口部周縁に位置
する外部衝接片とを設けて形成し、内面衝接片の開口部
の内周面に相当する位置に、内面衝接片と開口部の内周
面とを装着する接着部材を設け、かつ外部衝接片の開口
部室外側に相当する位置に、外部衝接片と開口部室外側
とを接着する接着部材を設けると共に、接着部材とし
て、両面が接着面となっており、かつ弾性を有するプラ
スチックシートを用いたことを特徴とする。
[作用] 本考案に係るサッシ枠の固定構造においては、サッシ
枠の内面衝接片を開口部の内周面に、また同時にサッシ
枠の外部衝接片を開口部の室外側に相当する開口部周縁
に各々押し付けることによって、この内面衝接片と外部
衝接片とに設けられた接着部材が、それぞれ開口部の内
周面と開口部の室外側に相当する開口部周縁とに接着す
ることとなる。
また、このような接着部材として両面が接着面となっ
ているプラスチックシートを用いているので、この接着
部材を内面衝接片あるいは外部衝接片に固定する作業が
容易なだけでなく、この接着部材を開口部の内周面及び
開口部の室外側に相当する開口部周縁に接着するに際し
ても、接着作業が行ない易いものである。
また更に、接着部材として弾性を有するプラスチック
シートを用いたので、このプラスチックシートの弾性に
より開口部とサッシ枠との寸法誤差が若干発生したにし
ても、このプラスチックシートの弾性により吸収できる
ものである。
[実施例] 以下、図示例に従って本考案の実施例を説明する。
またここで、第3図に示した部材と同一部材に関して
は、同一名称及び同一符号を付して説明する。
第1図は本考案の一実施例を示すための要部断面図で
あり、第2図は、本考案に圧接機構を付設し、サッシ枠
10の開口部20への固着をより強固にした場合を示す断面
図である。
第1図において、本考案に係るサッシ枠10の固定構造
は、家屋を構成している壁面に縦、横、上、下の4つの
枠材により形成した開口部20にサッシ枠10を固定するた
めのものである。
この方形状に開口させた開口部20の内、第1図に示し
てあるのは、縦枠材21の部分の断面図である。この図に
従って説明すると、縦枠材21は、各々、その室内側と室
外側とにベニヤ板22が固定してある。
そして、この本考案に係るサッシ枠10は、この縦枠材
21及び室外側のベニヤ板22に各々接する内部衝接片13
と、この内部衝接片13から直角に外方へ突出させた外部
衝接片12とを有するサッシ枠10を固定するためのもので
ある。
また、この内部衝接片13の開口部20の内周面に相当す
る側、及び外部衝接片12の室内側に相当する側には、両
面が接着面となっており、かつ弾性を有するプラスチッ
クシートを用いた接着部材40が接着させてある。
また、ここで両面が接着面となっているプラスチック
シートを用いた接着部材40としては、例えば基材として
アクリルフォームのシートを用い、そのシートの両面に
アクリル系の粘着剤を付着させたようなものがある。
このような内部衝接片13及び外部衝接片12に接着部材
40を付設したサッシ枠10を、開口部20の外側から、外部
衝接片12が縦枠材21の室外側に相当するベニヤ板22に位
置し、かつ内部衝接片13が縦枠材21の内周面に位置する
ようにして、室外側のベニヤ板22及び縦枠材21に接着部
材40が圧着接着されるように押し付ける。
このように、接着部材40が縦枠材21の内周面及び開口
部20の室外側に相当する開口部20周縁に位置するベニヤ
板22に圧接させられ、かつ接着したのちは、この外部衝
接片12及びベニヤ板22を覆うように防水シート31をかぶ
せ、更にその上部からコンクリートを流し込んで外壁35
を形成すると共に、この外壁35とサッシ枠10との間に適
宜目地材36を介在させて雨水等の進入がないようにして
サッシ枠10の固定を行なうものである。
また、詳細な図示は省略するものの、実際に家屋とし
て完成されるまでには、縦枠材21に固定された室内側の
ベニヤ板22内面に内壁が形成され、かつ、サッシ枠10の
室内側には飾り材が固定されて使用されるものである。
このような実施例におけるサッシ枠10の固定構造にあ
っては、サッシ枠10に形成した内部衝接片13と、外部衝
接片12各々に接着部材40をあらかじめ固定しておくこと
により、その後の作業は、この接着部材40を開口部20の
内周面に相当する位置、及び開口部20の室外側に相当す
る位置に圧接し、かつ接着が行なわれることのみによっ
て固定が完成するので、極めて容易な作業で行なうこと
ができるものである。
また、ここにおいて用いる接着部材40として、弾性を
有するプラスチックシートを基材として用いている接着
部材40を使用したので、かりに壁に開口した開口部20に
若干の寸法誤差等があったにしても、このプラスチック
シートの弾性により対応できるので、施工性の一層の向
上が図れるものである。
また更に、このように固定されたサッシ枠10の固定構
造にあっては、サッシ枠10の上下左右方向にかかる力に
ついては、それぞれ力が加わる側の内部衝接片13と、枠
材との間の接着部材40の接着力により対応できるもので
ある。また更に、外部から吹いてくる風に関しては、外
部衝接片12と、縦枠材21の室外側のベニヤ板22に相当す
る開口部20室外側との間に設けられた接着部材40の接着
力により破損等のおそれがないものとなる。更には、室
内側からこのサッシ枠10を室外側に押出そうとする力に
対しては、外部衝接片12と、開口部20室外側との間に介
装した接着部材40の接着力により対応できると共に、内
部衝接片13と、縦枠材21との間に設けた接着部材40の剪
断力によっても、前述した力に対応することができるこ
ととなるので、種々の負荷に対する破損の心配もないも
のである。
次に第2図にしたがって、本考案の他の実施例を説明
する。
この本考案の他の実施例にあっては、前述した先の実
施例の内部衝接片13と、この内部衝接片13に接着された
接着部材40との間に拡開機構50を設けた点が異なるのみ
である。したがって、ここでの説明は、この拡開機構50
の説明を行なうこととする。
この拡開機構50は、内部衝接片13と、この内部衝接片
13の開口部20内周面側に設けた中間板51との間に装着し
たものである。
更に詳しくは、内部衝接片13と、中間板51との間に垂
直方向に軸支点を有するように中央部分を軸支させた拡
開棒52を位置させると共に、この拡開棒52の先端各々に
スライダ53を設け、かつ、このスライダ53の室内側に押
圧板54を位置させると共に、この押圧板54を内部衝接片
13及び中間板51の室内側に設けた調整ネジ55の進退によ
り、室内側から室外側に進退自在に形成したものであ
る。
また、このように中間板51を設けた拡開機構50を付設
した場合、接着部材40は、中間板51の外面である縦枠材
21側に設けられるものである。
このような拡開機構50を付設したサッシ枠10にあって
は、まず拡開機構50の調整ネジ55を調整し、中間板51を
内部衝接片13側に位置させた状態でサッシ枠10を方形状
に開口させた開口部20に位置させる。
次いで、この調整ネジ55を適宜調整することにより、
中間板51を開口部20の内周面に相当する縦枠材21側に押
付けることによって、この中間板51と縦枠材21との固定
をより強固に行なうようにするものである。このように
形成すると、サッシ枠10が開口部20により強固に固定さ
れ、サッシ枠10が外れたりする等の心配がなくなるもの
である。
またこの実施例にあっては、調整ネジ55が室内側に付
設されるものの、この調整ネジ55は後に設けられる飾り
材34によって見えなくなるので、外見上も体裁が悪くな
ることはないものである。
なお、以上の説明において、この拡開機構50は、縦枠
材21に付設するものとして説明したが、縦枠材21以外の
上下の枠材部分に付設しても十分その効果を奏するもの
である。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案は、釘あるいは木ネジ等
の固着手段を取らずに、接着剤を用いた圧着によりサッ
シ枠を開口部に固定するように形成したサッシ枠の固定
構造を提供して、固定作業の簡略化を図ると共に、固定
後の水分の侵入あるいは壁割れ等を防止したものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すための要部断面図であ
り、第2図は本考案に圧接機構を付設し、サッシ枠の開
口部への固着をより強固にした場合を示す断面図であ
る。 また第3図は従来のサッシ枠の固定構造を示した断面図
である。 10……サッシ枠、11……縦扉枠 12……外部衝接片、13……内部衝接片 20……開口部、21……縦枠材 22……ベニヤ板、30……木ネジ 31……防水シート、32……釘 33……内壁、34……飾り材 35……外壁、36……目地材 40……接着部材、50……拡開機構 51……中間板、52……拡開棒 53……スライダ、54……押圧板 55……調整ネジ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】方形状に開口させた開口部にサッシ枠を固
    定するための固定構造であって、 サッシ枠を、開口部の内周面に位置する内面衝接片と、
    開口部の室外側に相当する開口部周縁に位置する外部衝
    接片とを設けて形成し、 内面衝接片の開口部の内周面に相当する位置に、内面衝
    接片と開口部の内周面とを接着する接着部材を設け、か
    つ外部衝接片の開口部室外側に相当する位置に、外部衝
    接片と開口部室外側とを接着する接着部材を設けると共
    に、 接着部材として、両面が接着面となっており、かつ弾性
    を有するプラスチックシートを用いたことを特徴とする
    サッシ枠の固定構造。
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