JPS6222616Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は上吊り扉のレール構造に関し、扉１の
上端に設けたランナー２を上レール３に走行自在
に装着し、上レール３の側片の外面に設けた飾り
板差込み溝９に扉１の外面と同色の飾り板４に装
着し、飾り板差込み溝９の上端と下端に設けた覆
い縁１２で飾り板４の上下の端縁を覆つて成る上
吊り扉のレール構造に係るものであつて、本考案
の目的とするところはレールの外観がよくなる
上、扉とレールの外観とがマツチして見映えが一
層向上する上吊り扉のレール構造を提供するにあ
る。

以下本考案を実施例により詳述する。３は一側
片３ａが他側片３ｂより長い断面略逆Ｕ字状の上
レールであつて、アルミニウムのような金属にて
形成してあり、両側片３ａ，３ｂの内面には内方
に突出する転動片５を突設してある。上記一側片
３ａは戸当りとなつている。この上レール３の両
側片３ａ，３ｂの外面には飾り板差込み溝９を設
けてある。飾り板差込み溝９の上端及び下端は断
面コ字状にされて飾り板差込み溝９の上下の外面
側に覆い縁１２を形成してある。１は合成樹脂等
にて形成せる扉であつて、上端にはランナー２を
取着してあり、下端にはスライドピン６を突設し
てある。７は断面略Ｕ字状で両側片の上端から左
右に鍔片１０を突設した下レールであつて、床部
８に埋入してある。上記扉１のランナー２は上レ
ール３内に入れられ、ランナー２のころ２ａを転
動片５に載置してあり、スライドピン６を下レー
ル７に走行自在に入れてある。４は扉１の外面と
同色の飾り板であつて、必要に応じて模様を施し
てある。かかる飾り板４は合成樹脂、木質板、金
属板等にて形成されている。この飾り板４を上レ
ール３の両側片３ａ，３ｂの飾り板差込み溝９に
差込み式で装着し飾り板４の上下の端縁を覆い縁
１２で覆つてある。この際扉１の片面１ａと他面
１ｂとの色が同色の場合は上レール３の一方の側
片３ａに取付ける飾り板４ａと他方の側片３ｂに
取付ける飾り板４ｂとを同色とし、扉１の片面１
ａと他面１ｂの色が異なる場合は片面１ａの色と
飾り板４ａの色とを同色とし、他面１ｂの色と飾
り板４ｂの色とを同色とする。

本考案は叙述の如く上レールの外面に飾り板を
取着してあるので、上レールの外観が良いのは勿
論、扉の外面と飾り板とを同色にしてあるので、
扉と飾り板を取付けたレールとが外観デザイン的
にマツチし見映えが良いという利点があり、しか
も上レールの側片の外面に設けた飾り板差込み溝
に飾り板を装着し、飾り板差込み溝の上端と下端
に設けた覆い縁で飾り板の上下の端縁を覆つたの
で、飾り板の上下端縁が覆い縁で覆われて飾り板
が上レールに一体に埋設された外観となり上レー
ルと飾り板との一体感がでて（別体のものを取付
けたのが一目で識別できるような外観にならな
く）一層見映えがよくなつて高級感がでるという
利点がある。

【図面の簡単な説明】

添付図面は本考案の一実施例の一部切欠断面図
であつて、１は扉、２はランナー、３は上レー
ル、４は飾り板である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 扉の上端に設けたランナーを上レールに走行自
   在に装着し、上レールの側片の外面に設けた飾り
   板差込み溝に扉の外面と同色の飾り板に装着し、
   飾り板差込み溝の上端と下端に設けた覆い縁で飾
   り板の上下の端縁を覆つて成る上吊り扉のレール
   構造。