JPH06188681A - 判定帰還型等化器 - Google Patents

判定帰還型等化器

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JPH06188681A
JPH06188681A JP40437590A JP40437590A JPH06188681A JP H06188681 A JPH06188681 A JP H06188681A JP 40437590 A JP40437590 A JP 40437590A JP 40437590 A JP40437590 A JP 40437590A JP H06188681 A JPH06188681 A JP H06188681A
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JP
Japan
Prior art keywords
output
tap coefficient
adder
control circuit
gain control
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP40437590A
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English (en)
Inventor
Nobukazu Koizumi
伸和 小泉
Yutaka Awata
豊 粟田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】受信した信号から元の信号を正確に再生するよ
うにした判定帰還型等化器に関し、自動利得制御回路が
変化する場合においてもタップ係数の収束を速めること
ができるようにすることを目的とする。 【構成】受信した信号を2のべき乗で利得が変化する自
動利得制御回路及び等化器を通して信号処理を行った
後、タップ係数により符号間干渉を除去するようにした
判定帰還型等化器であって、判定回路からの判定値と誤
差信号とを演算する演算器15aと、該演算器の出力と
その前のタップ係数を加算する加算器15bと、該加算
器の出力を左にシフトした値,右にシフトした値あるい
はシフトなしの信号を受けて、自動利得制御回路の利得
の変化に合わせてこれら3つの入力のいずれかを選択す
るセレクタ21と、該セレクタの出力を保持し、その前
のタップ係数として前記加算器に加算値として与えるレ
ジスタ15cとを設けて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は受信した信号から元の信
号を正確に再生するようにした判定帰還型等化器に関す
る。
【0002】例えば、ディジタル加入者線伝送装置にお
いては、その受信部では、元の信号を正確に受信する必
要がある。このため、受信部では、受信した信号に種々
の処理を行い元の信号を再生するようにしている。
【0003】
【従来の技術】図4はディジタル加入者線伝送装置の受
信部の構成例を示すブロック図である。受信信号はA/
D変換器(ADC)1によりディジタルデータに変換さ
れる。ディジダルデータに変換された受信信号は、自動
利得制御回路(AGC)2により一定信号レベルに増幅
された後、等化器(EQL)3に入る。
【0004】線路特性は一般に、高周波成分ほどその劣
化がはげしい。そこで、高周波数になるほどそのゲイン
を上げてやって元の信号に近い形に変えているのが等化
器3である。つまり、この等化器3は線路の損失特性に
より受けた周波数歪みを、その逆特性で等化するように
なっている。等化器3の出力は、判定帰還型等化器10
に入り、該判定帰還型等化器10から受信データとして
出力される。該判定帰還型等化器10は、判定回路1
1,判定帰還型等化部12及び演算器13をその内部に
含んで構成されている。
【0005】図5は判定帰還型等化器10の従来構成例
を示すブロック図である。図4と同一のものは、同一の
符号を付して示す。図において、Xは時刻jにおける
受信信号、Rは符号間干渉を表す擬似エコー、F
受信信号Xから擬似エコーRを引くことで得られる
等化信号、εは等化信号Fと判定回路11で判定し
た判定値aとの差分を示す誤差信号である。誤差信号
εは、演算器14で判定回路11出力(判定値)a
から演算器13出力(等化信号)Fを引くことにより
得られる。この誤差信号εを減少させるように、タッ
プ係数更新部15は、タップ係数を調整する。
【0006】図6は受信信号の孤立パルス波形を示す図
である。図において、Cはメインカーソル、C〜C
は符号間干渉である。判定帰還型等化器のタップ係数
更新部15は、図中C〜Cと等しい値をもつこと
で、符号間干渉を表す擬似エコーRを発生し、受信信
号を等化する。また、受信信号のメインカーソルC
は、その前段の自動利得制御回路2でパワー計算等の
結果を用いて適切なレベルに調整されるようになってい
る。
【0007】図5の16は判定値aを一定時間Tだけ
遅らすディレイで、サンプル周期毎に設けられている。
17は乗算器で、判定値aにタップ係数更新部15か
らのタップ係数が乗算され、加算器18に送られる。加
算器18は、各段の乗算器17からの出力を加算したも
のを擬似エコーRとして演算器13に与えている。従
って、演算器13は受信信号Xから擬似エコーR
引いたものになり、該演算器13の出力Fは符号間干
渉のとれた元の信号に近いものとなる。この等化信号を
受信信号として利用する。
【0008】このようにして、トレーニングによりタッ
プ係数更新部15のタップ係数が最適な値に求まった
ら、実際の受信信号波形に対して等化が行われることに
なる。
【0009】図7は従来のタップ係数更新部の回路を1
タップ分示した回路である。誤差信号εと判定値a
j+kとは演算器15aに入って、符号化される。この
演算器15aの出力とレジスタ15cの出力とが加算器
15bで加算され、新しいタップ係数Ck,j+1とな
る。この新しいタップ係数を用いて受信信号の等化を行
い、その後に新しい誤差信号εと判定値aj+kとが演
算器15aに入り、符号化され、続く加算器15bでレ
ジスタ15c出力と加算される。このような操作を最適
なタップ係数が求まるまで、各タップ毎に行うことにな
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の等化方
式の場合、判定帰還型等化器の収束中に自動利得制御回
路2の利得が変化した場合、受信信号の孤立パルスが一
時的に大きく変化するため、タップ係数のそれまでの収
束が無駄になり、もう一度収束させるために時間がかか
ってしまうという問題があった。
【0011】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであって、自動利得制御回路が変化する場合におい
てもタップ係数の収束を速めることができる判定帰還型
等化器を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理ブロ
ック図である。図4,図1と同一のものは、同一の符号
を付して示す。図に示す回路は、受信した信号を2のべ
き乗で利得が変化する自動利得制御回路2及び等化器3
を通して信号処理を行った後、タップ係数により符号間
干渉を除去するようにした判定帰還型等化器である。図
において、15aは判定回路11からの判定値と誤差信
号とを演算する演算器、15bは該演算器15aの出力
とその前のタップ係数を保持するレジスタ15c出力と
を加算する加算器、21は該加算器15bの出力を左に
シフトした値,右にシフトした値あるいはシフトなしの
信号を受けて、自動利得制御回路2の利得の変化に合わ
せてこれら3つの入力のいずれかを選択するセレクタで
ある。該セレクタ21の出力は前記レジスタ15cに入
り保持される。前記レジスタ15cはセレクタ21の出
力を保持し、その出力をその前のタップ係数として前記
加算器15bに与えるようになっている。以上の回路は
各タップ係数毎に設けられている。
【0013】
【作用】自動利得制御回路2のゲインが1/2に変化し
たら加算器15bの出力を1ビット右にシフトした値を
セレクトし、自動利得制御回路2のゲインが2倍に変化
したら加算器15bの出力を1ビット左にシフトした値
をセレクトし、自動利得制御回路2のゲインが変化しな
い場合には、シフトなしの値をセレクタ21によりセレ
クトするようにする。このように、自動利得制御回路2
の利得の変化に追随してタップ係数を変化させることに
より、自動利得制御回路が変化する場合においてもタッ
プ係数の収束を速めることができる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0015】図2は本発明の一実施例を示す構成ブロッ
ク図である。図1,図5と同一のものは、同一の符号を
付して示す。図に示す実施例では、1からnまでのn段
のタップ係数が設けられた例を示している。図におい
て、20が本発明に係わるタップ係数更新部で、図1に
示す回路がn個集まって構成されている。図において、
15aは判定回路11からの判定値aと誤差信号ε
とを演算する演算器、15bは該演算器15aの出力と
その前のタップ係数を保持するレジスタ15c出力とを
加算する加算器、21は該加算器15bの出力を左にシ
フトした値,右にシフトした値あるいはシフトなしの信
号を受けて、自動利得制御回路2の利得の変化に合わせ
てこれら3つの入力のいずれかを選択するセレクタであ
る。該セレクタ21の出力は前記レジスタ15cに入り
保持される。前記レジスタ15cはセレクタ21の出力
を保持し、その出力をその前のタップ係数として前記加
算器15bに与えるレジスタようになっている。
【0016】Xは時刻jにおける受信信号、Rは符
号間干渉を表す擬似エコー、Fは受信信号Xから擬
似エコーRを引くことで得られる等化信号、εは等
化信号Fと判定回路11で判定した判定値aとの差
分を示す誤差信号である。誤差信号εは、演算器14で
判定回路11出力(判定値)aから演算器13出力
(等化信号)Fを引くことにより得られる。この誤差
信号εを減少させるように、タップ係数更新部20
は、タップ係数を調整する。
【0017】16は判定値aを一定時間Tだけ遅らす
ディレイで、サンプル周期毎に設けられている。17は
各タップ係数毎に設けられている乗算器で、判定値a
にタップ係数更新部15からのタップ係数が乗算され、
加算器18に送られる。加算器18は、各段の乗算器1
7からの出力を加算したものを擬似エコーRとして演
算器13に与えている。従って、演算器13は受信信号
から擬似エコーR を引いたものになり、該演算器
13の出力Fは符号間干渉のとれた元の信号に近いも
のとなる。この等化信号を受信信号として利用する。
【0018】判定回路11から出力される判定値a
誤差信号εのうち、判定値aはディレイ16に入
り、誤差信号εは演算器15aに入る。ディレイ16
の出力は順次該当する段の演算器15aに入る。この結
果、演算器15aの出力はα*aj+k*εとなり、
適当な更新値となる。
【0019】この値とレジスタ15cに入っていたタッ
プ係数Ck,jとが加算器15bで加算され、その出力
はCk,j+α*aj+k*εとなる。この値がそれ
ぞれ2倍,1/2倍又は1倍されてセレクタ21に入
る。セレクタ21には自動利得制御回路(AGC)2か
ら利得信号が入っている。そして、セレクタ21はこの
自動利得制御回路2の利得が2倍になったら2倍の信号
を、自動利得制御回路2の利得が1/2になったら1/
2倍の信号を、自動利得制御回路2の利得が変わらない
場合には1倍の信号をそれぞれ選択して出力する。出力
されたセレクタ21の出力は、レジスタ15cに保持さ
れる。
【0020】この時のセレクタ21の出力は次式で与え
られる。 (Ck,j+α*aj+k*ε)*(2or2−1or2) そして、各レジスタ15cのタップ係数出力C〜C
は乗算器17に入り、それぞれの判定値aj+kと乗算
される。これら各乗算器17の出力は、加算器18に入
って加算され、擬似エコー信号Rとして演算器13に
入り、受信信号X から減算され、符号間干渉成分のな
い元の信号に近い信号を等化信号Fとして得ることが
できる。このように、本発明によれば自動利得制御回路
2の利得の変化に追随して受信信号の孤立パルス波形の
タップ係数を変化させることができるので、自動利得制
御回路が変化する場合においてもタップ係数の収束を速
めることができる。
【0021】図3は本発明の他の実施例を示す構成ブロ
ック図で、タップ係数1個の回路を示している。図1と
同一のものは、同一の符号を付して示す。図に示す実施
例では、加算器15bによる加算結果を1ビット左又は
右にシフトする2−1セレクタ21Aを用いた点で、3
−1セレクタ21を用いた図1の原理図と異なってい
る。自動利得制御回路2の利得制御が大きくなるか又は
小さくなるかどちらか一方向である場合に有効である。
例えば伝送路長の最大距離に初期利得を調整しておく
と、自動利得制御回路2の利得制御は常に大きくなる方
向に機能し、伝送路が最も短い距離に初期利得を調整し
ておくと、自動利得制御回路2の利得制御は常に小さく
なる方向に機能する。このような場合には、セレクタは
2−1セレクタで済む。
【0022】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よればディジタル加入者線伝送等において、自動利得制
御回路のゲインの変動にタップ係数を追随させるように
することにより、自動利得制御回路が変化する場合にお
いてもタップ係数の収束を速めることができる判定帰還
型等化器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例を示す構成ブロック図であ
る。
【図3】本発明の他の実施例を示す構成ブロック図であ
る。
【図4】ディジタル加入者線伝送装置の受信部の構成例
を示す図である。
【図5】判定帰還型等化器の従来構成例を示すブロック
図である。
【図6】受信信号の孤立パルス波形を示す図である。
【図7】従来のタップ係数更新部の回路例を示す図であ
る。
【符号の説明】
15a 演算器 15b 加算器 15c レジスタ 21 セレクタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信した信号を2のべき乗で利得が変化
    する自動利得制御回路及び等化器を通して信号処理を行
    った後、タップ係数により符号間干渉を除去するように
    した判定帰還型等化器であって、 判定回路からの判定値と誤差信号とを演算する演算器
    (15a)と、 該演算器(15a)の出力とその前のタップ係数を加算
    する加算器(15b)と、 該加算器(15b)の出力を左にシフトした値,右にシ
    フトした値あるいはシフトなしの信号を受けて、自動利
    得制御回路の利得の変化に合わせてこれら3つの入力の
    いずれかを選択するセレクタ(21)と、 該セレクタ(21)の出力を保持し、その前のタップ係
    数として前記加算器(15b)に加算値として与えるレ
    ジスタ(15c)とを設けたことを特徴とする判定帰還
    型等化器。
  2. 【請求項2】 信号が伝送されてくる距離の最長距離又
    は最短距離に合わせて自動利得制御回路の初期利得設定
    を行っておき、自動利得制御回路の利得の変化に合わせ
    て左シフト又は右シフト及びシフトなしのいずれかを2
    −1セレクタ(21A)により選択するようにしたこと
    を特徴とする請求項1記載の判定帰還型等化器。
JP40437590A 1990-12-20 1990-12-20 判定帰還型等化器 Withdrawn JPH06188681A (ja)

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Effective date: 19980312