JPH06188325A - 半導体素子収納用パッケージ - Google Patents

半導体素子収納用パッケージ

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JPH06188325A
JPH06188325A JP33741392A JP33741392A JPH06188325A JP H06188325 A JPH06188325 A JP H06188325A JP 33741392 A JP33741392 A JP 33741392A JP 33741392 A JP33741392 A JP 33741392A JP H06188325 A JPH06188325 A JP H06188325A
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JP
Japan
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lid
insulating base
solid
sealing material
package
Prior art date
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Pending
Application number
JP33741392A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichiro Nomoto
浩一郎 野元
Yoji Kobayashi
洋二 小林
Fujito Nakakawaji
藤人 中川路
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
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Publication of JPH06188325A publication Critical patent/JPH06188325A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】内部に水分が入り込むのを有効に防止し、内部
に収容する半導体素子を長期間にわたり、正常、且つ安
定に作動させることができる半導体素子収納用パッケー
ジを提供することにある。 【構成】絶縁基体1と蓋体2とから成り、該絶縁基体も
しくは蓋体に被着させた枠状の樹脂製封止材9を介し絶
縁基体1と蓋体2の相対接する領域を接合させることに
よって内部に半導体素子3を気密に封止する半導体素子
収納用パッケージであって、前記樹脂製封止材の幅が絶
縁基体と蓋体の相対接する領域の幅が1.2mm以下で
あるとき、該絶縁基体と蓋体の相対接する領域の幅より
も0.2mm以上広い

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体素子を収容するた
めの半導体素子収納用パッケージに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体素子を収容するための半導
体素子収納用パッケージ、例えば光を電気に変換する固
体撮像素子を収容するパッケージは通常、アルミナセラ
ミックス等の電気絶縁材料から成り、その上面の略中央
部に固体撮像素子を載置固定するための載置部を有する
絶縁基体と、前記絶縁基体の固体撮像素子載置部周辺か
ら外部にかけて導出され、内部に収容する固体撮像素子
を外部電気回路に接続する複数個の外部リード端子と、
ガラス、サファイア等の透光材料から成る蓋体とから構
成されており、絶縁基体の固体撮像素子載置部に固体撮
像素子を接着材を介して接着固定するとともに該固体撮
像素子の各電極をボンディングワイヤを介して外部リー
ド端子に接続させ、しかる後、絶縁基体の上部に蓋体を
エポキシ樹脂から成る封止材を介して接合させ、固体撮
像素子を内部に気密に封止することによって製品として
の固体撮像装置となる。
【0003】尚、前記エポキシ樹脂から成る封止材は、
絶縁基体と蓋体との接合の作業性を良好とするために一
般に蓋体の下面で、絶縁基体と相対接する領域全面に予
め所定厚みに被着されており、絶縁基体上に蓋体を間に
封止材を挟んで載置させるとともに封止材に約150℃
の温度を印加し、封止材を熱硬化させることによって蓋
体は絶縁基体に接合されることとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近時、
各種電子装置は小型化が急激に進み、該電子装置に実装
される固体撮像装置も全体の形状が小さなものとなり、
絶縁基体と蓋体の相対接する領域の幅が1.2mm以下
の狭いものとなるとともに絶縁基体と蓋体とを接合させ
る封止材の幅も1.2mm以下の極めて狭いものとなっ
てきた。そのためこの固体撮像装置では絶縁基体と蓋体
とを接合させる封止材の幅が1.2mm以下と狭いこと
に起因して大気中に含まれる水分が耐湿性に劣るエポキ
シ樹脂より成る封止材を通して内部に入り込み易くな
り、内部に水分が入り込むと固体撮像素子の電極や外部
リード端子、ボンディングワイヤが酸化腐食されて固体
撮像装置としての機能が喪失したり、固体撮像素子を外
部電気回路に確実に電気的に接続することができなくな
ったりするという欠点を招来した。また同時に内部に水
分が入り込むと該水分が蓋体に露となって付着し、外部
から蓋体を通して固体撮像素子に像を結像させ、固体撮
像素子に結像した像に対応する光電変換を起こさせる
際、固体撮像素子への結像が前記蓋体に付着した露によ
って歪となり、固体撮像素子に正確な光電変換を起こさ
せることができないという欠点も有していた。
【0005】
【発明の目的】本発明は上記欠点に鑑みて案出されたも
ので、その目的は内部に水分が入り込むのを有効に防止
し、内部に収容する半導体素子を長期間にわたり、正
常、且つ安定に作動させることができる半導体素子収納
用パッケージを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は絶縁基体と蓋体
とから成り、該絶縁基体もしくは蓋体に被着させた枠状
の樹脂製封止材を介し絶縁基体と蓋体の相対接する領域
を接合させることによって内部に半導体素子を気密に封
止する半導体素子収納用パッケージであって、前記樹脂
製封止材の幅が絶縁基体と蓋体の相対接する領域の幅が
1.2mm以下であるとき、該絶縁基体と蓋体の相対接
する領域の幅よりも0.2mm以上広くしたことを特徴
とするものである。
【0007】
【実施例】次に本発明を添付図面に基づき詳細に説明す
る。
【0008】図1は本発明の半導体素子収納用パッケー
ジを固体撮像素子を収容するためのパッケージに適用し
た場合の断面図であり、1は絶縁基体、2は蓋体であ
る。この絶縁基体1と蓋体2とで固体撮像素子3を収容
するための容器4が構成される。
【0009】前記絶縁基体1は基部材1aと枠部材1b
とから成り、該枠部材1bは基部材1aの上面外周部に
間に外部リード端子7を挟んでガラスから成る接着材5
により取着されている。
【0010】前記絶縁基体1を構成する基部材1a及び
枠部材1bはアルミナセラミックス等の電気絶縁材料か
ら成り、例えば、アルミナ(Al2 3 )、シリカ(S
iO2 )、カルシア(CaO)、マグネシア(MgO)
等の原料粉末に適当な有機溶剤、溶媒を添加混合したも
のを従来周知のプレス成形法によって板状、或いは枠状
に成形し、しかる後、前記成形品を高温(約1500
℃)で焼成することによって製作される。
【0011】また前記絶縁基体1を構成する基部材1a
と枠部材1bの取着は基部材1aと枠部材1bの相対向
する面に予めガラスから成る接着材5を被着させてお
き、基部材1a上に外部リード端子7と枠部材1bを順
次、載置させるとともにこれを約350〜450℃の温
度で加熱し、基部材1aと枠部材1bの相対向する面に
予め被着させておいた接着材5を溶融一体化させること
によって行われる。
【0012】前記絶縁基体1は基部材1aの上面略中央
部に固体撮像素子3が載置される載置部1cを有し、該
載置部1cに固体撮像素子3がガラス、樹脂、ロウ材等
の接着材を介して固定される。
【0013】また前記絶縁基体1の基部材1a上に載置
固定された固体撮像素子3はその各電極がボンディング
ワイヤ6を介して基部材1aと枠部材1bの間に取着さ
れた外部リード端子7に接続され、外部リード端子7を
外部電気回路に接続することによって内部に収容する固
体撮像素子3はその各電極がボンディングワイヤ6及び
外部リード端子7を通して外部電気回路に電気的に接続
されることとなる。
【0014】前記外部リード端子7はコバール金属(F
e−Ni−Co合金)や42アロイ(Fe−Ni合金)
等の金属材料から成り、コバール金属等のインゴット
(塊)を従来周知の圧延加工法や打ち抜き加工法等を採
用することによって所定の板状に形成される。
【0015】尚、前記外部リード端子7は内部に収容す
る固体撮像素子3の各電極を外部電気回路に電気的に接
続する作用をなし、絶縁基体1を構成する基部材1aと
枠部材1bとを接着材5により接着する際、両者間にそ
の一部が収容される固体撮像素子3と近接するようにし
て固定される。
【0016】また前記外部リード端子7はその外表面に
ニッケルや金等の耐蝕性に優れ、且つ良導電性である金
属をメッキにより1. 0乃至20. 0μmの厚みに被着
させておくと外部リード端子7の酸化腐食を有効に防止
することができるとともに外部リード端子7と外部電気
回路及びボンディングワイヤ6との接合を強固となすこ
とができる。従って、前記外部リード端子7の外表面に
はニッケルや金等の耐蝕性に優れ、且つ良導電性である
金属をメッキにより1. 0乃至20. 0μmの厚みに被
着させておくことが好ましい。
【0017】前記外部リード端子7が取着された絶縁基
体1はまたその上面に透光性の蓋体2が枠状の封止材9
を介して接合され、これによって絶縁基体1と蓋体2と
から成る容器4内部に固体撮像素子3が気密に封止され
る。
【0018】前記蓋体2はサファイヤやガラス、石英等
の透光性材料から成り、外部レンズ部材(不図示)で縮
小された光学的画像を容器4内部に収容した固体撮像素
子3上に照射結像させる作用をなす。
【0019】尚、前記蓋体2は例えば、ガラスから成る
場合、シリカ(SiO2 )、アルミナ(Al2 3 )、
カルシア(CaO)、酸化バリウム(BaO)等のガラ
ス成分粉末を溶融冷却し平板状に成形することによって
製作される。
【0020】また前記絶縁基体1と蓋体2とを接合さ
せ、容器4の内部を気密に封止する封止材9は例えば、
エポキシ樹脂より成り、該封止材9は封止の作業性を向
上させるために蓋体2の下面外周部に予め枠状に被着さ
れている。
【0021】前記蓋体2への封止材9の被着は、例え
ば、エピコート等のペースト状の樹脂原料にシリカ等の
充填剤及びイミダゾール系の硬化剤を添加混合して得た
エポキシ系ペーストを蓋体2の下面外周部に従来周知の
スクリーン印刷法等の厚膜手法により印刷塗布すること
によって行われる。
【0022】前記蓋体2の下面外周部に被着された枠状
の封止材9はまたその幅Tが絶縁基体1と蓋体2の相対
接する領域の幅tよりも0.2mm以上広いものになし
てあり、封止材9の幅が広いことから絶縁基体1に蓋体
2を封止材9を介して接合した後、大気中に含まれる水
分が封止材9を通して容器4内部に入り込もうとしても
その入り込みは有効に阻止され、その結果、容器4内部
に収容される固体撮像素子3や外部リード端子7等に水
分の付着による酸化腐食が発生することはほとんどな
く、固体撮像素子3を長期間にわたり、正常、且つ安定
に作動させることができるとともに固体撮像素子3を外
部電気回路に確実に電気的接続することが可能となる。
【0023】また封止材9を通して容器4内部に水分が
入り込まないことから蓋体2に露が付着することもな
く、その結果、外部から蓋体2を通して容器4内部に収
容する固体撮像素子3に像を正確に結像させることがで
き、固体撮像素子3に極めて正確な光電変換を起こさせ
ることも可能となる。
【0024】尚、前記封止材9はその幅Tが絶縁基体1
と蓋体2の相対接する領域の幅よりも0.2mm未満広
い場合、大気中に含まれる水分が封止材9を通して容器
4内部に入り込み、内部に収容する固体撮像素子の電極
やボンディングワイヤ等に酸化腐食を発生してしまう。
従って、前記封止材9の幅Tは絶縁基体1と蓋体2の相
対接する領域の幅tよりも0.2mm以上広いものに特
定される。
【0025】かくして上述のパッケージによれば、絶縁
基体1を構成する基部材1aの固体撮像素子3載置部1
c上に固体撮像素子3を接着材を介して載置固定すると
ともに該固体撮像素子の各電極をボンディングワイヤ6
を介して外部リード端子7に接続させ、しかる後、絶縁
基体の上面に蓋体2を該蓋体2の下面外周部に予め被着
させておいた封止材9により接合させ、容器4内部を気
密に封止することによって製品としての固体撮像装置と
なる。
【0026】尚、本発明は上述の実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば種
々の変更は可能であり、例えば、上述の実施例では固体
撮像素子を収容するパッケージを例にとって説明したが
他の半導体素子を収容するパッケージにも適用可能であ
る。
【0027】また、前記封止材9はエポキシ系樹脂を使
用して説明したがフェノール、アクリル、シリコン等の
樹脂を使用してもよい。
【0028】更に前記封止材9は蓋体2に予め被着させ
ておいたが絶縁基体1側に余剰領域がある場合には絶縁
基体1側に被着させておいてもよい。
【0029】
【発明の効果】本発明の半導体素子収納用パッケージに
よれば、絶縁基体もしくは蓋体に、絶縁基体と蓋体の相
対接する領域の幅よりも0.2mm以上広い幅を有する
封止材を予め被着させたことから相対接する領域の幅が
1.2mm以下の狭いものになったとしても大気中に含
まれる水分が前記封止材を通して半導体素子を収容する
容器内部に入り込むことはほとんど無く、その結果、容
器内部に収容した半導体素子や外部リード端子等に水分
付着による酸化腐食の発生が有効に阻止されて半導体素
子を長期間にわたり、正常、且つ安定に作動させること
が可能となるとともに半導体素子を外部電気回路に確実
に電気的接続することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体素子収納用パッケージの一実施
例を示す断面図である。
【符号の説明】
1・・・絶縁基体 2・・・蓋体 3・・・固体撮像素子 4・・・容器 7・・・外部リード端子 9・・・封止材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁基体と蓋体とから成り、該絶縁基体も
    しくは蓋体に被着させた枠状の樹脂製封止材を介し絶縁
    基体と蓋体の相対接する領域を接合させることによって
    内部に半導体素子を気密に封止する半導体素子収納用パ
    ッケージであって、前記樹脂製封止材の幅が絶縁基体と
    蓋体の相対接する領域の幅が1.2mm以下であると
    き、該絶縁基体と蓋体の相対接する領域の幅よりも0.
    2mm以上広くしたことを特徴とする半導体素子収納用
    パッケージ。
JP33741392A 1992-12-17 1992-12-17 半導体素子収納用パッケージ Pending JPH06188325A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002252293A (ja) * 2001-02-26 2002-09-06 Murata Mfg Co Ltd 電子部品パッケージ構造

Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62229860A (ja) * 1986-03-28 1987-10-08 Matsushita Electric Works Ltd Icの封止構造
JPH01161736A (ja) * 1987-12-17 1989-06-26 Nec Corp 半導体装置用パッケージ

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