JPH06188162A - チップ状回路部品の外部電極形成方法 - Google Patents

チップ状回路部品の外部電極形成方法

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JPH06188162A
JPH06188162A JP4355677A JP35567792A JPH06188162A JP H06188162 A JPH06188162 A JP H06188162A JP 4355677 A JP4355677 A JP 4355677A JP 35567792 A JP35567792 A JP 35567792A JP H06188162 A JPH06188162 A JP H06188162A
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JP
Japan
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element body
chip
resist
external electrodes
conductor films
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4355677A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Fukuyama
淳一 福山
Itaru Kubota
格 久保田
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Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 スパッタリング法により、高い精度で薄い外
部電極を形成する。 【構成】 チップ状の素体1の表面全体にスパッタリン
グにより導体膜4、5、6を形成し、素体1の外部電極
8、8を形成する部分をレジスト7で覆い、このレジス
ト7で覆われた部分を除いて、導体膜4、5、6をエッ
チングした後、レジスト7を除去する。これにより、素
地1の両端部にのみ導体膜4、5、6、すなわち外部電
極8、8が残されたチップ状回路部品が完成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンデンサ、インダク
タ或はレジスタ等の回路部品を製造するに当り、角形或
は円柱形の素体の両端に外部電極を形成する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、積層セラミックコンデンサ等の外
部電極は、導体としてAg等を成分とするの導電ペース
トを磁器素体の両端に塗布し、これを焼き付け、さら
に、ニッケルや錫等を順次メッキすることにより形成さ
れていた。しかし、このような導電ペーストの塗布と焼
付けといった、いわゆる厚膜法により形成される外部電
極の膜厚は、20〜30μ程度と厚いために、年々チッ
プ状回路部品が小型化され、幅及び厚みが0.5mm、
長さが1mmといった極小のチップ状回路部品が製造さ
れるようになると、外部電極の膜厚の点で小形化に対応
しにくいという問題があった。また、この厚膜法では、
導電ペーストの焼付けという熱処理工程を経なければな
らないため、小形のチップ状回路部品では、素体内部が
熱の影響を受け、例えば、コンデンサの場合は、品質係
数Qの劣化等の性能の低下を来たし、熱によるダメージ
が特に大きい場合は、破損して不良品が多く発生すると
いう問題もあった。
【0003】そこで、薄い外部電極を形成する手段とし
て、素体の表面にスパッタリングにより導体膜を形成し
て外部電極を設ける手段が注目されるようになった。こ
のスパッタリング法では、100〜200℃という比較
的低温で導体薄膜を形成することが可能であり、厚膜法
が持つ問題が解決できる。従来、このスパッタリング法
による外部電極の形成は、素体の必要な部分にのみ導体
薄膜が成膜されるように、素体の電極形成部分以外をマ
スキングし、その表面に銀等をスパッタリングすること
により行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】この際行われてい
るマスキング手段は、メタルマスクや石英ガラスのマス
ク治具を用いるものであるが、これらのマスク手段で
は、素体の完全なマスクは不可能である。すなわち、素
体の表面とマスクとの間には、僅かながら必ず隙間が存
在するため、この僅かな隙間からスパッタリングしよう
とする金属原子(クラスタ)が入り込む。このため、従
来のスパッタリング法による外部電極形成方法では、素
体の外部電極を形成しない表面部分にも電極材料が或る
程度付着することが避けられず、外部電極の縁が不鮮明
となるため、その寸法精度が必ずしも高いとは言えなか
った。
【0005】そこで本発明は、前記従来の課題に鑑み、
高い精度で薄い外部電極を形成することが可能なスパッ
タリングよる外部電極の形成方法を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明では、
前記の目的を達成するため、チップ状の素体1の表面の
所定の部分にスパッタリングにより導体膜を被着させ
て、外部電極8、8を形成する方法であって、チップ状
の素体1の全表面にスパッタリングにより導体膜4、
5、6を形成する工程と、素体1に外部電極8、8を形
成する部分を除いて、前記導体膜4、5、6を除去する
工程とを有することを特徴とするチップ状回路部品の外
部電極形成方法を提供する。
【0007】この場合おいて、素体1に外部電極8、8
を形成する部分を除いて、前記導体膜4、5、6を除去
する工程は、素体1の外部電極8、8を形成する部分を
レジスト7で覆い、このレジスト7で覆われた部分を除
いて、導体膜4、5、6をエッチングした後、レジスト
7を除去することにより行うことができる。
【0008】
【作用】前記チップ状回路部品の外部電極形成方法で
は、チップ状の素体1の表面全体にスパッタリングによ
り導体膜4、5、6を形成し、不要な部分の導体膜4、
5、6を除去するため、鮮明な縁を有する外部電極8、
8が形成できる。これにより、薄い導体膜からなる外部
電極8、8を高い精度で形成することが可能となる。な
お、素体1の外部電極8、8を形成する部分をレジスト
7で覆い、このレジスト7で覆われた部分を除いて、導
体膜4、5、6をエッチングした後、レジスト7を除去
する方法を採用すれば、多数の素体1を同時に処理する
ことができるため、能率的で高い生産性が得られる。
【0009】
【実施例】次に、図面を参照しながら、本発明の実施例
について詳細に説明する。図1は、本発明の第一の実施
例を示すものである。まず、図1(a)に示すように、
チップ状の素体1を用意する。この素体1は、例えば積
層セラミックコンデンサや積層セラミックインダクタで
あれば、立方体形のセラミック積層体からなる角形チッ
プ状のものであり、円筒コンデンサであれば円柱形のセ
ラミック素体からなる円形チップ状のものである。
【0010】次に、図1(b)に示すように、この素体
1の端面にレジスト2、2を塗布し、硬化させる。この
状態で、素体1をスパッタリング装置に入れ、図1
(c)に示すように、その全面にSiO2 をスパッタリ
ングし、薄いSiO2 膜3を形成する。次に、図1
(d)に示すように、素体1の両端のレジスト2、2を
除去する。これにより、素体1の端面のSiO2 膜3も
レジスト2、2と共に除去され、素体1の両側面と上下
面(角形チップの場合)或は周面(円形チップの場合)
にのみSiO2 膜3が残される。
【0011】次に、この素体1をスパッタリング装置に
入れ、その全表面に導体をスパッタリングし、導体膜
4、5、6を形成する。この導体膜4、5、6は、例え
ばターゲットとして純度99.9%のCr、Ni、Sn
等の金属を順次用い、流量15sccm、圧力3mTo
rrのArガス雰囲気中で、300Wのスパッタリング
電力を加えて行う。この場合の膜成長速度は、何れの金
属も0.1μm/minであるが、Cr膜については、
0.5μm、Ni膜については、1.5μm、Sn膜に
ついては、2μm程度の膜厚とする。従って、導体膜
4、5、6全体の膜厚は、約4μm程度となる。
【0012】次に、図1(f)に示すように、導体膜
4、5、6が被着された素体1の外部電極8、8を形成
しようとする部分、例えば、図1の例では、素体1の両
端部に、エッチング液に対して耐性のあるレジスト7、
7を塗布する。そして、この素体1を、導体膜4、5、
6に対して溶解性のあるエッチング液、例えば、導体
4、5、6膜が各々Cr、Ni、Snの膜であれば、硝
酸系のエッチング液を用い、導体膜4、5、6をエッチ
ングする。これにより、図1(g)に示されたように、
レジスト7、7で覆われた素地1の両端部分を除いて、
導体膜4、5、6が除去される。
【0013】その後、図1(h)で示すように、溶剤で
素地1の両端に付着しているエッチング液を除去するこ
とにより、素地1の両端部にのみ導体膜4、5、6、す
なわち外部電極8、8が残されたチップ状回路部品が完
成する。
【0014】次に、図2により、本発明の第二の実施例
について説明すると、この第二の実施例は、前記のよう
なSiO2 膜3の形成を行わないものである。すなわ
ち、図2(a)に示すように、素体1を用意し、この素
体1をスパッタリング装置に入れ、図2(b)に示すよ
うに、その全表面に金属をスパッタリングし、導体膜
4、5、6を形成する。次に、図2(c)に示すよう
に、導体膜4、5、6が被着された素体1の外部電極
8、8を形成しようとする両端部に、エッチング液に対
して耐性のあるレジスト7、7を塗布する。そして、こ
の素体1を、導体膜4、5、6に対して溶解性のあるエ
ッチング液に浸漬し、導体膜4、5、6をエッチングす
る。これにより、図2(d)で示すように、レジスト
7、7で覆われた素地1の両端部分を除いて、導体膜
4、5、6が除去される。
【0015】その後、図2(e)で示すように、溶剤で
素地1の両端に付着しているエッチング液を除去するこ
とにより、素地1の両端部にのみ導体膜4、5、6、す
なわち外部電極8、8が残されたチップ状回路部品が完
成する。なお、導体膜4、5、6の外部電極以外の余分
な部分を除去する手段としては、前記のエッチングの他
に、レーザ加工によるトリミングや、電解加工によるト
リミング等も採用することができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、高
い精度で薄い外部電極を形成することが可能なスパッタ
リングよる外部電極の形成方法を提供することができ、
小形のチップ状回路部品の外部電極を形成するのに好適
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例によるチップ状回路部品
の外部電極形成方法における各工程毎のワークの状態を
素体を除いて断面した側面図である。
【図2】本発明の第二の実施例によるチップ状回路部品
の外部電極形成方法における各工程毎のワークの状態を
素体を除いて断面した側面図である。
【符号の説明】
1 素体 2 レジスト 3 SiO2 膜 4 導体膜 5 導体膜 6 導体膜 7 レジスト 8 外部電極

Claims (2)

    【整理番号】 0040811−01 【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チップ状の素体(1)の表面の所定の部
    分にスパッタリングにより導体膜を被着させて、外部電
    極(8)、(8)を形成する方法であって、チップ状の
    素体(1)の全表面にスパッタリングにより導体膜
    (4)、(5)、(6)を形成する工程と、素体(1)
    に外部電極(8)、(8)を形成する部分を除いて、前
    記導体膜(4)、(5)、(6)を除去する工程とを有
    することを特徴とするチップ状回路部品の外部電極形成
    方法。
  2. 【請求項2】 前記請求項1において、素体(1)に外
    部電極(8)、(8)を形成する部分を除いて、前記導
    体膜(4)、(5)、(6)を除去する工程が、素体
    (1)の外部電極(8)、(8)を形成する部分をレジ
    スト(7)で覆い、このレジスト(7)で覆われた部分
    を除いて、導体膜(4)、(5)、(6)をエッチング
    した後、レジスト(7)を除去する工程であることを特
    徴とするチップ状回路部品の外部電極形成方法。
JP4355677A 1992-12-19 1992-12-19 チップ状回路部品の外部電極形成方法 Withdrawn JPH06188162A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001189216A (ja) * 1999-12-28 2001-07-10 Tokin Corp コモンモードチョークコイル及びその製造方法
KR20150134274A (ko) * 2014-05-21 2015-12-01 가부시키가이샤 무라타 세이사쿠쇼 적층 세라믹 콘덴서
JP2019021907A (ja) * 2017-07-11 2019-02-07 サムソン エレクトロ−メカニックス カンパニーリミテッド. 積層セラミックキャパシタ及びその製造方法
US11621127B2 (en) 2017-07-11 2023-04-04 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Method of manufacturing a multilayer ceramic capacitor

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