JPH04274703A - 金属箔ひずみゲージの電極形成方法 - Google Patents
金属箔ひずみゲージの電極形成方法Info
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- JPH04274703A JPH04274703A JP5840391A JP5840391A JPH04274703A JP H04274703 A JPH04274703 A JP H04274703A JP 5840391 A JP5840391 A JP 5840391A JP 5840391 A JP5840391 A JP 5840391A JP H04274703 A JPH04274703 A JP H04274703A
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Landscapes
- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属箔ひずみゲージの
電極形成方法に関し、より詳細には、半田付けが容易な
ソルダリングパッド層を形成する金属箔ひずみゲージの
電極形成方法に関するものである。
電極形成方法に関し、より詳細には、半田付けが容易な
ソルダリングパッド層を形成する金属箔ひずみゲージの
電極形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ひずみゲージとして、例えばポリイミド
樹脂等からなるベースの表面に、例えば銅ニッケルある
いはニッケルクロム等の合金からなる抵抗素子を形成し
て成るものが知られている。
樹脂等からなるベースの表面に、例えば銅ニッケルある
いはニッケルクロム等の合金からなる抵抗素子を形成し
て成るものが知られている。
【0003】ところで、抵抗素子材料として最も多く用
いられるのが銅ニッケル合金と、ニッケルクロム合金で
あり、そのうちニッケルクロム合金の方が銅ニッケル合
金よりも温度特性や耐腐食性に優れており、特に高精度
や長期安定性を要求される場合に広く使用される。
いられるのが銅ニッケル合金と、ニッケルクロム合金で
あり、そのうちニッケルクロム合金の方が銅ニッケル合
金よりも温度特性や耐腐食性に優れており、特に高精度
や長期安定性を要求される場合に広く使用される。
【0004】しかしながら、ニッケルクロム合金には、
半田付けがしにくいという欠点があり、特に自動半田付
けが非常に困難であるという難点があった。
半田付けがしにくいという欠点があり、特に自動半田付
けが非常に困難であるという難点があった。
【0005】そこで、従来は、ニッケルクロム合金によ
り抵抗素子を形成したひずみゲージの場合、抵抗素子の
ゲージタブとなる部分に半田付けのし易い、例えば銅か
らなるソルダリングパッド層を形成して半田付けがしに
くいという欠点を補っていた。
り抵抗素子を形成したひずみゲージの場合、抵抗素子の
ゲージタブとなる部分に半田付けのし易い、例えば銅か
らなるソルダリングパッド層を形成して半田付けがしに
くいという欠点を補っていた。
【0006】図2は、このようなひずみゲージの平面図
である。この図2における100は、上述のポリミイド
樹脂等からなるゲージベース(以下単に「ベース」とい
う)であり、このベース100上に、図示のような形状
のグリッド部と配線部とから成るゲージパターン101
が形成されている。
である。この図2における100は、上述のポリミイド
樹脂等からなるゲージベース(以下単に「ベース」とい
う)であり、このベース100上に、図示のような形状
のグリッド部と配線部とから成るゲージパターン101
が形成されている。
【0007】このゲージパターン101の両端(図にお
いては下端)には、半田付け性の良好な電極としてのソ
ルダリングパッド層102が添着されたゲージタブ10
3が形成されて、ひずみゲージ104が構成されている
。
いては下端)には、半田付け性の良好な電極としてのソ
ルダリングパッド層102が添着されたゲージタブ10
3が形成されて、ひずみゲージ104が構成されている
。
【0008】図3は、図2のA−A′線矢視方向の断面
を示す従来の金属箔ひずみゲージの電極形成方法を工程
順に符号(A)〜(J)をもって示す工程断面図である
。
を示す従来の金属箔ひずみゲージの電極形成方法を工程
順に符号(A)〜(J)をもって示す工程断面図である
。
【0009】先ず、図3において、(A)に示すように
ベース1に図示しない接着剤を介して、ニッケルクロム
の合金からなる金属箔2を接着する。この金属箔2をベ
ース1に接着した状態では、自然酸化による酸化膜3が
金属箔2の表面に形成されるとともに、汚れや塵埃が付
着される。
ベース1に図示しない接着剤を介して、ニッケルクロム
の合金からなる金属箔2を接着する。この金属箔2をベ
ース1に接着した状態では、自然酸化による酸化膜3が
金属箔2の表面に形成されるとともに、汚れや塵埃が付
着される。
【0010】このため、金属箔2の表面を、例えばアル
ミナ粉等によりブラッシングをかける。このように表面
処理を施こすことによって図3の(B)に示すように、
酸化膜3が除去され、汚れも同時に除去されるとともに
、金属箔2の表面の一部も研磨されることになり、した
がって、金属箔2の表面が清浄化される。
ミナ粉等によりブラッシングをかける。このように表面
処理を施こすことによって図3の(B)に示すように、
酸化膜3が除去され、汚れも同時に除去されるとともに
、金属箔2の表面の一部も研磨されることになり、した
がって、金属箔2の表面が清浄化される。
【0011】次に、図3の(C)に示すように、リソグ
ラフィによるパターニングをするために、金属箔2の上
面全体にレジストを塗布してレジスト膜を形成した後、
マスク(図示せず)を当てて露光し、現像することによ
り、図2で示したソルダリングパッド層102の部分が
除去されたレジストパターン4を形成する。
ラフィによるパターニングをするために、金属箔2の上
面全体にレジストを塗布してレジスト膜を形成した後、
マスク(図示せず)を当てて露光し、現像することによ
り、図2で示したソルダリングパッド層102の部分が
除去されたレジストパターン4を形成する。
【0012】次に、図3の(D)に示すように、例えば
スパッタリングにより、全面に半田付け性の良好な銅ニ
ッケル系合金、銅、金等の金属膜5を形成する。
スパッタリングにより、全面に半田付け性の良好な銅ニ
ッケル系合金、銅、金等の金属膜5を形成する。
【0013】次に、図3の(E)に示すように、レジス
トパターン4上の金属膜5を粘着テープ等により、手作
業でリフトオフし、図2で示したソルダリングパッド層
102の部分のみに、金属膜5を残存させる。つまり、
レジストパターン4は、電極(この場合、ソルダリング
パッド層102の部分、さらに換言すれば、ゲージタブ
となる部分)のマスクとなる。
トパターン4上の金属膜5を粘着テープ等により、手作
業でリフトオフし、図2で示したソルダリングパッド層
102の部分のみに、金属膜5を残存させる。つまり、
レジストパターン4は、電極(この場合、ソルダリング
パッド層102の部分、さらに換言すれば、ゲージタブ
となる部分)のマスクとなる。
【0014】次に、図3(F)に示すように、剥離用溶
剤に浸積して、レジストパターン4を剥離した後、洗浄
する。その後、表面全体が酸化し始め、(A)に示した
と同様に酸化膜6が形成されるほか、塵埃などが付着し
て、汚れも生じる。
剤に浸積して、レジストパターン4を剥離した後、洗浄
する。その後、表面全体が酸化し始め、(A)に示した
と同様に酸化膜6が形成されるほか、塵埃などが付着し
て、汚れも生じる。
【0015】このため、次に、図3の(G)に示すよう
に、酸化膜6と汚れを除去するために、上述したように
ブラッシングをすると、金属箔2の表面とゲージタブに
相当する部分の上記金属膜5が露出される。
に、酸化膜6と汚れを除去するために、上述したように
ブラッシングをすると、金属箔2の表面とゲージタブに
相当する部分の上記金属膜5が露出される。
【0016】次に、図3の(H)に示すように、全面に
レジストを塗布して、ゲージパターン(ゲージタブパタ
ーンも含む)が形成されたマスク(図示せず)を当てて
、露光し、現像することにより、ゲージパターンと金属
膜5を含むゲージタブパターンの部分を被覆するような
レジストパターン7を形成する。
レジストを塗布して、ゲージパターン(ゲージタブパタ
ーンも含む)が形成されたマスク(図示せず)を当てて
、露光し、現像することにより、ゲージパターンと金属
膜5を含むゲージタブパターンの部分を被覆するような
レジストパターン7を形成する。
【0017】次に、このレジストパターン7をマスクに
してエッチングを行うことにより、図3の(I)に示す
ようにゲージパターンとゲージタブ以外の部分の金属箔
2が除去され、ベース1の表面が現われる。
してエッチングを行うことにより、図3の(I)に示す
ようにゲージパターンとゲージタブ以外の部分の金属箔
2が除去され、ベース1の表面が現われる。
【0018】次いで、再び剥離用の溶剤に浸漬すること
により、レジストパターン7が図3の(J)に示すよう
に除去され、かくして図2で示したようなソルダリング
パッド層(電極)102を有するゲージタブ103が形
成されることになる。
により、レジストパターン7が図3の(J)に示すよう
に除去され、かくして図2で示したようなソルダリング
パッド層(電極)102を有するゲージタブ103が形
成されることになる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図3の(A
)乃至図3の(j)に示した金属箔ひずみゲージの電極
形成方法は、リフトオフ工程(D→E)が手作業に頼ら
ざるを得ない部分があるので、量産化の上でネックとな
っていた。
)乃至図3の(j)に示した金属箔ひずみゲージの電極
形成方法は、リフトオフ工程(D→E)が手作業に頼ら
ざるを得ない部分があるので、量産化の上でネックとな
っていた。
【0020】また、図(G)でのブラッシング工程(表
面処理工程)において、ソルダリングパッド層となる金
属膜5を削るおそれもあり、極端な場合には、この金属
膜5を完全に削ってしまい、使用不能を招き、歩留りを
低下させる原因となっていた。
面処理工程)において、ソルダリングパッド層となる金
属膜5を削るおそれもあり、極端な場合には、この金属
膜5を完全に削ってしまい、使用不能を招き、歩留りを
低下させる原因となっていた。
【0021】さらに、図3の(B)でのブラッシングに
よる表面処理工程、図3の(G)でのブラッシングによ
る表面処理工程では、金属箔2および金属膜5の表面の
一部も研磨されてしまうため、箔厚および膜厚にバラツ
キが生じ、延いては、抵抗値のバラツキが生じ、抵抗値
の管理が難しい等の問題点があった。
よる表面処理工程、図3の(G)でのブラッシングによ
る表面処理工程では、金属箔2および金属膜5の表面の
一部も研磨されてしまうため、箔厚および膜厚にバラツ
キが生じ、延いては、抵抗値のバラツキが生じ、抵抗値
の管理が難しい等の問題点があった。
【0022】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、ゲージタブにソル
ダリングパッド層を添着するひずみゲージの電極形成工
数を少なくして低コスト化を図り、且つ歩留りの低下を
防止すると共に、抵抗値のバラツキを極力抑えた、金属
箔ひずみゲージの電極形成方法を提供することにある。
のであり、その目的とするところは、ゲージタブにソル
ダリングパッド層を添着するひずみゲージの電極形成工
数を少なくして低コスト化を図り、且つ歩留りの低下を
防止すると共に、抵抗値のバラツキを極力抑えた、金属
箔ひずみゲージの電極形成方法を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、ベースの表面にニッケルクロム合金か
らなる抵抗素子形成用の金属箔を添着する工程と、この
金属箔上にレジストを塗布してグリッド部と配線部を覆
うゲージパターンとゲージタブのうち少なくとも電極部
を露出するための電極マスクとから成る第1のレジスト
パターンを形成する工程と、前記第1のレジストパター
ンの上から半田付け性の良好な金属膜を形成する工程と
、上記金属膜にレジストを塗布して電極に対応する第2
のレジストパターンを形成する工程と、上記第2のレジ
ストパターンをマスクにして上記金属膜と上記金属箔を
順次エッチングにより除去する工程と、上記第1のレジ
ストパターンおよび第2のレジストパターンを除去して
上記金属箔上に上記金属膜によるソルダリングパッド層
を露出させる工程と、を具備したことを特徴としたもの
である。
達成するために、ベースの表面にニッケルクロム合金か
らなる抵抗素子形成用の金属箔を添着する工程と、この
金属箔上にレジストを塗布してグリッド部と配線部を覆
うゲージパターンとゲージタブのうち少なくとも電極部
を露出するための電極マスクとから成る第1のレジスト
パターンを形成する工程と、前記第1のレジストパター
ンの上から半田付け性の良好な金属膜を形成する工程と
、上記金属膜にレジストを塗布して電極に対応する第2
のレジストパターンを形成する工程と、上記第2のレジ
ストパターンをマスクにして上記金属膜と上記金属箔を
順次エッチングにより除去する工程と、上記第1のレジ
ストパターンおよび第2のレジストパターンを除去して
上記金属箔上に上記金属膜によるソルダリングパッド層
を露出させる工程と、を具備したことを特徴としたもの
である。
【0024】
【作用】上記のように構成された金属箔ひずみゲージの
電極形成方法は、ベースに金属箔を添着後、ゲージパタ
ーン形状とソルダリングパッド層の外形を規定するため
の第1のレジストパターンを形成し、この第1のレジス
トパターンの上から半田付け性の良好な銅ニッケル合金
等の金属膜を例えばスパッタリングにより全面に形成す
る。
電極形成方法は、ベースに金属箔を添着後、ゲージパタ
ーン形状とソルダリングパッド層の外形を規定するため
の第1のレジストパターンを形成し、この第1のレジス
トパターンの上から半田付け性の良好な銅ニッケル合金
等の金属膜を例えばスパッタリングにより全面に形成す
る。
【0025】この金属膜の上に、ソルダリングパット層
に相当する形状の第2のレジストパターンを形成する。 この第2のレジストパターンをマスクにして、エッチン
グを行うことにより、金属膜と金属箔が順次エッチング
され、第1のレジストパターンと第2のレジストパター
ンに囲まれた部分のみの金属箔と金属膜が残存する。
に相当する形状の第2のレジストパターンを形成する。 この第2のレジストパターンをマスクにして、エッチン
グを行うことにより、金属膜と金属箔が順次エッチング
され、第1のレジストパターンと第2のレジストパター
ンに囲まれた部分のみの金属箔と金属膜が残存する。
【0026】次いで、剥離用溶剤に浸漬することにより
、第1のレジストパターンと第2のレジストパターンを
除去する。すると、ベース上において、ゲージパターン
とゲージタブおよびこのゲージタブの部分に金属膜で成
るソルダリングパッド層の電極が積層形成される。
、第1のレジストパターンと第2のレジストパターンを
除去する。すると、ベース上において、ゲージパターン
とゲージタブおよびこのゲージタブの部分に金属膜で成
るソルダリングパッド層の電極が積層形成される。
【0027】つまり、リフトオフの工程が省略でき且つ
表面処理工程を減らすことができ、さらにレジストパタ
ーン除去工程を減らすことができるので、ソルダリング
パッド層を有するひずみゲージの製造工程数を少なくす
ることができ、延いてはその分だけ低コスト化を図るこ
とができるとともに、歩留りの低下の防止と、抵抗値の
バラツキを少なくすることができる。
表面処理工程を減らすことができ、さらにレジストパタ
ーン除去工程を減らすことができるので、ソルダリング
パッド層を有するひずみゲージの製造工程数を少なくす
ることができ、延いてはその分だけ低コスト化を図るこ
とができるとともに、歩留りの低下の防止と、抵抗値の
バラツキを少なくすることができる。
【0028】
【実施例】以下、本発明を図面に示した実施例により詳
しく説明する。
しく説明する。
【0029】図1の(A)乃至図(G)は、本発明に係
る金属箔ひずみゲージの電極形成方法の一つの実施例を
工程順に示す工程断面図であり、図2のA−A′線矢視
方向の断面で示してある。
る金属箔ひずみゲージの電極形成方法の一つの実施例を
工程順に示す工程断面図であり、図2のA−A′線矢視
方向の断面で示してある。
【0030】先ず、図1の(A)に示すように、例えば
ポリイミド樹脂から成るベース11の表面に図示しない
接着剤によりニッケルクロム合金からなる抵抗素子形成
用の金属箔12を接着する。
ポリイミド樹脂から成るベース11の表面に図示しない
接着剤によりニッケルクロム合金からなる抵抗素子形成
用の金属箔12を接着する。
【0031】この金属箔12をベース11に接着した状
態では、表面にエッチングを阻害する膜、すなわち、自
然酸化による酸化膜13が形成されたりその表面に塵埃
等が付着して汚れを生じる。
態では、表面にエッチングを阻害する膜、すなわち、自
然酸化による酸化膜13が形成されたりその表面に塵埃
等が付着して汚れを生じる。
【0032】ところが、このような酸化膜13の最も弱
い部分からエッチングが進行する現象が生じる傾向があ
る。すなわち、酸化膜13にピンホールが形成され、エ
ッチングの際、このピンホール部分から金属箔12が溶
解し、このピンホールの近傍とピンホールから離れた部
位とでは、エッチングの進行速度が異なり、これが抵抗
値のバラツキが生じる要因となり、加えてエッチングに
よる形状歩留りを低下させることになる。
い部分からエッチングが進行する現象が生じる傾向があ
る。すなわち、酸化膜13にピンホールが形成され、エ
ッチングの際、このピンホール部分から金属箔12が溶
解し、このピンホールの近傍とピンホールから離れた部
位とでは、エッチングの進行速度が異なり、これが抵抗
値のバラツキが生じる要因となり、加えてエッチングに
よる形状歩留りを低下させることになる。
【0033】そこで、この段階では、アルミナ粉等によ
り、ブラッシングを行って、表面処理を行うことにより
、図1の(B)に示すように、上記酸化膜13および汚
れを除去して金属箔12の表面を露出させる。
り、ブラッシングを行って、表面処理を行うことにより
、図1の(B)に示すように、上記酸化膜13および汚
れを除去して金属箔12の表面を露出させる。
【0034】次に、電極のソルダリングパッド層形成の
前工程準備として、図1の(C)に示すように、レジス
トを金属箔12の全面に塗布してマスク(図示せず)を
当てて、露光および現像することにより、レジストパタ
ーン14を形成する。
前工程準備として、図1の(C)に示すように、レジス
トを金属箔12の全面に塗布してマスク(図示せず)を
当てて、露光および現像することにより、レジストパタ
ーン14を形成する。
【0035】このレジストパターン14は、図2で示し
たゲージタブ103の周辺部は覆うが中心部は露出させ
る電極マスクと、ひずみゲージのグリッド部と配線部よ
り成る部分を覆う、ゲージパターンとを兼ねるものであ
る。すなわち、図2のA−A′断面についてみれば、レ
ジストパターン14の内寸法は、ソルダリングパッド層
102の幅寸法であり、レジストパターン14の外寸法
はゲージタブ103の幅寸法となっている。
たゲージタブ103の周辺部は覆うが中心部は露出させ
る電極マスクと、ひずみゲージのグリッド部と配線部よ
り成る部分を覆う、ゲージパターンとを兼ねるものであ
る。すなわち、図2のA−A′断面についてみれば、レ
ジストパターン14の内寸法は、ソルダリングパッド層
102の幅寸法であり、レジストパターン14の外寸法
はゲージタブ103の幅寸法となっている。
【0036】次に、図1の(D)に示すように、半田付
け性の良好な銅ニッケル合金、銅等の金属をスパッタリ
ング等により、金属箔12とレジストパターン14の全
面に堆積させて、金属膜15を形成する。
け性の良好な銅ニッケル合金、銅等の金属をスパッタリ
ング等により、金属箔12とレジストパターン14の全
面に堆積させて、金属膜15を形成する。
【0037】次に、図1の(E)に示すように、全面に
レジストを塗布して、マスク(図示せず)を当てて、露
光および現像処理を行うことにより、金属膜15上にレ
ジストパターン16を形成する。すなわち、このレジス
トパターン16は、図2で示したソルダリングパット層
102を残存させるためのマスクとなるものである。
レジストを塗布して、マスク(図示せず)を当てて、露
光および現像処理を行うことにより、金属膜15上にレ
ジストパターン16を形成する。すなわち、このレジス
トパターン16は、図2で示したソルダリングパット層
102を残存させるためのマスクとなるものである。
【0038】次に、図1の(F)に示すように、レジス
トパターン16およびレジストパターン14をマスクと
して、エッチング液に浸漬することにより、マスクされ
ていない部分の金属膜15および金属箔12を順次エッ
チングにより除去する。
トパターン16およびレジストパターン14をマスクと
して、エッチング液に浸漬することにより、マスクされ
ていない部分の金属膜15および金属箔12を順次エッ
チングにより除去する。
【0039】これにより金属箔12のうち、レジストパ
ターン14によってマスクされたゲージパターン(グリ
ッド部と配線部とゲージタブの輪郭部)が残存される。 そして、金属膜15のうち、レジストパターン16によ
ってマスクされた電極(ソルダリングパット層102)
パターンが残存される。
ターン14によってマスクされたゲージパターン(グリ
ッド部と配線部とゲージタブの輪郭部)が残存される。 そして、金属膜15のうち、レジストパターン16によ
ってマスクされた電極(ソルダリングパット層102)
パターンが残存される。
【0040】次いで、図1の(G)に示すように、レジ
ストパターン14,16をメチルアルコール等の溶剤に
浸漬することにより、レジストパターン14,16が除
去され、ベース11上に残存した金属箔12と金属膜1
5が表面に現われる。
ストパターン14,16をメチルアルコール等の溶剤に
浸漬することにより、レジストパターン14,16が除
去され、ベース11上に残存した金属箔12と金属膜1
5が表面に現われる。
【0041】この図1の(G)に示される金属箔12は
、図2で示したゲージタブ103であり、金属膜15は
図2で示した電極としてのソルダリングパッド層である
。尚、図1には現われないが、ゲージパターン(グリッ
ド部、配線部)が金属箔12によって形成されている。 かくして、半田付け性の良好なソルダリングパッド層を
有するひずみゲージが形成されることになる。
、図2で示したゲージタブ103であり、金属膜15は
図2で示した電極としてのソルダリングパッド層である
。尚、図1には現われないが、ゲージパターン(グリッ
ド部、配線部)が金属箔12によって形成されている。 かくして、半田付け性の良好なソルダリングパッド層を
有するひずみゲージが形成されることになる。
【0042】このような金属箔ひずみゲージの電極形成
方法によれば、ゲージパターン101形成用金属箔12
とソルダリングパッド層形成用合金層である金属膜15
のパターニングを、レジストパターン14,16をマス
クにして一度にエッチングすることにより行うことがで
きる。その結果、従来のようにソルダリングパッド層形
成のためにレジスト除去工程を繰り返し行うことを要し
ないので、製造工程数の低減を図ることができる。従っ
て高性能でしかも半田付け性が良いソルダリングパッド
層付きひずみゲージを低価格で提供することが可能にな
る。
方法によれば、ゲージパターン101形成用金属箔12
とソルダリングパッド層形成用合金層である金属膜15
のパターニングを、レジストパターン14,16をマス
クにして一度にエッチングすることにより行うことがで
きる。その結果、従来のようにソルダリングパッド層形
成のためにレジスト除去工程を繰り返し行うことを要し
ないので、製造工程数の低減を図ることができる。従っ
て高性能でしかも半田付け性が良いソルダリングパッド
層付きひずみゲージを低価格で提供することが可能にな
る。
【0043】また、粘着テープを用いて金属スパッタ膜
をリフトオフする手作業を省略でき、しかもブラッシン
グによる金属箔の表面処理工程も減少でき、金属箔の厚
さのバラツキによる抵抗値のバラツキが少なくなり、し
かも金属箔のエッチングにより形状歩留りの低下も防止
できる。
をリフトオフする手作業を省略でき、しかもブラッシン
グによる金属箔の表面処理工程も減少でき、金属箔の厚
さのバラツキによる抵抗値のバラツキが少なくなり、し
かも金属箔のエッチングにより形状歩留りの低下も防止
できる。
【0044】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変
形実施ができるものである。
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変
形実施ができるものである。
【0045】例えば、金属膜15の形成は、スパッタリ
ングに代えて、真空蒸着により形成してもよく、さらに
メッキ工程を導入して金属膜を形成するようにしてもよ
い。
ングに代えて、真空蒸着により形成してもよく、さらに
メッキ工程を導入して金属膜を形成するようにしてもよ
い。
【0046】また、ベース11は、ポリイミド樹脂以外
に、フエステル系樹脂、フエノール樹脂等を使用しても
よい。
に、フエステル系樹脂、フエノール樹脂等を使用しても
よい。
【0047】また、金属箔12は、スパッタリング法や
蒸着法などにより形成した金属膜に代えてもよい。
蒸着法などにより形成した金属膜に代えてもよい。
【0048】
【発明の効果】本発明に係る金属箔ひずみゲージの電極
形成方法によれば、ソルダリングパッド層を形成するた
めに表面処理工程やレジスト除去工程を繰り返し行わな
いのに加えてリフトオフ工程を省略できるので、ソルダ
リングパッド層を有するひずみゲージの電極形成工程を
従来の9工程から6工程に少なくすることができ、延い
ては低コスト化を図ることができる。
形成方法によれば、ソルダリングパッド層を形成するた
めに表面処理工程やレジスト除去工程を繰り返し行わな
いのに加えてリフトオフ工程を省略できるので、ソルダ
リングパッド層を有するひずみゲージの電極形成工程を
従来の9工程から6工程に少なくすることができ、延い
ては低コスト化を図ることができる。
【0049】また、上記工程の省略にともなって金属膜
の粘着テープによる手作業のリフトオフ工程や、金属膜
のリフトオフ後のブラッシングによる表面処理を行わな
くて済むことから、金属箔の厚さのバラツキが少なくな
り、したがって、抵抗値のバラツキが減少し、しかも、
金属箔のエッチングによる形状歩留りの低下も防止する
ことができる。
の粘着テープによる手作業のリフトオフ工程や、金属膜
のリフトオフ後のブラッシングによる表面処理を行わな
くて済むことから、金属箔の厚さのバラツキが少なくな
り、したがって、抵抗値のバラツキが減少し、しかも、
金属箔のエッチングによる形状歩留りの低下も防止する
ことができる。
【図1】本発明に係る金属箔ひずみゲージの電極形成方
法の一実施例を説明するための図2のA−A′線矢視方
向工程断面図である。
法の一実施例を説明するための図2のA−A′線矢視方
向工程断面図である。
【図2】従来の一般的なひずみゲージの平面図である。
【図3】図2のA−A′線矢視方向の断面に相当する部
分の従来の金属箔ひずみゲージの電極形成方法の工程断
面図である。
分の従来の金属箔ひずみゲージの電極形成方法の工程断
面図である。
11 ベース
12 金属箔
13 酸化膜
14 レジストパターン
15 金属膜
16 レジストパターン
100 ベース
101 ゲージパターン
102 ソルダリングパッド層(電極)103 ゲ
ージタブ 104 ひずみゲージ
ージタブ 104 ひずみゲージ
Claims (1)
- 【請求項1】 ベースの表面にニッケルクロム合金か
らなる抵抗素子形成用の金属箔を添着する工程と、この
金属箔上にレジストを塗布してグリッド部と配線部を覆
うゲージパターンとゲージタブのうち少なくとも電極部
を露出するための電極マスクとから成る第1のレジスト
パターンを形成する工程と、前記第1のレジストパター
ンの上から半田付け性の良好な金属膜を形成する工程と
、上記金属膜にレジストを塗布して電極に対応する第2
のレジストパターンを形成する工程と、上記第2のレジ
ストパターンをマスクにして上記金属膜と上記金属箔を
順次エッチングにより除去する工程と、上記第1のレジ
ストパターンおよび第2のレジストパターンを除去して
上記金属箔上に上記金属膜によるソルダリングパッド層
を露出させる工程と、を具備したことを特徴とする金属
箔ひずみゲージの電極形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5840391A JPH04274703A (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 金属箔ひずみゲージの電極形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5840391A JPH04274703A (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 金属箔ひずみゲージの電極形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04274703A true JPH04274703A (ja) | 1992-09-30 |
Family
ID=13083397
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5840391A Pending JPH04274703A (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 金属箔ひずみゲージの電極形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04274703A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100897580B1 (ko) * | 2007-08-10 | 2009-05-14 | 주식회사 엠앤디 | 밸브진단센서 장착방법 |
JP2019184284A (ja) * | 2018-04-03 | 2019-10-24 | ミネベアミツミ株式会社 | ひずみゲージ |
WO2023214537A1 (ja) * | 2022-05-02 | 2023-11-09 | ミネベアミツミ株式会社 | ひずみゲージ |
-
1991
- 1991-02-28 JP JP5840391A patent/JPH04274703A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100897580B1 (ko) * | 2007-08-10 | 2009-05-14 | 주식회사 엠앤디 | 밸브진단센서 장착방법 |
JP2019184284A (ja) * | 2018-04-03 | 2019-10-24 | ミネベアミツミ株式会社 | ひずみゲージ |
WO2023214537A1 (ja) * | 2022-05-02 | 2023-11-09 | ミネベアミツミ株式会社 | ひずみゲージ |
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