JPH06188047A - フラット電線とコネクタのロック構造 - Google Patents
フラット電線とコネクタのロック構造Info
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- JPH06188047A JPH06188047A JP4338741A JP33874192A JPH06188047A JP H06188047 A JPH06188047 A JP H06188047A JP 4338741 A JP4338741 A JP 4338741A JP 33874192 A JP33874192 A JP 33874192A JP H06188047 A JPH06188047 A JP H06188047A
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- electric wire
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- lock
- flat electric
- locking
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- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、電子機器の配線に使用されるフラ
ット電線と挿抜可能なコネクタとのロック構造に関し、
フラット電線の端末部に補強用のホルダを密着させるこ
となく、簡単にフラット電線をコネクタに接続でき、か
つ確実なロックが可能な、フラット電線とコネクタとの
接続構造を提供することを目的とする。 【構成】 コネクタハウジング16に対し開閉自在に設
けた係止蓋18の内側18aにロック突起20を設け、
係止蓋18を開いてコネクタハウジング16内の端子1
9の導体接続部19aにフラット電線15の導体25を
載置し、フラット電線15に設けたロック孔27にロッ
ク突起20を挿通した後、係止蓋18を閉じてロック孔
27とロック突起20とを密着させることにより、コネ
クタ14とフラット電線15とをロックするようにして
いる。
ット電線と挿抜可能なコネクタとのロック構造に関し、
フラット電線の端末部に補強用のホルダを密着させるこ
となく、簡単にフラット電線をコネクタに接続でき、か
つ確実なロックが可能な、フラット電線とコネクタとの
接続構造を提供することを目的とする。 【構成】 コネクタハウジング16に対し開閉自在に設
けた係止蓋18の内側18aにロック突起20を設け、
係止蓋18を開いてコネクタハウジング16内の端子1
9の導体接続部19aにフラット電線15の導体25を
載置し、フラット電線15に設けたロック孔27にロッ
ク突起20を挿通した後、係止蓋18を閉じてロック孔
27とロック突起20とを密着させることにより、コネ
クタ14とフラット電線15とをロックするようにして
いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器の配線に使用
されるフラット電線と挿抜可能なコネクタとのロック構
造に関する。
されるフラット電線と挿抜可能なコネクタとのロック構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子機器の配線用として、複数
本の導体を並列に配置し、絶縁体でテープ状に成形し
た、いわゆるフラット電線が用いられている。このフラ
ット電線を、電子機器のプリント基板等との接続に用い
られる挿抜可能なコネクタに接続する場合には、フラッ
ト電線の導体は極めて薄く切断され易いので、図7およ
び図8に示すような、補強のためプラスチック板を用い
た接続構造が考えられている。
本の導体を並列に配置し、絶縁体でテープ状に成形し
た、いわゆるフラット電線が用いられている。このフラ
ット電線を、電子機器のプリント基板等との接続に用い
られる挿抜可能なコネクタに接続する場合には、フラッ
ト電線の導体は極めて薄く切断され易いので、図7およ
び図8に示すような、補強のためプラスチック板を用い
た接続構造が考えられている。
【0003】図7および図8において、1は、電線挿入
孔2を有するコネクタで、プリント基板等に接続される
バネ状接触子3を内蔵している。5は、電線挿入孔2内
に挿入されるフラット電線4の端末部で、電線4の先端
部の絶縁体を剥がして導体6を露出させたものの片面
に、露出した導体6の長さ以上の長さを有するプラスチ
ック板7を密着させたものである。
孔2を有するコネクタで、プリント基板等に接続される
バネ状接触子3を内蔵している。5は、電線挿入孔2内
に挿入されるフラット電線4の端末部で、電線4の先端
部の絶縁体を剥がして導体6を露出させたものの片面
に、露出した導体6の長さ以上の長さを有するプラスチ
ック板7を密着させたものである。
【0004】このような構造のコネクタでは、バネ状接
触子3の接触圧のみで挿入状態を保持するようにしてい
るため、フラット電線4の端末部5がコネクタ1から容
易に抜去されるので、図9に示すように、プラスチック
板7を密着させたフラット電線4の端末部5′の両縁に
切欠き8を設けたたものや、図10に示すように、同じ
くフラット電線4の端末部5″の導体6間の面に穴9を
設けて、フラット電線の端末部5′、5″がコネクタ1
から容易に抜去できないようにロックする構造が考えら
れている。
触子3の接触圧のみで挿入状態を保持するようにしてい
るため、フラット電線4の端末部5がコネクタ1から容
易に抜去されるので、図9に示すように、プラスチック
板7を密着させたフラット電線4の端末部5′の両縁に
切欠き8を設けたたものや、図10に示すように、同じ
くフラット電線4の端末部5″の導体6間の面に穴9を
設けて、フラット電線の端末部5′、5″がコネクタ1
から容易に抜去できないようにロックする構造が考えら
れている。
【0005】しかし、これらの端末部5′あるいは5″
をコネクタ内にロックするには、切欠き8または穴9に
対応して出入自在なピンまたは突起部が必要であり、端
末部5′、5″およびコネクタの構造が複雑かつ大型化
する欠点がある。
をコネクタ内にロックするには、切欠き8または穴9に
対応して出入自在なピンまたは突起部が必要であり、端
末部5′、5″およびコネクタの構造が複雑かつ大型化
する欠点がある。
【0006】また、図11および図12に示すように、
コネクタ1のハウジングの片側の内壁面およびフラット
電線4の端末部に密着させたプラスチック板11に、互
いに嵌合するような長方形突起10および凹溝12と、
ハウジングの反対側の内壁面に突起状隔壁13を設け、
フラット電線4がコネクタ1から容易に抜去できないよ
うにロックする構造が提案されている(特開昭56−7
9871号公報)。
コネクタ1のハウジングの片側の内壁面およびフラット
電線4の端末部に密着させたプラスチック板11に、互
いに嵌合するような長方形突起10および凹溝12と、
ハウジングの反対側の内壁面に突起状隔壁13を設け、
フラット電線4がコネクタ1から容易に抜去できないよ
うにロックする構造が提案されている(特開昭56−7
9871号公報)。
【0007】しかしながら、上記のいずれの提案も、フ
ラット電線の端末部にはプラスチック板等で作られた補
強用のホルダを密着させる必要があり、フラット電線の
端末部に対して補強用のホルダを固定する工程が煩雑な
ため生産性が低く、また、コネクタに対する組み付けの
作業性も悪いなどの問題点を有している。
ラット電線の端末部にはプラスチック板等で作られた補
強用のホルダを密着させる必要があり、フラット電線の
端末部に対して補強用のホルダを固定する工程が煩雑な
ため生産性が低く、また、コネクタに対する組み付けの
作業性も悪いなどの問題点を有している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点に着目してなされたもので、フラット電線の端末部に
対して補強用のホルダを密着させることなく、簡単にフ
ラット電線の端末部をコネクタに接続でき、かつコネク
タとの確実なロックが可能な、フラット電線とコネクタ
との接続構造を提供することを課題とする。
点に着目してなされたもので、フラット電線の端末部に
対して補強用のホルダを密着させることなく、簡単にフ
ラット電線の端末部をコネクタに接続でき、かつコネク
タとの確実なロックが可能な、フラット電線とコネクタ
との接続構造を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の課題を達成するた
め、本発明は、端子を収容するコネクタハウジングに開
閉自在の係止蓋を備えて成るコネクタと、末端部にロッ
ク孔を設けたフラット電線とから成り、該係止蓋の内側
にロック突起を設け、該係止蓋を開いて該コネクタハウ
ジング内の端子の導体接続部上にフラット電線の導体を
載置すると共に、該フラット電線のロック孔に該係止蓋
のロック突起を挿通した後、該係止蓋を閉じて該フラッ
ト電線のロック孔と該係止蓋のロック突起とを密着させ
ることにより、該コネクタと該フラット電線とをロック
するように構成したことを特徴とする。
め、本発明は、端子を収容するコネクタハウジングに開
閉自在の係止蓋を備えて成るコネクタと、末端部にロッ
ク孔を設けたフラット電線とから成り、該係止蓋の内側
にロック突起を設け、該係止蓋を開いて該コネクタハウ
ジング内の端子の導体接続部上にフラット電線の導体を
載置すると共に、該フラット電線のロック孔に該係止蓋
のロック突起を挿通した後、該係止蓋を閉じて該フラッ
ト電線のロック孔と該係止蓋のロック突起とを密着させ
ることにより、該コネクタと該フラット電線とをロック
するように構成したことを特徴とする。
【0010】また、コネクタハウジングに収容する端子
は、抜き穴を設けた導体接続部を備えていることが好ま
しい(請求項2)。
は、抜き穴を設けた導体接続部を備えていることが好ま
しい(請求項2)。
【0011】
【作用】本発明によれば、コネクタハウジングの係止蓋
を開いてコネクタハウジング内の端子の導体接続部上
に、フラット電線の末端部の導体を載置すると共に、フ
ラット電線のロック孔に係止蓋のロック突起を挿通して
から係止蓋を閉じることにより、ロック突起の導入縁部
がロック孔に漸次進入するに伴ってフラット電線が適宜
移動し、ロック突起とロック孔とが密着するので、フラ
ット電線はコネクタに対し強固にロックされる。したが
って、フラット電線の端末部に補強用のプラスチック板
等を密着させることなく確実なロックが可能となる。ま
た、フラット電線の導体は、端子の導体接続部の弾圧力
によって係止蓋の内側と端子の導体接続部との間におい
て押圧され、電気的接続が強化される。
を開いてコネクタハウジング内の端子の導体接続部上
に、フラット電線の末端部の導体を載置すると共に、フ
ラット電線のロック孔に係止蓋のロック突起を挿通して
から係止蓋を閉じることにより、ロック突起の導入縁部
がロック孔に漸次進入するに伴ってフラット電線が適宜
移動し、ロック突起とロック孔とが密着するので、フラ
ット電線はコネクタに対し強固にロックされる。したが
って、フラット電線の端末部に補強用のプラスチック板
等を密着させることなく確実なロックが可能となる。ま
た、フラット電線の導体は、端子の導体接続部の弾圧力
によって係止蓋の内側と端子の導体接続部との間におい
て押圧され、電気的接続が強化される。
【0012】さらに、コネクタハウジングに内蔵される
端子の導体接続部に、抜き穴を設けることにより、フラ
ット電線の導体との接触面積を増大させて接続部の信頼
性を向上させることができる。
端子の導体接続部に、抜き穴を設けることにより、フラ
ット電線の導体との接触面積を増大させて接続部の信頼
性を向上させることができる。
【0013】
【実施例】図1は、本発明の実施例に係わるコネクタ1
4およびフラット電線15を示す斜視図である。コネク
タ14は、箱型のコネクタハウジング16の内部に複数
の端子収容室17を設けると共に、開閉自在な係止蓋1
8を備えている。端子収容室17内には、図2に示すよ
うに、く字状に屈曲した導体接続部19aを有する雌型
の端子19を収容し、コネクタハウジング16の底壁1
6aの末端部には電線載置部16bを設けている。
4およびフラット電線15を示す斜視図である。コネク
タ14は、箱型のコネクタハウジング16の内部に複数
の端子収容室17を設けると共に、開閉自在な係止蓋1
8を備えている。端子収容室17内には、図2に示すよ
うに、く字状に屈曲した導体接続部19aを有する雌型
の端子19を収容し、コネクタハウジング16の底壁1
6aの末端部には電線載置部16bを設けている。
【0014】係止蓋18は、その内側18aに、先端部
に矢尻形の係止鉤21を備えたロック突起20を突設
し、コネクタハウジング16の上壁16cに対し薄肉の
可撓ヒンジ部18bを介して開閉自在に結合されてい
る。
に矢尻形の係止鉤21を備えたロック突起20を突設
し、コネクタハウジング16の上壁16cに対し薄肉の
可撓ヒンジ部18bを介して開閉自在に結合されてい
る。
【0015】コネクタハウジング16の底壁16aに
は、ロック突起20の係止鉤21に対応する係止用孔2
2を設け、電線載置部16bの両端部には係止突起23
を設けている。
は、ロック突起20の係止鉤21に対応する係止用孔2
2を設け、電線載置部16bの両端部には係止突起23
を設けている。
【0016】フラット電線15は、絶縁被覆24の末端
部を剥皮して導体25を露出させ、絶縁被覆24の両縁
部にコネクタハウジング16の電線載置部16bの係止
突起23に対応する係止用孔26を設けると共に、コネ
クタハウジング16の係止蓋18を閉じたときに、ロッ
ク突起20を挿通してコネクタハウジング16に対しロ
ックするため、絶縁被覆24を貫通するロック孔27を
設けている。
部を剥皮して導体25を露出させ、絶縁被覆24の両縁
部にコネクタハウジング16の電線載置部16bの係止
突起23に対応する係止用孔26を設けると共に、コネ
クタハウジング16の係止蓋18を閉じたときに、ロッ
ク突起20を挿通してコネクタハウジング16に対しロ
ックするため、絶縁被覆24を貫通するロック孔27を
設けている。
【0017】ロック突起20は、図3に示すように、係
止蓋18の内側にフラット電線15の挿入方向に平行し
た板状に形成し、フラット電線15のロック孔27に挿
通し易くすると共に、係止蓋18を閉じた状態でロック
孔27に密着するように、係止蓋18との接合部の幅が
最も広く、先端部に設けた係止鉤21に向かって漸次細
くなるような曲線状の導入縁部20a、20a′を設け
ている。
止蓋18の内側にフラット電線15の挿入方向に平行し
た板状に形成し、フラット電線15のロック孔27に挿
通し易くすると共に、係止蓋18を閉じた状態でロック
孔27に密着するように、係止蓋18との接合部の幅が
最も広く、先端部に設けた係止鉤21に向かって漸次細
くなるような曲線状の導入縁部20a、20a′を設け
ている。
【0018】コネクタハウジング16に収容された端子
19に対し、フラット電線15を接続するには、先ず、
図2に示すように、コネクタハウジング16の係止蓋1
8を開き、端子19の導体接続部19a上にフラット電
線15の導体25を載置すると共に、電線載置部16b
の係止突起23にフラット電線15の係止用孔26を係
合させてフラット電線15を仮係止する。
19に対し、フラット電線15を接続するには、先ず、
図2に示すように、コネクタハウジング16の係止蓋1
8を開き、端子19の導体接続部19a上にフラット電
線15の導体25を載置すると共に、電線載置部16b
の係止突起23にフラット電線15の係止用孔26を係
合させてフラット電線15を仮係止する。
【0019】次いで、コネクタハウジング16の係止蓋
18を矢印方向に閉じ、図4に示すように、フラット電
線15のロック孔27にロック突起20の先端部に設け
た係止鉤21を挿通する。そして、図5に示すように、
係止蓋18を完全に閉じることにより、コネクタハウジ
ング16の係止用孔22にロック突起20の係止鉤21
を係合させて底壁16aに係止する。
18を矢印方向に閉じ、図4に示すように、フラット電
線15のロック孔27にロック突起20の先端部に設け
た係止鉤21を挿通する。そして、図5に示すように、
係止蓋18を完全に閉じることにより、コネクタハウジ
ング16の係止用孔22にロック突起20の係止鉤21
を係合させて底壁16aに係止する。
【0020】このとき、係止蓋18の閉じる動作に伴
い、ロック孔27に対するロック突起20の導入縁部2
0a、20a′の進入に応じて、フラット電線15が電
線載置部16b上を矢印方向に摺動し、ロック突起20
の最も幅の広い根元の部分がロック孔27に挿入された
状態でロック突起20がロック孔27の周囲に密着し、
フラット電線15はコネクタハウジング16に対して確
実にロックされる。
い、ロック孔27に対するロック突起20の導入縁部2
0a、20a′の進入に応じて、フラット電線15が電
線載置部16b上を矢印方向に摺動し、ロック突起20
の最も幅の広い根元の部分がロック孔27に挿入された
状態でロック突起20がロック孔27の周囲に密着し、
フラット電線15はコネクタハウジング16に対して確
実にロックされる。
【0021】一方、フラット電線15の導体25は、端
子19の導体接続部19aの弾圧力により、導体接続部
19aと係止蓋18の内側18aとの間で挟圧され、電
気的接続が確実に行われる。
子19の導体接続部19aの弾圧力により、導体接続部
19aと係止蓋18の内側18aとの間で挟圧され、電
気的接続が確実に行われる。
【0022】図6は、請求項2の実施例に係わる端子2
8の導体接続部29を示す斜視図である。導体接続部2
9には、抜き穴29aが形成されている。端子28に前
記のフラット電線15の導体25を接続する場合、抜き
穴29aに導体25を挿入することにより、導体25と
導体接続部29との接触面積が増大するため接触抵抗が
低減され、とくにパワー回路等の大電流に対応する接続
に好適である。
8の導体接続部29を示す斜視図である。導体接続部2
9には、抜き穴29aが形成されている。端子28に前
記のフラット電線15の導体25を接続する場合、抜き
穴29aに導体25を挿入することにより、導体25と
導体接続部29との接触面積が増大するため接触抵抗が
低減され、とくにパワー回路等の大電流に対応する接続
に好適である。
【0023】また、抜き穴29aに導体25を挿入する
際の擦過作用により、導体25および導体接続部29の
表面に形成された酸化皮膜が剥離され、電気的接続の信
頼性の向上に役立つ。
際の擦過作用により、導体25および導体接続部29の
表面に形成された酸化皮膜が剥離され、電気的接続の信
頼性の向上に役立つ。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、コネクタハウジングに
設けた係止蓋を閉じることにより、係止蓋に設けたロッ
ク突起と、フラット電線に形成したロック孔とが密着
し、フラット電線はコネクタハウジングに対し強固にロ
ックされるので、フラット電線の端末部に補強用のプラ
スチック板等を密着させることなく確実なロックが実施
でき、フラット電線の端末部の処理およびコネクタに対
する接続作業が簡素化され、生産性並びに信頼性が著し
く向上する。また、フラット電線の導体は、端子の導体
接続部の弾圧力によって係止蓋の内側と端子の導体接続
部との間において挟圧され、電気的接続が強化される。
設けた係止蓋を閉じることにより、係止蓋に設けたロッ
ク突起と、フラット電線に形成したロック孔とが密着
し、フラット電線はコネクタハウジングに対し強固にロ
ックされるので、フラット電線の端末部に補強用のプラ
スチック板等を密着させることなく確実なロックが実施
でき、フラット電線の端末部の処理およびコネクタに対
する接続作業が簡素化され、生産性並びに信頼性が著し
く向上する。また、フラット電線の導体は、端子の導体
接続部の弾圧力によって係止蓋の内側と端子の導体接続
部との間において挟圧され、電気的接続が強化される。
【0025】さらに、コネクタハウジングに内蔵される
端子の導体接続部に、抜き穴を設けることにより、フラ
ット電線の導体との接触面積が増大するので大電流回路
に対応可能となると共に、接続部の信頼性を向上させる
ことができる、などの利点がある。
端子の導体接続部に、抜き穴を設けることにより、フラ
ット電線の導体との接触面積が増大するので大電流回路
に対応可能となると共に、接続部の信頼性を向上させる
ことができる、などの利点がある。
【図1】本発明の実施例に係わるコネクタおよびフラッ
ト電線を示す斜視図である。
ト電線を示す斜視図である。
【図2】図1のコネクタにフラット電線を接続する状態
の縦断面図である。
の縦断面図である。
【図3】図1のロック突起の拡大正面図である。
【図4】図1のコネクタにフラット電線を接続してロッ
クする工程の説明図である。
クする工程の説明図である。
【図5】図4のコネクタとフラット電線とのロックが完
了した状態を示す説明図である。
了した状態を示す説明図である。
【図6】請求項2の実施例を示す端子の導体接続部の斜
視図である。
視図である。
【図7】従来のフラット電線とコネクタとの接続構造を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図8】図7のフラット電線の端末部を示す斜視図であ
る。
る。
【図9】従来の他のフラット電線の端末部を示す斜視図
である。
である。
【図10】従来の別のフラット電線の端末部を示す斜視
図である。
図である。
【図11】従来のフラット電線とコネクタとの他の接続
構造を示す説明図である。
構造を示す説明図である。
【図12】図11のフラット電線の斜視図である。
14 コネクタ 15 フラット電線 16 コネクタハウジング 18 係止蓋 19 端子 19a 導体接続部 20 ロック突起 27 ロック孔 28 端子 29 導体接続部 29a 抜き穴
Claims (2)
- 【請求項1】 端子を収容するコネクタハウジングに開
閉自在の係止蓋を備えて成るコネクタと、末端部にロッ
ク孔を設けたフラット電線とから成り、該係止蓋の内側
にロック突起を設け、該係止蓋を開いて該コネクタハウ
ジング内の端子の導体接続部上にフラット電線の導体を
載置すると共に、該フラット電線のロック孔に該係止蓋
のロック突起を挿通した後、該係止蓋を閉じて該フラッ
ト電線のロック孔と該係止蓋のロック突起とを密着させ
ることにより、該コネクタと該フラット電線とをロック
するように構成したことを特徴とするフラット電線とコ
ネクタのロック構造。 - 【請求項2】 コネクタハウジングに収容する端子が、
抜き穴を設けた導体接続部を備えていることを特徴とす
る請求項1に記載のフラット電線とコネクタのロック構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04338741A JP3107121B2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | フラット電線とコネクタのロック構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04338741A JP3107121B2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | フラット電線とコネクタのロック構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06188047A true JPH06188047A (ja) | 1994-07-08 |
JP3107121B2 JP3107121B2 (ja) | 2000-11-06 |
Family
ID=18321026
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04338741A Expired - Fee Related JP3107121B2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | フラット電線とコネクタのロック構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3107121B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1178573A2 (de) * | 2000-07-31 | 2002-02-06 | TALLER Automotive GmbH | Flexfolienstraffer |
US6755679B2 (en) * | 2000-10-02 | 2004-06-29 | Fci | Device for maintaining seating zones of a flexible circuit in an electrical connector, and connector so equipped |
JP2006222840A (ja) * | 2005-02-14 | 2006-08-24 | Vodafone Kk | イヤホン、イヤホン本体及びイヤホンケーブル |
JPWO2020241347A1 (ja) * | 2019-05-24 | 2020-12-03 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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