JPH06187837A - 遮蔽層付電線 - Google Patents

遮蔽層付電線

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JPH06187837A
JPH06187837A JP35461092A JP35461092A JPH06187837A JP H06187837 A JPH06187837 A JP H06187837A JP 35461092 A JP35461092 A JP 35461092A JP 35461092 A JP35461092 A JP 35461092A JP H06187837 A JPH06187837 A JP H06187837A
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JP
Japan
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conductor
layer
conductors
electric wire
shielding
Prior art date
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Pending
Application number
JP35461092A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Kawasaki
修 河崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高価な接続用装置や高度の熟練を必要とせ
ず、容易に接地接続を施すことができる遮蔽層付電線を
提供する。 【構成】 絶縁層中に接地用導体を含む複数本の導体を
配置すると共に、絶縁層の外周に遮蔽導体層を配設した
遮蔽層付電線において、前記接地用導体に複数本の単位
導体が接してなる集合導体を用いたことを特徴とする。 【効果】 接地用導体2aを構成する単位導体13の内
の1つを、当該電線の端部6にて引き起し反対端部側に
折り返し、折り返された単位導体13を遮蔽材層3と電
気的に接続することにより、容易に接地接続を行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子機器、例えばオーデ
ィオ製品、OA機器等の内部配線材として有用な電磁遮
蔽機能を付与したフレキシブルフラットケーブルなどの
遮蔽層付電線に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子機器類の小型化、高実装化に伴い、
使用される配線材は配線スペースに制限を受けることか
ら、細線化、薄型化が求められているが、更にこれに加
えて接続工数の面からプリント基板等との接続の容易さ
も備えた構造の配線材の要請が強まって来ている。これ
らの要望に応える遮蔽層付電線として、例えば図4に図
示するようなフレキシブルフラット電線が開発されてい
る。このフレキシブルフラット電線は挿入型コネクタと
の組合せによる配線、接続方式が省配線スペース、接続
方法の簡便化に適していることから広く普及して来てい
る。
【0003】このフレキシブルフラット電線のうち短尺
のもの(全長10cm程度)は、カード電線、長尺のもの
はフレキシブルフラットケーブル、テープ電線などと呼
ばれている。本発明では、これらを纏めて以下、フレキ
シブルフラット電線と総称する。上述の接続方式はフレ
キシブルフラット電線の先端部を挿入型コネクタの挿入
口に挿入するのみで、フレキシブルフラット電線の先端
部の片面に口出しされている平板状導体とコネクタ端子
部とが加圧接触されるもので、フレキシブルフラット電
線の先端部が雄型接触子の機能を有し、接続システムか
ら雄型接触子を省略できるメリットがあり、接続の容易
さと相まって、この方式の大きな特徴となっている。
【0004】このフレキシブルフラット電線の一般的構
造を説明する。このフレキシブルフラット電線には図
4、図5に示す2つのタイプのものがある。図4に示す
ものは片面にホットメルト型接着剤をラミネート、或い
は塗布してなる2枚の熱融着性絶縁フィルム1、1を接
着層面を互いに内側にして、この間に複数本の平板状導
体(箔状導体を所定の巾にスリットしたものなど)2を
絶縁フィルム1の両端末から所定長さ口出しさせた状態
で所定間隔に平行に配設し、2枚の絶縁フィルム1を熱
融着させて1体化した口出し導体部が露出されているス
トリップ型フレキシブルフラット電線である。また、図
5に示すものは絶縁フィルム1の両端から口出しされて
いる平板状導体2の口出し部の一端もしくは両端部の片
面側に比較的剛直性のあるプラスチック類の補強用フィ
ルム9がホットメルト型接着剤を介して加熱融着されて
いる補強板付フレキシブルフラット電線である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかるフレキシブルフ
ラット電線は、機能上の優れた点から急速に普及し、そ
の適用分野も拡大して来ている。しかし、適用分野の拡
大に従い、フレキシブルフラット電線に対して、新しい
機能が要求されるようになった。その1つに、配線材を
介し電子機器類の回路に侵入する不要電波による電磁波
障害に対する防衛手段がある。配線材からの電磁波障害
を防ぐためには、配線材の外表面を導電体などで覆って
電磁シールドのための遮蔽層を設けることであるが、フ
レキシブルフラット電線に限らず、この電磁シールド用
の遮蔽層の接地をどのようにするかということが、重要
な技術課題である。殊に、フレキシブルフラット電線に
あっては、この電磁遮蔽層の接地のために複雑な端末加
工や接地処理を要することになっては、本来のフレキシ
ブルフラット電線と挿入型コネクタの組合せが有する接
続方式の利点が損なわれることになる。
【0006】この様な観点から、従来、図6aおよびb
に図示した如く、フレキシブルフラット電線の最外層に
配設した遮蔽材層3と当該フレキシブルフラット電線の
内部に配置した平板状導体2の内の接地用導体2aとを
遮蔽材層3側からスポット溶接10にて接続して接地す
ることが行われている。或いは、図7aおよびbに図示
した如く、平板状導体2の内の接地用導体2a上の該絶
縁フィルム1面に導体露出部11を形成し、この導体露
出部11を介して電気的に接続するように遮蔽材層3を
配設し、接地接続させるなどの構造のものが提案され
た。しかし、前者の構造のものでは、高価なスポット溶
接装置が必要であり、また後者の構造のものでは、絶縁
フィルム1面に導体露出部11を形成する作業には非常
に高い熟練を必要とする不満があった。本発明は、かか
る背景に基づきなされたもので、遮蔽層付電線の簡便な
接続作業性を維持し、なお、かつ極めて容易に電磁遮蔽
のための接地接続をなし得る遮蔽層付電線を提供しよう
とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の遮蔽層付電線
は、図1に示した如く、ほぼ平行に配設された接地用導
体2aを含む複数本の導体2を絶縁層1で覆い一体化す
ると共に、その外周全体に遮蔽材層3を配設してなる遮
蔽層付電線において、前記接地用導体2aに、複数本の
単位状導体13が接してなる集合導体を用いたことを特
徴とするものである。なお、本発明の遮蔽層付電線の外
観形状は、フレキシブルなフラット型に限らず、任意断
面形状の電線をも包含するものである。
【0008】
【作用】本発明の遮蔽層付電線では、接地用導体2aに
複数本の単位状導体13が接してなる集合導体を用いた
ので、当該電線においてその遮蔽材層3を接地する際に
は、該接地用導体2aを構成する単位導体13の内の1
つを、当該電線の端部6にて引き起し反対端部側に折り
返し、折り返された単位導体13を遮蔽材層3と電気的
に接続することにより、容易に接地接続を行える。
【0009】
【実施例】以下に本発明の遮蔽層付電線の一実施例品を
図1〜図3を用いて説明する。 実施例1 図1の遮蔽層付フラット型電線は、複数本のリボン状導
体2と接地用導体2aをホットメルト型接着剤を塗布し
たポリエチレンテレフタレートフィルム2枚からなる絶
縁層1間に挟さんだものである。本例では前記接地用導
体2aに図2に図示したような同形同サイズのリボン状
の単位導体13を2枚重ねてなる集合導体を用いた。前
記2枚の単位導体13は単に重ねられていてもよいが、
重ね合せた導体相互がずれないように導電性の接着剤な
どで軽く接着させておいてもよい。上記構造のフラット
型電線の外周を覆うように、図3に示す如き、ポリエチ
レンテレフタレートフィルム8とアルミニウム箔7とを
ラミネート加工し、アルミニウム箔7面に、斑縞模様に
ホットメルト型の半導電性接着剤層12を形成した遮蔽
材3が、そのアルミニウム箔7面を内側にして融着一体
化されている。この遮蔽層付フラット型電線はその端部
6にて口出しのため予め露出させておいた接地用導体2
aを構成するリボン状単位導体13の内の一枚を引き起
し反対端側に折り返し、その上の遮蔽材層3のアルミニ
ウム箔7と電気的に接続させて容易に接地させ得る。
【0010】なお、本例では、フラット型電線の外周
に、ポリエチレンテレフタレートフィルム8とアルミニ
ウム箔7とをラミネート加工した遮蔽材3を、そのアル
ミニウム箔7を内側にしてとりつけたが、絶縁性の接着
剤を用いてこの逆、即ち、遮蔽材3のアルミニウム箔7
側を外側にして取り付ければ接地用導体2aと遮蔽材層
3のアルミニウム箔7との電気的接続は更に容易とな
る。
【0011】
【発明の効果】本発明の遮蔽層付絶縁電線は、絶縁層1
中に接地用導体2aを含む複数本の導体2を配置すると
共に、絶縁層1の外周に遮蔽材層3を配設した遮蔽層付
電線において、前記接地用導体2aに複数本の単位状導
体13が接してなる集合導体を用いて構成されているた
め、当該遮蔽層付絶縁電線において遮蔽材層3の接地が
必要となった折には前記接地用導体2aを構成する単位
導体13の少なくとも1つを当該電線の端部6にて引き
起し、反対端側に折り返し、これを遮蔽材層3の金属と
電気的に接続させるだけで容易に接地接続を施すことが
できるものであり、接地接続に際し、高価な接続用装置
を必要とせず、しかも接地用導体2aを構成する単位導
体13を引き起こし、折り返して遮蔽材層3の金属と電
気的に接続するという簡単な作業で接地接続ができるの
で、従来のような高度の熟練を必要としないなど極めて
実用性に優れているものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の遮蔽層付電線の一実施例品の斜
視図である。
【図2】図2は本発明で用いた接地用導体2aの説明図
である。
【図3】図3は本発明で遮蔽材層3を形成するために用
いた遮蔽材の構造を説明するための説明図である。
【図4】図4は従来のストリップ型フレキシブルフラッ
ト電線の斜視説明図である。
【図5】図5は従来の補強材付フレキシブルフラット電
線の斜視説明図である。
【図6】図6aは従来の遮蔽層付フレキシブルフラット
電線の一実施例品の平面図、bは図6aのA−A断面説
明図である。
【図7】図7aは従来の遮蔽層付フレキシブルフラット
電線の他の実施例品の平面図、bは図7aのA−A断面
説明図である。
【符号の説明】
1 絶縁フイルム 2 導体 2a 接地用導体 3 遮蔽材 4 口出し部導体 6 絶縁層端部 7 アルミニウム箔 8 ポリエチレンテレフタレートフイルム 9 補強用フイルム 10 スポット溶接部 11 導体露出部 12 斑縞模様の半導電性接着剤 13 単位導体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁層中に接地用導体を含む複数本の導体
    を配置すると共に、絶縁層の外周に遮蔽材層を配設した
    遮蔽層付電線において、前記接地用導体に複数本の単位
    導体が接してなる集合導体を用いたことを特徴とする遮
    蔽層付電線。
JP35461092A 1992-12-15 1992-12-15 遮蔽層付電線 Pending JPH06187837A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35461092A JPH06187837A (ja) 1992-12-15 1992-12-15 遮蔽層付電線

Applications Claiming Priority (1)

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JP35461092A JPH06187837A (ja) 1992-12-15 1992-12-15 遮蔽層付電線

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06187837A true JPH06187837A (ja) 1994-07-08

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ID=18438725

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JP35461092A Pending JPH06187837A (ja) 1992-12-15 1992-12-15 遮蔽層付電線

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JP (1) JPH06187837A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6528731B2 (en) * 2000-11-24 2003-03-04 Yazaki Corporation Flat shield harness and method for manufacturing the same
KR100804115B1 (ko) * 2007-01-19 2008-02-18 전상철 가요성 평면 케이블

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