JP2676292B2 - シールド付フレキシブルフラットケーブル - Google Patents
シールド付フレキシブルフラットケーブルInfo
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Description
として有用な電磁遮蔽機能を有するフレキシブルフラッ
トケーブルに関するものである。
材の省スペース化と簡便な接続を目的として電子機器類
のプリント基板間の配線などに使用されており、2枚の
絶縁フィルム間に複数本の平角導体を該平角導体の両端
部を露出させて平行に配設し、その両端部又は片端部に
補強用フィルムを接着した構造となっており、このフレ
キシブルフラットケーブルと挿入型コネクタを組み合わ
せた配線方式が普及している。
例について図3を用いて説明する。片面に熱融着性接着
層を有する2枚の絶縁フィルム1a,1bを接着層面を互い
に内側にして、この間に複数本の平角導体2a〜2fを該絶
縁フィルム1a,1bの両端部から所定長露出した状態(3
a,3b部分)で所定間隔に平行に配設し、絶縁フィルム1
aと1bを加熱融着して一体化し、更に該絶縁フィルム1
a,1bの両端から露出されている平角導体2a〜2fの導体
露出部3a,3bの片面側に比較的剛直性を有するプラスチ
ック製の補強用フィルム5a,5bが該補強用フィルム5a,
5bの片面に塗布されている熱融着性接着剤を介して加熱
接着されている。
電子機器に用いられるフレキシブルフラットケーブル等
の内部配線材に於いては、該配線材を介し電子機器の回
路に侵入する不要電波による障害,所謂電磁波障害があ
り、これを防止するためには配線材の外表面を導電体で
覆うシールド層を設けなければならないが、このシール
ド層の接地をどのようにするかということが重要な技術
的課題となっていた。殊に、フレキシブルフラットケー
ブルにあっては、シールド層の接地のために複雑な端末
加工や接地処理を要することになっては、フレキシブル
フラットケーブルと挿入型コネクタの組合せからなる簡
便な接続方式の利点が損なわれることになる。
するために為されたものであり、フレキシブルフラット
ケーブルの有する簡便な接続作業性を維持し、更に電磁
遮蔽機能を有するフレキシブルフラットケーブルを提供
することを目的とする。
に本発明は、2枚の絶縁フィルム間に一定離間距離をも
って複数本の平角導体を配設し、両端部の導体を一定長
にわたって露出すると共に、この両端部又は片端部の片
面側に補強用フィルムを接着してなるフレキシブルフラ
ットケーブルにおいて、前記複数本の平角導体をそれぞ
れ1本の平角導体からなる信号平角導体と、それぞれ2
本の平角導体が重ね合わされた複層接地導体とで構成
し、該複層接地導体のうちの前記補強用フィルムと接着
していない接地平角導体を折り返し用接地導体として、
前記絶縁フィルムの片端部又は両端部に前記折り返し用
接地導体を露出させる切込み部を設け該切込み部の端部
から前記折り返し用接地導体を前記絶縁フィルム表面に
折り返すとともに、金属箔ラミネートフィルムの金属箔
外面に縞状若しくは斑点状に導電性接着剤を塗布してな
る電磁シールドフィルムを金属箔面を内側にして該金属
箔面と前記折り返し用接地導体とが電気的に接合或は接
触するよう前記絶縁フィルム外周に囲包し、これを一体
に接着したシールド付フレキシブルフラットケーブルに
ある。なお金属箔ラミネートフィルムはプラスッチクフ
ィルムと金属箔をラミネート加工したものである。前記
切込み部は複数本の平角導体を2枚の絶縁フィルムで囲
包する前に予め位置を定めて形成しておくこともできる
し、或は平角導体を絶縁フィルムで囲包,加熱融着した
後、絶縁フィルムの該当する部分を切開し形成してもよ
い。
ブルの接地導体4bは2本の平角導体4bu, 4bdが重ね合わ
された複層接地導体で構成されているので、そのうち補
強用フィルム5a,5bと接着していない接地平角導体4bu
は、折り返し用接地導体として、前記絶縁フィルム1aの
両端部に設けられた切込み部7a,7bの端部から前記絶縁
フィルム1a表面に折り返される(図1(a)の4bu)。この
折り返し用接地導体4bu は、金属箔9外面に縞状若しく
は斑点状に塗布された導電性接着剤(以下縞状導電性接
着剤と略記する)11を設けてなる電磁シールドフィルム
12により前記絶縁フィルム1a,1bと共に囲包され、一体
に接着されるので、金属箔9外面に縞状導電性接着剤11
が設けられている金属箔面部分で確実に電気的に接合す
るとともに、金属箔9外面に縞状導電性接着剤11が設け
られていない金属箔面部分でも確実に電気的に接触す
る。しかも金属箔ラミネートフィルム10と前記2枚の絶
縁フィルム1a, 1bとは金属箔9面の縞状導電性接着剤11
を介して強固に接着されるので、前記折り返し用接地導
体4bu と金属箔9面との接触抵抗は安定して維持され
る。そして前記折り返し用接地導体4bu はこれと同電位
の他の1本の接地平角導体4bd を介してコネクタ端子と
接続され、接地ラインと電気的に接続される。
る。なお、本発明は本実施例に限定されるものではな
い。図1(a)は本発明のシールド付フレキシブルフラッ
トケーブルの要部説明図、図1(b)は本発明のシールド
付フレキシブルフラットケーブルの全体的構成を示す斜
視図、また図2は本発明のシールド付フレキシブルフラ
ットケーブルに適用する電磁シールドフィルムの斜視図
である。
造 複数本の平角導体を、それぞれ1本の平角導体からなる
信号平角導体2a〜2eと、2本の平角導体4bd, 4buが重ね
合わされた複層接地導体4bとで構成する。片面に熱融着
性接着層を有する2枚の絶縁フィルム1a, 1bを接着層面
を互いに内側にして、この間に上記複数本の平角導体を
該絶縁フィルム1a, 1bの両端部から所定長露出した状態
(3a, 3b部分)で一定離間距離をもって平行に配設した
後、前記絶縁フィルム1aと1bとを加熱融着して一体化さ
せる。次に前記絶縁フィルム1a,1bの両端部から所定長
露出されている上記複数本の平角導体の導体露出部3a,
3bの片面側に、比較的剛直性を有するプラスチック製の
補強用フィルム5a, 5bを、該補強用フィルムの片面に塗
布されている熱融着性接着剤を介して加熱接着させフレ
キシブルフラットケーブルを製造した。前記複層接地導
体4bにおいて、前記補強用フィルムと接着している接地
平角導体を4bd とし、接着していない側の接地平角導体
を折り返し用接地導体4bu としている。なお、複層接地
導体を何心設けるかは設計上から適宜選択される。
し、前記折り返し用接地導体4buを露出させる切込み部7
a, 7bを設け、該切込み部7a, 7bの端部より前記折り返
し用接地導体4buを前記絶縁フィルム1a表面に折り返し
た。このようにして前記折り返し用接地導体4bu が折り
返されたフレキシブルフラットケーブルの構造を図1
(a)に示す。なお、本発明は前記折り返し用接地導体4bu
を前記絶縁フィルム1a表面に折り返す方法として、折
り返し用接地導体とシールド層との接触面積を考慮し
て、切込み部を設けてから折り返す方法を用いている。
ールド層の形成 金属箔ラミネートフィルム10の金属箔9外面に熱融着性
の縞状導電性接着剤11を塗布してなる図2に示す構造の
電磁シールドフィルム12を、図1(a)に示す構造のフレ
キシブルフラットケーブルの絶縁フィルム1a, 1bの外周
を覆うよう金属箔9面を内側にして図1(b)のように包
み、これを加熱,圧着することにより、金属箔ラミネー
トフィルム10の金属箔9面の縞状導電性接着剤11と絶縁
フィルム1a, 1b面とを接着固化させシールド付フレキシ
ブルフラットケーブル13とする。このとき、金属箔9外
面に縞状導電性接着剤11が設けられている金属箔面部分
が前記折り返し用接地導体4bu と確実に電気的に接合す
るとともに、該導電性接着剤11が設けられていない金属
箔面部分でも、折り返された接地導体4bu と電気的に接
触した状態となるので、金属箔ラミネートフィルム10に
よりフレキシブルフラットケーブルのシールド層が形成
される。なお、電磁シールドフィルム12でフレキシブル
フラットケーブルの絶縁フィルム1a, 1b外周を囲包する
とき、電磁シールドフィルム12の端部が重ね合わさるよ
うに包むことがシールド効果を高める上で有効である。
トケーブルの接地導体は、それぞれ2本の平角導体が重
ね合わされ形成されているので、そのうち補強用フィル
ムと接着していない接地平角導体は折り返し用接地導体
として、絶縁フィルムの端部に設けた切込み部の端部か
ら該絶縁フィルム上に折り返され、そして、折り返され
た接地平角導体は、金属箔ラミネートフィルムの金属箔
外面に縞状導電性接着剤を塗布してなる電磁シールドフ
ィルムにより前記絶縁フィルムと共に囲包され、一体に
接着されるので、金属箔外面に縞状導電性接着剤が設け
られている金属箔面部分で確実に電気的に接合するとと
もに、該導電性接着剤が設けられていない金属箔面部分
でも確実に電気的に接触する。しかも金属箔ラミネート
フィルムと前記2枚の絶縁フィルムとは金属箔面の縞状
導電性接着剤を介して強固に接着されるので、折り返さ
れた接地平角導体と金属箔面との接触抵抗を安定して維
持することが可能となる。
フラットケーブルを挿入型コネクタと組合せ使用したと
き、シールド層の接地は補強用フィルムと接着している
接地平角導体から対応するコネクタ端子を経由し確実に
行うことができ、優れた電磁遮蔽効果を得ることができ
る。このように、本発明のシールド付フレキシブルフラ
ットケーブルは、従来のフレキシブルフラットケーブル
と全く同様に使用することができるうえに、接地方式の
簡便さを損なうことなく優れた電磁遮蔽効果が得られる
ので、フレキシブルフラットケーブルの適用分野の拡大
に大きく寄与することができる。
ケーブルの要部説明図である。 (b).本発明のシールド付フレキシブルフラットケーブル
の全体的構成を示す斜視図である。
ブルに適用する電磁シールドフィルムの斜視図である。
視図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 2枚の絶縁フィルム間に一定離間距離を
もって複数本の平角導体を配設し、両端部の導体を一定
長にわたって露出すると共に、この両端部又は片端部の
片面側に補強用フィルムを接着してなるフレキシブルフ
ラットケーブルにおいて、前記複数本の平角導体をそれ
ぞれ1本の平角導体からなる信号平角導体と、それぞれ
2本の平角導体が重ね合わされた複層接地導体とで構成
し、該複層接地導体のうちの前記補強用フィルムと接着
していない接地平角導体を折り返し用接地導体として、
前記絶縁フィルムの片端部又は両端部に前記折り返し用
接地導体を露出させる切込み部を設け該切込み部の端部
から前記折り返し用接地導体を前記絶縁フィルム表面に
折り返すとともに、金属箔ラミネートフィルムの金属箔
外面に縞状若しくは斑点状に導電性接着剤を塗布してな
る電磁シールドフィルムを金属箔面を内側にして該金属
箔面と前記折り返し用接地導体とが電気的に接合或は接
触するよう前記絶縁フィルム外周に囲包し、これを一体
に接着したことを特徴とするシールド付フレキシブルフ
ラットケーブル。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP4079212A JP2676292B2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | シールド付フレキシブルフラットケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4079212A JP2676292B2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | シールド付フレキシブルフラットケーブル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05242736A JPH05242736A (ja) | 1993-09-21 |
JP2676292B2 true JP2676292B2 (ja) | 1997-11-12 |
Family
ID=13683633
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4079212A Expired - Fee Related JP2676292B2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | シールド付フレキシブルフラットケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2676292B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
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---|---|---|---|---|
JP2003086907A (ja) * | 2001-06-29 | 2003-03-20 | Tatsuta Electric Wire & Cable Co Ltd | シールドフレキシブルプリント配線板 |
JP4506818B2 (ja) * | 2007-11-15 | 2010-07-21 | 住友電気工業株式会社 | シールドフラットケーブルの製造方法 |
JP5162220B2 (ja) * | 2007-11-30 | 2013-03-13 | 株式会社フジクラ | シールド付きフラットケーブル及びその製造方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60169471A (ja) * | 1984-02-13 | 1985-09-02 | Mitsubishi Petrochem Co Ltd | ピペリジンの製造法 |
-
1992
- 1992-02-28 JP JP4079212A patent/JP2676292B2/ja not_active Expired - Fee Related
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