JPH08329739A - シールド付きフラットケーブル - Google Patents

シールド付きフラットケーブル

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Publication number
JPH08329739A
JPH08329739A JP13320295A JP13320295A JPH08329739A JP H08329739 A JPH08329739 A JP H08329739A JP 13320295 A JP13320295 A JP 13320295A JP 13320295 A JP13320295 A JP 13320295A JP H08329739 A JPH08329739 A JP H08329739A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composite film
flat cable
grounding
conductor
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13320295A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Ishizuka
順一 石塚
Naomichi Nakasatomi
直道 中里見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP13320295A priority Critical patent/JPH08329739A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 フラットケーブル11の導体露出部の非接地導
体13aと接地導体13bの間にスリット23を形成する。ス
リット23に接地用複合フィルム25を通し、その金属面25
aを接地導体13bに接触させる。フラットケーブル11の
周囲にシールド用複合フィルム27を巻き、その金属面27
aを接地用複合フィルムの金属面25aと接触させる。接
地用複合フィルム25を配置した部分のシールド用複合フ
ィルム27の外側に、当該部分を両面から挟むように補強
板29a、29bを張り付ける。 【効果】 補強板29a、29bの剛性で、フラットケーブ
ルの接地導体13bと接地用複合フィルムの金属面25aと
の接触状態が安定する。シールド効果が良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シールド付きフラット
ケーブルに関するものである。
【0002】
【従来技術】図3(イ)はフラットケーブルの表面を、
(ロ)はその裏面を示す。フラットケーブル11は、平
行配置された多数の導体13a、13bの両面に絶縁フ
ィルム15a、15bを張り合わせてテープ状にしたも
のである。フラットケーブル11の端部は、片面の絶縁
フィルム15aを除去して導体13a、13bを露出さ
せ、端子部17としてある。この端子部17の裏面には
補強プレート19が張り付けられている。
【0003】このようなフラットケーブル11にシール
ドを施す場合には、次のような処理が行われる。まず図
3に示すように、フラットケーブル11の長手方向の一
部に、一方の面の絶縁フィルム15aを除去して導体露
出部21を形成する。次に導体露出部21に露出する導
体のうちから接地導体13bを選び、非接地導体13a
と接地導体13bの間にスリット23を形成する。
【0004】次に図4に示すように、フラットケーブル
11の導体露出部21を形成した部分の周囲に、前記一
方の面から金属−プラスチックラミネートフィルムから
なる接地用複合フィルム25を、金属面25aを外側に
して巻き付ける。次いで他方の面から接地用複合フィル
ム25の端部を同図(ロ)のようにスリット23に通し
て、その金属面25aが接地導体13bと接触し、プラ
スチック面25bが非接地導体13aと接触するように
する。
【0005】次に図5に示すように、フラットケーブル
11の周囲に、金属−プラスチックラミネートフィルム
からなるシールド用複合フィルム27を、金属面27a
を内側にして巻き付ける。これによりシールド用複合フ
ィルム27の金属面27aと前記接地用複合フィルム2
5の金属面25aとが接触する。その結果、フラットケ
ーブル11の接地導体13bと、接地用複合フィルム2
5の金属面25aと、シールド用複合フィルム27の金
属面27aとが電気的に導通するので、接地導体13b
を接地すれば、フラットケーブル11はシールド用複合
フィルム27の金属面によってシールドされた状態とな
る。
【0006】なお、シールド用複合フィルム27の金属
面27aには予め熱硬化型の接着剤が縞状に塗布されて
いる。この縞状接着剤の接着力で、シールド用複合フィ
ルムの金属面27aと接地用複合フィルムの金属面25
aとの接触状態が保持されると共に、シールド用複合フ
ィルム27のフラットケーブル11への巻き付け状態が
保持される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のシールド付
きフラットケーブルは、フラットケーブルの接地導体と
接地用複合フィルムの金属面との接触を、接地用複合フ
ィルムと、接着剤を塗布したシールド用複合フィルムと
の接着により保持する構造であるため、十分な接触圧力
を得ることが難しい。このためフラットケーブルの接地
導体と接地用複合フィルムの金属面との接触不良が生じ
て、シールド効果が得られなくなることがある。
【0008】本発明の目的は、上記の問題点に鑑み、シ
ールド効果がより確実なシールド付きフラットケーブル
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、フラットケーブルの長手方向の一部に、片面
の絶縁フィルムを除去して導体露出部を形成し、その導
体露出部の非接地導体と接地導体の間にスリットを形成
し、金属−プラスチックラミネートフィルムからなる接
地用複合フィルムを、前記スリットに通して、その金属
面が接地導体と接触するように配置し、さらにフラット
ケーブルの周囲に、金属−プラスチックラミネートフィ
ルムからなるシールド用複合フィルムを、金属面が前記
接地用複合フィルムの金属面と接触するように巻き付け
てなるシールド付きフラットケーブルにおいて、前記接
地用複合フィルムを配置した部分のシールド用複合フィ
ルムの外側に、当該部分を両面から挟むように補強板を
張り付けたことを特徴とする。
【0010】
【作用】このように補強板を張り付けると、補強板の剛
性により、フラットケーブルの接地導体と接地用複合フ
ィルムの金属面との接触圧力が確保されるため、両者の
良好な接触状態が得られる。したがってシールド効果も
確実なものとなる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1および図2を参
照して詳細に説明する。図において、11はフラットケ
ーブル、13aは非接地導体、13bは接地導体、15
a、15bは絶縁フィルム、17は端子部、19は補強
プレート、23はスリット、25は接地用複合フィル
ム、27はシールド用複合フィルムである。これらの組
み合わせ方は従来と同じである。
【0012】接地用複合フィルム25の金属面25aは
一般にアルミ箔で構成され、プラスチック面25bは一
般にポリエステルフィルム(PETフィルム)で構成さ
れる。シールド用複合フィルム27の金属面27aおよ
びプラスチック面27bも同様である。
【0013】このシールド付きフラットケーブルの特徴
は、接地用複合フィルム25を配置した部分のシールド
用複合フィルム27の外側に、当該部分を両面から挟む
ように補強板29a、29bを接着剤31で張り付けた
ことである。このようにすると接地導体13bと接地用
複合フィルム25の金属面25aとの接触部に圧力がか
かるため、両者の接触状態が良好になる。その理由は、
接地導体13bと接地用複合フィルム25の金属面25
aとが接触する部分は他の部分より各部材の積層厚さが
厚くなっているため、その部分に補強板29a、29b
の剛性による押し付け力が強く働くためである。
【0014】補強板29a、29bとしては、フラット
ケーブル11の絶縁フィルム15a、15bより曲がり
難いもの(例えば曲げによって求めた弾性率が絶縁フィ
ルムの材料のそれより大きいもの、又は50%モジュラ
スが絶縁フィルムの材料のそれより大きいもの等)が好
ましく、具体的には硬質ポリ塩化ビニル製の板又はポリ
エステル製の板(厚さ125μm以上)を使用すること
ができる。
【0015】補強板29a、29bの長さ(フラットケ
ーブル長手方向の寸法)は導体露出部21(図3参照)
の長さより長く、幅(フラットケーブル幅方向の寸法)
はフラットケーブル11の幅より大きいことが好まし
い。また補強板29a、29bの両側は図2に示すよう
に接着剤31により接着された状態とすることが好まし
い。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、フ
ラットケーブルの接地導体と接地用複合フィルムの金属
面との接触状態が安定するため、シールド効果の良好な
シールド付きフラットケーブルを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るシールド付きフラッ
トケーブルの(イ)は一部切開平面図、(ロ)は底面
図。
【図2】 図1(イ)のA−A線における拡大断面図。
【図3】 従来のフラットケーブルのシールドを施す前
の状態を示す(イ)は平面図、(ロ)は底面図。
【図4】 (イ)は図3のフラットケーブルに接地用複
合フィルムを巻いた状態を示す平面図、(ロ)は接地用
複合フィルムの巻き方を示す底面図。
【図5】 (イ)は図4(イ)のフラットケーブルにシ
ールド用複合フィルムを巻いた状態を示す平面図、
(ロ)はシールド用複合フィルムの巻き方を示す底面
図。
【符号の説明】
11:フラットケーブル 13a:非接地導体 13b:接地導体 15a、15b:絶縁フィルム 21:導体露出部 23:スリット 25:接地用複合フィルム 25a:金属面 25b:プラスチック面 27:シールド用複合フィルム 27a:金属面 27b:プラスチック面 29a、29b:補強板 31:接着剤

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フラットケーブル(11)の長手方向の一
    部に、片面の絶縁フィルム(15a)を除去して導体露
    出部(21)を形成し、 その導体露出部(21)の非接地導体(13a)と接地
    導体(13b)の間にスリット(23)を形成し、 金属−プラスチックラミネートフィルムからなる接地用
    複合フィルム(25)を、前記スリット(23)に通し
    て、その金属面(25a)が接地導体(13b)と接触
    するように配置し、 さらにフラットケーブル(11)の周囲に、金属−プラ
    スチックラミネートフィルムからなるシールド用複合フ
    ィルム(27)を、金属面(27a)が前記接地用複合
    フィルム(25)の金属面(25a)と接触するように
    巻き付けてなるシールド付きフラットケーブルにおい
    て、 前記接地用複合フィルム(25)を配置した部分のシー
    ルド用複合フィルム(27)の外側に、当該部分を両面
    から挟むように補強板(29a、29b)を張り付けた
    ことを特徴とするシールド付きフラットケーブル。
JP13320295A 1995-05-31 1995-05-31 シールド付きフラットケーブル Pending JPH08329739A (ja)

Priority Applications (1)

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JP13320295A JPH08329739A (ja) 1995-05-31 1995-05-31 シールド付きフラットケーブル

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008041451A (ja) * 2006-08-07 2008-02-21 Sumitomo Electric Ind Ltd シールドフラットケーブル及びその製造方法
JP2019192806A (ja) * 2018-04-26 2019-10-31 東洋インキScホールディングス株式会社 フレキシブルプリント配線板、フレキシブルプリント配線板の製造方法及び電子部材
JP2020205433A (ja) * 2020-08-25 2020-12-24 東洋インキScホールディングス株式会社 フレキシブルプリント配線板、フレキシブルプリント配線板の製造方法及び電子部材

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JP2019192806A (ja) * 2018-04-26 2019-10-31 東洋インキScホールディングス株式会社 フレキシブルプリント配線板、フレキシブルプリント配線板の製造方法及び電子部材
JP2020205433A (ja) * 2020-08-25 2020-12-24 東洋インキScホールディングス株式会社 フレキシブルプリント配線板、フレキシブルプリント配線板の製造方法及び電子部材

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